July 31, 2018

《第八期-十一回》 第109回: 9/16(日) ポエトリーカフェ :大手拓次 篇 開催します♪

どうも!毎度、ポエトリーカフェ主宰の Pippo です。
詩と詩人に気さくにふれる、詩の読書会(朗読/茶話会)「Pippoのポエトリーカフェ」。2017年9月より、第八期一回を開始します。今期もよき近現代詩人をとりあげてゆきます。どうぞ、お楽しみに♪ *定例篇、8月は夏休みでお休みです(次回、9月開催♪)

(* 2018年7〜9月、毎月第三・金曜13:30〜 の《新潮講座〈ポエトリーカフェ in神楽坂〉 :夏》 も開講&ご参加受付中♪ (7/20(金)与謝野晶子、8/17:ジャック・プレヴェール、9/21:中野重治) ※1回ごとの受講も可能。3回セットだとおトクです♪)

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★2017年11/26 :ポエカフェ100回記念会《本と食卓 篇》kuutamo

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97回方代@都留(7) 97-2 プチ方代篇(8) 98回プレヴェール篇(9) 99回:《本と本屋 篇》 名古屋(10/15)

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101回 新川和江篇(12) 102回 西尾勝彦篇(1) 103回 高村光太郎篇(2) 104回:入門《春・夏 篇》

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105回:高橋新吉篇(4) 106回:尾崎放哉 篇(5) 107回種田山頭火篇 108回 小熊秀雄篇(7月)
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「Pippoのポエトリーカフェ」とは、2009年秋より「入りやすい、詩の入口を作ろう!」との思いで、スタートした《気さくな詩の読書会》です。 詩の活動をはじめて以来「興味はあるのだけど、誰からなにから、読んだらいいのか」「楽しみ方が分からない」という方々に多く出会ってきました。そんな方々の、なにか手がかりになれればと、このような会を開催しています。

2017年秋に通算100回を迎え。リピーターの方も多いのですが、10〜80代の方まで、のべ1600人ほどの方々がご参加くださいました。「ポエカフェ」本編に入る前に、皆さんとのミニ自己紹介タイムを設けていたり。詩人の生涯を紹介しながら、ご参加のかた一人一人に、くじ引き詩朗読(→自由な意見交換)をしていただいたり…と。自然に詩と親しめるような流れを作っています。

詩がお好きなかた、学んでみたいかた、「知識はそんなにないんだけど、興味はある!」かた、詩歌の創作に生かしたい!…etc どんなかたも大歓迎です。
知識不要、予習も必須ではありません。初めての方も、どうぞお気軽にご参加下さいませ。

《過去の開催記録》
2009年10月〜2017年2月までの全開催記録
★第七期: 第86回〜第97-2回(2016年9月〜2017年8月) 記録
第六期: 第72回〜第85回(2015年8月〜2016年7月) 記録
第五期: 第59回〜第71回(2014年6月〜2015年5月)記録
第四期:2013年3月(第43回 新美南吉編)〜2014年3月(第58回 西條八十篇)

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《イベント概要》
▼第109回: ポエトリーカフェ 大手拓次 篇
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★大手拓次 :明治20(1887) 〜昭和9年(1934)46歳没
詩人。 群馬県碓氷郡西上磯部村(現 安中市)生まれ。                           

「創造の草笛」

 あなたはしづかにわたしのまはりをとりまいてゐる。
 わたしが くらい底のない闇につきおとされて、
 くるしさにもがくとき、
 あなたのひかりがきらきらとかがやく。
 わたしの手をひきだしてくれるものは、
 あなたの心のながれよりほかにはない。
 朝露のやうにすずしい言葉をうむものは、
 あなたの身ぶりよりほかにはない。
 あなたは、いつもいつもあたらしい創造の草笛である。
 水のおもてをかける草笛よ、
 また とほくのはうへにげてゆく草笛よ、
 しづかにかなしくうたつてくれ。   /大正三年十二月(二十六歳)、拓次 記

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大手拓次をしっていますか。

北原白秋主宰の詩誌「朱欒(ざんぼあ)」にて、白秋にその詩才を見出され。
萩原朔太郎・室生犀星などと比肩する力をもちながらも。生来の羞恥癖・社交嫌いにて、詩壇の交流もほとんどせず。 孤独に病とたたかいながら、ひたすらおのれの「美」を追い求め、2400篇のうつくしい詩篇を残した詩人です。
また、「香り」――に異様なまでの興味をしめし、すぐれた論考をのこしていたり。香料に囲まれた部屋にこもり、詩作をしていたという逸話ものこっています。
生前に詩集は刊行されず、白秋や詩友らの尽力で、没後に一冊の詩集『藍色の蟇(ひき)』が刊行されました。

そして、のちに岩波文庫版でも、 『大手拓次詩集』が刊行されました!(近代詩人でも、岩波文庫に入るのは、よほどの人ですよ!スゴい…) その岩波文庫も長らく品切(絶版)状態だったのですが、なんと2018年、今年の夏に重版がかけられました〜 祝!嬉しい!
これを記念して、2012年(ポエカフェ・拓次篇)より6年ぶりに、大手拓次篇を開催します。

群馬および、日本近代詩の秘宝――大手拓次。
没後 84年がたちますが、その詩句は色あせることなく、新鮮な輝きを放ちつづけています。
かれののこした詩と生に、みなで、楽しくふれてみませんか。

《大手拓次の詩をちょっとご紹介》

●明治四一年五月(二〇歳)Note

「雨の日」

雨の日は緑が暗い
けれど今瞬間(いま)の雨は好きだ
露も好い、静かだ静かだ
音がない、葉が動かない、
好きな雨の日。

=====

●大正一年十一月(二十五歳)

「藍色の蟇(ひき)」

森の宝庫の寝間(ねま)に
藍色の蟇は黄色い息をはいて
陰湿の暗い暖炉のなかにひとつの絵模様をかく。
太陽の隠し子のやうにひよわの少年は
美しい葡萄のやうな眼をもつて、
行くよ、行くよ、いさましげに、
空想の猟人(かりうど)はやはらかいカンガルウの編靴(あみぐつ)に。

=====

《訳詩》
●大正二年七月(二十五歳)大手拓次

「薔薇の連祷」の一部 抄   
         レミー・ド・グルモン

青銅の薔薇の花、太陽に灼かれた煉粉(れんぷん)、青銅の色の薔薇の花、烈しい投槍がお前の肌にあたつて潰れる、偽善の花、無言の花。

火の色の薔薇の花、背いた肉のために特別な坩堝(るつぼ)、火の色の薔薇の花、おお子供の時の同盟者の天命、偽善の花、無言の花。 

処女(をとめ)の心の薔薇の花、まだ話したことのない、ぼんやりした淡紅色(ときいろ)の青年、処女の心の薔薇の花、
お前は吾等(われら)に何も言はなかつた。偽善の花、無言の花。

=====
●大正十一年十一月(三十五歳)

「わらひのひらめき」

あのしめやかなうれひにとざされた顔のなかから、
をりふしにこぼれでる
あはあはしいわらひのひらめき。
しろくうるほひのあるひらめき、
それは誰にこたへたわらひでせう。
きぬずれのおとのやうなひらめき、
それはだれをむかへるわらひでせう。
うれひにとざされた顔のなかに咲きいでる
みづいろのともしびの花、
ふしめしたをとめよ、
あなたの肌のそよかぜは誰へふいてゆくのでせう。

=====

●昭和二年六月(四十歳)

「ひとすぢの髪」   

うつくしいひとよ、
あなたから
わたしは けふ かみのけをひとすじもらひました。
それをくるくると小指にまいて、
しばらくは 月の夜をあゆむやうな心持になりました。
あなたの ややさびしみをおびたうるはしさが、
旅人のうえをながれる雲のやうに
わたしのほとりにうかんでゐるのです。

=====

「夜の時」

ちろ ちろ ちろちろ

そろ そろ そろ

そる そる そる 

ちろちろちろ

され され されされされされされ

ぴるぴるぴるぴる ぴる

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●昭和四年七月(四十二歳)

「水に浮く花」

みづのなかに うかべる花
こゑをはなてり

=====

●昭和八年五月十七日(四十五歳)

「すぎし日のばらの花」

すぎし日の 枝に咲く ばらの花
そのにほひ すずろに とほく
ふかぶかと きゆるなし

《課題本》 予習などは必須ではありませんが、読んでおきたい!というかたのために。文庫や書籍をご案内します。この機に良かったら、書店・古書店、図書館などで探してみてくださいね♪

★『大手拓次詩集』(岩波文庫) :本体950円 (オススメ!またしても、駒込 BOOKS青いカバには、入荷された模様!)
★『現代詩文庫 大手拓次詩集』 本体 1200円 *(岩波文庫とは詩の選択もけっこう異なるのでよみくらべるも楽し♪)
*青空文庫でも、大手拓次の詩や、香料にまつわる随筆など色々読めます
[日時・内容]
2018年9月16日(日) 19:00〜21:30 定員15名(要予約)  費用 1300円(1ドリンク別)
(ご予約は、以下のフォームより受付いたします) *7/31より受付開始♪

〈内容〉 Pippoによる詩人の生涯紹介。ご参加の方々によるくじ引き詩朗読。 茶話会。※年譜・テキスト配布します /会場 神田・伯剌西爾(ぶらじる)
★大手拓次、にちなんだ、特製ポエトリーおやつあり♪

[ACCESS] 東京メトロ半蔵門線/都営三田線/新宿線 「神保町駅」
A7出口徒歩3分 書泉グランデ脇小宮山ビルB1F(小宮山書店のわき道を入って右の地下)
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※上の、申し込みフォームの使えない(もし表示されない)方は、以下の宛先までお申し込み下さい。
tintiro.ivent@gmail.com まで。 
メールにて、件名は 「ご参加のポエカフェ会名」とし、お名前・緊急ご連絡先(TEL)・ご参加人数など、ご明記の上、お送り下さい。折り返し、ご予約完了のメールを、お送り差し上げます(すぐに返信が来ない場合は、ご一報ください)。

※キャンセル待ちの方がいらっしゃるときがありますので、都合が悪く欠席になる際は、それが分かり次第、必ずお伝えくださいませ。


pipponpippon at 20:00│Comments(2)

この記事へのコメント

2. Posted by ぴっぽ   February 02, 2016 14:11
かずさん、こんにちは(^-^)
はい、ワンとニャーです笑
八木重吉さんの回もありがとうございました。楽しかったですね。

まどみちお先生!入りますよ〜。

犬かねこ、の詩あったような..
ちょっと探してみますね。
1. Posted by かず   February 02, 2016 11:36
5 前回初めて参加したものです。
こんなテーマもあるんですね。素人にはとても嬉しいです♪

質問なのですが「まどみちお」も近現代詩人に入るのでしょうか?
私は大好きなのですが^^;

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