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『パシフィック・リム アップライジング』見てきたった

怪獣映画とロボットアニメが大好きなアカデミー賞授賞ヲタ
ギレルモ・デル・トロ監督がハリウッドで夢を叶えたあの
超大作の続編『パシフィック・リム アップライジング』
見てきました。
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【注意:ネタバレありです】
画像はロボットアニメの巨匠アニメーター大張正己氏による
描き下ろしポスターです。


監督がデルトロからスティーヴン・S・デナイトに代わり
細かいところがますますとっちらかった印象です。
とっちらかりすぎてまとめにくいので箇条書きで。

【いいところ】
●CGがますますグレードアップ。バトルシーンの背景が真昼の
大都市になり、色数・情報量とも大幅に増加しました。
●ヒロインがローティーンの少女に。きくりんのババア感に
辟易していたロリスキーの皆さん大歓喜。
●怪獣に融合された無人イエーガーはまんまEVA3号機でにっこり。

【悪いところ】
●パイロットキャラ相変わらず多いけど個性が薄く前作同様
あまり意味がない。
●サブキャラの掘り下げが浅くドラマが盛り上がらない。
●イエーガーも新作が多数登場するも、今回もワキの個性・見せ場
あまりなく盛り上がらず。
●クライマックスは日本が舞台だけど日本人キャラ活躍せず(真剣佑!)
ちなみに菊地凛子は序盤で死にます。
●全体的に脚本が粗い。

主人公のジェイクがダメ人間から立ち直って英雄的なパイロットに
成長していくドラマ、これはちゃんと描けてる。
問題はヒロインのアマーラちゃん。
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こっちは扱いが雑でパイロットとしての成長がほとんど描けていない
のでハンパな新米のままクライマックスに突入しちゃう。
アマーラちゃんは新兵部屋でロシア人美少女ヴィクといきなりバチバチ、
やがて乱闘にまで発展してしまうのですが、これが後のドラマにまったく
つながらないのですよ。ここはアマーラとヴィクがペアでイェーガーに
乗り組み、「アンタとコンビになるとはね!」とか言いながら友情が
育まれるアマヴィク百合展開やろ! せやろがい!

新兵部屋の少年少女たちは人種多様性に配慮されたキャスティングですが
兵士としての個性はまったくありません。突撃屋の巨漢とかクールな
スナイパーとか、そういうのいないの。
この無個性ぶりはイェーガーにも反映されてまして、四体もいるのに
個別の戦術とかない。うわーっと走って吶喊、組み付いて殴るのみ!
ザッツ・アメーリカ! 一応スピード型の剣使いとか、鉄球使いとか
設定はされてるんですが、画面に活かされない。まったく。もうアホかと。

もうひとりの重要キャラ・中国人実業家リーウェン・シャオも問題。
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強引な手腕で無人イェーガーを世界中に配備する中国軍需産業の女ボス。
前半はかなりイヤなキャラで、彼女の計画が後半の危機を引き起こす
のですが、実は彼女は裏切り者に騙されていて、クライマックスは
体を張って主人公たちのピンチを救います。キャラがヒールから
ベビーに大きくターンする場面の心情描写がうっすいので、山場の
大活躍がいかにも唐突。大型市場のシナーさんたちに気ぃ使ってん
だろうな、という裏事情しか思い至りません。

本作の悪の元凶は異次元人プリカーサーに洗脳されたガイズラー博士
(前作の立役者ですね)なんですが、こいつの悪っぷりがすごく幼稚。
正体を現してからの芝居はほとんど子供番組の安い悪役で、萎えます。

本作ではカイジュウが侵攻してくる目的は、その体液とレアアースを
反応させて富士山を引き金にした環太平洋火山帯大爆発を起こすこと
だったというのが明かされます。なのでクライマックスは東京を舞台にした
大バトルなんですが、日本産のイェーガーは出てこない。日本人パイロット
真剣佑はその他大勢。まあ日本ageすると反日狂いのシナ人が発狂するから
しょうがないんでしょうけどね。ハリウッドはもう絶対シナ人を敵に
できませんから。そーいえば本作でもリーウェン・シャオ役の景甜は
当たり前みたいにずーっと中国語で台詞言ってたもんなあ。

なんか東京から富士山への距離感もヘンだったしさあ。

つーことでトータル70点。




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