やっぱり竜が好き

野球(主に中日ドラゴンズ)についてあれこれ語ります

カテゴリ:中日ドラゴンズ2017 > 雑感

本日で2017年も終わりです。

今年の中日ドラゴンズを振り返ってみると、開幕5連敗から始まりやや調子を上げることはあっても結局借金を0にすることすらできない苦しいシーズンになりました。

反面、新人王を獲得した京田という新戦力が出てきたところは大きな収穫と言っていいでしょう。
三ツ間、鈴木翔太、柳、笠原といった新戦力も大なり小なりいいところを見せたり、小笠原が5勝を挙げたり、福田が18本のホームランを放ったりと来季につながりそうなよかったところもありましたね。
先発、中継ぎとフル回転した又吉や守護神に定着した田島もよく頑張ってくれました。

今期最も苦しめられたのは怪我人の多さでしょう。
肩痛のあった福田と遊離軟骨を除去した小笠原は開幕に間に合わず(高卒2年目のピッチャーを開幕から計算するのもなんですが)、柳も投げられない時期の方が長かったかもしれません。
怪我の多さという最大の弱点を克服してくれたと思いきやよく分からない怪我の仕方をしてしまった鈴木や走塁中のアクシデントで離脱してしまった亀澤は残念でしたし、吉見に関してはあえてこの言葉を使いますが相変わらず怪我が多いシーズンでした。

一軍での活躍を計算していたであろう岡田、桂、ビシエド、直倫、平田、そして大島も長期離脱。
結局ビシエド、ゲレーロ、福田、平田がそろってスタメンに名を連ねたのは3試合のみ。この3試合も福田の調子が上がってくる前だったので最高のスタメンを組めた試合は1試合も無かったと言ってもいいのかもしれません。
もちろん、怪我をしないことも実力のうちですし、それを含めて中日は弱かったと言わざるを得ませんが。


収穫はありつつも脆さを見せてしまった今シーズンの中日ですが、来季はもっと厳しい戦いが強いられるかもしれません。
FAで大野奨太の獲得に成功し課題だったキャッチャーの補強はできましたが、今シーズン最高の収穫だったと言ってもいいホームラン王ゲレーロは巨人に、怪我がありつつも昨年よりも成績を上げたジョーダンはヤクルトに移籍。規定投球回を投げたバルデスも退団することになりました。
ゲレーロ、バルデスに関しては球団の判断が間違っていたとは思いません。しかし、ジョーダンの放出に関してはしつこいようですが本当に大丈夫なのかという不安がつきまとってしまいます。

年俸で成績が変わるとは言い切れませんが、現在中日が獲得を発表している新外国人ガルシア、アルモンテ、モヤはそろって5000万円プラス出来高。3人の合計が今期のゲレーロの推定年俸と同額というのはちょっと出し渋りすぎなのかなと。
あと2人は獲るであろう他の外国人投手はお金をかけてでもより良い選手を獲って欲しいものです。


大晦日に暗い話になってしまいましたが、最後にこの場を借りて1年間このブログを読んでくれたみなさん、コメントをくださったみなさんに改めてお礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

ブログの反省点としてはまず開幕前に戦力分析をセ・リーグ全球団書ききれなかったことと、ここ2ヶ月の更新頻度が挙げられます。
内容にしてもダラダラ長くなってしまうことも多く、この1年で成長の実感があまりなかったところが残念でした。
ただ、数試合書けなかったとはいえ多くの試合の感想記事を書ききれたことはよかったなと。

来年は私自身の環境が変わることもあり今年と同じ頻度で記事が書けるか分かりませんが、中日ドラゴンズと同じく私も今年の収穫と反省を活かして少しでも成長していきたいと思います。

こんなブログですが、来年もよろしくお願いいたします。


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一昨日くらいから中日がソフトバンクを退団した松坂大輔投手の獲得を目指すという情報が大量に流れています。
大本営中日スポーツでも報じられた情報ですし、調査していることには間違いないのでしょう。

北谷で行われる春季キャンプにテスト生として呼んで合否を決めるという報道もありますが、年俸1500万円など具体的な金額の話も出ているところを見るにテストをするとしても獲得を前提としたものになるようにも感じます。


この報を受けてまず感じたのはこの球団はいったいどこに向かっているのかという不安でした。

今の中日は5年連続Bクラス、球団史上最悪の低迷期を迎えています。
セ・リーグで最も長く日本シリーズから遠ざかっている上に12球団で最も長くAクラスから遠ざかっているチームな訳ですから、12球団で最も深刻な低迷期を迎えているチームと言い換えてもいいかもしれません。
本来なら一刻も早いAクラス入りを目指した補強方針を打ち出すべきチーム状況のはずです。

しかし、ドラフトでは高校生を中心とした指名。「つなぎの監督」を自認している森繁の発言なども踏まえて来年ではなくもっと先を見据えたチーム作りをする方針を打ち出しているように見えました。
プロ野球で戦う以上毎年優勝を目指すべきだとも感じますが、今の中日を客観的に見ればちょっと即戦力が入ったくらいでは優勝はおろかAクラス入りもよっぽど戦力がかみ合わなければ難しく、この方針に個人的には納得しています。

それだけにこの方針と真っ向から矛盾する松坂の獲得には得心いきません。


理想論だけを言えば来年は大野雄大、鈴木翔太、小笠原、柳、笠原、阿知羅、小熊、若松、吉見、山井、佐藤、丸山あるいは三ツ間や又吉、そして藤嶋、石川翔、清水、山本拓実あたりで一軍、二軍のローテを回していきたいところですが、現実にはそう上手くはいかないでしょう。
怪我人も出るでしょうし、調子の上がらないピッチャーや身体を作る段階のピッチャーに試合で投げない調整を命じる必要もあるはずです。

まだ若い藤嶋と高卒ルーキーたちを身体作りが必要な段階なのに試合成立の為に過度に投げさせたり無理矢理一軍に上げるような環境では育成なんて立ちゆきません。

元々計算できる日本人投手がいないのに年々指標が悪くなってきていた高齢のバルデスはともかくジョーダンまで切って空いた220イニング以上の穴を埋めるにあたって、未知数の新外国人だけでなく他球団を退団した投手に力を借りるというのであれば育成を考えての補強なのだなと感じることはできます。
まぁ、そんなことを心配するくらいなら推定7300万円プラス出来高を払ってジョーダンもといアルメンゴを残しておくのべきなのですが。
ジョーダンの今年の働きを考えれば7300万円は妥当な金額ですし、今年の年俸から約4000万円プラスして余裕をもった育成が可能になるのであれば安い投資だと思います。


話が反れてしまいましたが、若手の育成のために一軍である程度投げられるピッチャーを獲るのであればチーム方針との矛盾は解消されるとして、そのピースとしてなぜ松坂を選択したのかが私には分かりません。

松坂は平成の怪物の異名が示すように実績だけ見れば今NPBにいる先発ピッチャーでナンバーワンと言って問題ないでしょう。
しかし、それは西武、そしてレッドソックスで投げていた時の話。ソフトバンクに入ってから3年間で一軍での登板はたったの1回。そこでも失点してしまいましたし、今シーズンに関して言えばオープン戦をピークに二軍での登板も無し。
厳しい言い方になってしまいますが、素人目にはとても戦力になるピッチャーだとは思えません。

元横浜の久保や元ソフトバンクの大隣など松坂より投げられる可能性が高そうなピッチャーが市場にいる訳ですから、個人的にはどうせなら彼らに声をかけるべきだと考えています。
もっと言えば曲がりなりにも今年一軍で勝ち星を挙げた八木の方が戦力になる可能性は高いかもしれません。


実績以外で松坂が久保や大隣に勝っているところで考えが及ぶのは知名度や人気くらい。
縁もゆかりも無い名古屋に松坂のグッズを買ったり松坂を見る為に球場に足を運ぶファンがどれくらいいるのかは分かりませんが、高校時代からのスターですし久保、大隣には失礼ながらこの2人よりは多くの人の目に留まると思います。
今回の獲得報道を見てもメディアからの注目度も今なお抜群な選手だと言えるでしょう。

ただ、それで稼げるかもしれないお金は来シーズンの成績や若手の育成プランをぐらつかせる可能性を高めてまで欲しいほどのものなのかは甚だ疑問です。

先ほどはジョーダンとバルデスが抜けた一軍の穴の話をしましたが、二軍にも彼らに加え野村、武藤、金子、八木、岸本、アラウホ、ロンドンが投げた230イニング以上の穴ができており、それをどうにか埋める必要があります。

一軍と合わせて約460イニングの穴は鈴木博志、石川翔、清水、山本拓実、大藏、石田の6人だけ埋めるのは到底不可能。
シーズン途中から加入した谷元、夏過ぎくらいから登板数を増やし始めたマルティネス、独立リーグにに派遣していた浜田智博あたりは投球回は増やせるかもしれません。
今シーズンの投球回が少ない若手の藤嶋、吉田が順調に成長し、登板数そのものが0だった濱田達郎、山本雅士、西浜が怪我から復帰してもプラス。

しかし、左肩関節唇を故障して育成契約になった福、血行障害からの復帰に向けて慎重に起用したい岡田、ベテランの岩瀬、吉見、山井、浅尾あたりの投球回は計算が立ちにくく、その上大野奨太の人的補償としてピッチャーが移籍する可能性も、誰かが怪我をする可能性も充分にあり得ます。

この状況にもかかわらずジョーダンを切って適切な補強がなされないのであれば若手の育成プランも滅茶苦茶にしか見えず、この球団が何をしたいのかが分かりません。


育成の為にも必要不可欠だった補強ですが、待ちに待って今日ようやく報道されました。
キューバから亡命した28歳のサウスポー、オネルキ・ガルシア投手との契約の見込みなんだそうです。
詳しくは後日書く予定ですが、過去の実績や今シーズンのドミニカウィンターリーグでの成績、そして投球動画を見るかぎり先発ローテとして一軍でバリバリ投げられるような印象は持てず、横浜のエスコバーのようにリリーフでハマってくれたらいいなというのが正直な意見です。

あくまでも私の目から見た主観にしかすぎませんが、この補強だけではジョーダン、バルデスの穴が埋まったとは思えません。
支配下登録の枠も空いているので理想を言えばガルシアに加えてあと2~3人先発型の外国人ピッチャーを獲ってもらいたいところ。
しかし、ウィンターミーティングが終わってしばらく経つのにガルシア以外のピッチャー獲得の報道が無いところを見ると獲得交渉がうまくいっていない可能性もそれなりにありそうですね。
それでもなるべくいいピッチャーを獲らなければ投手陣の育成プランが崩壊してしまう恐れもあると言わざるを得ません。


松坂獲得に動くことになったのは西武でコーチをしていた森繁と兄貴分だったデニーとの縁があったからという報道もあります。
森繁ならともかく国際渉外担当のデニーになぜ国内選手の獲得を進言する権限があるのかは分かりませんが、もし松坂との縁を理由にこの2人が主導で獲得を目指しているのであれば球団の私物化が過ぎるのではないでしょうか。

森繁やデニーが情ではなくプロとして松坂が復活できると見立てて獲得を目指すのであれば文句はありません。
結果に対する責任は取ってもらいたいところですが、中日ファンとして松坂を応援したいと思います。

しかし、それは現在62人しかいない支配下選手を今シーズンの460イニングを埋められるようなピッチャーを中心に67人くらいまで増やす適切な補強をし、残り3つの枠を賭けて育成契約のピッチャーと春季キャンプで勝負し勝って久保や大隣などよりも戦力になると証明できたとき。

松坂を獲るために外国人ピッチャーの獲得や支配下登録予定だった選手の昇格を見送ったり、短期的な利の為だけに松坂よりも投げられる可能性が高い他のフリーのピッチャーを見送るようではこのチームに未来はありません。


白井オーナーは松坂獲得には否定的なようですし、結局春季キャンプでのテストすら流れるかもしれませんね。
私は松坂に時間や場所を提供するくらいのデメリットなら、若手が松坂と1か月野球をして得られる経験がメリットとして勝るかもしれないとも感じるのでテストには反対ではありません。
もちろん松坂が春季キャンプに向けてしっかり調整してくることを前提にしてはいますが……

とにもかくにも、高校生を中心としたドラフトをしてバルデスだけでなくジョーダンまで切った訳ですから、若い選手をじっくりと育てられる土壌を形成する為にも外国人先発を最低でももう2人しっかりと獲得し、その上で松坂が必要かどうかを議論してもらいたいですね。


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今回は残り12試合になった今シーズンをどう戦ってもらいたいか、どう選手を起用してもらいたいか、個人的に思うところを書いていこうかなと思います。


☆先発

よっぽど雨が続かない限りもう6連戦は無いでしょうし、ローテーションは5人で回せるでしょう。
この5枠のうち3枠は大野、小笠原、笠原で固定。
この3人のうち2人にはできれば3試合を投げてもらいたいですね。
ローテーションの関係で大野と小笠原はこのまま中6日で投げ続ければ3試合投げることになるはずです。

大野は間隔を詰めて投げれば10勝できる可能性もあるかもしれませんが、よっぽどのことが無い限り無理する必要はないでしょう。


固定組が8試合投げるとして、残りの2枠4試合は流動的にしてもらいたいところ。
6連戦が無くなった頃から固定組以外では山井、伊藤、三ツ間が先発していますが、ここに阿知羅を加えた4人を1回ずつ先発させるのか、山井にはもう今シーズンは休んでもらって3人で4試合を戦うのか、伊藤か三ツ間に中継ぎに回ってもらうのか……
この辺りは首脳陣の見立てに任せたいところですが、何を置いても阿知羅の先発登板だけは今シーズン中に見せてもらいたいですね。

以前雨で先発登板が流れてしまいましたし、もしかしたら今日の雨で5連戦が4連戦になったことも阿知羅のチャンスを飛ばしてしまった可能性もあるかもしれませんね。

どうにもいわゆる「持ってない」選手のような感じがしますが、中日ドラゴンズには二軍でいくつかタイトルを取りそうなピッチャーにチャンスを与えるという当たり前ながら健全な組織であってもらいたいと思っています。


☆リリーフ

連投は3日連続まで、回跨ぎはロングリリーフ枠を除き2イニングまで、回跨ぎ後は1イニングにつき1日休みを与えるという運用をしてもらいですね。

一応タイトルがかかった田島に限り、場合によっては例外的な起用もありでしょう。
それでも5日連続の登板や回跨ぎを連続させるような無茶はしてもらいたくありません。

金子が昇格し二軍のリリーフで気になるのは浅尾と岸本。
浅尾は経験値がどうこうといったピッチャーではないので体調や首脳陣の見立てで昇格させるかさせないかを判断すればいいと思いますが、岸本はチャンスがあれば一軍での登板を経験してもらいたいなと。

福が左肩痛を再発してしまったらしいので、同じく怪我明けの岸本に嫌でも力が入る一軍での登板させることに潜むリスクは否定できません。
岸本のような立場の選手には消化試合での一軍経験はとても貴重な経験になるでしょうが、無理だけは禁物。
そのあたりのセーブは首脳陣にきっちりとしてもらいたいですね。


☆キャッチャー

小笠原、笠原、あるいは阿知羅、三ツ間といった若いピッチャーが先発するときは武山を、それ以外のピッチャーが先発するときには若いキャッチャーをスタメン起用してもらいたいと思っています。

若いキャッチャー、といっても選択肢は木下、杉山、加藤の三択。

個人的には少ない打席数ながら二軍で圧倒的な打撃成績を残し、今一軍に登録されている木下を優先的に起用してもらいたいのですが、現実的にはこの3人の誰でもない雅人の起用になるのかもしれません。


☆内野手

ファーストは福田、サードは周平、ショートは京田で固定。
セカンドは亀澤の起用を基本線にしてもらいたいなと。

というのも、神宮では阿部が使われて、打撃では結果を残したものの守備は荒かったという印象で、年齢もさほど離れていない亀澤と比較して、来年どちらがスタメンを勝ち取る可能性が高いのかと言われれば亀澤だろうなと感じるからです。

溝脇や直倫が元気だったり三ツ俣が一軍に昇格してきたときにチャンスをつかめれば話は違ったのかもしれませんが、無いものねだりをしても仕方がありませんね。

森繁は石垣をどこかのタイミングで一軍に呼びたいと考えているようですが、二軍の日程が完全に終了してからのお試しで数試合代打での起用ならありなのかなと。


☆外野手

レフトはゲレーロで固定。
センターは遠藤を基本線に近藤と併用、ライトは対戦相手によって藤井と佑介を使い分けてもらいたいと思っています。

大島が離脱してからセンターはいろいろな選手が起用され、その中で攻守にわたって印象に残るプレーをしてきたのは遠藤。
中日基準で若い近藤を我慢強く起用するのも面白そうですが、私は結果を残してきた遠藤を使ってもらいたいなと。

同じような理由で通年頑張ってきた藤井や昇格後結果を残し続けている佑介をライトで起用してもらいたいなとは思うものの、チームの若返りを最優先に考えるのであればセンター遠藤、ライト近藤という布陣でこの先戦うべきでしょう。



残った数試合で得られる経験なんてたかが知れています。
順位が確定した広島とヤクルトも消化試合としての戦いをしてくるでしょうし、本気で戦って来るのは明日の阪神と9月中に残りの3試合が組まれている巨人だけかもしれません。

それでもゼロよりはマシです。

原点回帰し、ゼロからのスタートを切った今年の中日が最後にどんな試合を見せてくれるのかを楽しみにしたいと思っています。

当然ながらこれらの希望は怪我人が出ないことを前提に書いています。
まずは怪我人を出さないこと、その中で首脳陣には来年に向けた整備を、選手には来年に向けたアピールを最大限にしてもらいたいですね。


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今日、ビシエドの登録が抹消されました。

昨日受けたデッドボールで右腕尺骨を骨折したようで、今シーズンの復帰は絶望的という報道もあります。
プレー中のアクシデントなので誰が悪いということは無いのですが、かすかに残った希望を賭けた大勝負の前だったこともあり、チームにとってとても痛い離脱になってしまいました。


ただ、それでも試合はやってきます。チームはビシエドの代わりにどの選手を使うのかを考えていかなければなりません。

考えられる選択肢は
  1. 二軍から森野、石川、石岡などファーストの候補を上げる
  2. 谷や直倫をファーストで使う
  3. 福田をファーストに回し二軍から周平、石川、阿部などサードの候補を上げる
  4. 福田をファーストに回しサードは谷や直倫を使う
  5. ゲレーロをサードに回しレフトは佑介や遠藤を使う
このくらいでしょうか。
5は今シーズンのゲレーロを見るかぎりやることはないでしょう。
2や4を選択した際のビシエドの枠は金曜日あたりに先発させるピッチャーの枠。
1や3を選択するなら金曜日に先発を昇格させなければならない為、明日昇格する選手は控えではなくスタメン起用を前提とした昇格にするべきです。そうでないなら上げられた選手はたったの3試合一軍に昇格し即降格候補になってしまいます。

果たしてどうなるのかなと思っていたところ、周平が一軍に合流したとのこと。
ということはしばらくファースト福田、サード周平で戦うことになるということでしょう。


周平は通年での二軍成績や3か月前に一軍に昇格してきたときの成績を見ると一軍で打てるのか不安が残るような成績ですが、今月に入ってから藤浪からホームランを打つなど好調。他の候補と比較しても結果を残していますし上がってくることに違和感はありません。
ただ、この昇格が本当に周平の為になるのかはちょっと不安です。

周平は今まで二軍では3割打つのが当たり前のような選手だったにもかかわらず、今シーズンの打率は2割5分にも届かず、ホームランも270打席以上立ってまだ5本。怪我が無いのであれば打撃の調子を崩していた、あるいは新しいことを取り組みそれがしっくり来ていなかったことが予想されます。
そう考えると、今月の成績は「調子を上げてきた」というより「調子が戻ってきた」と表現するべきなのかもしれませんね。

「それなら何に文句があるんだ」と思われる方もいるでしょう。
誤解を与えないように先に書いておくと、私としてもこのタイミングで二軍から野手を昇格させるなら周平しかいないだろうと考えていますし、チームにとって最善の選択の1つであることは間違いないと思っています。
ただ、「ようやく形になってきた(のかもしれない)周平の打撃が急に一軍に上がることで崩れてしまわないか」ということに一抹の不安を覚えるのです。

つまり、今二軍で取り組んでいることが最近になってようやく結果として現れだしたのであれば、その取り組みをしっかりと固めてから昇格してもらいたいということです。

正直に言ってしまえば今の中日は来シーズンに向けた整備も視野に入れた選手起用をしていくべき成績。
それは周平についても同様で、既に一軍で900打席立っている選手に今さら一軍の経験を積ませることにあまり効果があるとは思えないので、昇格させるのであれば二軍からの推薦があってからでも問題ない、もっと言えば今シーズンは最後まで二軍に付け込んでもいいのではないのかなと。


とはいうものの、周平の立場を考えればそんな余裕をかましている状況ではないのも確か。
サード福田が固定されつつある今、ビシエドの離脱という「チャンス」を活かせないのであれば来シーズン以降もレギュラー奪取に手こずることは容易に想像できてしまいます。

ここまで書いてきてなんですが、周平の昇格については不安はあるものの二軍からストップがかかっていないのであれば賛成したいなと。


ただ、金曜日の先発として小笠原を昇格させるのは反対です。

小笠原は一軍でかなり我慢されてそれでも打ち込まれて二軍に落ちたピッチャー。
たった一度二軍で好投したからといってすぐに一軍で通用するとは思えません。

そもそも、ちょっと二軍で調整して即一軍で通用するようになるのであれば「一軍のコーチは何をしているんだ」という話になります。

小笠原は一昨日二軍戦に先発して7回2失点という結果を出しました。そのこと自体はプラスにとらえたいことです。しかし、一軍で課題だった変化球でストライクを取ることができていなかったのであればまだ二軍でやるべきことがあるということになります。

年齢的にも焦らせる必要がまったくないので、小笠原を上げるくらいなら二軍でずっと結果を残し続けている阿知羅を昇格させてもらいたいなと。


周平とは違って小笠原は確定した情報ではないので私が勝手に不安視しているだけですが、この2人にかかわらず首脳陣にはこれからは来年以降を見据えて「一軍に抜擢してみる選手」「二軍で課題を解決させる選手」をしっかりと見極めて起用してもらいたいですね。


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前回の記事の続きで、ここからは現一軍投手コーチ陣について。


実は野手WARはリーグ上位だけど投手WARはリーグ下位という傾向は武器である守備の数字が悪かった2015年を除きずっと続いていて、投手WARに限っては2015年から3年続けて(今年は暫定ではありますが)最下位。

ホーム球場がナゴヤドームである以上、ピッチャーを中心とした守り勝つ野球がもっとも手っ取り早い勝率を上げる方法というのは揺るがないでしょう。
しかし、肝心の投手力が相対的にまったくと言っていいほど向上していません。


たまにツイッターで「守り勝つ野球を標榜しながら守れる選手を使わないのは方針がぶれている」というような選手起用への批判を目にしますが、「FIPが4点前後くらいのチームで勝つ為には守れるけど打てない選手より多少守備が悪くなろうとも少しでも打てる選手を起用する方がいい」ということも言えると思います。
もっと言うと、「守り勝つ野球をしようとしてもその根幹になる投手力が足りないから多少は打てる選手を起用せざるを得ない」のではないでしょうか?

今の中日で具体的な例を出すと、「直倫をショートで固定すれば失点は減るだろうが、結局ピッチャーは3点くらい取られるだろうから守り勝つ野球はできず、京田の得点力が減る分結局勝率は下がるだろう」と言ったところでしょうか。

森繁以上に守り勝つ野球へのこだわりを口にしていた谷繁元監督がエルナンデスをショートで使い続けたのは他のショート候補の打撃力が最低限以下だったのがもっとも大きな理由だと私は考えていますが、投手力の不安も理由のひとつだったのかなぁと今になって思います。


もちろん、守備重視の選手起用が本当にやりにくいのであれば、そうなった原因は森繁をはじめとした首脳陣だけではなく、ドラフト、編成、フロント、指導施設、そして選手自身などすべてが悪いからと言うべきです。
ですが、野手のコーチが頻繁に入れ替わるのに対して、これだけ連続で結果が出ていない一軍投手陣のコーチが近藤とデニーで固定されている状態が健全だとは思えません。

倉敷での試合での継投に腹を立てていたことからも分かるように、森繁は投手起用を近藤とデニーに任せているようです。

情報源が思い出せないので話半分に聞いてもらいたいのですが、以前森繁は「コーチの育成も必要」というようなことを言っていた覚えがあるので、投手出身の監督にもかかわらず投手起用に口を出さないのはその思いの表れなのかなと感じました。

その方針自体は支持したいものですし、近藤とデニーも上からガミガミいわれるよりはやりやすく、また成長できる環境だとも言えるでしょう。

問題はこの成長ができる環境においてこの2人が本当に成長してくれるかどうか、そして、そもそもこの2人に指導者としての才があるのかどうか、というところ。


プロスポーツチームの指導者にはかなり多岐に渡る能力が求められます。

そのスポーツや人間の身体に関する知識や経験を持ってることは当然として、それを各選手に合った形で伝える能力、選手の心身の状態を見極める能力、選手の起用法など試合に勝つ確率を上げる指示を出す能力、監督の考えを汲み取る能力、監督の考えを選手に上手く伝える能力……挙げて行けばキリがありません。

そのすべての能力が高いコーチというのが理想のコーチなのでしょうが、そんな完璧超人なんている訳が無く、複数人のコーチがお互いが得意分野を活かして支え合うのが現実的に考えられる理想的な形なのでしょう。

近藤とデニーの得意分野を考えてみると、ちょっと外からは見えにくいのではっきりとしたことは書けませんが、どうにも自己主張の激しさから周りと揉めたりすることは無く、選手から慕われている様子は伝わってきます。
デニーはブルペンでのムードメーカーの役割も担ってくれているようですね。
選手の力があるチームならば力を存分に発揮してくれるコーチのような感じがします。

しかし、残念ながら今の中日投手陣には力は無く、このチーム状態を考えればコーチに求められるもっとも重要な能力は選手の実力の底上げができる能力でしょう。
その点について、一軍の投手コーチが森繁、近藤、デニーの体制になってからの投手成績を見るかぎりは不安を禁じ得ませんし、3年以上もこの体制が続いてこれでは今後の成長への期待も薄くなってしまいます。
育成に関しては二軍やそもそもドラフトで獲ってくる素材が悪いのかもしれませんが、キャンプでは一軍の首脳陣も指導に加わっている訳ですし、長年結果が出ていない部門の責任は問わなければなりません。

去年、ファンの目に見えてしまうレベルの内紛でガタガタになってしまったチームです。
森繁がやりやすい形で戦うのは正しい選択だと言えるでしょう。
しかし、結果を出せていない、将来的に結果が出せる余地も感じさせないコーチをやりやすさを重視しすぎるあまり重用するのであれば、それはチームの為になりません。
つなぎの監督を自称する森繁政権であればなおさらです。


まだ今の体制が来年以降も続くことが決まったわけではありませんが、よかった部分は継続、悪かった部分は刷新という当たり前の人事をオフにはするべき。

私は以前大胆な首脳陣批判は自分の知識ではすることができないというような記事を書いたことがありますが、すべての結果が出てから数字を見て各部門の良し悪しを書くことはできます。
そして、今のところ一軍投手陣が出している数字は前編で書いたように悪いと言わざるを得ません。


ただ、これまで近藤とデニーについて散々酷いことを書いてきたとはいえ、今年は鈴木、小笠原、柳を筆頭に笠原や二軍に控えている阿知羅や三ツ間、丸山、若松、怪我をしているという福、最近二軍でも投げていない佐藤など楽しみな若手は例年に比べれば多いシーズンにはなっています。

彼らの台頭は彼ら自身の努力やスカウト、二軍首脳陣だけではなく、当然一軍首脳陣の功績でもあると考えるべきでしょう。

しかし、若手投手陣はまだ芽が出てきた段階で数字に出る結果を出したは言い切れません。
彼らが明日から始まる後半戦で来季に希望が持てるような成績を残してくれるのであれば、「来シーズンも今の首脳陣に任せたい」と思えるかもしれませんし、逆に前半戦と同じような結果であれば「来シーズンも同じ布陣で戦って勝てるのだろうか」と不安になってしまいます。

とりあえず明日の先発の小笠原がこのまま一軍に定着してくれるのか。
マイコラスとの投げ合いに勝って、未来への希望の兆しを見せて欲しいですね。


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