2018年12月15日

最後のポートレート

PC150207
ハラビロカマキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO SIGITAL ED 60mm F2.8 macro, STF-8 + FL-900R. ピントと露出をずらした3枚から合成.

とあるガを探しに、夜の林へ。よく冷えていて、気温は6℃。2時間半ほど歩き回りましたが、目当てのものは撮れずじまいで、すごすごと退散する羽目になりました。そのとき、ぱっと目に飛び込んできたのがこの光景。

まったく動かないので死んでいるかと思いましたが、指で触れると力なく脚を動かしました。なんとか生きてはいるようです。三脚を立て、月を背景に最後のポートレート。明日を迎えられるかどうか。

撮影を終えた帰り際、気温は4℃になっていました。湘南もいよいよ冬本番。

2018年12月15日 神奈川県藤沢市




photombo at 22:58|Permalink 湘南 | バッタ・カマキリなど

2018年12月14日

飛べない

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ナツアカネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

久しぶりに朝からすっきりとした青空が広がり、ここぞとばかりに県西部の水田地帯へ。気温は11℃前後と低く、決してよいコンディションではありませんでしたが、すぐに飛び交う赤トンボたちが目に入りました。まずはナツアカネ。まだ元気でいてくれたことにホッと胸をなでおろします。

PC140037
アキアカネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

アキアカネもあちこちにいて、ときおり飛び立っては小さなハエなどを捕食していました。この調子なら交尾や産卵も期待できそう。そんなことを考えていると・・・

PC140016
アキアカネ 連結態
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

本当に連結したペアが現れました。これはアキアカネ。数回の産卵様動作のあと、オスは交尾を試みますがメスが拒否して暴れ、そのまま地面に落下。このあとも飛び立って交尾しようとする→着地。を何度か繰り返していましたが、なんとここで雲が広がり、太陽を覆い隠してしまったのです。急激に低下する体感気温。

PC140077
アキアカネ 連結態
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

今日は風も強かったため、手がかじかむような寒さが襲ってきました。低温のためか、ついに飛べなくなったアキアカネたち。その後ふたたび日が差すことはなく、つかの間の赤トンボタイムはわずか15分ほどで終わりを告げたのでした。このペアも凍りついたように動きません。あのアキアカネたち、無事にねぐらへ帰ることはできたでしょうか・・・。

2018年12月14日 神奈川県西部

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photombo at 22:33|Permalink 湘南 | トンボ

2018年12月13日

当たってほしい

PC130207
おっ!
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO. 深度合成モード.

だんだん晴れてくるとの予報を信じて、朝から神奈川県西部に出かけました。しかし待てど暮らせど、日が差してくる気配がありません。3時間待ったところでしびれを切らしてUターン。帰りに少し寄り道して小高い丘の上へ。今にも雨が降りそうな天気でしたが、ふらっと歩いているとエノキの幹に虫の気配。これは!

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ミドリハガタヨトウ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro. 深度合成モード.

例年この時期によく出会う、ミドリハガタヨトウ。普通種ながらこの時期の虫としては結構な大きさなので、見つけるとドキっとします。そして見事な擬態ぶり。

PC130180
ミドリハガタヨトウ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro. 深度合成モード.

最近ハマっている翅の部分写真。やはり様々な色の鱗粉が組み合わさって、この複雑で美しい模様を作り出していることがわかります。

さて、それでは次のターゲットを探しに・・・ということろで、本当に雨が降ってきてジ・エンド。天気予報、もう少しだけ当てていただけると助かります・・・。

2018年12月13日 神奈川県西部

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photombo at 21:58|Permalink 湘南 | チョウ・ガ

2018年12月12日

ただじっと

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クロオオアリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.マクロフラッシュ STF-8.

先日の夜に樹幹で見つけた大型のアリ。遠目には冬の夜にもよく活動しているミカドオオアリかと思ったのですが、より大きくてツヤがありません。あれ、クロオオアリのワーカー(働きアリ)?

何をするわけでもなく、ただじっと佇んでいました。

PC090056
クロオオアリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.マクロフラッシュ STF-8.

撮影していて気づいたのですが、頭の前方、中央部あたりに光っているものが見えます。ん?こんなに大きな単眼あったかな・・・と考えましたが、クロオオアリのワーカーには単眼がなかったことを思い出しました。どうやら夜露に濡れていただけのようです(よく見ると脚も濡れている)。またうまいところに水滴がついたものです。

それにしても夜中の樹幹は冷えるだろうに、この個体は歩くでもなく何をしていたのでしょうか。

2018年12月9日撮影分 神奈川県藤沢市

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2018年12月11日

それまで

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ベニシジミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 macro.

今日も寒い一日。午後には冷たい雨も降り出し、撮影に出られずじまいでした。そういうわけで写真は4日前のまだ暖かかったフィールドから。

センダングサの花にきていたベニシジミ。ややくたびれてはいますが、数頭が元気いっぱいに飛び回っていました。

PC070409
ベニシジミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO.

食草のギシギシやスイバが生える畔道で。湘南では暖冬の年には1月にも成虫を見たことがありますが、普通は年内で姿を消します。この冬は遅くまで見られそうだと思っていましたが、今の寒さが続くようだと厳しいかもしれません。きっと今ごろ、凍えながらこの寒い夜を過ごしていることでしょうが、明日は午後から晴れの予報。それまで頑張れ。

2018年12月7日撮影分 神奈川県西部

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photombo at 22:54|Permalink 湘南 | チョウ・ガ

2018年12月10日

上から下から

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マツモムシ 食事中
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro

何気なくのぞいた水田地帯の水たまり。するとパパッと蜘蛛の子を散らすように何かが泳ぎ、水底に消えていきました。

これは何かあるぞと息を殺して待つこと数分。それは一匹また一匹と、プカーッっと浮かび上がってきました。マツモムシです。

マツモムシは水生カメムシの一種で、長いオールのような後脚を使って上手に泳ぎます。常に上下逆さまの姿勢で水面直下におり、落下してきた昆虫などを捕らえて吸血する肉食性。ちょうどこの写真の個体も、僕の目の前で有翅アブラムシ(もしくはチャタテムシ?)を捕まえ、水中に引きずり込んだところでした。

ところで考えてみれば、水面上からマツモムシを撮影している限り、ほぼその腹面しか撮れないことになります。よほど浅いところで水底の落ち葉などに掴まっているシーンを狙うか、あるいはカメラを沈めて下から見上げるように撮るしかなさそう。マツモムシが活動しているうちに、何かしら試してみたいと考えているところですが、この急な冷え込みでは厳しいかもしれません。

2018年12月7日撮影分 神奈川県西部

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2018年12月09日

肩透かし

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チャエダシャク
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.マクロフラッシュ STF-8. 深度合成モード.

久しぶりに夜の観察へ。気温も6-7℃まで下がり、そろそろフユシャクたちがいい季節かなと思ったのですが、全くと言っていいほどその姿はなく、完全に肩透かしを食った気分。

代わりに多かったのが晩秋〜初冬のガであるチャエダシャク。新鮮な個体があちこちの木の幹に止まっていたり、街灯の周囲に落ちている姿が見られました。このガが多いということは、湘南のフユシャクシーズンはもう少し先のようです。

PC090157
センチコガネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.マクロフラッシュ STF-8.

苔むした地面の上をてくてくと歩いていたセンチコガネ。12月の夜に活動しているのは初めて見たような気がします。

今夜はよく冷えており、今シーズンはじめてダウンジャケットを着ての撮影となりましたが、彼らにとってはまだ冬眠に入るような寒さではないのでしょうか。

2018年12月9日 神奈川県藤沢市

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photombo at 23:22|Permalink 甲虫 | チョウ・ガ

2018年12月08日

晴れた日に

PC070261
ナツアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

昨日のフィールドワークから。まだ頑張っていたナツアカネ。オスは20~30頭確認できましたが、産卵に訪れたペアはわずかに3組。いずれも初めのうちはちゃんと卵を産んでいましたが、すぐに卵が出なくなり、あとは惰性でやってるだけ、という感じ。

PC070312
ナツアカネ 連結産卵?
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

ついにはメスが疲れて飛ばなくなり、ぶらんとこんな状態に。オスはそれでも数分間上下動を繰り返して産卵を促していました。長く楽しませてくれたナツアカネですが、繁殖行動はもうこのあたりで終わりでしょうか。

PC070682
アキアカネ 連結産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

この日は前日の雨で水田に水がたまっており、普段はあまりいないアキアカネが産卵に来ていました。おお、まだ頑張ってるのか!と感心しましたが・・・

PC070588
アキアカネ 連結・・・
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

なかにはこんなペアも。動かなくなったメスと連結したままのオス。しばらくこの状態でいましたが、約30分後に見てみると瀕死のメスだけがそこに残されていました。

これからしばらくは、最高気温10℃前後の日が続く予報の湘南地方。晴れた日にもう一度彼らの元気な姿を見たいものですが、それは叶うでしょうか・・・。

2018年12月7日撮影分 神奈川県

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photombo at 23:30|Permalink 湘南 | トンボ

2018年12月07日

とべバッタ

PC070418
トノサマバッタ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO.

明日から厳しい冷え込みとの予報を聞き、慌てて赤トンボのいる水田地帯へ出かけてきました。今日もアキアカネやナツアカネが交尾や産卵をしていましたが、その数は少なく、いよいよ終わりが近そう。

帰り際、あぜ道から大きなバッタが飛び出したので、着地したあたりをそっと覗いてみると、そこには立派なトノサマバッタが。何度も飛んで逃げるのですが最盛期のような元気はないのか、ほんの数mで着地します。これはいけるかもとジャンプ〜飛翔のシーンを狙ってみました。

PC070654
トノサマバッタ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO. プロキャプチャーモード(H).

E-M1 Mark IIのプロキャプチャーモードを使い、ピントを固定したカメラをバッタに近づけ、飛んだ直後にシャッターを切る作戦です。

PC070535
トノサマバッタ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO. プロキャプチャーモード(H).

その結果、何度かチャンスをくれましたが、最後はしつこいオジさんに嫌気がさしたか、一気に数十m飛んで視界の彼方へ消えました。ふと30年ほど前、NHKのみんなのうたで流れていた「とべバッタ」という歌を思い出しました。好きだったなあ。

明日からの冷え込みは彼らにとってもキツイでしょうが、どうにか乗り越えてまたその姿を見せてほしいものです。

2018年12月7日 神奈川県

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photombo at 20:36|Permalink 湘南 | バッタ・カマキリなど

2018年12月06日

キミを放さない

PC050268
ツチイナゴ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO

昨日までの暖かさが嘘のように、ぐっと冷え込んで天気も崩れた今日の湘南。撮影に出かけられなかったので、昨日の写真から。

林縁で日光浴をするツチイナゴ。いつになく暖かかったせいか、これまでに見たことがないほど多くの個体が日向に出ていました。歩けば次々に飛び出すレベルです。

PC052302
ツチイナゴ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.

そんな状態なので、思いがけないことも。この写真はもともと、画面右の方にいる1頭を見つけ、なんとなくササに紛れている状態を写そうとしたものです。よし、まずまずだなと帰宅してから再度チェックして見ると、なんと狙っていた個体とは別に2個体が写り込んでいました(合計3頭)。こんな密度でいるとは想定していないので、現地では全く気づかなかったのです。自らの目のフシアナぶりを再認識してしまった出来事・・・。

PC050258
クビキリギス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO

雑木林の林床では、ツチイナゴに混じってクビキリギスの姿が見られました。じっとしていれば見つからないのに、僕が近づくとわざわざピョンと跳ねたり翅を広げて飛んだりして、自らの存在をアピールしてしまうのです。そのおかげで写真が撮れているのですが。

PC052142
クビキリギス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.

水木しげる先生の名作「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる“ネズミ男”を彷彿とさせるヌボーっとした顔(失礼!)。でも油断はなりません。強靭な歯を持っているので、下手な掴み方をして噛みつかれると、出血するほどの傷になるうえ、無理に引っ張るとその首が切れても噛み付いた口を放さないといいます。

真偽のほどはさておき、実はこれが「首切りギス」の名の由来。なんと恐ろしい!。もっとも普段は草食性のおとなしい虫なのですが、捕まえるときにはどうぞご注意を。

2018年12月5日撮影分 神奈川県藤沢市



photombo at 22:29|Permalink
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