闇ルート その1記憶の中の叫び声

2022年12月25日

闇ルート その2

偶然とはいえこんなトコなかなか見つけられるもんじゃないよ 導かれたからこそだ 歩かないわけには行かないよ

しかしホントに両足揃えた分の幅で滑らせたらずっと下まで落ちちゃうような道だ

なんだか異世界へ続いているよう(滑ったらホントの異世界行き)実際何人か行ってるんじゃねぇかな

でも確かにケーサツには見つからないな

ボクが出会ったギリシャ人の多くがアルバニアとアルバニア人に対して良くない印象を与えてくれた 彼らはホボホボ不法入国で事件を起こすからだそうだ 質の悪い麻薬も捌かれてるしボクのヒッチハイクもしづらくらせてるし

でもそんな彼らを奴隷同様に扱っている一面もあってなんだかんだ都合よく低賃金でこき使ってるけどそれでも後をたたないのはアルバニアという国が貧しくてお金を稼げないからなんだろう そしてこんな道まで作ってるからなんだろう

1時間は歩いただろうか 進んでいくうちに崖っぷちまでやってきた 道がなくなっている でもよく見ると谷間の向こうにまだ道が見える ってことはこの谷間を下まで降りてまた登るってことだ

ところで今ボクが背負ってるリュックは大体15㌔くらいの重さで片手はスーパーマーケットの厚めのビニールの買い物袋で塞がっている

ギリシャに入国した当初は多分20kgくらいあったんだけどあんまり歩くほうが多いからトルコにいた時にもらった沢山の服やお土産は申し訳ないけど途中でドンドン捨てざるを得なくなってしまった それでもボクにしてみればまだ重いほう

そいつを担いでこの崖を落ちるのはかなり危険だった(目測で40mの急行直下)

でも来た道を戻るのも····

背中のリュックカバーも手提げの袋も茨に引っ掻かれてボロボロに穴が空いてしまってる

そんな道をまた戻るのもなぁ····面倒だから先に荷物を谷底に落として崖を下ることする


つづく


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photon_5d at 13:18│Comments(0)2019 ギリシャ 

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