ルネサス破綻と中年キャリアプラン

2012/10/31に、日立製作所半導体事業部に入社して以来、働いた
ルネサスエレクトロニクスを早期退職しました。

ルネサス破綻の内情や、
転職活動のときの経験をまとめ、
30代、40代の中年キャリアプラン作成に役立てて
いきたいと思います。

ルネサス破綻については、
いろいろな人が個々の問題を書いています。

過去の結果を批評するのは誰でもできます。

ただの無責任な、批評にならないように、
「もし自分がルネサスを立て直すとしたらどうするか?」
という視点を交えて書いていきたいです。



本日の日経社説。 

「選択と集中」が分けた半導体産業の明暗


昨日、今日で半導体関連の大きな関連ニュースがない(と思う。。)のに、
なぜ今?

不自然なタイミング。

何かある?





2面の真相深層、迫真は、提灯記事多し。

ルネサス関連の連載があったとき感じた。

誰かにとって都合のいいように、内部情報で記事を書いている。 


今回は、
日本の半導体産業、電機産業、そして気になる自動車産業について

違いと展望(!)をまとめます。

ルネサス破綻 日本の電機、半導体は、なぜ破れたのか
  日本(人)の長所が生きない経済環境、産業環境になってきた。

 
 

ルネサス破綻 日本の電機、半導体は、なぜ破れたのか(2)
  日本(人)の長所

 日本人の長所として「ワンセット主義」

ルネサス破綻 日本の電機、半導体は、なぜ破れたのか(3)
  経済環境

  世界の経済環境について、
  その都度その都度一番低コストで引き受けてくれる相手と
 1回きりのスポット取引
をすればよく、
 日本式の「高コスト・高品質」が魅力にならなくなった。 

 今の世界環境が、日本人のものづくりの能力にうまくあっていない。



ルネサス破綻 日本の電機、半導体は、なぜ破れたのか(4)
 産業環境

  半導体産業
   EDA技術の向上と製造ファウンダリの登場で
   半導体設計、製造技術のコモディティ化が進み、
   誰でも作れるようになった



自分の長所、経済環境、産業環境、

外の世界が全てネガティブな方向にいけば
マクロ的に自分が負けるに決まっています

急激な円高も大震災も、
衰退の時期が早くなるか遅くなるかの要因になっただけで、
衰退の主要因ではないということです。


半導体に関して、

何で、東芝の半導体は、OKなのか?

NAND型フラッシュメモリに特化したから。

プロセス開発というすり合わせ技術の開発には、
日本人の特性が生きて、
他者が容易に真似できないプロセス、回路技術に活路を見いだしてきた。


ルネサスも、

  フラッシュメモリマイコンに資源を集中

していれば東芝のように生き残れたかもしれませんね。

SOCに集中したのが悔やまれます。


では、 
 PC(NEC他)、電機産業(SONY, Panasonic)は?


部品を買って組み立てるだけのセット産業になってきてしまい、

新製品を出してもすぐ真似されやすい。

さらに、日本は開発が遅く、海外は、開発が早い。


デザインなどで、差別化を図らないかぎり、先はないでしょう。


SONYは、売り上げの半分以上が金融ですし、

いずれ、GEのようになるかもしれませんね(笑)


Panasonicは、スマホを使った家電の連携にこだわっています。

自分たちのもっている技術の組み合わせで、
「どうだ!」というのも日本的ですね。

そもそも、
 スマホなんかつかって、家電をつなげたい?
 スマホを使って、家の家電製品のオンオフしたり、消費電力見たいと思うのか?
 高齢化社会となる日本で、そんな機能使える人いるのか?

今の家電品って、高齢者に優しくないんです。
洗濯機とかドラム式だと腰をかがめないとならないし。

Panasonicは【高齢者に優しい家電】を目指せば、
日本の高齢者はお金持ち多いですし、
高付加価値で生き残れるんじゃないでしょうか?


さて、気になる自動車産業。

 今、絶好調ですが、やはり将来は厳しい可能性があると思ってます。

 理由はEV

 
 自動車の開発で難しいのは、ガソリン、ディーゼルエンジンの開発。
 
 EVになると、簡単にまねされやすくなります。

 
 中国の蘇州にいったことがあるんですが、電気スクーターばかりです。


  品質なんか気にせず安ければいい。

  安いから、故障したら、クレームして交換!

  どうせ途中で盗まれちゃう(笑)ので、長期品質は不要。 


 将来は、

  先進国の都市部は、2人用EV
 
  先進国の都市部以外は、EVかHEV
 
  発展途上国は、簡易なEVが爆発するんじゃないでしょうか?


先進国で特化するには、
  デザインの優れた車、
または、
  車の基本であり、日本系メーカがちょっと苦手な、
  走る、曲がる、止まるすぐれた車


と言うわけで、自動車業界も自分の長所、経済環境、産業環境、

を考え、生き残りを考えていく必要があります。

自動車業界とは限らず、どんな業界でも一緒です。

 
最後に、

敗因、衰退の原因を、

 「社長がアホだから」

ですますのは簡単ですが、
それでは、次につながりません。


感情を廃し、
冷静に、敗因を分析し、次につながる戦略を考える
大局観で判断する

 長くなりましたが、このテーマでのお話は終わりにしたいと思います。
 

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