PHV研究所

トヨタの発売したPrius PHVを中心に、プラグイン・ハイブリッド車の現状、未来を考えてみたい

engine oil エンジンオイルを交換した。1万キロ以上走っている。電動率が30%弱だとしても、7000キロ以上だ。







 最近はこのモリブデン入りと称するものを使っている。二硫化モリブデンの粒子が入っているわけではないが非常に調子が良い。普通の潤滑油ならば 2000キロも走れば音が変わって来るが、この油は5000キロでも何ら問題ない。燃費は同等である。一時期は高かったが、最近は少し安くなった。
 以前、この会社の添加剤を見つけ、試しに入れたところ好成績だったので、潤滑油に入っているものを買ったのだ。この方が全体として安価であるからだ。その結果十分に良い結果を出しているのは有難い。

 今回はフィルタも替えた。3万キロ以上走ったからだ。目で見えるつまりはないが、替えておくべきである。安いものなのだ。
 
(340400 km) 

340,000 km ようやく34万キロに到達した。極めて快調で、燃費は良い。
 エアコンを付けても29 km/L 走る。もちろん平坦な道路上での話である。当家の近くには堤防道路があり、全長 40 ㎞程が信号のほとんどない区間である。60 km/hを守っていれば35 km/L も不可能ではない。

 エンジンオイルは結局1万km以上替えなかった。今回入れたオイルは大変調子が良く、 エンジン音に変化が無いのである。普通は2000 km も走ればやや音が変わってくるのだが、今回は何も感じなかった。

 しかし替え時であろう。早々に処理したい。10月に車検なので、そろそろ準備が必要だ。ヘッドライトの照度はいろんな点で問題となろう。とりあえずレンズを磨いてみる。

 左前の方からバチャバチャと音がする。スタビライザ リンクのへたった時の音だ。交換せねばならない。ヤフオクで安いのを見つけた、送料共で3000円ほどだ。

 パーキングブレーキを最大限に掛け、ジャッキでエンジンの真下のジャッキング ポイントを押し上げた。タイヤを外してドアの下あたりに置き、万が一の事故の際に生き残れるようにする。車体の下に片手を入れるので、地震でもあった時は大変なことになるからだ。

stabilizer link (1) まず上下のネジを外す前に浸透性油を吹き付ける。19 mmのメガネレンチで緩める。今回は意外とすんなり行った。新しいものをはめてネジを締める。今回の部品のナットはナイロンの輪が入っていて、緩み防止になっている。
 不思議なことに、前回のナットは17 mmだった。今回のナットは少し大きいのである。


stabilizer link (3) 外した部品は右の状態だ。ラバーブーツが完全に切れ、中のボールが軽く廻る。音が出るわけだ。
 左は新しい部品である。今回の部品はクロームめっきがしてある。








stabilizer link (1) 左が終わったら、右を交換した。非常に簡単に出来てしまった。先回はかなり手間取った。ナットを緩める時に中のボルトが廻ってしまうので 8 mmの六角レンチを差して押えねばならなかった。今回はその必要が無かったのはどうしてだろう。ネジが錆びていなかったに違いない。先回はネジを締める前に防錆油をたっぷり塗っておいたからかもしれない。
この2本が外したものである。右側はブーツは切れていたが、ボールのガタは無かった。

 この交換を業者に頼むと、工賃は2万円ほど請求されるらしい。自分でやると左右で1時間であった。疲れたのでビールを飲んで昼寝した。
(334,800 km) 

 今年はもう雪は降らないとみた。冬用を外して交換した。

 ブレーキパッドはまだ十分に残っている。前が1 mm以上、後ろは4 mmほどある。あと10万キロは大丈夫だろう。

 スタビライザ・リンクが磨り減って来た。道路面の不整があるとバチャバチャという音がするのだ。特に左前が良くない。早速注文した。ここの取替は簡単だ。前回替えてから、もう10万キロ以上走っている。  

 その交換時にブレーキフルードの交換もするつもりだ。これも前回替えてから9万キロほど走っている。
(333,800 km)

 しばらく前にドアミラ―を交換したのだが、その報告がしてなかった。

 停車中に歩行者が勢いよくぶつかり、中の鏡の動作が出来なくなった。とりあえず同型のものをヤフオクで安く買い、取り替えて、内部を分解してみようと思った。

replacing door mirror (1) まず、ドアを開けるテコの部分を外してネジを緩める。ネジは隠れているので、赤い部分の隙間に平型ネジ廻しを突っ込んで外して、ネジを露出させる。





replacing door mirror (2)replacing door mirror (3) 次はここのくぼみの底にある柔らかい素材を外してネジを緩める。こうすればドアの内張は引っ張れば取れるようになる。 
 軽く差してあるだけなので、ゆっくり時間を掛けて引き抜く。難しい作業ではない。 





replacing door mirror (4) この 10 mm六角ボルトを3本抜けば、ミラーは外れる。さすがにこの部分は軽衝突にも耐えるように丈夫に作られている。









replacing door mirror (5) 電線を通してあるのでそれを外す。差し替えて完成のはずだったが、思わぬ支障があった。
 電線のプラグが異なるのだ。おそらく寒冷地仕様のヒータ付ミラーなのであろう。

 接続を調べねばならない。ヒータ以外は共通であればその部分を切除するという手もある。急ぐことではないのでゆっくり直すつもりだ。ただ、ミラーのウィンカが点いていないのでそれだけはなんとかせねばならない。

(332,600 km)

33万キロ 33万キロ走った。逆光の中で撮ったので良くない写真となった。
  
 冬になると燃費は良くない。普通に走って25 km/L 程度である。夏ならば 27 km/L程度は出る。おそらく、エンジン自身を温めるのにエネルギィを使っているのだろう。暖房を入れるともっと悪くなり、23 km/Lほどになる。これらの数字は 24 km 程度を走った時の値である。長距離を走ればほとんど影響はなくなり、25 km台となる。 

 PHVが発売されたころ、東北地方の方が冬の燃費が悪すぎると提訴してその後の情報が消えてしまった。おそらく和解したのだろう。すなわち、燃費が悪いのを認めざるを得なかったのだ。自動車業界の人によると、PHVを寒冷地で売らなくしたらしい。仕方ないだろう。 

 7000キロほど走った。まだエンジンの音はひどくはない。今回は添加剤を入れていないので、そろそろ替えないと音がするはずだ。
 明日から遠出するので替えるべきだと思い、新しいスロープに載せた。作業は実に簡単にでき、交換が終了した。
 
 左側のミラーの動作がおかしい。しばらく前、停車中に通行人がぶつかったことがあり、それから中のミラーの動作がややおかしい。可動域が減っている。安全のためには取り替えるべきだろう。ヤフー・オークションで格安のを見付けて、注文した。
  (329,200 km)
 

 カーカスが出たタイヤは直ちに外し、冬用のタイヤを付けて、新しいタイヤを見に行った。ネット・オークションで買うことも考えたが、それを適当な店に持ち込んではめ替えてもらう必要がある。バランス取り、廃棄料金などを考えるとそれほど安くもない。
 結局、Costco で買うことにし、予約した。前と同一のミシュランの Primacy にした。値引きもかなりあり、数千円分の金券もくれたので、比較的良い値段であった。何よりも手間が掛からないのが有難い。

 タイヤ・ショップの前に乗り付けて、予約してあることを告げるとただちに作業が始まった。その間に簡単な買い物をし、昼食を摂った。45分で電話が鳴り、作業完了の連絡があった。

 新しいタイヤはゴムが厚いので、乗り心地が良い。またこれで8万 km走るのだ。付けてあった冬用タイヤは積み込んで持ち帰った。しばらく雪は降らないはずだ。仕事に行くわけではないので、雪の降った日には家でおとなしくしていればよいだけのことである。家でする作業はいくらでもある。
   (328,300 km)

 複数の読者の方から、傾斜台の寸法を知らせて欲しいという要望があった。傾斜台は英語でなんと言ったのか思い出せない。rampと聞いたような気がする。

ramps (1) 作った物はこんな形である。木造住宅の梁の集成材である。短いものは捨てているので、それを拾って来たものを斜めに切った。30 度強の傾斜である。この傾斜がミソである。
 駐車中の車の前から差し込んで、タイヤに接触させても、車体には当たらない寸法を割り出したのだ。

 他に気を付けたところとしては、勢い余って乗り越えにくいように、向こう側を高くした。底板は少し向こうに出しておかないとブレーキを掛けた瞬間に手前が持ち上がる可能性がある。また、間違って左右に転ばないように張り出しを大きくしておいた。 

 耐水性のある接着剤をたっぷり塗り、45 mm長の木ネジで下から10本程度締めた。垂直に立った部分は50 mm程度掘り込んで、75 mmの木ネジで締め、横から12 mmの合板で締めた。接着剤を使っているから、極めて丈夫である。

ramps (2) 以前はこんな怪しいものを使っていた。厚さ60mmの集成材を3つ重ねたものである。30年使うと劣化して釘がタイヤに刺さりそうになって来た。




tire on ramp 古いものでは、最高部に止めるのはなかなか難しかった。勢いを付けて上るので、向こう側に落としてしまうこともある。そうすると車体にはさまって取れなくなった。苦労してジャッキで持ち上げて外していたが、もうそんなこともなくなるはずだ。 
 (327,700 km) 

worn out バンパは取り替えたが、フェンダの内張がめちゃくちゃに割れていて、タイヤに接触し、タイヤが少し偏摩耗した。かなり消耗したタイヤだったので、一部カーカスが出てしまった。当たらないように紐で縛ってあったが、高速道路では風圧で変形したのだろう。

 番号を調べて注文した。タイヤ周辺の曲がった部分と前方の平らな部分が一つにつながった形で手に入る。7500円くらいだった。既存の一部使える部分は外してはめ替えた。

 この仕事をするには車体を持ち上げねばならない。今までは18 cmほどの厚さになるように木材を打ち付けて作った斜面台を使っていたが、倒れやすいし、30年も使うと腐って来て廃棄した。

renewing tire housu (1) 住宅の梁を作った集成材の残りがあったのでそれから切り出した。18 cmの高さの傾斜台だ。最終的にタイヤを止める部分を付けておかないと、乗り越してしまって大変なことになる。その部分には力が掛かるので、側面に合板を貼り付けて分解しないようにした。接着剤は強力な耐水性のものを用い、木材には防腐剤を沁み込ませた。
 横に倒れると危ないので、合板で広い底板を付けた。使い勝手はすこぶる良い。今までは勢いを付けて乗り上げていたが、これは斜面が滑らかなので、アクセルペダルを軽く踏むだけで登れる。向こう側に落ちる心配がないので安心だ。

renewing tire housu (2) 既存の部品を外し、新しいものを付ける。ファスナー類は数えて注文した。古いものは劣化しているので使えないものもあるからだ。タッピングネジの規格が変化したらしく、孔を拡げないと締められなかった。




renewing tire housu (3) この斜面はかさばるので、収納法は考えねばならない。車庫の天井から吊るのが良いかもしれない。防腐処理をしたので、長持ちするはずだ。
 製作者の名前と日付けを書き込んだ。孫の代まで使えるかな。

(326,900 km)
 

bamper removed 最近、高速道路で比較的大きなものをハネた。木製の箱だ。前の車が落としたのか、別の車から転がって来たのかは分からないが、左の方から真正面に来た。ラジエータに当たると修理費が高いので、右側にずらした。バンパはかなり凹み、中の燈火は外れたが、電線でぶら下がってかろうじて落ちなかった。

 それ以前にバンパにはかなりのものが当たっている。30万キロ以上も走ったのだから、それくらいはあるだろう。今回はかなりひどく、床下の板も派手に割れて、タイヤに当たっていた。
 しばらく前は大きな缶(いわゆるペール缶)が飛んで来た。これもハネたが奇跡的にバンパの角で跳ね飛ばしたので、ほとんど被害はなかった。4 Lのオイル缶がフロントガラスに当たったこともあるが、その時も奇跡的に被害なしだった。角が当たると割れただろうが、平面で当たったようだ。

 ヤフー・オークションでバンパの同色のものを見つけた。多少の傷があっても、現状よりははるかにマシだ。迷っていたら、30%ほど値下がりしたので注文した。送料は4400円だった。大きなものだから仕方がない。
 まともに修理依頼をすれば20万円コースらしい。1/10でやろうというわけだ。

 助っ人を頼んで2時間の作業だ。ガタガタのバンパを外し、中の掃除をした。かなりの埃・ゴミがあったので、洗剤を吹き付けてブラシでこすった。風呂の残り湯を掛けて洗い、そこにバンパを取り付けた。ファスナ類は事前に買っておいたから差し替えた。古い物はかなり劣化している。 

undercover 意外に作業は簡単に終わった。色は微妙に違う。おそらく、日光に当たった時間が短かったのだ。車庫に入れていたのだろうが、そのうちに陽灼けするだろう。床板も注文した。こちらは新品で12,000円もした。
   (326,000 km)

 夜間走行中、急に光量が減少した。前の車に反射するヘッドライトの光が一つしかない。路肩に止めて見ると、右がぼんやりとしか光っていない。
  
 仕方が無いので、気を付けてゆっくり帰った。前回交換した時の片割れが残っていたので、それと差し替えてみることにした。

headlamp エンジンフッドを開け、右の蓋を廻して取る。結線のプラグを外しワイヤのフックを取ると電球のベースが取れた。電球はガラスが黄色くなっていた。今までは白かったのにこれは初めてのことだ。



 右側は手が入りにくいので外す前に携帯電話を差し込んで拡大鏡モードで写真を撮った。こうしておかないと、嵌めるときの球の位相が分かりにくい。球の電極の金属部が後ろ側に向いていることが分かった。これだけわかるだけでも助かる。

 切れていない球を押し込んで、ワイヤのロックを掛け、ガタが無いことを確かめる。結線のプラグを差し込み、丸い蓋をすれば出来上がりだ。

 と書けば簡単そうだが、右側はやりにくい。左で練習してから右をやると良いだろう。これは設計が悪いということになる。メンテナンスは簡単であるべきだ。

 夜間走ってみて、光軸を確認することにする。
  (322700 km)
 追記 右側はやりにくいので、邪魔になっているものをすべて外してしまうと簡単に作業できる。

 1万km近く走ったので、交換せねばならない。5000 km走った頃にSTPの添加剤の缶を見つけたので、それを入れた。長く放置されて、缶の外がかなり錆びていたが、中身には影響がない。英語表示だったので、30年以上前にアメリカで買ったもののような気がする。
 やかましかったエンジンが途端に静かになった。これは極端に粘い液体で、油膜切れを防ぐものだろう。0w-20というオイルなのですぐにシャバシャバになる傾向がある。特に夏はその傾向があり、粘度を増す何かが必要だと感じていた。缶を開けてエンジンオイル注油口に斜めに立て掛ける。しかし10分待っても完全には出て来ない。エンジンオイルを足し、かき混ぜて放置すると出易くなった。
 この添加剤を入れて5000 km走ったので十分取替の時期に来ていると思う。取り出したオイルはそれほど黒くなく、まだ音も静かであった。

 買い置きのオイルを入れて、次回用の小分けをした。ペール缶で買ったモリグリーンである。先ごろ入れた添加剤がよく効いたので選んでみた。20 L缶を買えば、価格はそれほど普通のものと変わらない。
(322,100 km)

 高速道路走行中に前を走っていた中型トラックの荷台から何かが飛んできた。たぶん木箱なのだろう。ワインの木箱のような大きさ、厚さであった。転がって来たので避けようとしたが間に合わない。真ん中に当たるとラジエータ類が壊れる可能性があるので、わずかに外して右の方に当てた。
 かなりの音がしたが、ライト類は、無傷であった。ただ、バンパーが衝撃で後退し、それの下半分を支えている底板のネジ穴が大半切れた。要するに後ろ側がぷらぷらし、風にあおられて音を出す。
 仕方がないから持っていた紐で結んで帰った。

 ジャッキで持ち上げ馬をかませた。そうしておいて体を車体の下に入れ、ネジを6本抜き取り、タッピングネジ4本を抜いた。外した底板を持って近くの販売店に行った。新しい店長氏に挨拶もしておきたかった。自治会の件でお世話になっているからだ。

 部品を見せ、注文したのだが、午後5時に入荷するというので驚いた。行ったのは11時である。この種の部品は衝突事故の修理に欠かせないのでたくさん用意してあるのだろうか。 

undercover 届いたのが上である。矢印の部分が欠けたところだ。朝の涼しい時間帯に修理を完了させた。
 走行してみたが、変な音はせず、成功のようだ。外した部品は鋸で3つに切り、燃えるゴミで出せた。
(321,970 ㎞)

200,000 miles ようやく20万マイル、32万キロを走った。最近は走行距離が減っているのでこの1万キロに5箇月も掛かっている。東京ー神戸間を2往復したぐらいでは追いつかない。眼の調子が悪いので事故を起こしそうな気がして、長距離を走っていないのだ。

 6年ほど前、アメリカの友人が10万マイル、16万キロを乗って、一度もブレーキパッドを替えていないと驚いていた。常識的には5万マイルで取り替えるのが普通だ。その時、ブレーキ ディスクの偏心を取る作業もする。そうしないとジャダ―が起きるからだ。その後彼は15万マイルで取り替えたそうだ。所長のところはまだ 1 mm 強残っているが、そろそろ替えるつもりだ。パッドは買ってあるが、それを取り付ける工具を整備しなければならない。ピストン戻しは熔接が外れそうで、再度直さねばならない。 

 所長は摩擦ブレーキはほとんど使わない。殆ど回生ブレーキを使用する。急ブレーキも掛けないからパッドもディスクも減らない。
 ドイツ車に乗っていたときはパッドをよく取り替えた。アメリカ車はディスクを研削する頻度が高かった。もうやり方を忘れてしまっているから、昔の教科書を読む必要がある。

 タイヤの減りもあまりない。5万キロ以上乗ったがまだあと3万キロほど行けそうだ。
 燃費も良く、60 km/h で走れば 32 km/L は楽に出る。

 最近問題になっているのは左のサイド・ミラだ。当て逃げされてランプユニットが割れたので取り替えたが、心が出ない。少し内向きになっている。ボディが曲がっているわけでもなく、原因が分からない。内部のモータは調子よく動いているし、ミラは支持体にきちんと嵌まっている。 調査中である。  

 かれこれ1万1千キロ走っている。途中で添加剤を入れてから、すでに8千キロ近く走った。交換すべき時期である。

 今回はオイルフィルターも交換の回である。栓をあけてオイルを全量出してから、フィルターを 外す。風が強くないのは助かる。前回は風の日にやったので寒いし、油が飛んで始末がうっとおしかった。

 手際よくやったので、20分程度で終わった。 

 20 Lのペール缶が空になった。次回までに購入しておかねばならない。ペール缶の蓋を開けて中を見ると、やはり何かの沈殿物があ
る。ほんのわずかだけど、沈んでいる。上澄みしか入れないので問題ないだろうが気持ちが良くない。これはいったい何なのだろうか。      (312、500 ㎞)

310,000 km ようやく31万キロになった。この頃は以前より乗る距離が減った。長距離をあまり走らなくなったのだ。こちらから訪ねて行くよりも、来てくれることが多くなったような気もする。

 エンジンオイルは1万キロ近く替えていない。普通は7千キロ以内で替えている。今回は少し変化があったのだ。オイルの添加剤を見つけた。モリブデン配合と書いてあった。缶には汚れが付き、多少錆びていた。随分前に入手したもので、使わずに放置され、車庫の隅でホコリにまみれていたのだ。

 2500キロほど走ってエンジンの音が大きくなって来たときに、試しに入れてみたのだ。全く信用していなかった。駄目ならすぐ抜いて新油に入れ替えるつもりだった。ところが入れた途端にエンジン音が急に静かになったのだ。なーに、すぐ駄目になるだろうと思ったのだが、1000キロ走っても効果が持続している。

 もう少し、もう少しと考えているうちに、とうとう9000キロ近く走ってしまった。まだエンジン音は静かだ。1万キロになったら取り替える予定だ。この効果がいつも続くのなら、エンジンオイル取替頻度は半分にしてもよいだろう。この価格で効果があるなら面白い。もう一度試してみよう。

 設計者に起こったことを知らせて、考えられる原因を聞いた。あまり詳しく書くとまずい部分もあるので、概略を記す。

 PHVにはたくさんのコンピュータがついているが、充電を制御するコンピュータの電流値は 006P では賄えなかったらしい。その他の部分の必要な電流値は大きくないから十分だ。

 006P 電池では足らず、もっと大きな電池を繋げば全く問題が起きなかったであろうということだ。

 過去に 006P 電池を使うという記事は見たことがあり、特に問題が起きたとは書いてなかった。まだ、それほど乗ってない車だったのだろう。要するに30万キロも乗ると、メインの電池の劣化があるから、その充電は十分に注意深く行われていると思われる。今回のリセットで新車状態の電池だと認識したのだろうから、充電のたびに大きな負担を与えている可能性が高い。幸いにも今は寒い時期なので、発熱は逃しやすい。
 何度か充電していると、徐々に落ち着くであろう。ちなみに今日は18.8 kmを示した。89%である。
  (304,990 km)

 先日、補助バッテリィを交換してから、多忙で3日ほど乗るチャンスが無かった。

22.6 km 充電ケーブルをつなぎ、2時間弱で充電完了した。その数字を見て愕然とした。こんな数字は過去5年ほど見たことがない。なにかの間違いかと思ったが、次の回も 22.0 kmを示した。
 燃費がよくないのは故障が解決して家に帰る時、ヒータを強くしてエンジンの駆動率を上げ充電に勤しんだからである。普通は26 km/Lである。

 これは補助バッテリィを交換したことによる、と考えざるを得ない。不思議である。その電圧が、主電池の充電状況に何の影響を与えるのだろう。これは設計者に聞いてみなければならない。
 当事者は把握しているのだろうか。30万キロも乗って、補助バッテリィが死んだ例など見ていないのではないだろうか。



























battery backup このように 006P をつなぐ。マイナス極はエンジンのどこかに咥えさせれば良い。

 マイナス極を外してあれば、プラス極を外す時、工具がボディの金属に当たっても何の問題もない。これが逆だと、工具は火花を散らし、赤熱する可能性がある。理屈はよく考えて戴きたい。

 水素を逃がす排気管を引抜き、押え金具を外す。この金具には何かのセンサがついている。温度検出用だろうか。


補助バッテリィ交換 (3) 外した電池と新品の電池を並べてみた。これをはめ込み、端子を締める。水素管と押え板のセンサ位置を確認する。すぐにエンジンルームに行ってプラス端子を外し、006P 電池を外す。
 エンジンルームの配電盤の蓋をして出来上がりである。エンジンを始動して、すべてのメモリが健全であることを確認する。

 006P 電池には短時間であるが充電される形になったが、不具合はなかった。これが30分も掛かると、おそらく電池は膨張するだろう。中で気体が発生するからだ。今回も多少は発生しているだろうが、150 mAで30秒だから、問題ない範囲であろう。  

  (304,400 km)

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