今日は落合GM退団というニュースが入ってきたのでどちらを記事にするか迷いましたが、落合についての記事も長くなりそうなのでとりあえずこちらを終わらせて書こうかと。
ということで、今回は前回書けなかった台湾ウィンターリーグでの石岡、溝脇、近藤について。
石岡諒太
17試合 .246(57-14) 二塁打2 三塁打1 本塁打2 打点9 四死球6 三振15 盗塁5
台湾へ出発するときは首位打者と盗塁王を狙ってもらいたいと言いましたが、オリックス吉田正尚と阪神横田に取られてしまいましたね。
首位打者は吉田が相手なので仕方がないなと思えますが、想像以上に盗塁が少なかったのは残念。
石岡の場合は横田より出塁数が少なかったということに加えて盗塁失敗が3つもあり、その上頻繁に牽制で刺されるなど技術的に未熟な点を露呈。特に1試合で同じ右ピッチャーから2回も牽制で刺されたときには思わずうなだれてしまいました。
暴走と言える走塁もちらほら見られましたし、もっと考えながら走塁に取り組んでもらいたいなと切に思うところ。
打撃も走塁同様粗さが見られ、ヒットの数より多く三振しています。
石岡の走力を考慮するなら、追い込まれてからはもう少し逆方向を意識したり、当てに行ってもいいのかなと思ってしまいますが、振り切る打撃が持ち味の選手ですし今のスイングをしつつバットに当てる技術を身につけるのがこれからの課題になるのでしょう。
スイング自体は悪くないので体重移動をもっとスムーズにできるようになればバットに当たる確率は上がっていくかなと思いますが、こちらの面でも配球や状況を読みながら打席に立っている印象は持てなかったのは残念でした。
守備面でも思っていたよりも粗さが出てしまい、この短期間で3つもエラーを記録してしまいました。
グラウンドの状態がよくなかったとはいえこれは多すぎます。
守備固めとして試合に出ることもあり得る選手なので、そういう選手には華麗さ以上に堅実さを求めたいですし、そういう意識を持ってもらいたい選手ですね。
全体的にスペックの高さは感じさせる選手ですが、現状そのスペックを活かしきれていません。
もちろん技術的に未熟な面があるからでもありますが、何も考えずに野球をしているんじゃないかと思わせるプレーも多く見られますし、今のままならまぐれで活躍するに留まる選手で終わってしまいます。
もちろんサボっているなどという意味ではありませんが、野球に対する考え方を変えてもらいたいなと思いました。
溝脇隼人
13試合 .353(34-12) 二塁打2 打点11 四死球11 三振3 盗塁1 犠飛1
理由は分かりませんが数日間帰国し、再渡台後に練習中のアクシデントで試合に出られなかったりしましたが、中日の選手の中で最も戦力になったと感じさせる活躍をしてくれました。
特にセカンド守備はウエスタン選抜の内野の要になるレベルで安定。
長期間試合に出続けたときの疲労などを考慮するなら分かりませんが、短期間なら現時点で荒木と競る能力があると見ています。
内野をもっと色々守ることになると思っていましたが、ほとんどセカンドに固定され、サードをちょろっと守っただけでした。
ショートができることも売りなのかと思っていましたが、そうでもないのかもしれません。また、守備機会が2回しかなかったので参考記録ではありますが、その中でエラーを1つしてしまったのはちょっと気になります。
本人が課題と言っていた打撃面も3割5分を超える結果を残しましたしフェニックスリーグの時から好調をキープ。相手の投球が荒かったこともありますがフォアボールを11個選び出塁率は5割。
長打はあまり出ませんでしたが三振もトータルで3つなので、ミート力はアピールできました。
打撃、守備では結果を残せましたが気になるのは走塁。
石岡のように暴走したりということはありませんでしたが、盗塁は1つだけ。溝脇の走力なら、これだけ出塁しておいて1つというのは物足りません。
せっかくの台湾リーグですし、もっとチャレンジしてもよかった(失敗が1つでトータルのチャレンジ数が2つ)と思います。
フェニックスリーグでもそうですが、もっと意欲的に走ってもらいたいなと思いました。
近藤弘基
17試合 .259(58-15) 二塁打4 本塁打2 打点10 四死球12 三振10 盗塁3 犠打1
自分の身の丈にあうプレーを心がけていたという印象。
特に走塁は石岡や溝脇より早いと言えない走力ながら彼らより多くの盗塁を決めました。
出発前に言っていた走塁面の成果を見せることができたと言っていいでしょう。
打撃は吉田の影響があったのかなかったのか結構強くスイングしていました。
それを自分のモノに出来ていたとはまだ言えませんが、これがいい方向に行けば幸いかと。
今のところはまった時にはホームラン、外れたときにはタイミングが合わず三振という感じなので、個人的には今の打撃を続けて精度を上げて行ってもらいたいと思っています。
打撃、走塁では持ち味を発揮できましたが、守備面はイマイチだったなぁと。
いつも大島や平田を見ているからか、特に打球の追い方に不安を感じました。
肩はライトを守れる程度には強いなという印象を受けましたが、工藤や藤井を差し置いて守備固めとして出場するレベルではないでしょう。
一軍枠を確保するためには現状打撃でもっとアピールする必要がありそうです。
前回の3人も合わせて、6人とも一軍と二軍の間にいる選手。
彼らが一軍の枠を勝ち取るためにはあと少しだけ課題を解決しなければならないのかなぁという印象を受けます。
その中で比較的選手層が薄いセカンドの溝脇と外野の控えの近藤はチャンスが多いはず。
どの選手にも共通しますが、この2人には特に一軍で活躍するビジョンを明確に持ちながら春季キャンプを過ごしてもらいたいなと思います。
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ということで、今回は前回書けなかった台湾ウィンターリーグでの石岡、溝脇、近藤について。
石岡諒太
17試合 .246(57-14) 二塁打2 三塁打1 本塁打2 打点9 四死球6 三振15 盗塁5
台湾へ出発するときは首位打者と盗塁王を狙ってもらいたいと言いましたが、オリックス吉田正尚と阪神横田に取られてしまいましたね。
首位打者は吉田が相手なので仕方がないなと思えますが、想像以上に盗塁が少なかったのは残念。
石岡の場合は横田より出塁数が少なかったということに加えて盗塁失敗が3つもあり、その上頻繁に牽制で刺されるなど技術的に未熟な点を露呈。特に1試合で同じ右ピッチャーから2回も牽制で刺されたときには思わずうなだれてしまいました。
暴走と言える走塁もちらほら見られましたし、もっと考えながら走塁に取り組んでもらいたいなと切に思うところ。
打撃も走塁同様粗さが見られ、ヒットの数より多く三振しています。
石岡の走力を考慮するなら、追い込まれてからはもう少し逆方向を意識したり、当てに行ってもいいのかなと思ってしまいますが、振り切る打撃が持ち味の選手ですし今のスイングをしつつバットに当てる技術を身につけるのがこれからの課題になるのでしょう。
スイング自体は悪くないので体重移動をもっとスムーズにできるようになればバットに当たる確率は上がっていくかなと思いますが、こちらの面でも配球や状況を読みながら打席に立っている印象は持てなかったのは残念でした。
守備面でも思っていたよりも粗さが出てしまい、この短期間で3つもエラーを記録してしまいました。
グラウンドの状態がよくなかったとはいえこれは多すぎます。
守備固めとして試合に出ることもあり得る選手なので、そういう選手には華麗さ以上に堅実さを求めたいですし、そういう意識を持ってもらいたい選手ですね。
全体的にスペックの高さは感じさせる選手ですが、現状そのスペックを活かしきれていません。
もちろん技術的に未熟な面があるからでもありますが、何も考えずに野球をしているんじゃないかと思わせるプレーも多く見られますし、今のままならまぐれで活躍するに留まる選手で終わってしまいます。
もちろんサボっているなどという意味ではありませんが、野球に対する考え方を変えてもらいたいなと思いました。
溝脇隼人
13試合 .353(34-12) 二塁打2 打点11 四死球11 三振3 盗塁1 犠飛1
理由は分かりませんが数日間帰国し、再渡台後に練習中のアクシデントで試合に出られなかったりしましたが、中日の選手の中で最も戦力になったと感じさせる活躍をしてくれました。
特にセカンド守備はウエスタン選抜の内野の要になるレベルで安定。
長期間試合に出続けたときの疲労などを考慮するなら分かりませんが、短期間なら現時点で荒木と競る能力があると見ています。
内野をもっと色々守ることになると思っていましたが、ほとんどセカンドに固定され、サードをちょろっと守っただけでした。
ショートができることも売りなのかと思っていましたが、そうでもないのかもしれません。また、守備機会が2回しかなかったので参考記録ではありますが、その中でエラーを1つしてしまったのはちょっと気になります。
本人が課題と言っていた打撃面も3割5分を超える結果を残しましたしフェニックスリーグの時から好調をキープ。相手の投球が荒かったこともありますがフォアボールを11個選び出塁率は5割。
長打はあまり出ませんでしたが三振もトータルで3つなので、ミート力はアピールできました。
打撃、守備では結果を残せましたが気になるのは走塁。
石岡のように暴走したりということはありませんでしたが、盗塁は1つだけ。溝脇の走力なら、これだけ出塁しておいて1つというのは物足りません。
せっかくの台湾リーグですし、もっとチャレンジしてもよかった(失敗が1つでトータルのチャレンジ数が2つ)と思います。
フェニックスリーグでもそうですが、もっと意欲的に走ってもらいたいなと思いました。
近藤弘基
17試合 .259(58-15) 二塁打4 本塁打2 打点10 四死球12 三振10 盗塁3 犠打1
自分の身の丈にあうプレーを心がけていたという印象。
特に走塁は石岡や溝脇より早いと言えない走力ながら彼らより多くの盗塁を決めました。
出発前に言っていた走塁面の成果を見せることができたと言っていいでしょう。
打撃は吉田の影響があったのかなかったのか結構強くスイングしていました。
それを自分のモノに出来ていたとはまだ言えませんが、これがいい方向に行けば幸いかと。
今のところはまった時にはホームラン、外れたときにはタイミングが合わず三振という感じなので、個人的には今の打撃を続けて精度を上げて行ってもらいたいと思っています。
打撃、走塁では持ち味を発揮できましたが、守備面はイマイチだったなぁと。
いつも大島や平田を見ているからか、特に打球の追い方に不安を感じました。
肩はライトを守れる程度には強いなという印象を受けましたが、工藤や藤井を差し置いて守備固めとして出場するレベルではないでしょう。
一軍枠を確保するためには現状打撃でもっとアピールする必要がありそうです。
前回の3人も合わせて、6人とも一軍と二軍の間にいる選手。
彼らが一軍の枠を勝ち取るためにはあと少しだけ課題を解決しなければならないのかなぁという印象を受けます。
その中で比較的選手層が薄いセカンドの溝脇と外野の控えの近藤はチャンスが多いはず。
どの選手にも共通しますが、この2人には特に一軍で活躍するビジョンを明確に持ちながら春季キャンプを過ごしてもらいたいなと思います。
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