気が変わって

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ハシボソガラス
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS

一昨日に多くのアキアカネを見た池を訪れましたが、どうしたことか一頭もいません。江ノ島を臨む海岸も散策しましたが、やはり全くいなくなっていました。アキアカネを観察していると、前日まで無数にいたものが一頭残らず忽然と消える現象はよくあるですが、いったいどこへ飛んでいってしまったのでしょうか。

写真はアキアカネ探索中に見た興味深い光景。ハシボソガラスがオオカマキリを捕らえていました。はじめは鎌や脚をむしり取っていたので、口の中でイガイガしそうなものは除去してから食べるのか・・・と感心していたのですが。

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パクっと
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS

気が変わったのか、2~3本むしったところで勢いよく丸飲みにしてしまいました。それなら最初から丸飲みしたらよかったやん・・・?

2023年9月28日 神奈川県

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赤い翅脈

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赤い翅脈
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS


風向きや日当たりの関係なのか、林の一角にアキアカネがたくさん集まっている場所がありました。何気なくそれらを眺めていたのですが、その中の一頭に強く違和感を覚えました。妙に翅が赤く見えるのです。印象としてはタイリクアカネに近いのですが、関東地方には分布していないはず。全体の雰囲気もタイリクにしては華奢。ひょっとしたら海外からの飛来種か?と少しドキドキ。そっと接近して全体の雰囲気や胸の模様を確かめました。

で、結果はというとアキアカネ。実際、多くの個体は翅脈が黒っぽいのですが、なかには赤っぽい個体がいます。とはいえここまで赤い個体はあまり見かけない気がします。ついつい期待してしまいました。

2023年9月25日 東京都町田市

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海風

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アキアカネ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


海辺近くの池のほとりでメスを待つアキアカネのオス。今日は日差しが強く気温も上がって夏が戻ってきたかのようでした。暑さの苦手なアキアカネ、日光の当たる面積を小さくしようと腹部をギュっと挙上して。落ちた影の大きさでその効果のほどがよく分かりますね!

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アキアカネ♀ 単独産卵
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS.


個体数は少なくありませんでしたが、まだ暑いせいもあってか、産卵にやってくるペアはあまりいませんでいた。単独で産卵するメスも悠々と。水中に産み落とした卵が数粒写っていますが、見えるかな・・・?

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アキアカネ♀と江ノ島
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


少し移動して海岸へ出てみると、海風を浴びているアキアカネがちらほらと。すっかり秋の空ですが、まだ暑すぎるのかも。もう少し日中の気温が下がれば、彼らの生殖活動もスイッチが入って本格化することでしょう。

2023年9月26日 神奈川県

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ぎゅっ

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ムシャムシャ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. Panasonic DMW-FL200L.

ケヤキの枝先に大きなイモムシがいました。いままさに食事中のタイミングで、その葉を縦に削るように、あっという間に平らげていきます。

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ウンモンスズメ 幼虫
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

しばらく間をおいて見に行くと枝を歩いての移動中でしたが、撮影しようとカメラを構えると突然こんなポーズで硬直しました。どうやら警戒(威嚇?)しているよう。

樹種とこの姿から、ウンモンスズメの幼虫だとわかりました。

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腹脚
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

枝をぎゅっと掴んで離さない腹脚。どこか愛らしいのですが、よく見ると小さな爪状の突起が並んでいます。枝から引き離そうとしてもなかなか離れないわけです。

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ウンモンスズメ 幼虫
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro.

警戒中の写真を正面から撮り、上下反転したもの。ウルトラ怪獣にいそうだぞ(古っ)。

2023年9月25日 東京都町田市

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彼岸花

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アゲハチョウ(ナミアゲハ)
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS.

神奈川県内の田んぼは、今が稲刈りの真っ最中。その中でまだ刈り残された稲穂と彼岸花、そして虫たちの組み合わせを狙ってみました。

たわわに実り、頭を垂れた稲穂と彼岸花、そしてアゲハチョウ。

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カラスアゲハ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS.

こちらはカラスアゲハ。

秋めいてきた日差しに翅を煌めかせ、次の一輪へ。

2023年9月24日 神奈川県

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ぬいぐるみ

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クロマルハナバチ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS.

ミズアオイ類の花を盛んに訪れていたのはクロマルハナバチ。ぬいぐるみのような愛らしさ。

より大きなクマバチと入れ替わり立ち替わりやってきて、せっせと花粉を集めていました。体の黒い部分に点々とついているほか、後脚には大きな花粉団子ができています。体が大きなだけあって、ミツバチのそれとは比べ物にならないボリューム感で、ちょっと重そうにすら見えます。

昨今、クロマルハナバチは作物の受粉に使われることが増えていますが、野外では見かける機会が減ってきたように感じます。この空飛ぶぬいぐるみ?が、身近な自然の中から消えてしまうことがないよう、願うばかりです。

2023年9月17日撮影

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4本脚

カテゴリ:
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ヒメウラナミジャノメ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. Panasonic DMW-FL200L.

オニドコロの葉に止まるヒメウラナミジャノメ。さざ波と目玉模様の組み合わせがオシャレ。

あれ、脚が4本?と感じた方もいるかもしれません。
このヒメウラナミジャノメが属するタテハチョウ科(旧ジャノメチョウ科を含む)の仲間は、成虫の前脚が退化して短くなっていて、一見すると脚が4本しかないように見えるのです。

この種は年に何度か世代を繰り返すようで、この時期にも新鮮で美しい個体がいます。もともと小型のジャノメチョウではあるのですが、中には非常に小さな個体もいて、シジミチョウのつもりで接近してからその正体に気づいて驚くことがあります。

2023年9月19日撮影 神奈川県

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静かな戦い

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ショウジョウトンボ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS.

池のほとりでなわばり占有する、真っ赤なショウジョウトンボのオス。夏の日差しが似合うトンボですが、まだ一ヶ月ほどは元気な姿を見せてくれることでしょう。


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アキアカネ(上)とキトンボ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F4.0-6.3 IS.

一方で、秋のアカトンボの代表格であるアキアカネやキトンボも水辺近くまで戻ってきました。こちらはこれから最盛期を迎えます。

この場所ではまだ早かったのか、水辺から少し離れた林でその姿が多く見られました。1本の枝の先を巡ってバトル勃発。もともとアキアカネが止まっていたのですが、小さな虫を追いかけてほんの少し留守にした隙に、偶然通りかかったキトンボがその枝に止まってしまったというわけ。

アキアカネは急降下して翅が触れるほど近づき、「そこどけよ!」とばかりに何度も威嚇しますが、キトンボは素知らぬ顔。というか、腹部を挙上してアキアカネが止まるのを邪魔しているよう。その静かな戦いは数分間続きましたが、やがて諦めたアキアカネはふわ〜っとどこかへ飛び去りました。やるなキトンボ。

2023年9月17日撮影

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林床と樹上

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ヤマトシリアゲ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. Panasonic DMW-FL200L.

ここ最近、林床にその姿が目立つようになってきた秋型のシリアゲムシ(ヤマトシリアゲ)。初夏に出現する個体とくらべると一回り小さく、淡い色をしていて別種のよう。いつ見ても楽しい顔をしています。

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アオマツムシ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. Panasonic DMW-FL200L.

クワの樹上にいたのはアオマツムシのメス。8月の中旬あたりからオスたちの鳴き声が聴こえていますが、夜になると今もしっかり鳴いています。例年11月下旬あたりまで活動しているので、成虫寿命がかなり長いのでしょう。この秋はいつまで見られるかな?

2023年9月19日 神奈川県

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後ろ姿

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後ろ姿
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. Panasonic DMW-FL200L.

ススキの原っぱで虫を追いかけていると、目の前に見覚えのある後ろ姿が。キミは!

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アカハネナガウンカ
/ OM SYSTEM OM-1、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro. Panasonic DMW-FL200L.

そう、剽軽な顔がトレードマークのアカハネナガウンカ。

今夏は暑すぎてススキ野原には近づいていなかったので、ほとんど撮影していませんでした。もういなくなったころかと思っていましたが、まだ多くの個体が活動を続けていました。意外と長生きなのかもしれません。

もう何度かはその楽しい姿を撮影したいものですが、いつまでいてくれるかな?

2023年9月19日 神奈川県

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赤トンボの季節に最適!

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