2009年04月24日

「オト」という現象(その1)

オトはどこにあるのか。

 

鍵盤を叩けば、ハンマーが弦を打つ。

ハンマーが弦を打てば、周りの空気が震え、そして耳に届く。

ただの空気の波動でしかない「それ」は、鼓膜から脳に到達してやがて「オト」になる。

 

「オト」は、決してそこらに転がっているのではない。

「オト」を「オト」として認識できる人間の脳内で、それらが像を結んで初めて「オト」になる。

 

鍵盤を押さえるという随意運動。

それと別の場所に生まれる「オト」。

そのギャップにこそ、耳を傾けるべきなのかもしれない。



pianoslap at 19:13|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!words