2016年12月02日

ROH NEWS 12/2「FINAL BATTLE」直前情報

ROHは12/2に年間最大のビッグマッチ「FINAL BATTLE 2016」を開催。会場はニューヨーク、久しぶりのハマースタイン・ボールルームとなる。12/4にはフィラデルフィアの2300アリーナ(旧ECWアリーナ)でのTVテーピングも行われる。

現在までに発表されているカードは以下の通り。


12/2 ニューヨーク ハマースタイン・ボールルーム「FINAL BATTLE 2016」

ROH世界王座戦
(C)アダム・コール VS カイル・オライリー

ROH世界TV王座戦
(C)マーティ・スカール VS ウィル・オスプレイ VS ボビー・フィッシュ VS ドラゴン・リー


ROH世界タッグ王座戦
(C)ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン) VS ジェイ & マーク・ブリスコ

ROH6人タッグ王座 初代王者決定トーナメント 決勝戦
リオ・ラッシュ、ジェイ・ホワイト & KUSHIDA VS The Kingdom(マット・テイヴェン、ヴィニー・マルセリア & TKオライアン)

ジェイ・リーサル VS コーディ

獣神サンダー・ライガー VS サイラス・ヤング

Grudge Match
コルト・カバナ VS ダルトン・キャッスル(w/ ボーイズ)

モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン & アレックス・シェリー) & ドノヴァン・ダイジャック VS The Rebellion(ケニー・キング、レット・タイタス & カプリス・コールマン)


メインのROH世界王座戦は宿命のライバル同士であるアダム・コール vs カイル・オライリーの一騎打ち。かつて同時期にROHデビューを果たしタッグチームFuture Shockとして活躍。袂を分ちそれぞれシングルプレイヤーとなった後はコールはROH世界TV王座、ROH世界王座は2度獲得。オライリーはROH世界タッグ王座、IWGPジュニアタッグ王座を複数回に渡り獲得。

これまで幾度となくぶつかり合ってきた2人だが、遂にROHの年間最大イベントのメインでのROH世界王座戦という形が実現。ROH、そして米インディーを代表するトップレスラーとなった2人による頂上対決となる。

先月行われた英国ツアーで2度の王座移動となったROH世界TV王座。新王者となったマーティ・スカールの初防衛戦は前王者ウィル・オスプレイ、その前の王者ボビー・フィッシュ、フィッシュとのProving Ground Matchでの勝利で挑戦権を持つドラゴン・リーの3人を迎えたFour Corner Survival。初防衛戦から厳しい状況となった。ROHの新メンバーとなった英国人スター2人に、メキシコの新進気鋭の若手が名前を連ねるのを見ると、ROHの新時代を予感させられる。

ROH世界タッグ王座戦は現在ROH、PWG、新日本プロレスのタッグ王座を保持するヤング・バックスに、9度目のROH世界タッグ王座獲得を目指すブリスコ兄弟が挑戦。両者は新日本プロレスでのIWGPタッグ王座戦でも素晴らしい戦いを見せたことも記憶に新しい。米インディー界におけるタッグの代名詞たる2組の対決。

新設されたROH6人タッグ王座の初代王者決定トーナメント決勝ではリオ・ラッシュ、ジェイ・ホワイト、KUSHIDA組と新生The Kingdomが対戦。マット・テイヴェンをリーダーとする新生The Kingdomは、オリジナルThe Kingdomに比べ一見メンバーは見劣りするが、ここまで1回戦でBullet Club、2回戦でTEAM CMLLという強豪を破り決勝へ駒を進めて来た。初代王者として歴史に名前を刻むのはどちらになるのか。

WWEを退団しこれまでEVOLVEやPWGに参戦してきたコーディ・ローズが遂にROH初参戦。その対戦相手を務めるのは元ROH世界王者であり、史上初めてROH世界王座とROH世界TV王座を同時に保持し、その両方の王座で長期政権を築くなど輝かしい功績を残して来たジェイ・リーサル。コーディ初参戦の相手としては申し分ない実力者。

その他、獣神サンダー・ライガー vs サイラス・ヤング。タッグチームとして活動しながらも裏切りにより遺恨が生じたコルト・カバナとダルトン・キャッスルのGrudge Match。The CabinetからThe Rebellionとなったキング、タイタス、コールマン vs MCMG & ドノヴァン・ダイジャックによる6人タッグマッチを予定。




12/4 ペンシルバニア州フィラデルフィア「FINAL BATTLE AFTERMATH」

Decade of Excellence Tournament 1回戦
クリストファー・ダニエルズ VS マーク・ブリスコ
アレックス・シェリー VS コルト・カバナ
獣神サンダー・ライガー VS ジェイ・リーサル
BJウィットマー VS ジェイ・ブリスコ


「FINAL BATTLE」PPVから2日後に行われるTVテーピングでは、初開催となる「Decade of Excellence Tournament」の1回戦が行われる。

このトーナメントは「ROH初参戦から10年以上のキャリアを持つ選手」のみが参加資格を持ち、1月14日大会で決勝戦が行われ、優勝者は3月10日の15周年記念大会でROH世界王座に挑戦することができる。

メンバーはそれぞれ長きに渡りROHの歴史を彩ってきた、そして団体を支え続けてきた面々。

クリストファー・ダニエルズはROHの旗揚げメンバーであり、旗揚げ戦のメインを務め、ロウキー、ブライアン・ダニエルソンとの歴史に残る3WAYの名勝負を繰り広げた。

ROH初期はトップヒールとして活躍。初代ROHタッグ王者であり、ROH世界TV王座も獲得している。TNAに長年所属していた関係でROHには何度も離脱と復帰を繰り返しているが、ROHの歴史を語る上で決して欠かすことのできない重要人物であることは間違いない。

マーク・ブリスコはROH旗揚げ戦に登場(旗揚げ戦ではセコンドのみ)。兄ジェイ・ブリスコと共に初期からROHを支え続けた1人。当初はブリスコ兄弟はROHではタッグとしてではなく、クリストファー・ダニエルズの洗脳によりヒールユニットProphecy入りしたマークを兄のジェイが引き戻す為に奮闘するというストーリーで、2003年の1周年大会でのブリスコ兄弟対決での決着を以て、ようやくROHでもタッグチームとして活動することとなる。

その後の活躍は言うまでもないが、通算8度のROH世界タッグ王座獲得という輝かしい実績を誇る。怪我による長期離脱もあり、兄のジェイに比べシングルプレイヤーとしての実績は劣るが、トラックの荷台からシューティング・スター・プレスを敢行するような破天荒な時代から、独自のスタイルを見せる現在までその存在は唯一無二と言える。

こういった趣のトーナメントの1回戦でこの2人が当たるというのは、オールドファンからするとニヤリとしてしまう顔合わせでもある。


アレックス・シェリーは2003年にROHデビュー。2004年にオースチン・エリーズ、ロドリック・ストロング、ジャック・エヴァンスと共にROH史上最高のユニットと名高いGeneration Nextを結成。リーダーとして活躍する。リング外でのゴタゴタでロブ・ファインスタイン氏からキャリー・シルキン氏に経営が代わり、団体が大きく揺れる中、彼らの登場は実にセンセーショナルであり、まさしくROHの新章の始まりを告げる歴史的な瞬間だった。

その後シェリーはGNから追放、プリンス・ナナ率いるThe Embassyに加入。GNとの壮絶な抗争劇を演じる。2006年にTNA専属となりROHから離脱。暫くROHのリングからは遠ざかっていたが、新日本プロレス参戦を経て再びROHに復帰。現在はROHで復活したモーター・シティ・マシンガンズで活躍中。

コルト・カバナは2002年末に盟友CMパンクと共にROHデビュー。陽気なキャラクターで人気を博し、パンクとのタッグで2度のROHタッグ王者にもなる。持ち前の明るさと愛されるキャラクター、コメディマッチも得意でそういった印象も強いが、2005年から2006年におけるホミサイドとの抗争は凄惨さを極め、私怨に取り憑かれどん底まで落とされた男が再び這い上がって行く姿を描くなど、幅広い魅力で観る者を惹き付けた。2007年4月にWWE移籍によりROHを離脱。その後復帰とと離脱を繰り返した後、現在はROHのレギュラーメンバーとして参戦している。


獣神サンダー・ライガーは2004年11月にROHに初参戦。ジャパニーズ・レジェンドの来襲に場内は壮絶な盛り上がりを見せた。ROHはその14年の歴史において数々の日本人選手、レジェンドから各団体のトップレスラーまで様々な選手が参戦してきたが、やはり最大級の歓声と尊敬を集めているのがライガーと言っても過言ではない。

ジェイ・リーサルのROHデビューは2003年1月まで遡る。当時はまだリングネームがハイドロであり、スペシャルKのメンバーとして活動していた。しかしサモア・ジョーに諭される形でチャラ男集団スペシャルKを抜け、ジェイ・リーサルと名前を変え、ジョーを師と仰ぎ本格派に転向。ROHピュア王座を獲得するなど若手の有望株として一目を置かれる存在となる。

2006年にROHとTNAの関係悪化により、不本意な形でROHを去ることとなり、その後はTNAのXディビジョンの中心選手としてキャリアを築く。2011年に待望のROH復帰を果たすとROH世界TV王座戦線で活躍。2度目のROH世界TV王者時代では長期政権を築くと、当時のROH世界王者ジェイ・ブリスコを破り、史上初のROH世界王座とROH世界TV王座の2冠王となる。ROH世界王座でも1年を超える長期政権を築き、ROHの歴史に名を刻む素晴らしい功績を打ち立てた。


BJウィットマーは2003年1月にROHデビュー。ダン・マフ、ジミー・ジェイコブスとそれぞれROHタッグ王座を獲得。タッグ屋のイメージが強かったが、ジェイコブスとの1年間に渡る血で血を洗う抗争を演じ、また2006年のCZWとの団体間抗争では常に身体を張った戦いぶりで大いに貢献する。その最終決戦となったネクロ・ブッチャーとの有刺鉄線デスマッチは自身のキャリアにおける重要な一戦であり、記憶に残る感動的な名勝負。

長年ROHで活躍し、バックステージのリーダー的存在でもあったが2008年にROHを離脱。2012年に復帰を果たすと、首やヒザの負傷がありながらもThe Decadeの結成やスティーブ・コリノとの抗争などで異彩を放っている。

ジェイ・ブリスコはROH旗揚げ戦のメンバーであり、まさにROHの歴史を創ってきた選手と言える。ROHで最も戴冠回数があり、ROH世界タッグ王座は実に8度、史上3人しかいない2度のROH世界王者。弟マーク・ブリスコとのブリスコ・ブラザーズはROHのみならず、米インディー界におけるタッグの代名詞であり、数々の団体のタッグ王座を総なめ、日本ではGHCジュニアタッグ王座とIWGPタッグ王座のメジャータイトルを奪取、アメリカン・プロレス界における最高のタッグチームという名声を欲しいままにした。2013年には自身初のROH世界王座を獲得、怪我による長期欠場で一度は返上という形になったが、2014年9月に見事王座を奪還、2度目の王者となる。また同時期は2年間に渡りピンフォール、ギブアップを取られないという無敗記録を樹立、完全にタッグ屋のイメージを抜け、シングルプレーヤーとしてROHの頂点に君臨した。

何より2004年に一度ROHを離脱したことがあるが、2006年の復帰以降は一度もROHから離れることなく(怪我での欠場はあったが)ROHのリングに上がり続けている。ROHの歴史で一番多くの大会に出場し、一番多くの試合を行っているのがジェイ・ブリスコ。ROHの歴史におけるレジェンド、名選手といえばブライアン・ダニエルソン、サモア・ジョー、CMパンク、ナイジェル・マッギネス、オースチン・エリーズ、ロドリック・ストロングといった名前がまず上がってくるが、そういった選手達がメジャー団体へ活躍の場を移していく中、ROHを支え続けた貢献や実績など、真にMr.ROHと呼ぶべきなのはジェイなのかもしれない。


それぞれROHの歴史を支え、彩ってきた8名によるトーナメント。誰が優勝しても15周年大会という節目の舞台で王座に挑戦するのに相応しいだろう。


現在のROHのトップによる頂上決戦が行われるPPV。歴史を感じさせるトーナメントが行われるTVテーピング。どちらも魅力的なROHの2016年最終決戦。


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2016年11月28日

AAW 11/26 試合結果

AAW11/26大会の結果。


11/26 イリノイ州シカゴ「Windy City Classic XII」


ACH VS プリンス・ムスタファ・アリ
ACHが垂直落下式ブレーンバスターからミッドナイト・スターを決めて勝利。
WINNER:ACH


マーカス・クレイン、コルト・カバナ、コンゴ・コング & ダーティDL VS フーリガンズ、バッキー & コナー・ブラクストン
コングとカバナがフーリガンズに2人同時のダイビング・スプラッシュを決めて勝利。
WINNER:マーカス・クレイン、コルト・カバナ、コンゴ・コング & ダーティDL


SHIMMER王座戦
(C)メルセデス・マルティネス VS キンバー・リー
マルティネスがコードブリーカーとフィッシャーマン・バスターを決めて勝利。
WINNER:メルセデス・マルティネス


チャック・テイラー VS ジェイク・クリスト VS アレックス・ダニエルズ
テイラーがジェイクをパワーボムでダニエルズの上に落として勝利。
WINNER:チャック・テイラー


“I Quit” women’s match
ヘイディ・ラブレス VS ジェシカ・ハヴォック
ジェシカの首にイスを挟んで絞め上げるとジェシカが「I Quit」。
WINNER:ヘイディ・ラブレス


Outlaw Inc.(ロウキー、ホミサイド & エディ・キングストン) VS ペンタゴン Jr.、ドラゴ & ブライアン・ケイジ
ロウキーがドラゴにダイビング・ダブル・フットストンプを決めて勝利。
WINNER:Outlaw Inc.


ザック・セイバー Jr. VS トレント
ザックが間接技をキメて勝利。
WINNER:ザック・セイバー Jr.

試合後ザックは年末の大会でAAWヘビー級王座に挑戦したいと言うが、そこへマイケル・エルガンが現れるとザックには王座に挑む資格はないと言う。ザックとエルガンが2017年初めにシングルマッチを行うことに。


AAWタッグ王座戦
(C)デイビー・ヴェガ & マット・フィッチ VS トレヴァー・リー & アンドリュー・エヴァレット
エヴァレットがフィッチに630°を決めて勝利。
WINNER:トレヴァー・リー & アンドリュー・エヴァレット


AAWヘビー級王座戦
(C)サミ・キャラハン VS クリス・ヒーロー
キャラハンがストレッチ・マフラーをキメて勝利。
WINNER:サミ・キャラハン



メインのヘビー級王座戦は王者サミ・キャラハン vs 先日行われたトーナメントの優勝者クリス・ヒーローという戦い。キャラハンがヒーローを下し防衛に成功。

次なる挑戦者はザック・セイバー Jr.が名乗りを上げたが、そこへマイケル・エルガンが待ったをかけた。2人によるシングルマッチも決まり、勝った方が挑戦者となるだろう。

タッグ王座戦ではトレヴァー・リー & アンドリュー・エヴァレットが新王者に。米インディー界の新たな名タッグチームになるべく、防衛を重ねて様々な団体で活躍してもらいたい。

最近あまり表舞台には出てこないロウキー、ホミサイドが登場しエディ・キングストンとのトリオでLUでもお馴染みの3人と対戦。試合後は場内はスタンディング・オベーションで選手達に敬意を表した。


次回大会は12/30。2016年最終戦となる。


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2016年11月23日

ROH Results 11/20 英国ツアー最終日 試合結果

ROH英国遠征「REACH FOR THE SKY TOUR」最終日。


11/20 ロンドン「Reach For The Sky Tour」


リオ・ラッシュ VS ダルトン・キャッスル
キャッスルがバン・ア・ランを決めて勝利。
WINNER:ダルトン・キャッスル


The Addiction(クリストファー・ダニエルズ & フランキー・カザリアン) VS モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン & アレックス・シェリー)
WINNER:モーター・シティ・マシンガンズ


ジェイ・ホワイト VS ドノヴァン・ダイジャック
ホワイトが丸め込みで勝利。
WINNER:ジェイ・ホワイト


ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン) VS ジェイ & マーク・ブリスコ
ブリスコ兄弟がドゥームスデイ・デバイスを決めて勝利。
WINNER:ジェイ & マーク・ブリスコ


カイル・オライリー VS トラビス・バンクス
オライリーがクロス・アームブリーカーをキメて勝利。
WINNER:カイル・オライリー


ROH世界TV王座戦
(C)ウィル・オスプレイ VS マーティ・スカール
スカールがチキンウイングをキメて勝利。
WINNER:マーティ・スカール 新王者誕生


ROH世界王座戦
(C)アダム・コール VS ジェイ・リーサル
コールがラスト・ショットを決めて勝利。
WINNER:アダム・コール



英国ツアー最終日。

初日に新ROH世界TV王者となったウィル・オスプレイは宿命のライバルであるマーティ・スカールを挑戦者に迎え初防衛戦を行ったが、スカールがオスプレイを破りROH世界TV王座を奪取。オスプレイはわずか2日でベルトを手放すことに。このツアー中に2度もベルトが移動する波乱の展開となった。

オスプレイとスカール。ROHが新たに契約した英国人スター選手が相次いでベルトを獲得した形であり、3日間通じて地元出身の2人が主役であり続けたと言っても過言ではない。

スカールは「FINAL BATTLE 2016」で防衛戦を行うものと思われるが、現在ROH世界TV王座の挑戦権を保持しているのはドラゴン・リー。ただボビー・フィッシュとオスプレイもベルトを失って再戦権があると考えられ、今後の展開も興味深い。

ROH世界王座戦ではアダム・コールが前王者ジェイ・リーサルを退け防衛成功。「FINAL BATTLE 2016」ではカイル・オライリーの挑戦を受ける。


次回は年間最大のビッグマッチ「FINAL BATTLE 2016」。


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2016年11月21日

ROH Results 11/19 英国ツアー2日目 試合結果

ROH英国ツアー2日目、レスター大会の結果。


11/19 レスター「Reach For The Sky Tour : Leicester」


ジェイ・ホワイト defeated ジョー・ヘンドリー


ジェイ・リーサル defeated アレックス・シェリー


ドノヴァン・ダイジャック defeated リオ・ラッシュ


reDRagon(ボビー・フィッシュ & カイル・オライリー) defeated ジェイ & マーク・ブリスコ


The Addiction(クリストファー・ダニエルズ & フランキー・カザリアン) defeated ダルトン・キャッスル & デリリアス


ROH世界王座戦
(C)アダム・コール VS クリス・セイビン


ROH世界タッグ王座戦
(C)ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン) defeated ウィル・オスプレイ & マーティ・スカール
バックスがメルツァー・ドライバーにいこうとするが、オスプレイがすぐ側のトップロープからニックに飛びついてのハリケーンラナ。しかし投げ飛ばされたニックはそのまま回転してスカールを抱えたマットに飛びつき、結果的にメルツァー・ドライバーが決まり3カウント。




ROH英国遠征2日目。

当初タイトルマッチの予定はなかったが、アダム・コール vs クリス・セイビンがROH世界王座戦、ヤング・バックス vs ウィル・オスプレイ & マーティ・スカールがROH世界タッグ王座戦として行われた。

メインのタッグ王座戦はとんでもないフィニッシュシーンとなり凄まじい盛り上がりとなった。

明日の最終日はウィル・オスプレイ vs マーティ・スカールの英国人同士の対決。オスプレイが昨夜ROH世界TV王者になったことにより、ROH世界TV王座戦として行われることとなった。

またアダム・コールが前王者ジェイ・リーサルを迎えてROH世界王座の防衛戦を行う。



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2016年11月20日

ROH Results 11/18 英国ツアー初日 試合結果

ROH11/18英国ツアー初日の結果。


11/18 リバプール「Reach For The Sky Tour : Liverpool」


フランキー・カザリアン VS リオ・ラッシュ
ラッシュがフロッグ・スプラッシュを決めて勝利。
WINNER:リオ・ラッシュ


ジョー・ヘンドリー VS ドノヴァン・ダイジャック
ダイジャックがフィースト・ユア・アイズを決めて勝利。
WINNER:ドノヴァン・ダイジャック


クリストファー・ダニエルズ VS ジェイ・ホワイト
ホワイトが丸め込みで3カウントを奪う。
WINNER:ジェイ・ホワイト


ダルトン・キャッスル VS マーティ・スカール
スカールがチキンウイングをキメて勝利。
WINNER:マーティ・スカール


ジェイ・リーサル VS クリス・セイビン
リーサルがリーサル・インジェクションを決めて勝利。
WINNER:ジェイ・リーサル


ROH世界TV王座戦
(C)ボビー・フィッシュ VS ウィル・オスプレイ
フィッシュがアンクル・ロックをキメるが、オスプレイが切り返しての丸め込みで勝利。
WINNER:ウィル・オスプレイ 新王者誕生


アダム・コール & ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン) VS カイル・オライリー 、ジェイ & マーク・ブリスコ
オライリーが垂直落下式ブレーンバスターを決めて勝利。
WINNER:カイル・オライリー、ジェイ & マーク・ブリスコ


英国ツアー初日。

ROHとの契約が発表され、ROHの新メンバーとしての初の大会が地元英国ツアーとなったウィル・オスプレイ。ROHでの初めての試合がいきなりROH世界TV王座戦となり、王者ボビー・フィッシュを破り初挑戦でベルト奪取。華々しいROHデビューを飾った。いきなりの大仕事をやってのけたオスプレイ。これからROHでどんな活躍を見せてくれるのか増々楽しみになってきた。

同じく新たなROHのメンバーとなったマーティ・スカールも、ダルトン・キャッスルとのROHデビュー戦に勝利。

明日はオスプレイとスカールの2人がタッグを組んでROH世界タッグ王者ヤング・バックスと対決する。そして3日目にはオスプレイとスカールによるシングルマッチが行われるが、オスプレイがTV王者になったことにより、TV王座のタイトルマッチで行われることも考えられる。

メインではBullet Clubのアダム・コール & ヤング・バックスと、「FINAL BATTLE 2016」でコールの持つROH世界王座へ挑戦(それまでコールが王者だった場合)するカイル・オライリーと、同じく「FINAL BATTLE 2016」でヤング・バックスの持つROH世界タッグ王座へ挑戦するブリスコ兄弟による前哨戦的な6人タッグ。オライリーが勝利し「FINAL BATTLE」へ向けて弾みをつけた形に。

明日は英国ツアー2日目、レスター大会。


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2016年11月18日

ROH NEWS 11/18〜11/20 英国遠征「REACH FOR THE SKY TOUR」直前情報

ROHは11/18より英国ツアー3連戦を行う。2007年3月以来となる単独での英国公演となる。

現在までに発表されているカードは以下の通り。


11/18 リバプール「Reach For The Sky Tour」

アダム・コール & ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン) VS カイル・オライリー 、ジェイ & マーク・ブリスコ

Proving Ground Match
ボビー・フィッシュ VS ウィル・オスプレイ

ジェイ・リーサル VS クリス・セイビン

ダルトン・キャッスル VS マーティ・スカール

クリストファー・ダニエルズ VS ジェイ・ホワイト

フランキー・カザリアン VS リオ・ラッシュ

ジョー・ヘンドリー VS ドノヴァン・ダイジャック


初日のメインはBullet Club vs ROHの6人タッグマッチ。ROH世界王者アダム・コールとROH世界タッグ王者ヤング・バックスに、「FINAL BATTLE 2016」でROH世界王座挑戦が決まっているカイル・オライリーと、同じくROH世界タッグ王座挑戦を控えるブリスコ兄弟の前哨戦となる。

英国のスター選手ウィル・オスプレイはボビー・フィッシュとのProving Ground Match。マーティ・スカールはダルトン・キャッスルとのシングルマッチ。



11/19 レスター「Reach For The Sky Tour」

ヤング・バックス(マット & ニック・ジャクソン) VS ウィル・オスプレイ & マーティ・スカール

アダム・コール VS クリス・セイビン

ジェイ・リーサル VS アレックス・シェリー

ジェイ & マーク・ブリスコ VS reDRagon(ボビー・フィッシュ & カイル・オライリー)

ジョー・ヘンドリー VS ジェイ・ホワイト

The Addiction(クリストファー・ダニエルズ & フランキー・カザリアン) VS ダルトン・キャッスル & デリリアス

リオ・ラッシュ VS ドノヴァン・ダイジャック


2日目メインはスペシャルタッグマッチ。ROH世界タッグ王者ヤング・バックスとウィル・オスプレイ & マーティ・スカールが対決。宿命のライバル同士であるオスプレイとスカール。翌日のシングルマッチを前に共闘できるのか。

ROH世界王者アダム・コールはクリス・セイビンとシングル。また翌日のそのコールに挑戦するジェイ・リーサルはアレックス・シェリーとのシングルを行う。

ブリスコ兄弟 vs reDRagonのROHトップタッグチーム同士の対決も見逃せない。



11/20 ヨーク・ホール「Reach For The Sky Tour」

ROH世界王座戦
(C)アダム・コール VS ジェイ・リーサル

ウィル・オスプレイ VS マーティ・スカール

マット・ジャクソン VS ジェイ・ブリスコ

ニック・ジャクソン VS マーク・ブリスコ

The Addiction(クリストファー・ダニエルズ & フランキー・カザリアン) VS モーター・シティ・マシンガンズ(クリス・セイビン & アレックス・シェリー) VS reDRagon(ボビー・フィッシュ & カイル・オライリー)

ジェイ・ホワイト VS ドノヴァン・ダイジャック

リオ・ラッシュ VS ダルトン・キャッスル


最終日はメインでROH世界王座戦が行われ、王者アダム・コールに前王者ジェイ・リーサルが挑む「DEATH BEFORE DISHONOR」のリマッチとなる。

今年の始めにRPWでMatch of the Year級の最高の名勝負を繰り広げたウィル・オスプレイとマーティ・スカールがシングルで対戦。あの名勝負の再来となるか。このツアー最大の注目カードといっても過言ではない。

ヤング・バックスとブリスコ兄弟は「FINAL BATTLE 2016」前の最後の前哨戦として兄同士、弟同士のシングルマッチを行う。

The Addiction、MCMG、reDRagonによるタッグ3WAY戦もPPVのメインを飾ってもおかしくない豪華カードである。


注目、豪華カード目白押しの3日間となる。



またROHは、このツアーに参加する英国スター選手であるウィル・オスプレイとマーティ・スカールの2名と正式に契約を結んだことを発表した。事実上のこのツアーが2人がROHの一員となって初めて迎える大会となる。

地元英国、米インディー、そして新日本プロレスでのブレイクで一躍世界的なスター選手となったオスプレイ。今年のPWG「2016 Battle of Los Angeles」での優勝を始め米インディーでもその地位を確かなものとしているスカール。2人の実力者の加入はROHにとって素晴らしいことである。

ナイジェル・マッギネス以来となる英国人としてのROH世界王座獲得など夢が広がる。今後の2人の更なる活躍に期待したい。



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2016年11月15日

EVOLVE 11/13 試合結果

EVOLVE11/13大会の結果。


11/13 メリーランド州ジョパ「EVOLVE 73」


EVOLVE王者のティモシー・サッチャーが昨夜のドリュー・グラックとのタイトルマッチで負傷し、この大会を欠場することに。予定されていたトニー・ニースとのタイトルマッチもキャンセルに。


ダービー・アリン VS ジャカ
ジャカがスピンキックを決めて勝利。
WINNER:ジャカ


イカルス VS ジェイソン・キンケイド
キンケイドがダブル・フットストンプを決めて勝利。
WINNER:ジェイソン・キンケイド


イーサン・ペイジ VS クリス・ディッキンソン
ペイジがスピニング・ドゥエインを決めて勝利。
WINNER:イーサン・ペイジ


ドリュー・グラック VS ザック・セイバー Jr.
グラックが間接技をキメて勝利。
WINNER:ドリュー・グラック


クリス・ヒーロー VS マット・リドル
ヒーローがゴッチ式パイルドライバーを決めて勝利。
WINNER:クリス・ヒーロー


EVOLVEタッグ王座戦 Four Corners Elimination
ダスティン & クリス・ヒーロー VS フレッド・イェヒ & トレイシー・ウィリアムス VS ゲートキーパーズ VS ドリュー・グラック & トニー・ニース
最後はイェヒがニースにコージ・クラッチをキメて勝利。
WINNER:フレッド・イェヒ & トレイシー・ウィリアムス 新王者誕生



EVOLVE王者ティモシー・サッチャーの欠場によりEVOLVE王座戦が行われず、急遽EVOLVEタッグ王座戦を4WAY戦に。クリス・ヒーローとドリュー・グラックが1日2試合を行うという厳しい状況ながら最後は新タッグ王者誕生という形で締めくくった。



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2016年11月14日

EVOLVE 11/12 試合結果

EVOLVE11/12大会の結果。


11/12 ニューヨーク州クイーンズ「EVOLVE 72」


Dark Match For Live Crowd Only
トミー・エンド VS トニー・ニース
ニースが450°スプラッシュを決めて勝利。
WINNER:トミー・エンド


ダスティン(w/ ドリュー・ギャロウェイ) VS マット・リドル
リドルがフィッシャーマン・バスターからスモールパッケージで丸め込んで勝利。
WINNER:マット・リドル


フレッド・イェヒ VS ジェイソン・キンケイド
イェヒがコージ・クラッチをキメて勝利。
WINNER:フレッド・イェヒ


ダービー・アリン & トニー・ニース VS クリス・ディッキンソン & ジャカ
ディッキンソンとジャカがハイ & ロー・コンビネーションを決めて勝利。
WINNER:クリス・ディッキンソン & ジャカ


ザック・セイバー Jr. VS イーサン・ペイジ
ペイジがスパイン・バスターを決めて勝利。
WINNER:イーサン・ペイジ


クリス・ヒーロー VS トレイシー・ウィリアムス
ウィリアムスがクロス・フェイスをキメて勝利。
WINNER:トレイシー・ウィリアムス


EVOLVE王座戦 Squared Circle of Survival Match
(C)ティモシー・サッチャー(w/ ストークリー・ハサウェイ) VS ドリュー・グラック
試合前にグラックはまずはリングのロープを全て外させる。その後更にマットを取り出してリングの板をむき出しにした状態。サッチャーが板の床へのバック・スープレックスを決めて勝利。
WINNER:ティモシー・サッチャー



EVOLVE2連戦の初日。

メインではEVOLVE王座戦が行われ、リングからロープやマットが取り外され、板に穴があくといった破天荒な内容となった。

明日はEVOLVE王座戦とタッグ王座戦の2大タイトルマッチが行われる。


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2016年11月12日

EVOLVE 11/12、11/13 直前情報

EVOLVEは11/12、11/13にショーを開催。

現在までに発表されているカードは以下の通り。


11/12 ニューヨーク州クイーンズ「EVOLVE 72」

EVOLVE王座戦
(C)ティモシー・サッチャー(w/ ストークリー・ハサウェイ) VS ドリュー・グラック

Grudge Match
ザック・セイバー Jr. VS イーサン・ペイジ

Grudge Match
ダスティン(w/ ドリュー・ギャロウェイ) VS マット・リドル

Special Challenge Match
クリス・ヒーロー VS トレイシー・ウィリアムス

Special Attraction Match
フレッド・イェヒ VS ジェイソン・キンケイド

Bonus Match
ダービー・アリン VS クリス・ディッキンソン

Dark Match For Live Crowd Only
トミー・エンド VS トニー・ニース



11/13 メリーランド州ジョパ「EVOLVE 73」

EVOLVE王座戦
(C)前日のティモシー・サッチャーとドリュー・グラックの勝者 VS トニー・ニース

EVOLVEタッグ王座戦
(C)ダスティン & TBA(w/ ドリュー・ギャロウェイ) VS フレッド・イェヒ & TBA

Hero vs. Riddle III
クリス・ヒーロー VS マット・リドル

Special Attraction Match
前日のティモシー・サッチャーとドリュー・グラックの敗者 VS ザック・セイバー Jr.

Bonus Match
イーサン・ペイジ VS クリス・ディッキンソン

Dark Match For Live Crowd Only
トミー・エンド VS トレイシー・ウィリアムス



初日はEVOLVE王座の長期政権を築いているティモシー・サッチャーにドリュー・グラックが挑戦。現在米インディー界屈指のテクニシャン同士の対決。2日目はその勝者にWWEのクルーザー・ディビジョンでも活躍中のプレミアアスリート、トニー・ニースが挑む。

EVOLVEタッグ王者のドリュー・ギャロウェイが試合に出場できない為、EVOLVEタッグ王座戦はダスティンが別のパートナーを連れてくる模様。挑戦者もフレッド・イェヒのパートナーは未定となっている。

また、ドリュー・ギャロウェイ欠場を受け、既にWWEと契約しているトミー・エンドの特別参戦が決定。PPVでは放送されず、ライブ会場限定のダークマッチで初日にトニー・ニース、2日目にはトレイシー・ウィリアムスと対戦。


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2016年11月09日

コラムのようなもの:「Sun of the Ring」〜戸澤陽 ドラゴンゲート卒業、WWE挑戦に寄せて

11月3日。大阪エディオンアリーナで行われたドラゴンゲートの秋のビッグマッチ。この大会はドラゴンゲートで11年間活躍してきた戸澤陽にとっての最後のドラゴンゲート、最後の日本での試合となった。

9月25日に行われたドラゴンゲートの神戸大会で、戸澤はアメリカへの挑戦を理由に11月3日の大阪大会を最後にドラゴンゲートを退団することを発表。11月3日にラストマッチとなる、自身を含む「ドラゴンゲート現世代6人」による6人タッグ戦を行い、ドラゴンゲートの全選手、会場に詰めかけた大勢のファンに見送られる形でドラゴンゲートを卒業。日本でのキャリアを締めくくった。

当初は「アメリカの団体へ移籍」という言い方をされていたが、11月5日にはWWEの公式サイトにおいて戸澤のWWE参戦が正式に発表され、遂に自身の長年の夢であったWWEへの参戦が現実のものとなる。


戸澤は2004年に、当時闘龍門JAPANから団体名を変更したドラゴンゲートの第1期生として入門、2005年4月にデビューを果たす。戸澤より先にデビューを果たした同期入門の2人、新人離れした体格でデビュー当初から第一線で活躍していた鷹木信悟、甘いルックスとダンス等の派手な演出によりアイドル的な売り出しをされていたBxBハルクとは違い、戸澤は短く刈った髪と黒タイツの所謂新人レスラー然とした風貌で、決して大きくはない身体でひたすらがむしゃらに相手に立ち向かっては、先輩ベテラン選手に毎度とことん痛めつけられるという新人時代を過ごす。

その後は自身のユニットである「戸澤塾」を結成。デビュー1年でユニットの長という抜擢ではあるが傾向としてはお笑い路線であり、自身は会社から急激な増量を指示され、同期のカツオとのメタボリック・ブラザーズというデブキャラで色物的な扱いを受けていた。

後に自身でも「正直やりたくなかった」というお笑い、キャラクター先行の時代だったが、戸澤というレスラーはデビュー当初からその根本には観るものを惹き付けるひたむきな心を持っていた。それを強く感じたのは2008年8月9日ドラゴン・ゲートの後楽園ホール大会、あの伝説となっている「リング崩壊事件」が起きた時だった。

その日はドラゴンゲートのタッグNo.1を決する「Summer Adventure Tag League 2」の開幕戦。夏休みということもあってか会場は超満員。そんな中始まった第1試合でリングが壊れるという非常事態が発生。第1試合終了後に「リングの復旧作業の為しばらく休憩に入らせて頂きます」とアナウンスがあり練習生だけでなくこの後試合を控えた選手達も出てきて、壊れてしまったリングの撤収作業を始める。全員深刻な表情、岡村社長を始め役員達が出て来て話し合っている中、選手達が次々とリングの部品を運び出して行く。場内は何とも言えない雰囲気でこのまま興行が中止になるのではないか、そんな不安が募ってくる。

20分〜30分の中断の後、リングは完全に撤去され何もない床の上に役員とその場にいた選手達が全員整列。リングアナが「岡村社長よりご挨拶申し上げます」とアナウンス、全員が四方向に頭を下げると場内から大きな拍手が起こる。
社長は今回使ったのはアメリカに発注した新しいリングで、それがこのような形になって申し訳ないと言う。「このままでは試合が続行できません」と言うと場内は「え〜」という声。興行中止となるかと思われたが、しかし社長は次に物凄い言葉を発する。
「もし皆様のお許しが頂ければノー・リングでやらせて頂けないでしょうか」
場内は驚きの声が上がり物凄い大拍手。床にマットを敷いて試合を行うという、この規模の会場では前代未聞の状況となった。

さらに床にマットを敷く作業の後ようやく興行は再開。床にマットを敷いただけという危険な状況、勿論やったことのないノーリングという状況でスピードと高さを売りとするドラゴン・ゲートの試合をどう見せるのか。観客も選手も誰もがこの大会がどうなるのか全く予測不能な状況の中、興行再開後最初に登場したのが戸澤だった。

当時はメタボリック・ブラザーズでお笑い担当だった戸澤だが、登場と同時にもの凄い気合いを発散させて観客の心を一気に惹き付ける。この日マグニチュード岸和田とのシングルマッチで戸澤は格上の岸和田に対し真っ向から立ち向かい、マットを敷いただけの固い床に何度叩き付けられても起き上がって向かっていく姿に観客は大きな声援を送った。4分半の短い時間だったが戸澤の奮闘は非常に印象的であり、この試合を観た瞬間に場内に立ちこめていた不安が一切消え去り、観客も選手たちも会場中に「いける」という確信が生み出されたように思えた。その後行われた試合はどれもノーリングというハンディを感じさせず、むしろ驚くべきアイデアが次々と飛び出す観たことのない試合が続く。結果的に大盛況の中で興行は大成功となり、この年の最優秀興行に挙げられる伝説的な大会となった。

これが転機になったかのようにその後戸澤は観客の心を掴み味方につけるという術を学び、ファンからの信頼を得た戸澤は毎回ハイテンションで場内を盛り上げ、観客もそんな戸澤に大きな声援を送るようになる。ダイエットも成功しお笑いではなく真っ向勝負の戦い方を見せるようになっていく。そのスタイルのひとつの到達点となったといえるのが2008年11月16日に大阪府立体育館で行われたビッグマッチでのトライアングルゲート選手権だった。

当時同王座を保持していた絶倫ズ(望月成晃、ドン・フジイ、M岸和田)に対し戸澤塾(新井健一郎、岩佐拓、戸澤アキラ)が挑んだ一戦。両ユニットの激しい抗争はイデオロギー闘争まで発展し、戸澤塾は「負ければ解散」という後のない状況に立たされていた。当時この王座で絶対的な強さを誇っていた絶倫ズは容赦ない攻撃で戸澤塾を攻め立て戸澤塾は絶体絶命、するとここから戸澤が強力な3人のベテラン相手に1人で立ち向かい驚異的な粘りを見せる。最終的に新井がフォールを奪われ戸澤塾は敗北、解散となってしまったがこの戸澤の戦いぶりは高く評価され、試合後の戸澤塾卒業式も含めて感動的な一戦となった。

戸澤塾を卒業した戸澤は当時のオープン・ザ・ドリームゲート王者鷹木信悟と共にKAMIKAZEを結成、エース格の鷹木と組んだことによりメインどころでの活躍が多くなってくる。しかしそれに反比例するように戸澤に対する場内からの声援や支持は下降線を辿っていくことに。

やはりいくらテンションを上げても毎回やっていれば観ている方は慣れてくるし、やっている方もマンネリになってくる。あのリング倒壊事件からしばらくは戸澤自身の熱い気持ちが観ている方に伝わり、それに対し後押しするような気持ちで声援が送られていたが、いつしか「叫ぶ」という形のみが先攻し「こうすれば盛り上がってくれる」という慢心からかよりひたむきさが失われ、ただのテンションだけが独り歩きするような空回り状況を生み出していたように思えた。これではその声は観客の心には届かず、戸澤は迷走を続けていく。

そんな時に戸澤に転機が訪れる。アメリカで立ち上げられたDRAGON GATE USAへの参戦後、そのまま海外遠征のチャンスが与えられアメリカでの武者修行がスタートする。後にCIMAから驚きの事実が明かされたが、本人にも知らされていなかった突然の無期限遠征。会社から用意された訳ではない全くのゼロの状況、右も左も分からない中で小さなインディー団体で戦う日々が続く。しかし自分のことを知らない観客の前で新鮮な気持ちで戦うことが戸澤にとって大きな刺激となったことは確か。観客も日本よりノリが良いため大きな反応が返ってくる。叫び声に同じように反応し、尻を出せば大笑いして盛り上がってくれる。次第にCHIKARAやPWGといった有力団体への出場も増えていったが、その戦いぶりにはまだどこかキャラクター先行で、コミカルな部分が強調されていると思わせる部分もあった。

そんな中戸澤はPWGの「2010 Battle of Los Angeles」に出場。米インディーを代表する一大トーナメントにエントリーする。そこで自身のキャリアを大きく変えた素晴らしい試合を行う。

戸澤の相手となったのは米インディーで多くのタイトルを獲得し、インディーマット界を代表する実力者クリス・ヒーロー。序盤ヒーローが実力の差をまざまざと見せつけると見下すような態度で戸澤を痛めつける。戸澤はハイテンションで観客を味方につけるが絶対的に埋まらない実力の差に心が折れかけ、ヒーローも「この程度か」と蔑むように挑発的な攻撃を繰り返す。しかし戸澤は力を振り絞ると向かってきたヒーローにドロップキック、場外へ出たヒーローにトペ・スイシーダを敢行、リングに戻るともう1発放ってみせる。戸澤は場外のイスの上に立つと自らを奮い立たせるように大声で叫び、観客はそんな戸澤に呼応する。ここから戸澤はヒーローに真っ向から挑み激しい戦いを繰り広げる。何度倒されようと、何度打ちのめされようと、絶対に叶わない相手でも自分を信じて向かっていく姿は、戸澤塾卒業となった大阪でのトライアングルゲート戦を思い起こさせた。観客もそんな戸澤の虜となり総立ちで大歓声を送り後押し。まるで決勝戦かのようなもの凄い盛り上がりを見せる。

最後はヒーローが実力通りに戸澤を沈めて勝利。敗れた戸澤は破ることのできない壁の厚さに悔しくて涙を流す。どんなに頑張っても今の自分ではできないことがある、どんなに願っても叶わないものがある。人生はそんなことだらけだ。戸澤は多くの人が受け入れざるを得ないそんな状況に対し人前で涙を流して悔しがり、それに抗おうとする。カッコ悪くてもいい、無様でもいい、いつもそうやって這いつくばって来た。天賦の才がある訳でも卓越した技術がある訳でもない、飾らない真っ直ぐな思いと、さらけ出した自分のありのままの姿こそが観ている者の心を動かす。この試合を通じて戸澤はそんな自身の原点に返ったのではないだろうか。

その後は感情を全面に出す戸澤のスタイルが多くのファンに受け入れられ、愛すべきキャラクターとして、どの団体、その会場でも大歓声を受けるようになる。試合面の成長も素晴らしく、エル・ジェネリコやケビン・スティーン、ロウキーといったPWG、米インディーのトップレスラーたちと対等に渡り合い、次々と好勝負を生み出していく姿は、日本の米インディーファンにとっても誇らしく、希望の星のような存在となっていた。

そして2011年3月28日に行われたPWGのビッグマッチ「ALL STAR WEEKEND 8 : Night 2」で戸澤は約1年に渡る海外遠征のフィナーレを迎える。前年に自身にとって転機となった相手であるクリス・ヒーローと再びシングルマッチを行い、素晴らしい名勝負の末にヒーローに勝利。日本人の若者が単身アメリカの地でもがき苦しみながら大きな成果と自信を手に入れたサクセスストーリー、最後に最高の名勝負と感動的なフェアウェル・セレモニーを残し戸澤の無期限遠征というロードムービーは幕を下ろした。
(最後の試合とセレモニーについてはこちらの記事で書きましたので宜しければお読み下さい。)

日本に帰国してからは、渡米前とは見違える風貌と成長を遂げた戦いぶりでファンを驚かせ、瞬く間にドラゴンゲートのトップ戦線で活躍。それまでは遅れをとっていた鷹木信悟、BxBハルク、YAMATOといった同世代とも激しくやり合い、それまでは叶わなかった相手に対し勝利を挙げる。ヒールユニットのリーダーとしてマイクもこなし、オープン・ザ・ドリームゲートへの挑戦。歴史的一戦となった1時間超えのユニット解散マッチでの勝利。オープン・ザ・ツインゲート獲得など結果も残し、いつしか前述の鷹木、ハルク、YAMATO、そして土井成樹、吉野正人を含めた5人と共に「ドラゴンゲートの最前線の6人」に数えられるようになる。

ヒールユニットMAD BLANKEYを追放という形でフェイスターンを果たすと盟友鷹木信悟らとMONSTER EXPRESSを結成。かつての感情を全面に出して観る者の心を引きつける、太陽のような戸澤陽の姿が戻って来た。2015年には自身初のシングル王座となるオープン・ザ・ブレイブゲート王座を獲得。戴冠こそはならなかったが団体の頂点であるドリームゲート王座にも何度も挑戦するなど中心選手として活躍。試合面での充実ぶりは勿論、毎試合ハイテンションで声を上げ、場内を盛り上げる姿でファンから愛され、まさに団体になくてはならない揺るぎない地位を築いていった。

そして2016年7月にWWEのクルーザー・ウェイト・クラシックに出場。日本代表としてジャック・ギャラハー、グラン・メタリクらと素晴らしい戦いを演じ高い評価を獲得、今回のドラゴンゲート退団、世界最高峰の舞台WWEへの参戦が決まった。

戸澤はこれから始まるWWEのクルーザー級の新番組への出場、またRAWで行われているクルーザー級戦線での活躍が期待されている。


現在WWEはかつて戸澤が海外遠征時に戦ったケビン・スティーン(ケビン・オーウェンズ)、エル・ジェネリコ(サミ・ゼイン)らがトップ戦線で凌ぎを削り、かつてドラゴンゲートで共に過ごしたPAC(ネヴィル)やウーハー・ネイション(アポロ・クルーズ)も活躍中。かつての盟友達との再会、そして再び激しい戦いを見せてくれることが楽しみである。

そして何よりあの海外遠征でゼロからの出発で最後に最高の成果をもたらした戸澤が、WWEという世界最高峰の舞台でも同じように、いやそれ以上の大きな仕事をやってのけてくれるような、あの時の夢の続きを現実として見せてくれる、そんな期待をして止まない。クルーザー級王座獲得や、いずれはクルーザー級の枠に留まらない活躍ができると信じている。アメリカの地でも、誰からも愛される、素晴らしいレスラーとなって、できるだけ長く最高の舞台で輝く姿を見せて欲しいと思う。


その持ち前の明るさから「リングの太陽」と称された戸澤。太陽は国境など関係なく全てのものを明るく照らす。ドラゴンゲートで生まれた太陽がWWEという世界を照らし、世界中のファンを笑顔にするのを見るのが今から楽しみでならない。


《了》  
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