August 24, 2016

〈第七期-二回〉 10/29(土) 第87回: ポエトリーカフェin京都 (croixille)開催します!

〈ポエトリーカフェ in京都 《少年・少女篇》〉

詩をよみ、詩人の生にふれ、自由に語りあう――
初心者のための詩の読書会 「Pippoのポエトリーカフェ」が、京都にて初開催です!
今回のテーマは、《少年・少女》。 大正初期に女性信者のために建てられた洋館・白亜荘の古書店 croixille さんの雰囲気・趣向にあわせ、《少年・少女》にまつわる、立原道造・吉行理恵・吉原幸子・岸田衿子・吉井勇、北原白秋…等の、詩歌作品 40篇ほどをテキストにします。 自らの幼少期を想起しつつ、純粋さや残酷さなどをそなえた、抒情あふれる「少年・少女」名詩篇を、みなで楽しんでみませんか。


▶ croixille さん(京都市左京区)
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(るるぶ「月に一度、読書会も開催! 大正時代の洋館・白亜荘の一室にオープンした古書店がステキ」記事より)
また、10/29〜10/31は百萬遍知恩寺境内にて〈第40回 秋の古本まつり〜古本供養と青空古本市〉 があります。あわせて古本散歩なども、ぜひどうぞ♪

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*ぶじ終了しました。ありがとうございました!

◆日時 10月29日(土) 14:00〜16:30
◆費用 1500円(お茶菓子・珈琲or紅茶付き)/定員 15名(先着順、要ご予約)
*ご予約が定員に達しましたので、お申し込み受付しめきりました(キャンセル待ちでのご予約は、承ります)

(*ご予約はポエカフェフォーム(この下)か、 croixille さんの店頭もしくは mailにても承ります♪)
◆内容 :ご参加のみなさんによる詩朗読、茶話会 /Pippoによる詩人、作品紹介等
※ 《少年・少女》詩篇/詩人テキスト、 配布します

◆会場:croixille 店内
京都市左京区吉田二本松4-3白亜荘3号室 ▶tel 090-8235-2392/mail▶ croixille.s@gmail.com
○最寄り駅:京阪神宮丸太町(徒歩15分)○バス 市バス・京阪バス近衛通(徒歩5分)
○P無し 最寄りのコインパーキングをご利用ください。近隣には3件ほどございます。

〈地図〉
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▶課題図書 
予習は必須ではなく、とくにタイトルの指定はありませんが、テキストに登場詩人達は 《立原道造、吉行理恵、吉原幸子、寺山修司、岸田衿子、吉井勇、石川啄木、北原白秋、他》 などです。予習されたい!というかたは、どの本でも大丈夫ですので、詩集・歌集など、ご用意いただけたらさいわいです。
《少年・少女詩歌 テキストより、チョコっとご紹介》

●立原道造

「風のうたつた歌」抄

 その一
 
一日 草はしやべるだけ
一日 空は騒ぐだけ
日なたへ 日かげへ過ぎて行くと
ああ 花 色とにほひとかがやきと
 
むかしむかし そのむかし
子供は 花のなかにゐた
しあはせばかり 歌ばかり
子供は とほく旅に出た
 
かすかに揺れる木のなかへ
忘れてしまつた木のなかへ
やさしく やさしく笑ひながら
 
そよぎながら ためらひながら
ひねもす 梢を移るだけ
ひねもす 空に消えるだけ
 
 その二

森は不意にかげりだす それは知らない夢のやうに
水や梢はかげりだす 私がひとり笑はうとする
くらく遠くの叢(くさむら)に――

そのあとちひさな光が溢れ 葉は一面に顫(ふる)へだす
森は風を待つてゐる 私は黙つて目をとぢる
私は逃げるうすい綿雲を見ないため
空に大きな光が溢れ 私はだんだん笑ひだす


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▶立原道造 10代半ばで描いたパステル画 「二匹の魚」

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●吉行理恵

「十七歳の弟がいう」

十七歳の弟がいう
〈雪の中で死にたい〉と
二十二歳のわたしはいう
あんたにはにあわないと
十七歳の弟がいう
〈ダンプカーにはねとばされて
そして死ぬのがにあうようでは
とても生まれたかいがないから
雪の中で死ねるように
死んでもにあうように
生きていて
死ぬまでにあわなければどうしようか〉と
すきなようにするがいいと
二十二歳のわたしはいう

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●吉原幸子

「あのひと」抄

あのひとは 生きてゐました
あのひとは そこにゐました
ついきのふ ついきのふまで
そこにゐて 笑ってゐました

あのひとは 生きてゐました
さばのみそ煮 かぼちゃの煮つけ
おいしいね おいしいねと言って
そこにゐて 食べてゐました

ついきのふ 八十年まへ
あのひとは 少女でした
あのひとの けづった鉛筆
こいだぶらんこ

ついきのふ 三年まへにも
あのひとは 少女でした
あどけない かぼそい声で
ウサギオーイシ うたって

あたしのゑくぼを 見るたび
かはいいね かはいいねと言って
あったかいてのひら さしだし
ぎゅっとにぎって ゐました
//
あのひとの 見た夕焼け
あのひとの きいた海鳴り
あのひとの 恋の思ひ出
あのひとは 生きてゐました
あのひとは 生きてゐました      

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《短歌》

●石川啄木

わが泣くを少女(をとめ)らきかば
病犬(やまいぬ)の
月に吠ゆると似たりといふらむ

 *

愁ある少年の眼に羨みき
小鳥の飛ぶを
飛びてうたふを

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●北原白秋

仏蘭西のみやび少女がさしかざす勿忘草の空いろの花

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●吉井勇 

泣く少女(をとめ)笑ふ少女とふたりあるごとくに変る君なりしかな

くれなゐの薔薇(そうび)のなかに倒れ伏すごとくに君は砂にまろびぬ

いくたりの男のために取られたる手かは知らねど我も取りたる

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●村山槐多

(――或る少年に)

紫の孔雀の毛より美しきまつ毛の中に何を宿すや

友禅に夜をつつみて君が眼の薄ら明かりへ投げむとぞ思ふ

とこしへに君を思はん美しき君を思はん君を思はん

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●寺山修司

列車にて遠くを見ている向日葵は少年のふる帽子のごとし

とびやすき葡萄の汁で汚すなかれ虐げられし少年の詩を

海を知らぬ少女の前に麦藁帽のわれは両手をひろげていたり

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●河野裕子

吾がために薔薇盗人せし君を少年のごとしと見上げてゐたり

●永田和宏

草いきれ、否、困憊の少女よりかすか匂いて血の夏は来る


【ご参加ご予約受付】 8/24(水)より、お申込ご予約受付開始です! (ご予約受付のメールが折り返し、すぐに届かない場合は下記メールまで、ご一報くださいませね)


※上の、申し込みフォームの使えない(もし表示されない)方は、以下の宛先までお申し込み下さい。
tintiro.ivent@gmail.com まで。 
メールにて、件名は 「ご参加のポエカフェ会名」とし、お名前・緊急ご連絡先(TEL)・ご参加人数など、ご明記の上、お送り下さい。折り返し、ご予約完了のメールを、お送り差し上げます。
※キャンセル時には、それが分かり次第、お伝えいただけますと幸いです

pipponpippon at 11:41│Comments(0)TrackBack(0)

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