沖縄の泊港からフェリーで1時間半ほどで到着する渡名喜村

沖縄古来の家屋が並ぶ秘島を訪れました。
秘島というタイトルにしたのは沖縄の離島の中でもこの島を訪れる観光客がかなり少なく自分が訪れたときも観光客は自分らを含め7人程度しかいませんでした。(工事関係のおじさん方のほうが多かった)

そんなわけで今回は渡名喜島について紹介していきたいと思います。

◎渡名喜島について
渡名喜島は沖縄から58kmの位置にあり久米島、慶良間諸島、粟国島の三つの島を結ぶ三角形の中の丁度中央に位置する島です、面積は3.74k㎡しかありません。
渡名喜島は第二次世界大戦の沖縄戦でも渡名喜島の被害が軽微であったことで沖縄古来の伝統的な赤煉瓦の集落が未だに残されています。(赤煉瓦の家については後ほど紹介)
また、島自体も県立自然公園として指定されています。

渡名喜島を訪れる方法としては、沖縄県泊港から出港する久米島と渡名喜島と那覇(泊港)を往復するフェリーに乗り向かいます。直行便がなくオフシーズンは渡名喜島に行く船が一本のみ帰りの船は渡名喜島に向かってる途中ですれ違うため日帰りが出来ない島です。4月から10月のオンシーズンだと1日2便でいて村に5時間ほど滞在することができるみたいです。かなり小さな島なので5時間でも十分回ることができます。
ただし、天気が安定せず海が荒れているとすぐに渡名喜島に向かう船は欠航になります。
実際、自分も滞在予定期間+1日島に取り残されました。なので、この渡名喜島は小笠原諸島と同じくある程度旅行期間に余裕がある人しか訪れられない島でもあるかもしれません。

フェリーは久米商船株式会社で片道2700円(大人),往復で5130円になります。
久米商船株式会社HP:http://www.kumeline.com
ネット予約はできなく電話での予約のみとなっています。

◎渡名喜島旅行記
ここから渡名喜島旅行記になります。
那覇に一度一泊してか渡名喜島に向かいました。
なんたって朝8:30出港なのでどうしても羽田からの便だと那覇一泊しないと間に合わないんですよね…。
宿泊したところは船員会館ってところで一泊3000円ほどでした。
船員会館は泊港から徒歩3,4分圏内にあるので非常に便利。

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「泊港」
那覇を出発するときは曇り空でしたが渡名喜島に向かってる途中にだんだんと雲が減って行き青空が広がってきました。ただ、快晴とはならずずーっと雲がちょくちょく出てるような天気が旅行中続いてましたね。

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「フェリーから渡名喜島を望む」
だいたい1時間ちょいすぎてくると遠くの方に渡名喜島が見えてきます。
途中慶良間諸島なども見れますが渡名喜島はそれよりか遥かに小さいです。
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「久米島〜渡名喜島〜那覇を結ぶ帰りのフェリー」
道中で渡名喜島から那覇へ向かうフェリーとすれ違います。これが帰りのフェリーで本日最終便…。なのでオフシーズンの日帰りは出来ないってわけです…。

島が見えて来て30分後だいたい10:00過ぎに渡名喜島に到着しました。
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スカイブルーの色の海。The 沖縄って感じです。
やっぱり小笠原などの海とはまた違った色合いの海でした。
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港からちょっと目を凝らすと別の島も見えてきます。
上の写真の真っ正面に見える島は入砂島と呼ばれ朝ドラの「ちゅらさん」OPで撮影に使われた島です。
ただ、本来は米軍の射爆場になっていて立ち入りは制限されています。

そういえば
昔、高校の修学旅行で渡嘉敷を訪れたことがあり、夜間に火の玉みたいなものを海の方で見た事があります。当時は本当に人魂かと信じていたんですが渡名喜島の入砂島で照明弾を使って演習を行っているという話を聞いてやっと昔見た火の玉が=照明弾だという事実に気がつきました。方角も火の玉が動く速度も今考えてみると明らかに照明弾っぽかったですからね…。
実際に沖縄で変な光が海に見えるという話はかなりの確率で照明弾らしいですし。
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「乗って来たフェリーであるニューくめしま」
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船着きターミナルも赤い屋根の建物で中には自動販売機類があります。
島内で最も自動販売機の種類が多いので飲み物類はここに買いにいくことが多かったですね。
また、となりに島内で数少ない食堂であるターミナル食堂があります。
メニューは自分らが行ったときは沖縄そばのみでした。
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村役場も赤い屋根でかなりかっこいい感じです。
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村内の道はすべて白砂の道で、ここを歩くだけでも楽しいです。
後ほど紹介しますが夜間にこの道はライトアップされ大変きれいな光景を見る事が出来ます。
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島内には猫も多数いますが人に慣れていないみたいなので近づくとすぐに逃げられます。
いやでも分自分は猫に避けられていた気がする…。

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宿は「赤瓦の宿ふくぎ屋」という所に泊まりました。
写真は夜間撮影した物の方が雰囲気があるので使っています。写真は左右から
沖縄古来の家で廃屋になってる古民家を改装して宿にしているそうです。
3月の宿の料金は朝、夕方つきで一泊7000円とかなりお安め。家なので結構広くて家族づれカップル、合宿でも十分楽しめる広さです。
洗濯機や離れになりますがシャワー、トイレ、台所などもきちんと付いていて長期間泊まるには最高の場所でした。
この宿は縁側でのんびりしながら過ごすのが丁度いいところです。
周りのふくぎと一段掘り下げられている中の宿なので島内に強い風が吹いても宿の周りは静かです。

朝、夕はふくぎ食堂で食べる事が出来ます。あとは島内の売店があります。売店はお昼や夜のおとも(ビール)を買う時に寄りました。カップラーメンやお菓子類などが売ってます。

到着後は宿でのんびりした後歩いて島内一周しました。所要時間は写真を撮りながらで3時間ほどです。
島内は電気自動車や自転車、高いですがレンタカーも借りられます。
最初は港から真反対にあるあがり浜に立ち寄りました。
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白い砂浜と青い海。この時観光客が自分らしかいなくほぼプライベートビーチの状態。
静かに波の音を聞きながら写真を撮っていました。
あがり浜から島尻展望台へと向かう途中に昔の歩道がありました。
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岸壁の下に道がありますがここが当時使われていた歩道でした。しばらく歩くと坂道がここを徒歩で登って行きます。自転車だと結構大変そうな坂道です。
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しばらく登るとあがり浜、アンジェーラ浜を一望できます。
ここからまた息を「ぜいぜい」言わせながら登っていくと
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真っ正面に慶良間諸島が見える場所へ、目の前の小さな島みたいな所には海底洞窟があるらしくダイビングスポットになっているみたいです。
上の写真春なのにススキだらけになっていますが沖縄だとススキが広がる期間が春とかなんですかね?
この近くに屋根付き休憩所があります。意外と小さな島なのに観光施設はきちんと整備されていました。
もしかすると入砂島の米軍射爆場で使われているのでその借用地代が国から結構入っているせいかもしれませんね。
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ここから再び20分ほど歩くと第一目的地の展望台へ到着
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「展望台からの眺め」
ここで少し休憩しました。展望台には無料の固定双眼鏡も置いていました。
そういえば道中結構な場所でハブに注意という看板がありましたが島の人に聞いてみるとハブはいるけどブッシュの中に入らない限りほとんど出会うことはないそうです。ただ、夜行性なので夜間歩くときは注意してねと言われました。一応ハブに噛まれた際の緊急連絡先もあるのでもし噛まれた際はそこに連絡しましょう。実際に自分が滞在していた間もハブは見かけませんでした。(ハブの活動時期は3月から10月ちょいまでなので時期的な事もあったかもしれない)
ただ、用心しておくにこした事無いので足下は注意しながら歩くのが一番です。

この後は下りながら渡名喜港へ戻り夕食の時間までゆったりと過ごしました。
夕食の時間が終わった後はいよいよ夜の渡名喜島の撮影です。
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ふくぎ食堂近くの道から撮影。
写真はアングルが違いますが昼と夜の写真になります。
昼間と夜とじゃ雰囲気ががらっと変わりました。夜は圧倒されるぐらい綺麗です。だいたいこういう場所って観光客が多くて撮影すらままならないですが渡名喜島だと人が全くおらずほぼ独占状態で撮影出来ました。フットライトは村役場からあがり浜までの村道一号線に設置されています。暖かいオレンジの光なので歩いているだけで心地よい気分に慣れました。
夜間はこの道を散歩するだけでもこの島に来て良かったなぁと思うぐらい…。
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特にふくぎのトンネルの中にフットライトが照らされている場所は綺麗でした…。
別の日は日が沈んで少し経ったマジックアワーの時間帯に撮影。
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暮れる空とフットライトの明かりのマッチングが素晴らしい…
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翌日も天気が比較的よかったので前日行く事が出来なかった西森園地展望台へと赴きました。
西森園地展望台からは渡名喜島の集落の全体と渡名喜港を望む事が出来ます。
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遊歩道はきちんと整備されていて歩いている途中でも青く透き通った海を見れる。
西森園地展望台へは徒歩で20分ちょいで到着します。展望台からは360°のパノラマが見えますが下の写真のように展望台周りにススキが生い茂っているので集落の写真を撮るなら展望台前の階段から撮るのが一番綺麗だと思います。
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「展望台までの階段」
目の前があがり浜 
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「入砂島方面」
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 道中の階段より渡名喜島の集落と入港してくる久米島商船のフェリー
この日は船は動いていましたが翌日は…見事に欠航になりました…。
本当は翌日帰って座間味島に行く予定でしたがそのスケジュールはおじゃんに…今後どこからしら暇を見つけて沖縄の離島も制覇して行きたいですね。
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ズーミング、手前に見える少し大きい赤いレンガの屋根の建物は小学校と中学校。
変に観光地化がされておらず看板類もかなり少ないおかげで沖縄本来の雰囲気を味わえる。
その点料理屋やお土産屋もほとんどないので普段行く様な観光地とはまた別の楽しみ方を探さないといけない。(本当に何も無いので自分は村内を歩き回って楽しんでいた) 
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旅行先には円周魚眼も持って行っていたので島全体を撮影。

お昼はターミナル食堂で沖縄そばを頂きました。
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沖縄そばは初めて食べたのですが思った以上に薄味でした。(普段濃いものばかり食べてるせいで舌が…)
ただ、肉の味付けは凄い好きで圧倒言う間に平らげてしまいました。
 
◎島から脱出出来ない…
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「欠航案内」
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「2012年6月24日からめくられていないカレンダー」
タイトルの時が止まった島はここから来ています。
翌日は外洋が荒れてしまいフェリーが欠航し島に取り残されてしまいました。これまではこういったことがなかったのである意味初体験です。ただ、天候もそこまでよくなかったのでこの日は宿でゆっくりしていました。案外やる事がなさ過ぎるとそれはそれで辛いかもしれません…。

ただ、それでも自分の時は流れているのでなんやかんだで翌日に
流石に二日連続での欠航とはならずに迎えの船が到着
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そして、泊港まで無事に帰る事が出来ました。

渡名喜島の旅はこれでおしまいです。
普段なかなか行けない島を訪れることができ島から出れなくなったのも良い経験でした。
何回も行っていますがこの島は本当に静かでゆったり過ごすには最高だと思います。
島内の雰囲気も素晴らしいし夜間のライトアップは恋人と一生に歩いたら最高ですね間違いなく。

渡名喜島 旅行記 終