2019年05月19日

なんだったんだ?

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トラフトンボ 卵塊を作るメス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO

昨日、北関東のフィールドで撮影したトラフトンボ。日中はあまり撮影チャンスがありませんでしたが、日がすっかり傾いたころになってようやく何度か産卵にやってきました。

後尾を終えて池の岸辺の植物に止まり、産卵に向けて大きな卵塊を作るメス。何度見ても面白い場面です。

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トラフトンボ 卵塊を作らないメス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO

こちらも水際で交尾を解き、産卵準備に入ったメス。しかも抜群にいい場所です。さあ卵が出てくるぞ・・・とカメラを構え、息を飲んで待ちました。ところが1分経っても2分経っても卵が出てきません。しかしメスは卵を出しているつもりなのか、徐々に腹部を持ち上げ、翅を震わせてその気になっている様子。なんだなんだ?と訳が分からなくなっているうちに、メスは飛び立って水面へ。そしてさも放卵するかのように腹端で打水して、上空へ飛び去りました。なんとも思わせぶりなメスですが、いったいなんだったんだ?そして思い出す九州の師匠、H田さんの名言「卵塊を作らんかい!」。

2019年5月18日 北関東

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photombo at 22:47|Permalink トンボ 

2019年05月18日

ポチャリ

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コサナエ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

片道3時間かけて北関東へ遠征。南関東ではすでに終わりかけている、春のトンボを撮りなおそうと足掻いてきました。

池のほとりで出会ったのは、ハルジオンの花で交尾しているコサナエ。絵になるトンボです。

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コサナエ 3連結
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

ところがそこへ別のオスが掴みかかってきて、事態は複雑化。もともとのオスの尾部付属器がメスの頭から外れ(おそらく後のオスに噛み付かれて離した)、そこに後からきたオスが連結を試みてこうなりました。コサナエ属ではよく見られる光景ですが、それだけでは終わりません。

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コサナエのペアを襲ったトラフトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

3連結でフラフラ飛び立ったところにトラフトンボがやってきて、みんなで水面ポチャリ。このとき、3連結のうち後からきたオスは素早く逃げたようです。

このトラフトンボが捕食のために襲い掛かったのか、あるいは同種の交尾態と間違えてメスを奪おうとやってきたのかわかりませんが、このあと我に返ったようで、何事もなかったかのように飛び去ったのでした。コサナエのペアもどうにか水面から飛び立ち、助かったようです。

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月井栄三郎さん

北関東のフィールドを案内してくださったのは、長年昆虫や植物の撮影を続けておられる月井栄三郎さん。とても魅力的なポイントに連れて行っていただき、たいへん充実した1日を過ごすことができました。お忙しい中お付き合いありがとうございました。

2019年5月18日 北関東


photombo at 23:53|Permalink トンボ 

2019年05月17日

過ち

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クロサナエのメスを捕捉したムカシトンボのオス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8PRO, FL-900R.

苔むした石の上でクロサナエのメスが産卵中。そこを通りかかったパトロール中のムカシトンボが、何を思ったか突進して捕捉、そのまま墜落しました。ムカシトンボは何度か腹部を曲げ、明らかに連結しようと迫っている様子。しかしクロサナエはいやがって応じません。

それでも5分ほどこう着状態が続いたでしょうか。やがてムカシトンボは離れて飛び立ちましたが、その場を去りがたいようで、周囲をゆっくり旋回してから、ビュンと飛び去ったのでした。

たまにはそんな過ちもあるさ・・・

2019年5月17日 神奈川県

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photombo at 23:34|Permalink 湘南 | トンボ

2019年05月16日

晩春

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シオヤトンボ 羽化
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8PRO, FL-900R.

今日は長野県某所にお邪魔して、日がな一日トンボを追いかけました。御案内くださったのはこのときお世話になった酒井昇治さんと小池文男さん。

驚いたことに、まだ多くのシオヤトンボが羽化をしていました。しかも午後になってから羽化を始める個体もいてさらに驚き。やはり寒冷地だからでしょうか。

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クロスジギンヤンマ 縄張り飛翔
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

少し場所を変えればクロスジギンヤンマがひっきりなしにパトロールしている素敵な水辺や・・・

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オオイトトンボ 連結産卵(メスは潜水)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8PRO, FL-900R.

オオイトトンボが連結産卵している池も。素敵だ。

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オオトラフトンボ 初飛行
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8PRO. プロキャプチャーモード.

けれどメインターゲットはこれでした。オオトラフトンボの羽化。晩春の?長野のトンボを心ゆくまで堪能し、慌ただしい日帰り遠征はおしまい。酒井さん、小池さん、本日もありがとうございました。

2019年5月16日 長野県

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photombo at 21:38|Permalink トンボ | 甲信越

2019年05月15日

ありのまま

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アオスジアゲハ

公園に植栽されたイボタノキ。咲き始めたその白い花にやってきたアオスジアゲハ。その香りに釣られたか、次々に飛んできます。しかし蜜が少ないのか、一つの花への滞在時間が非常に短く、撮影には手こずりました。よくみるとすぐ下の花にハナムグリが。

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イチモンジセセリ

本州では今年初撮影のイチモンジセセリ。少し前から発生しているのに気づいていましたが、ちゃんとカメラを向けていなかったので改めて。秋の虫というイメージが強いこのチョウですが、初夏にはしっかり活動していることを再確認。目から入ってくる情報を勝手に整理せず、ありのまま受け止めなければ。

2019年5月15日 東京都23区内

photombo at 22:40|Permalink チョウ・ガ 

2019年05月14日

どのように

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水のない池
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

昨日の静岡探索で、矢地さんから最後に教えていただいたとある池。冬季に水が抜かれ、今もまだ水が溜まっていない状態。しかしここでは面白いものが見られると言います。この写真はそれを見つけ、夢中で撮影する喜多さん。

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いる!
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

ぼくもそれに習い、水際の湿った落ち葉を裏返してみました。するとすぐに発見。本当にいた!(黄色の円内)

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モートンイトトンボ 幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

後頭部の尖り具合が特徴の、モートンイトトンボの幼虫です。湿地性のイトトンボではありますが、ここまで水のない状態で見るのは初めて。

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モートンイトトンボ 幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

偶然ではない証拠に、その後も次々に見つかります。

それにしても不思議なのは、幼虫で越冬するモートンイトトンボが、これだけ水のない場所でどのように冬を越しているのかということ。しかもここは冷涼な地域なので、冬場は凍結することもあるとのこと。ますます不思議です。

少しは分かっているつもりになっていたトンボのことですが、まだまだ知らないことがたくさんあることを痛感しました。実に面白い。

2019年5月14日 静岡県

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photombo at 21:50|Permalink トンボ 

2019年05月13日

掘り下げて

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ハラビロトンボ 若いメス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

今日はお隣の静岡県にてトンボ探し。地元で谷戸や休耕田を整備し、トンボの住める環境を創出・維持管理されている矢地さんにいろいろな場所をご案内いただきました。そして今日も東京のトンボ写真家、喜多英人さんと一緒。

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ヨツボシトンボ 羽化
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 12-40mm F2.8 PRO.

早速ご案内いただいたガマの茂る池では、多くのヨツボシトンボが交尾や産卵をしているなか、まだ羽化をしている個体もいました。少し涼しい地域なのと、今年の春の天候不順が影響しているのかもしれません。

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アサヒナカワトンボ伊豆個体群 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO + MC-14.

谷戸を流れる小川では、近年なかなかみられないほど、カワトンボの個体数が多くて感激。ここはいわゆる「第3のカワトンボ」こと、アサヒナカワトンボ伊豆個体群の分布域。喜多さんは「これまでちゃんと撮ったことないよ!」と頑張って撮影しておられました。

その後も数カ所の素晴らしい場所をご案内いただき、矢地さんから整備や維持管理のご苦労を伺いつつ、多くのトンボたちと戯れました。心配した天気もどうにかもったのは幸いでした。これまでにも何度か訪れている地域でしたが、今回ご案内いただいたおかげで今後はこの地域のトンボをより広く深く掘り下げて見る(撮る)ことができそうです。矢地さん、今日はお忙しい中貴重な時間を割いていただき、本当にありがとうございました。そして喜多さん、本日もお疲れさまでした。

2019年5月13日 静岡県

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photombo at 23:23|Permalink トンボ 

2019年05月12日

自戒

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オオスズメバチ 女王
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO.

睡蓮の葉に溜まった水を飲みにやってきた、オオスズメバチの女王。離れていてもその大きさには腰が引けます。こわいこわい。

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トラフトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO.

この水辺ではトラフトンボが数頭縄張り飛翔していました。例年だと4月末あたりがピークですが、今年は少し遅れ気味のよう。これからが本番かもしれません。

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クロイトトンボ連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 300mm F4.0 IS PRO.

水面すれすれのアングルで狙ったクロイトトンボの連結産卵。後回しにしがちな被写体ですが、撮れる時に撮っておかないと・・・と自戒を込めて。

2019年5月12日 東海地方

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photombo at 22:58|Permalink ハチ・アリ | トンボ

2019年05月11日

おかげ

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アサヒナカワトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO. FL-900R.

今日は地元の小川でカワトンボの撮影。今年は例年よりすこし遅めの発生なのか、まだ未成熟な個体も見られました。枝先から飛び立っては空中で小虫を捕らえて戻ってきます。

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO. FL-900R.

もちろんすっかり成熟して縄張り占有する橙色翅型のオスたちも。そしてその周囲には、無色翅型と呼ばれる透明な翅をもつオスたちがいくつか。

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アサヒナカワトンボ 産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II,M. ZUIKO DIGITAL 40-150mm F2.8 PRO. FL-900R.

水際の茂みでこっそり産卵しているメスを見つけました。オスに見つかると産卵を妨害されることになるので、できるだけ見つかりにくい場所を選んで産卵するようです。おかげでと、撮りにくい・・・。

2019年5月11日 神奈川県南部

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photombo at 22:44|Permalink 湘南 | トンボ

2019年05月10日

スイッチ

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モンシロチョウ 求愛するオス(左)と交尾拒否するメス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO. プロキャプチャーモード.

清流でトンボを追いかけていると、河原の草むらで白いものがずっとヒラヒラしています。なんだろう?とザブザブ水をかき分け近づいてみると、それはモンシロチョウ。止まっているメスにオスが一生懸命アピールしているのですが、メスは交尾されないようにキュっと腹部を持ち上げ、完全な後尾拒否の姿勢。このメスはきっとすでに交尾を終えているのでしょう。

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モンシロチョウ 求愛するオス(左)と交尾拒否するメス オスが諦めた
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO. プロキャプチャーモード.

数分に渡り求愛を続けていたオスですが、やがて脈なしと悟ったのでしょうか、急にメスから離れたかと思うと、一目散に遠くへと飛んでいきました。あれほどしつこかったのに、まるでスイッチが切れてしまったかのよう。どのタイミングで何をもって諦めるのかがとても不思議。

2019年5月9日撮影 東京都西部

photombo at 22:33|Permalink チョウ・ガ 
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