やっぱり竜が好き

野球(主に中日ドラゴンズ)についてあれこれ語ります

カテゴリ:中日ドラゴンズ2016 > 選手

今日は落合GM退団というニュースが入ってきたのでどちらを記事にするか迷いましたが、落合についての記事も長くなりそうなのでとりあえずこちらを終わらせて書こうかと。

ということで、今回は前回書けなかった台湾ウィンターリーグでの石岡、溝脇、近藤について。


石岡諒太
17試合 .246(57-14) 二塁打2 三塁打1 本塁打2 打点9 四死球6 三振15 盗塁5

台湾へ出発するときは首位打者と盗塁王を狙ってもらいたいと言いましたが、オリックス吉田正尚と阪神横田に取られてしまいましたね。
首位打者は吉田が相手なので仕方がないなと思えますが、想像以上に盗塁が少なかったのは残念。

石岡の場合は横田より出塁数が少なかったということに加えて盗塁失敗が3つもあり、その上頻繁に牽制で刺されるなど技術的に未熟な点を露呈。特に1試合で同じ右ピッチャーから2回も牽制で刺されたときには思わずうなだれてしまいました。
暴走と言える走塁もちらほら見られましたし、もっと考えながら走塁に取り組んでもらいたいなと切に思うところ。

打撃も走塁同様粗さが見られ、ヒットの数より多く三振しています。
石岡の走力を考慮するなら、追い込まれてからはもう少し逆方向を意識したり、当てに行ってもいいのかなと思ってしまいますが、振り切る打撃が持ち味の選手ですし今のスイングをしつつバットに当てる技術を身につけるのがこれからの課題になるのでしょう。

スイング自体は悪くないので体重移動をもっとスムーズにできるようになればバットに当たる確率は上がっていくかなと思いますが、こちらの面でも配球や状況を読みながら打席に立っている印象は持てなかったのは残念でした。

守備面でも思っていたよりも粗さが出てしまい、この短期間で3つもエラーを記録してしまいました。
グラウンドの状態がよくなかったとはいえこれは多すぎます。
守備固めとして試合に出ることもあり得る選手なので、そういう選手には華麗さ以上に堅実さを求めたいですし、そういう意識を持ってもらいたい選手ですね。

全体的にスペックの高さは感じさせる選手ですが、現状そのスペックを活かしきれていません。
もちろん技術的に未熟な面があるからでもありますが、何も考えずに野球をしているんじゃないかと思わせるプレーも多く見られますし、今のままならまぐれで活躍するに留まる選手で終わってしまいます。

もちろんサボっているなどという意味ではありませんが、野球に対する考え方を変えてもらいたいなと思いました。


溝脇隼人
13試合 .353(34-12) 二塁打2 打点11 四死球11 三振3 盗塁1 犠飛1

理由は分かりませんが数日間帰国し、再渡台後に練習中のアクシデントで試合に出られなかったりしましたが、中日の選手の中で最も戦力になったと感じさせる活躍をしてくれました。

特にセカンド守備はウエスタン選抜の内野の要になるレベルで安定。
長期間試合に出続けたときの疲労などを考慮するなら分かりませんが、短期間なら現時点で荒木と競る能力があると見ています。
内野をもっと色々守ることになると思っていましたが、ほとんどセカンドに固定され、サードをちょろっと守っただけでした。
ショートができることも売りなのかと思っていましたが、そうでもないのかもしれません。また、守備機会が2回しかなかったので参考記録ではありますが、その中でエラーを1つしてしまったのはちょっと気になります。

本人が課題と言っていた打撃面も3割5分を超える結果を残しましたしフェニックスリーグの時から好調をキープ。相手の投球が荒かったこともありますがフォアボールを11個選び出塁率は5割。
長打はあまり出ませんでしたが三振もトータルで3つなので、ミート力はアピールできました。

打撃、守備では結果を残せましたが気になるのは走塁。
石岡のように暴走したりということはありませんでしたが、盗塁は1つだけ。溝脇の走力なら、これだけ出塁しておいて1つというのは物足りません。
せっかくの台湾リーグですし、もっとチャレンジしてもよかった(失敗が1つでトータルのチャレンジ数が2つ)と思います。

フェニックスリーグでもそうですが、もっと意欲的に走ってもらいたいなと思いました。


近藤弘基
17試合 .259(58-15) 二塁打4 本塁打2 打点10 四死球12 三振10 盗塁3 犠打1

自分の身の丈にあうプレーを心がけていたという印象。
特に走塁は石岡や溝脇より早いと言えない走力ながら彼らより多くの盗塁を決めました。
出発前に言っていた走塁面の成果を見せることができたと言っていいでしょう。

打撃は吉田の影響があったのかなかったのか結構強くスイングしていました。
それを自分のモノに出来ていたとはまだ言えませんが、これがいい方向に行けば幸いかと。
今のところはまった時にはホームラン、外れたときにはタイミングが合わず三振という感じなので、個人的には今の打撃を続けて精度を上げて行ってもらいたいと思っています。

打撃、走塁では持ち味を発揮できましたが、守備面はイマイチだったなぁと。
いつも大島や平田を見ているからか、特に打球の追い方に不安を感じました。
肩はライトを守れる程度には強いなという印象を受けましたが、工藤や藤井を差し置いて守備固めとして出場するレベルではないでしょう。
一軍枠を確保するためには現状打撃でもっとアピールする必要がありそうです。


前回の3人も合わせて、6人とも一軍と二軍の間にいる選手。
彼らが一軍の枠を勝ち取るためにはあと少しだけ課題を解決しなければならないのかなぁという印象を受けます。 
その中で比較的選手層が薄いセカンドの溝脇と外野の控えの近藤はチャンスが多いはず。
どの選手にも共通しますが、この2人には特に一軍で活躍するビジョンを明確に持ちながら春季キャンプを過ごしてもらいたいなと思います。


にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

昨日、台湾で行われていたウィンターリーグが終了しました。
ウエスタン選抜は危ない場面もありましたが他のチームを圧倒する強さで優勝。
正直、オリックスの吉田正尚と阪神の石崎がいなければここまで強い戦い方はできなかったでしょうが、中日の選手もそれなりに奮闘してくれましたね。
今回は、中日の選手の成績と私が観ることができたかぎりでの印象を書いていきたいと思います。


鈴木翔太
5試合  19回7失点(自責点5) 防御率2.37 被安打14 四死球7 奪三振18

先発は3試合。巡り合わせではありますが、決勝で先発を任され5回無失点で勝ち投手になりこの試合のMVPに輝きました。
地味に3勝して最多勝も獲得。結果を見ると悪くない成績だという印象を受けます。

しかしながら、実際に投球を見ると一軍の選手なら振らないであろう球を振ってもらって助けられた場面も多く、開幕から一軍で投げる為にはもっとボールの精度を上げていかないといけないのかなと思いました。

ストレートは141~142キロくらいがマックス。130キロ台が多かったという印象。
空振りが取れていたのでキレはありそうですし、一概に悪いことだとは言えませんが、それは去年の若松や山本昌さんのように精度や必殺の変化球があってこその話。
時々シュート回転するのも気になりますし(鈴木の投球スタイルを考えると阪神の藤浪のようにシュート回転するストレートは武器になるより致命傷になることの方が多そうです)、今後の課題はそれぞれのボールの精度、コントロールを磨き長いイニングを投げられる体力を付けることかなと。

身体を強くすれば球速、キレ、コントロール、体力といった課題は解決に向かっていくでしょうし、近いところでの目標はオフにしっかりトレーニングを積んだ上での春季キャンプの完走ですね。


野村亮介
4試合 15回6失点 防御率3.60 被安打20 四死球3 奪三振14

先発は2試合。イニング数を超える被安打を打たれていますし、守備に足を引っ張られた部分もありましたがかなりドタバタしながら投げていたなという印象。
二軍でもそうでしたが、常時打たれていたというよりはビックイニングを作ってしまうタイプで、打たれ出したら相手の勢いをなかなか止められません。
高めに浮きだしたらそれを調節できないとも言い換えられますが、ボールの威力で勝負するタイプではないので、この課題は克服しなければ致命傷になってしまいます。できるだけ早く解決してもらいたい課題ですね。

野村もストレートは速くて142キロくらいで、130キロ台もザラ。187センチという身長を考慮すると物足りませんし、正直鈴木ほどのキレも感じませんでした。
体格を考えると球速だけでなく角度ももっとあってもいいのですがそれもイマイチ感じませんでしたし、一軍で抑えるためにはスピード、キレともにもっと向上させなければならないでしょう。

一方、追い込んでからのフォークは有効だったようで、イニング数と同じくらいの奪三振を記録。
実際の対戦を見てみなければ正確には分かりませんが、高さ、距離、場所どの面で見てもかなりいいところから落ちるボールが多く、一軍のバッターを相手にしても充分通用するボールだと感じました。

しかし、「ストレートはイマイチだけどフォークはいい」というピッチャーは一軍では通用しません。
いいボールを活かす投球ができて初めて一軍で抑えることができます。

鈴木同様ストレートの精度の向上分だけ飛躍していくピッチャーだと思いますが、鈴木とは違ってフォームにももっと改善の余地はあり、今の顔が上に向きがちなフォームを改善できたら見違える投球をするかもしれません。
もちろん、怪我の多いピッチャーですし体力面にも課題はありそうですが、短い期間で大化けする可能性が高いのは鈴木よりは野村かなと。
逆に言えばいつまで経っても出てこない可能性もありますが、そこは本人と中日投手コーチ陣を信じたいところですね。


加藤匠馬
12試合 .296(27-8) 二塁打1 打点1 四死球6 三振4

正直に言わせてもらえば打撃にはほとんど期待していませんでしたが、3割近い数字を残しました。

相手ピッチャーのボールが荒れていたとはいえ四死球6も立派ですし、キャッチャーらしく打つべきボール、打つべきでないボールの見極めもそれなりに出来ていたと思います。
ヒットを多く打っただけでなく、状況に応じて右方向を意識したり打席の中で何を考えているのか伝わってきたのも好印象。

とはいえ、長打が多い選手ではありませんし、やはり打撃型のキャッチャーではありません。
それだけにバントの失敗は他の選手が失敗するよりがっかりしました。
「バントは練習すればするだけ上手くなる」とも言いますし、バントの技術を武器にできるレベルになるまで向上させてもらいたい選手です。

キャッチングはミットが下がってしまう場面が散見されるなど、上手いとは言えませんがそれでも以前見たときよりも頻度は少なくなりましたし向上は見られました。
ブロッキングも同じく、一軍レベルかと言われると首を縦には振れませんが、止められるボールの範囲が広くなった気がします。

リード面は低めを徹底させる丁寧な印象を受けましたしアウトコースに偏る訳でもなくインコースを多く使いすぎる訳でもない印象でしたが、解説にもっと高めを使うべきだとも言われていたので、プロレベルではまだまだ勉強が必要なのかもしれません。
しかし、決勝戦の先発マスクを任されたり、リード面で今回派遣された3人のキャッチャーの中で最も結果を出した選手だと私は思っています。

肩は相変わらず抜群でした。
もっと精度を上げたら巨人の小林レベルの送球ができるようになるだろうなと感じさせます。
他はまだまだ一軍レベルとは言えないのかなと思いますが、肩だけは一軍のトップレベルにあるので、それだけに、故障だけには気を付けてもらいたいですね。


思ったよりも長くなってしまったので石岡、溝脇、近藤については次回書いていこうと思います。 

にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

今回はFA権を取得した選手2人の引き留めに成功した外野手について書いていこうと思います。(金額はすべて推定)

友永翔太
750万円→750万円(±0)

何度か言及していますが、友永を基準として考えた場合何人かの査定がとても辛く感じます。それでも現状維持だったのはそれだけ期待が大きいからかもしれません。個人的にはFA権を持っている選手や複数年契約を結ぶような選手、もしくは高卒3年目以内の選手以外にいわゆる「期待料」込みの更改をすることには賛成できませんが、この金額に決まったからには相応の活躍に期待したいですね。

藤井淳志
4200万円→4000万円(200万円ダウン

和田が抜けてレフトのレギュラー候補筆頭だと思われていましたが、ちょくちょく二軍に落ちるほどの大不振。FA権を持っていなかったらもう少し下げられていたと思いますが、ここはFA権を持つ選手の強み。藤井には割と早い時期から話はしていたみたいで去年の高橋聡文のようにいつの間にかFA宣言されていつの間にか退団されるということはなかったので、そこもよかったなと思います。

平田良介
7000万円→12000万円(5000万円アップ

詳しくはこちらを。代理人を雇うなど移籍が濃厚と噂されましたが割とすんなり残留したという印象。今年の成績を考えると5000万円アップはやや奮発したなと感じましたが、なんでも年俸変動制の5年契約らしく去年まで出し渋っていたこともありますし球団にとっても平田にとってもいい契約になったのではないでしょうか。あとは大島と共に先頭に立ってチームを引っ張っていってもらいたいですね。

大島洋平
9000万円→15000万円(6000万円アップ

平田同様詳しくはこちらを。FA宣言ギリギリまでいったようですが何とか残留。今回の更改で日本人選手最高年俸となりましたし、名実ともに中日ドラゴンズの顔になりました。これまで隔年で成績が上下しているので来年は殻を破ってもらいたいですね。不調になる年は本人の技術の問題ではなく怪我による影響が大きいみたいなので、怪我さえなければ期待通りの活躍をしてくれるでしょう。まぁ、怪我しないというのは非常に難しいのですが……

井領雅貴
750万円→800万円(50万円アップ

中日は順位が確定してからの成績は査定に入れないようなので残念ながらホームランが査定に入っていません。それでも終盤に与えられたチャンスをものにして昇給を勝ち取りました。結果が出ないわりにチャンスが多い選手だなという印象ですが、プロから見ると期待したくなる打撃をしているのでしょう。秋のキャンプはかなり充実していたようですが、最後の最後に割と大きな怪我。幸先が悪くなってしまったのは心配です。

野本圭
1300万円→1300万円(±0)

下がると思っていたので、現状維持は意外でした。一時代打の切り札となる活躍をしていましたが長続きせず。今年の活躍だけを考えたら野本をやや下げてその分谷の昇給幅をもう少し上げてもよかったのではと思ってしまいます。中日の査定にはファームでの活躍は含まれていないようですが、この査定を見ると信じがたいですね。二軍成績を考えると一軍でももっと打てるはずなので、球団の温情に報いる活躍に期待します。


下がると思っていた友永と野本が現状維持。それなら他の選手はもっと上がるのかと思いきや想像通りの上がり幅。何度も書いていますが1000万円前後の選手の成績と年俸のバランスが悪くなっているように感じます。
友永と野本には悪いのですが、それならいっそ彼らを50万円ずつくらい減らした方がバランスはいいでしょう。
結果を残した選手を評価するのと同じように結果を残せなかった選手への評価もしっかりした方が選手の為にもなると思います。


にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

一度間を挟みましたが契約更改についての記事に戻ります。(金額はすべて推定)

三ツ俣大樹
750万円→750万円(±0)

今年同額だった友永をありとあらゆる数字で上回っていますし、一軍登録日数に関しては倍以上違うのに友永同様現状維持。今年の更改で最も理解ができない査定です。三ツ俣自身は去年よりも成績を上げているので、100万円でも50万円でも上げてよかったのではないでしょうか。緊急時のためにキャッチャーの練習をしたりと直倫がレギュラーになった今年谷に次いでベンチにいてくれることで助かった選手ですし、こういう選手がもう少し報われる査定をしてもらいたいと思います。

溝脇隼人
460万円→550万円(90万円アップ

一軍に登録されるだけで昇給する年俸なので上がるだろうとは思っていましたが、想像以上の昇給幅でした。しつこくなってしまいますが、溝脇がこれくらい上がるのなら三ツ俣も少しくらい上げてほしかったですね。ウィンターリーグでも結果を出していますし、二軍成績を見ると微妙ですが来年ブレイクする可能性はあるでしょう。個人的な「計算はできないが期待はしたい野手」の筆頭です。

亀澤恭平
2000万円→1800万円(200万円ダウン

セカンドのレギュラー奪取を期待されて今シーズンを迎えましたが、長打を増やそうと改造したバッティングフォームが悪かったのかオープン戦から結果を出せず、去年より成績を落とす結果に。いつか別の記事で書きたいと思っていますが、走攻守そしてサブとしても「悪くはないんだけど良いとは言えない」選手なので、その殻を打ち破ってもらいたいですね。1割減はやや甘めにも感じますし、ムードメーカーとしての貢献も評価されているように見えました。通年ベンチにいてもらいたい選手でしょう。

福田永将
1500万円→2250万円(750万円アップ

贔屓目にも上手いとは言えませんがレフトやサードをこなして出場機会を増やし、結果を残しました。去年の爆発が春先だったので完全に対策されてしまった可能性もあるのかなと思っていましたが、今年の活躍で実力があることを証明してくれたので、後は「どうしたら通年試合に出られるか」というところまで来ているかと。右肩痛がやや深刻らしいのと、それに伴っているのかは分かりませんが来年はレフトとしての起用を想定されていない点は気になります。

堂上直倫
1800万円→3300万円(1500万円アップ

ここ数年「打てればレギュラー」と言われ続けてきましたが2割5分以上で規定打席をクリアするとは思ってもいませんでした。直倫には悪いのですが今シーズンいい意味で期待を裏切った選手ナンバー1でしょう。昇給幅は「レギュラーに近いけど来年頑張らなきゃ立場は危ういよ」といういい感じの査定だと思います。来年も規定に乗れば5000万円前後の年俸にはなるかと。

谷哲也 
750万円→1125万円(375万円アップ

内野のサブとして重宝された選手。正直去年で戦力外になるかもしれないと思っていたので、谷を残す判断をした人の眼力には恐れ入ります。出場試合数とベンチ入り日数を考えると「まぁこんなものかな」という昇給幅でした。意外と代打成績もいい選手ですし、ショートもできれば通年ベンチ入りが期待できるのですが、年齢の問題なのか入団時にショートだったのに今はショートをしていないところを考えると守備より打撃を頑張った方がいいのかもしれません。


この6人の更改は三ツ俣を除いて妥当なところだったと感じました。
それだけに三ツ俣の査定は理不尽に感じ、残念です。
全体的に一軍と二軍を行き来する選手の査定がおおざっぱにされているように見えるので、こういうところまで細かく査定することで一軍半の選手のやる気をより一層上げてほしいなと。そうすることによって一軍レベルの選手が出てくる可能性が上がるかもしれません。
精神論はあまり好きではありませんが、こういう考え方もできるということを念頭に置いてもっと細かい査定をしてもらいたいですね。おおざっぱに査定してプラスになることなんてないのですから。 


にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

今回からは内野手の契約更改について書いていきたいと思います。(金額はすべて推定)

荒木雅博
8800万円→7040万円(1760万円ダウン

自打球で一時的に離脱したとはいえほぼ通年一軍に登録され続けましたが、元の年俸を考えると大幅なダウンは避けられませんでした。ダウン幅はこんなものでしょう。荒木には目の前に2000本安打という大きな目標が迫っていますしまだまだ頑張ってほしいのですが、若いセカンドに台頭してもらいたいというジレンマ。足はまだまだ動くようですし、控えに回っても心強い選手なのでもうしばらく頼りたい選手です。

高橋周平
1600万円→1900万円(300万円アップ

開幕から素晴らしい活躍をしていましたが骨折で離脱。悔やまれるシーズンになってしまいました。それでもキャリアハイの成績を残しましたし、工藤と同額ということも踏まえてもう少し上がってもいいような気もします。ベンチに入り続けることへの評価が高すぎる(ベンチから外れることへの評価が厳しすぎる)のかもしれません。来年はまずはレギュラー候補として評価されているであろう3000万円を目指してほしいですね。

阿部寿樹
1000万円→1000万円(±0)

木下のところでも書きましたが、「木下が現状維持なら阿部は微増でよかったのでは?」と思ってしまいます。この2人の年俸に差がつかない査定は少々雑だと言わざるを得ません。強いて言うなら阿部の打撃成績が悪かったことが同額だった原因として考えられます。しかし、木下は打席数が多くありませんし、一軍登録日数を査定で重視するなら打率や安打数以上に打席数を重視した方が理にかなっているのではないでしょうか。

森野将彦
14000万円→8400万円(5600万円ダウン

周平が離脱したサードの穴を埋めることを期待しましたがエラーを連発してその期待に応えられず。2014年以来のホームランを放ちましたが1本だけ。去年は温情をかけられたように感じましたが、今年の限度額いっぱいのダウンは当然でしょう。本人が来年以降レギュラーを再度取りに行く気がどれくらいあるのか分かりませんが、レギュラーとして出る準備は常にしておいてもらいたいですね。

石川駿
750万円→650万円(100万円ダウン

今年は初めて一軍、そしてスタメンを経験。しかし、結果を残せずすぐに二軍に落ちてしまいました。振り返ってみると周平が離脱をして森野が期待外れ、自身も好調だったタイミングで怪我してしまったのが悔やまれます。限度額いっぱい引かれると思いきや100万円のダウンに留まりました。しかし、同じく一軍でほとんど結果を残していない友永が現状維持ならもう少し下げ幅は小さくてもよかったのかなぁと。

遠藤一星
1500万円→1200万円(300万円ダウン

開幕レギュラーをつかみましたが、打撃不振でほどなくしてレギュラーを外され二軍落ち。レギュラー奪取を期待されて迎えたシーズンだったのにセカンドへの挑戦や怪我もあって二軍で過ごすことが多い1年でした。守備だけでなく売りであるはずの打撃でも結果を残せませんでしたしこのくらいのダウンはやむなしかと。秋のキャンプでは外野にも挑戦していますし、来年は一軍で過ごす期間が長くなるといいですね。

石岡諒太
1000万円→750万円(250万円ダウン

ヘルニアの手術で春のキャンプを全休。今年のルーキーでは一軍経験のない唯一の選手となってしまいました。今年は例年よりやや甘めの更改が多かったので石岡がどうなるのか気になっていましたが、例年通り25%ダウン。新人への25%ダウンには賛否ありそうですが、私は20歳以上かつ1000万円を超える選手に限りありだと考えています。期待は大きい選手なので来年減額分以上の活躍をしてくれることを期待しています。


この7人の年俸の上がり下がりには文句ありませんし、その幅も概ね理解できます。しかし、相対的に比較して「どうしてこの選手とあの選手に差ができるのだろう」だとか「あの選手とこの選手に差ができないのはなんでだろう」という細かい違いが出たり出なかったりすることが気になります。
絶対評価だと言われればそれまでなのですが、それにしてももう少し細かい査定をしてもいいのかなぁと。もちろん、すべて推定の金額なので本当は物凄く細かく差がついているのかもしれませんが、完全な部外者の私はややおおざっぱな査定だなと感じます。 


にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

↑このページのトップヘ