2015ネパール
2016年01月18日
Never Ending Peace And Love
さて ボクのネパールの旅もいよいよ終わりだ
2015年10月27日に 旧友のマヘンドラと再会し ダサインの終りの日
ボクらは 日本人なんか絶対に来ないような 田舎の静かな村へ小旅行に出かけ
虫の声や 川のせせらぎをBGMに 満月の光を一杯に浴びて
これまでの 不安を抱えた旅の終りを満喫していた

湖の北 バスの終着所に佇む一軒の宿屋から
財布の中にはもう 緊急時用に取っておいた一万円札と少しのネパールルピー
だけだがもう安心だ
マヘンドラはボクのために 無料で宿を確保してくれた
宿といっても ただ今建設中の ベッドがあるだけの部屋だけど
新品のマットだし ノミやダニもいないし
電気も来てないけど ロウソク買って事足りるし ドアには鍵もつけられてないけど
誰も盗む人はいない 周りはみんなマヘンドラの友達で親切な人達ばかりだし

建設中のボクの部屋

外観はオシャレなレストランバー 奥に中庭があり それを囲むように建設中のホテルルームがある
ゴハンはマヘンドラの家に招待されるから 本当にお金がかからない
だからボクは 残りの金を自分のために使うことができる

カトマンズパシュパティナートヒンズー寺院 入場料1000ルピー(≒1200円)

寺院内にいた聖者 とても温かいエネルギーに満ちていた
人生悟り切った感じだったので写真を撮らせてもらった

パシュパティナート寺院へ向かう途中に見つけた
男根的な変な形の木
知り合った友達と 時々 夜洒落たバーへ出掛けて ビールを飲んで
お喋りして そこでまた誰かと知り合って楽しい夜を過ごしたりできたし
チトワン国立自然公園でゾウサファリもできたし パシュパティナート寺院にも行けたし
その他の世界遺産地へ観光もできた

友達のフランス人ルイに寿司を食わせてみる

パラグライディングに初挑戦するボク
緊張して笑顔が消えてる

やっぱりやめるというボクを説得するグライダー マヘンドラの友達だがこいつとは初対面だ
マヘンドラはこの日酔いつぶれていた タダとはいえやっぱり怖い 普通に申し込むと8千円
位と言っていたが・・・タダでも本当はやりたくないよ

飛んでみたら気持ちよかった
結局旅の最後に残った金は120円ポッキリで 乗り継ぎのタイのバンコクの空港に
着いた時には ご飯も食べられず どこにも行けず ただ空港の中で20時間
飛行機を待つだけという 退屈な時間を過ごさなきゃならなくなってしまったものの
ネパールで過ごした日々を思い出せば どうってことない
それに ボクは既に成田空港で昔 台風で欠航になった飛行機の 次の飛行機を
待つために3日間生活していたことがあるからね 全て抱きしめて 旅の中の ちょっとした
ハプニングとして 受け止める
ただ バンコクの空港のセキュリティーチェックの厳しさには閉口したよ
羽田の時も カトマンズの空港でも 何でもない物品が バンコクの空港では危険物として
没収される
例えば 内容量100gを超える 液体物 又は液状のブツ
これからタイへ旅行で これらのものを持ち込んで出国する予定の人達は気を付けてくれ
ボクはバンコクで出国と入国を 今回経験した それはネパールへ行くときと
日本へ帰る時の乗り継ぎで やむを得ず止まったのだけど
これまでボクは 7~8回バンコクへ行っているから バンコクなんて ちい散歩くらいにしか
考えていなかった だが 2015年のバンコクは強敵だった・・・
そういえば 地下鉄に乗った時も 金属探知のゲートが設置された入り口の前に 検知器を持った
セキュリティーが カバンの中身をチェックしていた・・・
それはあの2015年の2月と 8月に起きた爆破テロ事件が原因だろう
そのせいで空港のガードも強化されたのかも知れないが 買ったばかりの 日本から持ってきた
高価なはみがきこ(シュミテクト)800円の 殆ど新品を 危険物だからと言って取り上げる
理由にはならないだろう!
X線検査で引っかかった そのはみがきこを 検査官が取り上げて ボクに
これ 内容量110gだからね 没収ね と 冷たい言葉を浴びせる
ちょっとまて これはただのはみがきこじゃないかと食い下がるボク
それに よく見ろ 内容量は110gだけど すでに10g 使ってるんだぞ
なんて言ってみても シラーッとした目で 後ろのゴミ箱へ その検査官は
有無を言わさず 放り投げた
よく見ると そのゴミ箱には 山のように 没収された 化粧品なんかが入っているじゃなか
全く許せない話じゃないか・・・怒りがこみあげてくる・・・ボクは 自分のはみがきこが
没収されたことよりも あの うず高く積み上げられた まだ使える 商品の数々が
毎日まいにち毎日と ゴミとなって このボクらの 地球を 汚し続けているという事を 想像した時にだ
だがそんなことは おそらく このバンコクでは ありえないだろう
きっと 空港職員と その他知り合いに安価で払い下げのアウトレットで サバかれているし
タイの化粧品企業に 研究開発サンプルとして 使われているに違いない
だからまぁ許す
とにかく 今回の旅もなんとか 終わる事ができたことをここに記す
おわり
みんな必死に生きている
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2015年10月27日に 旧友のマヘンドラと再会し ダサインの終りの日
ボクらは 日本人なんか絶対に来ないような 田舎の静かな村へ小旅行に出かけ
虫の声や 川のせせらぎをBGMに 満月の光を一杯に浴びて
これまでの 不安を抱えた旅の終りを満喫していた

湖の北 バスの終着所に佇む一軒の宿屋から
財布の中にはもう 緊急時用に取っておいた一万円札と少しのネパールルピー
だけだがもう安心だ
マヘンドラはボクのために 無料で宿を確保してくれた
宿といっても ただ今建設中の ベッドがあるだけの部屋だけど
新品のマットだし ノミやダニもいないし
電気も来てないけど ロウソク買って事足りるし ドアには鍵もつけられてないけど
誰も盗む人はいない 周りはみんなマヘンドラの友達で親切な人達ばかりだし

建設中のボクの部屋

外観はオシャレなレストランバー 奥に中庭があり それを囲むように建設中のホテルルームがある
ゴハンはマヘンドラの家に招待されるから 本当にお金がかからない
だからボクは 残りの金を自分のために使うことができる

カトマンズパシュパティナートヒンズー寺院 入場料1000ルピー(≒1200円)

寺院内にいた聖者 とても温かいエネルギーに満ちていた
人生悟り切った感じだったので写真を撮らせてもらった

パシュパティナート寺院へ向かう途中に見つけた
男根的な変な形の木
知り合った友達と 時々 夜洒落たバーへ出掛けて ビールを飲んで
お喋りして そこでまた誰かと知り合って楽しい夜を過ごしたりできたし
チトワン国立自然公園でゾウサファリもできたし パシュパティナート寺院にも行けたし
その他の世界遺産地へ観光もできた

友達のフランス人ルイに寿司を食わせてみる

パラグライディングに初挑戦するボク
緊張して笑顔が消えてる

やっぱりやめるというボクを説得するグライダー マヘンドラの友達だがこいつとは初対面だ
マヘンドラはこの日酔いつぶれていた タダとはいえやっぱり怖い 普通に申し込むと8千円
位と言っていたが・・・タダでも本当はやりたくないよ

飛んでみたら気持ちよかった
結局旅の最後に残った金は120円ポッキリで 乗り継ぎのタイのバンコクの空港に
着いた時には ご飯も食べられず どこにも行けず ただ空港の中で20時間
飛行機を待つだけという 退屈な時間を過ごさなきゃならなくなってしまったものの
ネパールで過ごした日々を思い出せば どうってことない
それに ボクは既に成田空港で昔 台風で欠航になった飛行機の 次の飛行機を
待つために3日間生活していたことがあるからね 全て抱きしめて 旅の中の ちょっとした
ハプニングとして 受け止める
ただ バンコクの空港のセキュリティーチェックの厳しさには閉口したよ
羽田の時も カトマンズの空港でも 何でもない物品が バンコクの空港では危険物として
没収される
例えば 内容量100gを超える 液体物 又は液状のブツ
これからタイへ旅行で これらのものを持ち込んで出国する予定の人達は気を付けてくれ
ボクはバンコクで出国と入国を 今回経験した それはネパールへ行くときと
日本へ帰る時の乗り継ぎで やむを得ず止まったのだけど
これまでボクは 7~8回バンコクへ行っているから バンコクなんて ちい散歩くらいにしか
考えていなかった だが 2015年のバンコクは強敵だった・・・
そういえば 地下鉄に乗った時も 金属探知のゲートが設置された入り口の前に 検知器を持った
セキュリティーが カバンの中身をチェックしていた・・・
それはあの2015年の2月と 8月に起きた爆破テロ事件が原因だろう
そのせいで空港のガードも強化されたのかも知れないが 買ったばかりの 日本から持ってきた
高価なはみがきこ(シュミテクト)800円の 殆ど新品を 危険物だからと言って取り上げる
理由にはならないだろう!
X線検査で引っかかった そのはみがきこを 検査官が取り上げて ボクに
これ 内容量110gだからね 没収ね と 冷たい言葉を浴びせる
ちょっとまて これはただのはみがきこじゃないかと食い下がるボク
それに よく見ろ 内容量は110gだけど すでに10g 使ってるんだぞ
なんて言ってみても シラーッとした目で 後ろのゴミ箱へ その検査官は
有無を言わさず 放り投げた
よく見ると そのゴミ箱には 山のように 没収された 化粧品なんかが入っているじゃなか
全く許せない話じゃないか・・・怒りがこみあげてくる・・・ボクは 自分のはみがきこが
没収されたことよりも あの うず高く積み上げられた まだ使える 商品の数々が
毎日まいにち毎日と ゴミとなって このボクらの 地球を 汚し続けているという事を 想像した時にだ
だがそんなことは おそらく このバンコクでは ありえないだろう
きっと 空港職員と その他知り合いに安価で払い下げのアウトレットで サバかれているし
タイの化粧品企業に 研究開発サンプルとして 使われているに違いない
だからまぁ許す
とにかく 今回の旅もなんとか 終わる事ができたことをここに記す
おわり
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2016年01月15日
つながり

タメル地区の中心
首都カトマンズへやってきたボク 懐かしい思い出とは裏腹に
10年前初めて訪れた時と比べて びっくりするくらい街は大きく変わっていた
要するに それだけ人間の意識が変わったという事なのだろう
街の人間の意識がだ いい意味でも 悪い意味でも

タメル地区の一角
ただ 1週間とはいえ 滞在していたど田舎村から上京してきたボクには
この都会の キラキラして ゴミゴミした場所には どこか居心地の悪さを
感じてしまう

日焼け止めの傘をさすドライバー
ちなみにクラクションはペットボトルで作られていて握るとカワイイ音が出た
それが一体どこからどのようにして このボクの心の隙間に
捻じ込んでくるのか わからないまま 本能が
つながりを求めて メランコリックにボクをひたすらある一場所へ誘うのだ
チャングナラヤンからバスを乗り継いで 午後4時少し前にカトマンズは
タメル地区という 中心地の 少し外れに降り立ったボクは
バックパックの中に ある種の郷愁も背負って 10年前に 滞在していた
名前も忘れてしまった宿へ 向かおうとするのだが 当然見つけられず
もうかれこれ2時間近く街を彷徨っていた
辺りはすっかり暗くなり お祭りムードで賑わう街の人ごみをかき分けながら
歩くボクは 悲しい場面を引き立たせるために あえて明るい音楽を挿入する
音と映像の対位法を用いた 黒沢明映画のワンシーンを思い浮かべていた
周りが賑やかであればあるほど そこを一人で歩く男を より一層淋しげに
映すという 天才映画監督の 当時画期的な技法だ
ボクはその 10年前滞在していた ウル覚えの宿に ある種の つながりを
求めていたのだと思う
他にも沢山宿はあるけれど ボクの記憶の中にはそこだけが 繋いだ手と手の
あたたかさを残していた
当時一緒に旅してた女の子と過ごした宿っていうのもあるから やっぱりいい思い出だ
だが 名前を忘れているから 人に訊くこともできない
さんざん歩いて 少しずつ記憶を蘇らせながら もう潰れたんじゃないかなって
思い始める頃 ようやくたどり着くことができて 全く自分の記憶力に感心してしまった
懐かしいたたずまいは あの頃とちっとも変っていなかったが 心なしか
もっと広かったと思えた 部屋も 廊下も フロントなんかも 記憶の中より 小さかった
やっぱり 記憶っていうのは いつもそうだけど 実際よりも 誇張しているもんだなぁ
とつくづく思った
小さなフロントのソファには男が2人座って話をしていて その内の1人がホテルオーナー
だってことがすぐにわかった
対応してくれたカウンターの若い従業員と値段交渉をしながら デジャヴを見ているような
感覚に襲われた あれ? この場面知ってるぞって
10年前同じことしたんだから当たり前だけど まるでこの間の事のように思える
目まいの中で 値段が当時の4倍以上に上がっていたのでまた目まいがした
ちょっと考えて 泊まるのを諦めたけど それでも 隔たっていた ボクとカトマンズの
距離を一気に 縮めてくれた この宿にまた 出会う事が出来て
なんだかとても 安らいだボクは 出来るだけ安い宿を探して再び歩く
そしてようやく夜の7時に600ルピー(≒720円)の宿に落ち着くことができた

ホテルプシュカル

お湯は出ないけど村の水より都会はぬるい
いくら人が集まっていたって いくら 街が明るく賑わっていたって
何でも買いそろえる事が出来たって ここじゃボクを知っている人なんていない
ボクもまた ここじゃ誰も知らない なんて考えが ふと頭をかすめるのは
頼りになる金さえ持っていないからだろう
結局 都会育ちのボクは 金という 人の心を 満たし 痛みを和らげ 夢や希望を与え
安心させてくれる物に依存しながら生きているんだなぁ という事を再確認させられる
もちろん お金は大切だし この世界では お金なしに生きていく事なんてできないし
お金を悪く言うつもりはない
でもね こんなお金のないボクを 温かい手で迎えてくれる つながりもあるんだ
困っている人や苦しんでいる人に 伸びる優しい手 掴めば握り返してくれる手に
ボクは今まで 何度も助けてもらったことがある だから知っている 本当のつながり
というものを これは金じゃ買えないものだ どんな金銀財宝にも勝る 宝物だと思う
人生が宝探しなら ボクは世界中に散らばる宝物見つけちゃったよ

ポカラ行のバスチケット500ルピー(≒600円)

セントラルバスステーション
そしてボクは懐かしい友と再会するためにポカラへ向かった
つづく
宝物はめったに使わないから宝物
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photon_5d at 21:35|Permalink│Comments(0)
2016年01月11日
FLY AWAY

竹を組んで作るブランコ
ダサインのお祭りだからと 作られる子供のための遊具だが 多分祭りが終わっても
そのまま残されているように思う 要するにほったらかし
ひょっとしたら前年に作られたものかもしれない

チャングナラヤン寺院へ続く山道
2015年10月24日 ボクは動いた ダサインという大きな祭りが終わる次の満月まであと2日だ
月の動きで暦が作られてるって なんかおしゃれ
夜空を見上げるのが好きなボクにとって わかりやすいし簡単じゃないか
思うほど単純じゃないみたいだけど 農耕を主とする民にとっては それでも便利なようだよ

サランコットバス停 ここから チャングナラヤンまで山道を1時間半くらい歩く

ガイドが必要だから なんて
仕事にありつこうとする人が多いけど お金を払わなくたって迷わず行けるくらい簡単な道だ

トレッキング中からの眺め
照りつける日差しの中を歩いて ネパール最古の寺院にやってきた

ここも大分支えられているけど
どうにか持ちこたえたようだ

見事な装飾
ここはヒンズー教寺院で ネパールにはヒンズー教徒が多い
ヒンズー教って言ったら キリスト教 イスラム教に続く世界で3番目に多い宗教だ
日本人には馴染みが薄いけど ヒンズー教の神様って不思議 っていつも思うんだ
この宗教は元々インドに持ち込まれたバラモン教が 土着の宗教と絡まって生まれた
宗教だと言われている そしてこのバラモン教を持ち込んだのは
インド=ヨーロッパ語族と言われているアーリア人のことを指している
アーリアって どの民族よりも優秀なって意味らしい
それを インド=ヨーロッパ語族の人達が自分でそうつけたらしい・・・
どんだけ偉いんだって感じだな・・・何様だよっていいたいよ
アーリア民族で真っ先に思い出すのは あの有名なドイツの ナチス党のヒトラーだ
ヒトラーも純粋なアーリア人しか世界に必要ねぇ っていってユダヤ人虐殺をおっぱじめたらしいが・・・
このアーリア人て 紀元前4000年頃 突然 帽子の中から鳩が飛び出すみたいに
歴史に登場したらしい
素性は謎だし とにかく好戦的な民族でどんどん増えて広がっていったそうだ
そんな奴らが持ち込んだくらいだから ヒンズー教っていったって
相当バラモン色の強い宗教に違いないとボクは思う
このヒンズー教には聖書のような伝説的物語がある マハーバーラタっていう
この物語に 遠い昔 どうやら核戦争があったようなことが書かれているそうだ
えぇ! 何千年か 何万年かしらない昔に 核戦争だってぇぇぇ
と にわかには信じがたい話だが インドには核戦争でも起きなきゃこんな風に
ならないだろうって痕跡が残っていて 間違いないと信じる学者もいる
つまりマハーバーラタ物語は本当のことだということで 話を進めて膨らます
そんな古代に核戦争があったとしたら もうスターウォーズ並みの宇宙戦争や

一体誰と誰が戦ったんだか見当もつかないが 古代にとんでもない放射能が
ぶちまかれて

こんなのや

こんなんや

こんなのも
みんな放射能汚染で誕生したスーパーヒューマン 或いは 突然変異的な奇形
だが 同時に 特殊な能力も獲得してしまったのだ(妄想)
そして その特殊な能力で ハイブリッドな人間も作られちまった・・・例えば

こんな風なゾウ頭の人間
手なんか何本もあるから強いし 念力で相手を気絶させちゃったり
ダースベイダーみたいに ダークサイドなフォースで突然動きを封じたり
相手の心を読んだり 未来のビジョンなんかもくっきり見ちゃった
それは当然 普通の人から見たら 神だ
つまりヒンズーの神々は 後世の人達のイメージで描かれたイマジネーションなんかじゃなくて
本当にいたからこそ これだけハッキリ描写されているのだ
これを伝えたアーリア人って 何者?
つづく
分かっているから
みなまでいうな
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what if we were opposite position
1週間の村での生活に別れを告げ チャング・ナラヤンという ネパール最古といわれる
寺院を経由して カトマンズへ向かう
村滞在中にヤギを解体したっけ・・・
ステイ先の長男ジャイが ワイルドに 解体ナイフを適当な石で研いでいるところ

ヤギの頭 切断された後 すぐに頭だけ焼かれる 呪術的な意味合いが含まれているのだろう
ちゃんと天国にいけるようにと

ちょっと体が黄色いのが分かるだろうか 最初はちゃんと白いんだよ だけど 毛を剃って それから
灰と粘土質の赤土をこねたやつをこすりつけて洗うんだ するとこんな色になるけど これでキレイに
消毒されるらしい 見た目もつるつるだ

出来上がり
ヤギの肉 本当に美味しかったなぁ 色んな味の 色んな料理食べさせてもらった
本当にごちそうだったよ ありがとうヤギ
次はボク達が どこかの世界で君たちに食べられる順番だ そうでなければ
世界は不公平だからと
ネパールの人達はそんな風に考えているから平気で首をちょん切れるのだ
だがしかし 出来るだけ苦痛を与えず 全てありがたく頂く これも逆の立場で考えれば
当然のことだ
特典映像
つづく
これで今日から山暮らしオッケー
↓

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寺院を経由して カトマンズへ向かう

村滞在中にヤギを解体したっけ・・・
ステイ先の長男ジャイが ワイルドに 解体ナイフを適当な石で研いでいるところ

ヤギの頭 切断された後 すぐに頭だけ焼かれる 呪術的な意味合いが含まれているのだろう
ちゃんと天国にいけるようにと

ちょっと体が黄色いのが分かるだろうか 最初はちゃんと白いんだよ だけど 毛を剃って それから
灰と粘土質の赤土をこねたやつをこすりつけて洗うんだ するとこんな色になるけど これでキレイに
消毒されるらしい 見た目もつるつるだ

出来上がり
ヤギの肉 本当に美味しかったなぁ 色んな味の 色んな料理食べさせてもらった
本当にごちそうだったよ ありがとうヤギ
次はボク達が どこかの世界で君たちに食べられる順番だ そうでなければ
世界は不公平だからと
ネパールの人達はそんな風に考えているから平気で首をちょん切れるのだ
だがしかし 出来るだけ苦痛を与えず 全てありがたく頂く これも逆の立場で考えれば
当然のことだ
特典映像
つづく
これで今日から山暮らしオッケー
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2015年12月28日
小さな巨人
ネパールじゃ 国営放送の電波さえインドの衛星を中継してしている
即ち テレビ料金はインドが握っている
と 話すおやじは 毎月日本円で3000円のチャンネル料金を払っていながら
朝から晩まで急斜面を登り切った表の村の商店にいるために
ちっともテレビが観れない と文句気味に愚痴る
おやじはニュース番組が好きだ
中でも夜8時からのサガルマータ(エベレストのネパール名)チャンネルには目がない
それは 日本で言ったらフジテレビに当たるんだろう・・・
そのニュースを観ながら
ネパールの政治や ガソリン問題をいちいち説明してくるのだが
ある時 カトマンズの セントラルバスステーションでごった返している
人々を映したニュースが飛び込んできたのをボクに説明してくれた
おやじによると ダサイン祭りで帰省する人達と 加えて ガソリン不足
によって引き起こされた混雑で 4日も5日もバスを待つ人達で
溢れていると説明した後で
お前は カトマンズに行ってもバスには乗れないから
このままもう少し 村に留まった方がいいと 話した
ニュースの映像を見る限り 確かに物凄い混雑の状況だ
インタビューに応じていた 人の話も 勿論 現地取材のアナウンサーも
何を言ってるのか全く分からないだけに おやじの説明だけが
頼りだが このおやじをボクはあんまり信用してない
ボクを引き留めて 一泊300ルピーを稼ぐことに専心している
心の中が見え見えだけに
このまま留まり続けるより とにかくカトマンズへ行ってみようと
いう気持ちの方が強くなるばかりだ
思えば1週間もここにいるボク 最初は3 4日と考えていただけに
のんびりし過ぎて 焦燥感も出てきた
残金のネパールルピーも底を尽きた
村で過ごした宿泊費を払ったら 残りは日本円の1万円札1枚と
アメリカ㌦で40ドルだけだ
全くなんていう時にボクはネパールへ飛び込んでしまったのだろうか・・・
どういうわけだか入国と同時に祭りが始まり 入国と同時にガソリン不足が
起こった
それに輪をかけて ふところまで金不足・・・
早いとこ ここを出て行こう・・・明日出ていくよと今言おう
と 切り出そうとしたところで おやじとビボスのチャンネル争いが始まった
ビボスは親父の末息子で 他に長男の高校生がいるのだが
ビボスは特別ボクの琴線に触れる 心優しい奴だ
ボクがこの家族の中で唯一名前を知っている奴といってもいい
(おやじの名前なんか知らないし 覚える気もない)
ビボスは 普段全寮制の私立小学校にいて 祭りで学校が休みのため
我が家に帰省している
その我が家で 自由に朝から晩までテレビを観て
テレビを観ない時は 友達と遊んで と 自由に普段の
厳しい生活から 解放されて人生を楽しくやっているのに
おやじときたら チャンネル料金を払っているのは このおれだと
ビボスからチャンネルを取り上げて サガルマータニュースをさっきから
見続けている
チャンネルを取り上げられたビボスは 最初は我慢して おやじに
ニュースを観させていたが 次第に痺れを切らして チャンネルを変えろと
騒ぎ出した 一向に耳を貸さないおやじ
そして ビボスは とうとう泣きながら 部屋を飛び出し
階下の母親の所で ワンワン泣きながら おやじの暴虐ぶりを訴えていた
何となく決まりの悪くなったおやじと言えば もうニュースに集中できなくなって
階下の二人のやり取りに聞き耳を立てている
可哀そうなビボス・・・
こんな状況に陥る 1時間前 ビボスが ニコニコしながら
ボクの部屋に入ってきた
ポケットからカードを取り出して ボクに数えてくれという
それは ビボスの大好きな プロレスチャンネルの キャラクターが
印刷されたカードだ
カードと言ったって 新聞の折り紙広告みたいな ペラペラの紙質の
擦り切れて 印刷されたプロレスラーの区別もつかなくなったようなやつだ
昔ボクが 子供の時分に遊んでいたメンコくらいの大きさで
一体どんな風にして そのカードで遊ぶのか知らないが
勝ち取りゲームのようで ビボスは 毎日 ボクに今日の成果を
報告にやってくる
昨日までビボスのカードは256枚だった
それが今日は 121枚に減っていた
それでもビボスは ニコニコしながら 明日はまた勝ってみせるよと
ボクの部屋のベッドに座って ポケットから ビニールのマジックテープで
開く財布を取出し 中に入っている現金を数えはじめた
お金を賭けるのかというボクの質問に ビボスは首を横に振って
このお金は 祭りで もらったものだと言った
話を更に聞くと ダサインでは 祭りの10日目に ティッカという 祝福を受ける儀式がある
ティッカはもち米と赤の染料を混ぜたもので 親戚の年配者から 家族の幸せと健康を祈って
おでこに ベッタリと つけてもらうものだ それと同時に ダクシナと呼ばれる
少額のお金も もらえるのだそうだ
お年玉みたいなものだろうか などと考えながら ビボスの財布から取り出した
お金を見ると 300ルピーくらい出てきた(約360円)
全部 10ルピー札や 20ルピー札 だから 結構沢山あるように見える
よかったなぁビボス 大金持ちじゃないか とボクがいっても
ビボスは 一生懸命お金を数えていて 話なんか聞いていない様子
暫く黙っていると ビボスは 有り金を ベッドの上で 2つに分けるようにして
数え終わらせ 2つの山の 1つを取り上げて ボクに差し出してこう言った
カセイ お金がないって お父さんから聞いている
このお金を使って
ビボスの 小さな手に握られた金が 眩しすぎてよく見えない
ボクは 言葉を失った
小学生の 10歳そこらの子供が持つ純粋な瞳と でっかくて あったかい心に
圧倒されて 何にも言葉が出でこない
ビボスは真剣だった 真剣にボクを その幾ばくかの金で救おうとしていた
だから ボクはもう 本当に救われたよ
ビボスのような 人間が確かにいる そう思っただけで
ボクの心配はもうなくなったんだ
ありがとうビボス 大丈夫だよ ボクはもう大丈夫
助けてくれて本当にありがとう
そういって ビボスの頭に手を乗せる
彼の親切を 結果断る事になってしまった
ビボスの 少し寂しそうな顔が
チャンネル争いで敗れ 飛び出した部屋に
いつまでも残っていた
翌日のセントラルバスステーションの静かな様子
つづく
頼りになるのはいつも自分
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即ち テレビ料金はインドが握っている
と 話すおやじは 毎月日本円で3000円のチャンネル料金を払っていながら
朝から晩まで急斜面を登り切った表の村の商店にいるために
ちっともテレビが観れない と文句気味に愚痴る
おやじはニュース番組が好きだ
中でも夜8時からのサガルマータ(エベレストのネパール名)チャンネルには目がない
それは 日本で言ったらフジテレビに当たるんだろう・・・
そのニュースを観ながら
ネパールの政治や ガソリン問題をいちいち説明してくるのだが
ある時 カトマンズの セントラルバスステーションでごった返している
人々を映したニュースが飛び込んできたのをボクに説明してくれた
おやじによると ダサイン祭りで帰省する人達と 加えて ガソリン不足
によって引き起こされた混雑で 4日も5日もバスを待つ人達で
溢れていると説明した後で
お前は カトマンズに行ってもバスには乗れないから
このままもう少し 村に留まった方がいいと 話した
ニュースの映像を見る限り 確かに物凄い混雑の状況だ
インタビューに応じていた 人の話も 勿論 現地取材のアナウンサーも
何を言ってるのか全く分からないだけに おやじの説明だけが
頼りだが このおやじをボクはあんまり信用してない
ボクを引き留めて 一泊300ルピーを稼ぐことに専心している
心の中が見え見えだけに
このまま留まり続けるより とにかくカトマンズへ行ってみようと
いう気持ちの方が強くなるばかりだ
思えば1週間もここにいるボク 最初は3 4日と考えていただけに
のんびりし過ぎて 焦燥感も出てきた
残金のネパールルピーも底を尽きた
村で過ごした宿泊費を払ったら 残りは日本円の1万円札1枚と
アメリカ㌦で40ドルだけだ
全くなんていう時にボクはネパールへ飛び込んでしまったのだろうか・・・
どういうわけだか入国と同時に祭りが始まり 入国と同時にガソリン不足が
起こった
それに輪をかけて ふところまで金不足・・・
早いとこ ここを出て行こう・・・明日出ていくよと今言おう
と 切り出そうとしたところで おやじとビボスのチャンネル争いが始まった
ビボスは親父の末息子で 他に長男の高校生がいるのだが
ビボスは特別ボクの琴線に触れる 心優しい奴だ
ボクがこの家族の中で唯一名前を知っている奴といってもいい
(おやじの名前なんか知らないし 覚える気もない)
ビボスは 普段全寮制の私立小学校にいて 祭りで学校が休みのため
我が家に帰省している
その我が家で 自由に朝から晩までテレビを観て
テレビを観ない時は 友達と遊んで と 自由に普段の
厳しい生活から 解放されて人生を楽しくやっているのに
おやじときたら チャンネル料金を払っているのは このおれだと
ビボスからチャンネルを取り上げて サガルマータニュースをさっきから
見続けている
チャンネルを取り上げられたビボスは 最初は我慢して おやじに
ニュースを観させていたが 次第に痺れを切らして チャンネルを変えろと
騒ぎ出した 一向に耳を貸さないおやじ
そして ビボスは とうとう泣きながら 部屋を飛び出し
階下の母親の所で ワンワン泣きながら おやじの暴虐ぶりを訴えていた
何となく決まりの悪くなったおやじと言えば もうニュースに集中できなくなって
階下の二人のやり取りに聞き耳を立てている
可哀そうなビボス・・・
こんな状況に陥る 1時間前 ビボスが ニコニコしながら
ボクの部屋に入ってきた
ポケットからカードを取り出して ボクに数えてくれという
それは ビボスの大好きな プロレスチャンネルの キャラクターが
印刷されたカードだ
カードと言ったって 新聞の折り紙広告みたいな ペラペラの紙質の
擦り切れて 印刷されたプロレスラーの区別もつかなくなったようなやつだ
昔ボクが 子供の時分に遊んでいたメンコくらいの大きさで
一体どんな風にして そのカードで遊ぶのか知らないが
勝ち取りゲームのようで ビボスは 毎日 ボクに今日の成果を
報告にやってくる
昨日までビボスのカードは256枚だった
それが今日は 121枚に減っていた
それでもビボスは ニコニコしながら 明日はまた勝ってみせるよと
ボクの部屋のベッドに座って ポケットから ビニールのマジックテープで
開く財布を取出し 中に入っている現金を数えはじめた
お金を賭けるのかというボクの質問に ビボスは首を横に振って
このお金は 祭りで もらったものだと言った
話を更に聞くと ダサインでは 祭りの10日目に ティッカという 祝福を受ける儀式がある
ティッカはもち米と赤の染料を混ぜたもので 親戚の年配者から 家族の幸せと健康を祈って
おでこに ベッタリと つけてもらうものだ それと同時に ダクシナと呼ばれる
少額のお金も もらえるのだそうだ
お年玉みたいなものだろうか などと考えながら ビボスの財布から取り出した
お金を見ると 300ルピーくらい出てきた(約360円)
全部 10ルピー札や 20ルピー札 だから 結構沢山あるように見える
よかったなぁビボス 大金持ちじゃないか とボクがいっても
ビボスは 一生懸命お金を数えていて 話なんか聞いていない様子
暫く黙っていると ビボスは 有り金を ベッドの上で 2つに分けるようにして
数え終わらせ 2つの山の 1つを取り上げて ボクに差し出してこう言った
カセイ お金がないって お父さんから聞いている
このお金を使って
ビボスの 小さな手に握られた金が 眩しすぎてよく見えない
ボクは 言葉を失った
小学生の 10歳そこらの子供が持つ純粋な瞳と でっかくて あったかい心に
圧倒されて 何にも言葉が出でこない
ビボスは真剣だった 真剣にボクを その幾ばくかの金で救おうとしていた
だから ボクはもう 本当に救われたよ
ビボスのような 人間が確かにいる そう思っただけで
ボクの心配はもうなくなったんだ
ありがとうビボス 大丈夫だよ ボクはもう大丈夫
助けてくれて本当にありがとう
そういって ビボスの頭に手を乗せる
彼の親切を 結果断る事になってしまった
ビボスの 少し寂しそうな顔が
チャンネル争いで敗れ 飛び出した部屋に
いつまでも残っていた

翌日のセントラルバスステーションの静かな様子
つづく
頼りになるのはいつも自分
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