May 24, 2010

第8回、ポエトリーカフェ山村暮鳥、終了いたしました!(6/3: ポエカフェご参加記事、追記しました)

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◆ポエカフェ、ひとこま

第8回ポエトリーカフェ@喫茶おとら、山村暮鳥。
ぶじ終了いたしました〜!!
ご参加の方々、また応援くださった方々!
ほんとにありがとうございました〜

今回は、山村暮鳥ひとりを取り上げ、
詩とキリスト教伝道師のふたつの道を必死であるいた、
その生涯を解説しながら、折々にかかれた詩作品をよみました。
今回は、一人のかたが朗読してくださいました!

またご参加の方々とともに、詩や詩人のことなどなごやかな質疑応答など、
自由な雰囲気でなされたことがわたしにもとても楽しかったです。
生前は不遇であった、すばらしき詩人。
山村暮鳥の詩と詩人をみなさんとわかちあえ、幸せなひとときでした!
改めて感謝します!



今回もポエカフェ、打ち上げを(笑)。
「おとら」ご近所におつとめの、ネギさんおすすめの美味中華やで、よみせ通り帰りのモンガさんや、おとらマスターも加わり。10人ほどでワイワイと☆
時事ネタ(スナナレみた?とか笑)に、大人な話(おとらマスターよりの提案。汗)、電子書籍のこと(ホリエモンブログによい機械紹介されてたとか)、仙台・鎌倉ポエカフェ、わらしちゃん、古本パンダ、古本界隈のことなど、話題はつきず。
こちらも楽しかったです!
わらしバッヂも三個かっていただいてしまった! (*'-'*)...アリガトー!!

さっそくにご参加の方々よりアンケートが届きました。
ありがとうございます!以下にご紹介させていただきます。

【第8回〜山村暮鳥〜へのアンケート ご感想紹介】アンケートまだまだ受付中!☆
 *掲載許可をいただいたものすべて、掲載いたします。
 *今回もPの返信メッセージをつけます!
 (5名さまのご感想アンケートに返信をつけさせていただきました:5/27)

*ご参加のグレアム・ペンギンさんが、参加の記事をかいてくださいました!(6/
3)
ポエトリーカフェ参加の記3(山村暮鳥) グレアムペンギンの読書メモ

(Pより:いつもペンギンさんの詩と詩人への真摯な姿勢・思いに、改めて、ひゅっと背筋を伸ばす思いです。「妄語」朗読、みなさんもおっしゃってましたが、ほんとにとても良かった=面白かった、です。やはり、事前にそんなに読んでいらしたのですね。詩を口に出して朗読するとき、解釈や想いものせられて、そこに発語されるということを、ペンギンさんの朗読を聴いて改めて思いだしました。また、ポエカフェ後、中村不二夫の『山村暮鳥〜聖職者詩人〜』という本も読んだのですが、聖職者であり詩人であった、暮鳥の苦悩・葛藤のすがたがより鮮明に浮かび上がってきました。また、ボードレールの「旅人」の暮鳥訳や、「げい(漢字出ません汗)語」の、“誘拐かすてえら”(言語遊びと誤解を受けた)などの詩句たちの由来は、白秋の邪宗門秘曲では、などいろいろ興味深い話ものっていましたよ。お読みでなかったら、ぜひ。ああ、いつまでも書きつづけてしまいそうなので、この辺で笑。ご参加、心より感謝です。また、ぜひお話しましょう!)

 *****


◆幼いころから苦労し、キリスト教者だった暮鳥の人となりが興味深かった。
 ポエカフェに参加するようになって、詩人がどんな人生を送ったかということに、
 とても興味を惹かれるということが分かってきた。
  
 朗読をしてもらうのがとてもいいです。 
 目で字を追っているよりも、鮮やかに光景が浮かぶような気がするし、すんなり入っていける。 
 「風景 いちめんのなのはな」も、むぎぶえもひばりの声もすぐそばで聴こえた(ような気がした)。
 暮鳥は、人間と自然の一体感を謳い、万物は等価という思想があった、という話が心に残った。

(Pより:わたしも、じつは今回、ポエカフェで取り上げるにいたって、初めて暮鳥の人となり、生涯を深く掘り下げて調べたのですが、なんだか切ない・苦しいことの連続で。だのに、あんなに平明でやさしい言葉をつむいでいた、暮鳥って!!と。以前より興味がふかく湧いてくるのを感じました。暮鳥@ポエカフェを楽しんでもらえてほんとうに嬉しいです。朗読、わたしのなかでも、読んでいてあざやかにイメージがたちあがってきました。目で読むのと、口に出すのとでは、感じ方・イメージの立ち上がり方がすこし違うのかなあ、と。詩が田で、田が詩で、とか面白かったですね笑。ご参加、ほんとにありがとうございました!)

◆今回もとても楽しかったです。毎月これだけの準備をするPippoさんはすごいです。
今回は山村暮鳥一人でしたが、あっというまに時間がすぎていきました。密度の濃い2時間でした。
 Pippoさんの朗読を聞き、あらためて暮鳥のことばのもつ「やわらかい力」とでも言うものを感じました。悪評ばかりだったという『聖三稜玻璃』から、後の作品まで、それは変わらないように思います。
 『聖三稜玻璃』の「風景 純銀もざいく」では「いちめんのなのはな」の繰り返しの中、イメージの広がりの中に取り込まれていくようでした。
 みなさんの発言を聞きながら、暮鳥はこの時、自分をどこにおいて書いていたのかなと考えていました。
 暮鳥の詩の力を知るなかで、キリスト教の伝道者としての暮鳥、苦しい生活、その中から産み出されてくる詩、その関連を考えてみたいという思いがあらためて強くなっています。悪評の嵐にさらされたとはいえ、『聖三稜玻璃』の後、なぜあれほどまで、作風を変えたかも含めて、ますます気になっています。
 それから、詩だけでなく童話の紹介までしてくださったことも感謝でした。「ちるちるみちる」の復刻本、見ることができよかったです。
 ポエカフェに参加するたびに、読みたい本が増えていく一方です。(人生、残りの時間との競争?)
 あと、「喫茶おとら」さんの紅茶、おいしかったです!
 次回のポエカフェも楽しみにしています!!

(Pより:ほんとうに暮鳥のことば、作品は、初期から晩年にいたるまで、心の底の底のほうへ響いてくるのですよね。暮鳥が幼きころから、辛酸をなめるような労働・生活をし、そしてキリスト教伝道師としても、駆けずり回り、人間たちとともに、苦労をし、また喜びをともにしたということを考え合わせると。人間や生けるものたちへの底の底の思いにまで、暮鳥は自然に思いをいたらせ、やさしく愛撫するこころを持っていたのではないかなあ、と思うのです。それは、先天的にというより、後天的に。ことばの奥にたたずむ、一本の闘う巨木のような、つよき姿。暮鳥のことを今回、ペンギンさんやみなさんと、わかちあえたことを幸せに感じています。ありがとうごいざいました!)


◆ポエトリーカフェの魅力の一つは、その会場となるお店が素敵なこと。
「喫茶おとら」は、すみずみにまで気配りがゆきとどいたすばらしい店です。
コーヒーもとってもおいしく、棚に『男性自身』の単行本が置かれていたのも山口瞳ファンの私にはうれしいことでした。
山村暮鳥についてはほとんど何も知らなかったのですが、詩の朗読をはさみながらの紹介を聞き、暮鳥の人生がどんなものであったかが理解できた気がします。
あっという間の中身の濃い二時間でした。
 伝導師という「職業宗教者」であったことが、その作品にも反映しているように思えました。
 神や信仰について人々に語り、それを「職業」としながら、神への懐疑をも隠さない正直さ。
 前衛的な試みとその後の平明でやさしい言葉での詩や童話―そのどちらもが大きく揺れた暮鳥という振り子の軌跡。
 秩父事件の年に生まれた暮鳥の生きた時代の大きな出来事をひろえば、大日本帝国憲法発布、日清戦争、日露戦争、足尾銅山暴動、大逆事件(ちょうど百年前)、第一次世界大戦、ロシア革命、米騒動、そして関東大震災。日露戦争の時に暮鳥は21歳、戦時補充兵として招集され「満州」で十一ヶ月あまりを過ごします。
兵隊生活の間にも短歌などを雑誌に書き送り続けたとか。
「新聞紙の詩」には、国家間で血みどろの闘いが繰り広げられていた世界を暮鳥がどのように見ていたかが示されています。
伝導師としてどんな説教をしていたのかぜひ知りたいと思いました。

(Pより:おとらさんを気に入ってくださり、なんだかとても嬉しいです。ご感想を拝見して、西村さんの暮鳥解釈、お言葉に驚き、感じ入りました。“暮鳥という振り子の軌跡”とても、美しくほんとうにそうだなあ、と思います。葛藤・アンビバレンスを隠さず。神の前にも、もちろん人間の前にも、正直であること、暮鳥の詩は、その揺れ動き、正直な美しき葛藤の軌跡であったのだなあ・・・と。わたしも、もし百年前に生きていたならば、暮鳥の説教、文学論などもほんとうに聴いてみたかったです。なにか、文献など見つかりましたら、ぜひ教えてくださいね。今回もご参加ありがとうございました!)


◆ぴぽちゃん、ポエカフェおつかれさまでした〜! 今回、暮鳥で一本、でも時間的にはなんかあっというまでした。
 皆さんが異口同音におっしゃっていたように、とても言葉がこちらの身体にすっと入ってきて馴染む感じを受けました。
時代を感じさせない。不思議だし、もっと暮鳥のことを知りたいので、あの本貸してくださいー。
 個人的にはもっと暮鳥の人となりをレクチャーして欲しかったかも、ですが、それは資料をみればいいわけだし、詩が中心でポエカフェとしては正しいのかも!
 ペンギンさんの朗読もとてもよかったです。
 ポエカフェも半分以上を過ぎて、よく考えたら今回のメンバーは二度目以上の人ばかりだったね、私初対面の人がいなかったよ。
これはいいことだよね。最初から固定メンバーになっちゃうのは内輪っぽくてあんまりよくない、でも、何回もやってきてリピーターがあまりに少ないというのも問題、で、いまの状態をみると、とても自然な状態だな、と思いますです。
育っていてすごいよ、ポエカフェ!次も楽しみにしています!

(Pより:すっと入ってきてなじむ。ほんとうにそうですね。とくに後半というか晩年の、『風は〜』『梢の巣にて』『雲』など、平明でやさしい表現・ことばから、暮鳥という一個の人間の思想が、ゆらゆらたちあがって、しみてくるのを感じますね。そう、「近代詩と詩人を楽しむこと」が、このありとあらゆる娯楽の存在する現代において、選択肢のひとつとして、あってもいいじゃないか、って思っています。映画や、音楽や、読書を楽しむように・・・。ミカリンを含め、楽しんで参加してくれる方々に、いつもしみじみと感謝してます! わたしも本当に楽しいんだもの!笑)

◆今回は山村暮鳥という詩人の人生に興味をもった。
『聖三稜玻璃』刊行後、あらゆる悪評に苦しめられ(その悪評が今では考えられない
くらい強い表現なのも驚いた。卒倒するのもわかる)、平明な表現に転向したというところになんとなく親近感を感じた。またこの「転向」に朔太郎が批判的だったのも良く分かるし、Pippoさんが仰ったように、二人の詩人の育ちの違いが反映されているというのもなるほどと思った。

(Pより:そう、本当にひどい叩かれようだったようで・・・。それは、自分が理解できないものに対する怖さから来るものなのではないかなあ、と。それだけ、暮鳥の表現が先進的であった、ということもいえると思うのですが、いずれにしても暮鳥の心中を想像すると切ないです・・・。暮鳥と朔太郎の作風の違い、朔太郎が理解できない部分、また暮鳥が理解できない部分をお互いに感じたのだろうなあ、と。
 暮鳥は、晩年は中央の流行詩人たちとの交流なども一切、断ってしまったようです。 なんだか、その当時の詩人たちの関係もとても面白いですよね。ご参加、ありがとうございました!)


2、気になった詩、などありましたか?

◆「妄語」
  グレアムさんの朗読も緩急があってとても良かったです。
  一見、意味がよく分らないのだけど、イメージが次々に浮かんで、想像力を刺激された。
  とても好きな詩になりました。

◆やはり『聖三稜玻璃』に収められた詩です。冒頭の「囈語」や「大宣辞」、「妄語」、「A FUTUR」(実は、これ朗読してみたかったけど、長過ぎ)等々、
早すぎたとも言える実験的な作品、それでいて今見ると、不思議なほどに押し付けがましくない詩の数々がとても気になっています。
 暮鳥は、言葉だけのイメージではなく、実際に見ているイメージを言葉にしたのではないかとも思えるのです。

◆好きな詩は、なんといっても「風景 純銀もざいく」です。
一連が九行で、三連が並ぶ。
そのうちの二十四行は「いちめんのなのはな」。
その「いちめんのなのはな」の間に隠れているのが「かすかなるむぎぶえ」と「ひばりのおしゃべり」と「やめるはひるのつき」。
音の聞こえてくる詩であると同時に、これは目で味わう詩でもあります。
もしもこれが横書きにされてしまえば、まったく違ったものとして受けとめられるでしょう。
この詩全体が一面の菜の花です。
でもなんで「純銀」なんでしょうね。

横書きで行を重ねれば地層を描けるかも。

すなすなすなすなすなすな
つちつちつちつちみずつちつち
いわいわかせきいわいわいわいわ
まぐままぐままぐままぐままぐままぐま

◆「風景」です。実験な部分と抒情的な部分が融合した良い詩だなぁと印象に残りま
した。


3、好きな詩人・詩などありましたら教えてください

◆COCCO「Raining」「強く儚い者たち」

◆ポエカフェに参加するにつれ、この問いに答えるのが難しくなっていきます。知る詩人一人一人が
それぞれの魅力をはなっているのですから!


◆近代詩ではないですが、これを書いている時にNHKで松本隆の特集をやっていて、
やっぱり松本隆すごいなぁと改めて。


7月の鎌倉のポエカフェ、今から凄く楽しみです!
ではでは。




次回9回目、6月の東京定例ポエカフェの告知は5月末日。
どうぞよろしくおねがいします〜!

そして、いよいよ来月6月は、わめぞ軍遠征!仙台ポエカフェがあります!
東北の方々、この機会にぜひとも、本当に!お越しくださいね。
それでは、今日もよき日になりますよう!



pipponpippon at 09:00│Comments(2)TrackBack(0)◆Pippoのポエトリーカフェ◆ 

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この記事へのコメント

2. Posted by Pippo   May 25, 2010 22:02
こんばんは!はじめまして。
拝見しましたよ〜 すてきな曲ですね〜。
わたしもこの詩は大好きで、バックに曲をつけ朗読していますよ。

暮鳥でこのようにつながったこと、ふしぎな
ご縁、嬉しいです。
かきこみありがとうございます!
1. Posted by hinden (まほまほファミリー)   May 24, 2010 13:15
5 このようなイベントがあったなんて存じませんでした。

始めまして。南池袋在住・地域住民です。

このような曲も書いています。
http://hinden.seesaa.net/article/129301174.html

なにか機会がございましたら、よろしくお願いします。

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