やっぱり竜が好き

野球(主に中日ドラゴンズ)についてあれこれ語ります

カテゴリ:中日ドラゴンズ2017 > シーズンの振り返り

前回に引き続いて今回はリリーフ陣について。

今年のリリーフ陣の成績は


救援登板数 救援投球回 救援勝利数 救援敗戦数 ホールド セーブ
田島慎二 63 62.2 2 5 6 34
岩瀬仁紀 50 35.2 3 6 26 2
又吉克樹 41 48.1 5 3 21 0
祖父江大輔 35 42.0 2 2 9 1
伊藤準規 35 46.0 0 2 9 0
三ツ間卓也 34 32.2 2 1 11 0
福谷浩司 25 26.2 1 1 2 0
小川龍也 18 12.1 0 0 3 0
谷元圭介 18 18.0 0 1 6 0
佐藤優 13 13.1 2 0 2 0
岡田俊哉 9 7.0 0 2 2 0
丸山泰資 8 12.0 0 0 0 0
ジョーダン          7 10.2 0 1 0 0
アラウホ 6 8.1 1 0 0 0
福敬登 5 5.2 0 0 0 0
浅尾拓也 4 3.0 0 0 1 0
ロンドン 4 4.2 0 0 0 0


本当はリリーフ登板をしたピッチャー全員の成績を載せるべきなのでしょうが、私の独断で笠原、柳、小笠原、鈴木、阿知羅、大野、小熊を除いた表にしてみました。


今年のリリーフ陣はまずアラウホとロンドンが期待外れに終わってしまったところからケチが付き始め、WBCの影響なのか岡田も調子が上がり切らず血胸障害の手術、去年プチブレイクした福と佐藤も肩を故障するなど怪我人にも悩まされてしまいましたね。

昨年40試合以上の登板を果たした小川はピッチングが安定せず登板数が半分以下になり、祖父江も二軍で過ごす期間が多くなるなど期待を裏切る結果に。
ただ、小川は不可解なタイミングで登録を抹消されたり、二軍で結果を残し続けた祖父江が3ヶ月弱一軍再昇格できなかった起用法にも問題はあったのかもしれません。

小川は結果ではなく内容を見て、祖父江はマイナーチェンジしたフォームを固める為の措置だったのかもしれませんし、降格後の小川の不調や昇格後の祖父江の安定感を見ているとあながち間違った判断と言いにくいのも事実なのでしょう。
ですが、何の事情も知らない私はちょっとモヤモヤしてしまいました。


ある程度計算していた選手が躓いて苦しくなったブルペン事情を支えたのは先発から転向してきた伊藤、育成から這い上がってきた三ツ間、そして超ベテランの岩瀬。

伊藤は二軍ではほとんど先発登板で、なおかつさほど結果を残していた訳ではなかったのに一軍に昇格してきてどうなることかと思っていたら中日特有と言っていい中継ぎからのお試し登板で結果を残し一軍に定着した形に。

ランナーを背負ってからの投球に課題を持っている伊藤にリリーフは難しいと考えていましたが、短いイニングを全力で投げる投球スタイルと今年覚えたツーシームが上手くハマってくれました。

フォアボールが劇的に減った訳ではありませんし、来年の成績への不安はありますが、まずは祖父江との競争の中でロングリリーフだったり6回くらいから投げる準勝ちパターンとしての信用を勝ち取ってもらいたいですね。

吉見、鈴木、柳、若松、小熊と右の先発に速球派がいないチーム事情と、リリーフで得た自信とツーシームという新しい武器を得た成長を踏まえてシーズンの終盤に先発への再転向を試した意図は分からないでもありません。
ほとんど結果を残せなかったので4度も試す必要があったのかという疑問はありますが、これで本人が納得して来年もリリーフでの起用を基本線にできるのであれば収穫になり得るでしょう。

フェニックスリーグでも今のところリリーフでの登板のみ。
伊藤は珍しく? 中日の投手起用の方針がハマったピッチャーですし、先発への未練があるにしても、まずはリリーフとして結果を出してからだと割り切ってもらいたいですね。


延長戦が多かった前半戦のブルペンを支えたのは三ツ間。
オープン戦でチャンスをつかみ結果を残し続け、他のリリーフの不安定さや又吉の先発転向も手伝って4月中盤くらいには勝ちパターンにまで上り詰めました。

酷使もたたってか6月には登録を抹消されてしまいましたが、指にかかったボールは充分一軍でも通用すると言う自信が持てたシーズンになったと思います。
それと同時に対右で言えばシュート回転したボールがデッドボールになってしまうこと、対左で言えば決め球が無く粘られた末フォアボールを出してしまうことなど多くの課題も見えたシーズンだったとも思います。

彼の起用法に関しては「もう少し慎重に起用していたら……」とも「当時の試合展開を考えればある程度の酷使は仕方がなかった」とも感じました。
何が悪かったのかを断定することはできませんが、ひとつ言えることは6月くらいからの不調は彼自身以外にも原因があるということ。
来年は起用法なり他のピッチャーのカバー(もっと言えば野手の援護も)で三ツ間の負担は減らしてもらいたいですね。

ただ、ある程度リフレッシュができていたはずのシーズン終盤の投球がイマイチだったこともあり、あらゆる面でもうワンランクレベルを上げなければならないという危機感も持ってもらいたいことも事実。

球種を増やしたり、ボールの質を上げたり、もっと馬力を付けたりやれることは色々ありそうで来年が楽しみなピッチャーです。


進退を賭けていたであろうシーズンで50試合登板とチーム最多のホールド、そして歴代1位となる通算950試合登板を記録した岩瀬には改めて頭が下がる思いです。
月間MVPを取った6月の安定した投球は勝ちパターンと言って差し支えないものだったのではないでしょうか。

とはいえ、今年43歳になる岩瀬に勝ちパターンとして1年戦い抜く体力は残っていなかったようで、7月からは少しずつ調子を落とし8月末に登録抹消。一軍復帰後の登板でも失点してしまいました。

年齢の問題だけでなくコーチを兼任するという噂もある岩瀬に「来年は1年間投げ続けられる体力を付けてきてもらいたい」なんてことを言えるはずがありません。
調子を落としたら登録を外したり、年間30試合くらいに登板数を留められるように他のリリーフに台頭してもらったり、本人以上に周りのサポートがどれだけ望めるかが来年の岩瀬の成績を決定付けるのかなと。


田島が1年間クローザーを務めてくれたことは収穫でしょう。

敗戦数の多さ、セーブ成功率の低さなどを見ると最高の働きをしてくれたとは言いにくいのですが、それは高いレベルの結果を要求するがゆえのこと。
今年の中日投手陣の中では数少ない計算通りの働きをしてくれたピッチャーでした。

しかし、忘れてはいけないのは巨人戦、特に東京ドームでの酷さ。
去年からずっと打ち込まれ続け、今シーズンは4度の登板で2度逆転を許し、1度同点に追いつかれた後岩瀬に交代、そして1度同点になる前に岩瀬に交代。
何とセーブ成功率0%というやられっぷり。
結局弱点を克服できないままシーズンは終わってしまいました。

あまりネガティブに考えてもいけませんが、もっと言えば奪三振率の低下やFIPなどを見ていると来年成績が急降下してもおかしくはありません。

森繁は来年の外国人投手は先発ができるピッチャーを考えているとのこと。
先発陣の成績を見ると正しい判断でしょうし私もその方針で行ってもらいたいと思っていますが、大事を取るなら1人クローザー候補の外国人を連れてきてもよさそうですし、日本人の中での競争は煽るべきでしょう。


シーズン中盤あたりから中継ぎに固定された又吉も期待通りの働きを見せてくれました。
田島と同じような不安も、しばらく先発登板をしていたのに50試合登板を果たしオフも侍ジャパンに召集されるなどの疲労への不安もありますが、やはり心配し過ぎても仕方がないので来年も投手陣を支える活躍に期待したいですね。

何でも、本人も奪三振率の低下と対左への弱さを克服するべくチェンジアップの習得を目指しているとのこと。
自分で足りないものを考えて行動に移す力は今の中日に足りていないようにも感じていたので、この向上心を他の選手も持てるようになった時がチーム全体に力がついてくる時なのかなとふと感じました。


7月の末にトレードで加入した谷元は中日では大活躍したとは言えず。

日本ハムで残した36試合登板、0勝2敗、21ホールド、1セーブという成績も踏まえて、本人が環境に慣れてきたりキャッチャーが谷元の投球を覚えてくれば成績も安定してくると考えるべきか、シーズン途中から衰えが出始めていると考えるべきか……

彼に関してはFAへの対応が待っています。
非常に難しい交渉になりそうですが、現状維持の単年契約で出て行かれてしまうならFAの交渉というよりトレードの決断に問題があったということなのかなと。

谷元が加入したのはもうほとんどAクラス入りの可能性が断たれた時期でした。
谷元が来年以降も中日に所属しチームに貢献してくれるのであれば補強だと言えるものの、彼に今オフ出て行かれるようではただただ金銭を失うだけだったという話になってしまいます。

2ヶ月足らずの短い期間ながら若いリリーフ陣にいい影響を残してくれた可能性や人的補償でいい選手が獲れる可能性もあるだけに損ばかりとも言い切れませんが、まずは条件面以外の部分で誠意ある残留交渉はしてもらいたいですね。


一時的にリリーフ起用されたジョーダンは短いイニングだと力み過ぎてしまう印象を受けました。
岡田と福の怪我でパワータイプのサウスポーがブルペンに不足していましたし、ハマってくれたら強力な武器になり得たのでしょうが、来年は先発としての起用を中心に考えた方がいいのかなと。

あまり器用なタイプには見えないので、もしシーズン途中からリリーフに転向するのであれば二軍での調整はしっかりするべきでしょう。


ルーキーの丸山は去年までの状態を考えれば上々とも言える結果、無理矢理ながら通算200ホールドを達成した浅尾は1年間投げ続けることができたという収穫はありました。
この2人に関しては今年の成績よりも来年どういう成績を残せるかが大事になると思うので、来年成長、あるいは復活した姿を見せてもらいたいですね。


最後に福谷について。
大活躍した2014年をピークに大きな怪我があった訳でもないのに年々成績を落としてしまっています。
150キロを越えるボールは投げられているので身体のどこかが悪いということはないのでしょうが、出口の見えない迷路に迷い込んで抜け出せなくなってしまっているような印象が拭えません。

今の中日リリーフ陣の中において持っているポテンシャルは高いと感じますし、何かきっかけをつかんでくれたらまだまだ輝けると信じています。


リリーフ全体を通じて言えるのは、田島(あと又吉もでしょうか)を固定できただけ先発よりはマシとはいえ岩瀬に50試合も投げてもらうなどそれ以外のピッチャーのやり繰りに苦労したということ。

岡田を始めとした怪我人の発生、怪我人をカバーできなかった選手層、三ツ間の使い方や結局金子の一軍登板が無かったことなどが象徴的な一部に負担が偏る起用法、期待外れだった新外国人、外国人の補強が不調だったにもかかわらずシーズン中の新外国人の補強ができなかったフロント……

起用法なんかは当時を振り返ると「仕方が無かった」とも考えられますし、二軍からの昇格が無かったことにも理由はあるのでしょうが、それを踏まえても上記のすべてが悪くてこの結果になってしまったのだと思います。

もちろん程度の大小はあるはずなので、どこかを重点的に見直す方が効率はよいのでしょう。
しかし、このすべてを今年よりも改善していかなければ優勝はおろかAクラス入りなんて夢のまた夢。
中継ぎに限った話ではありませんが選手、首脳陣、フロントが一丸となってより高いレベルを目指してもらいたいですね。


次回はキャッチャーについて書くつもりでしたが、想像以上に時間がかかってしまった(前回、今回と1つの記事が長すぎますね)為、次回からはドラフトについての記事を書く予定です。


にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

シーズンも終わり、今回から今シーズンの中日ドラゴンズを私なりに振り返ってみようと思います。

その第1弾は先発投手について。

今シーズンの先発は


先発登板数 救援登板数 先発投球回 救援投球回 先発勝利数 QS率
バルデス 23 0 146.0 0.0 6 60.9%
大野雄大 22 2 146.0 1.2 7 54.5%
小笠原慎之介 19 3 115.1 3.2 5 47.4%
吉見一起 14 0 75.2 0.0 3 28.6%
鈴木翔太 12 3 65.0 4.0 5 41.7%
ジョーダン 11 7 63.2 10.2 6 63.6%
又吉克樹 9 41 61.2 48.1 3 77.8%
柳裕也 7 4 43.1 7.0 1 42.9%
若松駿太 7 0 35.2 0.0 1 28.6%
笠原祥太郎 5 13 32.0 16.2 1 60.0%
伊藤準規 4 35 16.2 46.0 0 50.0%
八木智哉 3 0 11.0 0.0 1 33.3%
小熊凌祐 3 1 14.0 3.0 0 0.0%
山井大介 2 0 15.2 0.0 2 100.0%
阿知羅拓馬 1 3 7.0 6.0 0 100.0%
三ツ間卓也 1 34 5.0 32.2 0 0.0%


このような感じの成績に終わってしまいました。

年間通じてローテを守るピッチャーがおらず、バルデス、大野が規定に到達したものの本当にギリギリ。
怪我人が多く出てしまったという理由もありますが、1年で16人ものピッチャーが先発登板をしたところからもローテのやり繰りに苦労したことがうかがえます。

そして何より2年連続で2桁勝利投手無しという屈辱は忘れてはいけません。


まず何よりも目立つのが大野、吉見という開幕前に両輪として期待されていたピッチャーの不甲斐なさ。

大野は序盤はボールの精度に苦しみ、中継ぎ登板なども経験し交流戦あたりから巻き返してきたとはいえ10点差逆転負けのきっかけを作ってしまったり勝ち切れない投球は相変わらず。

吉見は前半戦こそ援護の無さや味方のミスに苦しめられる登板が続いたものの、交流戦初戦で炎上してからは試合を作ることができなくなり、結局腰痛の悪化で早期降板を2度繰り返しそのままシーズン終了。


厳しいことを言えばこの2人が中日先発事情で苦しんだ最大の原因でしょう。

効果があったのかがよく分からない登録を抹消しながらの一軍帯同や中継ぎ登板があった大野、圧倒的な実績があるとはいえ本人の希望を言われるがままに飲んで投球ができなくなる程までに腰痛を悪化させてしまった吉見の起用法に関しては首脳陣にも問題があったのかもしれません。

しかし、自立して当たり前くらいのキャリアを積んできた彼らの不出来は指導者というより本人によるところが大きいのかなと。

森繁は開幕前にこの2人で24勝を期待していましたが、蓋を開けてみれば2人合わせて10勝。
森繁の過大評価が過ぎたと見るか、2人の投球が期待を裏切りすぎたと見るかは意見が分かれそうですが、私は後者だと感じる1年でした。


今年の中日先発陣を語る上で欠かすことができない話題はやはり又吉の起用法。

参考記録程度の先発回数だった山井と阿知羅を除きQS率はチームトップ。
平均で7イニング弱のイニングを投げ、結果論ではあるものの先発での負けは無し。
チームで最初の完封を記録するなど序盤の先発陣をバルデスと共に引っ張ってくれました。

しかし、左の好打者が多いチームとの対戦をできるだけ避けるようにローテを回したり、先発時の奪三振率が5を切っていたり、被打率が2割5分を超えてしまっていたりとあのまま先発を続けて好成績を残し続けることができていたかと言われれば微妙なところなのかなと。

今になって思い返してみると、又吉を中継ぎに戻した時期は大野、小笠原、鈴木、柳、バルデス、ジョーダンでローテを回す算段が立っていましたし、ジョーダンのリリーフ起用がハマり切らず勝ちパターンが伊藤と岩瀬という状況だったので、この判断は間違ってはいなかったのでしょう。

ただ、今シーズン中に「先発又吉」への評価をある程度定めておいてもらいたかったことも事実で、アラウホ、ロンドンを筆頭にしたリリーフ陣の不甲斐なさや、三ツ間を使い過ぎた感のある起用は残念でした。

又吉本人は先発への意欲が強いようですが、若い先発候補はそれなりにいるものの中継ぎは又吉頼りという今のチーム事情を鑑みると、彼を先発に再転向させる為には福谷や祖父江、岡田、谷元(残留なら)あたりの奮起やドラフトやFA、外国人等でのリリーフの補強という又吉以外のピッチャーがどれだけ頑張れるかどうかがカギになりそうですね。

個人的には又吉の先発での成績と中継ぎでの成績を比べて「中継ぎ又吉」の方が戦力として上だと考えています。

しかし、先発が試合を作れなければそもそもリリーフに仕事がやってこないことは今年嫌と言うほど味わったはずですし、そろそろ勤続疲労も気になるので、来年も無理が無い程度に先発ができるような準備はしてもらいたいところ。


柱は折れてしまいましたが、今年は若い先発が複数台頭の気配を見せたという点で例年以上に収穫がある年だったとも思います。

苦しい時期を乗り越えてカーブでストライクを取れるようになってから安定して試合を作れるようになった高卒2年目の小笠原。

地元での初勝利を皮切りに不安定ながらも5勝を挙げた高卒4年目の鈴木。

怪我で登板こそ少なく防御率もパッとしないものの見ていて感じる印象やセイバー指標は良かった大卒1年目の柳。

シーズン終盤に勝ち取った一軍での先発機会で結果を出し、8回までの参考記録ながら完投も達成した同じく大卒1年目の笠原。

そして、二軍で2冠王を獲得し消化試合の1度だけだったものの7回2失点という結果を残した高卒社会人4年目の阿知羅。

来年へ期待値や不安に差はありますが、5人の(三ツ間を入れて6人と言ってもいいかもしれませんね)新しい先発候補が出てきてくれたことは来年に活かしたい、というより活かさなければならないところです。

彼らにも効果があったのかがよく分からない中継ぎ登板がありました。
よく分からなかったので批判ばかりをするつもりはありませんが、来年はこの5人を先発1本で起用し続けてもらいたいと思っています。

中日では怪我明けの若手ピッチャーをまずはリリーフで慣らす登板がまま見られます。
それはそれで意図は分かりますが、仮に彼らが(特に小笠原、柳、鈴木は)来年怪我をしてしまったとしても短いイニングでの調整は二軍で終わらせて一軍では最初から先発登板をさせるくらいの徹底をしてもいいのかなと。


若手の台頭と反比例するようにある程度キャリアを積んできた若松、小熊、八木、山井にとっては苦しいシーズンに。

ストレートの球速が130キロ行くか行かないかでしかも精度が落ちてしまった若松。

安定感が無くなり強みが出せなかった小熊。

得意の広島戦で打ち込まれ二軍でもイマイチ、そして戦力外通告を突きつけられてしまった八木。

2戦2勝で来季の契約を勝ち取ったものの夏場くらいまでは二軍でも打ち込まれ1億円プレイヤーとして寂しすぎる成績だった山井。

先述したように先発陣の苦しさは大野、吉見の両輪の機能不全が最大の原因なのでしょうが、この4人。特に若松、小熊の出来の悪さも痛かったですね。

どうにもここ最近の中日先発陣は複数年に渡って結果を出し続けることができません。
それゆえに今年頑張った若手先発が来年も活躍できるのかというところを根拠も無いのに過剰に心配してしまいます。

この1年で先発としての優先順位が入れ替わってしまった様子もうかがえます。
年齢や結果を考慮すれば当然の措置ではありますが、このまま簡単に先発のポジションを奪われないように頑張ってもらいたいですね。


終盤に伊藤の先発復帰もありましたが、中継ぎとしてのハマり具合を見ても先発での結果を見ても来年優先して先発に回す理由はないと言っていいでしょう。


バルデスとジョーダンの外国人組は良くも悪くも計算通り。

バルデスを序盤から中6日で回したら夏場にバテることはなかったのか、ジョーダンをもう少し大事に起用していたら肩痛は出なかったのだろうか、という疑問はありますが、昨年までの印象で言えば大して変わることは無かったと思っています。

まだ正式な発表はありませんが様々な報道を見るかぎりバルデスとの契約は今期まで、ジョーダンとの契約は延長する予定なんだそうです。

今シーズン大野と並んで先発陣を支えたバルデスが抜けると計算できる先発が減ってしまうことは間違いありません。

しかし、高齢かつ通年で規定ギリギリのイニング数で7勝前後の勝ち星くらいの期待値のバルデスを使い続けるよりも若い先発陣を優先して使ったり、新しい外国人を連れてくる方がチームの将来ににつながるとも考えられますし、この方針には賛意を示したいと思います。


かなり長くなってしまったのでこれまでの内容をまとめると、今年は大なり小なり計算をしていた先発陣が軒並みこけて、(それゆえ試された結果とも言えますが)替わりに若い先発がある程度出てきた1年だと言っていいでしょう。

ただ、その若い先発陣は通年で結果を出した訳ではない上に、彼らには心技体どの面においても少なからず穴があり、来年も確信を持って言い切れないのが苦しいところ。

来年はまず期待を裏切ってしまった中堅どころにしっかりと柱になってもらい、かつ若い先発陣に1人でも多く計算できるところまで成長してもらう年にしてもらいたいですね。

その為にフロント、首脳陣、そして選手自身が一丸となって課題の解決に取り組める組織作りが大切になると考えています。

身体の土台はできているように見える小笠原とまだ線の細さが気になる鈴木とでは身体作りのアプローチも変わってくるでしょう。
もちろん最も大切なのは本人の意識ですが、身体作りに限らず選手ごとに指導を変え、それをコーチ個人に任せきるのではなくチーム単位で共有してもらいたいところ。


ここ数年もそうですが、今年の低迷も先発の不出来が大きく響いてのものでした。

野球というスポーツの性質上、中日再建の為には先発投手の何段階ものレベルアップが必要不可欠。
首脳陣含めて近年苦しみ続けている先発陣には来年こそ奮起してもらいたいですね。


にほんブログ村 野球ブログ 中日ドラゴンズへ
にほんブログ村


中日ドラゴンズ ブログランキングへ

↑このページのトップヘ