やっぱり竜が好き

野球(主に中日ドラゴンズ)についてあれこれ語ります

カテゴリ:他球団 > 横浜DeNAベイスターズ

ナゴヤドームで行われた横浜との24回戦は2-0で中日の勝利。


Aクラスがかかる大事な試合を任せられた大野雄大が7回無失点の好投。
平良との投げ合いを制し、今シーズンの3位以上が確定しました。


今日の大野はここ何試合かの中では最もスピードが出ていたと思います。

しかし、大事な試合故の力みなどは感じられませんでした。
自然に投げた結果スピードが付いてきたのではないでしょうか。

2年前は何でもないような試合でも力み倒して自滅していた大野がプレッシャーのかかる試合でも安定して投げられるようになった。

与田監督になってからの2年間で最も成長した投手は間違いなく大野でしょう。


今日のピッチングで最優秀防御率賞にも大きく近づきました。

ライバルの広島森下が次の登板で1点でも取られたら大野で決まり。
9回完封しても大野があと3.1イニングを無失点で投げ切れれば森下の逆転は不可能になります。

大野には来週水曜日の今シーズン最終戦に合わせて試合中に攣ったという足のケアを中心に充分な調整をしてもらうとして、この試合で森下と対戦ということになるのなら打線の援護にも期待したいですね。


この試合で大野を先発させるかリリーフで出すかは悩ましいところ。

個人的には、森下が10日のヤクルト戦で大野の防御率を抜いた場合は大野に先発させ、森下を抜き返すまで投げてもらう。
(私の計算が間違っていなければ、森下の無失点が9イニングなら3.1回まで、8イニングなら2.1回、7イニングなら1.0回まで)

11日に森下との直接対決するのであれば他の投手を先発させ、森下に抜かれそうになったら大野を5回裏の2アウトから投入。森下から点を取り次第即降板という形にしてもらいたいと思っています。

※森下の登板が10日だとしても、森下の結果が出る前に11日の予告先発を告示する必要があるのを忘れていました。
11日の先発は大野以外の投手にするべきでしょう。



8回の又吉、9回の祖父江は共にランナーを得点圏に背負う苦しいマウンドになりました。

それでもランナーをホームには返さない。
本当にいいピッチングでした。

まだ順位は確定していませんが、3連投しているこの2人と福は明日上がりにしてもよさそうですね。



打線……というか攻撃の指示に関しては0アウト1,2塁で前の打席でヒットを打ってる7番打者の武田にバントさせるのはどうなんだろうだとか、0アウト1塁から木下拓哉にバントさせ代打井領と大島にかける作戦は確率が高いのだろうかと正直感じました。

シーズンの得失点差がマイナス60もあるのに貯金を作ってAクラスを確定させたのは素晴らしいと思います。
ですが、バントを減らしもっと大量の得点を取りに行っていればこのマイナスはもう少し小さかったのではないかとも思ってしまいます。


このオフは補強や選手個々人のパワーアップはもちろん、シーズン通してのサインの出し方であったり選手の使い方を考え直す必要もあるのかなと。



明日はナゴヤドーム最終戦かつ吉見の引退試合。

勝って吉見を送り出す為にも、あわよくば2位に潜り込む為にも最善を尽くしてもらいたいですね。

とはいえ、今までのように中堅・ベテラン選手を使い続けるべきかは微妙で、個人的には石垣、根尾、滝野を使い、福、又吉、祖父江を温存しながら最善を尽くすということでいいと考えています。


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ナゴヤドームで行われた横浜との23回戦は5-4で中日の勝利。


5回まですいすい投げていた勝野が6回ピッチャー中川にツーベースを打たれてから崩れ同点に。

今横浜とリリーフ勝負するのはつらいなとも思ったのですが、又吉、谷元、祖父江、そして福がよく頑張って勝利を手繰り寄せてくれました。


勝野の火消しには今調子のいい又吉、相手の中軸と当たるイニングでは一番信用できる祖父江を出した継投の柔軟性も見事でしたね。


谷元と福の投入は腹をくくってのものでしょう。

正直、期待と不安が入り交じった感情で観戦していたのですが、終わってみれば共に三者凡退。

この時期です、内容はシーズンが終わってから問えばいいでしょう。
とにかく結果が欲しい登板で最高の結果を残してくれたのですから、今シーズン一番のピッチングだったと言っていいと思っています。


9回表の最後のアウトを取った後、福の目には涙が浮かんでいました。

チームにとって大事な試合で1点リードの9回表を任せられるも自身は4試合連続失点中。
相当なプレッシャーがかかっていたことは想像に難くありません。

そのプレッシャーに勝てたことを自信に変えてもらいたいですね。

そして、次の涙は優勝を決めた時にまで取っておいてもらいましょう。



先発の勝野は久しぶりに初回を三者凡退に切って取ったり、与四球が0だったり、力勝負に勝ってのフライアウトが多かったりとかなり調子よく投げられていたのではないでしょうか。

序盤は甘い球を打ち損じてもらうなど運もありました。


ただ、一発がある打者に対し失投が多すぎましたね。
ロペスに同点3ランを打たれた打席では初球のスライダーもかなり甘く入っていましたし、そこは今後に向けての課題なのかなと。


シーズン中盤くらいからローテに入り70を超える投球回を投げ切った勝野。

今年こういう結果を残せた以上、来年は規定投球回が目標になってくるでしょう。

怪我に気をつけつつ、実りの多いオフにしてもらいたいですね。



打線の方は8イニングで12本ヒットを打っているので状態は戻ってきているはず。

3併殺や牽制球に誘い出される走塁ミスもあり5得点に留まりましたが、気にし過ぎず自信を持って打席に立っていいと思います。


試合を決めたのはキャプテン周平のホームラン。

レフトスタンドに突き刺さったあの勝ち越しホームランは阪神のスアレスから打った逆転サヨナラ3ランを思い出させるような一打でしたね。


このサヨナラゲームの記事にも書きましたが、周平にはシーズンのホームランが10本行くか行かないかくらいで満足してもらいたくありません。

今日で再び打率を3割台に戻しましたが、OPSが.800を切る打力はサードとしては微妙。

「守備のいい三塁手」でいられる今のうちに長打力を付けられるか否かは現役生活の長さにもつながってくるはず。

周平には長打を打てる選手になるだけの才能があるので、自分の可能性を信じてもらいたいです。



今日の勝利で貯金を持ってシーズンを終えることが確定。

離脱者の多さや戦力の薄さを考えれば首脳陣は本当によくやってくれていると思います。


しかし、シーズンはまだ終わっていません。

明日大野雄大で勝って3位以上を確定させてもらいましょう。

大野が完封すれば防御率のタイトルもほぼ確定しますし、最高の1日にしてもらいたいですね。


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ナゴヤドームで行われた横浜との22回戦は7-5で中日の勝利。


今日もリリーフは捕まったと言うべきでしょう。
それでもどうにか逃げ切って連敗ストップ。

この時期に勝ち方をどうこう言っても仕方ありませんし、まずは勝てたことを喜びたいですね。


今日の試合の勝因はやはり攻撃陣。

連敗中ずっとバットが湿っていた周平が同点タイムリー含む2安打。

大島が2安打1打点、京田が勝ち越し2点タイムリースリーベース、阿部が1安打1打点。

そして今シーズン主戦捕手にまで成長してくれた木下拓哉がホームラン含む3安打2打点。


苦しいチームを救ってくれたのはこの1年ほぼフルで戦い抜いてくれた選手たちでした。


来年はベテラン選手の奮闘や若手の台頭にも期待したいところですが、今を戦えるのはやはり試合に出続けた選手のようです。
今シーズンも残りは4試合しかありませんが、順位が決まるまでもうひと踏ん張りしてもらいましょう。



先発の福谷はフォークが上手く機能しなかったり、スライダーが若干操り切れなかったりで苦しさもあったはず。

それでもスライダーを徐々に修正しつつストレートの威力で制圧。
9本のヒットを浴びながらも7回途中を3失点にまとめてくれました。


この勝利で8勝2敗。
貯金の数では大野雄大を上回っていますし、実質先発デビューイヤーとしては充分によくやってくれたと言っていいでしょう。

残り1試合投げるのだとしたらそこでも勝っていい終わり方をしてもらいたいですね。


今のチームの問題はやはりリリーフ。

福谷の後を受けた谷元が上手く火消しをし切れず、8回に投げた福も1イニング投げ切れない。

特に福は来シーズンが心配になるくらいのやられ方です。

身体の疲れはもちろん、精神面のすり減りは少し休んだくらいではなかなか戻らないもの。
今打ち込まれている印象が抜けなければ、来年体調が万全でも勝負所で腕が緩んでカウント負け……みたいなことが続いてしまうかもしれません。

ただ、こればっかりは福自身が乗り越えなければならないこと。

とりあえず首脳陣には今シーズン中の福の起用法を再考してもらうとして、福にももっと打者に向かって行く気持ちを思い出してもらいたいなと。

私は精神論はあまり好きではありませんし、今打ち込まれている要因としては身体の疲れだったり、投球パターンの少なさからくる相手チームの慣れもあるのでしょう。

それを承知であえてこの言葉を書かせていただきますが、福には自信を持ってマウンドに上がってもらいたいと思っています。



明日の先発は勝野。

今シーズンの彼は序盤もたついて中盤にかけて修正できれば勝ち負けになるという投手。

ただ、今のリリーフ陣の状態を見ると6回途中で降板みたいなことになれば自身の勝ちところかチームの勝ちも怪しくなってしまいます。

勝野の登板は明日で最後のようですし、7イニング、あわよくば8イニング投げ切るくらいの快投で今シーズンを締めてもらいたいですね。


相手先発は左の坂本ですが、彼は左打者を苦手にしている投手。

今日スタメン起用されたもののいいところを見せられなかった武田に代えて井領や遠藤、あるいは今日昇格して来た根尾(二軍成績や直近の状態を重視するなら岡林の方がよさそうというのは野暮なのでしょう)を使うかどうかが最初の見どころになりそうですね。

個人的には勝つ確率を高めたいなら今日かなり久々、しかも内野安打とはいえ一応ヒットを放った井領を、若い選手に期待ということなら根尾を使ってもらいたいなと考えています。

今シーズンは若手野手を抜擢してみて事態が好転したことがないので、その例にならうのなら井領がベストのように思いますが、果たしてどうなるか。


勝ってAクラス、そして2位をグッと手繰り寄せてもらいたいですね。


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ナゴヤドームで行われた横浜との21回戦は1-0で中日の勝利。


相手先発平良に素晴らしい投球をされてしまいました。

初回こそ少しバタバタしたものの、2回以降きっちりと修正。

どの球種も低めに集め、コースも間違えない。

低めでも伸びてくるストレート、同じ球筋から少し変化するカットボール、そして大きく曲がるスライダーの見極めは困難だったでしょうし(恐らく同一球種の中でも投げ分けがあったはずです)、加えて逆方向への変化球シンカーも混ざってくるのです。攻略は困難でした。

初回のビシエドの犠牲フライの時にセカンドランナー京田がタッチアップできなかったことなど反省点が無いとは言いませんが、今日の得点が1点にとどまった件に関しては打線を攻めるのではなく相手が良すぎてどうしようもなかったと平良を称えるべきでしょう。



そんな平良を大野雄大が上回ってくれました。

勝つにはこれしかないというスミ1完封勝利で10勝目。

今日も素晴らしい投球をしてくれましたね。


大野にしては珍しくボール球が先行したり、追い込んでから粘られたり、イニングの先頭を3度出すなど今日も特別調子がいいようには見えませんでした。

それでも与四球は0で、10個三振を取り、併殺2つでピンチの芽を摘む。
本人も言っていたようにボールの威力は抜群で、浅いカウントから球威勝ちで打ち取る場面も散見されました。
終盤、少し疲れが見え始めてボールが浮き出しても球威は衰えず投げ切れるタフさも相変わらず。

調子がよくなくてもこういうピッチングができるからこそ130球かからない完投を何度もできるのでしょう。
本当に頼もしい投手です。

また、リードだけでなく盗塁阻止やフレーミングで大野を助けた木下拓哉の支えも見事でした。


とはいえ、シーズンで10完投もして疲れが溜まっていないはずがありません。

残り2つか3つの登板を気合とリリーフの投入で乗り切ってもらうか、負担の大きさを考慮して登板間隔を空けるのか。

本人と裏方さんには万全のケアをしてもらいつつ、首脳陣も大野にとってのベストを選択してもらいたいですね。



明日の先発はヤリエル。
神宮では悔しい思いをしたはずですし、そのリベンジに期待しましょう。


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ナゴヤドームで行われた横浜との20回戦は4-2で中日の勝利。


試合前、今日からは投げられるだろうと思っていたライデルの登録抹消が公示されました。
正直、かなりショックです。

それでもみんなで粘ってつないでひっくり返して勝利までたどり着くことができた。
そのことを自信に変えてもらいたいですね。



先発の勝野はこの試合を象徴するような粘りのピッチング。

今日はボールの走りも精度もイマイチ。
調子はよくなかったのでしょう。

それでも腕をしっかりと振り続けたところはよかったですね。

打者との力勝負で勝てたからこその7回途中2失点だったんだと思います。

木下拓哉も大きなジェスチャーで勝野を鼓舞するなどナイスリードでした。


勝野の後を受けた谷元はピンチを広げつつも火消しに成功。結果的に今シーズン初勝利を手にし、8回は祖父江が0を入れ、9回は福が締めてプロ初セーブ。

昨日の8回福、9回祖父江から形が変わり今後どういう継投パターンになるのかは見えてきませんでしたが、なんにせよ接戦リードをライデル抜きで乗り越えられたのは大きいですね。

こうなってしまった以上、この3人を中心に又吉や藤嶋ら、そして先発ピッチャーも一丸になって残り15試合を乗り越えてもらいましょう。



打線の方は先制された直後に阿部のホームランで追い付けたのはよかったものの、それ以降はあと1本が出ないもどかしい攻撃が続きました。

木下に最低限の打撃をしてもらいたかったな。
阿部はチャンスでは打ち損じちゃったな。
6回のチャンスで遠藤、木下拓哉の連続ファールフライは残念だったな。

そんなもどかしさをすべて吹き飛ばす一打をビシエドがライトスタンドに叩き込んでくれましたね。


今シーズンのビシエドは苦しんでいます。

打率は.270、OPSは.800を切り、ホームランも多くは無い。

今月に入ってから多少よくなりましたが、お世辞にも好調と言える成績を残せている訳ではありません。

それでも犠牲フライや内野ゴロ間の打点の多さや一塁ランナーを一気にホームに返すようなバッティングで打点は稼ぎ、今日の3ランでついに打点リーグ単独トップに。


今から打率を3割に乗せるとかOPSを.800まで上げるというのは現実的には難しいでしょう。

それでもなるべくいい数字に持って行けるように、そして打点王を取れるように奮起してもらいたいですね。



明日の先発は大野雄大。

先週完封したとはいえここのところ少し疲れも見えるので心配もありますが2桁勝利を決めてもらいましょう。

打線には大野を援護しつつリリーフのやりくりが楽になるくらいの得点を期待します。

相手先発は先週の復帰初戦こそピリッとしなかったものの中日が苦手にしている平良。
そう簡単にはいかない相手であることは間違いありません。

それでもやってやれないことは無いはず。

Aクラス入りをぐっと近づける為にも、ドラフトを2位で迎える為にも勝ちをもぎ取ってもらいたいですね。


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