2016年09月25日

秋の日は

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ムスジイトトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

久しぶりに静岡西部の池を散策。予報よりも雲が多めで虫たちの活性はいまひとつでしたが、半日ゆっくり楽しんできました。

写真は黄昏時、水面の浮葉植物で翅を休めるムスジイトトンボ。

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夕暮れの水辺
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO.

秋の日は釣瓶落とし。池に入って夢中で撮影していると、いつの間にかすっかり日は暮れて。さあ帰ろっと。

2016年9月25日 静岡県西部

photombo at 23:42|Permalinkトンボ 

2016年09月24日

『トンボトーーク!」

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展示作業

先週の「秋の湘南 トンボ観察」に続く、BiotopGuildさんとのコラボ企画第2弾、「トンボトーーク!」を青山のICHYS GALLERYで無事に終えてきました。

これは同社代表の三森さんが企画されたもので、トンボと写真についてひたすら熱く語るという、一見なんじゃそれ?という企画なのですが、それだけに興味を持ってくださった方も多く、ギャラリーの立地がこれ以上ないほど抜群だったこと、お天気が悪かったことも幸いして(?)、盛況のうちに終わりました。

今日はトンボとは何か?というところから、日本人とトンボのかかわりなど文化的な側面、そしてトンボそのものについて深く知ろうということで、体のつくりやライフサイクルなど、幅広くお話させていただきました。すこし欲張りすぎて、聴いている方は疲れてしまったかもしれません。ちょっと反省。

写真のお話も多少しましたが、今回はギャラリーをお借りしてのイベントということで、大型のトンボ写真パネルを30枚弱準備し、BiotopGuiodのみなさんが頑張ってくださったおかげで、見る間に素敵なトンボ空間が出来上がりました。ご来場くださったみなさんにも、普段は見ることの無い大きなトンボ写真を楽しんで頂けたのではないかと思います。また短い時間ではありましたが、イベントの前後に会場でたくさんの方々とお話できたのは、大きな収穫でした。

僕は喋っていたので写真を撮影できなかったのですが、スタッフの方や参加されたみなさんからいただいた写真を、後日ここに掲載したいと思います。

最後に、この楽しいイベントの機会を与えてくださった、BiotopGuildの三森さん、裏方として終始サポートしてくださった小沢さん、安部さん。会場のICHYS GALLERYさん、そして先週の観察会含め、天気の悪い中イベントに参加してくださったすべての皆さんに、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

2016年9月24日

photombo at 23:30|Permalinkトンボ | お知らせ

2016年09月23日

静かに去って

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タバゲササラゾウムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ. トリミング.

コウゾと思しき葉の裏に、ゴマ粒のような小さな昆虫。マクロレンズを最大倍率にセットして撮影してみると、それはタバゲササラゾウムシという、体長3〜4mmのゾウムシでした。

そっくりな種にクワササラゾムシというのがいますが、タバゲの方は名の通り、ところどころに束状の毛が生えていて、より毛深く見えます。

このゾウムシはいつも撮影に悩まされる種。というのも、風や手ブレで揺れる葉を固定しようと指でつまんだりすると、その刺激で必ずと言うほど肢を縮め、落下して見つからなくなってしまうのです。

この日は我慢して、葉を触らずに撮影。ストロボを使用してブレを止め、シャープに写すことができました。これは等倍、つまり35mm判換算で2倍の大きさに写っているのですが、いかんせん虫が小さいので、かなり大胆にトリミング。今度オリンパスから発売される30mmマクロレンズは、2.5倍相当まで寄れるようですから、小さな昆虫には便利に使えそうです。

30mmマクロのプレスリリース

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マメコガネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

夏の間はそれこそいくらでも見かけたマメコガネですが、ここへきて減ってきたように感じます。この個体は右の前脚、中脚の符節と呼ばれる部分が欠落し、とても歩きにくそう。もうそれほど長く活動することはできないでしょう。

まだセミも鳴いている湘南の里山ですが、こうして足元から夏が静かに去って行きます。

2016年9月17日撮影分 神奈川県藤沢市

[昆虫図鑑は・・・]


photombo at 22:22|Permalink湘南 | 甲虫

2016年09月22日

そこに移ろいを

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ある夜の・・・
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 + フラッシュディフューザー FD-1

ひんやりとした空気に包まれた秋の山梨。コンビニへ行くと駐車場を照らす灯りに虫たちが集まっていました。最近はどこのコンビニも灯りが虫の集まりにくいLEDに替えられてしまい、楽しみが減ったと嘆いているのですが、ここは店内こそLEDになったものの、外の灯りはまだだったようです。

ざっと見て面白いのは、ヒメガムシ(?)やコシマゲンゴロウなど、水生昆虫が来ていたこと。これは周囲に水田があるためでしょう。ツノアオカメムシもいくつか集まっており、大形のガであるクスサンが飛来していて、初秋らしい感じも。もうしばらくすると同じコンビニでもヒメヤママユに置き換わることでしょう。

一見何の変哲もないコンビニの灯り。それでも時々訪れていると、そこに季節の移ろいを感じることができるのです。

2016年9月15日 山梨県富士河口湖町

[いろんな昆虫を幅広く網羅・・・]


photombo at 23:13|Permalink甲信越 | 昆虫いろいろ

2016年09月21日

妄想

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アジアイトトンボ♂ クリーニング

晩夏になるとあちこちで目にするようになる、アジアイトトンボ。腹部をキュッキュッと連続的に反らし、屈伸のような運動を。

これはトンボに広く見られるクリーニングと呼ばれる行動のひとつで、翅と腹部を擦り合わせることで、汚れを落としているのだと考えられています。

ストロボと遅めのシャッタースピードの組み合わせ、残像を生かしてみました。うまく撮れたという手ごたえを感じていたのですが、後でチェックしてびっくり。羽化時のアクシデントに由来するものでしょうか、左の後翅がぐにゃっと変形した個体だったのです。惜しい。

湘南では、8月下旬ごろから急に個体数が増え、普段は見かけない小さな水辺や水田でもその姿を見るようになります。これはギンヤンマも同様で、急増した後には街中の駐車場などでパトロールしたり、連結して飛んでいる姿が目立つようになるのです。

春〜初夏に産卵されたものが、この時期に発生するためかもしれませんが、それにしては個体数が多すぎるのが気になるところ。今の所根拠はありませんが、彼らはこの時期に多い台風や低気圧に吹き込む風に乗り、南方から大量に飛来しているのではないかと疑っています。

ただどちらの種も、もともと日本に定着している個体と見分けがつかないので、確かめられないのが辛いところ。

しばらくは妄想のまま、置いておくしかなさそうです。

2016年9月17日撮影分 神奈川県藤沢市

[トンボのことなら]



photombo at 22:10|Permalink湘南 | トンボ

2016年09月20日

実りの秋

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オオシオカラトンボ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO + 1.4x Teleconverter MC-14.

すっかり色づいた稲穂の海の中、オオシオカラトンボが交尾していました。秋遅くまで見られるシオカラトンボと異なり、彼らはそろそろシーズン終盤。実りの秋を迎えています。

実りの秋といえば、本日、オリンパスから期待のカメラが開発発表されました。

プレスリリース⇒
AF/AE追従で最高18コマ/秒の高速連写を実現ミラーレス一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII」を開発121点オールクロス像面位相差AF搭載のフラッグシップ機、フォトキナに参考出品

連写速度の飛躍的な向上に目を奪われがちですが、ファインダーや画質、そして操作性もしっかりブラッシュアップされ、まさに犧廼の昆虫撮影カメラ”になりそうな予感。年内発売予定とのことで、期待は高まるばかりです。

2016年9月17日撮影分 神奈川県藤沢市


photombo at 21:42|Permalinkトンボ | 撮影機材

2016年09月19日

目が合って

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目が合う
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

僕の背丈よりも高いジュズダマの茂みでイモムシを探していると、葉の上からこちらを見下ろしていた虫と思いがけず目が合ってしまい、ドキっとしました。ん、キミは誰?

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ササキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

くるっと横に回り込んでみると、それはササキリ。小さなキリギリスの仲間で、今がちょうど活動のピークを迎えるころです。不用意に近づくとピョンと跳ねて逃げてしまうことが多いのですが、この個体はなかなか愛想がよく、しばらく撮影につきあってくれました。

それにしてもササキリ、日中は薄暗い林の下草にいることが多いのですが、こんな目立つ場所で何をしていたのでしょうか。

2016年9月17日 神奈川県藤沢市

[ ササキリは・・・]






photombo at 22:11|Permalink湘南 | バッタ・カマキリなど

2016年09月18日

『秋の湘南 トンボ観察』

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リスアカネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

ときどきポツポツと雨が降る中ではありましたが、Biotop Guildさんとのコラボ企画第一弾、「秋の湘南トンボ観察」会を決行してきました。午前、午後の2回をどうにか無事に開催でき、ホッとしているところ。

午前中の方が不安定な空模様でしたが、水辺ではアジアイトトンボやアオモンイトトンボの生殖活動、リスアカネの縄張り占有などが観察でき、「トンボ観察会」としての体面は保てたように思います。

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イオウイロハシリグモ
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough

一転、午後は天気こそ若干持ちなおしましたが、トンボの影はすっかり薄くなってしまい、かろうじてイトトンボ類やウスバキトンボ、シオカラトンボなどが姿を見せてくれたくらい。天気に左右される昆虫の難しさを改めて痛感しました。

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ヨツボシテントウ ⇒ モンクチビルテントウ*
/ OLYMPUS STYLUS TG-3 Tough

それでも何もいなかったわけではなく、河畔の林や草原ではバッタ類、キリギリス類や甲虫類など様々な昆虫たちが見られ、それなりには楽しんでいただけたようです。午後は特に、昆虫の専門家も参加されたおかげで、僕もいろいろと見せていただくことができ、教わることが多かったです。

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ウラギンシジミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

いろいろと物足りない点はあったかと思いますが、足元の悪い中、参加してくださった皆さんと、この企画を立て、現地でも大いにサポートしてくださったBiotop Guildの皆さんのおかげで、得るものの多い一日となりました。ありがとうございました。今度はぜひ、天気の良い時に・・・。

2016年9月18日 神奈川県平塚市

9/20追記。
*ヨツボシテントウ?としましたが、フッカーSさんより、実際はモンクチビルテントウだとご教示いただきました。
ありがとうございました。


photombo at 22:40|Permalink湘南 | お知らせ

2016年09月17日

トンボ観察会・トークイベントのお知らせ

*9月18日までこの記事がトップにきます。最新記事はこの下へ。

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このブログでのお知らせが遅れてしまいましたが、来たる9月18日(日)神奈川県平塚市の相模リバーセンター前集合で、10時から、および13時からの2回、「秋の湘南トンボ観察」と題した観察会を行います。トンボの見分け方や撮影のコツなどもお話する予定ですのでぜひご参加ください。

参加のお申し込みやお問い合わせは、主催者であるBiotopGuildの安部さんまでお願いします。メールアドレスは

onigguild@gmail.com

です。 参加者には特典もありますので、チラシ画像をご覧の上、ぜひご参加ください。

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また24日(土)には東京・青山のギャラリーにて、トークイベントも行います。トンボと写真について熱く語る予定ですので?、こちらもあわせてご検討ください。

お申し込みやお問い合わせ先は上記のとおりです。

ご参加お待ちしております。

photombo at 23:50|Permalinkお知らせ | トンボ

出入口

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クサアリの巣の出入口
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

コナラの老木の根元にぽっかり空いた裂け目から、クロクサアリと思しき黒いツヤのあるアリが、行列をなして出入りしていました。しばらく観察していると、その行列の間を忙しなげに行き来している褐色の影。

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アリヅカコオロギの一種
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

アリヅカコオロギです。その名の通りアリの巣で暮らす、翅の無い小さなコオロギ。日本からは10種類ほどが知られていて、それぞれ違うアリの巣で暮らしているといいます。アリの体を舐めて匂いをとり、それを自分の体につけてアリになりすましているのだそう。

見ていると、アリの行列に入って一緒に歩いたり、飛び出して右往左往したりと、たいへん忙しそう。どうもアリたちは「なんかこいつヘンだな」と思っているようで、ときにアリヅカコオロギを攻撃するようなそぶりを見せますが、非常に敏捷な動きでいとも簡単にそれをかわしていました。

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ハラビロミズアブ(?)の幼虫とクロクサアリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

そして巣の出入り口付近に大小さまざま、たくさんいたちょっと不気味なイモムシ。いずれもほとんど動きませんでしたが、アリが集まっている個体もいれば、まったく無視されている個体もいました。これはやはりクサアリ類の巣にすむ、ハラビロミズアブというアブの幼虫のようです。

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マダラマルハヒロズコガ 幼虫の巣
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, ストロボ.

そしてやはり巣の周囲に多かった、ツヅラミノムシことマダラハルハヒロズコガの幼虫たち。イモムシ状の幼虫が、独特な形のケースの中にすんでいます。これもやはりアリと関係がある生活をしているようで、時には生きたアリをつかまえ、食べてしまうこともあるのだとか。

アリの巣の出入口に、小さな宇宙の広がりを感じた秋のひととき。

これらの虫について詳しく書かれているブログがあるので、ぜひご参照ください。楽しいです! ⇒
ありんこ日記 AntRoom

2016年9月17日 神奈川県藤沢市

【アリの巣の生きもの・・・】


photombo at 21:50|Permalink湘南 | 昆虫いろいろ
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