最近読んでちょっと気になったミステリ。

川瀬七緒著の法医昆虫学捜査官シリーズ。

147ヘルツの警鐘
文庫本題名は『法医昆虫学捜査官 』


法医昆虫学とはウィキペディアによれば、
「法医学・科学捜査の一分野であり、死体を摂食するハエなどの昆虫が、
人間の死体の上に形成する生物群集の構成や、構成種の発育段階、
摂食活動が行われている部位などから、死後の経過時間や死因などを推定する学問」とのこと。

シンクロニシティ


小説の主人公は、警視庁が捜査の一環としてテストケースとして導入した法医昆虫学の、
女性の法医昆虫学者。

捜査現場では、現場の捜査陣や鑑識係りからの有効性の疑いの目を向けられながら、
刑事の一人とコンビを組んで、豊富な昆虫の知識と地道なフィールドワークを重ね、
困難な殺人事件を解決していくというもの。

現実の世界では、アメリカではすでに裁判で一部証拠能力も認められていて、
中国では地域ごとのハエの季節変動などのデータが緻密に取得されており、
法医昆虫学も実用的なレベルに達しているとのこと。

日本ではまだまだ発展途上の段階みたいですね。

主人公はそんな状況のなか、
何とか日本の犯罪捜査の中で市民権を得ようとバイタリティに東奔西走するわけですね。

メビウスの守護者


なかなか目の付け所が面白いミステリだと思いました。

しかし第一作目の初っ端から焼死体の体内から半焼き状態のウジ虫がボール状に固まったものが
発見されたりしますから、昆虫が苦手な人にはちょっと向かないかもしれませんね。(´・∀・`)

この本の中に書いてありましたが、蜘蛛などの昆虫に恐怖を感じる人は、
高度恐怖症の人と同じくらいいるとか…

それとやはりビジュアル的にはテレビドラマ化とか映画化はむずかしいかも…(;´・ω・)

シリーズとしては文庫本化もされていて、これまでに5,6冊ほど出ているようなので、
それなりに人気はあるようですね。

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ちなみにこの作者を知ったのは江戸川乱歩賞を受賞した、『よろずのことに気をつけよ』

よろずのことに気をつけよ


こちらは江戸川乱歩賞にふさわしい呪術系ミステリ(という分野があるのかどうかは知りませんが)

登場人物がじゃっかんラノベっぽいところが気になりますが、
それはそれで、江戸川乱歩賞受賞作品ですから、つまらないはずはありません。(´・∀・`)



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