2017年08月22日

別人(虫)

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R (RCモード).

昨年の夏、スケバコウモリハネナガウンカ(種名は新開孝さんに教えていただきました)を撮ったポイントへ、またいないかな?とチェックしにいきました。するとほぼ同じ場所で、葉の裏からニョキッと出た長い翅。いたいた!

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後姿
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R (RCモード).

まずは慎重に後姿から。ところが、あれ?何かおかしい・・・と気づきました。

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別人
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R (RCモード).

そう、まったく別の種類のハネナガウンカだったのです。こちらはマエグロハネナガウンカ。その名の通り、翅の前縁が黒く縁どられているのが特徴。翅の大部分は透明ですが、光の当たる角度によって幻のような美しい光を反射します。

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マエグロハネナガウンカ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8 + FL-300R (RCモード).


そうはいっても、やはりハネナガウンカ。親戚にあたるアカハネナガウンカとほぼ同じような、愛嬌溢れるお顔立ち。体はこちらの方がひと回り大きいので、撮影はしやすいです。

2年連続で、しかし種類の異なるハネナガウンカがいたこの場所。来年はまた違う種類を連れてきてくれないでしょうか・・・。

2017年8月22日 神奈川県藤沢市
[ 撮影機材 ]


photombo at 21:30|Permalink 湘南 | セミ・カメムシ

2017年08月21日

違和感

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アカボシゴマダラ 幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 , KIPON マウントアダプター EF- MFT AF, Canon EF 8-15mm F4L Fisheye, FL-300R.

雑木林を散策していたら、路傍に生えたエノキの低木に見慣れた姿。顔を伏せて突っ伏しているかのような、アカボシゴマダラの幼虫です。成虫、幼虫共に魅力的な虫ですが、外来生物法で指定されている「要注意外来生物」。詳しくはこちら

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ニホントビナナフシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 , KIPON マウントアダプター EF- MFT AF, Canon EF 8-15mm F4L Fisheye, FL-300R.

コナラのひこばえでじっとしていたのは、ニホントビナナフシ。気づかずに素通りするところでしたが、ちょっとした違和感を感じて立ち止まると、そこにいました。虫の観察では、こうした「違和感」が、楽しい出会いをもたらしてくれることがよくあります。

2017年8月20日撮影 東京都八王子市

[オリンパスのカメラでキヤノンのレンズを使う・・・]


photombo at 21:17|Permalink チョウ・ガ | バッタ・カマキリなど

2017年08月20日

見上げると

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梢に・・・
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, カメラ内深度合成.

山の中を歩いていて見つけたアワブキの木。もしかして・・・と梢を見上げると、予想以上にたくさんのアレが!

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餃子みたいな
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

葉の一部を折って糸で綴った、緑色の餃子のような物体。そして合わせ目をそっと開いてみると・・・

P8200127
いた!
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

期待通りに姿を見せてくれました。アオバセセリの幼虫です。

アオバセセリの幼虫は、植樹の葉を綴りあわせて巣を作り、その中に潜んでいるのです。

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アオバセセリ 幼虫
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

テントウムシに擬態しているかのような頭と、黄色と黒の縞模様に青いスポット。ド派手ではありますが、とても美しいイモムシ。

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こちらも具入り・・・
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

たくさんある餃子の中には、すでにもぬけの殻になった空家もあります。そこで日に透かして、具の入っていそうな餃子を観察。うん、これは入っていそう。かわいそうではありますが、すこし観察に協力してもらって・・・

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アオバセセリ 幼虫
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

やはりいました。丸々としたアオバセセリの幼虫。このサイズの幼虫だと、晩夏〜秋には成虫となるのでしょうか。

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小ぶりなサイズ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

かなり小さな餃子もたくさん。また成虫が出る時期に、この場所を訪れてみたいと思います。

2017年8月20日 東京都八王子市



photombo at 22:30|Permalink チョウ・ガ 

2017年08月19日

人気者

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ススキの葉裏に

日中は青空が広がり、久々の撮影日和。今日もお隣の茅ヶ崎市へ。狙いはこの時期、ススキの葉につくオレンジ色のあいつ。

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アカハネナガウンカ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 , M. Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6EZ, 魚露目8号,FL-300R.
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アカハネナガウンカ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

そう、ひょうきんな顔で(一部で)人気の、アカハネナガウンカです。昨日見つけたポイントだったのですが、今日は天気がよく気温も高かったせいか、より多くの個体が見られました。

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アカハネナガウンカ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, (半自作)高倍率マクロレンズ, マクロフラッシュSTF-8.

テスト中の(半自作)高倍率マクロレンズでも撮ってみました。これで撮影倍率2〜3倍(35mm判換算4〜6倍相当)あたり。写りは悪くありませんが、ワーキングディスタンスが2〜3cmしかないので寄るまでに何度も逃げられ、撮影には苦労しました。

ちなみにこのレンズは、オリンパスのカメラに搭載されているフォーカスブラケット機能が使えるという強みがあるのですが、今日はとりあえず出番なし。またの機会に。

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誤寄生?
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

たくさんいたアカハネナガウンカの中に、妙に白っぽい個体がいたので接写してみました。すると、腹部に見覚えのあるウジムシが。どうもハゴロモヤドリガの幼虫に見えます。これまでアカハネナガウンカにつくのは見たことがありませんが、うっかり相手を間違えてしまったのでしょうか。それとも僕が知らなかっただけで、普通に起こることなのかな?

2017年8月19日 神奈川県茅ヶ崎市

photombo at 22:02|Permalink 湘南 | セミ・カメムシ

2017年08月18日

小雨

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キボシカミキリ

/ OLYMPUS OM-D E-M1 , KIPON マウントアダプター EF- MFT AF, Canon EF 8-15mm F4L Fisheye, FL-LM3.

久々の晴れ間に誘われて、お隣の茅ヶ崎市まで撮影に。ところが現地についたとたん、文字通り雲行きが怪しくなり、ポツリ、ポツリと冷たいものが。まあ本降りにはならないだろうと、少し濡れながらも撮影を続行しました。

小雨の中、樹高1.5mほどのクワの低木で見つけたのは、キボシカミキリ。今夏はどういうわけかあまり出会いが無かったので、ここぞとばかりにシャッターを切りました。

本来は夜行性なのでしょうか、日中はこうして葉と葉の間に身をひそめ、まるで毛布でもかぶっているかのような格好でいることがよくあります。ほとんど丸見えではありますが。

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クワカミキリ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

そしてすぐ近くに生えた別のクワの木では、クワカミキリが一心不乱に若枝をかじっていました。いかにも悪役といった風貌。いやいや、格好いい虫です。

そういえば、クワカミキリを湘南で撮影したのは、これが初めてかもしれません。もっとも、これまで何度も羽脱痕や死骸はみていて、いることは分かっていたのですが、なかなか実際に撮る機会がありませんでした。小雨で諦めなくてよかった。

2017年8月18日 神奈川県茅ヶ崎市

[ カミキリムシは・・・ ]


photombo at 23:06|Permalink 湘南 | 甲虫

2017年08月17日

草間から

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熱い視線
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.

湘南はもう2週間以上にわたり、すっきりしない天気が続いています。それでも今日は久々に雨が降りませんでしたので、ここぞとばかりに里山へ。

草むらを隅々までのぞきながら虫を探していると、ふっと目が合いました。正面から熱い視線を送ってくるのはクサキリ。「バレてない!」と自分に言い聞かせているのか、あるいはよほど擬態に自信があるのか、僕が近づいても逃げません。よしよし、これはまだ寄れるな・・・とさらに近づいた瞬間、ピョンッ!とジャンプ。

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クサキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュ STF-8.

でもそのおかげで、全身のポートレートが撮れました。クビキリギスに似ていますが、顔や体つきがすこし丸みを帯びているので、少し離れた位置からも区別できます。また、クビキリギスがやや乾いた草地に多いのに対し、クサキリは田んぼの近くの草むらや、湿地に多い傾向があるようです。

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視線ふたたび
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

ふたたび草むらに頭を突っ込んで虫を探していると、またもや誰かに見られている気配。そっとあたりを見回すと、見慣れた三角形の頭が。

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オオカマキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

オオカマキリでした。それももう成虫になっています。周囲には終齢や亜終齢の幼虫がいくつも見られましたから、ちょうど成虫が出始める季節のようです。実は同じ草地、10mほどの範囲を2往復したのですが、見つけたのは最後の復路。3回は見逃していたということになります。しかしそれも納得の見事な隠れ方(ちょっと言い訳)。獲物にされるバッタなどの虫にしてみれば、見つけづらい恐ろしい天敵ですね。

2017年8月17日 神奈川県藤沢市
[ カマキリもクサキリも… ]


photombo at 22:32|Permalink バッタ・カマキリなど | 湘南

2017年08月16日

癖になる

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キイトトンボ ♂
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro

先日、雨が降ってくる直前に撮っていたキイトトンボ。草むらを飛んでいると、蛍光イエローの細い棒が宙をツイツイ、ツイツイ、と浮遊しているように見えて、何とも不思議な物を見ている気分になります。

葉の上にとまり、落ち着いたところを撮影。しかし周囲が暗く、シャッタースピードを稼ぐため絞りを空け気味にしていることもあって(F5.0)、この角度だと複眼にしかピントが合いません。

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キイトトンボ ♂ 深度合成
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro. カメラ内深度合成モード.

そこで手持ち撮影のまま、深度合成を試してみました。フォーカス移動のステップは4。すると前後のボケは活かしたまま、ちょうど全身にピントが来た画像を得ることができました。レリーズから合成終了までわずか10秒ほど。あらためてすごい機能だと実感。

kiitogousei
キイトトンボ ♂ 深度合成有無の比較
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro.

合成前と合成後の画像を並べてみました。その違いは一目瞭然。

最善の仕上がりを望むなら、三脚を使ってフォーカスブラケットで多くの枚数を撮り、PCのソフト上で合成するのがベストでしょうが、その場で結果を確認できないこと、多くの時間を必要とすることなど、デメリットもあります。

その点カメラ内深度合成は、その場ですぐに合成結果が分かるのが大きなアドバンテージ。風の影響や虫が動いて合成に失敗したり、絞りやフォーカスのスッテプ選択で失敗することがあるので、すぐに撮り直せるのが重要なのです。そしてある程度手持ちで撮れることも、大きなメリットと言えます。

ただこの機能を使うにはカメラの操作性があまりよくなかったり(メニューがややこしい)、撮影状況に合わせてベストな設定を出すには少し慣れが必要だったりしますが、もはや手放せない、癖になる機能であることは間違いありません・・・。

2017年8月13日撮影分 神奈川県南足柄市
[ 


photombo at 22:39|Permalink トンボ | 撮影機材

2017年08月15日

共に待とう

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エビイロカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

関東地方は毎日雨ばかりで、なかなか撮影にも出られません。ほんのやみ間に出かけるのですが、カメラを構えたとたんに降り出すいつものパターン。

カメラを向けたとたんパラパラと降ってきた雨に、なすすべなく濡れそぼるエビイロカメムシ。

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コアオハナムグリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

コアオハナムグリは、雨滴の衝撃に驚いてキュッと脚を縮めて死んだふり。あんまり意味ないと思うけど・・・。

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ウスバキトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

滝に打たれる修行僧のように、雨の中じっと翅を休めていたウスバキトンボ。

共に晴れを待とう・・・

2017年8月13日撮影 神奈川県南足柄市

[ 雨でも平気な・・・ ]


photombo at 22:42|Permalink セミ・カメムシ | トンボ

2017年08月14日

ややこしい

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オオニジュウヤホシテントウ群の一種
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

道端のイヌホオズキの葉が、ひどく食い荒らされていました。これはあいつのしわざに違いない・・・と探してみると、犯人はすぐに見つかりました。予想通り、オオニジュウヤホシテントウ群の一種です。「群の一種」などと、ややこしい呼称をつけたのは、よくにた数種の見分けが難しいから。つまり逃げの一手です…

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ヒメジュウジナガカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

クズの葉の上を歩いていた美しいカメムシ。こちらも似た種がいるようですが、ヒメジュウジナガカメムシでよさそう。虫の名前を調べるのは、楽しくて難しい・・・。

2017年8月13日撮影 神奈川県南足柄市

[ テントウムシもカメムシも・・・]


photombo at 21:55|Permalink 甲虫 | セミ・カメムシ

2017年08月13日

5年後も

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アブラゼミ 産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

桜の枝に止まっているアブラゼミ。しばらく観察していると、おもむろに腹部を曲げ、樹皮に産卵管を突き刺しました(黄色矢印)。産卵行動です。

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アブラゼミ 産卵管
/ OLYMPUS OM-D E-M1, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 Macro, マクロフラッシュSTF-8.

アップで撮影してみました。鋭い棘のような産卵管が、桜の幹に突き刺さっているのがわかります。この卵、孵化するのはなんと1年後。

この枝の中で1年過ごした卵は、来年の夏にようやく孵化して地面に降り、地中で3〜4年(関東の場合)かけて成長したあと、再び地上に現れてセミとなるのです(卵期+幼虫期で4〜5年)。

湘南のアブラゼミたちの大合唱は今が盛り。他のセミに比べると単調でうるさいだけともとられがちなアブラゼミですが、4〜5年前のセミたちが産んだ卵から育ったのだと思うと、見方が少し変わりそう。そして5年後も、アブラゼミたちの合唱が当然のように聴ける環境でありますように。

2017年8月13日 神奈川県南足柄市

[ セミ・・・ ]


photombo at 22:17|Permalink 湘南 | セミ・カメムシ
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