5月6日   Reach the Peach

出回ってるだいたいの品種に栗ってついてる。


テレビのローカル番組で地元のカボチャ農家さんにインタビューが為されておりまして、
「今後の目標」を聞かれた農家さんが、
厳しいご時世だがむしろこんな時だからこそ立ち止まらず
いろいろなことにチャレンジし続けたい、というようなことをおっしゃっていたのですけれども、
そのとき表示されていた「挑みたい」という字幕テロップが一瞬「桃みたい」に見えて、
「ええー桃みたいなカボチャを作るのが目標なのおー?」と思ってしまった次第なのです。

もちろんすぐに見間違いには気付いたが、考えてみれば
実際のところもし桃みたいな味のカボチャがあったら
普通に需要があるような気がする。
幸いというべきかカボチャはもともと甘い野菜だからスイーツなどにも使われるし、
桃味でも「使い道がわからない食材」扱いは最低限されずに済むはずだ。
あるいは、形や色が桃みたいなカボチャでも面白い。
ゴツゴツしていて深緑色な普通のカボチャが並ぶ中に
つるりと丸く淡いピンク色のカボチャがあったらどう考えても目立つ。
味は普通のカボチャだとしてもかわいさ一点突破で人気の食材になりえるだろう。
食感やジューシーさが桃みたいなカボチャ、はさすがにちょっと気持ち悪いが、
まあ瓜なのだしスイカやメロンみたいなものだと考えれば
絶対ありえないとまでは言えないように思う。少なくとも話題にはなるだろう。
何だ。ただの見間違いで終わらせるには惜しいナイスアイデアな可能性があるぞ。
桃みたいなカボチャに本気で挑戦してみてほしくなってきたぞ。

挑戦しすぎて味も見た目も食感も全て桃みたいなカボチャにするのはダメだぞ。
それはもう桃だからだぞ。桃を地面で育ててるだけになるからだぞ。
これじゃなくて普通に桃を使えばよくね、ってなるからだぞ。
カボチャにはとにかく甘くてホクホクでというところを目指した結果
「栗」になろうとしすぎた前科が既にあるから油断ならないぞ。

5月6日 いいけど別に

「ちょっと高級なパスタを買ってみた」
「それ俺も買ったことあるぞ、唐揚げやハンバーグの下に敷いたら最高に美味かった」

家で作る飯でそれやってんだ。

4月17日   The Bottom of the Valley

ライオンハート。


「鬼に金棒」や「虎に翼」と同じ意味のことわざで、
「獅子に鰭(ひれ)」というものがあります。
もともと強いものにさらなる力が備わりつよつよになる、というわけですが、
改めて考えると、鰭のついた獅子って翼のついた虎と
同程度に強いと言えるものだろうか、と疑問に思う次第なのです。

確かに陸で百獣の王であるライオンが
水中での機動力をも手に入れたら脅威なのは間違いないのだが、
いかんせん肝心要の牙や爪による攻撃力が
水の抵抗を受ける水中では100%発揮できなくなる。
それに、肺はそのままでエラもないのだから
潜水した状態でいられる時間も知れているのだろう。
「虎に翼」は攻撃力そのままだから純粋強化だが、
「獅子に鰭」の場合は攻撃力を犠牲にして
若干の水中戦闘能力を手に入れたという、
せいぜいバージョン違い的な存在にしかなれていないのではないか。
これでは獅子が可哀想だ。鰭以外の物をあげてほしかった。

あと鰭は正直言ってそんなにかっこよくない。
そういう意味でも翼に負けている。
バショウカジキみたいなやつならギリかっこいいけど、
ああいうたてがみより立派なシンボルを得てしまうのは
獅子的にどうなんだろうか、と悩む羽目になる。悩んでる獅子はかっこよくない。

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