2013年03月

2013年03月23日

タイ方医学(タイ国伝統医学)発祥の寺ツアー

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2013年3月14日、課外授業として、タイ方医学(タイ国伝統医学)発祥、その後の発展に深い縁のある寺や、その中にできた伝統医学教育施設を、歴史の一番古いものを選んで、在校生・卒業生と共に訪問する機会を得た。
初めに、タイ方医学の現ラタナコーシン王朝のラマ3世が大規模な修復をした、ワット・ラーチャオラサラーム・ラーチャウォラウィハーン(วัดราชโอรสาราม ราชวรวิหาร、Wat Rachaorasaram Rachaworawihaan)を訪問した。

この寺は、プッサパータイ式マッサージ中級コースの理論に登場するが、ほとんどの方は知らない。
ラマ3世は、ワット・プラチェトゥポン(ワットポー)と共に、王宮の書庫に保存されてきた膨大なタイ方医学に関する教典から、一般庶民のタイ国伝統医学の利用のために、この寺の境内の壁に埋め込まれた大理石へサムンプライやタイ式マッサージのツボなどを彫らせた。人々は、病気の時はこの寺を訪れて、壁に描かれているサムンプライの使い方や、タイ式マッサージのツボの絵から、治療法を見つけ出し、自ら薬局に行ってサムンプライを購入し治療に役立てた。

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ここに何が書かれているかというと、

สิทธิการิยะ
SitthiKariya(シッティカリヤ)
願わくば成就させたまえ!

จะกลาวด้วยดานพืดนั้น(チャクラウドゥアイダーンプーッナン)
Chaklauduaidaanphuetnan
堅く帯状になった筋膜に関して述べると、

ดั้งอยู่หน้าอกแขงดุจแผ่งเหลกจไหวตัว(ダングユウナーオックケングドゥッペンレックチャワイトゥア)
Dangyuunaaokkhaengdutphaenlekchawaitua
厚い鉄板が胸を圧迫するような感じで、それがさっと動く

ไปมาก็มิได้ ครั้นแก้เข้าตั้งแขงเปนหน้ากระดานลาม(パイマーコミダイ クランケーカウタングケングペンナークラダンラーム)
Paimaakomidai khrankaekhautangkhaengpennaakradaanlaam
体を前後左右に移動できないし、治療時には両腕にも広がっていく感じがする
、、、
、、、
この後、おなじみのพลู(Phluu、プルー)、การบูร(Karabuun、カラブン)、เทียรดำ(Thiendam、ティアンダム)、กดูกเสือ(Kraduuksuea、クラドゥークスア*)、などのサムンプライの処方が具体的に述べられている。<クラドゥークスア*に関しては、タイ語の古語でカドゥークと書かれている。このような格調高い古語が随所で使われている。>


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その後、タイ国で一番古い、一般庶民用の伝統医学教育施設発祥の寺、ワット・テープティダーラームウォラウィハーン(วัดเทพธิดารามวรวิหาร、Wat Thepthidaram Worawihaan)を見学した。
 

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続いて、タイ国で2番目に古く、プッサパー発祥の寺ワット・サムプラヤー(วัดสามพระยา、Wat Samphraya)を訪問し、我々自身でその地に立って、現在大先生になられているアチャンたちが学生だった往時に思いを馳せた。
残念ながら、3番目に古いワット・プラチェトゥポン(ワットポー)への訪問は時間切れで、次回になった。









phussaparecreation at 08:49|PermalinkTrackBack(0) 2013 | 研修旅行

2013年03月10日

チャオプラヤーアパイプベー病院(โรงพยาบาลเจ้าพระยาอภัยภูเบศร์、Chaophrayaa Aphaip

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久しぶりに、プラチンブリ(ปราจีนบุรี、Prachinburi)県のタイ方医学のみを使って診療する病院チャオプラヤーアパイプベー病院を受講生、卒業生と共に見学旅行に出かけました。
バンコクから車で3時間以上、都会では味わえないきれいな空気やのんびりとしたタイ本来の雰囲気の中、病院はあい変らずタイ方医学の診療を受ける外来患者や入院患者でにぎわっていました。そして広大な病院の敷地内には、新たな病棟の建設も、遅々として!?進んでいました。
全員で、診察の後タイ式マッサージや、プライオイルのマッサージ、生ハーブボールのマッサージなど受けてきました。そして、博物館も見学して、有意義な時間を過ごすことができました。

以下はそのレポートです。
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<左から、1−2>
1.バンコクから車で3時間余り、こんな田舎道をひたすら進んで行ったところに病院はありました。
2.ドーククーン(ดอกคูน)(ラーチャププルック、ราชพฤกษ์)の花は、バンコクより黄色が鮮やかで、今が最高の季節。 

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3.病院に到着しました 4.昼食を済ませ診察を受け、さっそくお目当てのタイ式医療の一部であるタイ式マッサージなどを受けました 5.マッサージの後は、ワイクルー(ไหว้ครู 、恩師を敬う)の日のためのタムブン(ทำบุญ、寄進)をして、わずかながら徳を積ませていただきました

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<6−7−8>
6.正面玄関で記念撮影 7.ダイエット用、デトックス用、サムンプライの薬、試飲コーナーで試飲させていただきました 8.サムンプライの薬剤師による処方で目的の薬を購入できました

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9.バンコクへの帰路、地方の野外レストランで楽しく食事会








phussaparecreation at 23:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 2013 | 研修旅行