今日も咲連載の日が来た。
特に書くような余談もないので、さっそく感想へ。
咲の連続カンからの責任払いから。

ネリーは連続カンからの責任払いに対して「なんてルールだ」という感想。
「採用している日本のプロ団体」というのはこの場合「日本プロ麻雀連盟」のことを指しているのだろうか。
ちなみに、日本プロ麻雀連盟は2023年度から「九種九牌や四風連打による流局」、「暗槓に対する槍槓国士無双」、「大明槓に対する責任払い」など全部なくなっているので、この作品の印象的な対局のうち結構な部分が実情と見合わなくなっている。

そんな訳で、咲以外の三人は咲に対して脅威を感じるのだが、咲の方は別の脅威を感じていた。

咲（最後の嶺上牌は五筒のはずだった）

しかし、実際に来たのは八筒。
淡に続いて咲もシズの能力の影響を受け始めた。
そして、回想。といっても今回の回想は衣がシズと打った時の話ですでにでた情報。
衣ですら海底撈月を封じられるようなシズに咲はかなりビビる。

咲（かといってこの親番…引いてもいられない…っ！！）

南二局一本場。
親の咲は果敢に攻めて今回もカン材含むテンパイへ。

咲「カン！！」

そして嶺上牌を取りに行った咲はいきなり山の中に迷い込んだようなイメージを叩き込まれる。
咲は自分の感覚が狂わされていることを実感するが、それでも嶺上牌はまだ見えていると考える。
しかし、引いてきたのは狙っていた一索ではなく二筒だった。
そして見開きでボボボッと炎の玉を顕現させる幼女みたいな顔つきのシズ。
咲は引いてきた二筒を捨てる。

シズ「ロン　12300」

巨大な炎球を撃ち出したシズの跳満直撃。

淡（高鴨…！！）
ネリー「阿知賀の　そこまでできるのか」

傍若無人なネリーが感心する「そこまで」とは、山の支配が及ぶカンドラに自分のドラをぶち込むこと。
ネリー曰く、配牌には山の支配が及ばないから最初に見えているドラと配牌をリンクすることは出来ないが、カンドラならば合わせられるのかと。
それってマジでシュレディンガーのドラやんけ・・・。
見えてないとこで書き換えてないとそんな発想にはならない。
それか、カンドラに指定した牌を山からツモってくる事前提。
これによって淡もダブリーからのカンが迂闊にできなくなった。

衣「深山幽谷の化身ーーそのしずのを相手にして嶺の上で花は咲くのか」

という衣のセリフとともに今回は〆。
次回も連載で12/6予定。
予想では次の号で人気投票の結果が発表されるんじゃないかなと思っている。
中間からどれだけ変わるか、それとも変わらないのか。

今回でついにシズが能力を発揮し始めた。
前半は咲、淡相手に遅れを取ることはもうないだろう。
となると、ネリーがそろそろ動いてくるか。
唯一シズから影響を受けないわけだし。
前半が終わるまでにシズがあと1〜2回、ネリーがあと1〜2回和了ってくるかな。
多分、休憩を挟むとシズの能力は一時的に弱まるから咲や淡は後半の初っ端に勝負仕掛けていくだろう。
咲に関しては後半の終盤でも活躍できなきゃ優勝は夢のまた夢になるが。

シズの周りの炎の玉に関してだが、あれは例によって蔵王権現モチーフだろう。
前々からその辺の考察は各地であったし。

現在の点数状況。
インターハイ決勝大将前半戦南二局一本場終了時
清澄・宮永咲：80400（+5900）
白糸台・大星淡：120800（+26800）
臨海・ネリー：119000（-28000）
阿知賀・高鴨穏乃：79800（-4700）

四人の点数差はかなり縮まっては来ている。
ただ、状況を考えると咲が一番不利なのは否めないな。
後半になるほど強いシズがこの時点でこれまでやれちゃうわけだし。

なにはともあれ、普通に考えたら臨海が優勝するこの勝負においてここからどのような経過をたどるのか見ものだな。

では、この辺でﾉｼ