2018年10月21日

足元に

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アキアカネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

すっかり稲刈りの終わった水田地帯で、アキアカネが縄張り占有。秋の高い空がよく似合います。

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アキアカネ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

交尾態で次々に水辺へやってくるアキアカネたち。出会いの場所はどこでしょうか。

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アキアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

泥の露出したところで打泥産卵。あれ、よく見ると足元に何かいます。

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アキアカネ 連結産卵と ミナミカマバエ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

ほらこんなに。彼らは湿地でよく見かけるミナミカマバエ。前脚がカマキリのように発達した捕食性のハエなのですが、いかんせんこの大きさではトンボは襲えません。産卵中のアキアカネに直撃されそうになって、慌てて飛んでいく姿も見られました。秋晴れの水辺で見かけた、思いがけないコラボレーション。

2018年10月21日 神奈川県各地

photombo at 22:50|Permalink トンボ | ハエ、アブ

2018年10月20日

ふじのくに

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アサギマダラ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

今日は午後から静岡県の「ふじのくに地球環境史ミュージアム」で講演と観察会。40分ほどの講演で昆虫撮影の基本とその記録的な意義についてお話ししたあと、参加者約20名と博物館の裏山にある観察路を散策しました。

僕が講師を務めるイベントとしては珍しく晴れており、汗ばむような陽気。おかげでいろいろな虫たちが姿を見せてくれました。特に目を引いたのはアサギマダラ。林間を気持ちよさそうに滑空していました。

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ハラビロカマキリ
/ OLYMPUS TG-5 +フラッシュディフューザー FD-1.

木の幹にじっとして、格好のモデルになってくれたハラビロカマキリ。皆さんが撮影した後で僕もパチリとスナップ。

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コカマキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

足元の落ち葉の間から、じーっとこちらを見つめるコカマキリ。

他にはホウジャクやカメムシ類、クダマキモドキやツユムシ、ツマグロオオヨコバイなどが登場。しかし一番目立っていたのはジョロウグモかもしれません。

ところが観察・撮影会も後半に差し掛かる頃、みるみる黒い雲がひろがって、あろうことかゴロゴロゴロ・・・と雷まで鳴り始める始末。あわてて撤収し、室内に入った途端に「ドカーン!」と近くで落雷の音。危ないところでしたが、どうにか無事に終わることができ、ほっと胸をなでおろしたのでした。

昆虫の観察や撮影の面白さを、少しでも伝えることができたなら幸いです。

2018年10月20日 静岡県 ふじのくに地球環境史ミュージアム

photombo at 22:03|Permalink お知らせ | 昆虫いろいろ

2018年10月19日

鮮烈

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ウラギンシジミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

晩夏にはクズの花についた幼虫をよく見かけていましたが、その幼虫たちがいまは新成虫として活動を始めているようです。河原では多くのオスが、湿った地面に吸水にきていました。石ころだらけのモノトーンの風景に、翅表の赤が鮮烈。

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セスジスズメ 幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

田んぼ脇の土手、ヤブカラシの群落で、おしゃれな水玉をあしらったセスジスズメの幼虫がいくつも見られました。1cm程度のものから5cmを超えるものまで、成長の度合いはさまざま。きっと複数のメスがここへ産卵に来ていたのでしょう。

さて明日は静岡県のふじのくに地球環境史ミュージアムで講演と観察会 → こちら。天気がよければいいのですが、どうなることでしょうか・・・。

2018年10月16日撮影分 神奈川県愛川町・茅ヶ崎市

おすすめ昆虫本!


photombo at 21:32|Permalink 湘南 | チョウ・ガ

2018年10月18日

冷静

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マユタテアカネ 交尾 メスは翅斑型
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

終日デスクワークの予定でしたが、晴れ間が見えたのでフラッと近場まで。早々に姿を見せたのは、マユタテアカネ。神奈川県内にも広く薄くいるのですが、ここぞという場所がなくて撮影は偶然に頼りきりです。

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マユタテアカネ 連結産卵 メスは翅斑型
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

今日は運良く、比較的写しやすい場所で産卵するペアがいました。いつもは産卵しながらどんどん茂みの中に潜り込んでいくので、すっきりとした写真がなかなか撮れないのです。

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マユタテアカネ♂ - ミヤマアカネ♀ 異種間連結
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.


びっくりしたのはこれ。メス単独で産卵していたミヤマアカネに、近くで縄張り占有していたマユタテアカネのオスが飛びかかり、あっという間に連結しました。オスがなんども交尾を促しましたが、どうもしっくりこないようで、一瞬リング状になってもすぐはずれてしまいます。やがてメスが強い拒否行動を見せ、オスも諦めて連結を解き、飛び去りました。見境のないオスに対してメスは冷静なようです。異種間の交尾や産卵も撮影したかったのですこし残念。

2018年10月18日 神奈川県北部

[トンボのことなら・・・]


photombo at 22:22|Permalink 湘南 | トンボ

2018年10月17日

状況

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ミヤマアカネ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 ISPRO.

曇り続きのここ数日。どうしようか迷いましたが、ほんの少しでも晴れ間があればと思い、自宅から車で1時間ほどの川原へ、2日続けてミヤマアカネの撮影に出かけました。

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ミヤマアカネ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

幸いなことに、二日とも到着時は日が差しており、すぐに交尾態がいくつも見つかりました。これはいけるぞ!

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ミヤマアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

ところが、肝心の産卵の時間帯になるとしっかり雲が・・・

というわけで、かなりの消化不良。かろうじて撮影できたものも、そのほとんどがこんな状態。肝心なシーンがツルヨシの藪の中だったり。

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ミヤマアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

よしここだ!という場面が石の隙間だったり。もっともこれはミヤマアカネの生息環境と生態によるもので、らしいといえばらしいのですが。

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ミヤマアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO, FL-900R.

それならばと広角撮影に切り替えたものの、かなり敏感かつ臆病で、なかなか近づかせてくれませんでした。

なんとかボウズは免れたものの、やっぱり晴れた日、ミヤマアカネのペアが次々産卵にやってくるような状況で撮影したいなあ・・・。

2018年10月16日、17日 神奈川県北部

[トンボのことなら・・・]


photombo at 23:08|Permalink 湘南 | トンボ

2018年10月16日

通りすがり

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カマキリ(チョウセンカマキリ)産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

あぜ道脇に生えた小さなクワの木に、産卵中のカマキリがいました。それに気づいたのは、通りすがりに真っ白な卵のうが見えたから。そこから視野を広げて「あ、カマキリが産んでる」となったわけです。

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カマキリ(チョウセンカマキリ)産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

すこし惜しかったのは、発見時にはもう産卵が終了間近だったこと。ほんの30分ほど撮影しているうちに、こうして卵嚢の仕上げ塗り工程に入っていました。

このメスはまだお腹が大きく、この後も何回かは産卵を繰り返すことでしょう。カメラのファインダー越しに観察を続けながら、思わず「がんばれ」と声をかけたくなりました。

2018年10月16日 神奈川県愛川町




photombo at 21:32|Permalink バッタ・カマキリなど | 湘南

2018年10月15日

時刻より

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枯葉?
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

曇り空の下、稲刈りが終わり、その株から青々とした葉がまた伸びている田んぼを散策。天気が悪いのでトンボはさすがに飛んでいないか、と眺めながら歩いていると、その稲の葉に茶色い何かがぶら下がっていることに気づきました。はじめは枯葉だろうと思っていたのですが、なんだか不自然です。そこで角度を変えて近づいてみると・・・

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キタテハ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

それはキタテハでした。日差しがないので休んでいるのでしょうか。ふだんの活動中は敏感でなかなか近づかせてくれませんが、広角レンズでギリギリまで近づいても微動だにしません。

しかも興味深いことに、同じような状態のキタテハが何頭も見られました。時刻は午後2時〜3時頃でしたから、眠りにつくにはまだ早いと思うのですが。

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ツマグロヒョウモン
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

さらに面白いことには、ツマグロヒョウモンもお休みモードだったのです。思えばちょうどこの時間帯から雲が厚くなり、体感気温も少し下がってきていたようです。昆虫の活動は時刻そのものよりも、気温や日照に左右されることを、改めて目の当たりにした秋の午後。

2018年10月15日 神奈川県西部

この秋おすすめ昆虫本!




photombo at 22:43|Permalink 湘南 | チョウ・ガ

2018年10月14日

ハードル

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オツネントンボ 未成熟オス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

一見なんでもないような草むらに、若いオツネントンボが群れていました。僕の地元の神奈川ではすっかり希少種となっているトンボなのですが、山梨北部や長野県ではごく普通に見られる光景なのです。

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オツネントンボ 未成熟メス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

オツネントンボは「越年トンボ」で、日本において成虫越冬するトンボ3種のうちの一種。北海道など積雪の多い地域にも分布しているのですが、この華奢な体でどうしてそんなことができるのか不思議です。

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オツネントンボ 未成熟メス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

一見すると地味な茶色のトンボですが、よくみるとその斑紋は銅色の金属光沢を帯びて、なかなかの美しさ。

寒くなると倒木の樹皮下や民家の隙間等に潜り込んで越冬し、ときには何十頭もの集団でいることもあるというオツネントンボ。いずれはそんな様子も観察してみたいものですが、寒いのは苦手なのでハードルが高いのです・・・。

2018年10月13日撮影 長野県

photombo at 17:37|Permalink 甲信越 | トンボ

2018年10月13日

大柄

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ぴったり
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

川沿いのオニグルミの木の幹に、ぴったり張り付いた大きな虫。

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エビガラスズメ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. 深度合成モード.

エビガラスズメです。樹皮に擬態していてよく溶け込んでいますが、いったん気付いてしまえば抜群の存在感。海老柄かつ大柄。

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エビガラスズメ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.深度合成モード.

他のスズメガに比べると複眼が大きいせいでしょうか、とても愛らしい顔に見えました。夜になればこの大きな体で花から花へと飛び回り、長い口吻で蜜を吸うのでしょう。そんな姿も撮ってみたいものです。

2018年10月13日 山梨県北部

photombo at 20:15|Permalink チョウ・ガ | 甲信越

2018年10月12日

本当のオシャレ

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アオドウガネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

久しぶりに見かけたアオドウガネ。出現期の長いコガネムシですが、そろそろ姿を消すころかな。

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ハッカハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

午後遅く、ミントの群落ではハッカハムシが活動を始めていました。多少なりとも夜行性なのでしょうか、日中はまったく見かけない場所でも、夕暮れ時や朝には複数の個体が出て来ていることがあります。

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ハッカハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

背面も美しいハッカハムシですが、実はもっとも色鮮やかなのはそのお腹。普段は見せない部分に美しさを纏う、これが本当のオシャレ?

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ハッカハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

あちこちに差し色として入る、青紫の美しさ・・・

2018年10月12日 神奈川県藤沢市



photombo at 21:29|Permalink 甲虫 | ハムシハンドブック
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