concert201306111

東日本大震災被災動物チャリティーコンサート~ピアノによる名曲の調べ~は、無事終了いたしました。

ご来場いただいた全てのお客様、チャリティーコンサートという趣旨にご賛同いただき出演してくれた6名の仲間達、スタッフの方々に心からお礼申し上げます。

また、平日の遅い時間帯にも関わらず幼児や小学生までお越しいただき、本当に感謝しています。

今回は、若手ホープで高校生のあおいちゃん、アマチュアピアニストで工学博士の西谷さん、ピアニストや指導者として活躍している池田君、蓮沼さん、早崎さん、宮本さんが出演してくださいました。

最後に私が演奏し、被災動物についての現状や思いなどをお話させていただきました。

そして、被災動物を多数保護している「犬猫救済の輪」の代表者の方よりメッセージをいただきました。今回も、ほぼ全文を紹介させていただきます。(問題がございましたらお知らせください)

東日本大震災の2か月前、私は脳梗塞に倒れました。

それを機会に、不幸な犬猫を保護する活動を自分の生きている間にどのような形で終わらせようか、どのように整理しようかと考えていました。
まひが残る手足ももどかしく自分の余生というものが何となく見えてきたとき、大震災が起きました。

それは、決して終わらない活動の始まりでした。ゴールの見えない戦いのはじまりでした。

東電の原発事故のために立ち入り禁止区域が設定され、多くのペット犬、猫、鳥、そして牛、豚などの家畜が取り残されました。

鎖に繋がれたまま飼い主の帰りを待って息絶えた犬、かつては仲良く飼われていただろうに閉じ込められた室内で共食いをしてしまった猫たち、子牛をつれてさまよう母牛、餓死した仲間のそばを離れない山羊、大震災は動物にとっても地獄そのものでした。

福島でこの状況を見てしまったことで、私の人生も変わりました。


救っても救っても救いきれない命、動かない政府、役所、政治家たち。
何度も陳情、そして空振り。それでもまだまだ助けを求めている動物たちがいる限り私には、見捨てることあきらめることやめることはできません。

震災から時間がたつにつれ、福島の現地で活動されていた多くのボランテイアも今ではほんの一握りとなってしまいました、
心細さ、無力感にさいなまれていた私に思いがけなく、渡辺綾美先生が手を差し伸べてくださいました。
あたたかい美しい手・・・そして美しい音色を作り出す手。
被災動物のためにチャリテイーコンサートを企画して下さり、お仲間の先生方と共に応援してくださいました。心から御礼申し上げます。

犬猫救済の輪は動物の救済活動にすべてをかけています。スタッフ一同、深く深く感謝申し上げます。渡辺先生、そしてお集りの皆様に本日また、背中を押していいただき、私たちは頑張ることができます。

そして、被災動物のことを忘れずににお心をかけて下さり、本日、こちらにお集りいただきました皆様に、物言えぬ動物に代わり、「ありがとうございます」の言葉を申し上げ、厚く御礼申し上げます。

以上、「犬猫救済の輪」代表者様のメッセージでした。ありがとうございます。

もし、動物を飼いたい、1匹飼いでもう1匹飼ってもいいという心優しい方がいらっしゃいましたら、被災動物を飼うことを検討して欲しいです。

また、動物は好きだけど、環境的に飼えないという方がいらっしゃいましたら、支援物資や募金、ボランティア等、色々な形で支援していただけると嬉しいです。

どうぞ宜しくお願いいたします。

※収益金と皆様からいただいた義援金は全額寄付させていただきました。皆様のご協力心から感謝いたします。詳細はこちら