November 02, 2010

10/30、嵐のポエカフェファイナル朔太郎、開催御礼!! (11/5 【後半up】 完結!)

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≪ポエトリーカフェ「朔太郎」@田端・青い麦≫
「これが、朔太郎手製の短歌集『ソライロノハナ』の復刻です」

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2010年、10月30日。
去年の10/31から、開始したポエトリーカフェの14回めファイナルがぶじ開催、
終了いたしました。
ご参加くださった15名のみなさん、そして応援くださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
こういうふうに言葉でいうしか出来ないのですが、今これを打ちながら、心底そう思っています。
「詩の入り口を作りたい」などと言っても、近づいてくれる人、入ってきてくれる人、
また応援してくれる人たちがいなければ、それは成り立ちません。
小さな、ささやかな会でしたが、成り立たせてくれたのは、ほかでもないみなさん一人一人でした。
そして、この一年をあおぎ振り返り、課題近代詩人総勢20人の詩人たちの一人一人のことも、
はっきり思い出せます。
みなに伝えるために、わたしはあらためて、その20人の詩人たちに、出会いなおせました。
これは、みなさんがわたしに授けてくれた宝物だなあ、と思います。

ポエカフェを、毎回存続させてゆくことは、ほんとに大変だったですが、
その何倍も、嬉しく、そして楽しい時間をみなさんと分かち合うことが出来ました。
ささやかな一歩ですが、一年前のあの日から、たしかに前進できたこと感じています。

第二期、には少しスタイルが変わるところもあると思いますが、心は変わらずに、
取り組む所存です。
また、ぜひご参加、応援いただけたなら嬉しいです!

それでは、まず、第一期最期のポエトリーカフェの様子(写真たくさん!)、をお届けします。
そして、記事のさいごにアンケート等を付記します。


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【ポエトリーカフェ・ファイナル萩原朔太郎@田端 レポート!!】

≪第一部「田端文士村記念館」+文学散歩≫
朝から、台風の影響で激しい暴風雨が吹き荒れ・・・。
わたしは早めに「青い麦」にゆき、参考資料など置いて、また田端駅へ戻ったのですが、
その途中すでに激しい風で、傘の針がバキバキに折れてしまうほど!!
そして、キャンセルのご連絡を幾人かの方からいただいていたので、
15:30からの≪一部:田端文士村文学散歩≫へご予約のみなさん、
果たしてほんとに来てくださるんだろか・・・?と不安で一杯でした(涙目)。

そんな気持ちをむねに、向かった田端駅北口へつくと。
うおーーー!!みなさんニコニコ集合されてる〜〜!!
思わず「よく、来ましたね〜!」と言ってしまった。
このときの、感動ったら、ほんとになかったです。
(地獄から天国に来たかんじ・・・)

レッツ!文士村記念館!!田端の北口目の前!!
(激しい暴風雨にふるえながら移動するみなさん)
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「ぶじ着いたどーーー!!!」
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みなで大挙して、訪問したところ、
研究員の方が「おお、どうしたんですか、こんな嵐の日にこんなに大勢で!?」
とおっしゃるので、ポエカフェのことをお話しすると、
「わあ〜嬉しいですね。では、特別に文士村解説いたしましょう!!」
と、普段は予約しないと聴けない解説をしてくださることに。
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田端文士村成り立ちのビデオ(芥川が庭の木に登る映像、や将棋をする菊池寛、
などレアです笑) をみたあとに。田端文士村クイズなども出題してくださり。
課題詩人が朔太郎と伝えると、『月に吠える』の復刻ももっていらしたので、
わたしはちょっと汗!(わたしがポエカフェでお話しようとしたことと、
モロにかぶってきたので、若干牽制してしまった・・・ここでバトってどうする!!)。
ささやかなバトルなどありつつ、みなで村上元三の特別展示などみる。
松本清張の手紙の達筆ぶりには瞠目。
興味深い展示物がたくさんあり、みなでわいわいと。
朔太郎の親友の、室生犀星の生い立ちのビデオ、ほんとに興味深い
(犀星は、真に人間くさい野生児だったんだなあ)。
肉声で、朔太郎の印象をかたっているものがあり、それも面白かった。

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そして一路。「朔太郎住居跡地」へ!!
これが16:40ころ、暴風雨どまんなかで、みなで激風と雨に立ち向かいながら、
歩くこと10分!「大丈夫ですか〜!あと、もう少しです〜!」など、
気を確かにもっていただくよう、お声をかけながら、みなを引率。
参加のMちゃん(大学生女子)
「これ、文学散歩っていうか、もはや修行ですね!笑」。
「さっ、さむい!」などみなで言い合いながら、あたりは暗くなり。
ようやく、着いた!!!!!!

P「ここが、犀星に誘われて一家で越してきた朔太郎の暮らしていた住居のあたりです。朔太郎は、ここ田端が気に入らず8ヶ月ででてゆきました」
大正14年のことなので、もちろん名残は跡形もなく、普通の住宅街の一角です。
みなさん、雨でびしょぬれ&こごえながらも興味深そうにあたりをあるいていらした。
人の家先にて、朔太郎が、とか芥川とか、小林秀雄がとか、怪しい集団・・・笑
(お天気ならば、もっと文士ゆかりの地へ案内したかったです・・・残念!)

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≪二部:ポエトリーカフェ 萩原朔太郎「青い麦」≫
おお、南陀楼さん、塩山さん(from群馬!)、
モンガさん、よごさん、コウノちゃんもいらしてる!!
そして、喫茶店に入場された、文学散歩組のみなさんの一様にほっと安堵のお顔。

【以下より後半「ポエカフェ」レポート!〜11/5追記〜】

まず、古書往来座のせとさんより、ポエカフェへお送りいただいた萩原朔太郎の
直筆色紙(複製)二枚を「青い麦」の壁に飾る。
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そして、ご参加のみなさん、15名の方々簡単に自己紹介をお願いしました。
まずはPippoから、ポエカフェ初心表明&自己紹介。

そして順繰りに、“buku編集長”の北條さん、BS2番組ディレクターの水口さん、雑司が谷の粋人&お墓研究、よごさん、詩の世界にはまりつつあるペンギンさん、の奥さまで保育園の明るくやさしい先生、アンジーさん、まじめ勤め人&詩初心者のP兄貴 Eさん、K大生で詩や俳句、文芸に関心大の堤さん(from茅ヶ崎)。
静岡で詩の会をやってらっしゃる柏川さん(from浜松)、Pの美術系会社時代の先輩で、大正の文学を研究されてる古賀さん、ライター・編集者の南陀楼さん、“西荻の中井貴一”モンガ堂さん、朔太郎は昔教わり、ずっと気になっていたという今回初参加のコウノちゃん、出版社勤務(編集)のみかりん、漫画編集の塩山芳明さん、古本・道造好きのdozoさん・・・
大学生から30代〜年配の方までじつにバラエティに富んだご参加者のみなさん。

今回、初参加は、塩山さんとコウノちゃんのお二人。
一期の最終回で、初参加の方をお迎えできたことが、なによりとっても嬉しい。
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まず、萩原朔太郎の生い立ち紹介から。
と、ここで、群馬近代詩人(わたしの非常にツボなのだが!!)に詳しい塩山さんから、
萩原朔太郎・萩原恭次郎・山村暮鳥高橋元吉らについての、お話が。
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塩山さんの若い時分は、朔太郎よりも萩原恭次郎(詩誌「赤と黒」創刊の
アナキスト詩人の旗手)がとても人気だったそう
(好きな子と恭次郎の墓参りまで行ったとか!笑)。
理由としては「カッコいい」「荒々しい」「前衛っぽい」。

ここで一応資料としてもってきた、萩原恭次郎の詩集『死刑宣告』からの
コピー(「日比谷」など)をみなに、お見せする。
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恭次郎は晩年、田舎にひっこみ農業詩人・自然回帰的な作風へ
(「もうろくづきん」は傑作です!)。
◇塩山さん、「年をとると朔太郎の詩の良さがしみじみと分かってきた」と。

話を朔太郎へ。まず朔太郎の生まれ。
医者一家の長男、両親・祖父母の寵愛を一心にうけ、
未来を嘱望された、かがやかしき男児。
であったが、身体が弱く、文学に耽り、多くの歌人に影響をうけ、
短歌創作に励みだす。そして、中学・高校、落第・退学・落第・退学を繰り返す。
慶大に二回入学&退学するなど。そのとき友に吐いた気障な台詞紹介。
P「普通、落第なんてイヤなもの、一回で懲りるはずなのにこんなに
 幾度も繰り返すのは、逆に精神が強かったのか?」
との問いかけに、北條さんより「昔は今より入るのが簡単だった」。
◇よごさん、南陀楼さんらより、
「まずお金がないと大学へ入れないから、相当裕福だった証し」など。

馬場エレナへの片恋、恋心を込めた短歌製作など。
27歳のとき、それまでの短歌の集大成『ソライロノハナ』(自作歌集)を編む。
これは朔太郎の死後に発見されたもの。
(復刻版『ソライロノハナ』をみなに閲覧→写真/記事上)。
これは、とても美しい本かわいらしい本。
みなさん、しみじみと手に取り、眺めておられた。

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20代後半からしばらくの朔太郎は、懸命に詩を書いていたが、
それで稼げるはずもなく、実家に完全寄生状態。
(朔太郎の自伝内に、当時の自分を無能力者、
 なんのために生きてるのか?とさげすむ記述が多々あり)
苦悶・煩悶・欲求不満(「性欲」が猛烈な悩みであった)の時期。
結婚に恋焦がれた、今の自分を救ってくれるのは「結婚」だけだ、と妄執す。

◇こがさん始め、複雑な性格を持つ朔太郎について、さまざまな意見が噴出。
◇柏川さん「詩作品のなかにあらわれてくる相互両極性について」
◇よごさん「性欲といっても、たんなる性的欲求なのではなく、
   もっとなにか違うものへの大きな渇望だったのでは?」

ドストエフスキーとの衝撃的な出会い。
朔太郎がかれの作品の中に見出したのは、
その作品の登場人物たちの持つ「病的変態精神」。
これに激しく共鳴、共感する朔太郎の異質。
ドストエフスキーをはじめ、朔太郎がおのれの悩み・想いを吐露していた相手。
それは、信頼を寄せていた年少の郷里の友人・高橋元吉。
元吉との激しい書簡のやりとりのエピソードはなす。
(元吉宛ての朔太郎の手紙は大量に残っている/
 P=前橋文学館で山盛りの手紙を見ました)

◇南陀楼さんより
「保存のいい人と悪い人がいる、それによって、
 作家の書簡等の運命が決まる」というお話。

元吉は、書店経営者&詩人。
おてんとさまの下をまっすぐコツコツ歩くような、
朔太郎と真逆な人間だった。
◆ぴっぽ朗読/高橋元吉の詩「十五の少年」暗誦。

◇みかりんより、高橋元吉についての印象話少し。

白秋の「ざんぼあ」(すみません漢字でません)
で、犀星との衝撃的な出会い。熱烈なラブレターをおくり、
激しく書簡をかわしあう。
そして、しばしのち、前橋に犀星が初来訪。
犀星を白皙の美少年と、おもい描いていた朔太郎は、
"野卑そのものの田舎くさい"犀星にがっかり。
のエピソードに、参加のみなさん、大いに湧く。
(しかし、そのご犀星を深くしるにつれ、
朔太郎はますます、犀星を深く愛するようになる)

31歳、処女詩集『月に吠える』刊行、(発行は感情詩社、犀星のいた田端である)
この本が近代詩史に与えた、衝撃・波紋の大きさ(三木露風一派との衝突も)。
挿画(版画)を担った田中恭吉の紹介、朔太郎と恭吉との運命的な出会い。
二人に共通していた「病める魂・烈しい欲求への煩悶」について。

ここで『月に吠える』より、朔太郎と、師・白秋の序文紹介。
◇「詩のリズム」について、よごさんより言及あり。

激しい相互両極性をもつ、朔太郎の性格について
(大好きでありながら、忌み嫌うとか。一人が好きなのに賑やかな場所が好き)。

◆ぴっぽ朗読「群衆の中を求めて歩く」(『青猫』より)

◇柏川さんより「群衆の中のほうが、逆にひとりを感じられるからでは?」。
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「ひとり」とは何か。
朔太郎の「孤独癖」について。
客人が来ると、忙しいのに気が弱く、断れず、鬱屈をためる。
朔太郎は、来客をまつより、自分から人を訪ねたい。

◇北條さん「わがままだね(笑)」

≪詩作品:朗読≫
◆ペンギンさん「酒精中毒者(よっぱらい)の死」。
◆堤さん「ばくてりやの世界」。
◆ぴっぽ朗読「恋を恋する人」「竹」。

ペンギンさん、堤さんより、詩についてのお話少し。
「ばくてりやの世界」の異質さについて。
P、『新文芸読本 萩原朔太郎』(河出書房新社)より
「ハギワラ・アニマル・ガーデン〜詩の庭の動物たち」という小コーナー紹介。
(朔太郎の詩作品に出てくる生物・動物たち)。
好むものに原始生物、貝類、魚類、両生類、亀、雲雀・・・などの傾向。

◇神経・皮膚感覚に訴える詩の傾向について、ご参加の方々より活発なご意見が。

また、当時、卑猥であると詩集より削除された二編の詩の話。
削除された二篇はそんなに過激・卑猥な作品ではない。
◇「恭吉と朔太郎のかもし出す、怪しすぎる(危険過ぎる)詩集の佇まいに、
なにかを削除しなくては、という気持ちになったのでは?」など。笑

心にエレナへの恋慕を隠したまま、33歳、上田以禰子と結婚。
◇ご参加のみなから、ややブーイング!!>朔太郎
これは、不幸な結婚であった。

月に吠える以降。
『蝶を夢む』、『青猫』、『純情小曲集』について。

≪朔太郎上京 〜大井町・田端・鎌倉・馬込時代≫について。
『萩原朔太郎/作家の自伝47』(日本図書センター)から「移住日記」、P朗読。
 朔太郎が自ら語っている、その土地土地への印象、好き嫌いについて。

●大井町=大好き
 【理由】煤けた工場町、さびしい草むら・壊れかかった印刷工場、
 『青猫』で空想してた詩世界がそのまま眼前に現れた。
 素晴らしきのすたるじや!!(家族には大井町、大不評)
 *犀星が大井町、訪ねて曰く「こんな所に人間が住めるものか。」

●田端=大嫌い
 【理由】犀星に強く誘われて越してきたが、妙にじめじめして、
 味噌汁臭く、俳人臭く、お寺臭く、陰気で、土地に対する愛ははじめから
 全くなかった。自分のイメージする「自然派小説的なもの」全体を代表す
 るような土地。
「田端に来てから、私は丁度自分の求めている世界の正反対に、自分の環境を見出すように思った。悲く思ったことは、室生君と私とが、根本的に趣味を異にしていることの自覚だった(自伝より引用)」
 *朔太郎曰く「“こんな所に人間が住めるものか。”
  田端に来てから絶えずこの不平を心に抱いていた」。

●馬込村(大森)=大好き
 【理由】 実に自然の明るいところ。
 今まで、退屈で自分との交渉を持たなかった対象に過ぎなかった
 「自然」に対して、此処に移ってから、私は始めて、愛を感じた。
 上州の郷里でも、大井町でも、鎌倉でも、田端でも感じたことのない「自然」の
 素晴らしさ。「自然の中に生命があり、力があり、生活があるということを、
 私は馬込村に来て始めて学んだ」

田端を忌み嫌い、罵倒する朔太郎の文章をPが朗読していたら、
◇ご参加者の方々より爆笑が。なぜ、そこまで嫌うのか?!
(P「青い麦」のマスターと目が合い、顔色が変わったので、
 ちょっと焦る。まるでわたしが田端を罵倒しているような・・・ち、違うんだ!汗)

◇そして、大井町や馬込を愛した、朔太郎の性質についてご参加の方々より、
ユニークな意見がつぎつぎと。笑

◇南陀楼さんより「田端は高低差のある土地。
 朔太郎の住んでいた場所はとくに湿度が高かったのでは?」
 とのご指摘。
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この朔太郎の田端に対する過剰な発言や・大井町や馬込文士村への偏愛に対して、
会は大いに盛り上がり、かなり時間を費やしてしまったのであるが、
今、振り返ってみても、この土地に対する、朔太郎の感じ方は、
かなり重要な気がしている。
(犀星・朔太郎の、土地についての感受性が真逆だったこととか)
朔太郎の大嫌いさに反して、田端で編まれた『純情小曲集』は、
穏やかでやさしい叙情に満ちた作品にあふれている(犀星の影響も色濃いが)。

『純情小曲集』より、「こころ」「旅上」紹介。

≪朔太郎の結婚生活について≫

結婚生活に倦怠していた、馬込での、朔太郎の妻に対する仕打ち。
ほかの男と、ダンスをするように、とかキッス(その先も)してもいいんだよ、
など妻をそそのかす。
(これが却って刺激になり、夫婦間に良い影響をもたらすのでは?
 という朔太郎の思惑もあった)
朔太郎の妻は、宇野千代に大いに感化され、洋装をしはじめたり、
髪を短くしたり、若い男と連れ立って歩くように。
これに、親友・室生犀星(MS)が激怒。朔太郎に執拗に告げ口。
(この辺については先の『萩原朔太郎/作家の自伝47』
 所収の「結婚敗残者の手記/上田以禰子」に詳細に書かれている)

結婚生活の破綻。
自業自得だが、どこか哀しい。

ここで、時間があと少し!!!!
早足で離婚後の朔太郎の生活の話。
(これは萩原葉子著の『父・萩原朔太郎』に明るい)
アフォリズム集『虚妄の正義』『絶望の逃走』。
(面白いです、ご興味あれば、ぜひ読んでみてください!)
文語体で血気盛んな晩年の二冊の詩集(一部では詩的敗北とも評された)
『氷島』、『宿命』について。虚無・絶望・批判の色合いが濃くなってくる。
(『宿命』の「死なない蛸」は真に傑作です)
自分自身への憤怒・苛立ちも相当込められていると推察。

〜〜〜〜〜〜〜〜ポエカフェ終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜

まだまだ、話したりない、ご意見をおきかせ願いたいことが、
一杯のうちに、最終回が終了してしまった。
あっというまの二時間でした。
ご参加くださった、皆さん、本当にありがとう!!

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【二次会・打ち上げ】
地元の南陀楼さんが、ご手配くださり、もんじゃ屋さんへ移動。
15人のうち、12人の方がご参加くださり、感激・・・。泣

「ポエトリーーカフェ、最終回。ほんとにありがとう!
 カンパーーーーーーーイ!」(見よ!この誇らしげな顔。笑)
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打ち上げでは、
朔太郎についての話の続きや、またみなさんの活動についてのお話、
古本界隈や、先日の「ニッポン全国短歌日和・俳句日和」などのお話など。
一年間、カヒロックがポエカフェ映像を作り続けてくれたこと。
また、アンジーさんや、dozoさん、ペンギンさんから、朔太郎の印象についてうかがう。
初参加のコウノちゃんから、改めてご意見を聞かせてもらったり(嬉しかった)。
みかりんと、思い出話なども。また、朔太郎の気の弱さとやさしさについて、
みかりんとコウノちゃんに晩年の朔太郎のエピソードをひとつ。

というか、みなさん、おひとりおひとりがネタの宝庫で話のつきることがない。
野球の試合や、終電の関係でよごさんと塩山さんがお帰りになり、
のこった方々で、先日、藤原カムイさんに教わった(会に参加した)
「五七だんだら」を、みなでやる。
これが大いに盛り上がり、ほんとに楽しかった!!
わたしの説明がへたっぴで、
ナンダロウさんに「最初っからそういってくれよ!!」と叱られた。笑

だんだらで、更けてゆく第一期ポエカフェ最期の夜。
ほんとに心が和みました。

コウノちゃん&みかりんから、とつぜん小さな可愛い花束をいただく。
「一年間、おつかれさま!」の声に、思わず、涙ぐみそうに。
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打ち上げを終え、
お店のまん前のポールをみると。
「田端文士村/萩原朔太郎」の文字が!!笑
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ありがとう。
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また、第二期で、お会いできる日まで。
みなさん、ほんとに元気でいてください。

約束ですよ!!

もちろん、わたしも。
See Ya☆

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≪ご参加された方からの、アンケートより≫11/5追記!!
 *まだまだ受付中!

1【会へのご意見、ご感想をおきかせください】

◇田端文士村記念館+散策、良かったです。
記念館の方の案内も親切で、楽しかった。改めてまた、田端の
町散策をしてみようと思います。
今回の朔太郎も、語るところ、突っ込みどころがたくさんで、
まだまだ時間が欲しいところですね・・・。
「月に吠える」の時代を中心に行ったポエカフェでしたが、個
人的にはアフォリズムについてもいろいろ話を聞きたかった、
つっこみたかった!


◆「田端はよく歩いている街ですが、萩原朔太郎とのかかわりはほとんど
知らなかったので、興味深かったです。あそこまで田端を憎悪していたとは
……。みんなの発言にPippoさんが丁寧に答えるので、前半生で話が終わって
しまったのは残念。妻子と別れた以後のことも聴きたかった。」

◇「ポエカフェ1年間お疲れさまでした。そして心弾む詩の入口を提供し続けてくださりほんとうにありがとうございました。それにしても今回は、嵐の中、みなさんよく集まったな〜と思います。改札口でお互いに、今日集まる方がおかしいなどと言いながらでしたがこれもポエカフェの力と感激です。田端文士村記念館の方も団体での訪問に、びっくりなさっていましたが、予約無しなのに解説つきというサービスまでしていただいて、うれしいプレゼントになりました。(ちょっとフライングはありましたけどね)
晴れていれば、もう少し歩けたと思いますので、そこだけが心残りですが、
これは無理な注文ですね。第二部は、15名の参加でしたでしょうか。いつもよりやや多い人数でしたが、皆さんからの発言も多く、あっという間に終りの時刻になっていました。年齢層も幅広く、それぞれの朔太郎への思いも聞けたのも大きな収穫でした。(「つきあいたくない」という声もありましたね。笑)皆さんの発言を聞いたり、朗読を聴いたりする中で、朔太郎の人物にますます興味がわいてきています。たしかに「ほっとけない詩人」ですね。あと、無理を承知で言えば、P-Wave「今週の詩と詩人」で取り上げられた『純情小曲集』、さらには『氷島』へのPippoさんの解説がもっと聴けたら、さらによかったかなと思っています。
(時間との関係もありますし、現場での盛り上がり方もあるので、主催者側としては大変と思います。) 
全体として、最後まで、Pippoさんの朔太郎への熱い思いが伝わってくるポエカフェだったと思います。その熱さが伝わることが、ポエカフェの大切な要素かもしれないとあらためて感じています。その熱が、近代詩復興に繋がるのでしょうね。
(その熱で、気がついたら復興委員会に加わっていました)
第二期、どのような形になるのか楽しみにしています。

2【気になった詩、エピソードなどありましたか】

◇「地面の底の病気の顔」、「竹」、「危険な散歩」など。
朔太郎の詩を読むと、私は「感情」というよりは「神経」を刺
激される気がします。頭や心で感じるよりもっと身体的という
か・・・いろいろな動植物をモチーフにして(特に)皮膚感覚
に訴えるような表現が、なかなかにくいです。


◆「ばくてりやの世界」 細胞単位から人間を見るという感覚の鋭さ

◇「朗読させていただいた「酒精中毒者(よっぱらい)の死」はもちろんなのですが、
紹介された中では「恋に恋する人」も気になっています。
ポエカフェ前に読んだ中では、詩集としての『月に吠える』に何か独特のものを感じています。ここいらへんはもう少し考えて、ブログで書けたらと思っています。(白秋の「序」も含めて)

3【お好きな詩人、詩集などありましたらおきかせください】

◇ポエカフェを通じて出会った詩人では、山之口獏、左川ち
か、などが印象に残ります。
P−wave で紹介されていた大江満雄の詩2編に、「心」を
深く揺さぶられました。
「いつも人の情に飢えて さまざまな人の鼻の近くまで 怒り
すりよせる者には 人間が わからないとおもいます ゆめが
わからないとおもいます」(大きな山をみながら)
心に突き刺さる言葉。ちっぽけな人間の持つさまざまなおろか
な思いなど超えて、山のように大きな心を持ちたい。でも、お
ろかでわからないのが人間なのか、ゆめはいったいどこにある
のか・・・と、想いをめぐらせながら読みました。
Pippoさん、カヒロさん、1年間、ポエカフェお疲れ様で
した。5回参加させていただきましたが、どの回も印象深く、
充実した時間をすごす事ができました。
近代詩や詩人との出会い、ポエカフェとの出会い、そこに集ま
る人々との出会い。この一年間は、それまでとは確実に違う世
界になりました。単なる詩の鑑賞を、一歩も二歩も深く踏み入
れる事のできた「ポエカフェ」、本当にありがとうございまし
た。今後の御活躍やポエカフェの新たな展開などなど、期待し
ています。これからも、宜しくおねがいします。
また今度、「だんだら」したいですね。おもしろかったですよ!


◆「今日の話から、室生犀星をもっと読みたいと思いました。以前塩山さんがホメていたぬやま・ひろし『編笠』を、ポエカフェの日に向島の古本市で買いましたが、この人は、田端時代の犀星がスポンサーで堀辰雄らが出していた『驢馬』の同人なんですよね。司馬遼太郎の『ひとびとの跫音』でこの人物の肖像が描かれています。
ともあれ、一年間お疲れ様でした。

◇「今は、これからどんな詩人に会えるのだろうという期待がますます大きくなっています。まだ知らない詩人がたくさんいるのですから。」


≪Blog など≫ *会の様子など書いてくださっています!
台風の一日だったが、(モンガの西荻日記)

◆カヒロックブログ(ピッポチーム)
 「まずはポエカフェのお礼を」

◆「漫画屋BBS」(塩山芳明氏)より転載!
昨夕、新しくなった田端駅に初めて下車。豪雨の中、全国から近代詩マニアが集合してて驚く。同人誌の合評会っぽさも70年代的だよ。萩原朔太郎の詩をピッポや参加者が朗読したが、何度味わっても含蓄深い。若い頃より鋭利に感じるモノが。朔太郎は性的欲求不満状態の若者と、意に添わない人生を歩んで来た初老者に優しい。『彷書月刊』の編集長似の、「青い麦」の店主の携帯が超うるさかった。塩ラーメンの藤岡啄也にそっくりの参加者も(人入れ屋家業の)。

≪ご参加の方々のお声≫ From Twitterより

◆kawasusu (南陀楼さん)
「ポエカフェファイナルに参加。終わってからPippoが「打ち上げは〜」とぼくの顔を見るので、自主的に店探しに出る。適当に店を決めたあと、入り口前に「田端文士村 萩原朔太郎」のポールがたってるのに気づく。なんか「呼び込む」力を持ってるんだな、Pippoは。 」
「ぼくはポエカフェ、2回しか参加してないが、どちらも客とか店主が傍若無人に話すので、朗読が頭に入ってこない。近所で弁当買ってくるけど何弁当がイイかとか、テレビ録画しといてくれダイハード4・0な、とか電話で話してるのを気にせず、詩の朗読のできるPippoはすごい。 」
「ぼくは「sumusで一番、詩を解さない男」なので、ポエカフェの出席者が「朔太郎の都会の感覚は◎◎と比べて~」などと解釈しているのを聴くと、シラフですごいこと云うナーと思ってしまう。それより、朔太郎が初めて犀星に会ったときイメージが違うのでがっくりきたというエピソードに萌えるのだ。」

◆comamonoya (みかりん)
「 ポエトリーカフェ、嵐の中のファイナル、いい思い出になりました。バイバーイと改札で手を振ったぴぽちゃんの表情が忘れられない。第一期をやり通した充実感を湛えつつ、これからのことをすでに見つめている人の顔だった。ぴぽちゃん、カヒロさん、一年間ほんとうにお疲れさまでした! 」
11:26 PM Oct 30th モバツイから

◆odainodozo (dozoさん)
「ポエカフェ1期最終回。イヤー楽しかった。朔太郎と言う未知なる詩人との遭遇。湿っていても何か新しいものを感じました。参加された皆様、ありがとうございました。そして、Pippoさん、カヒロさん、本当にお疲れ様でした。2期楽しみにしています。だんだら修行しておきます。」
「ポエカヘェ心残りといえば、ぶらPippoが出来なかったこと。だけど文士村学芸員さんに案内して貰えたし。Pippoさんには何か力を感じます。」(10/30)

「新潮日本文学アルバム「萩原朔太郎」に立原道造をみつけてビックリ。犀星を通じて、また「四季」同人でもあったのだし、不思議ではないはずだった。なんと道造が東大在学中に朔太郎が特別講師として講義した時の記念撮影の後ろの隅っこに。そう解説されてなければ気づかない。道造らしいなあ。
朗読CD「晶子、朔太郎、春夫、白秋〜自作朗読の世界」に「乃木坂倶楽部 他 (萩原朔太郎)」「こころ 他 (室生犀星)が収録されていました。帰宅してから聞いてみます。龍之介の動画、犀星の朗読は昨日「田端文士村記念館」で見ましたが、朔太郎の肉声ってどんなだろう。楽しみ。」(10/31)

◆akaifusen (北條さん)
「 @pippoem ポエカフェ、自分は3回しか参加してないけど、ほんとによくやったと思うよ。次は「入り口」の先だね。いくつか意見などもあるので、またゆっくりね。おつかれさまでした! 」

◆mongabook (モンガ堂さん)
「一年間、ご苦労様でした@pippoem さん。不真面目な生徒で申し訳ありませんでした。が、ちょっとずつですが近代詩が頭に入ってきています。」

◆Zoushigaya (よごさん)
「 @pippoem お疲れ様でした。参加されたみなさんが、詩とPippoさんのことがとっても好きなんだなあと毎回思います。朔太郎って変なところが愛らしい。なんかの詩で「恋人」と「後尾灯」を掛けた詩があってわざわざこれは掛詞と断っていたのがあったと思うけど、そういうとこが可笑しい。 」
「二次会てっぱん!でしたね。朝ドラを思い出しました。今日も各地の郷土料理の話になりそれぞれの土地の拘りと誇りを感じました。「てっぱん」緋牡丹お竜の老け役がとても愛らしい。今週あった素に近い老けた顔を鏡に映し覗き込むシーンには思わずじ〜んとしました。結局人の魅力は心意気なのだと思う。 」(10/30)

「ボードレールの「群集」http://blog.hix05.com/blog/2008/12/_les_foules.html# 朔太郎は当然これを意識していたが、ボードレールに比して明らかに微温的。二月革命の群集を体感していた仏人と日比谷焼討ちの群集を知らなかった彼との差。
朔太郎の群集は前橋を意識した都会にすぎないかも知れません。啄木は「あたらしき心もとめて/名も知らぬ/街など今日もさまよひて来ぬ」と詠いつつも「いつも逢ふ電車の中の小男の/稜(かど)ある眼/このごろ気になる」と、都会人の狂気を感じている。さらにそれは「どんよりと/くもれる空を見てゐたし/人をころしたくなりにけるかも」と、東京の曇天の下で、自己のうちにもその狂気を発見する。」(11/1)

◆GrahamPenguin (ペンギンさん)
「ポエカフェファイナル、嵐を突っ切って開催。今回もいい時間をすごせました。1年間走り通したPippoさん、カヒロさん、本当にお疲れさまでした。そして、心からありがとうございました。ポエカフェを通して、詩の世界がとても身近になりました。第二期も楽しみにしています!! 」(10/30)
「 @pippoem ほんとうに1年間ありがとうございました。アンケート、明日にはお送りします。それにしても、嵐の中、よく集まりましたよね(笑)。嵐もふきとばすポエカフェの力! 」(11/1)



pipponpippon at 07:23│Comments(2)TrackBack(0)◆Pippoのポエトリーカフェ◆ 

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この記事へのコメント

2. Posted by pippo   November 03, 2010 21:51
dozoさん、
ほんとに印象深いファイナルでしたね。笑
ご参加、こころよりありがとうです。

その近代詩朗読集、
わたしもかなりききこみましたよ。
朔太郎の声、ぶっきらぼうですか、笑
たしかに感情があまりかんじられないですね。
わたしは 虚無そのもののようにかんじました。
妻にすてられ、子を実家にのこし、つかのま、ひとりでくらしたのが、
「乃木坂倶楽部」なんですよね。
犀星と朔太郎、正反対の二人の会話わたしも聞いてみたかったなぁ。

>ポエカフェを通じてお会いできた皆さんにまた会える機会を宜しくお願いいたします。

はい、ぜひ、かならずや!

一年間、こちらこそ、ありがとうございました。
大木実、また入手したら、ぜひみせてくださいね。
1. Posted by dozo   November 02, 2010 13:00
5 皆さんの朗読、Pippoさんの朗読の方が染みるよなあ。。。
朔太郎の自作朗読。第一印象は何やら「ぶっきらぼう」な口調、犀星もそれに近い感じでした。この二人の会話聞いてみたかった。朗読もちっと聞き込んでみます。「また楽しからずや」。。。

記念館入って右に掛けられていた「伊藤晴雨 田端図」近代に入ってから確認できる一番古い田端を描いた画だそうです。

ポエカフェを通じてお会いできた皆さんにまた会える機会を宜しくお願いいたします。

1年間どうもありがというございました。
大木実 集めるどー。

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