宮殿に行った時の話 3正しいのはボク

2019年11月10日

団結力

いつかトルコに行った時があったならぁ‥‥
ボクにはどうしても訪れてみたい場所が心にあった

その一つはこの先のまだまだ遠くにある超古代遺跡が発掘された場所で
その名はギョベグリ・テぺという そこでは12000年も遥か昔の人々によって
祭事が執り行われていた 高度な文明が既に存在していた事を証明する遺跡に
向かってトルコを旅しているその前にもう一つにこれから向かうヴァンという
大きな湖のある街もボクはもともと訪れたいと考えていた 水辺でキャンプと焚火が
できるからだ ヴァン湖はとてつもなく大きいから移動中の寝床探しは
心配ないと考えての事だった‥‥

ドゥバジヤットで国道の分岐点まで来た時 ただ真っすぐな道が果てしなく
伸びているだけで目的地まではまだ200㌔くらいあった
ボク「何だよここ 国道かもしれないけど違う星の国道みたいだ
全く殺風景な場所だった
ウィリアム「おい あそこに車停まってるんじゃないか
降ろされた国道の反対車線に一台の車が停まっているのが見えたが
反対車線まで100mはあろうかという距離だ トルコの道は広く長い

ウィリアム「走るぞケイシー あいつを逃しちゃいけない気がする

ボク達は走りその車がまさに出発しようとしている所で追いついて
行き先を告げるとちょうど同じ方向で快く乗せてくれるという
トラックの荷台には羊が積んであって 運転手は時々車を停めて羊の
向きや位置を直して異常がないか確かめていたところだった
車は走りだしボク達は100㌔近く移動してヴァンの街の外れまで来た時
時刻は夕方の5時半になっていて そこからヴァン湖が見えたがキャンプできそうな
場所は見えない
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ヴァン湖の端っこまで乗せてくれた羊売りのおじさんと

ウィリアムは街の中心地まで行こうとしてヒッチハイクを始めたどうやら
明日家に泊めてくれるホストを見つけていたようだった その相手とWI-FIの繋がる
カフェなどで連絡取るため街に着いていたいという でもまだ70㌔以上あった

もう日が沈み始めていたしボクはヒッチハイクな気分じゃなかったけど
ウィリアムが停めた乗せてくれた車は中心地まで行くというが あまり言葉が通じず 車内で沢山何かを伝えようとしてくる分少し不安になった

一時間ほどやり取りをするうちにウィリアムは相手の話を少しずつ理解して
来ているようだった でもどうなっているのかと尋ねてもわからないという

車が渋滞し始めて 男はただ問題ないと笑顔で乱暴な運転をして 列を作っている車の一番前に割り込んで スイスイ運転しながら やがて大きな運動場の前で停まった 降ろされるのだろうかと思っていると違う 
妹と子供たちを拾いに来て後ろの席は4人座る予定だからボクに助手席に来るように指図してまた走り出す 行き先は妹たちが住んでいる高級マンションだ

相当金持ちな家族なのだろうと思っていると車はまた走り出す
ボクはまた後部座席に移り 中心街をキチガイの速さで走り抜け工場の前で停まった そこは彼の経営するシャッターとドアの販売取り付け工務店だった 社長はトイレを我慢していてズルい運転をしていたのか
それからボク達は彼の大きな工場を案内され15人はいる社員を紹介すると
そのままボク達を入れてミーティングを始める よくわからないがボクも
ウィリアムもどうしたものかと腕の時計を眺めてる もう夜の9時になろうとしていた
どうにもできないこのまま流されるしかないのだ

やがて男はボク達を乗せて中心街まで来ると工事現場の前で停まった
どうやらここのビルディングに大量のシャッターを使うことが決まったらしく
彼はウハウハして笑っていたボク達はその現場で何やら寸法を測るのを
手伝わされて それから近くの屋台のサンドウィッチ屋にボク達を招待してくれた
時夜の10時になっていた
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現場近くの屋台サンドイッチ屋さん

食べている間にわかった事は 彼は金持ちで成功者で同時に養わなければならない
家族を沢山抱えているという事だった 会社の構成員は全員家族親せきでそこには
強い信頼で繋がっている見えない力が取り巻いていて 同時にその団結力で外敵から
全力で身を守り家族を護っていかなければならない力が溢れていた

この辺りの人間を見ていると多くの若者が銃をジーンズの腰に挟んでいた 彼の車の
中にもあった クルド人は必死で生きているのだと思った

つづく


夜はまだ終わらない
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