やっぱり竜が好き

野球(主に中日ドラゴンズ)についてあれこれ語ります

今回は今年のドラフトの2位、3位について。


ドラフト2位 森博人(日本体育大学) 右投手


1位が高橋宏斗だった以上、2位では大学生・社会人の投手の指名になるだろうなとは予想していました。

チームに少ない左投手を狙うなら藤井聖(ENEOS)、右投手でも大道温貴(八戸学院大)という選択肢もありなのかなと思っていた中、中日が指名したのは森。


森も地元出身の選手ではありますが、事前に1位指名もありえるとまで評価されていた投手。高橋同様出身地を理由に下駄を履かせたというイメージはありません。

彼の指名は「即戦力投手を狙うべき指名順でその順位に相応しい即戦力投手を無難に指名することができた」と見るべきでしょう。



森はスリークォーター気味のフォームから最速155キロのストレートとカットボール、スライダー、ツーシーム、それにカーブも投げます。


投球の軸はストレートとカットボール。

もちろんカーブをカウント球にしたり、スライダーやツーシームで空振りを狙ったりもしていますが、左打者の内角に食い込むような球質のストレートでカウントを整え、カットボールで空振りを奪ったりゴロを打たせるのが彼の投球の基本線なのでしょう。


コントロールは良くはないけど破綻も無いといった印象。

この秋も19イニング投げて与四死球が4つだったようなのでフォアボールで自滅するタイプではありません。

しかし、彼の投球を実際に見てみると割とボールが暴れており、大学の先輩でもある西武の松本のようにプロの一軍を相手にすると与四球が増えてしまうタイプなのかもしれません。


1年目からストレートとカットボールが通用するようならある程度の成績は残せるけど、どちらか1球種でも見切られてしまえば四球がかさんだり甘く入った球を痛打されたりで苦しいピッチングになる。

いずれにせよ、来年は極端な成績が残るのかなぁと。


森は指名の経緯やリリーフとして考えられていることを踏まえるとどうしても1年目からの活躍を期待したくなります。
当然、私もそうなればいいなと期待している1人です。

ですが、先発としての可能性を模索しつつ二軍でもうワンランク上を目指す1年にするのも悪くはないはず。

防御率4点台だけど他のリリーフもパッとしないからと敗戦処理として一軍に置き続けて年間登板数が30試合前後……みたいな中途半端な使い方だけは避けてもらいたいと思っています。



最後に森の長所、課題、不安、将来への期待を書くと


【長所】
ほぼ横手投げでストレートが150キロを越えるスピード
140キロを越えるカットボール
奪三振の多さ
与四球の少なさ

【課題】
コマンド
クイック
スタミナ
対左打者への対応

【不安】
故障
コマンドが改善できるのか

【将来への期待】
又吉のようなパワフルでタフなピッチャー


先ほども書いたように1年目から一軍で活躍してくれればそれに越したことはありません。
それこそ又吉のルーキーイヤーに近い数字を残してくれれば万々歳です。

まずはそこを期待しつつ、万が一ダメだったとしてもその時はスパッと切り替えて長い目で見てあげればいいのかなと。

特に近年は1年目の選手が大活躍するのは難しくなってきていますしね。



ドラフト3位 土田龍空(近江高校) 内野手


上位で投手の指名が続いたので3位での野手指名は既定路線。

私は外野手なら今川優馬(JFE東日本)、内野手なら元山飛優(東北福祉大)か中野拓夢(三菱自動車岡崎)だろうと考えていたのですが、いざ土田の名前が読み上げられると「確かにそれもいい指名だ」と得心いきました。


中日の二軍はちょっと怪我人が出るとキャッチャーの大野奨太や石橋がサードを守ることになるほど人員が逼迫しています。

また、高松や根尾が期待していたよりショートとして伸びてこず、石垣もどちらかと言えばサードの選手ですし、彼は来年一軍定着を目指さなければならない選手。

そういうチーム事情を鑑みると二軍のショートを任せられそうな土田の指名はドンピシャと言えるものだったのではないでしょうか。


どうやら土田は阪神も3位で狙っていたようですし、この指名順位外での確保は不可能だったはず。
ドラフト当時セ・リーグ2位だったのもプラスに働きましたね。


しばしば、巨人の3位で指名された中山礼都(中京大中京)が残っていたら中日はどちらを指名していたのかと議論になっているようです。

様々な考え方があるのでしょうが、上記したように中日に必要だったのは「ショート」を守れる高校生。
仮に中山も指名できる状況だったとしても中日は土田を選んでいたと思います。


ここまで書いてきたように、土田の最大の売りはショート守備。

細かなポジショニング、打球への入り方、ただ止めるだけでなく送球動作への移行も意識した捕球、どれをとっても高校生屈指のレベルだと言っていいでしょう。

昨年夏に甲子園で複数エラーをしてしまったので堅実さに疑問を持つ方もいるようですが、本人があのミスが生じた理由をきちんと分析し糧にできているので個人的には問題は無いと考えています。


京田などと比べると足や肩は見劣りしてしまいますが、それは比較相手が凄すぎるだけ。
土田もプロでショートをやっていくのに充分な足や肩を持っています。


課題は打撃。

独自大会や合同練習会での打撃を見た感じでは木製バットへの慣れというよりタイミングの取り方に課題があるように感じました。

とはいえ、土田には高校通算で30本以上のホームランを打った実績もあります。
この夏はちょっと調子が悪かっただけなのかもしれません。

いざプロに入ってみればポンポンヒットが出る……なんてことになっても不思議はないのかなと。


最後に土田の長所、課題、不安、将来への期待を書くと

【長所】
守備力
パンチ力
プロでもショートができるであろう身体能力

【課題】
打撃
スタミナ

【不安】
タイミングの取り方を矯正できるのか
一軍トップレベルのショートと比較した身体能力

【将来への期待】
井端弘和さんのような打てる守備職人


一応一軍トップレベルの身体能力があるのかを不安な点として挙げてみましたが、正直、守備はコーチがよっぽど変な指導をしない限り不安は無いと考えています。

将来京田の牙城を崩せるか否かは打撃力の伸び次第でしょう。

1打席1打席を大切に、3年後には京田といい勝負ができるような選手になってもらいたいですね。


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少し間が空いてしまいましたが、今回は今年のドラフトを振り返ってみようと思います。


ドラフト1位 高橋宏斗(中京大中京) 右投手


個人的な好みは早川隆久(早稲田大)、チームの補強ポイントに合っているのは佐藤輝明(近畿大)、地元の選手を狙うなら栗林良吏(トヨタ)かなぁ……なんて考えていたドラフト直前に高橋が大学進学から急遽プロ志望を表明。

地元出身で競合クラスの高校生を中日が狙いに行かない訳がなく、ほどなくして入札を高橋に一本化。

「進学希望なら……」と彼を指名リストから外していた球団もあったこともあり結果的に一本釣りにはなりましたが、これは地元の選手に下駄を履かせたのではなく巡り合わせがよかったと見るべきでしょう。


仮に高橋がプロ志望届を出さなかった場合、現場は早川、スカウト陣は佐藤を推していたはず。
最終的にどちらに入札していたのかも、くじを当てられたかも分かりませんが、2位以降も含めてまったく違った指名になっていたかもしれませんね。



ここからは高橋自身の能力について。


高橋最大の魅力はやはりストレート。

最速154キロ、先発時の平均も150キロに迫るスピードに、ランナーを背負っても130球を越えても150キロを出せる馬力は高校生……というより今ドラフトの中でもトップクラスです。

ストレートの回転数も回転軸も特別なものではないことが見て取れる動画を有志がアップしており、不安を感じる方もいらっしゃるのでしょうが、あの動画は昨年秋の神宮大会での投球。

高橋本人はシュート成分の多さに自覚的ですし、担当スカウトの清水さんいわく「一冬越えて化けた」そうなので、あの動画だけで「高橋のストレートは長所ではない」と断じる必要はないでしょう。


変化球はスライダー、カットボール、スプリット、それにツーシームやカーブも投げます。

評価が高いのはカットボール。
140キロ近い速度で繰り出されるこのボールは高校トップレベルと評されるのも頷けるもの。


また、投球割合はさほど多くないものの、個人的にはツーシーム(らしき球)もいいなぁと感じています。

恐らく精度に不安があるのでしょうが、それはプロに入ってから克服すればいいだけのこと。

将来的にはストレートとカットボール、ツーシームを軸に、スプリットを散らすスタイルがひとつの理想形になってくるのかなと。


現時点で最も投球割合の多い変化球スライダーは少し曲がりが早い印象。
精度も「高橋が投げる変化球の中では操れている方」といった感じで、高校ではカウント球にも決め球にもなっているものの、プロで使うにはかなりの修正が必要になりそうです。

もちろん一軍でも通用するレベルにまで洗練させられればそれにこしたことはありませんが、大野雄大のように補助的役割のボールにしてしまうのもひとつの手かもしれませんね。



ストレートも含めたボールの精度は高橋の課題。

今シーズンはボール1つ内に入ってしまったが故にオースティンにホームランを打たれてしまったなんて場面が何度もありました。

そういうボール1つ分のミスが致命傷になる一軍の世界でボール2つ分くらい狙ったところを外してしまう高橋が投げれば、ほぼ間違いなくカウント負けするなり手痛い一発をくらってしまうでしょう。


ただ、下半身を鍛えて今のフィニッシュが少々1塁方向に流れてしまうフォームを改良できればボールの精度も良くなってくるはず。

本人もウェイトトレーニングに意欲的みたいで、現状マックス140キロのスクワットを100キロ台後半にまで乗せたいそうです。


即戦力なんて期待の声もチラホラ聞こえてきますが、一軍のマウンドに立つのはそれを達成してからでも遅くはないのかなと。

身体ができてフォームの改良にも成功すればカウント負けすることはあまり無く、少々ミスしてもボールの勢いでねじ伏せるピッチャーになっていることでしょう。



最後に私の思う高橋宏斗の長所、課題、不安、そして将来的な期待を書かせていただくと


【長所】
球威・馬力
一通り投げられる変化球
破綻の無い制球力


【課題】
身体の細さ
一軍レベルの変化球のキレや制球力


【不安】
ストレートの質
周りからの過度な期待


【将来的な期待】
今年の大野雄大のような馬力とスタミナを持ちつつ何度も完投できるようなエース


こんな感じになります。


昨日、高橋はいわゆる最高条件で仮契約を結びました。

かといって「なるべく早く一軍で」なんてことは考える必要はなく、まずは目の前の課題に取り組んでくれれば問題ありません。


高橋は二軍でなら実戦にも投入できるだけの能力を有しているでしょう。
しかし、「本当はもう少し身体作りなりフォーム固めに時間を割きたいけど投げられるピッチャーがいないから仕方なく実戦投入」なんてことだけは避ける必要があります。

二軍で最もイニングを食った吉見の穴埋めはどうにかしなければなりませんが、その為に高橋含む高卒ルーキーをフル回転させるようなら編成がおかしいとしか言いようがありません。

中堅投手を切りつつ高卒投手優先ドラフトをしたからには何らかの算段があるのだろうと信じたいですね。


高橋の加入は同学年の右腕加藤翼や松木平だけでなく3つ上の石川翔、清水、山本にも影響を与えるはず。

高橋を獲ったことが決め手になり投手王国が作り上げられた。

そんな未来が来ることを祈りましょう。


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マツダスタジアムで行われた広島との24回戦は3-2で中日の勝利。


試合頭から根尾を出し続け、途中から滝野も起用。
若手を使いながら勝つ消化試合として最高の形に持ち込めましたね。

石垣や岡林も使えればベストだったのでしょうが、彼らにとってより実りがあるのはフェニックスリーグなのだろうと信じたいと思っています。


話を根尾に戻すと、7月に一軍に上がった時と比べてだいぶタイミングを取れるようになりました。

再昇格してからは10打席立って1安打2四球で三振は0。

まだまだボールをこすってしまう印象もありますが、着実に成長できているのではないでしょうか。


滝野は守備では微妙なプレーがあったものの、今シーズン2本目のヒットを打てました。

当てることに関しては非凡なものを感じますし、そういうタイプの選手の割に選球ができるのも好印象。
来年はとりあえず井領や遠藤などと一軍を争えるくらいの選手にまで成長してもらいたいですね。


彼らはこれからフェニックスリーグに合流することになるはず。
そこでいい感覚をつかんで来年につなげてもらいましょう。


先発マスクを被った桂は2つの盗塁阻止に決勝タイムリー。

リード面でも柳を9回途中までよく導いてくれましたし、怪我さえ無ければ充分に2番手、3番手捕手を争えそうです。

まずは加藤といい争いをしてほしいですね。



先発の柳はストレートを中心にしつつ様々な球種を投げ分けて9回途中2失点の好投。

ときどきボールがバラつき3ボール0ストライクを作ってしまいましたが、そこから立て直せたのも大きかったですね。

怪我からの復帰後は苦しんだ柳も二軍で調整してからの4試合はすべてQS(内2試合がHQS)で3勝1敗。平均投球回も7イニングを越えるなど安定感ある投球をしてくれました。

来年は怪我に気を付けつつこの安定感を1年間継続できるようしっかりと準備してもらいましょう。

大野雄大、福谷、そして柳の3本柱が機能すればかなりいいローテが組めるはずです。



例外が続いた2020年シーズンも今日が最終戦でした。

結果は60勝55敗5分でセ・リーグ3位。

優勝は叶わなかったものの、8年ぶりにAクラスに入る飛躍の1年になりました。


FA権を取った大野雄大も早々に残留を表明してくれましたし、来季に向けた視界は明るい……と言いたいところですが、個人的には不安も大きいと考えています。


最優秀中継ぎのタイトルが確定した福や祖父江は終盤のピッチングや年齢などを鑑みれば来年も同じような活躍ができるかは不透明。

打線の核ビシエドと日本人選手で最も長打力のある福田は来年の開幕に間に合うか微妙なほどの大怪我を負ってしまい、アルモンテはリリース。


先発は大野雄大、福谷、柳の3本柱が機能すれば何とかなりそうですが、このままではリリーフの崩壊と貧打は起こり得るでしょう。

それを避ける為にも既存選手のケアやレベルアップ、そして補強をしっかりと行ってほしいですね。


明日からは組閣などの動きが報道され出すはず。

ドラフトの総括もまだですし、試合は終わりましたが今シーズンももう少しお付き合いいただければ幸いです。


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先日、球団からルイス・ゴンサレス投手、エンニー・ロメロ投手、ソイロ・アルモンテ外野手、モイセ・シエラ外野手、育成のサンディ・ブリトー投手と来季の契約を結ばないことが発表されました。



今シーズン1度も投げられなかったロメロと実戦で不安定な投球を続けていたブリトーは仕方がないのかなと。


ロメロは昨年不安定ながらパワフルな投球で8勝。

29歳という若さもあって今年飛躍してくれればなと期待していたのですが、オープン戦で左肩を負傷し、手術の為離日。
そのまま帰ってくることなくお別れということになってしまいました。

今後どうするかは分かりませんが、何をするにせよまずはしっかりと怪我を癒して次のステップに進んでもらいたいですね。



ブリトーはスピードはあるけど実戦に投入するのがはばかられるほどに粗い、まさしく育成選手といったピッチャーでした。

とはいえ、2年続けてイニング数を大きく上回る四死球を出されては……としか言いようがありません。


ブリトーは戦力になることはできませんでした。
しかし、縁あって海を渡って中日ドラゴンズに所属してくれた選手でもあります。

この2年で得たものを糧に今後の野球人生を実りあるものにしてもらいましょう。



ゴンサレスは左投で150キロ超のストレートを投げたり、イニング数以上の三振を奪ったりとポテンシャルを感じさせる投球はしてくれました。

ただ、一軍再昇格後の炎上でイメージが悪くなってしまったのが痛かったのかなと。
チーム事情でなかなか二軍に落とすことができなかったのが彼にとっては痛かったのかもしれません。

空振り率の高いスライダーやチェンジアップの投球割合を増やしたり、ツーシームを覚えたら化けたかもしれないと思うと惜しいのですが、それも難しいということでしょう。
J.ロッドみたいな急成長は例外です。


比較的若い奪三振能力の高い左投手のゴンサレスはこういうご時世ですしもしかしたらNPBの球団が興味を持つかもしれません。
そうなった時はお互いにいい勝負をしたいですね。



シエラは外国人選手の故障が重なった9月末に昇格。

昇格直後は勝負強いバッティングを見せてくれていたのですが、対策が進んだのか調子を落としたのかどんどん成績を落とし、現時点で打率は225、19打席連続ノーヒットが継続中。
これが決め手になってしまったのでしょう。


シエラが打ってくれたから勝てた試合もありますし、シエラがいてくれたからAクラスに入れたとも思います。
ですが、もっと上を目指すにあたって今の中日のニーズにシエラは合わなくなってしまったとも思います。

このリリースがお互いの為になることを祈りましょう。



アルモンテは所属した3年間ずっと安定した成績を残してくれました。

今年も200打席以上立った中日の選手でトップのOPS.847を記録。
今の中日の選手の中で最も技術のある打者と言っても過言ではないでしょう。

ただ、昨年は49試合、今年は63試合出場にとどまってしまったことを考えれば通年の戦力として計算できないのも確かです。


来年も「動ける期間は計算できる」と減俸を飲んでもらいつつ再契約をしても面白かったのかもしれません。
その反面、アルモンテをスパッとリリースして新しい大砲候補を狙った方がチームのニーズに合うのではという想いも正直あります。


彼のリリースについても悲観的になりすぎず前向きに考えたいと思っています。

そして、この3年間打線を引っ張ってくれたアルモンテには感謝を伝えたいですね。



これから考えたいのは新しい外国人選手について。

今回リリースした5選手の年俸の合計は推定3億円前後。

このお金をまるまる新外国人選手の獲得資金にできればいいのですが、Aクラス入りに貢献した選手の昇給、ソフトバンクを退団になった内川の獲得資金、そして今年の減収の補填などもあり、どこまで外国人に回せるのかは不透明。

大野の引き留めには親会社も協力してくれるとのことで、それは素直に信じたいと思っています。


かと言って来年も今シーズンと同じような外国人枠になるそうなので、外国人選手がヤリエル、ライデル、アリエル、ビシエドの4人だけという訳にもいきません。
(ヤリエルとアリエルについては再契約にもお金がかかりそうですね)


本音を言えば最低でも先発候補、リリーフ候補、外野の大砲の3人は確保し、オリンピック関係でキューバ選手が抜けることに備えてもう1人くらいバックアップ選手を獲れればと思っているのですが、どこまで求めていいのか……


今年もドミニカウィンターリーグは開催されるそうなので、昨年までの視察情報なども駆使しながらよりよい補強ができるようとりあえずは期待したいです。


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先日、球団から阿知羅拓馬投手、小熊凌祐投手、伊藤準規投手、鈴木翔太投手、石川駿内野手、育成の浜田智博投手、大藏彰人投手と来季の契約を結ばないことが発表されました。


正直覚悟をしていたメンバーではありますが、いざ本当に発表されると寂しさや残念な気持ちで一杯になるものです。



阿知羅は昨年7試合に先発し待望のプロ入り初勝利を記録。
指標などいろいろ怪しさはあったものの、勢いそのままに今年はキャリアハイを更新してもらいたいと思っていたのですが、春季キャンプ中の練習試合で打ち込まれスタートダッシュに失敗。

その後も若手との勝負に負けてしまい二軍すらなかなか先発登板ができず、今シーズンの一軍登板は0。

二軍では防御率こそ2点台ですが、奪三振率はパッとしませんし、来年29歳という年齢も考慮して戦力外は仕方がないのかなと。


阿知羅は190センチの長身に一通りの球種を投げられる起用さやクイックのスピードなどいいものを持っていた投手だったことは間違いありません。

しかし、特別な武器を見つけられなかったのが痛かったですね……


今後は未定とのこと。
もし現役にこだわるのであればファームで防御率2点台の数字を残せるピッチャーですし、阿知羅が必要だと言ってくれる場所は間違いなくあります。
(NPBで投げ続けられればそれが一番ですが)

もちろん、現役生活を終えてプレイヤーとはまた違った形で野球に関わるもよし、野球から離れるもよし。
どんな時も懸命に投げていた阿知羅であればどの道を選んでもきっと幸せを掴めると信じています。



小熊はドラフト6位で入団してきて通算で90登板し12勝、完封勝利も記録していると考えるとよく頑張った方と言えるのですが、それで本人は納得することはないでしょう。


彼の適性は先発にあったと思います。

圧倒的球威も必殺の決め球も持ち合わせていないものの、阿知羅同様総合力が高く、かつ球数がかさんでもそこまで球威は落ちない。

それが、首脳陣が変わった昨年からほぼリリーフに専念することに。

昨年なら山井、阿知羅、勝野、今年なら山本、清水、岡野あたりに負けているからという単純な理由であれば仕方がありません。
不安定な面もあってなかなか一軍に定着できない投手だったのも間違いありません。
なにかがあって先発として長いイニングを投げることができなくなったという可能性もあるでしょう。

しかし、「小熊はリリーフの方が合っている」という判断のものであるのなら残念です。


とはいえ、来年31歳になる投手が怪我もあって二軍での結果すら微妙で1年間一軍に上がることができなかったのは事実。
悲しいですが、戦力外通告を受けるのは仕方がなかったのかなと。

本人は現役続行を希望しトライアウトを受けるそうなので、先発として使ってくれそうな球団に拾ってもらえることを祈りたいですね。



準規は地元出身で、ドラフト2位で入ってきて、いきなり背番号18をもらって、しかも顔もスタイルも抜群の本格派右腕ですし大きな期待をしていた方も多かったのではないでしょうか。

1年目に立浪さんの引退試合で一軍デビューし、2年目に先発としてプロ入り初勝利。
4年目にはCSで好投し勝利投手になった……と書けば順調なキャリアを歩んでいるように感じられますが、その実怪我の多い若手時代でした。

その影響もあってか、一軍登板の無かった5年目のオフに背番号65に変更。
だんだんと期待の若手から伸び悩んだ中堅と見られることが多くなった印象があります。


そんな準規も2017年にリリーフとしてプチブレイク。
フラフラしながらも点は取られないピッチングで、ホールドを9記録するなど一時期勝ちパターンに入ってくれましたね。

その準規を再び先発に戻して案の定結果が出なかった時は「なんでこんなことするんだろう?」と思ったものですが、今振り返ってみれば怪我の多い準規をリリーフで使い続けるのは難しいという森元監督らの配慮だったのかなぁとも思います。


昨年、二軍防御率0点台という結果を残し満を持して上がってきたのに一軍初登板で8失点の大炎上をしてしまったのが結果的に中日でのラスト登板になってしまいました。

大きな期待を抱いたピッチャーの最後がこれではあまりにも悲しすぎます。
本人も現役続行を希望しているようですし、来年違うユニフォームであの登板のリベンジをしてもらいたいですね。



鈴木翔太も準地元からドラフト1位で入ってきたイケメン右腕。
準規から背番号18を受け継ぐなど入団当初は大きく期待されていたと記憶しています。

しかし、準規と同じく怪我に苦しめられたり、「身体ができれば」と言われながらも細いままだったりで球速も伸びてこず、彼にヤキモキさせられたのはきっと私だけではないでしょう(笑)


そんな鈴木も台湾ウィンターリーグやオーストラリアでの肉体改造と充実のオフを過ごして臨んだ2017年に先発として5勝をマーク。

制球がまとまらず自滅する日もありましたが、当時投手コーチだったデニーさんに日本刀と形容されたボールのキレは本物で、ソフトバンクを相手に8回途中1失点の快投を見せ勝利投手になるなど才能の片鱗を見せてくれました。

それだけに、翌年に血行障害を発症してしまったのはショックでしたね。


一昨年から3年続けて二軍成績はパッとせず、一軍登板は2年間無し。

やはり戦力外通告はやむを得ないでしょう。

しかし、ここに来て球速が150キロにまでアップしたそうですし、来年26歳という年齢も踏まえてどこかの球団が拾ってくれる可能性もあるはず。

中日OBで今は日体大のコーチとして今年ドラフト2位で指名された森など多くの教え子をプロ野球に排出している辻孟彦さんも「大化けの可能性あり」とおっしゃっていましたし、吉報を待ちたいですね。



石川駿も怪我に苦しめられた選手。

ルーキーイヤーから毎年どこかを痛めてしまい、試合に出られる期間よりもリハビリの期間の方が長かったのではないかという印象すらあります。

そんな彼がほぼ1年間試合に出られた昨年はファームで首位打者と最高出塁率の二冠王。

この実績をステップに今年こそ一軍で活躍してもらいたいと思っていたら、またも怪我で離脱。
そのまま二軍で打席に立つことなくシーズンを終え、戦力外を通告されることに。


石川駿は引退を決断したとのこと。

「もう野球はお腹いっぱい」という言葉に込められた想いを想像して悲しくなってしまいましたが、次の道で輝けるよう祈っています。



浜田智博と大藏は支配下に上がる見通しが立たず整理対象になってしまったということでしょうか。


浜田は本指名でのドラフト2位で入団し、ルーキーイヤーは開幕早々に一軍昇格を勝ち取ったものの、初登板で同じくルーキーだった広島の野間にホームランを打たれるなど大炎上。

結果的にこの試合が一軍での唯一の登板になってしまいました。

怪我もあって2017年からは育成での契約になり、それからは四国アイランドリーグに派遣されたり様々な経験を積んだものの、ファームではなかなか結果が出せませんでしたね。


個人的には彼も適正は先発だと見ていたのですが、小熊とは違って先発登板を試したくなるような結果を残せなかった以上、リリーフでの登板ばかりだったのはしょうがないのかなと。


浜田に関しては育成契約になった際に「投げられるようになったら支配下に戻す」みたいなことを言われていた記憶もあるので、そこは少し引っかかりました。

ですが、ここに文句を言っても「じゃあ育成再契約ではなく解雇」という話になるだけ。
プロ野球の世界での「投げられるようになったら」は「二軍で結果を出せるくらいに」という前置きが必要なんだと解釈するべきなのでしょう。

改めてプロ野球の厳しさを感じました。


大藏は1年目はそこそこ投げられたものの、2年目を黄色靭帯硬化症の治療に費やすことに。

それでも今年のオフには育成選手としてはなかなか思い切りづらい金額をかけて又吉らとドライブラインの合宿に参加。
この合宿に参加できるほど回復したことと、今シーズンに賭ける想いの強さを感じられて嬉しかったことを覚えています。

ただ、残念ながら二軍で結果が出ずに戦力外を言い渡されてしまいましたね。

ドラフト時には「将来インディゴソックスのエースになると見られていた選手を上手く拾えた」と喜んだものですが、こういう結果になってしまったのは残念です。



ドラフトでは投手4人、内野手1人、外野手1人を本指名し、今回戦力外通告を言い渡された支配下選手は投手4人、内野手1人の計5人。
引退する吉見も合わせると、投手が1人減り外野手が1人増えただけで支配下枠が70人のままなのは変わりません。

今日、外国人選手の退団が発表されましたが、彼らの枠は新しい外国人に費やすべきでしょうし、今後追加での戦力外通告や支配下から育成契約になる選手が出る確率は高いのかなと。

追加戦力外期間には覚悟が必要になりそうですね。


最後に、縁あって中日に来てくれた阿知羅選手、小熊選手、伊藤準規選手、鈴木翔太選手、石川駿選手、浜田智博選手、大藏彰人選手。
いままでありがとうございました。


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