[ 2016年09月 ]

2016年09月08日07:21
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「みかんせいのくだもの」無事全ステージ終了しました。

ご来場頂きましたお客様及び、いつも私たちを支えてくれた出演者、
スタッフの皆様、本当にありがとうございました。

アンケートやSNSで頂いた感想は一通り目を通しました。

その中でも特に嬉しかったのは、「劇団の公演」「劇団だから出来る公演」という言葉を
多くの人から頂けたことです。

私、台本を書くことも、演出をすることも好きです。
でも本当は、劇作や演出はどうでも良くて、「劇、作るのんが好き」なんです。
「劇作家」や「演出家」という肩書は便宜上、くらいの感じで。むしろ恐れ多いし気恥ずかしい。
この「劇、作るのんが好き」というのは、「いい作品に触れたい」「いい演技をしたい」というのと少し違っていて、「この場で、ここにいる人と、何する?」を考えるのが好きということで、そこに劇作とか演出とか俳優とかスタッフとかいう括りはあまり気にしていません。

全員が総力戦で作る。
それが一番ベストな状態で出来るのは劇団であって、だから劇団を継続してきたのだと思います。

数年前から、劇団でこんな話をするようになりました。

私が書いた台本を上演するのもいい。
でも、せっかく劇団なのだから、もう一つの手段として、劇団員全員で作る、ことにも取り組めないか。
私は結婚していて、今はまだ子供はいないけど、この先、もしかしたら子供を持つかもしれない。
女子劇団で、メンバーの大半が30代を迎えた今、ここから10年、誰に何が起こるか分からない。
だから、私を含め、誰が途中で抜けたり、お休みしたりしても、劇団をなくさずにいられうように、劇団員全員で作る力を身につけておこうよ。

「台本がない状態から作る」というのは、私たちにこの先何があっても、「劇、つくるのんが好き」を
諦めないでいられるようにするための、劇団員全員の決意でありました。
(あ、これパンフレットに書いたら良かった!!)

そんな訳で、日々のインプロを中心としたオープン稽古、C.T.T.、短編公演「ナッチョナリズム」等、
劇団員が作る…ということを意識して取り組んできたのです。

この手法を使って本公演を行う、というのが最難関だと思っており、これに取り組むのはまだまだ時期尚早なのではないか?と、稽古直前まで悩んだりもしましたが、
せせらぎや金沢のオープン稽古の取組などを見ていると、これはいけるんじゃないか!?という期待と、
今回の題材で「台詞で物語を立ち上げる」というイメージがどうしても湧いてこない私の詰まりが重なって、
覚悟でこの方法を選ぶことになりまた。


30歳を越え、プラズマみかんがこれまでに描いてきた「痛み」を描くとしたら、
10周年のテーマはこれしかない。「産む機械」はずっと私がいつかプラズマみかんで扱いたいと思っていたし、
ちょうどその頃、「日本、死ね」発言がフィーバーし、キングオブコメディが逮捕された頃だったので、
テーマはすんなり決まりました。しかしそこからが大変。多様性がありすぎる題材で、どの方面から描くか?
台詞や物語にすればするほど面白くないぞ…という問題にぶち当たり、連日せせらぎを呼び出してはうんうん唸り、着地点だけをなんとか押さえて、稽古に突入することになりました。

最初は台本を書くつもりで客演さんに声掛けをしたので…顔合わせで台本がない!と知らされた時の全員の不安そうな顔と言ったら…ナイネー。。。詐欺ダネー。

実際稽古は…そりゃどえれー大変でした!
最初の稽古ではA4用紙5枚くらいの、大体こんなことやりたい〜とぼんやりしたシーン構成表のみ。
結局稽古開始から2週間くらい経てば、もはやその構成表すら無視して、その時思い付いたものや、
話題にあがったものをどんどん試していく…という感じで。どこに配置するか分からないシーンをたくさん作って、
構成して、不足分補って…もうちょっと構成表がしっかりしてたら楽だったのかもしれませんが、
でも、その時自分の出来ることの限界だったから仕方ない。
本番直前まで捏ねて捏ねて、あーでもない、こーでもないと言いながら役者・スタッフが総力戦でクリエーションする、という感じでした。

待ってもホンが出来上がってくる訳ではないから、嫌でも口を開き、言葉を交わし、議論する。
貰った本を一生懸命やる、与えられた役を一生懸命考える、もいいけれど、フラットな関係で言葉を交わしながら
作る稽古がやりたかったら、稽古はいつも本当に充実していたし、最後まで諦めずについてきてくれた役者さんには感謝の言葉しかありません。

いつもお芝居を作る時、誰かを元気にしたい。ハッピーにしたい…などはあまり思っていなくて、
投げかけたことが、語らいのきっかけになることを願いながら作っています。
感動する人もいれば、不快感しかない人もいて、そのズレがどこにあるのか喋って欲しい。
それは出演者も同様で、せっかくこの座組で集まったのだから、この座組が語らいの場になればいいなと思っています。

題材が重い分、稽古が辛くならないように、フィールドワークしてみたり、新聞記事からシーンを起こしたり、
ゲームやインプロから作ろうとしたり、あくまでもファンタジーを作っているのだという姿勢で、
なるべくプライバシーを明かさないという配慮のもと進めようとしてみましたが…
結果稽古の過程でにっちもさっちもいかなかくなった私が自身の体験談をガンガン明かして語って辛くなって
泣いて…という無様な感じになったりもしました。
どうしてこうも、プラズマみかんは自身を削らなければ芝居が作れないのか…。これは今後の課題だ…。

苦労して難産した分、本番はとても愛しいものになりました。

もっともっと多くの人たちに私たちの冒険の終着点を観てもらいたいと思いましたし、あと10ステージくらいやりたかったなあ。
役者さんたちの足が爆発するので言いませんが…。

10周年にふさわしい、宝物のような公演になりました。
ありがとうございました。

劇団でやりたい一大テーマをやりきってしまった感があって、この先、やりたいことが見つからないんじゃないかと若干不安を抱えていますが、

これからも、「劇、つくるのん好き」を追い求めて劇団活動やっていきたいと思います!


plasmamikan
2016年09月01日23:15
こんばんは!さーやです。

いよいよ明日。
「みかんせいのくだもの」
初日を迎えます。



7月末頃の顔合わせから始まり。

フィールドワークや、

様々なインプロゲームを交えながらシーンを作っていきました。

色々な方面から作品と向き合う作業を、役者全員で行いました。

真夏の日中稽古は暑さをしのぐために畳を敷いてみたりもしましたね。

今ではいい思い出です。

そんな厳しい夏の稽古を経て。
ついに秋!明日!

本番です!!!






長かったような、短かったような、そんな時間でした。

本番、終わるのさみしいな…って。
まだ始まってへんがな!って自分でツッコミ入れてます(笑)



わたしは毎回の稽古が物凄く楽しくて、稽古場に行くのにウキウキしていました。

だから、やっぱり終わるのは寂しい。


けど、本番が始まるのもとても楽しみなんです!!

捏ねて捏ねてみんなで
創り上げたお芝居です。

色んな方々に観ていただきたい


きっと観てくださった方に、何かを与えられる気がします。



今日の小屋入りでも、
まだまだシーンをねりねり。
より良いものにしようと奮闘中です。
まだまだやるよ!


是非、沢山の方に観てほしい!
あなたのご予約、お待ちしております



是非、観にきてください



プラズマみかん 皮切り10周年
第9回演劇公演
SPACE9 TAIMEN企画

「みかんせいのくだもの」

皮切り10周年を迎えるプラズマみかん
保育園建設予定地を舞台に小粒でチクリと痛い果実を齧る!!

【おはなし】
ワルツのステップひたいにふんで あの娘もこの娘もおててをのばす
今宵はたのしいおゆうぎかい くつをならしておどりましょう
ぬかるみにあしをとられるな あっというまにおこちるぞ
まっさかさまのおつきさまが ぎょろりとのぞいてわらってる

【作・演出】
中嶋悠紀子
 
【出演者】
せせらぎよし子 金沢沙耶 中嶋悠紀子 
阿矢(劇団大阪新撰組)梅本和弥(TEAM☆RETRIEVERS)鎌田恵弥(妄想プロデュース)柊美月(無名劇団)本多信男(カラ/フル)    

【公演日時】
9月2日(金)19:30〜
9月3日(土)14:30〜/18:30〜
9月4日(日)11:30〜/15:30〜

【会場】
あべのハルカスウイング館9階
SPACE9

【料金】
一般:前売・当日ともに 2800円
パパママ割:2500円(要お子さまの母子手帳又は保険証)
大学生:2300円(要学生証) 
高校生以下:1500円(要学生証) 

【チケット予約】

plasmamikan