2012年04月19日

「木洩れ日の家で」が「シネマ夢倶楽部:第9回ベストシネマ賞 第3位」を受賞しました

2012年3月23日(金)に東商国際会議場にて開催された「シネマ夢倶楽部 第9回ベストシネマ賞」にて、「木洩れ日の家で」が「シネマ夢倶楽部:第9回ベストシネマ賞 第3位」を受賞しました。
「シネマ夢倶楽部 第9回ベストシネマ賞」は、この一年の総決算として、いい映画、上質な作品、感動の映画と、優れた功績を表彰する式典で、今年度で9回目を迎えます。

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素晴しい賞に選んでいただき有難うございます。主演のダヌタ・シャフラルスカさんは、今年で97歳になります。誰でも人は一生を終えるのですが、素晴しい生き方と品がいい描き方に惚れて、この作品を買い付けました。
ドロタ監督は、子供も好きな方で、人間の優しさと生き方の大切さを描く方です。この作品は上映館でも多くの方に観ていただき、また賞にも選んでいただき本当に有難く、嬉しく思っております。

丹羽高史(パイオニア映画シネマデスク代表)


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2011年08月17日

「木洩れ日の家で」が「筑紫賞:ゴールデンタイトル・アワード」を受賞しました

7月29日、30日に東商ホールにて開催された「GTFトウキョーシネマショー2011」にて、「木洩れ日の家で」が「筑紫賞:ゴールデンタイトル・アワード」を受賞。「GTFトウキョーシネマショー」では、各配給会社による今秋以降のラインナップ・プレゼンテーション、シンポジウムなどが他に行われました。
第7回「筑紫賞:ゴールデンタイトル・アワード」は、故、筑紫哲也氏の発案で創設された、優れた日本語題名を顕彰するもので、審査は、筑紫ゆうなさん、東京大学院教授であり映画評論家の藤原帰一氏、コラムニストの天野祐吉氏によって行われました。


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この映画はポーランド映画でバルト海沿岸にあるグディニアで開かれる映画祭で見つけました。 戦前から、大きな家に育ち暮らしてきた老女アニエラ。一人の女性の人生を美しく描いたドロタ監督は、森の中にたたずむ古い家とガラス窓を通してふりそそぐ木洩れ日を見事に写し出しました。 原題はポーランド語で“Pora umiera”、英語では“Time to Die”。直訳の“死ぬ時”では固すぎるタイトルなので、みんなで映画の内容にあった日本語タイトルを考えました。
「木洩れ日の家で」というタイトルは、これ以上、この映画にふさわしい邦題はないと思います。審査員のみなさまが、全員一致で選んでくださったと聞いて、とてもうれしく思っています。


(パイオニア映画シネマデスク代表)


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2010年01月07日

『だれのものでもないチェレ』リバイバル公開にあたり

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31年前岩波ホールで観て、心揺らされた傑作「だれのものでもないチェレ」を、近年再びブダペストで観る機会を得た。あらためて彼女の“美しい瞳”、そしてそのまなざしに心を打たれた。

みなしごであるチェレは、いくら虐められてもいつも明るく振舞う。大きな牛と共に、真赤な太陽が落ちるハンガリーの高原を駆け回る少女チェレ…。彼女は自然に対しても、人に対しても心優しいのだ。それに引き換え純真な子供時代があったであろう養父養母が、チェレを虐め抜く姿は、怒りを通り越して哀れである。


引き取られた家で出会った使用人である老人が、ある日チェレを教会に連れて行く。初めて見たキリスト像の姿に、彼女は大きな安らぎを知る。心豊かな老人とキリストに導かれ、愛を知ったチェレをカメラが追い、我々観る側の胸を打つ。これはまさにフェリーニの名作『道』のジェルソミーナの少女版に他ならない。


貧しさ故に全てを知り得るこの映画を、豊かそうで豊かでないこの時代にこそ、私はあらためて皆さんに観ていただきたいという気持ちになったのである。

(パイオニア映画シネマデスク代表



pioniwa at 15:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)映画 
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