2018ジョージア

2019年10月31日

その20 ジョージア最後の夜

ボクはこの子と結婚しなかったらもう婚期はやってこないぞと
おじさんは言っているのだとずっと思っていた‥‥

ボク「おじさん覚えてるかなぁ 昔彼女連れてきた時結婚する気があるなら彼女を
手放すなっておじさん言ったんだ それでボクあの時の彼女と別れちゃったからもう
結婚できないってことなんだろうけど それって今もおんなじ運命なのかな?

2018年に再会した時のことだ おじさんは言った
「ワシは確かにそう言ったがそれはお前が考えている意味とはずいぶん
違っているぞ 残りの人生に婚期がやってこないなどとは一言も言っていない
っていうかもう間もなく出会う お前の次の女性が目の前にいる」
ボク「えー本当ですかぁなんだボクまだ結婚できるチャンスあるんだぁ
おじさん「っていうかお前結婚する気あるのか本当に‥‥」

そういわれてドキリとした おじさんは結婚する気があるならお前にはできると
言っていたからだった

今までそうだったんだ‥‥ボクが結婚できないのはボクがそれを望まないから‥‥
当たり前って言っちゃえばそうだけど‥‥おじさんも当然それを知っていながら
知っていてあの日ボクに言った 結婚する気があるなら結婚しろだがしかし
それはお前の心が本当に望んでいることなのかよく確かめなければならないと‥‥
なぜなら頭と心がバラバラになってるから

あの日おじさんはそう言っていたのだ それから12年の歳月が経ちボクは心の声に従って
また旅を始めている ボクにはまだやりたいことがある この目で見たい世界がある

ウィリアム「なるほどな‥‥でもなんで結婚したくないんだ?」
ボク「したくないなんてこれっぽっちも思ってないつもりだ ただ心の声は
それより前にやることがあると言っている気がするんだ」
ウィリアム「なにを?」
ボク「さぁ‥‥なんだろう」
ウィリアム「でもお前彼女と出会ったんだよな?」
ボク「ウン グルジーの言う通り出会った瞬間恋に落ちたよ 特に彼女の料理
に惚れてしまった あんなおいしい料理食べたの初めてってくらい」
ウィリアム「日本人か?」
ボク「いや彼女はキプロス共和国の出身で33歳でバツイチでヒッピーだ 
ネパールの山の中にいたんだ ボクの友達が政府から土地を借りていてそこに
あばら家を建てた 将来キャンプ地にするために ボクは彼と旧知の中で時々避暑地
として使っていたから知っていた 
そこに突然彼女がやってきて住むようになったんだ どうやって見つけたんだ
っていうくらいの山の中でボク達は出会った 1カ月半くらい彼女とは一緒だったけど
その後ボクはイランへ 彼女はギリシャにいって今はスペインの田舎で畑仕事を
しているみたいだよ」
ウィリアム「どうして彼女と一緒に旅しないんだ?」
ボク「一緒にいると息が詰まるところがあるんだ 考えも似ているし
最初は楽しかったんだけど‥‥なんていうか‥‥せっかちなんだ」
ウィリアム「せっかち?」
ボク「ウン 彼女には壮大な計画があってかなりぶっ飛んでる できたらすごいと
思うしボクもうれしい それはお金をわない完全自給自足のコミュニティー(共同体)
を作ることで彼女は2年以内に計画を実行に移そうとして世界を転々とし
理想の場所を探しているんだ 彼女には豊富な知識があってどこでも生きていける
知恵も勇気もある そして世界中をお金の使わない世界にするために生まれてきたと
信じている人なんだ」
ウィリアム「すごいじゃないか お前に似合いの女性だと思うぜ」
ボク「それはボクも認める けど強引すぎるとは思わないか 世界を変えるために
賛同者は受け入れそれ以外は排除する 排除って言い方は変だが周りで彼女の
理想を崩そうとする者に対しての攻撃が強力なんだ」
ウィリアム「言ってることがよくわからないな」
ボク「例を挙げよう彼女にしてみればすべての加工食品は強力な麻薬で毒物と
認識されている つまりスーパーで売られているような食品お菓子やジュース
なんか口にしようものなら猛烈に怒り出すんだ時々はコーラも飲みたくなるし
ポテトチップスもかじりたくなるだろ」
ウィリアム「煙草も吸うし大麻も吸うしお菓子も食べるお前にしたら息が詰まるか‥‥」
ボク「ボクの体を心配してくれているのはわかるんだが‥‥」
ウィリアム「まるで母と子だな プッ」
ボク「彼女とは時々連絡を取っているよ 面倒は全部あたしがみるから一緒に
パラダイスを探そうって言われてる でもボクは今ここにいることで正しい場所だと感じてる 
モチロンいつか会いたいし会うだろうけど今は一人で旅していたいんだ 
心がそれを喜んでいるのがわかる ボクはもっと自分勝手に生きていこうと思ってる 
心と頭をバランスよく使って統一させるため選んだ生き方が森の中で火を起こして
たまたま出会ったお前と一緒に明日トルコに入国するっていうことだとしても


つづく

かつておじさんはボクに「お前は短気」だといった それは心と頭がアンバランス
という意味だった 「結婚する気があるなら結婚はできる」ともいった
およそ12年ボクを悩ませた暗号のような言葉は再会したことで解読できたように思う
この二つの言葉でおじさんはあの日「お前はお前の心がアンバランスな状態だけど
結婚を望んでいるならそうしなさい」とアドバイスしていた(結論)

とは言いながらも最初からボクが彼女と別れてインドにやってくることを
すでに知っているおじさんは すべては自己責任で自分で道を選べるように
何も教えず その言葉は「短気」という一言で暗号で解読できないように
変換されたものだった

ウィリアム「結局12年経って振り返ったらお前はその人が見た通りの未来を
歩いているということか」
ボク「全部自分で決めてきた ボクは彼女と幸せな人生を描いてもいたけど12年後
未来のボクは結婚してないことをおじさんは知っていて12年後の今のボクは 結局
12年前の 彼女と出会う前の自分の生活スタイルに戻っている」
ウィリアム「12年経って答え合わせをしたらその人の言葉は 決まっている
未来を見てきたことを証明するかのような言葉になっていたということ‥‥おっかないな」
ボク「おじさん未来は自分で決めろと言う でもその未来はすでに決まっている‥‥ボクは
なんとなくだけどこう理解しているんだ 人間に心というものがあって 
それが本当の自分で本当にやりたいことを知っている本質であるとしたら
ボク達はその心の声に耳をもっと傾けてかつて本当の自分が計画してきた運命に
そって生きていくことこそが人生なのではないのかって 運命とは本来変えようと
するべきものじゃない 本当の自分が願っているものですでに決めてきたものだ 
ボクにはそれが結婚じゃなくて旅なのだろうという気はしてる」
 
未来はいくつもの選択の先にいくつも続きその世界は迷路のように入り組みながら
一瞬先の未来へ確実に届くけど それはもしかしたら本当の自分の運命を誤魔化す
かりそめの未来で夢の世界なのかもしれない

ボクはそこでとてもいい夢を見ていたような気がする 暖かくて
フカフカの布団に包まれて 洗いたてのシーツの匂いがして 清潔で
ボクの意識は夢と現実のはざまにあって 人生の始まりと終わりを同時に
味わっているような気分だった

振り返ってみるとボクの心はそこで安らぎながら やっぱり違うと言っていた
ここじゃないという声をボクは聞いていた そして12年のあとボクは戻ってきた
心の声に従ったらボクはまた荷物を背負って世界を放浪している

かつてのボクは言いたいことが言えず 気持ちを素直に伝えられないせいで心に
酷い病気をもって精神にまで異常をきたしその人生は苦しく険しかった 
ボクは地獄を知っているし その行き方も覚えてる 本当の自分が目指している
場所でないことも 心を開いて思いを伝えてたった一度の人生を誰が何を言おうと
楽しくする 我慢はしない 自分だけの人生なのだ 
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photon_5d at 10:03|PermalinkComments(0)

2019年10月29日

その17 真我とストレス

まるで赤の他人が正確にボクの未来に起きることを教えてくれた
それは果たして未来が決まっているということなのだろうか‥‥

でも実際ボクはおじさんが見た未来と同じところにいる それがどういう事か
説明しよう‥‥

2006年彼女と知り合った頃のボクは幸せいっぱいだった ボクを愛してくれた彼女
とはインドで出会ったんだ

あの頃ボクは暗いトンネルを潜り抜け 深い海の底から
浮かび上がって新鮮な空気を一杯吸い込み生まれたての赤ちゃんが叫び声をあげた
ような所にいて全身で陽の光を受けてまっすぐと伸びるこれからの道を胸張って
歩き出していた頃だった‥‥ 

それまでのボクといえば何をしても生きがいを感じなくて崖っぷちで周りの景色も
ちゃんと見えてなければ冷静な判断を下せるだけの思考回路も 変な風に繋がって
誰にも理解できない歪んだ醜い世界を構築し自分で自分を苦しめていた 

今だからわかるんだ

あの頃完全に精神に異常をきたし病んでいたということが 
幻聴も聞こえ始め外出することが怖くなっていた
ボクを嘲り笑う人達が外には溢れている ボクの手の内は全て彼らに
見透かされそのうえでボクを見て笑っているのだ まるで生きる価値のない人間が
ほらあそこに現れたって ふいに合う彼らの目は物語っていた
 
眠りの中でボクはストレスと戦っていて爆発しそうな自分を抑えるため全身を
硬直させ歯を食いしばる やがて奥歯はかみ砕かれ原因不明の顎関節に激痛が襲っても
ボクにはそれがストレスからだと知ることができない
何とかしなきゃならない でも暗闇を切り裂く光は見えない
友達も人の優しさも苦い薬を飲んだ時のような気分にさせた
酷い世の中だと人生を呪った どうしてボクだけが不幸を背負わされるのだと‥‥

あそこまでおかしくなっても渦中の本人は気づくことができないんだ 
できたとしてもどうやったら抜け出せるのか知ることはできない 
それが精神をおかしくした人間だ だから彼らは死を思う ボクも
早く楽にしてほしかった

ウィリアム「今のお前からは想像できないが 大丈夫なんだよな」
ボク「治った完ぺきに
ウィリアム「どうやって治せたんだ?病院に行ったのか?」
ボク「行かなかった 病気だとは思ってなかったから でも自分で治したよ」
ウィリアム「どうやって自分で治せたんだ?」
ボク「それはおいおい話すとしてそれよりもボクが言いたいのは病気にしたのは
何だったのかってことだ」

ウィリアム「ストレスってやつだな‥‥」
ボク「イェス じゃあストレスはどこから来る?」
ウィリアム「そりゃぁ心的抑圧だから思いからだろ」
ボク「その通りだ 心的抑圧っていうのは思いを我慢することから始まる ボクは
ずっっとこの心的抑圧で苦しんでいた 心の声っていうのは正直な思いだ そいつを
ずっと殺して生きてきた この世界は本当はもっと自由な世界で好きなことを
やって生きていい世界だと思っていたけど現実はそれじゃ生きてはいけないシステムに
なっている ボクはそのシステムが息苦しくてかつて日本を飛び出したんだ‥‥」


つづく

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photon_5d at 16:27|PermalinkComments(0)

その16 未来への暗号

2006年インドで出会ったグルジーはボクの手相を見ると極めて個人的な過去に関する
記憶を呼び覚ますメッセージをいきなり放り込んできた(○○がいた話参照)

未来に関する情報は 個人どころか世界を大きく変える可能性を
持っている故に見たもの全てを公表することはできない
例え世界と個人が破滅の道に進んでいるとしても手出しすることはできない
それはカルマによって制限された宇宙の秩序だからだ 基本的には
全責任を個人が背負って 人生において課せられた宿題を片付けるために生まれてきた
のだから他人が手助けするべきではないということだ

しかし一方で助け合うための繋がりや出会いも決まっている

グルジーはどこまでボクの人生に関与することができるのかを見極めながら
あの日ボクにとっては全く理解できない暗号のような言葉をいくつか残してくれた

グルジーは言った「未来に関する情報は制限されているそれ故わしの言葉を理解する
には長い年月を要することもある」

すでに起こってしまった過去の出来事を言い当てられたボクはひどく狼狽したもんだ
どうしてボクしか知らないことをこの人は知っているのだと‥‥

ボクの注意を惹く言葉としては十分すぎるほどの衝撃だ そのせいでボクはグルジーから
頂いた未来に関する預言について今日までずっと考えさせられてきた あの人の言動
全てが預言のように思えた その全てに細かな示唆や意味があると感じる
ボクはこの12年間覚えている限りの全記憶を保持しながら あの時グルジーが
見せた含み笑いや 言葉の隙間に残るかすかな間合いやあの時おじさんがみていた
のと同じてのひらの線を眺めて謎を解こうと試みていた 
あの人が一番最初に言ったことは何だったか?順番も大事なヒントだと考えた 

しかし答えは見けられなかった

グルジーの預言のいくつかは未来のある時点でその通りになった 実現する度
あの時のおじさんの顔と言葉が脳裏に過る そうして12年後に残った依然わからない
いくつかの預言を明確化させるため再訪したのだ

ウィリアム「12年も時が経ってその人はお前のことを覚えていたというのか?」
ボク「いいや覚えちゃいなかった でも手相を見て思い出したようだった」
ウィリアム「マジで言ってるのか?おっかなくなってくるな」
ボク「お前も観てもらいたくなったかい?」
ウィリアム「やだね 自分の未来なんて知りたくないぜ」
ボク「あぁその通りだ 未来なんて知らない方がいい‥‥あの頃自分の未来になんて
全く興味がなかったボクは人生を謳歌していたよ 過去も未来もない あるのは今だけ 
その今をボクは楽しんでいた 付き合っていた彼女もいてボクは彼女を愛していた‥‥
それ以上何も望んでなかったし 欲しいものは手に入れられると信じていた 
そのタイミングでボクはグルジーと出会った 出会ったけどボクは手相を見てもらう
つもりもなかったんだ それなのにあのおじさん勝手にボクの手を観想し始めた 
不思議だったけど今思い出せば あのタイミングはボクにとって大事な人生の分かれ道
だったのだろう その大事な分岐点でいくつか大事な預言をするためにあの人は
現れた」


つづく

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photon_5d at 08:11|PermalinkComments(0)

2019年10月28日

その15 複雑な事情

ウィリアム 「お前たった今女には疲れるって言ったばかりだよな」 
ボク「あぁ言った しかし複雑な事情が絡んでいてどうすることもできなかったんだ」 
ウィリアム「なんだそれ」 
ボク「話すのは構わないが長いぞ」
ウィリアム「オレのどこか忙しそうに見えるっていうのか」 

ボク「そうかよし‥‥じゃぁ話すけどその前に質問だ お前は運命ってあると思うか?」 
ウィリアム「ハハァン 彼女が運命だといいたいのだな 気持ちはわかるがオレは
運命なんて信じない 自分で切り拓くものだと思う」 
ボク「まぁボクもそう思ってた でもある人と出会ってひょっとしたら未来はすでに
決まっているかもしれないと考えるようになった 本当は決まっているけど
未来の事はわからないから自分で決めたように思っているだけなんだと‥‥」

ウィリアム「フーム‥‥だとしたら何のために生きているんだ 決まっているなら何もする
必要がなくなるだろ」
ボク「何もする必要なんかないんだ 誰も未来が決まっているだなんて思っていないんだから 
受け入れたり拒否しながら自分で決めて進んでいくしかない その選択が自由だからこそ
ボク達は未来をさも切り開いているように錯覚している」
  
ウィリアム「‥‥誰かがすでに書き上げたシナリオの端役がオレ達ってことか」
ボク「ある人と出会ってからそんな風に考えるようになった その人と初めて出会ったのは
2006年でもう12年近く前だ それか2018年もう一度会いに行ったんだ あることを確かめ
るために」


つづく

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photon_5d at 13:51|PermalinkComments(0)

2019年08月10日

その14 2つの愛 後編

ボク達は崖の上じゃなくて下の川辺のジャングルのような森の中にいる 
夕暮れから平らな地面の寝場所を見つけるのに歩き回ってゴミが全く
落ちていないことに気づいた すぐ上は国道が走っているこの森の中は
人が踏み入った形跡がないみたいだった‥‥

小さな火を起こして買ってきた野菜を焼いてパンを暖めコーヒーを淹れて飲む 
川のせせらぎと火の爆ぜる音 そして厳しく突き刺すような冷たい空気だけが
支配するやけに静かな夜だった‥‥

あいつが人情深いのはそれだけ辛い経験を奴なりにしてきたからだとボクは考えている 
母ちゃんと2人で過ごしてきた子供時分には少なからず寂しさがあったはずだ 
それでボクに1人で寂しくないのかと尋ねる どうして結婚しないのだと言う

「今まで何度か考えたさ でもボクの本当の居場所がそこなのかって別のボクの声がする 
かと思うとどこかで落ち着けて安らげる居場所を探している声もする 
どうしたいのか自分でもわからない だけど女の子って生き物には少し疲れてしまっている
ボクがいるかもしれない

ウィリアム「確かにな‥‥オレも前の彼女の気違いぶりにウンザリして暫く女性恐怖症
になってるよ 全く面倒くさい生き物でいないと困るのが男なんだからどっちも
どっちって事なのかもしれないけど」 

そう言うとつい最近まで付き合っていたロシア人の彼女の話をしてくれた
 
彼女は短気で情緒不安定ですぐに怒鳴りだし大声で人目を気にせずしょっちゅう
口喧嘩して3カ月の短い期間で別れたのもつまらない口論だったそうだ 
最後のケンカも道を右に行くのか左かで始まった アゼルバイジャンという国内の
未承認独立をしているナゴルノカラバフ共和国を旅していた時 
お互い頭に血が上って路上で激しく言い合いをしていたら数人の男に取り囲まれた 
彼女が男達に羽交い絞めされたのを見たウィリアムはしく抵抗したのだが
彼らは秘密警察の人間達でそれが逆効果だと気づいた時にはもう車に押し込まれて
公安庁本部に連行された後だった 

取調室に押し込まれ暴行を受け挙句の果てに荷物の中の 旅を始める前に購入した
20万円以上したと言うラップトップコンピューターを棒で叩き壊されてしまった

それでか‥‥奴が警察に怯えるほど消極的なのがこれで分かった 
ポティでの一件も納得がいく ボクにしてみればピラミッドの天辺で素っ裸になるより
軍の施設に忍び込むよりずっと危ない体験なのに奴にしてみれば
二度と味わいたくない最悪の体験だったんだろう

ボク「全くみんな自分勝手なんだ ボクは人間同士勝手な都合を押し付けたり
られたりするのが好きじゃないんだ 誰かとずっと一緒に居ればそういうことになる 
でもみんなやりたいことをやりながら仲良くできればボクの居場所は
そこにあるような気がするんだけど」 
ウィリアム「そんな場所が見つかったら絶対教えてくれよ」 
ボク「お前は結婚してもそんな場所が見つけられると思うか?」 
ウィリアム「さぁな‥‥でも結婚は人生のゴールじゃないぜ 窮屈なら
また別の場所を探せばいい 一度くらいしてみたらどうだ?うちの母ちゃんの友達が
丁度お前と同じくらいの年でバツイチだけど彼氏募集中だ 良かったら母ちゃんに
話しておくからオーストラリアに来い オレんちに離れの空き部屋があるから
何日でも泊まっていいぜ」
ボク「あぁ必ず行くよオーストラリアでも彼女の心配はいらないぜ 
これでも一応いると言えば彼女はいるからな」 
ウィリアム「なにっ?


つづく

結婚したのに簡単に別れるなよ
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photon_5d at 15:24|PermalinkComments(0)