July 27, 2010

7/24 :真夏の“ポエトリーカフェin鎌倉 中原中也” 開催御礼!

7/24、ポエトリーカフェin 鎌倉・中原中也、一部の文学散歩、二部のポエカフェ、と。
20名の方々にご参加いただき、ぶじに楽しく終了いたしました。

ご参加くださったみなさん、会場・侘助のマスター・りく郎さん、
そして、お招きくださった鎌倉詩人・城戸朱理さん、おくさまのバンビさん、
ほんとうにありがとうございました!!
また、本編のポエカフェでは、城戸さんのご友人、芥川賞作家である藤沢周さんや、
文芸評論家の、八木寧子さんも飛び入りでご参加くださり、感激でした。

(→城戸さんのblog 鎌倉ポエトリー・カフェ

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いやはや、ほんとうに暑い日でした・・・。
汗だくでまわった文学散歩、店内満員で、熱気むんむんの侘助!
いまは、もう懐かしいです。



【鎌倉ポエカフェ:ようす動画】
(文学散歩・ポエカフェ/当日の雰囲気をお伝えできればと作成しました!)

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さて、振り返り、当日の様子をレポートします!

じつは、この鎌倉ポエカフェは、去年10月から始めた
詩の小さな勉強会“ポエトリーカフェ”の通算11回めにあたるのですが、
今までで、いちばん規模が大きいものでした(ふだんは12〜3人が最高)。
「ああ、自分に果たして、こんな大役がつとまるのだろうか・・・」
緊張+ワクワク+緊張をかさねて、迎えたポエカフェ当日の朝(ねむれず)。

中也をしのび「チョイわる衣装で集合!!」とのバンビさまの号令にならい、
ふだんまったく着ない、黒ずくめの洋服で行こうとしていたのですが。
あまりの日射に断念・・・ッ!!お花畑中也でゆくことに。
(ご参加の皆さんに「日射病対策を!」など呼びかけつつ、
 一番危険なのは、自分だと知っていました・・・)

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15:25 集合場所の、鎌倉駅へ!
わあ、みなさんすでに集合されてる!!

バンビさんは、「ランニング中也で!」とのお言葉通り、ピンクのシャツに
カラフルなタイツ!
城戸さん、イタリアン・マフィアというか、洋風寅さん?!
おや、黒のタンクトップに、黒のグラサンのAさん、不良?!
浜松のKさん、チョイわる工藤静香!? Nさん、登山風不良?
集まった皆さんの、思い思いの愉快なチョイわる衣装や、
ワクワクしたお顔を拝見したら、とたんに緊張はほどけてゆきました!笑

:::::::::【第一部〜鎌倉文学散歩】:::::::::

◆晩年の中原中也と、小林秀雄が海棠の花をみたお寺
◆田村隆一のお墓参り

ご参加のみなさんに、城戸さんや、バンビさんのご紹介をして。
いざ、出陣!!

今回の20名さまは、初参加の方が7名、一度以上いらしてる方が13名。
初参加の方々へ、ご挨拶へ。すこし緊張されているようす・・・。

M野さんは、すでに鶴岡八幡宮と鎌倉文学館へ行ってきたとのことで、
ポロシャツが汗だく!!大丈夫ですか!笑
高校生のMくんも、古本屋めぐりをしてきたそう!凄いなぁ・・・。
みな、鎌倉楽しむ気、満々だ〜!
Kさん、Ayaくん、Tさん、Tさん、Nさん、Tさん、とも、初ご挨拶。
Twitterでしっている方々と、このようにお話しする嬉しさ!

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【城戸さんによる「妙本寺」と入口の石碑のご紹介】
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【晩年の中也と、小林秀雄がともにみた海棠の木(*現在は植えかえられ、もとの木ではない)】
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中原中也の年譜と、小林秀雄のテキストの資料をみなさんに配布。

【城戸さんが海棠の木のエピソードご紹介〜Pippoによる小林秀雄「中原中也の思い出」の一節朗読】
(photo @mad_bambi)
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【海棠の木のまわりを歩くみなさん】
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【妙本寺奥の墓地へ ゆく小道をみなさんで】
(鳥たちの声や、ヒグラシの声、葉を揺らす風。
 ほんとに汗だくだったのですが、“ほんの少しだけ涼しいですね(笑)”と。)
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戦後詩の雄、「荒地」のスター・田村隆一の紹介(思潮社時『田村隆一全詩集』の編纂に関わっておりました)。
城戸さんによる、田村さんエピソードを紹介。
鎌倉に住んでいた田村さんは、このお寺が大好きで毎日のように散歩へ来てたそう。
城戸さんが、みなさん分のお線香をもってきてくださっていて、お一人ずつ、お線香を墓前に。

【田村隆一の詩の朗読・二篇】(photo @mad_bambi)
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田村さんのお墓のぐるりで、みなさんおひとりずつ、自己紹介。
こんなにたくさんの素敵な方々とともに、田村さんのお墓のそばにいる不思議。
途中から、田村さんを囲んで、会話をしているような気持ちまでしてきて、
あの、人なつこそうな笑顔を思い出していました。

ちなみにわたしの一番好きな詩は「細い線」です。

 きみはいつもひとりだ
 涙を見せたことのないきみの瞳には
 にがい光りのようなものがあって
 ぼくはすきだ

 (田村隆一「細い線」より)


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鎌倉から電車に乗り、一駅移動。
なぜか、Mさんと、グリーン車のエアポケット部分に
(座らなくてもグリン車分の切符がいると、初めてしった)。

ああ、こんなに集団でわいわい楽しく歩いたのはいつぶりだろう。
ほんとに、これは、大人の遠足だ!!笑

【北鎌倉:会場の“侘助”到着!!】 
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ポエカフェよりご参加のSくんや、たけうまさん、K子さんも到着!
店内が、ポエカフェのご参加者で、一杯に。熱気でムンムン!!!
おお、藤沢周さんが、登場!八木さんにカメラマンの方も!
城戸さんがお声をかけてくださったとのこと、嬉しい・・・。
城戸さんと、北條さん(Bukuさん)は、昔の同人誌仲間。
そして、ご参加のMさんと、藤沢さんは「週刊ブックレビュー」つながり!
いろんな人たちの再会の場になったことも、嬉しい。

:::::::::【本編〜ポエトリーカフェ in 鎌倉 中原中也】:::::::::

ご参加の方に、詩篇テキストと年譜を配布。
わたしが、中也の生涯を紹介しながら、その折々にかかれた詩篇を朗読(10篇ほど)。
そして、さまざまな中也のエピソード紹介もときどきにまじえました。
また、弟・亜郎くんの話、小林秀雄、長谷川泰子、富永太郎、高橋新吉、安原喜弘、大岡昇平、草野心平、またなくなった文也くんはじめ、中也と関係が深かった人々の話も。

要所要所で、城戸さんが解説をまじえてくださり(たとえば「DADA」について。中原中也のランボオ訳について≪諸説あるよう≫。小林秀雄と泰子と中也の関係。「サーカス」読解)、このお話たちが素晴らしく、本当に聞き惚れてしまう。
また、藤沢周氏が、中也が弟について書いた小文のお話などを聞かせてくださる。
大石さんによる、中也の短歌解説。
北條さんによる、中也の詩の音楽性。年代別、中也への好き傾向!(笑)
Dさんに立原道造の話をたくさん、ふってすみません。

そして、Kさんによる「帰郷」朗読。ペンギンさんによる「夏」朗読。
いずれにも、お二人の解釈の仕方というか、イメージのとらえ方がはいっていることが、とても興味深く楽しく聞けました。

Pによる中也の生涯と作品紹介を終了後、お一人ずつ、感想をのべていただきました。
中也のエピソードや、出会った思い出、また、初めての方はふれた印象や、今日の紹介したエピソードや作品への感想など。
「曇天」についての、皆さんの意見も本当に興味深く面白かった。

ご参加、20名に、城戸さん・バンビさん、藤沢周さん、八木さん、カメラマンRさん、で25名をこす方々の中也への言葉。この時間が、わたしには本当に感動的でした。
もちろん、ひとりひとり、違うわけです。感じることも、思うことも。

それでも、やっぱり、真ん中には、詩人・中原中也がいる。

天から中也が、ここにまいおりて。
こんなわたしたちを、ニコニコと微笑んで
見てるような気さえしてきました。

みなさんとここ中也の最後の地、鎌倉にて、
詩と詩人をわかちあい、楽しめたことほんとに幸せに思います。

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ポエカフェ終了後は、ポエカフェ鎌倉記念に製作した「てふてふ三匹め」も
たくさん、かっていただき、感謝です。
楽しんで聴いてくれたら、嬉しいです!

終了後も、さまざまなお話をみなと熱く語り合う。
帰りたくなくて、つい終電までいすわっていました・・・。
バンビさん・・・!

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改めて「ポエトリーカフェin鎌倉」、ご参加の方々、ありがとうございました!!
またお目にかかる日を楽しみにしています。

長くなりましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。


【Thank you! 鎌倉!】(photo@mad_bambi)
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[PS]鎌ポエアンケートも早速メールで続々いただいており、感謝です!
 (近日中に、この記事に追加&返信いたします。少しお待ちください)
[PS2] 順序が逆ですが、立原道造記事の方も、作成しております。
 すみません・・・こちらも少しお待ちくださいね〜。
(連日の猛暑&熱帯夜により、だいぶやられております・・・
 みなさんも、くれぐれも、お気をつけてくださいね!P)



pipponpippon at 23:59│Comments(1)TrackBack(0)◆Pippoのポエトリーカフェ◆ 

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この記事へのコメント

1. Posted by Mac Fuji786   March 02, 2017 21:36
中原中也のファンの皆さんが楽しく活躍されている美しい写真を拝見しました。
山口県の瀬戸内に住んでいる中原中也のファンです。最近自分のホームページ「山歩きの想い出」に「中原中也の詩を覗いてみよう」を掲載しました。お暇の折にご覧になってください。
http://www.fujiyama-jp.net/wp/?p=1543

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