2013年01月27日

憧れの水族館・アクアマリンふくしまへ ― 中編 ―

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サンゴ礁の海

昨日の続きから。マングローブの海を過ぎると、次はサンゴ礁の海。色鮮やかなサンゴと魚たちが、夢のような世界を作り出しています。この水槽の照明は、建物屋上で集光した太陽光を、光ファイバーでここまで導いているのだそうです。

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オトヒメエビ

ゆったりと歩いたり、中層を漂ったり。その名も優雅なオトヒメエビ。

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色とりどりの熱帯の海の魚たち。

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シーボーンアート

サンゴ礁の海の後には、シーボーンアートなるものが。シーボーンって何?海の骨?などと思っていたら、ちゃんと解説板がありました。シーボーンはSeaborn で、海から生まれた、という意味なのだそう。つまり、海岸に打ち上げられたものを利用して、アート作品に仕上げたもの。「美しい海を次世代に!」というメッセージがこめられているそうです。

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アンコウ

これはアンコウだったかな。

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シーサー?

なぜか沖縄のシーサーらしき置物も。なかなか味わいがあります。

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クリオネ

次にやってきたのはオホーツク海。なんと、この水族館ではスタッフが水からトラックを運転してオホーツク海に出向き、生き物を収集してくるのだそうです。真冬のオホーツク海、考えただけで身も凍りそうですが、平澤さんも近々また行かれるとのことでした。

で、クリオネです。本物を見た記憶がありませんでしたが、いまや水族館でこうして見られるのですね。たくさんいるように見えましたが、平澤さんによれば、ずいぶん減ってしまったとのこと。エサが特殊な貝なので入手が難しく、ほとんど食事させることができないのだそうです。だからたくさんいるように見えても、これはかなり減ってしまった後なのだとか。採ってきた直後がサイズも一番大きくて、だんだん小さくなってしまうらしいのです。長期飼育は難しいのですね・・・。もうすぐまた新しい、元気なクリオネたちがやってくるそうですよ。

写真-(17)
アバチャン

姿も名前も不思議な魚、アバチャン。横見の姿も面白かったのですが、じっとせず撮れませんでした。ガラス面に張り付いているのは、ひれが変化した吸盤によるもの。「この魚、なんなんですか」「なんなんでしょうね〜(笑)」とは、ぼくと平澤さんの会話(笑)

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クマガイウオ

なんとなく南の海の方が面白い造形の魚が多い気がしていましたが、実際はそうでもないようです。クマガイウオ。

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ナメダンゴ3兄弟

誰が見ても微笑んでしまうのではないでしょうか。体長3cmほどのダンゴウオの仲間、ナメダンゴ。冗談みたいに可愛い。

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旨そうなエビ水槽

思わず涎が出てしまいそうな水槽も。ヒゴロモエビとトヤマエビの群れ。いわゆるブドウエビとボタンエビだそうですよ。旨そうなわけです。この水槽ごと持って帰りたい衝動に駆られました。

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トクビレ

ハッカクという別名でも知られるトクビレ。これまた味の良い白身魚。ダメです、昼が近いせいか食欲モードに・・・。

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フサギンポ

気を取り直してフサギンポ。

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見切れるコマイ

を撮っていたら「ワシも撮ってくれよ」と言いたげなコマイさんがフレームイン。でもピントはやっぱりフサギンポに(笑)。

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タラバガニ

ああ、タラバガニ。その足を1本おくれ・・・。

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潮目の海

ここで振り返れば、はっと正気に戻れそうな大水槽。上のフロアでイワシの群れを見ていたのは、この水槽でした。潮目の海を再現したもので、カツオやキハダマグロといった回遊魚がビュンビュン泳いでいます。ほかにはカラスエイやダツの仲間も。大きな水槽で、どの魚も気持ちよさそうにノビノビと泳ぎ回っていました。

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潮目の海

しかし驚いたのは、何よりも人の少なさ。土曜日の正午前でこのガラガラ感はなんでしょうか。この水族館の展示規模・内容からすると考えられないほどです。もちろん、僕にしてみればのんびり楽しめていいのですが、なんだか心配になってしまうような閑散とした雰囲気・・・。

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お掃除

ふと見上げれば、潜水して水槽を掃除されるスタッフの方々。さぞかし冷たいでしょうに、ご苦労様です・・・。こうしたスタッフのみなさんのおかげで、この素晴らく美しい展示が成り立ち、維持されているのですね。

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タチウオ

そしてやってきました「福島の海」。福島の沖合は黒潮と親潮が出会うまさに潮目の海で、さまざまな海洋生物が暮らしています。アクアマリンふくしまでは、従来飼育が難しかったそれらの生物の飼育、展示に積極的に取り組まれているのだそうです。って、タチウオ!

暗い海の中を再現した水槽に斜め下方から光を当て、立ち泳ぎしているタチウオがキラッキラッと銀メッキのような輝きを放っていました。タチウオをいかに魅力的に見せるか、ものすごく考えられた展示方法だと思います。暗黒の海に日本刀のようなタチウオが浮かび上がる、この素晴らしい展示の工夫に感動してしまいました。

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吸盤

水槽にべったり張り付いた何か。全体が見えないのですが、しばらく見ていると何となく分かってきました。

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ミズダコ

水槽の側面に回り込むと、こうなっています。巨大なミズダコ。タコ焼き何個できるかな。などと不謹慎なことを考えたり。

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キアンコウ

あっち向いているものと、こっち向いているもの。キアンコウ。

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テヅルモヅル

こう見えてヒトデの仲間です。テヅルモヅル。秀逸なネーミング。

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メヒカリ(マルアオメエソ)

そして福島の海と言えばメヒカリを外しては語れません。刺身に、から揚げに、干物にと大活躍のメヒカリ(アオメエソ類)。福島の海がほぼ北限で、各地で漁獲される魚ですが、なんといっても福島では「いわき市の魚」に指定されているのです。

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メヒカリ(マルアオメエソ)

大きな目は、その名の通り青緑色に輝いています。撮影者が唾を飲み込む音が聞こえたとか聞こえないとか・・・。

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ユメカサゴ

愛嬌たっぷりのユメカサゴ。しかし、これまた刺身や塩焼きで美味しいらしいです。その旨さたるや、魚の中でも最上級と言いますからもうたまりません。つぶらな瞳のユメカサゴに、そんな目で見ないで、と言われてしまいそう・・・。

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テラオボタンエビ

食欲を刺激する展示は、まだまだ続きます。チュルッとその実を吸いたいテラオボタンエビ。その後ろにいるのは・・・

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ベニズワイガニ

説明は不要でしょう。ベニズワイガニ。

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マトウダイ

大きなマトウダイも泳いでいました。和名の語源については身体の模様から「的鯛」あるいはその顔つきから「馬頭鯛」といったものがあるようです。しかしあるサイトを見ていると「秋から冬が旬。肝はとてもうまい、卵もいい味なので、ともにけっして捨ててはならない。 刺身、煮つけ、またフライや唐揚げと何にしても総てに優等生、うまい」と書いてありました。ジュルル・・・

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写真展

すっかりお腹を空かせながら先へ進むと、壁面に動物たちの写真パネルがずらり。各地の動物園で生態、記録写真を撮り続けて来られた中川茂生さんの写真展です。上野動物園のパンダやライオンをはじめ、一般の観客には決して見られない動物たちの表情、生態を愛情あふれる写真として切り取られていました。

しかしお腹が空きすぎて、ゆっくり見ていられない。本来、昼過ぎにはアクアマリンふくしまを後にして帰路に着くつもりだったのですが、あまりに面白くてあっという間に予定の時間をオーバーしてしまいました。幸い、ここは再入場が可能なので、一旦外にでて昼食を摂ることに。

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いわき・ら・ら・ミュウ

水族館を出ると、少し先に大きな建物が見えます。飲食店や土産物屋、鮮魚店などが一体となった複合施設「いわき・ら・ら・ミュウ」です。水族館から海沿いに歩いて数分の好立地。

土地柄、海鮮丼などを扱うお店が多く、どれも魅力的で迷ったのですが、お財布の中身と相談して回転寿司に。しかしここも新鮮な地元のネタをたくさん扱っていて、メヒカリやドンコ、ソイなど湘南ではなかなか食べられない北の海の魚を中心に、いずれも美味な魚たちをたっぷり堪能したのでした。

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岩ガキ

その後、施設の外に面した市場風の鮮魚店が集まっているところで、干物などを購入。さらにアミさんは巨大な岩ガキを見つけ、買ったその場で開けてもらってペロリ・・・。

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アクアマリンふくしま 外観

ら・ら・ミュウを出たところからは、アクアマリンふくしまの全体を見ることができます。海保の船がちょっと邪魔ですが。

さて、昼食も済んで落ち着いたところで、ふたたび水族館に戻ります。
でも続きはまた明日・・・。

写真全て/ OLYMPUS OM-D E-M5, M. Zuiko Digital ED 9-18mm F4.0-5.6 & M. Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6 II R, および iPhone5

2013年1月26日撮影 福島県いわき市 アクアマリンふくしま

photombo at 22:34│ 雑記 | 国内遠征
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