ROH NEWS
6/24ニューヨーク「BEST IN THE WORLD 2012」で
ROH世界TV王座戦 Three Way Elimination Match
(C)ロドリック・ストロング VS ジェイ・リーサル VS トマソ・チャンパ
が決定。
TV王座を巡り因縁深い3人がリング上で一堂に会する。
ジェイ・リーサルは2011年8月にエル・ジェネリコを破りROH世界TV王座を獲得すると、その後マイク・ベネットの度重なる挑戦を退けるなどベルトを保持し続ける。そんなリーサルの前に立ちはだかったのがROHでデビュー以来シングル戦無敗を誇っていたThe Embassyのトマソ・チャンパ。
チャンパはProving Ground Matchでリーサルと対戦すると、快進撃を続けていた王者を撃破、ROH世界TV王座への挑戦権を獲得する。そして迎えた「10TH ANNIVERSARY SHOW」('12.3.4)でのタイトルマッチは制限時間15分では決着がつかずに引き分け。5分の延長戦を申し出るリーサルだったが、チャンパがリーサルを襲撃すると必殺技のプロジェクト・チャンパを見舞い、ダウンするリーサルを尻目にROH世界TV王座のベルトを強奪して去って行く。
続く裏レッスルマニア興行「SHOWDOWN IN THE SUN : DAY 2」('12.3.31)でリーサルはBlind Destiny Matchでロドリック・ストロングと対戦。しかしそこへリーサルからベルトを強奪した張本人であるチャンパが現れる。
リーサルから奪ったベルトをまるで自分のものであるかのように見せつけながら現れたチャンパはリーサルに対し、「このベルトを返して欲しいなら、お前がこのベルトに相応しい男であることを示せ」と言い、ロドリックが以前リーサルとのProving Ground MatchにおいてROH世界TV王座への挑戦権を獲得していたことを持ち出し、ノンタイトル戦で行われるはずだったこの試合を、ROH世界TV王座戦として行うように要求。
リーサルはこの理不尽な要求に対し受けて立つ意志を見せ、急遽タイトルマッチが行われることに。試合は一進一退の熱戦となるが、終盤それまでリングサイドでイスに座って試合を観戦していたチャンパが試合に介入、レフェリーのブラインドを突いてリングサイドでリーサルを攻撃するとリングに戻し、最後はロドリックがリーサルを破りROH世界TV王座を獲得、ROH史上2人目となる3冠獲得を成し遂げた。逆にリーサルは231日間護り続けた王座から遂に陥落、増々チャンパとの遺恨を深める形となった。
リーサルはThe Embassyとハウス・オブ・トゥルースにハメられたと激怒。復讐を狙うリーサルは「BODER WARS」('12.5.12)でチャンパとシングルで対戦。ここでリーサルはチャンパを破り、ROHデビュー以来続いてきたチャンパの無敗記録が遂に途絶えることとなった。リーサルは「俺は自分の力でまた失ったベルトを取り戻すことができる。しかしチャンパはもう2度と無敗記録を取り返すことはできない。これからあいつは俺を見る度、俺の名前を聞く度、無敗記録を止められた事実に苛まれ続けるだろう。俺は再びチャンピオンになれる。あいつは2度と無敗の男にはなれない」としてやったりのコメント。
一方転がり込んだチャンスを見事にモノにして新ROH世界TV王者となったロドリックはその後アダム・コール、そしてROH初参戦となったベテランのフィンレーを退けベルトを保持。そして今回ビッグマッチ「BEST IN THE WORLD 2012」でロドリックはTV王座を巡り争ってきたリーサルとチャンパの2人を挑戦者として迎えることに。
「FINAL BATTLE 2011」('11.12.23)で今回と同じ形式でROH世界TV王座戦を戦い、マイク・ベネットとエル・ジェネリコ相手に防衛を果たした経験のあるリーサルは「あれは自分にとって最も難しい防衛戦だった」とコメント。その上で王者ロドリックに対し「お前はどんな方法でベルトを護るつもりなのか?正々堂々とスポーツマンらしく戦うのか、それともセコンド介入など汚い手を使うつもりなのか。これは公平な戦いではない、そして俺はロドリックとチャンパに実力があるとも思っていない」と心理戦を仕掛けた。
王者ロドリックは先日行われたTVテーピングで4WAY戦を制し、6/30ピッツバーグ大会でROH世界王座に挑戦することが決定。この試合に勝利しチャンピオン対決に持ち込み、史上初の世界王座とTV王座の同時保持という偉業を狙いたいところ。そうはさせじとタイトル奪還を狙うリーサル、ROHで初の王座獲得に意欲を燃やすチャンパ。果たして最後までリングに立っているのは誰になるのか。
ROHは10/13に再びカナダでショーを行うと発表。そしてこの大会はROHの4大大会の1つ「GLORY BY HONOR XI」として行われる。
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