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父島での講演会(11月29日)

昨晩は父島のビジターセンターにて講演を行いました。今回、母島と父島で行った講演は、環境省の主催によるもので、昆虫の多様さ、面白さを通し、小笠原の自然や保全、自然再生活動への理解を深めていただこうというもの。

事前のミニ写真展や村内放送での宣伝効果でしょうか、講演開始時間には、子どもから大人まで会場一杯、約60名もの方々が集まり、1時間を超える講演も最後まで熱心に聞き入ってくださいました。

講演では小笠原の昆虫を写真や動画を使ってたっぷり紹介した後、外来生物であるグリーンアノールによる危機、その対策として行われている活動や事業について、簡単にお話ししました。

講演後には多くの方からさまざまなご質問を頂き、島の方々の昆虫や自然に対する関心の高さを改めて感じる事が出来ました。同時に、そういった情報、情報源が地元に不足している事も痛感した次第。今後も講演や出版と言った機会を通じ、小笠原の自然、昆虫の面白さ、大切さについて、地元である小笠原をはじめ、多くの方々に広めて行きたいと思っています。

これで小笠原での今回のお仕事は終了。講演会に足を運んでくださった、母島、父島のみなさんに心からお礼申し上げるとともに、素晴らしい機会を与えてくださった環境省、および(一財)自然環境研究センターのみなさんにも感謝します。

あとは1日空いているので、同行の方々の調査にくっついて、1年ぶりの小笠原を楽しんできます。

2012年11月29日 東京都小笠原村 父島 写真は(一財)自然環境研究センター 今村さんが撮影してくださったもの。