2017年12月17日

合図

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チャバネフユエダシャク
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R.

ほぼ1週間おきに夜の観察に出かけています。

今夜はこの冬初めて、フユシャク類を確認できました。彼らが出てくると、温暖な湘南にもいよいよ冬到来の合図。まずはチャバネフユエダシャク。この1頭だけでしたが、これからどんどん出てくることでしょう。なんとかメスも見つけたい。

PC170212
クロオビフユナミシャク*
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R.

こちらもオスだけでしたが、数頭確認できたクロオビフユナミシャク。やはりシーズン本番はこれからでしょう。

*ガの研究家、阪本優介さんにご教示いただきました。

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アヤモクメキリガ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R.

街灯の下に積もった落葉や枯枝が、ふっと動いたように見えて、しばらく凝視しているとその形が浮かび上がってきました。見事な擬態に関心してしまった  キリガ。

PC170168
アヤモクメキリガ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R.

顔は意外とオーソドックス。

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ハラビロカマキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R.

そしてまだ、ハラビロカマキリが生きていました。今夜は寒く(5℃)、風もあって体感気温はより低く感じられましたから、カマキリにはかなり厳しい夜でしょう。なんとか無事に明日を迎えてほしいものです。

2017年12月17日 神奈川県藤沢市



photombo at 23:36|Permalink チョウ・ガ | バッタ・カマキリなど

2017年12月16日

だからこそ

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枯葉の中に・・・
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

ある朝のこと、雑木林の脇を歩いていると、小さな枯葉がヒラリと舞い降りました。あれ、いま青紫の光も見えたような・・・としばらくそのあたりを眺めていると・・・

PC110159
ムラサキシジミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

それはフワッと翅を広げました。ムラサキシジミです。一面枯葉色の風景が、一瞬にして華やかになりました。鮮やかな色の生き物が少ない冬だからこそ、その美しさがいっそう際立ちます。

PC110015
ウラギンシジミ メス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

気がつけば、すぐそばにウラギンシジミの姿も。

どちらも成虫越冬するシジミチョウ。寒さを乗り越え、無事に春を迎えてほしいものです。

2017年12月11日撮影分 神奈川県藤沢市



photombo at 22:47|Permalink 湘南 | チョウ・ガ

2017年12月15日

2つのハサミ

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ハサミムシ(ハマベハサミムシ)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

昨日訪れた海岸で、浜辺にあった大きめの石をいくつか裏返してみると、体長3cm近くありそうな、黒々とした虫が出てきました。ハサミムシです。気温が低いせいでしょうか、すぐには逃げ出そうともせず、触角や脚をわずかに動かすだけ。よい撮影モデルになってくれました。

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

最大の特徴であるハサミ。よく見ると左右非対称で、何か特別な目的のために作られたように見えます。大きく湾曲したこの形といい皮革のような質感といい、実に格好いい。ただし挟まれると痛そうです。

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ハサミムシ(ハマベハサミムシ)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

別の石の下からも出てきました。一見同じように見えますが、一つだけ大きな違いが。

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

そう、ハサミの形です。こちらは湾曲が弱くスラリとしたピンセットのような形。挟むよりも刺したほうが痛そうにも見えます。

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ハサミの比較

両者の比較です。実はこの違い、性差によるものです。湾曲した上の写真がオスで、スラリとした下の方がメス。ということは、雌雄でハサミの使途が異なることが予想できますが、ざっと調べた範囲ではわかりませんでした。

またコブハサミムシのように、同性でもタイプの違うハサミをもつ種類もいて、いっそうややこしそう。ハサミムシ、突き詰めると奥が深そうです...。

2017年12月14日撮影 神奈川県南部



photombo at 18:48|Permalink 湘南 | ハサミムシなど

2017年12月14日

とっておく

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海岸線
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12−40mm F2.8 PRO.

県南部の海岸へ足を伸ばしてきました。狙いはあの大きなカメムシ。

昨年、撮影仲間の青木由親さんにポイントを教えてもらったので、今年も様子を見ておこうと思い立ったのです。

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いた!
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, KIPON マウントアダプター EF- MFT AF, Canon EF 8-15mm F4L Fisheye , マクロフラッシュSTF-8.

するとほどなくして、アオキやヤツデ、アカメガシワなどの葉の裏に、その姿を見つけることができました。そう、オオキンカメムシです。

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オオキンカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

オオキンカメムシの大きな魅力のひとつ、角度によって見えたり消えたりする、幻のような青紫の光沢。

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オオキンカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

この厚み!そしてチラリと見える腹部の色模様。実に素晴らしい虫です。

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オオキンカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8. カメラ内深度合成.

あわよくば越冬集団も、と狙っていましたが、そうは甘くありません。数は少なくないのですが、いずれの個体も1頭でポツンと止まっているか、歩き回ったり飛んだりしているかで、本格的な越冬状態に入るのはもう少し先かな、という雰囲気でした。せめて2~3頭でも集まってくれると、写真に変化が出て面白いのですが、それはもう少し先の楽しみにとっておくことにしましょう。

2017年12月14日 神奈川県南部

[ カメムシ・・・]


photombo at 22:32|Permalink 湘南 | セミ・カメムシ

2017年12月13日

主役

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メジロ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

ここ数日で急に冬の気配が濃くなってきた神奈川の里山を、カメラを持ってぶらぶら散策。

鈴なりに実をつけた柿の木に、何羽ものメジロが訪れて、熟柿の味を満喫しています。はじめのうちは人を警戒してすぐに逃げていたのですが、やがて気にしなくなりました。それだけ柿が美味しいのでしょう。

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シロハラ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

シロハラにも出会えました。キョロロッというその独特な鳴き声は、少し前から聞こえるようになっていたのですが、姿を見たのはこの冬初めて。

PC130504
シジュウカラ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

ツピーツピー、ジュクジュク・・・と賑やかに現れたシジュウカラ。虫を探したり水を飲んだりと、常に忙しそう。

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トラツグミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

同行していたアミさんが枯葉の積もった林内で見つけ、「あそこにいる!」と教えてくれたトラツグミ。久々に見ることができました。じっとしていると全く気づかない、見事な保護色。お気に入りの場所があるようで、ほとんど移動せずに一箇所で地面をせっせと掘り返していました。ミミズのたくさん出るポイントでもあるのかな?

雑木林の主役は、そろそろ昆虫から鳥たちへ・・・。

2017年12月13日 神奈川県



photombo at 21:47|Permalink 湘南 | トンボ

2017年12月12日

日向を追いかけて

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アキアカネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, KIPON マウントアダプター EF- MFT AF, Canon EF 8-15mm F4L Fisheye

湘南もよく冷え込んだ1日。日中の最高気温は、昨日よりも5℃以上低かったようです。

ひんやりとした空気の中、やってきたのは丘陵地の池のほとり。周囲を林に囲まれていることもあって、太陽の低いこの季節は日向の場所が刻々と変わります。それを追いかけるようにして、常に日当たりのいい場所で暖をとるアキアカネ。近くに別の個体がくると、ぱっと飛び立って追い払います。その様子は最盛期の縄張り争いと同じで、元気そのもの。まだしばらくはその姿を見せてくれそう。

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オンブバッタ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

一方で、オンブバッタもまだまだ活動中。このペアはおんぶしてるだけではなくて、実際に交尾もしていました。しかしトンボのように飛べない彼らは、日陰になったらどうするのでしょうか。寒さには強そうですから、案外日が当たっていなくても平気なのかもしれません。あるいはもう活動をやめて、また明日、日が当たるまでじっと耐えているのかな。

2017年12月12日 神奈川県藤沢市



photombo at 22:17|Permalink トンボ | バッタ・カマキリなど

2017年12月11日

撤回

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ナツアカネ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

ひと月も季節が戻ったかのような、暖かな快晴の1日。最高気温は16℃を超えたようで、実際日向にいると汗ばむような陽気でした。

強い冷え込みの後だけに、これは反動で何か起きるぞ・・・と赤トンボのポイントへ。到着後しばらくは個体数も非常に少なく、読みを誤ったかと思ったのですが、突然それははじまりました。上空からピューンと舞い降りてきたナツアカネの交尾態。まだ生殖活動してるのか!と驚いていると・・・

PC110508
ナツアカネ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

なんと、交尾したペアが次々に飛んできます。12月も中旬に差し掛かっているというのに、ウソみたいな光景です。

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ナツアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

もちろん産卵行動も。望遠で、広角で、最盛期並みに撮り放題。季節を忘れそうになります。

PC110800
ナツアカネ 単独産卵するメス(下)と警護するオス(上)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

感心したのは、メスがしっかり卵を持っていて、ちゃんと産卵していることでした。もうお腹の中は空っぽで、余生を過ごしているような状況だと思っていたので、何ペアもの産卵が見られたことに、かなり驚きました。

実は今日で赤トンボの本格的な観察・撮影は終わりにしようと思っていたのですが、あっさり撤回です。個体数自体は日に日に減ってきてはいるのですが、彼らがいつまで元気に飛び回っているか、できる限り見届けたいと思います。

2017年12月11日 神奈川県
[トンボ・・・]


photombo at 20:31|Permalink 湘南 | トンボ

2017年12月10日

秋の虫・冬の虫

PC100384
クロスジフユエダシャク
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

雑木林を歩いていると、足元から淡褐色のガが飛び出し、ひとしきり飛んだ後でふわっと笹の葉に降り立ちました。これはクロスジフユエダシャク。冬に発生するフユシャクと呼ばれるガのうち、トップバッターをつとめる種類。これが飛び始めると、いよいよ本格的な冬がやってきます。

PC100431
ヘラクヌギカメムシ
/ OLYMPUS TG-5 Tough + フラッシュディフューザー FD-1.

とはいえ、ヘラクヌギカメムシたちもまだまだ元気一杯。多くのオスや交尾中のペアが、コナラの幹を歩き回っていました。写真上側のメスのお腹は、いまにも卵ではちきれそう。きっとたくさんの卵を産んでくれることでしょう。

PC100511
キボシカミキリ
/ OLYMPUS TG-5 Tough + フラッシュディフューザー FD-1.

じっとしてはいましたが、キボシカミキリも頑張っています。特に体の欠損もなく、美しい個体でした。まだまだ長生きしそうな雰囲気。

秋の虫・冬の虫。フィールドはその過渡期に差し掛かっているようです。

2017年12月10日 東京都八王子市

[ 手軽に・きれいに昆虫撮影 ]


photombo at 21:21|Permalink チョウ・ガ | セミ・カメムシ

2017年12月09日

振り返れば

PC090194
ウソ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

よく冷え込んだ朝。林道を歩いていると、道端の木に3~4羽のウソがいて、なにやら実をついばんでいるようでした。ときおり周囲の山から口笛を吹くような鳴き声が聞こえていたので、実際は他にもいたものと思われます。

空抜けの厳しい条件でしたが、なんとか背景を山にしようと回り込んで撮影。それでも逆光気味で、ウソ本来のいい色が出せなかったのは残念。

PC090470
ベニマシコ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

しばらくウソに見とれていましたが、ふと気配を感じて振り返れば、そこには見覚えのある小鳥の姿が。色あいが地味でしばし考えてしまいましたが、そうそう、ベニマシコです。こちらはメス。

PC090539
ベニマシコ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. Zuiko Digital ED 300mm F4 IS PRO+ 1.4x Teleconverter MC-14.

よく見ると、すぐそばにオスもいました。もちろんメスも可愛いのですが、これでこそ“ベニ”マシコというもの。この日は全体に鳥の姿が少なく、あまりシャッターを押せませんでしたが、なんとか手ぶらで帰る状況は免れました。

いよいよ本格的な冬鳥のシーズン。この冬はどんな鳥たちに出会えることでしょうか。

神奈川県北部
[ ポプラ社の図鑑WONDAシリーズ ]


photombo at 22:50|Permalink 湘南 | 鳥類

2017年12月08日

探し出せない

PC070254
どこに?
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

土手を歩いて越冬トンボを探していると、足元に積もった枯葉がフワッと舞い上がり、しばらくヒラヒラと飛んでふたたび林床に降り立ちました。あのチョウだ!と着地したあたりを探しますが、なかなか見つけられません。この写真の中にいますが・・・

PC070239
クロコノマチョウ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, KIPON マウントアダプター EF- MFT AF, Canon EF 8-15mm F4L Fisheye, マクロフラッシュSTF-8.

うっかり近づきすぎて何度も飛ばれてしまいました。というよりも、飛び出す姿を見て初めて「あ、ここにいたのか!」となるのです。ただしあまり遠くにはいかないので、根気よくつきあえばちゃんと撮らせてくれるのが、クロコノマチョウのいいところ。それにしても素晴らしい擬態ですね。そこにいることを知らなければ、まず探し出せないでしょう。

PC070005
ムラサキシジミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

下ばかり見ていたら、ふいに目の前にやってきて翅を開いたムラサキシジミ。

深みのある美しい青紫なのですが、地味な色模様をしたクロコノマチョウの後で出会ったせいか、とんでもなく派手に見えました。

2017年12月7日撮影 神奈川県茅ヶ崎市



photombo at 21:51|Permalink 湘南 | チョウ・ガ
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