口笛奏者・柴田晶子 くちぶえ徒然日記

2014年07月

イタリアの教会で演奏した動画がYoutubeにアップされました。

 

ちょっとミスしているところもありますが、、大目に見て下されば…(^^;)

ちなみに、マイクは途中からスイッチを切っています。
生音でここまで響くってすごい!!
やはりヨーロッパの乾燥した空気と教会の造りのおかげでしょうか。 

今年も行って参りました!
イタリア演奏旅行

毎年恒例、ソプラノ田村彰子さんが主催する音楽グループ"NADESHIKO"のコンサートに混ぜてもらいました。

今回の私の滞在は7/22〜27の一週間、演奏は4箇所(①教会、②教会、③病院、④ヴィラ)の予定です。最後のコンサートの翌朝にすぐ帰国なので観光する時間はありませんが、有名な観光名所をまわるよりも、たとえ小さな街でも誰かに口笛音楽を聴いてもらえる方がずっと満足度高いのでそこは問題なし

さてさて、
ここからは日記形式でご報告します 

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2014/7/22  初日 
ノヴァーラ県ヴァプリオ•ダゴーニャ


夜に着いたのでこの日は夕飯食べて就寝。


二泊したお宿。二階建てのメゾネットタイプ。

初日の夕飯は魚介が美味しいレストラン。このなんだか太いパスタが好きでした。



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2014/7/23 二日目

本日は、地区の教会にてコンサートのため、それまで終日リハーサルです。


会場となる教会。素晴らしい響き!

ランチ。生ハム、サラミ、チーズ、どれも美味しくてひとつずつ食べました。食べ過ぎ。。

さぁ、そして21時からコンサート開始 !!


舞台裏から。心配そうに客入りを確認する主催者。(無事、立見が出るほどの満員御礼!)



そんなこんなで、ひとつめのコンサート、無事終わりました!悪天候にも関わらず沢山のお客様が来て下さり一安心。基本的にはクラシックコンサートなのですが、バラエティに富んだ編成(口笛しかり)&ダンスもありで、皆様喜んで下さったと思います          


コンサート終了後。本番に出番のなかったジロー君は打上げで登場。主催者のオルシーナさんと。



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2014/7/24 三日目
ブレシア県フランチャコルタ


ひとつめのコンサート翌日、移動の途中に寄ったレストラン。ご夫婦で超グルメのコーディネーター岩崎さんイチオシのお店!ものすごーく美味しかった!!



ランチ後は明日のコンサートのリハーサル。(このリハ会場がまた物凄く綺麗。。ここで本番かと思ったくらいです。)明日からのコンサートは、なんと地元オーケストラメンバー との共演なのです!!この日は指揮者とコンマスとざっくりとした合わせ。



何と言っても、明日からのコンサートの一番の聞きどころは、この共演の為に作られた曲、10人のソプラノによる聖歌の初演です!合わせにも力が入っておりました。がんばれーー!!!



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2014/7/25 四日目

翌朝は同じリハ会場にて、まずはピアノ協奏曲、そして口笛ソロのオケ合わせ。

言葉の壁もあり、ドッキドキでした。。


先にリハが終わったピアニストのあさひちゃんと街をブラブラ。黄色が綺麗な時計台と教会。コンサートのポスターも発見!ランチ休憩していたコンマスさんともご挨拶  オシャレ〜

そしていよいよ夕方からコンサート会場へ移動。

う〜む、こちらもとっても綺麗な教会!オケの音色がものすごく柔らかく響くので、口笛もほぼマイク無しで大丈夫でした。はぁ〜理想的な残響。。大変気持ち良いです。

そんなわけで、本日も21時コンサートスタート!


(10人のソプラノも美しく響きました)


こちらもたくさんのお客様が来て下さり、無事に終わりました。オケと一緒に演奏できる機会なんて日本でもほとんどないのに、こんな遠く離れた地で実現させてもらえるなんて。。尽力して下さった方々の努力を思うと頭が下がるばかりです。。。


勿論、言葉が通じない&練習もほとんどできないという難しさもあったけど、それでも、一緒に良い音楽を作り上げたいという気持ちが通じ合ったことはよくわかりました。


そうそう。


リハーサル終わりののミーティングで主催者の方が素晴らしいことを言ってくれました。


ー 完成したものは持ち帰れないし後にも残らないけど、聴いてくれたお客様や一緒に演奏した私達の記憶に、そして、"こういうコンサートがここで開かれた"という事実が永遠に残る。


(訳してもらっているところ)


いやー、音楽って素晴らしいっす。。。(T_T)


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2014/7/26 五日目

イタリア到着からようやくここで少し自由時間。午前はフリータイムでした。ゆっくり起きてホテルの周りをブラブラしたり、スーパーで買い物したり、束の間のリラックスタイムでした。

ランチは、オーケストラの会長のサビーナさんのレストランへ。本当は、翌日の打ち上げでみんなで行く予定だったのですが、明朝に先に帰国する組(ショーコちゃん・さなえさん・私)と応援組(出演者のご家族)を、なんと今日連れて行ってくださいました  お気遣いに感謝です!これがまた日本の雑誌にも載るほどの素晴らしいレストラン!!


犬好きのご主人のお店らしく、店内にはワンコ写真だらけ!またなんでイタリアは犬までカッコいいのやら。。と思うほど美しかったです。



「日本語で黒板にこう書いてくれ!」と頼まれて、僭越ながらわたくしめが書かせて頂きました


と、ここまで幸せなゆったりした時間を過ごしていたのですが、この後大変忙しかったーー


夕方に予定していた病院慰問コンサートは屋外ステージの予定だったのですが、雨のため急遽屋内に移動。いろんな条件が違うので、そこへ向かうバスの中でプログラム再編成し、打ち合わせ&練習。リハーサルの時間もほとんどなく本番スタート!ひょえ〜!!


とはいえ、、


なんだか結構盛り上がったし形になったから凄いわ。。口笛も音量バランスが難しかったので、客席での手回しオルゴール&マリオネットパフォーマンスにしたのですが、子供達も聴いてくれていたので正解だったかなと思います。よかったよかった。しかし、コーラス隊やピアノ伴奏の臨機応変な対応力、あっぱれでした。もしかしたらあえてこうやって度胸を鍛えてるのかなー?



ミゼオ湖のほとりにある病院でした。晴れてたらそれはそれは素晴らしい景色なんだろうなぁ!!

いよいよジロー君登場!イタリアでも人気。


ささ、

そして、終演後は走るくらいの勢いでバスに乗り込み、夜のコンサート会場へ。こちらは元貴族の方のお屋敷が会場です。ご主人はなんと結婚してこちらに移り住んだ沖縄出身の日本人の方でした!お会いできてすごく嬉しかったです。

二階の窓から顔を出しているのがご夫妻です。

こちらもリハーサルもそこそこに慌ただしく本番スタート。。。にも関わらず、最後のこのコンサートが全体のパフォーマンスとしても、私個人のパフォーマンスとしても、一番良かったような気がします。

こう短期間に何回もリハーサル&本番を超えて、一緒に忙しいスケジュールをこなしていくと、言葉はそんなに交わさなくとも自然とオケメンバーとも心が通じ合ってくることが感じられ、それがとても面白かったです。

初日はみんな険しい顔で楽譜を見つめてそれぞれ自分の音だけを聴いていたような感じがあったのですが、だんだん気持ちが近付いてきて時折笑顔が出たり、お互いの音を聴きながら歩み寄っていくような、息が合っていくのを感じました。アンサンブルってこういうことなんだなぁと心から実感しました。



そして打ち上げ 指揮者のエドモンド先生、ピアノの石川和男先生。石川先生のピアノ素晴らしかった〜!


演奏技術は一朝一夕で向上するものでもないけど、気持ちが合えば、音楽はぐっと良くなるんだと思いました。月並みですが、一番大切なのは「心」だ、ということが、今回のイタリア演奏ツアーを通じて感じられました。


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2014/7/27 六日目

一足先に帰国の途へ。
28日午前に成田に無事到着しました。

最後に、沢山の方のご協力でこのツアーが実現しました。関わって下さった全ての方へ心から感謝致します。

特に、2010年から毎年コーディネーターを努めて下さっている岩崎幹子さん(翻訳業、ツアーガイド他、日本とイタリアの食文化の架け橋としても活躍されている方です)と、岩崎さんの旦那様のクラウディオさん(本業は銀行員だけど毎年このツアーの時には休みを使って全面的に協力して下さっています)、昨年同様バスドライバーのブルーノさん(ものすごく細い道でも素晴らしい腕でスルスルと安全に進みます)。

今年もお世話になりました!
今回は関係者もさらに多く、企画の段階から大変な時間と手間がかかっただろうと想像できます。。本当に有難うございました。ご尽力に心から感謝致します。



そして誰よりも、代表の田村彰子先生!
今年も本当に有難うございました!!
先生のおかげで今年も素晴らしい経験をさせて頂きました。このツアーに例年参加させて頂くことは、口笛の音楽的な価値向上に僅かでも寄与できたのではないかと思っています。





なんともはや〜

素晴らしいところで演奏させて頂きました!!

青山の『カニングハム・メモリアルハウス』です。

都心でありながら静かな住宅街の中にあり、隣は根津美術館の敷地のため、窓からは綺麗な緑が見える、、という素敵なロケーション

クラシック音楽を通じて日本の子供達の情操教育に一生を捧げた、音楽家のカニングハム・エロイーズさんが47歳から101歳まで、実際に住まれていたお家なのだそうです。2000年に亡くなられてからも、食器や家具が全てそのまま残されていて、それが一つ一つとても丁寧に収納されていて、お人柄が出ているようです。。食器棚のティーカップとか

演奏は一階の広間を使って行われました。この広間は二階までの吹き抜けになっていて、上からものお客様が演奏を楽しむことができます。 やはりカニングハムさんが、こうして皆で音楽を楽しめる場所にしたい、と希望されたのだそうです。

そして、建築は名建築家アントニン・レーモンドさんによるものだとか。1919年に帝国ホテル建築のために来日し、日本の近代建築に多大な影響を残した建築家です。(東京女子大、軽井沢の聖ポール教会、ペイネ美術館、群馬音楽センターなどなど)

というわけで、
建築物としても大変貴重なのですね〜

にも関わらず、、
こうして現状を維持したまま、今もなおコンサートに使われ、人々に愛されている、というところが本当に素敵だなぁと思いました。

広間には、キッチンが隣接していて、カウンターの小さい窓越しに食べ物や飲み物が手渡しできるようになっていて、コンサート終演後は、そのままお客様と出演者・スタッフ全員でワインと軽食のパーティーに・・・。

なんだか、日本にいるのではないような、とても贅沢でアットホームなコンサートでした。

勿論!コンサート内容も充実していて、前半は四名のピアニストによるショパンシリーズでした。それぞれのお話も楽しく、演奏も本当に素晴らしかったです。同じショパンの曲・同じピアノでの演奏でも、それぞれに味わいがあり、もっともっと聴いていたいなぁと思いました。音楽好きなお客様とともに綺麗なピアノの音色を楽しみながら、時折障子越しに庭から虫の声も聴こえて、なんとも幸せな時間でした。

後半は口笛の演奏で、手回しオルゴールを使った生音での演奏と、ピアノ伴奏でも数曲演奏させて頂きました。皆様に楽しんで頂けたとしたら、とても嬉しいです


コンサートにお招き下さったピアニストのいまいのりこさん、本当に有難うございました!出演者の皆様・スタッフの皆様、お聴き下さったお客様にも心から感謝しております。有難うございました。



『口笛コンサートin無添加住宅郡山』
昨夜、無事終了しました

雨の中ご来場下さった皆様、本当に有難うございました!!

前回と違って夜の雰囲気 もまたとーっても素敵です。

演奏しながら、道路に面した全面ガラスから、道ゆく人々とたくさん目が合いました    フリーですので、是非是非ご自由にお入りくださいませ!

次回は8月28日(木)夜7:30〜
今度は口笛デュオ"こまりこ"+ピアノ松田光弘さん、でお届けしますよーー

(慣れない絵文字を多用してみました)

しかし本当に、こうして定期的に演奏させて頂ける機会はありがたいです。内容もいろいろ工夫しがいがありますね!毎回来ても楽しめる、そんなコンサートシリーズにしていきたいなと思っております!!



なんちゃって。。
仰々しくタイトル書いてみましたが。

土曜は所用で茨城県日立市に行っていて、翌日は福島で演奏、翌々日は新潟で演奏、だったので、ここ数日で太平洋から日本海まで横断したということでした(^_^)

と、いうわけで、

まずは13日の日曜日。
二本松市にいらっしゃる浪江町の皆様に演奏を聴いて頂きました!いや〜、皆さんノリが良くて、とっても楽しかったです。一緒に笑ったり、マリオネットのジロー君を可愛がって頂いたり、心を込めた演奏に喜んで頂いたり・・・。また是非ともお邪魔させて頂きたいです。今度は本当に、お酒でも飲みながらゆっくりたっぷり寛げる、そんなコンサートもいいですね〜

浪江の皆様とお別れして、そのまま新潟県上越市へ。福島から新潟って、すぐ近くの印象だったけど、、なるほど。上越市となると少し遠いのね。新潟って広いわぁ。。とはいえ、予定通りに翌日演奏先のホテルに無事到着。

そして14日の月曜日は、、
新潟日報さん主催のイベントで演奏させて頂きました。200名くらいの女性のお客様がいらしていて、出番前は大変緊張しましたが、一曲目終わってからの皆様の歓声がとても温かくて、あとはリラックスして楽しく演奏させて頂きました〜(^-^)/ 

今回のピアニストは松田光弘さんだったのですが、毎度お馴染みのリクエストコーナーにて、皆様たくさん手を挙げて頂きました!有難うございます。演奏が終わってからも、あれもこれもリクエストしたかった、という声も多々ありまして、いや〜是非ともまた呼んで頂きたいですね(*^^*) 

二日間とも、
お世話になった皆様&演奏を聴いて下さった皆様、本当にどうも有難うございました!!またお会いできますように。。




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