2015年12月24日

今日はクリスマスイヴである。
やはりこの場合は「イブ」ではなく「イヴ」が正しいのである。

僕は若いころ、キリスト教徒にとって重要な日に日本人が狂喜乱舞するのがどうも好きになれなかった。
別にクリスマス自体はとても神聖な日だとは思っているが、日本人の騒ぎ方にはどうも辟易するのである。
多分それは僕がクリスマスというものを意識しすぎだったのだろう。若いころの僕のクリスマスに対する嫌悪感たるやものすごいものがあった。
「クリスマスなんてくだらない日はリスにでもかじられてなくなってしまえばいいのだ!」
とわりと真剣に思っていた。

でも年を重ねて落ち着いてきたのか最近はそれほどクリスマスに対して憎悪の念を燃やすということもなくなった。
だいたい僕は何に対してそんなに怒っていたのだろうか。今にして思えばよくわからないな。

それぞれの人にそれぞれのクリスマスがある。
ひとりで静かに雪を眺めながら過ごすクリスマスがあってもいいし、友達と思い出を語り合うクリスマスがあってもいい。別に恋人と過ごさなければとか、大勢でパーティーをしなければとか、そういうことじゃないのだ。(まだちょっとなにかひきずってるかしら?)

というわけで僕は敬虔な心持ちで、お好み焼きを作りました(笑)
なぜか急に関西風のやつが無性に食べたくなったのだ。
フライパンで丁寧に焼き上げ、皿に盛りつける。
見ようによってはケーキのようでもある。
ろうそくでも飾ってみようかと思ったが、それは誕生日だね。
鍋肌にくっつかないようにと油を多めに入れて作ったので、外側が揚げ焼きのような感じでいい食感だ。
中身はふわふわのとろとろで非常にうまい。
こういうクリスマスイヴもなかなかいいものである。

お好み焼きにはビールがとても合うんですよね。



2015年12月23日

先日「今年の漢字」なるものが発表され「安」に決まったそうだ。
いったい何をもって「安」としたのかよくわからないが「とにかく明るい安村」さんばかりが喜んでいるようなのでよしとしよう。
しかし政治をはじめとする国の動きを見ているとなんとなく暗澹たる気持ちになってくるし、世の中には毎日猟奇的な事件があふれていた。街中で刺しただのお部屋でバラバラにしただのちょっとしたことではもう驚かなくなっている。それどころか事件から数日たてば新しいショッキングな事件が入荷するから、その前の事件がどうなったかを調べるのに骨が折れるし(実際ネットをもってしてもなかなか調べられない)しばらくたってから裁判などの情報が入るが、事件が多すぎてどの事件のことだったかいちいち覚えていられない。
あまり「安」とは呼べない一年だったような気もするがどうだろうか。

僕にとっての今年の漢字は多分「倒」である。
まさかハロウィンでもない日に自分がゾンビになるとは思わなかったし、それはとても痛々しい経験であった。
そしてそれだけではなかった。なんというか今年という一年は静かに七転八倒というか、なにげなく七転び八起きというか、いろいろ大変な年だったのだ。

もちろん倒れてばかりではなく、倒れたからこそ始まったこともあった。
そんなわけで今年も残りわずかだが、最後に「倒」が来ないように気を付けて日々を過ごしたいものである。



2015年12月22日

いつもは下北沢でリハーサルを行うブロークンTVだが、今日はメンバーの都合で新宿。
沖野さんがリハをやっているスタジオのほど近くにあるスタジオである。

ブロークンTVの今年のライブはすでにすべて終了しているので、今日はなんというか今年の「まとめ」としてリハを行うのである。
日が暮れる頃メンバーがあつまり、スタジオへと入る。
ここはロビーが非常に狭く、談笑するようなスペースがないから直接エレベーターでスタジオへと上がる。スタジオ自体も変わっていてエレベーターのドアが開くと直接スタジオ内に直結する。吹き寄せとか踊り場とかいった余白のない建物なのである。
例えばスタジオの階数を間違えたらとんでもないことになるね。いったんドアの前を覗いて確認することができないからちょっと恥ずかしいことになる。

スタジオの中もとても広いとは言えないからみんな寄り添い合うようにセッティングを行う。
僕の場合はドラムだからどんなに狭くてもいつもスペースは一定です。

今年最後のリハといっても特にいつもと変わりない。今までの曲を練習して、新曲を作っていく。
新しい曲ではりかちゃんがラップをするところがあってなんだか楽しい。僕なんかは曲の中にラップが入るとなんとなくジャンルが変わってしまうようでちょっと身構えてしまうのだが(当方おっさんですから)りかちゃんなんかはそういうことに頓着しないんだろうな。むしろ最近のJポップはラップが入ってない曲の方が少ないかもしれないしね。しかしあれは必然性があるのだろうか。なんとなく手持ち無沙汰でやっているように聴こえなくもない。まあでもラップは好きです。なんとなく楽しい気分になる。

「ティーンエイジ・ビバレッジ」という曲があって、これはブロークンTVの定番曲なのだが、りかちゃんがメインボーカルをとっておりキーボードを弾いていないのでちょっと僕が弾いてみた。
弾いてみるといってもドラムも叩かなくてはならないので、キーボードを僕の方に引き寄せて右手で鍵盤を弾く。左手はいつものようにドラムを叩く。ええ、当方結構器用なんです。

いなたいオルガンの響きが加わるとなかなかいい感じだし、メンバーも「みきやはキーボーディストになったほうがいいんじゃないか」とかいっていたが、やはりジョンマッケンタイヤーのようにうまくふたつの楽器を両立させるにはもう少し練習が必要だ。なんだかんだいって、ちょっと鍵盤を弾きたかっただけだったりして(笑)

そんなこんなで今年のブロークンの活動は終了。お疲れ様でした。

普段メンバーはリハが終わると少しお話しするくらいでササッと帰っていくのだが、今日は忘年会としてちょっと飲んでいこうかという話になった。
ライブの打ち上げを除けば、メンバーで純粋に飲みに行くのなんて初めてかもしれない。
新宿の街を楽器かついでぶらぶらと歩き、一軒の居酒屋に入る。

「今年もお疲れ様でした。」
とメンバーで乾杯。
いろいろありましたが、なかなかにして有意義な一年だった。
後はアルバムを作らなきゃだしツアーもやりたいし、もっともっと売り出さなきゃねぇと話をする。
よく考えたらまだホームページさえないんだもんな。

メンバー5人で楽しく談笑しながら新宿の夜は更けていくのでした。


2015年12月21日

そろそろ部屋が寒くてパソコンの前に座るのが億劫になってきた。
昔はパソコンをメタルシェルフに置いていたので、冬が来たら低くセットして電気ストーブや電気カーペットの恩恵を受けながら操作できたが、今はパソコン用のデスクに置いてあるので高さを調節できず、椅子に座っていると膝の当たりがスースーするし、指先も段々とかじかんでくる。
エアコンは冷房こそ効果があるけれど、暖房はつけっぱなしにしていてもあまり暖かくならない。
ゆえに日記を書く頻度が極端に減ってしまうのは仕方がないことなのか。

今日は沖野俊太郎&The F-A-Rsのリハーサルです。
今年最後のライブは沖野さんのライブになった。
それも渋谷HMVの特設ステージで披露するのである。
しかもなんと使うドラムは電子ドラムの「V-Drum」なのだそうだ。
今年の叩き納めが機械のドラムとはなかなか面白い。
そういえば渋谷のHMVなんてもう何年も行っていない。移転して新しくなっているとか。どんな感じなのだろうね。タワーレコードにも久しく行っていないなぁ。

スタジオに到着すると久しぶりにはるみちゃんがいた。
はるみちゃんとは我々The F-A-Rsのキーボディストである。
前回QUEに出演した時は、自分のバンドがツアーに出ていたためお休みだった。なので随分久しぶりに再会した気分だ。

というわけでフルメンバーでの練習です。
さすがにスタジオに電子ドラムは置いてないから僕は生ドラムで演奏する。
最近の電子ドラムは本当に音がいいからパッと聴いただけでは生ドラムとあまり見分けがつかない。
ただし演奏する側からすると問題がひとつだけある。
それは音が飛んでくる方向。
ドラムは叩いたところから音が出るが、電子ドラムは叩いた音がモニタースピーカーから出てくる。
これは結構違和感があるわけです。
とはいえ、それを把握していれば特にやりにくいというほどのことではない。
考えてみればギタリストだって、キーボーディストだって、電気を通せばジャーンと弾いた音がアンプから出てくるんだものね。理屈は同じだ。
しかし「電子ドラム」という名称はどうなんですかね。「エレドラ」という言い方もあるけれど、「エレキドラム」の略だと考えるとなんともダサいような気がする。

いろいろ考えてみても僕がやることに変わりはないので普通の生ドラムでせっせと練習するわけです。

はるみちゃんはヤマハでエレクトーンを習っていたそうだ。
そういわれると彼女のプレイは実に「ヤマハ的」であるように感じる。
僕もヤマハで長く鍵盤を習っていたからそのニュアンスはなんとなくわかる。
しかし僕の場合は用意された曲を全然弾かず、ゲームの音楽やアニメの音楽ばかりを弾いていたのだけれど(笑)

しまださん、たいちゃん、さわい君も気焔を吐いている。
昨日の恥御殿とは打って変わって轟音の世界である。
音量に考慮してドラムを叩くが、いずれにしてもソリッドな演奏をしたいものである。

そう、ソリッド。




2015年12月20日

朝っぱらから蕎麦を茹でる。
鶏肉と葱をカラカラに焼き醤油と山椒で味付けする。わかめときゅうりは三杯酢で酢の物に、きのこは岩塩を振ってからホイルに包んでオーブンで焼く。
朝はこうして急に豪勢な料理をすることがある。そういう時は多分気分がいいときなのだ。
おなかがいっぱいになったら準備をして出かけるとする。

今日は恥御殿バンドのライブである。
今宵もまた狂乱の移動式キャバレーが出現するのである。
一体どんなライブが待ち受けているのか実に楽しみなのである。

中野坂上駅で下車し会場のメロディア東京を目指す。
前回は恥御殿ダンサーズが出演して僕は見に行ったのだが、なんだか入り組んだところにあったので行き方をまったく覚えていない。

グーグルの「みち子」に誘われながら目的地を目指す。
細い路地をくねくねとうねるように歩く。なんだか「みち子」はわざと難しい道を選択しているんじゃないかと疑わしくなる。それほどまでに細い住宅街の道を右へ左へと歩かされるので、自分がいったいどこにいるのかまったくわからない。
途中びっくりするくらい急な坂道をくだり、一体こんなところで営業して誰が客としてやってくるのだろうと訝しくなるようなラーメン屋を通り過ぎ(でもちょっと食べてみたいなと思いましたが、通り過ぎたらもうどこにあるかわからなくなるほど小さなラーメン屋でした)広い道に出たら見覚えのある六本木的なライブハウスのドアが見えた。
「「みち子」ありがとう。お疲れさま。」
と僕はiPhoneを懐にしまい、重そうなドアを開ける。

スタッフとメンバーに挨拶。
順子さんは今日も顔色よく母子ともに健康そうだ。大変よろしい。
とりあえず荷物を降ろしてくつろぐ。はー、結構歩いたな。

ステージではオープニングアクトを務めるバンドがリハーサルをやっていた。
なんだかデスメタルのような音でギターを弾いているのだが、音が悪いうえにでかすぎる。
PAさんが、
「ちょっと大きすぎますね。」
というと、
「え?そうですか?」
と、いいながらアンプをいじっている。
見るとすでに本番仕様でおぞましいヤギのかぶり物を装着して作業をしていた。
次に音を出すとへなちょこに音が小さい。
まずは音を決めてからヤギさんをかぶりなよ。
まったく、久しぶりにリハを見てちょっとイラッとしてしまいました(苦笑)

対バンは前回恥御殿を見に行った時に一緒だった「Headphone01」というバンド。
このバンドが非常によくて僕は好きです。先ほどまでのいらついた気持ちは彼らのリハで浄化された(笑)
なんでも前回恥御殿が彼らと一緒にやったとき恥御殿チームはかなりの集客があったらしく(僕もそのお客のなかのひとりでしたが)「すごいねー、人気者だね!」とダンサーたちに声をかけていた。
僕としてはバーンとしゃしゃり出て「エッヘン!」と威張りたい気分でしたが、当時僕もそのお客のひとりだったもんで対して威張れもせずおとなしく煙草などを吸っておりました。

我々のリハもしっかりと行い、僕は「虫も殺さぬドラミング」をチェックする。
うん多分大丈夫だ。

このライブハウスは楽屋があまり大きくなく(大きい楽屋があるライブハウスの方が珍しいのですが)恥御殿ダンサーたちは着替えたりいろいろ大変なので、事務所を楽屋代わりに使わせてもらえるらしい。
我々男衆は居場所がないのでどうしようかと相談していると、ボーカル&コーラスの参助さんが、
「うちがすごく近いのでよかったらうちで休みませんか。」
とお誘いの声をかけてくれた。

「是非!是非に!」
と我々は一も二もなく参助さんの家にお邪魔することにする。
参助さんといえばコミック「ビーム」に作品を連載しているプロの漫画家さんである。
漫画家さんのお宅というのはどういうものなのだろうか。非常に気になるのである。

かくしてまたもや細い路地をあっちこっち歩きながら参助さん宅に到着。
僕と堀田さんと松尾とでお邪魔します。
居間に通していただき、お茶とお菓子をいただく。
なんだか思わずかしこまる3人。
すると参助さんはやおら立ち上がり、
「ちょっと仕事の続きをやってきますんで、くつろいでてくださいね。」
といって、居間を出て行ってしまった。

3人がまるでカルタ取りでも始めそうな形で畳の上に残された。
興味本位でついてきたのはいいが、これはこれでなんとなく所在がない(苦笑)
くるりと見回すと、本棚にはすごい量のマンガや小説が詰まっている。しかもほとんど僕が知らないものばかりだ。やっぱりプロの漫画家たるもの独自の視点から他の作品を見ていろいろ研究してるんだろうなぁと思う。
堀田さんと松尾と僕でちらりほらりと会話を交わしながらチョコレートをいただき、お茶を飲む。
なぜか会話の声が少し小さいのがウケる。

マンガや小説をパラパラと拝見したり、メンバーとお話をしたりしているうちに開演時間が近くなって来た。そろそろ戻ろうという話になる。
参助さんはもう少し仕事を片付けてから追いかけるとのこと。
本当は仕事場も是非見せてもらいたかったのだが(現代のマンガ作者はどの程度コンピューターを使っているのかとか)邪魔をするとアレなので遠慮しておいた。

3人でライブハウスへと戻るが僕は煙草が切れたので離脱してひとり山手通りの方向に向かう。
すでに日はとっぷりと暮れ、空気はぴりりと冷たい。
この場所は新宿にほど近いというのに、ただ広い道路があるばかりでお店などがほとんどない。
街頭の灯りが寒々しい。
遠くにガソリンスタンドが見えるが、あそこに勤務している人たちはお昼にいったい何を食べているのだろうか。
歩いているとぽつねんとローソンがあった。ここまで誰ともすれ違わず、猫にさえ会わなかったので、なんだかその青い照明はおとぎ話に出てくるおうちみたいに見えた。
すでに夢の中にいるのだろうかという疑問を抱えながら、僕は煙草を買う。
店員さんは感じこそ悪くないもののアンドロイドのように機械的だ。
もしかしたら煙草が嫌いなのかもしれない。

外に出てもう少し歩いてみる。
段々寂しい気持ちになってきた。
空は藍色で雲がゆっくりと流れている。
街頭の光は割れたガラスのように大きな粒でクラッシュしている。
すでに営業を終えた商店があって、その前にベンチが置いてあった。
傍らには灰皿もある。
僕はそこに腰掛けて煙草を一本吸ってみる。
なんだかすでに引き返せないほどに遠くまで歩いて来てしまったような気分になる。
ここまで来ると、もう誰も助けになど来てくれないのだ。
煙草の煙は落ち着かない。
たまに車が通るが、タイヤとアスファルトの摩擦音が僕をいらつかせる。

僕は孤独を好むが、ひとりでいるといつも思考はネガティブな方向へと向かう。
いつもそうだ。そして決まって後悔する。「誰かと一緒にいればよかった」と。

「さて。」
と僕は煙草を消して立ち上がる。
そろそろ戻らなくては。

ライブ。
昭和歌謡にはどこかしらジャズのニュアンスが含まれている。
アフロアメリカンがもたらしたファンクやフュージョンなどの屈強なリズムは音楽に強い光を与えたが、多分その前の時代の音楽は「音」と「言葉」がもっともっと近かったのかもしれない。
恥御殿バンドはそんなゆらゆらと揺らめくような楽曲を演奏する。
ライブハウスにはたくさんの人がいた。
僕にはそれだけで充分だ。
そして信頼できるメンバーがいる。
愛すべきダンサーたちがいる。
それだけであまりある幸せだ。
順子さんはお腹に子供を抱えながら大いに歌う。いわばお腹の赤ちゃんも我々メンバーのひとりなのである。
僕は虫も殺さぬようにドラムを叩く。
個性的なメンバーでの演奏だったが、我々楽器陣の溢れる想像力と、ダンサーたちの妖艶な踊りと、そして順子さんと参助さんの盤石な歌があれば結局のところ問題らしい問題はないのだ。

寂しい気持ちはどこへやら。僕は実に楽しんでドラムを叩き、会場の雰囲気を満喫した。

それにしても遅い曲をたっぷりと演奏するのはとても難しいねぇ。
ロックな僕はどうしても前へ前へと押し出すようなリズムになるので我慢するのが大変でした。
若者っぽいドラムを叩くのは上手なんだけれど、そろそろ大人の色気というものについても勉強しないといかん。頑張ります。

というわけで、長い一日が終わる。
あとはお酒を飲みながら対バンの演奏でもゆっくり聴こう。




2015年12月19日

さて今日は早くも恥御殿の仕上げのリハーサルです。
本日のリハスタは、阿佐ヶ谷にある公民館の音楽室。
確か一回行ったことがあると思ったが、すっかり場所を忘れちまった。

「前やったところだよね。了解です。」
と順子さんにはメールをしておいた。
駅まで辿り着けばおのずと道順を思い出すだろうと思ったのだ。
しかし実際駅から出てみると全然街並に記憶がない。
前回リハが終わってからみんなで飲みに行った居酒屋のことばかりが鮮烈に思い出されるのであった。

とりあえずiPhoneの「みち子」を呼び出し、それらしい建物を検索してみる。
なるほど、いくつか公共の建物らしいものがあるのでそちらに向かって歩いてみる。

阿佐ヶ谷といえばあまりお邪魔する機会がないうえに、来たとしても車で通過するくらいしか経験がないので、大きな街道が通るわりと大ざっぱな街だという印象があったが、こうして実際駅に降り立って歩いてみると、かなり細い路地が入り組む魅力的な街であることが判明した。
居酒屋、定食屋、ラーメン屋、カレー屋がひしめくように営業している区画を興味深く眺めながら歩く。
表の街道沿いにはどこの街にでもあるような大手チェーン店が軒を連ねているが、ひとたび街の中枢部に入るとこじんまりとはしているがいかにもオリジナルな展開をしているお店がたくさんあって実に楽しい。
やはり高円寺と荻窪の間の街なのだからこういう雰囲気になるのは必然なのか。
安定の中央線パラダイスなのである。

ドラムの機材を担いでいなかったら思わず今日の目的を忘れてそのあたりの飲み屋さんの暖簾をくぐってしまうところであった。これはまた今度あらためて来よう。

「みち子」に誘われるまま公共施設の前まで来たが、まったく見覚えがない。そのうえすでに夜の帳が降りているからか建物の中は暗くひっそりとしており入れそうにもない。

「これはそもそもの出口を間違えたかしら。」

一度来たことのある街なのだからこれだけの歓楽街があればいくらなんでも覚えているだろう。
覚えていないということは目指すべき公民館は逆サイドにある可能性が高い。

早めに到着したので余裕があるつもりでぶらぶらと散策していたが、いよいよ時間もなくなってきた。
駅の逆サイドに移動して大きく開けた街道と商店街の照明を眺める。
うーん、やっぱり覚えていない。

観念して順子さんにメールを打った。
本当はひとりで辿り着ける方が格好よくてよかったんだけれど。

というわけでナビゲーションしてもらって公民館に到着。
迷わず歩けば駅から数分の場所にあった。あー思い出した!ここだ!

紆余曲折ありましたが、やっとのことで恥御殿バンドの最終リハーサルがスタートです。

IMG_7956ドラムに座ってセッティングをする。
僕の前にはトランペットの松尾とトロンボーンのしずえさんが座っている。
そしてそこから離れること数メートル先にベースの堀田さんの姿がある。
その向こう側にダンサーたちが展開しており、参助さんと順子さんがいる。

なんというかこのスタジオはめちゃくちゃ細長いのね(苦笑)
普段四角いスタジオで演奏する時はなんとくサウンドが渾然一体となるのだが、このように細長い部屋でやってみると、僕がいて、ブラスがいて、ベースが遠くにいて、どこかしら声が聴こえるという感じで、まるでサウンドのミルフィーユのようにそれぞれが独立しながら成り立っている。

いつものように順子さんはきっちりとプログラムを切り盛りし、てきぱきとリハは進んでいくのだが、みんなの音が遠いから僕はなんだか個人練習をしているような気分になってやるせない。
なにしろ堀田さんと話したいと思ったら、駅のホームの向かい側にいる人に声をかけるぐらい大きな声を出さないと届かないのだ。
中央部にこじんまり集まればいいんじゃないかと思ったりもしたが、公共施設であるこの音楽室では迂闊に機材を動かしてはならないそうなのである。

しかしそれだけにそれぞれのパートの音は最終リハで磨き上げられた。
僕も結局アンサンブルする楽しみは明日の本番に取っておいて、ひたすら個人的にドラムをどう叩くかという命題に終始した。

問題があるのかないのかわからないが、とりあえず充実のリハーサル終了。
そもそものバンド編成がドラムンベースみたいなものなのだから正解がどこにあるのか暗中模索でやっているわけだが、順子さんが満足そうな顔をしているのだから多分問題ないのだろう。

明日はよろしくと挨拶して一同散開する。

本当は前回同様、いや、先ほどの喧噪の中で一杯引っ掛けて帰りたいと思ったが、順子さんが身重なのでここは自重しておこうと思った。
しかし順子さんが少し飲みに行きたいと(本人は飲みませんが時間を共有したいという意味で)いうので結局精鋭メンバーにて軽く飲んで帰ることになった。

そして辿り着いたのは順子さんお勧めのドイツ料理屋さん。
あのドヤ街みたいな居酒屋街ではなく町外れのお洒落なお店である。

さすがの順子さんクオリティ。
なんだかお洒落だわー。
明日のライブも頑張ろうね。

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2015年12月18日

近所のスーパーの発展ぶりが目覚ましい。
一見なんの変哲もないスーパーなのだが、改装してからというものスタッフのアイデアが爆発している。

例えば野菜。じゃがいもなどは1個から箱買いまであらゆる人のニーズに合わせて量を調節している。もちろん種類もたくさんある。ニンニクはだいたい青森産か中国産と決まっているが、スペイン産や鹿児島産など他のよい産地も積極的に紹介してくれる。ミニトマトの詰め放題コーナーは色とりどりのトマトが宝石のように並んでおり、女子でなくても心ときめくのである。

レトルトカレーのコーナーは「カレー文庫」と銘打たれ、まるで小さな図書館に来たかのようにカレーが陳列されている。インスタントラーメンも地方で熱狂的な人気を誇る味などをしっかりと押さえて紹介している。もちろんボンカレーやチキンラーメンなどの定番どころもはずしてはいない。

オリーブオイルやマヨネーズ、ケチャップは大手のものだけでなく、こだわりを持って生産している商品を多数取り揃えている。むろん醤油や味醂なども同じ。多少値の張るものも置いてあるが、まったく手の届かないものではない。そこがなかなかいいところなのです。

そして鮮魚コーナーが熱い。
以前は他のスーパー同様パックで売っていたが、今は魚をまるごと1尾から売っている。
鯛に平目に鰆にスズキ。ホウボウやコチ、メバル、などの魚が所狭しとクラッシュアイスのうえに寝転んでいるのだ。これは見ているだけで壮観なのである。大きな鯛を主婦がさばくのは無理だが、この陳列方法は一種のパフォーマンスである。店員さんに頼めば好みの大きさにさばいてくれるし、肝や骨やアラなど必要なところを持って帰れる。それって最高じゃんね。
もちろん庶民の味方である鯵、鰯、鯖、秋刀魚もたくさん売っている。
素晴らしいのは鮮魚だけではない。
例えばアワビや蟹をリーズナブルな料金で売っていたり、生すじこや白子の類いも積極的に仕入れている。新鮮なホヤもあったりする。

これはいわば小さな築地なのだ。

そして今日件のスーパーを覗いてみたら「あん肝」を売っていた。
よくある「アンコウ鍋セット」の片隅にちらっとついていているようなものではなく、どかーんとひとパックまるごとあん肝である。
何はともあれ購入してみた。

「あん肝」の作り方がわからないからネットで調べながらやってみることにする。
こういうのは作る勇気がいるだけで、やってみると案外簡単なのです。

1、あん肝の血を洗い筋を取り除く
2、酒と塩で洗って臭みを抜く
3、ラップで円筒状に包んでさらにアルミホイルを巻く
4、沸騰したお湯に静かに沈め、再度沸騰したら火を消して15分くらい待つ

できあがり。

できたあん肝はそのまま水気を拭いて冷蔵庫で冷やす。
アルミホイルが急速に冷えるからあっという間に完成する。

食べてみました。

んーー!!!んまい!!!!

ねっとりと上品な口当たりからあん肝独特の甘い香りが爆発する。そしてなんといってもいいのは、その奥にある野趣溢れる臭みなのである。最近は寿司屋などであん肝を注文しても臭みを嫌うお客さんが多いからか、おもちゃみたいな味しかしないところがある。つまりは1と2の行程を非常に念入りに行っているということなのだろう。確かに臭みがなくなれば食べやすくはなるかもしれないが、あん肝の本当の旨さというのは損なわれてしまうような気がする。とろりととろける甘みとぐっと鼻をつく臭みがあってこそ寄せては返すあん肝の「美味サーキット」が完成するわけで、それを辛口の日本酒で洗い流す爽快感たるや筆舌に尽くしがたいものがあるのである。

これは作ってみてよかった。
しばらくお酒のあてには困らないのである。

それにしても近所のスーパーの快進撃はとても素晴らしい。

次はどんなサプライズがあるのか楽しみでしょうがない。

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2015年12月17日

思ったより早く西荻窪の駅についてしまった。
僕は駅前の雑貨屋さん?(よくあるオリーブオイルやナッツやドライフルーツや珍しいスパイスなどを売っているお店はなんといえばいいんだ?)でしばらく物色する。
僕はこういう店が大好きなので、ちょっと時間を持て余した時にはよく行く。
ドラムの道具を持っているから、変なところで瓶なんかにあたらないよう配慮するのはいつものことだ。

12/20に恥御殿バンドがライブを敢行する。
今日はそのためのリハーサル。
ちなみに恥御殿の主人であり、歌および振り付け担当の順子さんは現在妊娠中である。
今年の初めごろ、僕と順子さんはお互いにやたらと体調が悪いことを気遣いあっていたのだが、彼女の不調はもしかしたら妊娠がもたらしたものなのかもしれない。最近はお腹が大分大きくなって来たが、そんな彼女はむしろ以前より元気そうだ。
僕の体調が悪かったのは単に体調が悪かったのだけれど(苦笑)

リハの時間が近づいて来たのでスタジオへと移動する。
今日は僕も初めて伺うスタジオなのである。
iPhoneの「みち子」に行き先を委ね、途中セブンイレブンでパンと揚げ鶏を購入して現場到着。
随分とさびしい路地の方向へと歩かせられたのでさぞかし薄汚れたロックなリハスタなのかと思いきや、見るとヤマハ音楽教室のようなお子様にも優しそうな朗らかなところであった。
地方のスタジオを彷彿とさせる中途半端に健全なロビーは(しかし「KISS」などのロックなポスターは「麻薬をやったらだめ!」的な脅威感で貼ってあった)妙に僕を落ち着かなくさせる。

スタジオに入ってみんなに挨拶。
おー!順子さん!おなかがすくすくしているではないか!とてもいいことだ。
順子さんは自らダンスを踊り歌を歌うが、様々な企画を立ち上げたり、ダンサーたちの振り付けをしたり、モデルさんのようなこともしている。
普段僕は彼女のことを非常に有能な敏腕アーティストといった感じで見ているが、子を身ごもった彼女の表情はそんなアーティストの顔からお母さんの顔へと移り行く過渡期であるようにも見え、つまりそれは順子さんという女そのものの顔なんだなと考えると、彼女の顔がとても可愛らしく見えて来て少し照れくさいような気分になる。

やあやあ他のメンバーもお久しぶり!ということでリハーサルを始めましょう。

そして難問の始まりである。

恥御殿バンドは在籍メンバーが多く、フルで参加すると相当ゴージャスになるが、今回参加できるのはボーカルの順子さんとコーラス&ボーカル&人間シンセサイザーの参助さん、ベースの堀田さんにトランペットの松尾とトロンボーンのしずえさん。

以上である。

つまりはギターもピアノもいない状態で演奏しなければならない。
今までも変わった編成でライブを強行してきた我らが恥御殿バンドだが、いったいこれで成立するのだろうか。
しかし主人の順子さんはこれでなんとかしようとしている。つまりはロックバンドの概念で考えていてはだめなのだ。ジャズの概念で、いや、現代音楽の概念で対応すれば別に問題などないではないか。

IMG_7925ドラムの椅子に座ってみると幸いなことにタムが3つセットされていた。オーケー今回はこのまま演奏してみよう。
僕は普段タムをひとつしか使わない。タムをひとつとフロアタムをひとつ。
それでふたつの音が出る。つまりハーモニーだ。
タムをひとつ増やすと音が3つになり和音の概念と同じことになる。ピアノで「ドミソ」と弾いている感覚。そうするとドラムで叩けるフレーズが急にメロディアスになる。だけどその分ギターや鍵盤との関係性が問われるので難しくもなる。
さらにタムをもうひとつ増やすとこれは相当ややこしいことになってくる。ひとつのライブを通じてすべてのタムを美しく鳴り響かせるというのは至難の業ということになる。
しかし今回のライブはギターも鍵盤もいない。
いるのはバックボーンを支えるベースと(とはいえ堀田さんはベースをギターのように弾くこともできるんだけどね)トランペットとトロンボーン。つまりはみな基本的に単音で勝負する楽器なのだ。
そうなるとタムが多少たくさんあった方が華やかでよい。
それにタムがたくさんあると単純に叩くところがたくさんあって楽しい(笑)

課題曲をなぞっていく。
1曲1曲、これはどうやって演奏すれば心地よく聴こえるかをディスカッションしながらリハは進んでいく。
僕と堀田さんは曲の全体について話をする。松尾としずえさんはそれぞれのパートについて話をしているようだ。そもそもトランペットとトロンボーンのホーンセクションなんて成立するのかしら。ともかくそっちの話はそっちに任せる。
ダンサーたちは鏡を見ながら振り付けの確認をしている。
順子さんと参助さんは歌のバランスを相談している。

うーんなんだかゾクゾクするような面白さがある。
普段僕が参加しているバンドは当たり前だが過不足なく演奏ができる体系を整えている。
ある程度やることが決まっているから、パッと演奏するとすぐに形になる。
しかし今回の恥御殿バンドはそう簡単には行かない。なんというか、どこかしらケモノ道に立ち入ってる感がある。
ないものはないのだ。あるところでなんとかやっていくしかない。
それはまるで太陽にかざした僕の手のひらが、僕の限界であるように。

このセクションでお客さんにどう満足してもらうかを文字通りいちから模索している。
つまりは前人未到というか。全ミキヤ興奮というか(笑)

むろん怖さがないわけではないが、それよりもこの道がどこに続いているんだろうかという大きな期待がある。

まあ結局順子さんと参助さんの類い希なる歌唱力とパフォーマンスという大きな保険があるから、僕らは小さな装備でも冒険に出かけられるんだけどね。

あーでもない、こーでもないと相談しながら音を出し、あっという間にリハ終了。

本番までの日は少ない。
我々はこのケモノ道を通って美しい場所へと到達することができるのだろうか。
女子チームが帰り道の順子さんを非常に気遣っている。
そうか。お腹の中に子供を抱えているのだから歩くのにも一苦労なのだ。
男はそういうところに気が利かないからいけない。

順子さん気をつけて帰ってくださいね。

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2015年12月15日

今日は「PAVEL」と「THE BROKEN TV」のライブです。僕は両方のドラムを叩きます。

ちなみに僕はブロークンTVで緑色の衣装を担当しているのだが、彼らメンバーと会う時は普段から基本的に緑色の何かを着ている。緑色のTシャツとか緑色のパーカーとか。
別にそういった決まりがあるわけではないので、他のメンバーはいつも好きな色の洋服を着てくるのだが、僕はなぜかそのようにして緑色の服を身につけるのが習慣になった。
PAVELの時は特に決まりはなく、その時の気分でいろんな色の服を着ていくのだが、果たして今日はどのような格好で行くのがよいか。

緑色の服で行くとブロークンに肩入れしているように思われるし、緑色の服ではない服で行くとPAVELに肩入れしているように思われるかしら。うーんどうしよう。

クローゼットを開けたり閉めたりしながら相当悩んで、そのうち悩んでいる自分がばからしくなった。
僕の普段着をそこまで気にして見ている人なんて多分いないだろう。
僕が勝手に深読みしすぎなのだ。

というわけで黄色いTシャツにグレーのカーディガンを羽織り、コートを着たら、緑色のスカーフを巻いて今日のコーディネートの出来上がり。

昼下がり、会場の高円寺HIGHに到着。
スタッフとメンバーに挨拶。
そしたらリカちゃんが、
「あー!ミッキー緑色を着ていない!ブロークンの時にはいつも緑なのに!今日は裏切り者だわ。」
と僕を指差していった。
あらリカちゃん結構僕のこと見てんのね(苦笑)
「スカーフは緑色だよ!マイカラーですよ!」
といいわけめいた言葉でお茶を濁しながらリハーサルスタートである。

今日はふたつのバンドでドラムを叩くから僕にとってはワンマン並みのボリュームである。
なんというか非常に楽しみなのである。

僕は3バンド中、2バンドに出演するからリハが終わったらすぐに本番が始まる。

ライブ。

先陣を切ったのは「Spiro」
ナカジーが牽引するこのバンドは、実にメランコリックでかつ荒々しく、繊細でありながらドライブするギターとナカジーのワイアードなボイスが非常に心地よい。
彼独特のブルースが会場を満たしていく。
僕らはもう少しスパイロの空気感を感じていたかったが、後ろ髪を引かれるような気分で控え室へと移動した。

「PAVEL」のライブ。
僕は黒に白い大きなドットの入ったTシャツでライブに挑む。この服は普通に普段着として着ていたらちょっとおかしいと思われるような大胆なデザインだ。しかしPAVELのライブで着るにはなんとなく調度いいような気がする。今日のライブは4回め。さすがに最初のライブのように浮き足立った演奏をすることはもうないが、PAVELの場合はどこか「タガ」がはずれたようなある意味でのパンク性を持っていたい。「まとも」な楽曲をやっていても少しねじれた視点で物事を見ていたいのだ。
もちろんドラムはちゃんと叩きますけど、ドットのTシャツはそういう気分を表したかったのかもしれない。

「THE BROKEN TV」のライブ。
もちろん僕はいつものようにグリーンのシャツにグリーンのサングラスでライブに挑む。ちなみにメンバーの色分けはというとリカちゃんがイエロー、たいちゃんがレッド、ユカリちゃんがホワイト、タマちゃんがブルーだ。これは別にゴレンジャーを意識しているわけではなく、TVの放送が終わった後のカラーバーを表しているのである。しかしいつも思うが、メンバーはバンドの姿勢について相談するときいつもテレビにひっかけた提案をするのだが、そもそもバンド名はテレビがブロークンしているわけだから、むしろテレビ的なものから逸脱した方が格好がつくんじゃないかと思ったりもする。まあメンバーが楽しそうなのであればそれはそれでいいのだけれど(苦笑)

ふたつのバンドのドラムを見事に叩ききってイベント終了。
イベント自体が非常に和やかなムードで進んだので、ストレスなくドラムを叩けて楽しかった。

打ち上げ会場には「世田谷BOΦWY」なるメンバーが集結していた。
なんでもユカリちゃんがベースとして参加しているそうだ。
このバンドは練習と飲みを重ねるばかりでまだお客さんを前にして演奏したことがないそうなのだが、実際はかなりの手練が集まっている。
しかし今日はみんなべろべろに酔っていた(笑)
一緒に飲んでいると下ネタの嵐なのである。
座った席の関係で「世田谷BOΦWY」のど真ん中になってしまった僕は下ネタ苦手だが、渦中に巻き込まれる形で発言せざるをえなくなってしまった。

ところが意を決して下ネタを発言してみるとなんだか気持ちがいいのね(笑)
なんだか自分の心に嘘をついていないって感じがしました。
でもやっぱり下ネタは苦手です。




2015年12月14日

明日は高円寺HIGHにてライブである。
なのでブロークンTVのリハーサルを行うのである。
明日はPAVELも高円寺HIGHに出演するので、僕はダブル出演となる。
演奏する曲の数を考えると、ほぼワンマンをやるのと変わらないので気合いを入れて頑張らないといけないのである。

IMG_7905それにしてもブロークンはよく練習をする。
ベースのユカリちゃんが練習することを推進しているのだ。
とてもいいことだとは思うが、すでにほとんどの曲は完成を見ているので何度演奏しても簡単にできてしまう。
たとえば1曲をパートにわけて細かく練習したり、歌のパートだけを抜き取ってやってみたり、それぞれの曲を強化する方法はあるが、そういうのはあまりやらない。1曲をジャンとやって、雰囲気を確認していく。
そうなると僕としては退屈になってしまう。
だいたい同じ曲を3回繰り返してやると、僕のドラムはリミックス状態になってきて違うフレーズでリズムを刻み始めてしまう。
これはスラップスティックスの頃からそうで、スラップの場合は3回やるとメンバーみんながアレンジを変え始めるというおかしなバンドだった。

しかしドラムがアレンジを変えてしまうと上モノのみんなが困ってしまうだろうから、僕は我慢している。でもやっぱり何度か曲をあたっているとうずうずしてしまうので、例えばシンバルの高さを極端に上げてみたり、コーラスマイクの位置をおかしな場所に設置したりして、わざとやりにくい状態でドラムを叩いたりしている。

それについてメンバーはなにも言わないが、見ていないようでちゃんと見ているようだ。
リハが終わってロビーでくつろいでいるとユカリちゃんが、
「ミッキーのあれはなんだったの?」
という。
「ねー、突然シンバルを上げてさ。何事かと思ったよね。」
とリカちゃんがいう。
「腕の訓練だよ。肩の関節を強化してたの。」
と僕はいう。
するとふたりは言う。

「やっぱりミッキーって変わってるよねー。」

と。

もちろん明日のライブではすべての楽器を適正な位置にセッティングして挑みます。
なんといったって同じ曲を3回やるわけじゃないから。たった1回しかできないから。

さあ、頑張ろうと気合いを入れて今日はお別れ。
明日は盛り上がって行こう。

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