2016年05月26日

いつ見ても

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オオミズアオ
/ iPhone 6s

雑木林を散策中、視界に大きな白いものが映り、ドキッとしました。久しぶりに見たオオミズアオ。羽化後あまり日にちが経っていないのでしょう、とてもきれいな写真映えのする個体でした。

FD-1を装着したTG-3しか持ち合わせていなかったのですが、どうしても広角で撮りたかったのでiPhone6sで撮影。

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オオミズアオ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough + フラッシュディフューザー FD-1

そしてフェイスショット。いつみても可愛らしい虫です。

こちらはもちろんTG-3+FD-1。そのままでは光が強すぎたので、FD-1本体のレバーを操作し、光量を絞りました。よく出来ています・・・。

2016年5月26日 神奈川県藤沢市
[おススメ]


photombo at 23:10|Permalink湘南 | チョウ・ガ

2016年05月25日

夏はもう

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クロスジギンヤンマ
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 70-300mm F4-5.6L IS USM.

昨日訪れた山里は斜面にミカン畑が広がっていて、灌水用でしょうか、あちこちに小さな貯水槽が地面に埋めてありました。その開水面わずか2m四方ほどの貯水槽で、なわばり飛翔するクロスジギンヤンマ。おそらくいくつもの貯水槽を渡り歩いているのでしょう、すぐにいなくなりますが、しばらくするとまた戻ってきます。

時おり2頭で、また時には三つ巴でケンカもしていたので、複数のオスたちが時間差で同じ場所をパトロールしているよう。

ここぞと決めた場所で待ち伏せてシャッターを切りましたが、少しコースの読みが外れて画面中央に収まらず。惜しい。

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アオイトトンボ 手前(下)がオス、奥(上)がメス
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro 深度合成モード.

午後遅く、とある池を訪れると、水辺には羽化間もないアオイトトンボたちがたむろしていました。先週同じ場所を訪れた時にはいなかったので、まさに出始め。

離れて止まった2頭のアオイトトンボ。その両方にピントを合わせようと、深度合成で撮影。細部はちょっと怪しげな感じもしますが、なんとか見られる写真になりました。こういう時は無理にカメラ内深度合成せず、フォーカスブラケットで多めに撮っておいて、パソコン上で合成した方がうまくいくようです。

水辺ではショウジョウトンボやキイトトンボ、オオシオカラトンボなど、これからピークを迎えるトンボたちが飛び交っていました。夏はもう、すぐそこに。

2016年5月24日撮影 神奈川県西部

[トンボの撮り方、載ってます・・・]


photombo at 22:41|Permalink湘南 | トンボ

2016年05月24日

苦しい構図

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あのハチ
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

ほとんどが枯れ木となった古い栗の林を訪れて、しばし昆虫観察。なかなか目当ての虫が現れませんでしたが、そろそろ引き揚げようかという時になって、ついに出ました。一見これと言って特徴のないハチですが・・・

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ウマノオバチ
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

そう、ウマノオバチです。木の中にいるカミキリムシの幼虫に産卵(寄生)するため、こんなにも長い産卵管をもっているのだそう。産卵管の長さには個体差がありますが、この個体はこれまで見た中でも特に長いような気がします。もちろん嬉しいのですが、おかげでこんな苦しい構図に・・・。

2016年5月24日 神奈川県西部

[今日のオススメ]



photombo at 22:10|Permalink湘南 | ハチ・アリ

2016年05月23日

指の腹

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ムモンホソアシナガバチ
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

自宅からほど近い雑木林を歩いていると、ツンと軽く鼻を突くような香り。久しぶりに嗅ぐコナラの樹液の匂いでした。匂いをたどってその滲出源を見つけると、ときおりプシュッとはじける音を立てながら、泡立った樹液が出ています。そしてそこにはムモンホソアシナガバチが。

スズメバチは樹液をよく訪れますが、アシナガバチが樹液に来ているのを見たのははじめてかもしれません。

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サトキマダラヒカゲ
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

そしてハチがいなくなると、どこで待機していたのかすぐにサトキマダヒカゲがやってきました。しかしやはりハチが気になるのか落ち着きがなく、すこし吸っては飛び去り、またやってきては吸いの繰り返し。

そうして飛び去ったサトキマダラヒカゲが戻ってくるのを待っているとき、左手の親指に違和感が。

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ヤブカの一種
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

なんと、親指の腹をヤブカに刺されていたのでした。妙な所から・・・と感心しつつ、モデルになってもらいました。最後はやっつけてやろうと思っていたのですが、撮影に夢中になっている間に吸血を終え、けっこう身軽な様子で飛んで逃げて行きました。

これだけたっぷり吸われたので、さぞかしかゆくなるだろうと覚悟していたのですが、意外なことに弱くじんわりしたかゆみが少しの間残っただけ。親指の腹は蚊に刺されてもかゆくならないんだ!という新たな発見でした。

2016年5月23日 神奈川県藤沢市

photombo at 21:58|Permalink湘南 | 昆虫いろいろ

2016年05月22日

もう1頭

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オオイシアブ キイロトラカミキリを捕食
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

小さな観察会があり、昆虫ライターS木さん、編集者のS水さん、ハエトリグモの研究者、S黒さんと4人で川崎市内の公園を散策してきました(なぜかイニシャルSの人ばかり!)。

どんな分野でも専門家と歩くのは楽しいもので、ふだん気にも留めないような場所から、次々にハエトリグモが見つかります。そのクモたちを見ていると「次はハエトリグモのブームがくるのでは?」と思うほど、姿形や動きも個性があって、美しく可愛らしいものでした。が、その写真や様子はまた別の機会にご紹介できればと思います。

今日の写真は、取材終了後にみなさんが帰られた後に撮ったもの。オオイシアブがなんとキイロトラカミキリを捕えていました。なんと豪華な獲物!と感心しながら撮っていましたが、油断した隙にふっとその姿が消え、上空へ飛び去る姿を見送る羽目になりました。こんな大きな獲物をもって、身軽に飛べるのですからすごい虫ですね。

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オオイシアブ キイロトラカミキリを捕食
/ Canon EOS 7D Mark II, EF 100mm F2.8L Macro IS USM.

かろうじて撮れた写真をチェックしていたら、もう1頭の虫が写りこんでいました。オオイシアブに吸血されているキイロトラカミキリの触角に、ヌカカのような双翅目。その腹はパンパンに膨らみ、どうやらこちらも吸血しているよう。おこぼれを狙ってやってきたのでしょうか、なんともたくましい生き様です。

2016年5月22日 神奈川県川崎市

photombo at 21:46|Permalinkハエ、アブ | 甲虫

2016年05月21日

きらめく頃に

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ハンノキの枝先に
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough

湿地帯に生えた数本のハンノキで虫を探していると、つい先日、昆虫写真家・森上信夫さんのブログで紹介されていた、ハンノキの「ぎょうざ」が。

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ハンノキの「ぎょうざ」
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough

上から見るとこんな感じ。葉の2/3ほどが糸でぴたりと綴じ合わされています。そこでこれをペリペリと剥がしていくと・・・

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餃子の餡 ⇒ ミドリシジミ 幼虫
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough + フラッシュディフューザー FD-1

そこには期待通り、餃子の餡ならぬミドリシジミの幼虫がどんと鎮座していました。もう大きく育ち、樹を降りて蛹になるのも近そうです。

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くしゃくしゃの
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough

同じ木の枝先を見ると、2~3枚の小さな葉を綴って作られた、くしゃくしゃのテントのようなものがいくつも目に付きました。これもか?と開いてみると・・・

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ミドリシジミ 幼虫
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough + フラッシュディフューザー FD-1

やはりそうでした。こちらはひと回り小さな幼虫です。

このミドリシジミたちが美しい翅をきらめかせて飛びまわるころ、またこの場所を訪れようと思います。

2016年5月19日撮影 神奈川県西部

photombo at 23:47|Permalink湘南 | チョウ・ガ

2016年05月20日

もうひとつ

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ヒメキベリトゲハムシ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

桜の木を見上げると、葉のところどろこに黒い粒のようなものがついていました。これは、と枝を手繰り寄せると、果たしてそれはヒメキベリトゲハムシ。棘だらけの小さなハムシです。

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ムネアカアワフキ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

別の葉にも黒い粒。ここにもまた、と思いきや、それはムネアカアワフキ。個体数は少なく、本格的な登場は、まだこれからといった雰囲気。

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ムネアカアワフキ 幼虫の巣
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

枝先をよく見れば、石灰質でできた幼虫の巣がいくつもついていました。大きさこそ違えど、磯でよく見かけるオオヘビガイの殻にそっくりなのが面白い。

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ヤノナミガタチビタマムシ (?)
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

ケヤキ?の低木で葉を食べていたチビタマムシの一種。ヤノナミガタチビタマムシとしましたが、判別が難しいです。

さて、明日は終日都内で打ち合わせや会合の予定。この数日中に野外で撮影しなければならないものもあり、デスクワークも課題山積。せめて体がもうひとつあればと思う今日この頃。

2016年5月22日 静岡県東部
[ ハムシの季節に・・・]


photombo at 22:46|Permalink甲虫 | セミ・カメムシ

2016年05月19日

イタドリ・レストラン

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イタドリハムシ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

本などに使う作例写真を撮りに、標高700mの高原へ出かけてきました。終日天気には恵まれ、絶好の虫日和。あちこち移動しながらと思っていたのですが、気がつけば同じ場所で何時間も過ごしていました。それがイタドリの群落です。

平地ではもう大きく伸びているイタドリですが、ここではまだ僕の膝丈ぐらい。ちょうど撮りやすい高さの葉の上や葉の裏に多くの虫がいて、よい練習相手になってくれました。さっそく登場したのはイタドリハムシ。普通種なのに、見かけるとなぜか嬉しくて毎回撮影してしまうことに。いやあ、カッコいい! 

ちなみに今日の掲載写真は、全てTG-3にFD-1を装着して撮影したもの。これは撮るほどに驚かされる、本当にすごい組み合わせ。最近は出番の減っていた僕のTG-3ですが、FD-1の登場で完全に息を吹き返しました。

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バラルリツツハムシ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

イタドリハムシよりもずっと小ぶりですが、葉上の宝石と呼ぶにふさわしい輝きを放つバラルリツツハムシ。数も非常に多く、あちこちでこんなカップルが見られました。

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セダカコガシラアブの一種
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

久々に見かけた珍奇な昆虫、セダカコガシラアブ。その名の通りの姿をしています。

この虫は外見だけでなく、その生態も実に興味深いものなのですが、僕はまだその片鱗にも触れたことがありません。いつかその機会を持つことができればいいのですが。

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チャバネアオカメムシ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

そのほか、どこにでもいるチャバネアオカメムシや・・・

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ツマジロカメムシ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

白い斑紋と金属光沢のある体が見事なコントラストを見せる、ツマジロカメムシ・・・

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カシルリオトシブミ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough+フラッシュデフューザー FD-1

揺籃を作るメスに、ポパイのような長く太い腕で迫るオス。カシルリオトシブミ。

イタドリ・レストランは大盛況。

2016年5月19日 神奈川県箱根

[FD-1、TG-4はこちらから・・・]


photombo at 22:19|Permalink湘南 | 昆虫いろいろ

2016年05月18日

嬉しくも

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カスリヒロバカゲロウ
/ Canon EOS M3, EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM.

小川のほとりの湿地で見かけた、カスリヒロバカゲロウ。頭から翅端までおよそ2cm。和名のように絣模様をもつ広い翅と、金属玉のようにキラリと光る眼が印象に残ります。

発見時はクサカゲロウの一種かと思ったのですが、ヒロバカゲロウという別の科に属する虫。もっとも成虫、幼虫、卵までクサカゲロウによく似ていて、翅の形が少々違うほかは何が違うのかな?という感想を抱いてしまいます。きっとトンボなどと同じく翅脈などで分類されているのでしょうね。

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ヒメウラナミジャノメを捕食するコハナグモ
/ Canon EOS M3, EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM, 内蔵ストロボ.

このところ、あちこちでこんな光景を見かけます。花にやってきたヒメウラナミジャノメを、待ち伏せていたコハナグモが捕えたところ。チョウの止まり方が不自然だな?と近づくと、案の定でした。

さて、このところ一気に多くの虫が出てきたので、何を狙ってどこへ行くべきか迷いがちです。いろいろ撮りたいものはあれど、この体はひとつきり。嬉しくも悩ましい季節となりました。

2016年5月14日撮影 神奈川県藤沢市
[今日のオススメ]


photombo at 21:51|Permalinkカゲロウ・トビケラ・クサカゲロウなど | クモ

2016年05月17日

困りもの

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トホシテントウ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro 深度合成モード.

カラスウリの葉にその姿が目立ち始めたトホシテントウ。ウリ科の野菜を食い荒らす害虫としても知られますが、カラスウリならいくら食べても文句を言う人はいないでしょう。

テントウムシは小さく厚みのある昆虫なので、相当に絞り込まないと全身にピントを合わせることは難しいのですが、こんなときこそ深度合成の出番。風で揺れさえしなければ、前後のボケを生かしながらも虫の体にはキッチリとピントの合った写真が撮れます。

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アマガエル
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro 深度合成モード.

近くでお昼寝中だった、アマガエルさんも深度合成で。深度合成で撮影すると、どんなものでもその質感描写に驚かされます。このアマガエルも皮ふの微小な凹凸からシワの1本まで、まるで今目の前あるかのように写しとることができました。

これに慣れてしまうと、普通の撮影では物足りなくなってしまうから困りもの。やがて技術が進化すると、飛んでいる虫、走り回る虫も深度合成できるようになるのでしょうか。カメラメーカー各社には、深度合成に限らず、我々が思いつきもしないようなあっと驚く新技術、期待したいものです。

2016年5月14日撮影 神奈川県藤沢市
[昆虫の深度合成は・・・]


photombo at 21:22|Permalink湘南 | 撮影機材
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