3月19日   Deeming Leaves

もう巻き込まれてる気もする。


「カレーに入れると美味しい隠し味ランキング」をネットで見ました。
牛乳、ハチミツ、インスタントコーヒーといった定番から
梅干しやピーナツバターなど「そういうのもあるのか」と思わされる食材まで
様々なものがランクインしていたのですが、
その中にあった「パセリ」について、ふうむ、と感じた次第なのです。
パセリをカレーに入れること自体に異議は無い。
爽やかな香味が合うだろう。問題は使い方だ。
「ルーに入れるほか、刻んでライスのほうに散らすのも良い」と書いてあるのだ。
前者はいいが、刻んでライスにかけたらそれはもう隠し味ではあるまい。
全然隠れていないのだから。むしろルーよりも先に目に付くとすら言っていいのだから。

まあ、だからといって具というわけではないし、
見た目だけでなく味や香りも多分に左右してしまうので彩りと呼ぶのもおかしい。
あのライスの上のパセリを何と呼ぶかは難しいところだ。
独自の呼称が必要かもしれない。
同じように隠し味でも具でも彩りでもないものにレーズンがあるので、
タッグを組んで適切なカテゴリ名をつけてくれるよう訴求していくべきかもしれない。
ただし、レーズンは既に酢豚のパインやポテサラのリンゴと組んで
「いらないのでは」というカテゴリへの収容にレジスタンス活動をしているので、
下手を打つとパセリもそれに巻き込まれる可能性がある。注意してほしい。

3月18日   Pinch Out

異物。


余計なお世話のことを「おせっかい」と言います。
これは「切匙」と書いて「せっかい」と読む道具から来ているとする説が有力で、
この切匙はスリ鉢などの細かい目に詰まった食材のカスを取り除くための道具であるため、
他人の細かいところまで突ついてくる人のことを
こう呼ぶようになったのだ、と言われているのですけれども。
ふむ、だとすれば、切匙がやっていることは必要なことであり
余計なお世話であるお節介とはまた違うのではないか。
まあ余計なお世話だと思われていたことが結果的には必要なことであったという場合もあるが、
少なくともお節介の最中においては施されている側はそれを不要だと思っているわけで、
キレイに掃除してもらっているスリ鉢がそれを要らぬ世話だと感じているとは思えない。
カスが詰まったまま仕舞われたらそこから臭くなっちゃう。カビ生えちゃう。
スリ鉢もそれはわかっているはず。切匙の掃除をありがたく思っているはず。

長年継ぎ足し継ぎ足ししてきた秘伝の味が染み込んでいる、みたいな容器であれば
もしかしたらあまり綺麗さっぱり掃除されてしまうと不都合があるかもしれない。
でもそれはそんな用途の器に細かい溝を掘る方が悪い。余計な加工だ。それこそ。

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