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NHKでももクロドラマ

NHKで放送されたももいろクローバーZ主演の二夜連続
クリスマスドラマ『天使とジャンプ』、なかなかでした。
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ももクロと似て非なる架空のアイドルユニット「Twinkle5」の
分解と復活を描くミニシリーズ。脚本は朝ドラも手がけた
今井雅子氏。

プチブレイクを果たした「Twinkle5」ですが、3回めのクリスマス
ライブを目前に、人気凋落の冷たい現実が。
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しかもリーダー兼センター(飛鳥凛)があっさりメンバーを
見捨てて離脱してしまいます。
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残ったメンバーも傷心のうちに解散を選択、散り散りに。
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高校生活、アルバイト、バレエ学校の講師とそれぞれの
生活に戻っていったメンバーですが、そんな彼女たちの
前に、「カナエ」という奇妙な少女(かなこぉ)が現れます。
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カナエのささやきに触発されて、「Twinkle5」のメンバーは
再集結。寮の代わりになんとか借りられたのは、廃業した
廃墟同然の古いお風呂屋さん。ここで少女たちは自分たち
自身の手で新生「Twinkle5」をプロデュースしていく……
というお話でした。
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NHKが時々かましてくる衝撃的なエキセントリックさ等はなく、
ただただももクロのメンバーが可愛らしく描かれるだけの
これはこれである意味驚異的な正統派アイドルドラマでした。
ちゃんとドラマオリジナルのステージシーンとかもあるし。

正直、演技力に難のあるメンバーもいないではなかったん
ですが、基本的に当て書きなので、特にかなこぉはどこか
現実感のないフシギちゃんな天使役ががっちりハマってました。

で、エースのかなこぉが狂言回し役ですので、現実世界で闘う
メンバーの主軸になるのは、やはりしおりんなのですね。
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うおおツインテなつかすぃー!
もちろんメンバーはそれぞれセリフも見せ場も均等に割り
振られてはいるのですが、物語のターニングポイントになる
部分にいるのは、やはりしおりんだったように思います。

全くの余談ではありますが、前々からわしは
「しおりん土方歳三論」を勝手に唱えております。
リーダーに心底惚れていて、リーダーのためなら回し役も
切り込み隊長も汚れ役も喜んで務めるその姿、まさしく
新選組副長そのものじゃありませんか。
脚本家氏もしおりんのその忠勇ぶりに強い印象を受けた
のではないかと妄想したりして。

このドラマのクライマックス、しおりんがアイドルとして再起を
決意する場面はまさに白眉でした。床屋さんをしている
お父さん(エンケン!)に、自慢のツインテをばっさり切って
もらいます。「……戻るのか」と、ちょっぴり寂しそう、でも
ちょっぴり嬉しそうに問うお父さん。
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これに小さく微笑んで、「戻らない。進む」とだけ答えるしおりん。
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しおりんかっけえええええええええええええ!
ももクロ史に残る大事件のひとつであるしおりん断髪事変を
なぞらえてもいることを考えれば、ここはもうモノノフ失禁必至。
ここだけでも見る価値のあるドラマでした、ハイ( ̄▽ ̄)

前述のエンケンさんをはじめ、寮の大家さん役には斉藤由貴、
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バレエの先生役に有森也実など、脇が無駄に贅沢なのは
NHKならではでしたしね。




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