2008年04月26日
仏の微笑み
昨日のケアンズは薄い雲が広がる薄曇りな空模様でした。
そのせいで室内は少し涼しく、ひざ掛けにくるまって昼寝にぴったりな日和。
我が家の3歳児も「ふご〜、んがが〜、すぴ〜・・・。」と実に気持ちよさげに昼寝中。
またしても至福の笑みを浮かべています。
うっすらと微笑を浮かべた仏像の笑みをアルカイックスマイルと言います。
オーストラリアも近年アジアンチックなインテリアが流行っていまして、
仏像の置物やブッダの頭部像、ブッダの顔の絵などが
家具屋や雑貨屋に並んでるのも珍しい光景ではなくなりました。
で、この仏像&ブッダの頭部さん達、皆さんうっすらと微笑まれていますが、
どう見ても悟りを開いたブッダの神秘的なアルカイックスマイルというよりも、
「今日のご飯は大好きなカレー(σ ̄ー ̄)σニヤリゲッツ」的な微笑に見えるのは私だけでしょうか?
日本のお寺や美術館で仏像見学すると、先人の技術はすごいなと感心します。
優美な指や手の仕草、流れるような衣装のヒダの表現、
身に着けた装飾品の彫りの緻密さ、そして何よりも
一体一体の表情が生き生きとしていて感動すらします。
きっと夜中になると動き出して、館内や境内を歩き回ってるに違いないと
思うぐらい人間臭い表情を浮かべたものや、しばしの眠りに
付いているような安らかな微笑をたたえた仏像の様子に、
ひたすら「すごいな〜」の言葉しか出てきません。
思うんですけど、文明が発展すればするほど人間は手先が不器用になってますよね。
優美な姿の弥勒菩薩像なんて、あんなもん現代に彫れる人はきっといないでしょう。
毎年恒例のケアンズショーでは、木こりショーやら乗馬やら
様々なデモンストレーションが行われます。
そこである年に見かけたのが、チェーンソーでの彫刻ショー。
木をぶった切るチェーンソーで、丸太からワシとかイルカを彫りだしていくんです。
その後に彫刻刀できれいに彫り仕上げていくこともなく、チェーンソーの
ギザギザな彫り跡も生々しい荒削りなままで出来上がりだって。
初めて見た時は木への冒涜では?と思いましたよ。
いったいあれをアートと呼んでいいものか。
彫り終わった元丸太の今ではワシと思い込みたいその物体は
やっぱりワシの形をした丸太にしか見えませんが((;゚Д゚)
その辺に飾っといたら、うっかり暖炉に放り込んでしまいそうです。
法隆寺の大修理を果たした宮大工の棟梁、西岡常一氏の本です。
日本の木造建築技術は世界最高ではと思うほどの法隆寺の建築技術の高さ、
木の心を知る西岡氏の木に対する造詣の深さ、愛情などが感じられる本です。
この本を読むと、日本の木造文化はハイレベルなんだと誇らしくなります。
綿密に緻密に組まれた法隆寺の美しさを確認しに行きたくなりました。
宮大工ってかっこいい。
次の人生で男に生まれたら宮大工になろっかな。
日本文化は素晴らしい。
ビバジャパンビバクリック
そのせいで室内は少し涼しく、ひざ掛けにくるまって昼寝にぴったりな日和。
我が家の3歳児も「ふご〜、んがが〜、すぴ〜・・・。」と実に気持ちよさげに昼寝中。
またしても至福の笑みを浮かべています。
うっすらと微笑を浮かべた仏像の笑みをアルカイックスマイルと言います。
オーストラリアも近年アジアンチックなインテリアが流行っていまして、
仏像の置物やブッダの頭部像、ブッダの顔の絵などが
家具屋や雑貨屋に並んでるのも珍しい光景ではなくなりました。
で、この仏像&ブッダの頭部さん達、皆さんうっすらと微笑まれていますが、
どう見ても悟りを開いたブッダの神秘的なアルカイックスマイルというよりも、
「今日のご飯は大好きなカレー(σ ̄ー ̄)σニヤリゲッツ」的な微笑に見えるのは私だけでしょうか?
日本のお寺や美術館で仏像見学すると、先人の技術はすごいなと感心します。
優美な指や手の仕草、流れるような衣装のヒダの表現、
身に着けた装飾品の彫りの緻密さ、そして何よりも
一体一体の表情が生き生きとしていて感動すらします。
きっと夜中になると動き出して、館内や境内を歩き回ってるに違いないと
思うぐらい人間臭い表情を浮かべたものや、しばしの眠りに
付いているような安らかな微笑をたたえた仏像の様子に、
ひたすら「すごいな〜」の言葉しか出てきません。
思うんですけど、文明が発展すればするほど人間は手先が不器用になってますよね。
優美な姿の弥勒菩薩像なんて、あんなもん現代に彫れる人はきっといないでしょう。
毎年恒例のケアンズショーでは、木こりショーやら乗馬やら
様々なデモンストレーションが行われます。
そこである年に見かけたのが、チェーンソーでの彫刻ショー。
木をぶった切るチェーンソーで、丸太からワシとかイルカを彫りだしていくんです。
その後に彫刻刀できれいに彫り仕上げていくこともなく、チェーンソーの
ギザギザな彫り跡も生々しい荒削りなままで出来上がりだって。
初めて見た時は木への冒涜では?と思いましたよ。
いったいあれをアートと呼んでいいものか。
彫り終わった元丸太の今ではワシと思い込みたいその物体は
やっぱりワシの形をした丸太にしか見えませんが((;゚Д゚)
その辺に飾っといたら、うっかり暖炉に放り込んでしまいそうです。
法隆寺の大修理を果たした宮大工の棟梁、西岡常一氏の本です。
日本の木造建築技術は世界最高ではと思うほどの法隆寺の建築技術の高さ、
木の心を知る西岡氏の木に対する造詣の深さ、愛情などが感じられる本です。
この本を読むと、日本の木造文化はハイレベルなんだと誇らしくなります。
綿密に緻密に組まれた法隆寺の美しさを確認しに行きたくなりました。
宮大工ってかっこいい。
次の人生で男に生まれたら宮大工になろっかな。
日本文化は素晴らしい。
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