人の話の聴き方が上手い人には共通する特徴があって、それは列記するとこのようなことだと思う。

1.人の話をおもしろがって聞く。
2.なにか広がりそうなところがあると、そこを聞いてみる。
3.相手がなにを話しても、攻撃的にならず、たしなめ方が上手い。
4.自分の話もするのだけど、それはあくまで対比としてする。
5.自分の話をするときは、たいてい、一歩下がった位置でおもしろおかしい失敗譚が多い。
6.相手が話したがりそうなところを見つけるのが上手い。
7.話し手を全肯定する。
8.ちょっとぐらい矛盾があってもつっこまない。
9.相手の話を否定しない。

etc……


この文章、2009年に出たあるエントリーのものなんだけれど、先日、なぜかバズってて自分のツイッターのタイムラインにも流れていました。

しかし、これ、凄まじくよく整理されていると思うんです。

一応、自分もコミュニケーションのトレーニングを受けるためにけっこう高いお金を払った人間の一人なので、平均的な人よりは人の話を聞く技術は持っている方だと思うんですが。

それでもここまで言葉にできなかったなとちょっと感動しました。

これ書いた人が一体どうやって人が話を聞いているところを観察していたのかがもの凄く気になります。






ノーベル経済学賞を受賞した、行動経済学の生みの親でもあるダニエルカーネマンがTEDでプレゼンした時に言っていた言葉にこんなのがありまして。




幸福に対する満足度を支配する要素はわかっています。

お金は大切ですし、目標も大切。

幸福とは主に、好きな人と共に満足することであり、好きな人と時間を過ごすことです。

他にもありますがこれが支配的です。


と言っています。

うーん、そう言われてみればそうかもしれないなと言う気もするし、他にもありそうだなという気もするんだけれど。

まあ、彼が言うんだからこれが科学的に見た幸せの最大の要素なんでしょう。

人間と言っても猿の延長線上にいる動物でしかなくて。

群れて生きるタイプの動物である私たちの生活の質を決めている大部分のものは、人間関係の質なのだろうなと思うのです。

んで、人間関係の質を考える時に最も影響を与えているものは、僕はコミュニケーションであり、その大部分を占めているのは「人の話をいかに聞くか」だと思うんですよね。

本当は凄く純粋で良い人なのに、人の話を聞くのが下手っていうそれだけでめちゃくちゃ損している人を僕はたくさん知っています。

たとえば、「上手な聞き方」とかってワードで検索すると、人の話を聞くためのテクニックなんてめちゃくちゃたくさん出て来るほどで、もう技術的には、かなり高いレベルまで体系化されていると思うんだけれど。

それでも、実際に適切に話を聞くスキルを持っている人って圧倒的に少数派だと思うんですよね。
むしろここまで来ると、なぜ人は他人の話を聞くことが難しいのか?というのが気になってきます。

こんなの関係しない人なんて一人もいないんだから、学校教育で徹底的に効果的な話の聞き方の訓練とかしても良いと思うんだけれど。

このエントリーを読みながら、21世紀型スキルとか以前の問題で、社会全体での話を聞く事に対する重要性ってまだまだ高まってないよなと感じた次第でございます。

これが株だったら、僕は全力でロングでポジションとるだろうなと思いました。

最後までお読みくださってどうもありがとうございました。


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なお、この写真は、僕が日本語を教えているセブの工場の教室のドアに貼ってあったもの。良いメッセージだなあと思ってとりました。