氷菓 第10話「万人の死角」
優しさの理由(初回限定盤)(DVD付)
<あらすじ>
 探偵役3人の推理をことごとく却下した奉太郎。入須冬美は、なら、君に推理して欲しい、あなたは特別よ、と詰め寄る。あの冷静沈着な入須のいつにない様子に、奉太郎、まんざらでもない。

位置

 キャラクターの位置はそれだけで意味を持っている。右に配置されるもの、左に配置されるもの、上に配置されるもの、下に配置されるもの。キャラクターの位置が入れ替わればキャラクター同士の関係も変化する。
 一般に、舞台中での偉いもの、重要なものは上手に位置する。右が上手。左が下手だ。
 冒頭、奉太郎は左、冬美は右に配置されている。冬美が場を仕切っているのがわかる。
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 この位置が、冬美の一言によって逆転する。
「キミは特別よ」
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 自分には秀でた才能などないと思っている奉太郎。しかし「そうではない。キミは特別で、才能があるのだ」と冬美が言う。冬美が下手に出て、奉太郎を持ち上げている。そのことが言葉だけでなく、映像からわかるようになっている。
 コップの水滴で焦りを表していたり、水の波紋で奉太郎の揺れ動く心を表していたり、水に映る自分が消えることで、自分の姿が見えなくなっているのを表していたり。細かい。
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 今週は、える分が足りない。