2013年01月28日

憧れの水族館・アクアマリンふくしまへ ― 後編 ―

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アクアマリンえっぐ へ

3日間に渡って更新してきたアクアマリンふくしまのエントリーもこれで最終回。昼食から戻り、再入場したら、まずは「アクアマリン えっぐ」へ。「アクアマリ ン えっぐ」は子ども向けの体験型施設ということですが、いかにも楽しそうな気配が漂っています。おっさんも行くしかない!

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いろいろ水族館

えっぐに入るとまず柱状の水槽が目に飛び込んできました。「いろいろ水族館」というコーナーで、生き物たちの擬態や共生などが紹介されています。

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カミソリウオ

海藻の切れ端のようにしか見えないカミソリウオ。擬態昆虫を見ていても思うのですが、どうしてこういう姿になれるのでしょうか。

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ミノカサゴ

華やかなミノカサゴ。

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ミズクラゲ

「海とあそぶ・えっぐコーナー」と題した一角には、筒状の水槽の中を漂う無数のミズクラゲ。

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イセエビとセミエビ

部屋の中心部は「エビカニの世界」となっていて、大きなイセエビ類やカニ、カブトガニまで、その姿を間近でみることができます。なかでもイセエビの水槽は下から潜り込んで頭を水槽の中に入れられるようになっていて、本当に海の中に潜り、エビたちを目の前で見ているような体験ができます。水槽の下に潜り込むためのトンネルは明らかに子供向けサイズでしたが、大人げなく寝転がって楽しんできました(笑)

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ユーラシアカワウソ

「水から陸へ」と名付けられた一角には大きな水槽がありましたが、のぞいても何もいません。あれ?と思っていると、別の場所からのぞいていた人たちが「夜行性だからね〜」などと話しています。急いでそちらへ向かうと、そのわけが分かりました。カワウソたちが団子のようにくっついて、前後不覚に眠りこけているのです。しかしカワイイな・・・。

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ウシガエルの死骸

しかし展示は楽しいものばかりではありません。「生まれる・死ぬ」と題したコーナーには、半ば白骨化したウシガエルの死骸が。死んだ生きものが自然のなかでどのようになっていくのか、どのように利用されているのかを示す展示のようです。

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蛇の目ビーチへ

えっぐには、屋外の施設もあります。蛇の目ビーチと名付けられた、海辺の生き物と触れ合えるビーチ。しかし・・・

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復旧中

ここはまだ震災の爪痕が生々しく残っていて、現在も復旧工事の真っ最中でした。一見、大震災の影響など受けていないようにさえ見える、アクアマリンふくしまですが、その実、まだまだ復旧にむけての課題は多いようです。一日も早く完全復旧され、より多くの人たちが訪れ、楽しめる日が来るように祈らずにはいられません。

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金魚展示コーナー

ふたたび屋内に入ると、いよいよ最終コーナー。個人的には待ちに待った、金魚の展示です。このコーナーが見えてきただけで、もう小走りに駆けだしてしまいました。

アクアマリンふくしまは、全国でも例を見ないほど金魚に力を入れている水族館で、多くの品種を飼育展示するに留まらず、金魚マニアの間では「桜ブリストル」という独自の品種まで作出していることで知られています。

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福だるま

こちらはお正月用の展示ということで、めでたい紅白の金魚。福だるまという丸みの強い品種です。金魚の展示は大まかに2種類の水槽で行われていました。ひとつはこの福だるまが入っていた、透明な円柱形の水槽。

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丸鉢型水槽

もうひとつがこちら。金魚を飼育するのに用いられる、「丸鉢」という鉢をモチーフにデザインされた水槽で、上からも、横からも鑑賞できるように工夫されています。金魚には上から見て楽しむ品種も多いので、実に理にかなった作りと美しいデザイン。思わず「欲しい!」と唸ってしまいました。もっとも、我が家にはこんな立派な水槽を置くスペースはありません・・・。

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キャリコ琉金
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東錦
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丹頂
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水泡眼
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桜錦
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江戸錦
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らんちゅう

美しくコンディションもいい金魚たちの数々。まさに至福の時。放置されたら何時間もここで過ごしてしまいそうです。

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花房

専門店でも見かけないような、立派な花房。見事な個体です。

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大阪らんちゅう

ぼくの大好きな大阪らんちゅうも、いい個体が泳いでいました。掬って持ち帰りたい(笑)

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土佐錦魚

本物の丸鉢で飼育展示されていた土佐錦魚(とさきん)。華やかな金魚です。

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浜錦
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ピンポンパール

パール鱗と呼ばれる特殊な鱗に覆われた金魚たち。浜錦とピンポンパール。

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津軽錦

素晴らしい津軽錦。ここまで形のいい個体には、なかなかお目にかかれません。担当の方が相当入れ込んでいるに違いありません。

時間も忘れて眺めていると、いつの間にか午後2時を過ぎていました。そろそろ土産でも買って帰るか・・・と歩き始めたとき、後ろから「いた〜!」と聞き覚えのある声。

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平澤さん(左)と

平澤さん(左)でした。本来なら僕たちはもう帰路についている時間だったのですが、思いがけず長居したため、午前中の出張から戻ってこられた平澤さんにお会いすることができました。

このあと、平澤さんのご案内で、普通は見られない水族館の舞台裏をご案内いただいたり、金魚の飼育・養殖場を見せていただいたりと、至れり尽くせりの接待を受けました(笑) おかげで展示されていなかったアクアマリンオリジナル品種の「桜ブリストル」も見ることができ、大いに満足。ありがたいことです・・・。

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ミュージアムショップ

そして最後にミュージアムショップへ。

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金魚グッズ

魅力的なグッズがたくさんあるのですが、どうしても目が向くのは金魚もの(笑)。アミさんは靴下を買っていました。

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桜ブリストルTシャツ

そして見つけました。「桜ブリストル」Tシャツ。デザインにはオリジナルものにありがちなダサさが微塵もなく、シャープでカッコいい!お値段も破格でした。これは買うしかない!というわけで、僕はこれを記念に購入。嬉しいなあ。

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ごんべアイス

最後はこちらで小腹を満たしました。シーラカンス型のアイス最中、「ごんべアイス」。塩バニラとチョコの2種類があるのですが、平澤さんのおススメで塩バニラに。

気が付けば時計は午後4時前を指し、外はすっかり夕方の気配。その後も平澤さんに生きた魚の運搬の裏話などを聞きつつ、ようやく館を出たのでした。話は尽きませんでしたが、さすがにそろそろ帰路につかなければなりません。ここで平澤さんとはお別れし、実に6時間近く滞在した「アクアマリンふくしま」を後にしました。

以前は個人的に「福島にある」、「金魚がいっぱいいる」くらいのイメージしかなかったアクアマリンふくしまですが、実際に訪れてみると、随所に人を楽しませる工夫がされていて、あっという間に時間が過ぎ去る、とにかく楽しい施設です。実際、これだけ時間をかけて見たつもりでも、シーラカンスの展示などゆっくり見られなかったコーナーもあり、これは近いうちに再訪しなければ!と思っている次第。

土曜日というのに人が少なくて驚いたのですが、今はまだ施設の一部が復旧途中であり、また原発事故のイメージもあって客足が遠のいているということ。しかしこれだけ楽しい水族館に行かないなんてもったいない!震災前のように多くの方が訪れ、その底知れない楽しさを体験してほしいなあ、と思うのでした。アクアマリンふくしま、オススメです!

写真全て/ OLYMPUS OM-D E-M5, M. Zuiko Digital ED 9-18mm F4.0-5.6 & M. Zuiko Digital 14-42mm F3.5-5.6 II R, および iPhone5

2013年1月26日 福島県いわき市 アクアマリンふくしま

photombo at 22:03│ 雑記 | 国内遠征
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