November 01, 2016

ポエトリーカフェin京都の旅 【その1】〜「ポエカフェ」まで(10/28〜10/29)〜

◆10/28(金)

10/29に開催の、ポエカフェ《少年・少女 篇》の最終準備をおえ、
(スーツケースには、少年少女・参考詩集10冊に、手持ち鞄におとも本3冊をつめこみ←すでに重い…笑)
小雨そぼ降るなか、新幹線へとびのったのは、28日夕刻のこと。(あすのお昼には京都でポエカフェなんだあ、早いなあ)、などしみじみしつつ。

列車の中で、ポエトリーカフェ、初京都開催への道をすこし振り返っていた。

 ※※※※※※※

きっかけは、ことし1月。古書ダンデライオン(町家古本はんのき)さんが、京都発行の折込み新聞「リビング京都」へ、拙著『心に太陽を〜』のすてきな書評をかいてくださったことでした。その感想をつぶやいていらした、古書・croixille(クロアゼィユ)さんとやりとりをし、「いつか京都でポエカフェをするのが夢です」、などと、いっていたら。「よろしければぜひ、うちのお店で!」と、お声をかけてくださったのでした。

なんとも、嬉しいお申し出!
夢は、声に、言葉にするものですねえ。いや、ほんとうに。

croixilleさんは、大正時代に、女性信者の寄宿舎として建てられた、京大の裏の「白亜荘」の一室で、
古書や舶来のアンティークなどをおき、月一回の読書会を開催したい!、とお店をはじめられたばかりとのこと。明治・大正期の詩人をとりあげることの多い「ポエトリーカフェ」に、なんとうってつけのお店でしょう。
(きけばわたしもお世話になっている、善行堂さん、榊翆廉堂さんや、うららさんも、よくしっておられるとのこと♪)
そこから、ポエカフェ開催の方向で、「では、内容はいかにしましょう?」と、やりとりをかさね、好きな作家・詩人、お店の選書・雰囲気、croixille中村さんがかいておられるという詩を、むりいって見せてもらったりしてゆくうちに。幼年期、少年・少女時代のやわらかな、また少しビターな思い出、パステルカラー、の色合い……

吉行理恵、立原道造、岸田衿子、吉原幸子、寺山修司…、古いところでは、北原白秋、吉井勇、石川啄木、などがあいそうだなあ、などとぼんやり考えているうちに。 《少年・少女》という、キーワードがふわっと浮かんできました。このテーマなら、この詩人達全員とりあげることができる…!

提案したところ。中村さんも大賛成!お互いに、なにかよく分からない異様な盛り上がりをみせていました。まだ、やってもいないのに、このお店で開催される《ポエトリーカフェ 少年・少女篇》を想像して、ときめきが止まらない… それが、5月のこと。
そこからは、詳細をつめ、8月の終わりに、詳細発表・ご参加申込受付を開始。
10月はじめには、うれしくも、ご予約の人数が定員に達し、あとは準備& 開催を楽しみに待つばかり。

そんななか、croixilleさんでは、ショップカード代わりに作成されたフリーペーパー、「croixille 小冊子vol.1 《少年・少女》」や、また、お店にご縁のあるかたがた、8人(店舗)へお声をかけ、
店内にて、《8名の古書店主さんが贈る『少年少女』の本棚》(10/29〜12/29)という、フェアを展開。
冊子やブックフェア、さまざまなアイデアを、周囲のかたがたの力や思いをかりながら、やわらかく実践してゆく中村さん。すてきだ。

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追憶にひたっているうちに、新幹線のぞみは、まもなく京都。

おいしいお店開拓の第一人者・榊翆廉堂さんより、プチ情報――
「うどんの岡北へゆくなら、銀閣寺鹿ヶ谷通りのきみ家という豆かん屋さんを激しくお勧めいたします」。

むう、ゆきたいなあ、ゆけるかな?
そして、京都でも雨がふっていると、きいて。

なんとはなしに、あのうたを、よみたくなり。
持参した 『桜前線開架宣言』をひもとき、藪内亮輔さんの項 「花と雨」連作をよむ。

 雨はふる、降りながら降る 生きながら生きるやりかたを教へてください

そう、雨は、ふりながら、ふる。だれにも、おそわっていないのに。あるがままに、それが生まれつき、そうあるように。すなおに、正直に。選択をあやまらず――(いや、選択など、そんな概念もないのだけど)
けれど、人間は――

「生きながら生きる」

なんという、フレーズだろう。生きながら、その一秒先、一時間先、一日先、一年先、どうすべきかの選択を、連続でせまられている。生きながら、生きるやりかた。そのやりかたを、しかし、誰がどうやって教えられるのか。
自分のなかの、だれか、なにものか、あるいは運命のような、ベクトルに動かされながら? どうすべきか、というよりも、いやがおうもなく、そうなってしまうもの、それが「生きる」と、いうことなのだろうか。
考えがまとまらない…… 不安になる、うた。

そして、かなしい、いとおしい、歌。

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荷物を、棚からおろし。
JRの駅から、地下鉄で、宿のある東山駅へ。乗り換えが一回あるけれど、分かりやすい。

東山駅から、外へ出れば。ほんとうだ、そぼふる小雨。
雰囲気のある商店が、くらがりに「こんばんは」、とでもいうように。

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でも、傘は必要ない。さすのが、めんどうという気持ちもあるが、なんだか、このまま感じたかった。
15分ほど歩き。23:00頃、宿へ到着。

高揚とつかれで、これは、はやくやすまねば感。眠る数時間前は、スマホをさわらないことが、よい眠りをとる秘訣らしいので、家人へ「到着したよ〜」などメールやりとりして、就寝準備。
家人は、精神がたいてい安定しててホワホワやわらかいので、安心する。

しかしなんだか、さむいのと、ベッドのかたさがあわないようで、なかなか寝付けず。
浅い眠りの中、短い夢をたくさんみた。

 ※※※※※※※ 

◆10/29(土) 《ポエカフェ当日》

起床して、外をみれば、雨はあがり、晴れ渡った空がうれしい。
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そして、きょうは、ポエカフェ前に、もうひとつお楽しみが♪

なにをかくそう、うどんが大好きなんですが…
ポエカフェ(京都)にも来場予定の、S社の校閲をなさってる、親しいMさんが
「おいしい京うどんを食べたい!」と仰っていたので、「わたしだって、超食べたい!」と。
おいしい京うどんをご一緒することに。

左京区の岡崎通りにある、京うどんの岡北さんで、10:30現地待ち合わせ(11時開店)。
はりきりすぎて、待ち合わせ30分前に着いたので(いつも、それ位に着けよ!というお叱りがとんできそう…)、コーヒーでも飲もうかな…と。京都市動物園内にある、カフェに。
あたたかい、カフェオレを頼んだら。

係の女性が、ていねいに淹れてくださった、カフェオレがゆめのようにおいしい…!
周囲をぶらぶら散歩しながら、この京都市動物園に、丸山薫や、もしかしたら中也もあそびにきたかもしれないな、むふふなど、空想するも楽し。

10:30 「岡北」さん前へゆくと、Mさんもいらしていた。
関西風のつゆに、とけた、かき玉(天とじ)が名物らしい。

さっそく、並ぶ。まだ、そこまでは並んでいない。7、8人だろうか。
11:00 岡北開店。
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Mさんは、「きつね天とじ」を、頼まれ。わたしは、天ぷらの海老一本のせの「天とじ」を。
やにわに「ポエカフェ京都篇 《少年・少女》篇」のテキストをとりだし、
くじ引きに入れる詩をどれにしようか、などちょっと検討などしつつ (やっぱり、よい詩はよいなあ…)。

数分まち、お出まし。やあ、よいかおりと、目にもふわっふわのかき玉子が、なんだかすごい…
芸術品のようです。
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甘めのおだしのしっかり効いた、おつゆ全般にくまなくひろがり、優雅に泳ぐかき玉…、、、
口にいれると、おつゆとともに、ふわふわーっと広がる玉子の味が、なんともいえない。
口福感…。麺はほそめだが、しっかりコシがある。
また、エビ天の天かすと玉子が融合して、なにがなんだかわからない食感と奇跡のグルーヴ感。
すばらしいー! ごちそうさまで、ございました。

 ※※※※※※※ 

Mさんと、わかれ。徒歩で、croixilleさんへ向かう。

よい感じの少し曲がった路地に、はいり。しばし、ぼうっとする。
生活のおと、ひびき、においの立ち上るような、そぼくな家の街並み。

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京都の町を、いま歩いているんだなあ、というしみじみとしたうれしさに包まれた。
そこを抜けると、お花屋さんを発見。
中村さんへ、「少年・少女」ふうの花束をつくっていただく。
(淡い、やわらかな感じで、というと。数種の薔薇をメインに、すてきなのを作ってくださった)

京大のうら、お店のあたりに到着したところで。

しまった、(くじ引き番号を、記載し終えたポエカフェ資料を)人数分コピーしようと思ってたら。
コンビニ(コピー機)がない…お店の周辺にあるだろう、など考えていたがあまかった、、
やみくもに、京大付近まで、あるきまわると、100円ローソンと、ファミマを発見。助かった。

人数分をコピーして、ふたたび、croixilleさんへ。
着いた―! 京都市左京区、吉田二本松町 「白亜荘」さん。

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おもてには、ポエカフェのかわいい特製看板も。

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※長文、しつれいしました…

「ポエトリーカフェin京都の旅 【その2】〜ポエトリーカフェ 《少年・少女 篇》〜」
へ続きます。

pipponpippon at 17:00│Comments(0)TrackBack(0)

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