2021年06月16日

ここぞ

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キボシツツハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.
トリミング.

桜の若葉の上にオシャレな水玉模様のハムシがいました。これはキボシツツハムシ。

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キボシツツハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.
トリミング.

どういうわけか探してもなかなか見つからないハムシですが、ふとした拍子にこんな出会いがあります。ここぞとばかりに撮影していると、腹部の先に何かついていることに気がつきました。糞のようですが、これは怪しい。そう思って観察していると・・・

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キボシツツハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.
トリミング.

案の定、両の後脚でそれを抱えました。やはり産卵中だったよう。ツツハムシ類のメスでは、このように卵を後脚で抱えつつ自分の糞でコーティングしてポイ、と投げ落とすという行動が見られます。寄生蜂やアリへの対策で卵を糞に擬態させているのでしょうか。

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イモサルハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.

すぐ近くに生えたヒルガオでは、イモサルハムシの色違いカップルが。でもメスは食事に夢中で動きません。しばらく待ちましたが、結局この角度からしか撮らせてもらえませんでした。次のチャンスを待ちましょうか・・・。

2021年6月 神奈川県茅ヶ崎市

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photombo at 23:08|Permalink 湘南 | ハムシハンドブック

2021年06月15日

ナナフシ好み

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ナナフシ(ナナフシモドキ)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO, マクロフラッシュ STF-8.

モミジイチゴの枝にぶら下がっていたナナフシ(ナナフシモドキ)。もう成虫が出る時期になっていたようです。すっかり枝になりきっていて動きません。

P6150098
ナナフシ(ナナフシモドキ)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.

何かしてくれないかな・・・と観察していると、別の個体が同じ木で葉を食べているのに気づきました。よく探すとさらに別の個体も見つかり、このモミジイチゴにはよほどナナフシが好む要素があるようです。

時々見かける虫ではありますが、コンスタントに観察できる場所というのは意外にないのがナナフシ。この木にはしばらく注目してみようと思います。

2021年6月 神奈川県茅ヶ崎市

昆虫撮影に最適なマクロツインフラッシュ


photombo at 21:52|Permalink 湘南 | バッタ・カマキリなど

2021年06月14日

ヨシカメ

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ナミテントウ モモコフキアブラムシを捕食
/ OLYMPUS TG-5, フラッシュディフューザー FD-1.

地元のヨシ原で虫を探していると、葉の上にテントウムシが鎮座しています。そっと近づくと、ムシャムシャ何かを食べているよう。何か、と考えるまでもなく、すぐそばにそれはいました。アブラムシの集団です。

この時期、ヨシの葉の上にコロニーを作るのはおそらくモモコフキアブラムシ。和名にモモとつくのは、このアブラムシが季節によってモモやウメなどの樹木とヨシを行き来する生活環を持っているから。アブラムシにはこうして2つ以上の植物を行き来して暮らしているものが少なからずいます。

P6130149
あれれ?
/ OLYMPUS TG-5, フラッシュディフューザー FD-1.

さらに次のターゲットを・・・と歩いていると、突然巨大なテントウムシが視界に飛び込んできました。見た瞬間には大きすぎて?となりましたが、いやいや、普通のカメノコテントウです。

カメノコテントウといえば、クルミにつくクルミハムシの幼虫を食べることで有名。こんなヨシ原にいるのは初めてみました。

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カメノコテントウ
/ OLYMPUS TG-5, フラッシュディフューザー FD-1.

そもそもこのあたりにはクルミ類の木は生えていなくて、カメノコテントウ自体もほとんど見かけない地域です。しかし年に1~2回、見かけるのも事実・・・ということは、別の植物(ヤナギなど)につくハムシの幼虫を食べて暮らしている個体群がいるのでしょうか。

ともあれ意外で嬉しい出会いでした。右後脚、捻挫したのか出っぱなしなのが少し心配。

2021年6月13日 神奈川県藤沢市

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photombo at 22:11|Permalink 湘南 | 甲虫

2021年06月13日

ゾッ

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コクワガタ
/ OLYMPUS TG-5 + フラッシュディフューザー FD-1.

昨年からのナラ枯れの影響で、多くのコナラやクヌギが伐採され、積み上げられています。そんなところはもちろん虫たちが見逃しません。すでに朽ち始めた材には、コクワガタが来ていました。きっとここで産卵するのでしょう。

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シロスジナガハナアブ
/ OLYMPUS TG-5 + フラッシュディフューザー FD-1.

ブゥゥゥゥーンと長い羽音を立てて飛んできた巨大なシロスジナガハナアブ。飛んでいる姿はアシナガバチそっくりですが、羽音はなんとなくハエっぽい。

朽木にやってくるのはたいてい産卵に来たメスですが、これはオスのよう。朽木のまわりの葉や朽木そのものに止まってじっと動かず、メスの飛来を待っているようでした。そして他のハエやアブが近くを飛ぶと、サッと飛び立って追いかけ、また戻るという行動も。これもじっくり観察すると面白そう。

ところが今日は自宅にメインカメラを忘れて出かけてしまい、フィールドに着いてから開けたカメラバッグに入っていたのは、交換レンズとコンデジだけという大失態。やむなくコンデジだけで撮影していたのですが、これからというところでバッテリー切れ。過去にもメモリーカードを忘れて出かけ、出かけた先で購入ということはあったのですが、カメラを忘れたのは初めてのような気がします。まだ近所のフィールドだったので諦めもついたのですが、これが何時間もかけて出かけた先だったら・・・とゾッとしました。

2021年6月

いざという時にもこれがあれば安心?タフな接写向けコンデジとフラッシュディフューザー



photombo at 22:54|Permalink 甲虫 | ハチ・アリ

2021年06月12日

ダッシュ

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後ろ姿
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. 深度合成モード.

田園地帯の未舗装路を歩いていると、スタタタタッと何かが足元を駆け抜けていきました。ん?とそれが止まったあたりに目を凝らしてみると、こんな虫の後ろ姿が。

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ニワハンミョウ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. 深度合成モード.

これはニワハンミョウ。同じくらいの大きさで色鮮やかなハンミョウ(ナミハンミョウ)に比べるとかなり地味ですが、よく見ると鈍い金属光沢の中にも角度によって違う色が見えたり、エンボスのような点刻が入っていたりと、また違う良さがあります。

さてもう一枚、とカメラを構えたところで再びスタタタタッと猛ダッシュ。今度は完全に見失ってしまったのでした・・・。

2021年6月8日撮影分

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photombo at 22:03|Permalink 甲虫 

2021年06月11日

光る額

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ハラビロトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

湿地のあちこちで縄張り飛翔や争いを繰り広げている、ハラビロトンボのオス。まばゆく光る青い額がとても美しい。

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ハラビロトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

足元から翅音が聞こえてきたら、そこではメスが産卵中。たいていこうして草間に入り込むので、なかなか撮りたい角度から撮れません。

P6080001
ハラビロトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

周囲にいるオスはそんなメスを目ざとく見つけると一瞬でかっさらい、交尾に持ち込みます。ハラビロトンボの交尾は短く、しかも前半はもっぱら飛びながら移動するため、これまたなかなか撮影が難しい。このように普通種と言われる個体数の多いトンボでも、簡単に撮れないシーンは少なくありません。いやむしろ、普通種かどうかと撮影の難易度は、一致しないことが多いようにも思えます。

2021年6月8日撮影 

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photombo at 22:40|Permalink トンボ 

2021年06月10日

落花生

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シロコブゾウムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. 深度合成モード.

林の中で出会った、落花生にそっくりなゾウムシ。マメ科の植物を食草とするシロコブゾウムシです。野外でも「あ、落花生」と思うほど、大きさも(少し小さいですが)色形もそのもの。

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シロコブゾウムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. 深度合成モード.

眼はつぶらで可愛いのですが、口のあたりまで見ると意外に精悍、というか怖い顔をしています。

それにしてもどうしてここまで落花生っぽいのでしょうか。それに擬態する意味はないと思うので、偶然なのでしょうけれど。

2021年6月7日撮影 神奈川県

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photombo at 22:04|Permalink 湘南 | 甲虫

2021年06月09日

たじたじ

P6080239
オタマジャクシを食べるアカトンボ属の幼虫(ヤゴ)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

池の中をのぞいて昆虫を探していると、アカトンボ属のヤゴ(おそらくアキアカネ)がアカガエルの一種と思われる大きなオタマジャクシを捕食していました。動画

自分の体よりはるかに大きなオタマジャクシを捕食していることに驚きますが、体を半分ほど食べられながらも抵抗して動き続けているオタマジャクシににもびっくりです。ところが、ここからさらに驚くようなことが起こりました。

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横から食いつく(食べられているオタマはヤゴの下に見える)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

別のオタマジャクシが寄ってきて、ヤゴが食べているオタマジャクシに横から食いつき、食べ始めたのです。つまり共食い。

もっともオタマジャクシは雑食性ですから、死にかけている仲間など、高栄養な食べ物のひとつにしか過ぎないのかもしれません。

しかしその食いつきぶりは凄まじく、このあとついにヤゴからそのオタマジャクシを完全に奪い取り、黙々と食べ続けたのでした。ヤゴもたじたじ。こんな場面に出会うと、今後オタマジャクシを見る目が変わりそう。

2021年6月9日 

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photombo at 22:48|Permalink トンボ | 両生類・爬虫類

2021年06月08日

それはナシ

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ナシカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, Panasonic DMW-FL200L.

ふと見上げた桜の葉に虫のシルエットが。近づいてみるとそれはナシカメムシ。もう成虫が出てるのか、と少し驚きつつ撮影しました。例年8月〜9月ごろに交尾などが見られるので、しばらくは繁殖活動を行わないのかもしれません。

そのシルエットを見ると一目瞭然ですが、ナシカメムシはクヌギカメムシ科に属しているので、未成熟期間が長いとしても納得です。

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ナシカメムシ 幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, Panasonic DMW-FL200L.

同じ桜の木をさらに探索してみると、終齢幼虫が次々に見つかりました。どれも翅芽がふくらみ、羽化が近いことを感じさせます。

P6081149
ナシカメムシ 成虫と幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, Panasonic DMW-FL200L.

なかには成虫と幼虫が入り混じったこんな群れも。ここに羽化殻があればさらによかったのですが、それは欲張りすぎでしょうか。

2021年6月8日

[ カメムシを調べるなら]


photombo at 21:54|Permalink セミ・カメムシ 

2021年06月07日

人(虫)が変わって

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ウメエダシャク
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. Panasonic DMW-FL200L.

梅の実が大きくなってくるこの季節、まさにその梅園と周辺を頼りなげに舞っているのがウメエダシャク。

その名の通り、ウメなどを食草とするシャクガの一種。梅雨時の短期間に一斉に出現し、またすぐに消えていきます。よく似たトンボエダシャク、ヒロオビトンボエダシャクとは見分けが難しいのですが、翅や腹部の模様を図鑑やウェブサイトで見比べれば違いがわかるでしょう(と言っている本人も間違えがち)。

P6070580
ウメエダシャク
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO. Panasonic DMW-FL200L.

梅は民家の近くに植えられることが多く、またこのガは昼行性なので、住宅地を飛ぶ姿を見かけることも少なくありません。

そんなこのガを撮影していてあることに気がつきました。飛び方はヒラヒラ、ヒラヒラといかにも弱々しいのですが、撮影しようとカメラを近づけるとまるで人(虫)が変わったようにスピードアップしたり、さっと機敏に避けたりするのです。その飛び方を見ていて簡単に撮れそうだとタカをくくっていたのですが、とんでもない。

そしてゆっくり飛びつつも、ちゃんと周囲に気を配っていることへの驚き。その証拠に、飛翔中を撮影したほとんどの写真で、ウメエダシャクはこれでもかというカメラ目線(一枚目の写真を見てください!)。その飛ぶ姿からは想像しにくいのですが、実はものすごく警戒心の高い虫だったりして。虫は見かけによりません・・・

2021年6月7日 

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photombo at 22:28|Permalink 湘南 | チョウ・ガ
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