2016年08月06日

意表をついて、7月中はちょっとバタッとしてまして、更新が空いてしまいました。




しかし、安心してください、これから気絶するほど暇になります





という訳で、全編土砂降りだった家族を引き連れての沖縄観光の話、なんですが、もうだいぶ記憶が薄まってきまして、というか、もはや誰も興味がないかもしれませんが、一応書きます。




本来、仲間内で沖縄を観光し倒すには、地元に友達とかがいない限りは、レンタカーを借りる、というのが一番いいのでしょうが、家族一同誰も車を運転できないので、今回はいわゆる観光タクシーを手配したんです。



観光タクシー、私、利用するのは初めてだった訳ですが、基本的なスタイルは、タクシーを数時間ロックアウトして、あらかじめなんとなーく決めておいた観光スポットを回ってもらい、運転手さんが観光地ではちょっとした観光案内をしてくれる、という感じなんですね。





観光タクシーのいいところは、状況に応じてコースを変更したり、寄る場所、例えば食事のポイントなんかをその都度変更できるという点です。





つまり運転手さんの知識や技術、相性なんかが大きく影響してきます。






で、今回担当していただいたのは、推定60♂頭髪なし若干強面の金城さん。





で、金城さん、初めて会った時は、ちょっと雰囲気怖いですけど大丈夫ですか、とか思っていたんですが、雨の影響で当初予定していたコースを大幅に変更しなければならなかったにもかかわらず、その都度「ここはやめてこっちにいきませんか?」とか「ここよりあそこのソーキそばの方が美味しいですよ」とか色々アイディアを出していただいたり、時には足の悪い母をアテンドしてくれたり、どういう訳か首里城で一瞬行方不明になった父を必死に探してくれたり、と、とてもよくしてくれたんですね。





しかし、そんな金城さんの機転にもかかわらず、「沖縄!海!自然!」的なイメージを持ってきた家族一同は、延々続く雨に徐々に車内のテンションは下がっていきまして。





いや、私、12時から17時の5時間コースを頼んでんですが、当初は5時間では足りないかもしれないから、料金は追加でかかるけど延長してもいいかなぁ、とか思っていたんですね。





しかし、雨は上がる気配がないし、車内は盛り上がる気配がないし、延長するのもあほくさくなり、じゃあ予定通りホテルに戻りましょうか、となった時、金城さんが口を開きます。





「私に30分時間をいただけませんか?」




 
はぁ、まぁ、いいですけど。どこ行くんですか?と私。





秘密です





は?秘密?




いや、おそらく盛り上がらない車内の空気を察して、せっかくだからもう一箇所観光スポット、しかもいわゆる地元民しか知らないであろう的なポイントに連れて行ってくれるんだろうなあと。




しかし、「秘密」という言い方、これまた随分とハードルを上げたもんだなあと。






実は金城さんの娘が安室奈美恵で今帰ってきてるから紹介してくれるとか、それくらいパンチのある事柄でなければ「秘密」という言葉はなかなか使用できません。





ハードルを上げたはいいが、知る人ぞ知るものまねパブ、とか、沖縄では有名な名物ママがいるスナック、とかだったらどうしよう、と一抹の不安は抱きつつ、タクシーは空港方面に向かっていきます。





で、私が調べた限り、この辺には観光スポットらしきところもないですし、スナックやパブ、ましてや安室奈美恵なんかなさそうな雰囲気。





すると金城さん、米軍基地的な施設にいきなり侵入





えっ





いや、いわゆる観光客でも入れるような米軍関係の施設、みたいな感じではなく、なんというんでしょう、うまく言葉にはできないんですが、これ日本人入っちゃダメ的なところ、な感じだったんですよ。





「えっ、ここ入っていいところなんですか?」





「えぇ、許可があれば」





許可?





「金城さん許可あるんですか?」






「実は私、この仕事の前は軍関係の仕事をしていまして、退職する際に特別なライセンスをもらっているんです





なっ





「てか、ここ思いっきり米軍基地ですよね、てか、もはやアメリカすよね?」





「そうですよ。ようこそアメリカへ





いきなりのアメリカに一気に盛り上がる車内。





で、金城さんを先頭に基地内のとある施設に侵入。





で、レストラン的なスペースに案内されます。




「じゃあせっかくですからビールでも飲みましょうか」と金城さん。




で、基地の外では売っていないというビールと数種類のおつまみ、スイーツなんかが出てきます。




あ、すいません、お金払いますよ、という私の申し出を笑顔で謝絶する金城さん。




そして、完全にテンションが上がった我が家族は、隣接されていた売店で、絶対普段は着ないであろうU.S.ARMYとでかでかと書かれたポロシャツやら帽子やらを購入





いやあ、盛り上がりました。





で、そんなこんなでホテルに戻った時には予定の時間をかなりオーバーしてしまいまして。




一瞬、さては金城さん、追加料金をせしめるために時間ギリギリに隠し球を出してきたのでは、とか思ったりもしたんですが、まあそうだとしても、結果アメリカ体験もできたし、と、気持ち良く追加料金を払おうとしたんですね。




すると金城さん「いや延長料金は結構です、今日は雨であまりいい案内ができないですいません、明日気をつけておかえりください」と、颯爽と立ち去ります。





もうね、なんかすげえカッコよかったですよ。





ほんと、金城さん、ありがとう。





そして、翌日、チェックアウトの時間、ロビーには、どうやら普段は布団で寝ていてベッドに慣れていない為ベッドから落ちたらしく、額を切って流血した我が父が全身U.S.ARMYグッズに身をまとって佇んでおりました、とさ。





まぁ、なんだかんだで大変思い出深い沖縄観光となりました。というお話でした。





という訳で、また近々。


(14:16)