日本の正看護師免許を持っていると、オーストラリアでは准看護師として働けます。
フィリピンとかは、フィリピンで看護師になるのにたいして勉強しなくてもなれちゃうので、フィリピンでの看護師免許があっても、オーストラリアでは使えず、はじめから取り直しになります。
ぴろろ、オーストラリアで看護師として働く道もあるのですが、オーストラリア人女性と働くとなると、すごくストレスになると思うので、やめておきますw
(詳細は「オーストラリア人は変な人達もちろん医者も」→Coming Soon!)
日本で大学4年、看護師歴7年、それなりに勉強したので、医学知識があります。
ここでは、オング先生の初診のときに渡された「体外受精(IVF)ガイド」の紙を見ながら、 体外受精の成功率が高い!(費用も高い)と有名なオング先生がやっている体外受精について説明していきたいと思います。

体外受精の流れ
1日目 : 生理がきたら、午前中に担当の看護婦に電話する2日目 : 病院にて、血液検査と、超音波エコー。(1回目の支払い!!)
9日目 : クリニックにて、血液検査と、超音波エコー。卵がどれだけ育ってるかどうかを確認。その後、採卵日まで再確認が必要になることが多々あります。
~14日目 : 採卵。全身麻酔下になるので、仕事は休んでください。オペ後は、誰かが病院まで、迎えにいきてください。 旦那(パートナー)の精子をこの日に採取します(できれば)
~19日目 : クリニックにて、胚移植。15分ぐらいの診察の後、自分で車を運転して帰れます
~30日目 : 胚移植後約11日目で、血液検査にて妊娠判定します。
成功率が高い!体外受精の流れ 解説
まず、体外受精をやる前周期に、体外受精に備えてピルを服用するとこもあるみたいですが、オング先生はしません。たぶん、後に書く、アンダゴニスト法をとった場合に、前周期でピルを服用すると、成功率が下がるという論文があるからだと思います。
(詳しく→こちら)
1.排卵させる
排卵誘発法として、完全自然、低刺激、中刺激、高刺激がありますが、オング先生は高刺激のアンダゴニスト法をとっています。 アンダゴニスト法は、高刺激を与えるため、卵胞が発達しやすいというメリットがあり、3日目から自分で皮下注射を行います。
2.採卵する
採卵する場合に、痛み止めの内服のみ、無麻酔、局所麻酔、全身麻酔がありますが、オング先生は、全身麻酔で採卵します。3.精子採取
採卵日にできれば精子を採取する。と書いてあります。できなかったら、どうするんでしょうかw?
まぁ、オング先生の事なので、採卵日に精子採取ができなさそうな場合は、前もって精子凍結や、特別な精子回収方法をとるんだと思います。
4.受精させる
精子と卵子を受精させる。 受精後2~3日ほど体外で培養した受精卵を「初期胚」
5.胚移植する
オング先生の場合、5日目に胚移植するようなので、胚盤胞移植になります。 胚盤胞移植は、胚盤胞まで成長したことを確認できるため、良好な卵を選別することができ、着床率が高くなるとされています。
オング先生、前周期でピルを飲まない、アンダゴニスト法、胚盤胞移植をする事で、成功率が高いとされているのだと思います。
もちろん、体外受精の成功率が高いオング先生なので、患者さんに合わせていろいろアレンジしてくると思われます。
ぴろろが、実際に行った体外受精については、またブログであげていきます。
費用が高い理由
オング先生の費用が高いと思われる理由として、排卵させる:アンダゴニスト法をとっている
採卵する :全身麻酔にて採卵する
胚移植する:胚盤胞まで育ててから移植する
という、どれも費用が高い方法をとっていますw
そして、日本では重篤な遺伝子疾患児を出産する可能性がある場合のみ認められている着床前診断(PGD)
Biopsia Embrionaria laboboratorio FIV Tahe Fertilidad / Tahe Fertilidad
着床前診断をすることにより、もともと染色体異常で着床できない可能性が高い受精卵なのかを調べて、流産の可能性を減らし、体外受精の成功率を上げることが可能な検査です。
オーストラリアではずいぶん前から合法で、積極的に行われているため、オング先生、コレをすすめてくると思われます。
まとめ
・ 成功率が高いと言われている、アンダゴニスト法、胚盤胞移植をとっている・ 採卵は、全身麻酔。着床前診断をすすめてこられそうなので、費用が高い!


