2018年07月15日

どこから?

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目立って・・・
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

またも暑すぎた一日。少しでも涼しい所へと思い、山あいの水田地帯まで足を伸ばしましたところ、気温は確かに平野部より2~3℃低いのですが、それでも32℃以上。撮影への集中力が続きません。

少し休憩しようと池の畔に佇んでいると、キショウブ?の葉に何かがぶらさがっているのが目に入りました。奇妙な形をしていますが、見覚えがあります。これは・・・

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クロコノマチョウ 前蛹
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 40-150mm F2.8 PRO.

そう、蛹になる直前のクロコノマチョウの幼虫でした。いわゆる前蛹の状態。逆光も浴びて美しく輝いており、とても目立っていましたが、これで大丈夫なのでしょうか。そうえいえば、このチョウの食草はススキやジュズダマなどのイネ科植物ですから、いまいるキショウブ?を食べて育ったのではなさそう。実際、同じ株には他の幼虫や蛹はまったく見当たりませんでした。かといってぱっと見渡した限りでは、周囲に食草と思しきものもなく・・・。蛹化前の幼虫が広範囲を徘徊するのはチョウやがガではよくあることですが、この個体はいったいどこから来たのかな?

2018年7月15日 

photombo at 20:37|Permalink チョウ・ガ 

2018年07月14日

不活発

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オナガサナエ オス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

今日も湘南はひどい暑さ。日没前になってから、涼しげな清流に足を運んでみました。ところがそれでも軽く30℃を超えています。おいおい、と思いつつも川に入ってみると、さっそく姿を現したのはオナガサナエ。夏の河川を代表するトンボのひとつ。その和名は大きなハサミのように発達した、オスの尾部付属器に由来します。

盛夏には朝夕の薄明時を中心に活動します。今日はこのオスと一緒に、メスが産卵にやって来るのを待ちましたが、日が暮れてすっかり暗くなったころに1回だけ飛んできたものの、すぐに逃げられてしまいました。それにしても少ないこと。

さすがにこれだけ暑い日が続くと、昆虫たちの動きも不活発に感じます。困った・・

2018年7月14日 神奈川県中部

[トンボのことなら・・・]


photombo at 22:31|Permalink 湘南 | トンボ

2018年07月13日

挙上

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ショウジョウトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, マクロフラッシュ STF-8.

今日は午後から東京へ。出かける前にほんのわずかな時間訪れた、地元の小さな水田地帯でショウジョウトンボを撮影しました。朝からうだるような暑さの中、このオスは腹部を挙上して日光の当たる面積を小さくし、縄張り活動に励んでいました。7月上旬で連日のこの異様な暑さ。夏らしいといえばそうなのですが、この先どうなってしまうのか不安も募ります。ぼくもできることなら腹部挙上したい(?)。

東京では新しい本の打ち合わせと、先日発売された「別冊太陽 昆虫のすごい世界」の打ち上げ。打ち合わせは順調で、また新しい世界が覗けそう。詳細はまたいずれ。そして打ち上げではお世話になった編集者の方々、そして豪華執筆陣の皆さんとひとときの談笑。本の話や虫の話で、楽しい時間を過ごしました。この本に関わることができて、本当に良かったと思います↓


*別冊太陽の昆虫特集。ほとんど写真集かという豪華な出来栄え。このたびめでたく重版と、国立科学博物館での取り扱いが決まったようです。僕はトンボとセミのページで写真と解説を担当しました。

2018年7月14日 神奈川県藤沢市

[ 別冊太陽と・・・ ]


photombo at 23:30|Permalink トンボ | お知らせ

2018年07月12日

表現力

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ニイニイゼミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, マクロフラッシュ STF-8.

今年の湘南では、6月下旬からその声が聴こえ始めたニイニイゼミ。だんだん勢いを増していましたが、いよいよ佳境を迎えつつあるようです。雑木林や桜の並木のあちこちから「チィー・・・・・」という甲高い鳴き声が響き渡るようになりました。

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ニイニイゼミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 12-40mm F2.8 PRO, マクロフラッシュ STF-8.

鳴いている時のオスはこの写真のように翅を広げています。この状態で腹部を伸縮させて鳴き声に抑揚をつけるのです。それによってチィーの音程が上がったり下がったり、あるいは音量が大きくなったり小さくなったり。また警戒時などは、チィーのバックグラウンドに「チッチッチッチ」というリズムをとるような音を入れてきたりと、かなり表現力豊か。

これからミンミンゼミやアブラゼミが大合唱をはじめると、その陰に隠れてしまうニイニイゼミの声。主役を張っているいまのうちに、しっかり堪能しておきたいものです。

2018年7月11日 神奈川県茅ヶ崎市

この夏おすすめ昆虫本!


photombo at 22:09|Permalink 湘南 | セミ・カメムシ

2018年07月11日

産んだそばから

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マイマイガ 産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

雑木林の一角で、桜の太い枝に産卵しているマイマイガを見つけました。産み付けられた数多くの卵は、ガ自身の体毛で覆ってあり、一見すると毛の塊のように見えます。卵はこのまま越冬し、来春孵化してぞろぞろと毛虫が出てくるというしくみ。

でも撮影していて、ふと気になることがありました。

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マイマイガ 産卵と・・・
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

そう、白丸の部分です。何かいる!

肉眼では小さなハエのようにも見えましたが、卵にきているということは・・・

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卵寄生蜂
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, 接写リング10mm+16mm,マクロフラッシュ STF-8. 若干トリミング.

そう、寄生蜂の一種でした。体長3mmほどのナガコバチ類で、Anastatus属の一種、フタスジタマゴバチと思われます。それにしても美しいハチ。

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フタスジタマゴバチ(?)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, 接写リング10mm+16mm,マクロフラッシュ STF-8. 若干トリミング.

観察していると、マイマイガの卵塊の上を歩き回っては時折り立ち止まり、産卵管を刺すような動作を見せます。しかしいかんせん毛に覆われているので、詳細が見えませんでした。

それにしても卵を産んだそばから寄生蜂に狙われるなんて、野外で生きていくというのは本当に厳しいものですね。

2018年7月11日 神奈川県茅ヶ崎市

この夏おすすめ昆虫本!


photombo at 22:07|Permalink チョウ・ガ | ハチ・アリ

2018年07月10日

白い粉

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ウスバキトンボ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO. トリミング.

まだ涼しいうちにと朝の水辺へ出かけましたが、そこはすでに炎天下。トンボの姿はまばらです。ここでターゲットにしたのは、最近ようやく増えてきたウスバキトンボ。例年より1ヶ月ほど遅れているような感じがします。

熱帯・亜熱帯の出身だけあって、熱い日向でも平気で縄張り飛翔していました。ただよくみると、日陰の枝に止まって休んでいる個体の方が多いのです。それもそうか・・・。

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シオカラトンボ 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO. トリミング.

同じく日向で活動していたシオカラトンボ。30度を超える気温の下でも、交尾や産卵を繰り返していました。最近の研究によれば、オスの体の白い粉はトンボの体から出る一種のワックスなのですが、これが紫外線を反射しており日焼け止め効果があるのだとか。一方メスは粉を吹かず、いわゆる「むぎわらとんぼ」のままですが、よく見ると腹面にはうっすら白い粉を帯びており、こんな交尾体勢でいるときの日焼け防止を狙っているようにも見えます。他のトンボがほとんどいない炎天下でも、こうして元気一杯に生殖活動を繰り広げられるのは、その白い粉のおかげなのかもしれません。

2018年7月10日 神奈川県藤沢市

[トンボのことなら・・・]


photombo at 23:30|Permalink 湘南 | トンボ

2018年07月09日

代償

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海へ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

昨日、友人のSa野くんから「いま湘南の浜辺に外洋性の面白い虫が流れ着いてます。明日以降は流されちゃってダメかもしれないので早く行ってきてください!」と連絡がありました。

このブログをご覧の方はご存知と思いますが、Sa野くんの情報は打率0.5割くらい。大丈夫かよ・・・と一抹の不安を抱えながらも、朝から最寄りの海浜を歩いてきました。はじめのうちは雲が多めで過ごしやすく、これなら楽勝!と波打ち際の漂着物を棒でつつきながら目当ての虫を探します。

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チャバネアオカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

なぜか一番多かったのは、チャバネアオカメムシの死骸。雨で流されて打ち上げられたのでしょうか。

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ナガカメムシの一種
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

こちらも数が多かったナガカメムシ類。生きている個体は見られませんでした。

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オオモンホシカメムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

カメムシはけっこういろんな種類が打ち上げられているようです。

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ナミテントウ
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ムーアシロホシテントウ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

テントウムシ類の死骸。いったいどういう経緯で砂浜に流れ着くのか、興味深いところです。

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ニジゴミムシダマシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

これは生きているのでは?と拾い上げてシャーレに入れて見ましたが、動き出すことはありませんでした。

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イタドリハムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

この時期の湘南ではあまり見かけないハムシですが、どこからやってきたのでしょう。

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

これはなんだろう?一瞬動いたようにも見えましたが、気のせいかもしれません。

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セマダラコガネ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

他にもコガネムシ類の翅がいくつか落ちていました。

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ゴミムシ類
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

ゴミムシ類の死骸も漂着物にまぎれて点々と。

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クロカミキリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

おそらく近くの松林からでしょう。クロカミキリの死骸も。

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セイヨウミツバチ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

ハチ類はこの1頭だけでした。

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ハマベエンマムシの一種
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

ここからは生きている虫。漂着した海藻を持ち上げると慌ただしく動き出したエンマムシ類。

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コケシガムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

小さな粒が動いてる!とよく見たらこんな丸っこい虫でした。体長は3mmくらいでしょうか。やはり海藻や流木の下にいました。

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/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

こちらも同じような環境にたくさんいましたが、調べてもよくわからなかった小型の甲虫。これらの虫は小さいうえに動きが非常に早く、あっという間に砂つぶの間に潜ってしまうので、撮影に苦労しました。P7090088
アバタハネカクシの一種
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

打ち上げられた海藻の塊を持ち上げると、5~6頭が一斉に走り出し、すぐにまた隠れてしまった海浜性のハネカクシ。逃げ遅れた個体を狙って撮りましたが、この直後に写真の穴の中に逃げ込まれました。難しい・・・。

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ハムシダマシの一種?
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

うろうろと波打ち際を歩いていたハムシダマシらしき昆虫。海浜性の種かと思いましたが、触角が切れたりしているところをみると、たったいま打ち上げられた陸生の種なのかもしれません。


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羽アリ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

オスメスどちらも、かなりの数が波打ち際を歩いていた羽アリ。ケアリ類の女王やオスかと思いますが、1種ではなく複数いたように思います。なぜ海へ?

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オオハサミムシ(幼虫)
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

流木の下にいたオオハサミムシの幼虫。きわめて敏捷で、少し目を離した隙に猛ダッシュで去っていきました。浜辺の強力な捕食者でもあります。

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ニイニイゼミ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

これもどこかで流されたものが打ち上げられたか、ニイニイゼミ。まだ歩き回っていましたが、弱っているようでした。そのうち鳥に襲われそう・・・。

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本命
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

虫を探しながらのんびり2kmほど歩いたころでしょうか、波打ち際でようやく本命が見つかりました。ウミアメンボの一種です。外洋性の種類らしく、海流や風の影響でしばしば漂着するとのこと。まだ打ち上げられて間がないのか、ピョコピョコ跳ねるような動きをみせていました。

1〜2日前にはたくさんいたらしいのですが、僕は3時間半ほど探しまわって3頭しか見つけられませんでした。それでもボウズよりはずっとマシ。Sa野くんの伝説は一休み、打率も少しアップというところでしょうか。いっそ全部外してくれたらもう信じないのですが、たまにこういうヒットがあるので困るのです。

ただ今日は帽子こそ被っていたものの、半袖に短パン、サンダルという出で立ちで砂浜を歩き回っていたため、ひどい日焼けという代償を払うことに。朝は曇りがちだったのに、いつの間にかすっかり晴れて猛暑になっていたのです。特にふくらはぎが痛くて痛くて・・・。

番外編
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グソクムシ類?
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

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シュモクザメ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 7-14mm F2.8 PRO.

海のポテンシャルは計り知れず・・・

2018年7月9日 神奈川県藤沢市

この夏おすすめ昆虫本!


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2018年07月08日

しっくり

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楽しみ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

この時期の楽しみといえば、たわわに実ったエゴノキの果実をチェックすること。あれ、「実った果実」っておかしいのでしょうか。「痛い頭痛」みたいな。

まあとりあえずそれは置いておいて、今日も木の下に立って片っ端から果実をチェックしていきます。するとさっそく、それは姿を見せてくれました。

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エゴヒゲナガゾウムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

エゴノキの実に産卵し、幼虫はその中身を食べて育つ小さなヒゲナガゾウムシの一種。体長は5mm前後といったところでしょうか。

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エゴヒゲナガゾウムシ メス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro+ 接写リング, マクロフラッシュ STF-8.

はじめに見つけたこの個体はメスで、実をかじって産卵用の穴を開けているところのようでした。

平たくて愛嬌のある顔をしていますが、これはまだまだ序の口です。さらに探索をすすめると・・・。

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エゴヒゲナガゾウムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro, マクロフラッシュ STF-8.

お、いました!

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エゴヒゲナガゾウムシ オス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro + 接写リング, マクロフラッシュ STF-8.

というわけで、これがオス。メスに比べると複眼の部分が突出していて、実に面白い顔(失礼!)をしています。それは牛の顔のように見えなくもないということで、以前は「ウシヅラヒゲナガゾウムシ」とも呼ばれていました。オスの顔だけ見ていると、この名前の方がしっくりくるかもしれません。

2018年7月8日 東京都八王子市

この夏おすすめ昆虫本!


photombo at 22:11|Permalink 甲虫 

2018年07月07日

垣間見る

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ハラビロカマキリ 幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.

クワの若い木でいくつか見られたハラビロカマキリの幼虫。まだ2cm少々の小さな個体でしたが、同じ木に数頭が見られました。

この幼虫がいるクワの木にはクワキジラミやその幼虫がたくさんついていました(写真内の白いものはクワキジラミの分泌物)。実際、前脚や体に白い分泌物をつけているハラビロカマキリの幼虫も見られましたから、きっとこれを餌にしようとクワの木にやってきたのでしょう。


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謎の虫?
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO.

小川を隔てて数m向こう側で、見慣れない虫が葉の上を歩いていました。いったいなんだろう?と望遠レンズで覗きましたがよくわかりません。そこで撮影した写真を拡大してみて、ようやくその正体がわかりました。タマムシ(ヤマトタマムシ)の羽化不全個体だったのです。翅がうまく伸びずにくしゃくしゃのまま固まっているため、色や模様が不明瞭になっているのでした。

みたところ元気に歩き回っていましたが、この状態では天敵に襲われるのも時間の問題でしょう。暗い木の中で長い時間をかけて育ってきて、ようやく明るい外界に出ようかという時になって、このアクシデント。自然の中で生きて行くことの厳しさを垣間見た気がしました。

2018年7月2日撮影分 神奈川県藤沢市

この夏おすすめ昆虫本!


photombo at 23:01|Permalink バッタ・カマキリなど | 甲虫

2018年07月06日

これはこれで

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アサヒナカワトンボ " 伊豆個体群 " 交尾
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 60mm F2.8 macro.

最近撮影したトンボの写真をいくつか。

これは箱根で撮影したアサヒナカワトンボ。春のトンボですが、冷涼な地域ではまだ当分の間成虫の活動を見ることができます。伊豆から箱根、神奈川県西部にかけて分布するカワトンボは、アサヒナカワトンボとニホンカワトンボとの雑種を起源にもつ「第3のカワトンボ」であることがDNAレベルで確認されています。成虫の見た目はほぼアサヒナカワトンボですが、幼虫は2種の中間的な形態をしており、はっきりと違いがあります。ただこれを独立種と呼べるかどうかは微妙なところ。いまのところはアサヒナカワトンボ "伊豆個体群"として扱っていますが、もしかするといずれは別種として記載されるかもしれません。

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クロスジギンヤンマ オス
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO. トリミング.

こちらも春のトンボ、クロスジギンヤンマ。ただこのトンボの場合は羽化期のピークが春にあるというだけで、真夏や秋に成虫が見られることもしばしば。この日(7月3日)もいくつかの場所で多くの個体が飛び回っていました。

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オオシオカラトンボ 産卵
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II, M. Zuiko Digital ED 300mm F4.0 IS PRO. プロキャプチャーモード.

こちらはこれからが最盛期、オオシオカラトンボ。小さな湿地に多くの個体が集まっていました。交尾や産卵もよく見られましたが、いかんせんオスが多すぎてすぐに邪魔が入り、ゆっくり撮影するヒマがありません。これは一瞬の隙をついてやってきたメスが産卵しているところ。腹部の先で水をすくって卵ごと飛ばすのですが、濁っているので水というより泥を飛ばしているように見えます。これはこれで面白い、かな。

2018年6月30日・7月3日 
神奈川県箱根町・南足柄市

[トンボのことなら・・・]


photombo at 21:53|Permalink 湘南 | トンボ
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