2019年02月10日
食べている

河原
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神奈川県西部を流れる川の上流域へ。平地では気温が8~9℃あったのですが、現地は4~5℃でかなり冷えました。少しくらいは昨日の雪が残っているのではないかと期待しましたが、まったくその痕跡はありません。こちらもほとんど降らなかったのではないでしょうか。

コブハサミムシのペア
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 macro. マクロフラッシュSTF-8.
河原の石を起こして虫を探していると、さっそく現れたのはコブハサミムシのペア。もう繁殖活動がはじまっているようです。

卵を守るコブハサミムシ
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 macro. マクロフラッシュSTF-8.
別の石の下では、もう産卵を済ませて卵の世話をしている母虫が見られました。

ジョウカイボン類の幼虫
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 macro. マクロフラッシュSTF-8.
さらに石起こしを続けていると、体長2.5cmほどのイモムシ型の幼虫が。ジョウカイボンかその仲間の幼虫です。こうしてみるとどこかホタルの幼虫にも似ていて、両者が近縁なグループであることが納得できる気がします。
ところでこの幼虫、よく見ると何かを食べているようです。その口元には大きなハサミのようなもの。これは!

ジョウカイボン類の幼虫 コブハサミムシを捕食
/ OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II、M. ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 macro. マクロフラッシュSTF-8.
やはりそうでした。コブハサミムシが食べられていたのです。
ほとんど誰の目にもつかない真冬の河原の石の下。そんな環境でもまた、様々な命のドラマが繰り広げられています。
2019年2月9日 神奈川県西部
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