2020年08月08日

このあたり

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ショウジョウトンボ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

うだるような暑さの中、すこしは涼しくなるだろうと日もだいぶ傾いてから水辺を訪れました。しかしそれでもまだ30度を超える蒸し暑さ。汗だくになって歩き回っていると、足元から真っ赤なトンボがいくつか飛び出しました。夏の赤トンボ、ショウジョウトンボです。

成熟したオスは全身が真っ赤に染まるのですが、この個体は網目状に黄色の部分が残っています。これは成熟過程の一時的な色模様。この模様は個体や成熟段階でかなり差異があり、顕著な網目模様のものが珍しい例として同好会誌などで報告されたりもしますが、個人的にはそれほどのものでも・・・という感じ。

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ルリボシヤンマ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

夕方、日陰が増えてきた水辺に現れたのはルリボシヤンマ。このあたりでは秋のトンボなので、一瞬なんのトンボだかわからず、頭の中に「?」が並びました。

長引いた梅雨の影響で、まだ夏のトンボもろくに撮影していないのに・・・。
気ばかり焦る日々が続きます。

2020年8月8日

好評発売中!「昆虫のとんでもない世界」。気鋭の昆虫学者や写真家、クリエイターが集まって、昆虫の美しさや面白さをめいっぱい伝えるべく、この本を作りました。大判の誌面いっぱいに広がる虫たちの世界を、ぜひ手にとってご覧ください。


photombo at 23:17|Permalink トンボ 

2020年08月07日

日向

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ミヤマカラスシジミ

朝からぐんぐん上がる気温に慄きながら、日当たりのいい草原へ。汗だくになって歩いていると、やがて目当てのチョウが姿を見せてくれました。ミヤマカラスシジミ。やや時期が遅く、翅には擦れが目立ちましたが、なかにはまだ比較的綺麗な個体も。

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ホシチャバネセセリ

すでに出現期は終わっているだろうと思っていた、ホシチャバネセセリも見られて幸運でした。

しかし日向の草原は蒸し風呂のように暑く、体も精神も2時間足らずで限界に。早々に探索を切り上げ、涼しい谷川へ避難したのでした。

2020年8月7日

photombo at 21:05|Permalink チョウ・ガ 

2020年08月06日

揃い踏み

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ヤマトタマムシ

雑木林の脇、積まれた薪にやってきたヤマトタマムシ。産卵管を出し入れしながら長時間歩き回っていました。

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ルリボシカミキリ

同じところでルリボシカミキリもいくつか。夏の美麗種、揃い踏み。

2020年8月

photombo at 20:38|Permalink 甲虫 

2020年08月05日

大きなクモ

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コガネグモ
E-M1 Mark II, 60mmマクロ, FL-LM3

林縁に大きな網を張っていた、立派なコガネグモ。ある程度自然度の高い環境でないと見られないせいか、最近は出会う機会があまりありません。

見かけるとつい嬉しくなって、何十分も撮り続けてしまう被写体です。

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アシダカグモ
E-M1 Mark II, 60mmマクロ 深度合成モード

桜の木のウロにいた、大きなアシダカグモ 。よくみると白い円盤状のものを咥えています。

これは卵の入った袋で、この個体が作ったもの。子蜘蛛が生まれる頃まで、こうして飲まず食わずで卵を守るそう。

深度合成によって、そのディテールがよく表現できたと思います。

2020年7-8月



photombo at 21:48|Permalink クモ 

2020年08月04日

夏のシラカシ

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シロテンハナムグリ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

シラカシの樹液に来ていたシロテンハナムグリ。湘南では公園にシラカシが植栽されていることが多く、樹液に来る昆虫がよく見られます。

シロテンハナムグリは個体差が大きく、この2頭もぱっと見では別種かと思うほど模様が違います。ここは樹液の出があまりよくなかったのか、たびたび頭を付き合わせて小競り合いを繰り広げていました。

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アカボシゴマダラシロテンハナムグリ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

こちらではシロテンハナムグリに加え、外来種のアカボシゴマダラも。こちらは仲良くお食事中。

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クロカナブン
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

これからが旬のクロカナブンもシラカシに。漆を塗ったようにピカピカで、空の色さえ映しこんでしまうような。

今日は最寄りの公園で樹液酒場を楽しみましたが、心配なことも。先日書いたナラ枯れの元凶、カシノナガキクイムシらしき穿入孔と木屑がコナラ、シラカシを含めあちこちに。杞憂であることを祈るばかりです。

2020年8月4日 

8月3日発売!「昆虫のとんでもない世界」。気鋭の昆虫学者や写真家、クリエイターが集まって、昆虫の美しさや面白さをめいっぱい伝えるべく、この本を作りました。大判の誌面いっぱいに広がる虫たちの世界を、ぜひ手にとってご覧ください。


photombo at 22:48|Permalink 甲虫 | チョウ・ガ

2020年08月03日

ピカイチ

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トラフカミキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, FL-LM3.

枯れかけたクワの木の幹に、トラフカミキリのカップルが行ったり来たり。よくみると交尾は成立していなくて、産卵したそうなメスにオスがしつこく迫っているだけのよう。

徹底的に無視をして歩き回るメス。しばらくオスはつきまとっていましたが、突然それまでのしつこさがウソのようにぱっとメスから離れ、「もういいや」とでも言うように、ふいに飛び去りました。

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, FL-LM3.

オスの邪魔がなくなり、ようやく落ち着いて産卵をはじめたメス。樹皮の裂け目などに産卵管を差し込んでいるのがよく見えました。

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トラフカミキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, FL-LM3.

その様子を正面から。数多いトラカミキリ類の中でも、このトラフカミキリはスズメバチへの擬態度がピカイチ。写真ではいまひとつ伝えきれませんが、その歩き方や雰囲気はハチそのもの。久しぶりにいいものを見ました。

2020年8月3日

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photombo at 21:59|Permalink 甲虫 

2020年08月02日

泥団子

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足元
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. DMW-FL200R.

林の中のベンチに座って休んでいたら、足元に何かが飛んできて止まりました。しばらくじっとしているのでカメラを向けてみると、どうやらドロバチ類のよう。

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エントツドロバチ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, DMW-FL200R.

その後も次々に飛んでくるので待ち伏せて確認。エントツドロバチが泥を集めに来る場所だったよう。土の質や湿り気がきっと巣材に向いているのでしょう。口元に集めた泥団子が見えます。

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エントツドロバチ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. プロキャプチャーモード.

巣の場所が特定できないかと何度か追いかけてみましたが、彼らの飛翔力に追いつけるはずもなく・・・。

2020年8月2日

いよいよ明日発売!「昆虫のとんでもない世界」。気鋭の昆虫学者や写真家、クリエイターが集まって、昆虫の美しさや面白さをこれでもかと伝えます。ただいま予約受付中↓




photombo at 22:52|Permalink ハチ・アリ 

2020年08月01日

不安

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ノコギリクワガタ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

雑木林を散策していると、すぐに目に飛び込んできた大きなノコギリクワガタ。いつもなら人の気配を察するとすぐにコロン、と落下して落ち葉の下に隠れるのですが、じっとして動きません。ここぞとばかりに撮影しました。やっぱりかっこいい!

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コジャノメ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

翅の縁を大きく欠損していたコジャノメが、コナラの樹液を吸いにきていました。何に襲われたのでしょうか。でもこれくらいなら大丈夫。何の不自由もなさそうに、元気に飛んで行きました。

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サトキマダラヒカゲ
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

こちらはまだ羽化して間もないのか、とても綺麗なサトキマダラヒカゲ。やはり樹液に夢中で、近づいても逃げません。

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カナブン
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. FL-LM3.

樹液といえばカナブン。そういえば夏の後半に出てくる虫、クロカナブンもすでに飛び回っており、長い梅雨の間にも季節が進んでいたことを思い知らされました。そんなことを思っていたら、今日になって梅雨明け宣言。暑い夏がやってくる・・・でしょうか。

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カシノナガキクイムシ(想定)による穿入孔とフラス
/ OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO.

ひとつ不安なのは、こうして小さな穴と木屑の出た木がたくさん目立っていたこと。これはカシノナガキクイムシという5mm弱の細長い甲虫が開けた穴とその痕跡です。

この虫が運ぶ通称ナラ菌と呼ばれる菌がコナラなどの木の中に入ると、水を吸い上げられなくなって枯れてしまい、それが広範囲にわたって起こる「ナラ枯れ」が各地で問題となっています。

神奈川では2017年から確認されているようなのですが、ついに地元の林にも入ってきたか・・・というのが第一印象。この先どう推移していくのか、見守るしかありません。

・ナラ枯れについてはこちら
・神奈川県のナラ枯れについてはこちらをご参照ください。

2020年7月31日 神奈川県

8月初旬発売予定「昆虫のとんでもない世界」。気鋭の昆虫学者や写真家、クリエイターが集まって作った「昆虫のすごい世界」(2018)のいわば第2弾。昆虫の美しさや面白さをこれでもかと伝えます。ただいま予約受付中↓


photombo at 23:14|Permalink 甲虫 | チョウ・ガ

2020年07月31日

止まらない

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キマダラカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, FL-LM3.

桜並木で見かけたキマダラカメムシ。大きく美しいカメムシですが、台湾や中国、東南アジアが原産の外来種。日本では18世紀の長崎で発見され、その後長く見つかっていませんでしたが、20世紀も終盤になって突如分布の拡大をはじめ、九州はもとより本州の西部、中部でも発見されるようになりました。

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キマダラカメムシ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, FL-LM3.

神奈川での発見は2011年。その後どんどん数を増やし、今では県内各地でその姿を見るように。さまざまな植物から吸汁するようですが、個人的にはサクラの木で見かける機会が多いです。

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キマダラカメムシ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, FL-LM3.

この河川敷の桜並木では、ほとんどの木に数頭のキマダラカメムシがいる状態。幼虫、成虫、交尾ペアなどさまざまなステージが。この勢い、少なくとも当分の間は止まりそうにありません・・・。

2020年7月31日 神奈川県

8月初旬発売予定「昆虫のとんでもない世界」。気鋭の昆虫学者や写真家、クリエイターが集まって作った「昆虫のすごい世界」(2018)のいわば第2弾。昆虫の美しさや面白さをこれでもかと伝えます。ただいま予約受付中↓



photombo at 23:42|Permalink 湘南 | セミ・カメムシ

2020年07月30日

まだか

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ノコギリクワガタ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, FL-LM3.

降ったり止んだり、すっきりしない天気が続いている関東地方。それでも野外に出れば昆虫たちはそれなりに活動していますから、家にこもっているわけにも行きません。

時おり小雨の降る中で、クヌギの幹を歩き回っていたノコギリクワガタ。午後3時頃でしたが、同じ木に他の個体も見られましたから、この時間帯にも普通に活動しているようです。

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カブトムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, FL-LM3.

発見時はメスだと思っていましたが、近くで見ると小さな角があり、小型のオスだとわかりました。

こちらも午後3時過ぎに撮影したものですが、実は正午前に見つけていたもの。しかしその時には大型のオスもいくつかいたのに、撮影時にはいなくなっていました。もしやと木の根元を見ると、真新しいものから古いものまで、腹部の無くなったカブトムシの死骸がいっぱい。なかにはわずかに動いているものも。夜間にフクロウなどに襲われたものもあるでしょうが、少なくともいくつかは近くで鳴いていたカラスの仕業だと思います。

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ノコギリクワガタヨツボシオオキスイ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, FL-LM3.

これは別の木で見つけたノコギリクワガタのメスとヨツボシオオキスイ(2頭)。見つけた時にはコクワガタのオスもいたのですが、撮影の準備中に落下したのか、カメラを構えた時には見当たりませんでした。

そしてシックな装いのヨツボシオオキスイ。これによく似たムナビロオオキスイという種がいて、翅の模様などで見分けられるようですが、これはどっちだ・・・というわけで、ヨツボシオオキスイ(仮)としておきます。そして右下の個体、帰宅後の画像チェックではじめて気づいたというのは秘密。

それにしても天気が悪すぎます。梅雨明けはまだか・・・。

2020年7月27日

8月初旬発売予定「昆虫のとんでもない世界」。気鋭の昆虫学者や写真家、クリエイターが集まって作った「昆虫のすごい世界」(2018)のいわば第2弾。昆虫の美しさや面白さをこれでもかと伝えます。ただいま予約受付中↓



photombo at 22:25|Permalink 甲虫 
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