私たち生命は酸素を吸い込み、血液から細胞に回り、細胞内で食べ物から得た栄養を酸化してエネルギーを得ることまでは話しましたよね。

当然吐く息は酸素が減って二酸化炭素CO2が増えています。


CO2は地球温暖化の原因としてすっかり邪魔者扱いですが、地球上の生命体で最も大切な物質はこのCO2です。

動物も植物も細胞からできていますが、細胞の主原料は炭素C(カーボン)です。

CO2は炭素Cが酸化した物質です。

Cに酸素Oが2個ペアでくっついた,これ以上酸化しないとても安定した物質です。

そしてこの増え続けるCO2を炭素Cと酸素O2に還元しないとなりません。



この大仕事を一手に引き受けているもの、それは植物です。

燃え尽きた物質CO2を利用可能な形に還元できるのは植物だけです。

つまり地球上の生命体は植物の働きにすべてを負っているのです。



地上の植物はもちろん,水中の藻や海草もこのリサイクルをしてくれます。

それは”太陽の光”という尽きることのないエネルギーを光合成という能力で利用できるからです。


光合成で水とCO2を還元して炭水化物を作り,根や茎や葉にためています。そしてその時に発生する酸素を空気中に放出します。

私たちは炭水化物=野菜を食べ,酸素を吸って再び酸化しながらエネルギーを得ます。
(因みに化石燃料といわれる石油や石炭も植物が何万年もかけてため込んだ炭水化物です)






つい先日も温室効果ガス削減のニュースがにぎわっていました。

CO2の排出権を「買う」とか、枝葉末節もいいところです、枝葉という言葉さえ使いたくないくらいです。

まず私たちは、植物の力を借りることを考えなくてはならないと思います。




炭素Cは私たちの体内に,時に空気中や植物の中と,酸化と還元を繰り返しながら地球を循環しています。

その流れを止めない,邪魔しない、ことが最も大切だと思います。






私は小さな畑で野菜を植えています。

種や苗が育って実を付け,それをその場でもいで食べるということを近所の子供たちに教えたいのです。

同時に緑化によってCO2の削減という意義も僭越ながら思っております。



花でも野菜でも,プランターでいいから、小さな鉢でいいから育ててみませんか?




地球のために





松倉