2011年12月

我が家の「干支の引き継ぎ式」

女神の絵日記 : pitibo2000のブログ

     我が家の「干支の引き継ぎ式」 兎から辰へバトンンタッチ
干支リレー

 今年も残すところ、あと1日となった。
 玄関に正月飾りを取り付け、愛車のフロントガラスに交通安全のお守りを
セットした。
 そして、年末恒例の「干支の引き継ぎ式」。今年1年間我が家の飾棚を守
り通した白うさぎの労をねぎらいつつ、丁重にお引き取り願い、来年の干支
である辰(竜)に登場してもらった。
 来年は昇竜のごとく上り調子で、タツ者(達者)に過ごせるよう、よろしくお
願いしますよ!

 これにて新年を迎える準備はすべて終了。静かに新しい年の訪れを待つ
ばかり、と思っていたら、そうは問屋が卸さなかった。
 
 長男の家族4人プラス犬1匹、次男の家族5人が帰省して、一挙に11人の
大家族となった。14歳から3歳まで孫が5人揃うと、まあ賑やかなこと。我が
家の生活ペースはたちまち破壊され、家ごとハイジャックされてしまった。

 ブツブツ言いながらも、本心は嬉しくてたまらない。一人で飲む酒よりも、
息子二人と酌み交わす方がうまいに決まっている。若いお嫁さんがお酌をし
てくれると、ついつい盃も進む。
 孫たちの一挙手一投足がすべて可愛くて、心が和む。
 かくして、この年末年始は、思いもかけず賑やかに楽しく過ごせそうだ。

 感謝感激。今年は本当に良い年でした。今年のブログは、これにて無事予
定終了。みなさま、ご愛読ありがとうございました。新しい年が皆様にとって
最良の年となりますよう祈念しつつ、書き収めといたします。 

  京都大原の里。寂光院の門前で見つけた木の枝に光る露
寂光院露

2011年 pitiboのベスト3

女神の絵日記 : pitibo2000のブログ

 テレビや新聞で、2011年の10大ニュースが発表された。 
 国内ニュースでは、当然のことながら「東日本大震災により約2万人死
亡」がトップとなっている。
 
 3・11以降、全国民が被災者の悲しみを我が事とし、復興に向けて立
場・持ち場で出来得る限りの努力を尽くしてきた。有事に際して、日本人
は一致協力して底力を発揮することを世界に証明してみせた。その一員
であることに誇りを感じたのは私一人ではあるまい。

 私も、微力ながら出来ることをしたいと思い、震災直後、被災地域の早
期復興を願って、インド・アジャンタの観音菩薩を主題とした「石窟の二美
神」(100号)を制作し、展覧会で発表した。
 さらに、本来無神論者の私だが、今年は見えぬ力に導かれるように各
地の神社仏閣を巡って祈りを捧げた。また、多くの美術館では震災復興
協賛の催しに協力した。

 来年こそ、平穏で国民みんなが笑って過ごせるような良い年であってほ
しいと願うや切である。

 さて突然矮小な話となって恐縮ですが、今年の締めくくりとして、私の創
作活動を中心に、「pitiboのベスト3」をまとめてみた。ご批評をお待ちして
います。

(1)今年制作した絵画
 
  1位 「石窟の二美神」(100号)
石窟の二美神

  2位 「満月舞踏図」(50号)
満月舞踏図2

  3位 「女神万華鏡」(S80号)
mangekyou

(2)印象に残った展覧会
 1位 「秋野不矩展」 笠岡市 小野竹僑美術館(4月)
 
 2位 「畠中光享・中島千波展」 
        奈良県明日香村 県立万葉美術館(7月)

 3位 「杉本博司アートの起源展」
        丸亀市 猪熊弦一郎現代美術館  (9月)

(3)思い出の旅行
 1位 和歌山県・熊野三山めぐり (7月)

 2位 奈良県 明日香~奈良市散策 (7月・10月)

 3位 京都市の紅葉見物(西明寺・神護寺等 11月) 

(4)感銘を受けた本
 1位 「三国志」 宮城谷昌光著 文芸春秋社

 2位 「終わらざる夏」 浅田次郎著 集英社

 3位 「インド酔夢行」 田村隆一著 講談社

(5)人気ブログ・ランキング(拍手の多いもの)
 1位 「疲れを知らぬ男・紅葉編」  (11月24日)  22拍手

 2位 「インドに魅かれる本当の理由」(8月10日)  20拍手 

 3位 「今年の色・今年の漢字」   (12月13日)  19拍手 

                                    以上

[お知らせ]
  
マイホームページを更新しました。ぜひご覧ください。
    URL:http://www.dokidoki.ne.jp/home2/pitibo/

Shall we 「断・捨・離」?

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 タジマハル夕景(8号・個人蔵)
古都夕景

 多忙を極めた2011年が暮れようとしている。
 今年の制作もほぼ予定終了、主な仕事も片付いた。さて、年末までの数日間
は好きな読書をして、ゆったりと過ごそう。と思っていると、家庭内野党のMさん
から、「アトリエの不要物を整理してください」と厳しい業務命令。
 泣く泣く重い腰を上げた。

 私は元来、物に対する執着心は薄い。整理整頓は得意中の得意、不要物を
捨てるのに何の躊躇もない。
 それが証拠に、お弟子さんがアトリエに来ると、「画家のアトリエは足の踏み場
もないほど汚れているのが普通だと思っていたのに、先生のアトリエはいつもき
れいに片付いていますね!」と、異口同音に賛辞を述べる。

 それに気を良くして、しばらく整理整頓を怠っていた。よし、徹底的に「断・捨・
離」を敢行するぞ!
 
 まず、写真類の整理。スケッチ旅行や展覧会、モチーフ関連などの写真とフイ
ルムが出るは出るは、捨てるものがダンボール箱3つもあった。
 このほか、アルバムに整理したものが10冊余あるが、これは残すことにした。

 次はスケッチブック。50年間描きためたものが約20冊。順次捨てたと思って
いたのに、こんなに残っていた。鑑賞に堪え得るデッサンだけ選抜して残し、あ
とはすべて廃棄した。

 最後はキャンバス。これが難物だ。室内にあったものは木枠から外し、ハサミ
を入れて廃棄したが、庭の収納庫(私は宝物館と呼んでいる)には、大作、小品
合わせて200点ほどあり、奈良の正倉院もかくやと思われるほどのセキュリティ
を施して保管している。
 
 いつのまにか満杯になったので、どうしても整理しなければならない。
 子供からは、「おやじ、代表作を1点だけ残しておいてくれたらいいからな」と言
われている。さすがの「断・捨・離名人」も思案投げ首。
 「ま、これは来年の課題とするか」と、どじょう宰相同様、重要法案は先送り。
 かくして、充実した1年が平和の内に幕を閉じようとしている。

マイデスク
  きれいに片付いた私のデスク

面白うて やがて寂しき忘年会

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   忘年会ムードを高めるイルミネーション(リーガロイヤルH新居浜)
リーガXマス

 今日は、私が主宰する絵画グループ「どんぐり」の忘年会である。
 これを以って今年の主な行事は予定終了、短い冬眠に入る。

 「どんぐり」の忘年会は楽しい。いわば気のおけない身内同士、同じ趣味を持
つ老若男女が相集い、飲みかつ食べ、二次会はカラオケで盛り上がる。
 
 会員は、絵の実力はともかく、多士済々芸人ぞろいだ。普段教室にめったに
顔を出さないが、飲み会には必ず来るSさんは、玄人はだしの歌唱力。
 平素おしとやかな奥様だが、カラオケは男顔負けの軍歌を歌うMさん。灰田
勝彦ばりの裏声で女役もこなすYさん、懐メロを歌わせたら天下一品のOさん、
どんな曲でも合わせて踊りだすTさん、それに合わせて踊るうら若き乙女Mちゃ
んなど抱腹絶倒、ヤンヤの喝采。

 私は、歌の実力では勝負できないので、小柳ルミ子の「今さらジロー」とか奥
村チヨコの「恋の奴隷」を振りつきで歌い、おざなりの拍手を浴びる。
 最後は、全員でKARAのヒップダンス。そこには先生の威厳も、恥じらいもな
い。カメラマンに「今の場面写真撮ってくれた?」と尋ねたら、彼も一緒になって
踊っている。ああ、何という体たらく!
 
 と、だいたい今夜起こることは想像に難くない。それはそうだ! 自分で誘導
するのだから・・・。

 私は、開会のあいさつで、来年の目標を「心・技・体の錬磨」と定め提示する
ことにしているが、眼前に早くも暗雲が垂れ込め、先行きに不安を感じる。
 そうだ、狂騒は今夜だけにとどめ、来年は格調高く、厳しく生きていくことを会
員たちに誓わせよう。
 その前に「隗より始めよ」か? やっぱり、そうだよね。
忘年会
   一昨年の「グループどんぐり」忘年会。一次会は紳士・淑女の集い?


 

今年の色、今年の漢字

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                      ガンガー夕映え(4号)
ガンジス川

 今年も残すところ、あとわずかとなった。
 行く年を一つの色で表わすと「茜色」、漢字一文字で表わすと「展」といった
ところだろうか。とまれ、私にとって、まずまずの良い年であった。

 「茜さす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」

 万葉集 第一巻にある額田王の有名な歌である。「茜色」は夕暮れ時の空
の形容などによく用いられる。
 薬用・染料植物アカネの根で染めた暗い赤色を指すが、その他に緋色に染
める原料ともなり、こちらは鮮やかな赤色だ。

 今年私が描いた作品の多くは茜色をふんだんに使っている。それも緋色に
近い鮮やかな赤色が多い。鮮やかではあるが、憂愁の感じがほの見えて、味
わい深く好きだ。
 
 年を取るごとにますます盛ん。あくなき創作意欲を発揮して、沢山の作品を
制作した。心に、将来に対する一抹の不安を抱えながらも、青年のような情
熱をたぎらせて、ひたすら描き続けた。
 私にとって茜色は、やがて暮れゆく夕映えの色ではなく、やがて明け染める
緋色である。 

 一方、漢字の「展」だが、今年は卯年にふさわしく、とにかく走りまわった。
「展」の字を象徴とした意味は、展覧会に明け展覧会に暮れたからである。

 ・今年私が出品した展覧会  
   県展60周年記念会員展など大小取り混ぜて実に12展、合計約30点を       
   出品。ひたすら展覧会のために描いたような気がする。
 ・画友の個展、グループ展鑑賞  約22回
 ・全国の各種特別展鑑賞      約30回
   東京・京都・大阪・奈良・兵庫など東奔西走、よく見に行った。
   秋野不矩展、畠中光享展、神戸ビエンナーレ、正倉院展、舟越 桂展、
   杉本博司写真展等、あらゆる分野に渡った。これから得たものが、血とな 
   り肉となるよう努力しなければならない。

 今年の漢字に「展」を選んだのは、上記の理由だけではない。展は、「発展」、
「展開」を表わす。今年は、1歩、2歩なりとも前進できたと思うからである。

 さて、来年の色、漢字は何になるか、これからの行動次第である。

ピアニー1 {お知らせ}

 私のお弟子さん、林志穂さんが
  主宰する「アトリエピアニー」の
 クリスマス展が、下記により開
 催されています。ぜひご覧くだ
 さい。
         記
 ①と き  12月13日~18日
 ②ところ  「音楽の泉」 
  新居浜市宇高町1-17-35
 ③展 示 子どもたちの楽しい    
        作品を約70点展示
 





ピアニー3













  グループどんぐり女性会員展
   
 ①と き  12月14日~25日
 ②ところ  「西条市生涯学習館」    
            西条市天神1番205
 ③展示   女性会員10名の作品、26点を展示
                              以上


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