2005年12月

聖者の更新2005~本も出すのにやること変わってないね~

12回目   4:40

出会えたから広がる世界 深まる愛 その逆もあり
-レミオロメン 『No Border』-


さてさて、今年の連続更新、
聖者の更新2005~本も出すのにやること変わってないね~はこれで終了です。
自分でつけたサブタイトルで心をえぐられたのは初めての経験です。

閲覧者の皆様方におかれましては、
今年もまた斯様な愚行にお付き合いいただきまして
本当に感謝の念に絶えません。
強いて言えば、僕に斯様な愚行を起こさせないようにしていただけると
さらに感謝の念がボンガボンガ湧き出てくるのですが。

更新回数はといえば昨年、一昨年と同じ回数で、
これは僕の心が最後の抵抗をしているのか、
それとも丸二年以上の間なんら成長していない証なのか、僕にはわかりません。
わからないなんて、バカ!(おすぎ)

みんなまとめてメリークリスマス。良い夢を。


11回目   3:50

自己犠牲に基づく愛、
それ以外の愛は愛の名に値しない。
-ロマン・ロラン-


幼稚園教諭である母の話によれば、
サンタなんかいないよ、いやいるんだよ、と外部からいろいろ言われたとしても
最終的に存在の是非を思うのは子供本人なのだそうです。

ハナからいないと信じている子供にどんな夢のあることを言ってもムダですし、
逆にいると信じている子供は、多少ドリームクラッシュな話を聞かされようと
「それはそれとしてサンタはいるんだ」と自分の中で結論付けるのです。
つまり、サンタの存在の真実に自らの体験で気づかない限り、
ある種の心の成長を遂げない限り、
一度サンタの存在を信じた子供はそのまま信じ続ける、というわけです。

僕がサンタの真実に気づいたのは小学校2年のときで、
地域の子供会にやってきたサンタクロースのヒゲが
非常にカラフルなゴムで耳から引っかかっていたのを見た瞬間でした。
ああいうヒゲを作ろうと思ったメーカーの意図をずっと謀りかねていたのですが
今ならわかります。自発的な心の成長を促したのです。偉いメーカーです。


10回目   3:15

燃えて散るのが花 夢で咲くのが恋
-CHAGE&ASKA 『ひとり咲き』-


裏手にあるバーから時々音楽と笑い声が漏れ聞こえてくるんです。
僕が外に出るか、バーの扉が開くか、どちらかのときに。

この時間に、スローでムーディーな音楽と、
お酒が入ってオクターブ高くなった笑い声とが
こもるようにして伝わってくると、
完全にクリスマスではなく怪談のそれに聞こえます。
振り返ったら笑顔で血まみれな人がいるんじゃねーか、みたいな。

もしかしたらサンタの衣装も、あれは血まみれなのかもしれません。
サンタさん今までいろいろ悪口言ってごめんなさい。ヨダソウ。ヨダソウ。ヨダソウ。


9回目   2:20

孤独こそ、人間の幸福にとって不可欠の要素である。
-グルード-


クリスマスといえばターキー(七面鳥)であり、
それが日本ではあまり手に入らないからチキンを食べるわけです。
いわば、フライドチキンだのローストレッグだのという
現代日本のクリスマス定番料理、チキンを使った料理は
それ自体がすでに代替品、フェイクであると言えるでしょう。

ということで、チキンラーメンがおいしかったです。


8回目   1:40

愛とは、一時的に二つの欲望を交換することだ。それだけだ。
-シャンフォール-


「メリークリスマス」という言葉、
「クリスマス」はそのままですが、「メリー」の意味がよくわかりません。
僕の中でメリーと言えば、羊を学校に連れて行って怒られる人です。

ので、辞書を引いてみたところ
「楽しい」とか「愉快な」とかいう意味の形容詞であることがわかりました。
「メリークリスマス」は「楽しいクリスマス」みたいな意味であり、
それがそのまま挨拶として用いられているのでしょう。
「よいクリスマスをお過ごしください!」みたいな感じでしょうか。

反対語が知りたいです。
Merryの、Likeで言うDislikeにあたるものが知りたい。言いたい。


7回目   0:55

社会が偉大である理由。
それは、人に孤独のすばらしさを感謝させるところにある。
-シンコレ-


聖ニコラウスがサンタクロースだとするならば、
良い子にプレゼントを配って回る、という行為はまだわかるにせよ
その中身がオモチャやお菓子である理由がありません。
精神と肉体を堕落させるに違いない娯楽物を、
聖人が進んで与えようとするわけがないのです。

聖人からのプレゼントはもっと健全なものであるべきでしょう。
オモチャやお菓子などという、目先の楽しみや快楽を満たすものではなく、
未来を担う子供たちの将来に役立つものでなければなりません。
たとえば、将来どんな困難にぶつかったとしても
挫けず当たってゆけるような強い心。
そんな心を育むであろうものがプレゼントされてしかるべきなのです。

ということで、子供にプレゼントされるべきはパソコンとネット回線です。
「今から連続更新に慣れ、孤独に押し潰されない強い大人になりなさい」的な。


6回目   0:35

どんな幸福も、他人の不幸を食らって生きているのだ。
-ロマン・ロラン-


デ、デ、デ、デンジャライレントナイト!
心深くに思いを秘めてデンジャライレントナイト!
おっとびっくりご用心、クリスマスイヴには危険がいっぱい、
チキンの銀紙にゃ気をつけて!
そうさ僕らにゃ知識が必要、備えあれば憂い無し!
それではいってみよう、今年もパクりたくなってしまったワナシリーズ、
今回も「クリスマスイヴのワナ」の巻!
恋人がチェ・ホンマン、背の高いチェ・ホンマン、と歌いつつ、ウーーーッ、ワナ!!

まずは、イヴイヴの意味がわからないワナ、
カップルには絶好な三連休になってしまった恨みを誰にぶつけようか考えていたら
天皇陛下に行き着いてしまってオロオロするワナ、
コンビニに売られてるチキンとかケーキとかのパッケージが
すべて「メリークリスマス」のシールで閉じられていて、
普通に夕食として食べる自分には開けにくくてジャマ以外の何物でもないワナ、
お茶に貼られた「メリークリスマス」に至っては関係なさ過ぎて逆に面白いワナ、
電飾で飾られてしまった広葉樹にもののあはれを感じるワナ、
「ジングルベル」が「ソンネッサーン」にしか聞こえなくなっているワナ、
キリストの誕生日を祝ってるんじゃない、
与謝蕪村の命日をしのんでいるんだ、と自分を納得させるワナ、
一縷の望みを託してセンター問い合わせを繰り返すワナ、
案の定未承諾広告でぬか喜びなワナ、
向かいのアパートの窓に映っているトナカイらしきものの影が
光の加減で化け物にしか見えず恐ろしいワナ、
もう自分にはクリスマスなど関係ない、いつもと同じ週末を過ごすだけだ、と思い
3日前に買っておいたコーラを冷蔵庫から出したら
ボトルに貼られた「メリークリスマス」のシールが燦然と輝いているワナ……。

どうか気をつけて欲しい。クリスマスイヴにはワナがいっぱいなのだ。


5回目   23:35

ふられたんじゃないわ あたしが降りただけよ
-堀江淳 『メモリーグラス』-


こんなふうに世を拗ね、カップルというカップルは全て抜けなくなってしまえ、と
魔都の力で増幅した呪いの念波を送っている僕ですけれども、
楽しいクリスマスを送れるならやはりそれにこしたことはないわけです。
実際問題、今だって玄関のチャイムが鳴り響き、
「…来ちゃった」的なことが起こらない可能性も無いわけではないのですよ。
恥ずかしがり屋で意地っ張りな女性であれば、
これぐらいの時間になってから突然訪ねてくる可能性のほうがむしろ高いのですよ。

そういう女性に心当たりが無いのが残念なところです。


4回目   22:25

結婚したら、家はちょっとだけピョンヤンになんねん。
-島田紳助-


いつでしたか、島田紳助さんが
「男の場合、『好き』から『エッチ』を引いて、残ったのが『愛』や」とおっしゃってて、
これは蓋し名言である、と膝を打った次第です。

女性もある程度はそうでしょうけど、男は特に
恋愛感情と性欲とが切っても切り離せない関係にあります。
いわゆるCが、男性にとっては恋愛におけるゴールであるが
女性にとってはスタートであり、ゆくゆくすれ違いの原因になってくる、
などと言われたりするのもこのへんが理由でしょう。
つまり、男性が普段「好きだ」「愛してる」と口にしたり
テールランプを5回点滅させたりするのは、
言葉は悪いですけど多分に身体目当ての部分が混ざっている、ということです。

で、「じゃあ本当はこの男は私のことをどのぐらい愛してるのか」を知るためには
いわゆるCが終わった後、背中を向けて眠ろうとする男を捕まえて
「私のこと愛してる?」「どれぐらい好き?」と聞いてみればよい、
とも島田紳助さんはおっしゃってました。
つまり、放出(!)が終わって男の性欲が消滅しているわずかな時間、
真なる愛の大きさがイコールで好きという感情の大きさと結ばれている時間を狙い
本音を聞き出すべく質問攻めにしてみるのです。
ここで真摯に答えてくれたり抱きしめてくれたりするようなら本当に好きで、
逆に適当にあしらおうとしたり面倒がったりすれば
ご愁傷様ですが身体目当ての部分が大きいでしょう、というわけですね。

そして今夜、イヴの夜は、わざわざ雰囲気作りから入らずとも
放っておくだけでいわゆるCが始まるに違いないのですから
このミッションを実行するのに最適であると言えるでしょう。
ちゃんとカップルでイヴを過ごすご予定があり、
かつ今この更新を見ている女性、というのはまずいらっしゃらないでしょうが、
万が一いらっしゃったならば是非お試しください。

そして現実を知り、別れてください。


3回目   22:00

恋愛とは、種の保存を確実に行わせるため
私たちに向けて仕掛けられた、ただの罠である。
-サマセット・モーム-


去年に引き続き、今年も近所の教会の賛美歌がヘタすぎます。
1年間いったい何をしていたんだ。
責任者は誰だ。神か。喝!(大沢親分)

ユニゾンって言うんですか、ハーモニーではなく大勢で歌うだけの形式。
そういう形式を取っている以上、一人二人ヘタなのが混ざってても
それなりのものに聞こえるはずなのですけど、
どうにもこうにも聞くに堪えないものに仕上がっているようにしか感じられません。

これは何なんだ。全員がヘタなのか。そんなことってありえるのか。
ヘタな人間しか集まらなかったのか。
というより、集まった人間が全員ヘタだったのか。
クリスマスにヒマなのが歌がヘタな人ばっかりだったのか。
うむ、それならなんかありえるような気がしないでもない!あっぱれ!(大沢親分)


2回目   21:20

あいつみたいな顔に生まれりゃ
きっと楽しい人生のはずなんて考えたりした
-シャ乱Q 『いいわけ』-


モテるために必要なもの、と順位をつけるなら
器量、金銀、要領、愛嬌の順ではないかと思います。

前二つは今すぐ身に付けることが絶望的であり、
不器用さを美徳とする大和撫子な僕には要領の良さもありません。
頼れるのはもはや愛嬌だけです。
場を明るく、楽しくさせる能力を持たなければいけないのです。
そのためには常に、自らが笑顔であらねばならないのです。

「ではサワヤカな笑顔の練習をせねばなるまい」と思って
鏡を覗き込んだら歯にネギがついていました。

そういう意味の楽しさは求められていないんだろう。


1回目   21:00

今年もやりますよ。それはもう。


さて、クリスマス特別連続更新、聖者の更新2005でございます。
昼過ぎ頃には「よし、やろう」と決めたのですが、
「ならちょっと煙草買い足さないとな、更新の途中で心が折れてしまうな」と思い、
外に出たらすでにカップルしか歩いてなくて早くも心が折れました。

そんなこんなで、心が折れている人プロデュースでお送りします連続更新、
愉快な独り身の皆様におかれましてはしばしのお付き合いをお願いいたします。

12月31日   Third Reflect on Myself

内省。


そうこうするうちに年の瀬であります。
いつもならこの大晦日の日記では
「一年間なんにもない年だったなーダメだなー」と嘆くのですが、
ところが今年は、僕にとって転変の年であったといえます。
なにしろほら、皆様のおかげで
本を出させていただくことになったじゃないですか!すごい年だ!

と、ここまで書いてよくよく考えてみれば、
オファーを頂いて企画がスタートしたのは去年だし
実際に本が発売されるのは来年だしで、
実は今年はあんまり関係ありませんでした。
強いお酒をください。

それでは皆様、よいお年を。


12月30日   Head Rococo

すぐ雪降り出すから無闇に出歩けないし。


12月29日は、ジャンヌ・アントワネット・ポワソンさん、
通称ポンパドゥール夫人さんのお誕生日でした。
お誕生日おめでとうございます。

夫人はフランス王ルイ15世の妾であり、絶世の美女として知られますが、
しかしそこは歴史に名を残す女性、単なる寵妃ではありません。
王を通して政治の世界に介入し、
性格が狭量であったことを除けば名宰相と呼んでよいショワズール公を重用したり
200年来のフランスの仇敵・オーストリアと同盟したり(外交革命)と、
その女性らしからぬ政治的手腕をおおいに発揮しました。
また自らサロンを催し、ヴォルテール、ケネー、ディドロ、ボーマルシェなど
当時を代表する学者・作家・芸術家を輩出するという
フランス学術史を語る上で外せない大きな功績も挙げています。

ために彼女は、その美貌と才覚を讃えて
「ベッドの上からフランスを操った女」と称されているのです。
いやはや、女傑と呼ぶにふさわしい人物ですね。

ちなみに、僕はベッドの上からリモコンでテレビのチャンネルを操ります。
そうです、することがないのです。


12月29日   Antidisaster Plan

完全に宗教。


熱いコーヒーをこぼしてしまったんですよ。
手首のところにかかったんですよ。
もし目の前に刑事がいたら「動揺してやがるな」と言われてしまいますよ。

熱さにひとしきりセクシーに悶えてから気づいたんですけど、
この位置、コーヒーのかかった手首の位置は
袖が余っていればカバーされていたに違いない部分なのです。
もし僕の袖さえ余っていれば、分厚いセーターを余らせてさえいれば、
直で肌にかかるより熱さは少なかったに相違ないのです。

なんということでしょう。
袖余りは見目が麗しくなる効果ばかりか、
人の身体を、大げさに言えば命を、救う効果も持っているのです。
これはもう、全ての人間が防災や防犯の心得をすべきであるのと同じように
全ての人間が袖を余らせるべきでしょう。
「あのとき袖さえ余らせていれば助かったのに」と後悔しないよう、
常日頃から袖を余らせて生きるべきでしょう。
袖余りは、人類を、救います!

こんな結論に至ってしまう僕の精神も救ってほしいです。


12月28日   Adjustment for End of the Year

言いたすぎて大晦日まで待てなかった。


12月は師走ですが、「師走」の語源には諸説あります。
よく知られているのは「師」、つまりお坊さんとかお師匠さんとか、
そういう偉い人でさえバタバタ走り回るぐらい忙しい、というものですけれど、
他に有力な説として「歳極つ月」「為果つ月」を語源とするものがあります。

すなわち「1年の間にやり遂げたことをしめくくる月」であり、
今年自分のやってきたことを振り返り、総括し、来年に活かす、という
充足感と前向き感にあふれたキレイな語源であると考える次第です。

その語源をもとに僕も今年一年を振り返るとしたならば、
来年2月に本も出る(予定)わけですし、
今年の僕は今までの僕よりも何事かを為し得たような気がしています。
師走に改めて考えてみるまでもなく、それもこれも
いつも御覧になってくださっている皆様のおかげ以外の何物でもございません。
本当にありがとうございます。

来年もどうぞよろしくお願いいたしわす。(これが言いたかっただけ)


12月27日   Chicken Knife

激安売れ残り万歳。


大好物な食べ物ばかりをひたすら満腹になるまで食べ続けると、
しばらくの間はそんなに好物じゃなくなったりします。

単に飽きる、というのとはたぶん少し違いまして
その証拠にしばらくしたらまた大好物に戻るのですけど、
たとえばいつもならメニューに載ってれば必ず頼むような品であっても
ある程度の期間は「今日は別にこれじゃなくていいや」と思えるようになるのです。

ということで、ローストチキンはもうしばらくいいです。


12月26日   Comic Dialogue Returns

書かないと象と一緒に冷蔵庫に入れるぞ、と脅されたので書きます。
M-1グランプリ2005決勝に対する個人的な雑感。
意気地無しなので点数はつけられません。ほんとに感想だけ。


<笑い飯>
おそらく千鳥以上にトップバッターに向いてないコンビさんなんですが、
その状況であれを出せるのはさすが以外の言葉が見当たりません。
去年の必要以上のアウェー感が消えてたので決戦進出は当然でしょうし、
来年もこの感じなら優勝候補に返り咲きかと思います。余談やけどね。

<アジアン>
関西の方で今メキメキ人気を伸ばしてるコンビさん、というのは聞いてて、
でもネタは見たこと無かったので楽しみにしてましたが、なるほど、という感じです。
ネタ繰りは、あんまり良い言い方ではないですが女性らしからぬ上手さで、
ここにいくくる師匠みたいな老獪さがくっつけば化ける気がしました。
あとそれ以上面白い顔には改造しなくていいです。ピーターさん似てるなあ。

<南海キャンディーズ>
今年一年はバラエティーに出ずっぱりだったから、でしょうか。
しずちゃん一人舞台と見せかけて、という手腕はまるで落ちてないのに、
去年の笑い飯みたいな「ちゃんと面白かったのに見る側が慣れちゃってる感」が
ワサワサと出てました。まさかの最下位。まさかのしょっぱな敗退。波乱。

<チュートリアル>
徳井さんが気持ち悪いキャラになる、という、
意外に見えて実はチュートの王道なネタがいかんなく発揮されてました。
ラサールさんの談、「リアルな芝居に見えて入り込める」というのがぴったりです。
決戦行ってほしかったなあ。もう一本見たかった。残念。
あと「忘れ物を取りに行く」という意気込みは縁起悪いと思います。阪神のせいで。

<ブラックマヨネーズ>
ブラマヨワールド!上本町で破れたら難波まで転がっていくやん!
いつ打つかも、吉田さんが打つか小杉さんが打つかもわからない本気ドツきに
関東のお客さんが引かないか心配してましたが無用でした。超面白かった。
これで関西圏以外でもブラマヨが見られるかもしれない、と思うと感無量です。

<品川庄司>
二人ともキャラが固まってるので安心して見られる、と思ってたら
良い意味で品庄らしくないのが出ました。なんだこれ面白ぇー。
釈由美子の空気のときはどうなることかと思いましたけど
その後の畳み掛け方、品川さんのテンポと庄司さんのツッコミが抜群でした。
決戦行ってほしかったですが、でもM-1のハクが無くたって大丈夫です品庄は。

<タイムマシーン3号>
関さんはもとより、山本さんのツッコミの的確さと綺麗なキレが素晴らしいです。
南キャン山ちゃんとアンタッチャブル柴田さんのいいとこどり、みたいな。
点数発表は酷でしたがめげずに来年、今後の露出増に期待させてほしいです。
でもアキバ系カリスマデブの称号は天津さんに残しておいてあげてください。

<麒麟>
「綺麗な笑い」なら王道上方漫才に敵うジャンルなどない、と信じているのですが、
その中でも麒麟は、たぶん今年のM-1どころか
今の若手さん全体でもトップだと思います。オチまで持っていく技術が上手すぎる。
去年の敗者復活→決戦のバネはまぐれじゃなかった。そういう意味で貧馬。

<千鳥>
「僕らトップバッターじゃなくていいんですよね!?」は
半分以上本気の叫びだと思いました。のびのびっぷりがすごいです。
千鳥らしさが出てました。本当の千鳥がM-1で見られる日は近い。
でも僕は島ネタが見たかったんだ。去年もそう言ったんだ。


<麒麟>
「麒麟です」から入るということを知ってないといけないツカミなので、
こういう大舞台では決戦進んでないと演れなかったですね。見られてよかった。
1本目のキレイすぎる決まり方を見た後なのでちょっと物足りない感はありましたが
それでも十二分なものに仕上がってました。キレ芸までもがちゃんと麒麟。
あと田村さんを小馬鹿にするネタの板につきっぷりに感動です。全身黒スーツ!

<笑い飯>
決戦前のトークの部分だけでプラス10点入れてもいい、と思えるほど
場の空気の作りっぷりが素晴らしいです。どんな空気も笑い飯の空気になる。
一生懸命やったらマリリンモンローになるやろが!て。
ヤラしいホクロ見てくださいヤラしいですよー!て。なんだこの絵ヅラ。大好き。

<ブラックマヨネーズ>
ブラマヨワールド!(2回目)まさか熊を奨められるとはな!
個人的に、日本語に無い言葉を作るネタを期待してたのですが、
大舞台に持ってくるなら心配性ネタ連発で鉄板だったのかもしれません。
「皮膚科の先生に相談する」でオチを統一したのも大成功でしょう。
ともかくも、王道上方漫才の真髄を見た気分です。おめでとうございます。


去年まで大きく見て取れた敗退者、特に3位から敗退するコンビさんの悲壮感が
今年は退場システムから今田さんのフリからかなり軽減されてる感じで、
見る側としてはテンションが下がらずにすんでありがたかったです。
実際に敗退したコンビさん方にはむしろさらに酷な扱いなのかもしれませんが。

麒麟も含めて決戦三組はどこが優勝獲ってもおかしくなかったですが、
1本目から含めての流れを見るならこれはもうブラマヨ以外ありませんでした。
「優勝候補不在」を制したのは優勝者らしからぬ優勝者であり、
これを踏まえた来年以降のM-1がどんな感じになってくるか、今から楽しみです。

あと、番組中にヘビーローテーションで流れてた
こだまひびき師匠のオートバックスのCMが超好きです。
来年の今頃もまだ契約が続いていることを心の底から望みます。


12月25日   Gloomy


 聖者の更新2005~本も出すのにやること変わってないね~ 実施。





12月24日   Insectivorous Plant

ちょっと触ってみたい。


郵便受けに入っていた不動産屋さんのチラシに書いてある
「全室ひろびろ!」が印刷の具合でカスれて
「全室びろびろ!」に見えたので
それはとても恐ろしい分譲マンションですね、と思いました。
たぶんどの部屋開けても床がびろびろなんです。
ウツボカズラの内側みたいになってるんです。寝っ転がってると危険です。


12月23日   Bear Position

買い込んでおきたい。


「雪が降り込めていて寒いので、食料を買いに外出することすらはばかられる。
 空腹をガマンして家にいたほうがまだマシだ」という話をしたら
「熊の冬眠かお前は」と言われました。ので謹んで反論します。

実は、熊はいわゆる「冬眠」をしません。
蛇やカエルなどの爬虫類、あるいはリスなどといった小動物が行う冬眠と異なり、
熊のそれは体温の低下や脈拍・呼吸数の低下が大きくなく、
また眠り自体もかなり浅いため
外敵が近づいてきたりすればあっさり目覚めて活動を始めます。
このため、熊が行うものは「冬眠」とは呼ばず
区別する意味も込めて「冬ごもり(熊型冬眠)」と呼ぶのです。

爬虫類などは外気温の変化がそのまま生命につながるため
ほぼ本能的に冬眠するのですが、
熊の場合は、たとえば例年に比べて
冬場に食べ物が豊富で寒さも厳しくない年があれば、
その年だけは冬も普通に活動を続ける、ということだってあるわけです。
つまり、熊が冬場に動かなくなるのは
単に寒さから身を守り、食べ物不足を乗り切るための手段にすぎないのです。

反論のつもりで書き始めたのですが
僕の行為がますます熊のそれに酷似していることが
証明されてしまっただけでした。無念です。

むぉー、わくわくさーん。(無念すぎて熊のモノマネが出ました)(限界)


12月22日   Attack of the Editor

「さよなら、気まずさたち」制作秘話。第2章。


逡巡したわりには意外とあっさりと開始されたプロジェクトでしたが、
洋々たる船出、とはいきませんでした。

当初の僕へのオファーは編集さんの見切り発車であり、
正式な会議を通過した企画ではなかったのです。
というかむしろ、会社側、つまり編集長さんや社長さんにおかれましては
あまり乗り気ではなかった感がソイヤソイヤと出ておりました。
このご時世、出した本がコケるというのは困りものでしょうから
普段から日記でコケまくっている実績を持った僕に社運を掛けるなど、
リスクが大きすぎるに違いないのです。

「この企画は面白い」と企画会議の場で実証し、
編集長さんや社長さんに「この企画で本を出そう」と決断させるべく、
僕は編集さんの指示のもと、パイロット版の作成に入ります。
企画書ではわからない、ノリや雰囲気などといったものは
実際に書きあがったものを見せないとその面白さを伝えることができませんから。

元ネタ、つまり気まずいシチュエーションそのものは編集さんに出してもらい、
僕がそのシチュエーションをなるたけ面白く、かつわかりやすく描写した上で
その解決方法を三つ書く、という方式で試行錯誤を繰り返しました。
なにしろ方向性も定まってませんから、まさしくゼロからの出発なのです。
出発直後なのに挫折しそうにもなりました。
千里の道の一歩目のとこにガムが落ちてた気分です。

それでもなんとか、プロジェクトの発足からおよそ1ヶ月の時間を費やして、
2004年の10月頃、3シチュエーションが書き上がりました。
時間をかけた甲斐もあり、自分で言うのはなんなのですが、
「ふむ、これがたくさん集まって本になったら愉快だよチミィ」というふうに
余人を納得させうるデキではなかったかと思います。

僕と編集さんの全力が込められたこのパイロット版をもってすれば
企画が会社に認められるのは間違いない、僕はそう確信していました。
パイロット版によって会社からの大きな推力を得、
このプロジェクトは出版の実現へ向けて大きく羽ばたくに違いないのです。
そう、そういう意味でもパイロット!(面白い!)

そんな程度の面白さしか持っていなかったのが原因でしょう、
「ああ、あれホントにやってたの?まあやれるだけやってみれば?」的な感じで
正式な企画として扱われるようになるのは、その半年近く後でした。
しかも、僕の考える解決方法がつまらない、わかりにくい、という理由から
その骨案を出してくれる監修さんもつくことになります。体たらくとはこのことです。


  「さよなら、気まずさたち」の詳細な告知ページができました。




12月21日   The Phantom Menace

「さよなら、気まずさたち」制作秘話。第1章。


遡ること1年数ヶ月、2004年、晩夏。
それは一通のメールから始まりました。

メールの件名は「はじめまして」。
スパムとウイルスを除けば、最も多く頂くタイプの件名です。
送信者名も組織や部署の名前ではなく個人名であり、
そのメールを開いた瞬間から運命の歯車が軋み出すことなど
当時の僕は夢想だにしていませんでした。

「出版社の者です。サイト、いつも読んでます。
 うちで今度新しい本出す企画があるんですけど、フロンツさん書きませんか」
かいつまんで言えばこのような内容であったそのメール。
一度読み、確認のためもう一度読んでみて
僕は「いたずらだ」という結論を下しました。
そんなうまい話をいきなり信じるほど、アタイ、ウブじゃないんだよ。

何度かメールをやりとりし、名刺などを送付していただいた結果、
得体の知れない人が編集者をかたって僕を騙そうとしている、という疑念は消え、
得体の知れない編集者が僕を騙そうとしている、という疑念に変わりました。
なにしろ僕を使う必要がどこにもないのです。
編集というプロフェッショナルオブ文章な肩書きを持つ人間が
時間潰しがてら素人文章書きをからかってやろうとしているに違いないのです。

さらに何度かのメールのやりとりを経て、
どうやらこの編集さんは本気らしい、ということがわかってきました。
普段からテキストサイトやblogを好んで読む編集さんであり、
自分の進める企画の書き手にテキストサイトの人を使おうと目論んで
中でもお気に入りだった僕に白羽の矢を立てた、というのです。
このことから、良い文章を見抜く力がなくても編集者になれることがわかります。

納得はできないまでも一応の理解を得、恐る恐る企画書を貰って
「これは面白そうだ、是非やりたい」と膝を叩いた僕ですが、
まだ編集さんと出版社さんに全幅の信頼を寄せるまでには至りません。
というのも、失礼な話、聞いたことのないお名前の出版社さんだったのです。
こうなると、架空の出版社をでっち上げて
組織ぐるみで僕を騙そうとしているのではないかという疑いさえ生まれます。

そこで僕は、その出版社さんのサイトを見てみましたよ。
とりあえず実在する会社ではあり胸を撫で下ろしましたが、
これまた失礼な話、正直見たことも聞いたこともない本がズラリと出てきましたよ。
それもそのはず、いわゆるサブカルというか
僕の琴線に触れる娯楽的な本はあんまり出版されてませんでしたよ。
「どうして僕に」「やっぱからかわれてるんだろ」という思いが再燃してきましたよ。
「断ったほうがいいんじゃ」と90%ぐらい思いましたよ。

そんな中、1種類だけ見覚えのある、
というか前々から非常な興味をそそられていた本があったんですよ。
それは「グッチ裕三のこれは旨い!」シリーズだったんですよ。
グッチさんの料理本を出してる出版社さんだったんですよ。
「グッチさんのあの本出してる会社なんですね」って編集さんに言いましたよ。
「ご興味がおありでしたらお送りしましょうか」って言われましたよ。

もらいましたよ。
「企画、是非やらせてください」って僕のほうから言いましたよ。
二つ返事ですよ。

…こうして、「さよなら、気まずさたち」のプロジェクトは
静かに、しかし確かに動き始めたのです。
やがてこの決断が、あんな悲劇(胃痛など)を呼ぶとも知らずに。


  「さよなら、気まずさたち」の詳細な告知ページができました。




12月20日   Introduce Myself

ジャンル分け。


高嶋ちさ子さんと組んでコンサートしてるときの
軽部真一さんの肩書きが
「ついつい歌っちゃうめざましアナウンサー」ってなってまして、
そんな肩書きが許されるならば僕は
「ついつい道行く人の袖口を見つめちゃうオッサン」を名乗りたいです。
名乗るだけならいいだろうが。
実際にやっているかどうかは別問題だろうが。
やっていたとしてもそれはついついだろうが。発作的だろうが。


12月19日   Sparked Material

じゃなきゃ無差別。


明らかに電子レンジで温めるべき容器に入った
明らかに温めないと食べられないお弁当を買ってきて、
電子レンジに突っ込んでスイッチを入れたら
ポテトサラダの中から火花が出ました。
慌てて停止し探ってみたところ、アルミホイルの破片が仕込まれていました。

作成中の弁当をゴウンゴウンと運ぶベルトコンベアの脇で
ミッションコンプリートにほくそえむテロリストの姿が浮かんできました。
僕の何が目当てだ。出て来い。近くで様子を窺ってるのはわかってんだ。


12月18日   Be Frozen Over

窓がビシビシ言う。


いやいやしかし、レトルトカレーってすごいですね。
お湯につけとくだけでカレーが食べられるんですよ?
本当なら何種類もの材料を用意して、何時間もかけて作るものなのに
それが1分お湯に漬けておくだけで完成するだなんて信じられません。
神が作ったんです。でなきゃ悪魔が作ったんです。どっちかです。
レトルトカレーがこの世にあって良かった!レトルトカレー最高!

吹雪がすごすぎて外出できなかったため
今日のゴハンは朝昼晩とレトルトカレーでした。
せめて褒め称え、自分は良い物を食ってる、と信じ込みたいのです。


12月17日   Angel Fight

メルヘン。


冷たい冬の雨が一日中降り続いています。
雨が天使のオシッコだとするならば
金沢担当の天使は脱水症状を起こしているに違いないわけで、
労組はいったい何をやっているんだ、といった趣です。

時々思い出したかのように、雨が雪に変わったりします。
これはきっと、オシッコが尽きて天使が倒れてしまい、
仕方なく冷凍保存してある予備のオシッコ、フローズンオシッコを
時間もないため解凍しないまま撒き散らしているのでしょう。
で、新しい天使が金沢に配属されるとまた雪から雨に戻るわけです。
天上界でも下っ端は使い捨てです。世知辛い話です。

雪のときに外出してしまったため傘を持っていなかった僕は、
雨宿りしながらそんなことを考えていました。
新しく配属された天使さん、申し訳ないのですがさっさと倒れてください。


12月16日   We Love Baseball

そんな頃からマジック。


野球チームには登録選手枠というものの数が決まっていますから、
二軍から有望な選手を上げてくるためには
いま一軍にいる選手を二軍に落として枠を空けなければならないわけです。
「誰を上げるか」より「誰を落とすか」に悩む監督さんも多いとかなんとか。
迷うことなく落とせる人材なので僕を雇うとオトクだと思います。

今から10数年ほど前、とあるチームを率いる気鋭の監督さんも、ご多分に漏れず
何人かまで絞り込んだ降格候補の選手の中から
では実際に誰を落とすのか、を決めかねていました。
そこで監督さんは当落線上にある選手たちを集め、このように持ちかけます。
「ここにビールがある。一気飲みしろ。速く飲み干した者を一軍に残す」

当時、そのチームはドン底の状態にありました。
決して弱小チームではなかったのですが、たまたま不振の時期で
「どうせ俺らなんか」ムードに沈んでいたのでしょう。
「まずこの意識から変えないと」と感じた監督さんは、
技量や成績よりも気持ちが優れた選手を使わなくてはいけない、と思い立ちます。

その方法として選んだのがビール一気飲み指令だった、というわけですね。
「我先にジョッキに飛びついて、
 俺を使ってくれ、とアピールする選手でなきゃいけないと思った」
後に監督さんはそう振り返ったそうです。
方向はともかく手段がなんとも、すごいといいますかアバンギャルドといいますか。

監督さんが何をしたいのかはイマイチ納得できないにせよ、
その納得できないことで二軍に落とされてしまってはもっと納得できません。
選手たちは困惑しながらも、各々用意されたビールに口をつけ始めます。

刹那、一人の男がものすごい速さでビールを飲み干しました。
あまりの速さに呆気に取られた他の選手たちと監督さん、
ジョッキを下ろしたその男の顔を見てさらに驚くことになります。
それは、普段酒がまるで飲めないことで知られていた選手でした。
「使ってもらいたい一心で、死ぬ気で飲みました!」
そう語る選手の顔は、まさに監督さんが求めていた気持ち、
口先だけではない本気の気持ちそのものに満ち満ちていたのです。

監督さんは迷うことなくその選手を一軍に残し、重く用いることにします。
以降、一軍残留を決めたその選手の死に物狂いの奮闘もあって
チームは心意気の部分から生まれ変わり、見事不振を脱出。
監督さんも選手を奮い立たせる奇抜な手腕が賞賛され、
育成上手で采配上手な名将と呼ばれるようになるのでした。


チームの名前は近鉄バファローズ、一気飲みに勝利した選手は吉井理人。
そして、破天荒な監督さんの名前は仰木彬といいます。


ご冥福をお祈りいたします。

2005年12月

2005年は僕にとって大いなる進化の年でした。皆様のご愛顧の賜物です。ありがとうございます。
2006年に大いなる退化を遂げたらそのときは助けてください。



12月31日 親方
 
「今年を振り返った上で、それを踏まえた来年の抱負は?」
「兄弟は、仲良く」

なんでよりによってそれ振り返った。






12月30日 耳とかそういうことか
 
「今年を振り返った上で、それを踏まえた来年の抱負は?」
「ニワトリじゃ萌えなかったのでイヌには期待している」

意味が分からない。






12月29日 ガンガンいった結果
 
「今年を振り返った上で、それを踏まえた来年の抱負は?」
「いのちをだいじに」

何されたんだ今年。






12月28日 すべてがゼロになる
 
「今年を振り返った上で、それを踏まえた来年の抱負は?」
「今年はダメだった。数字で言えばゼロだ。来年は二倍頑張る!」

来年もダメそうだ。






12月27日 バケツ
 
「今年のクリスマス、収穫は?」
「鶏ガラを無料で大量入手!」

元の場所に戻してきなさい。






12月26日 裏方あっての
 
「今年のクリスマス、収穫は?」
「サンタの格好で一晩看板持つとかなり腕が痛いことを知った」

ご苦労様でした。






12月25日 万事解決
 
「サンタさんに何をお願いしようか?」
「来るな!」

直球ー。






12月24日 ジモティー
 
「サンタさんに何をお願いしようか?」
「北欧の女性を5人ほど紹介してください!」

幹事扱いか。






12月23日 どうするオヤゴサンタ
 
「サンタさんに何をお願いしようか?」
「そのヒゲを触らせてください!」

新機軸。






12月22日 根絶イルミネーション
 
「サンタさんに何をお願いしようか?」
「24日の夜に発電所へ忍び込んで機器を破壊してください!」

そういう忍び込みミッションもやってくれるのかサンタ。






12月21日 それをどうするんだ
 
「うあー、すげえ雪だなー」
「この雪が全部コラーゲンならなー」

意図がわからない。






12月20日 触感として
 
「うあー、すげえ雪だなー」
「この雪が全部白子ならなー」

それはちょっとヤだな。






12月19日 普通に買っても余るのに
 
「うあー、すげえ雪だなー」
「この雪が全部ホットケーキミックスならなー」

使用範囲が狭い。






12月18日 現実逃避
 
「このままいくとホワイトクリスマスになっちゃうかもしれないな」
「じゃあ俺らだけでも『白けるクリスマス』って呼べばいいんだよ」

いいんだよ、じゃねーよ。






12月17日 透明であれ
 
「このままいくとホワイトクリスマスになっちゃうかもしれないな」
「本当だよ!雪は水でできてるのになんで白いんだよ!」

怒りのベクトルがおかしい。






12月16日 蜂起
 
「このままいくとホワイトクリスマスになっちゃうかもしれないな」
「大丈夫!俺がブラッククリスマスに変えてやる!」

何をするつもりだ。






12月15日 さては片手だな
 
「温かい鍋が恋しい季節になったね」
「俺も毎日鍋でラーメン作ったり牛乳温めたりしてるよ!」

そういうことじゃないだろう。






12月14日 食べ飽きてないよまだ
 
「温かい鍋が恋しい季節になったね」
「お鍋もいいけどカレーもね!」

どこからツッコんだらいいんだ。






12月13日 お奉行
 
「温かい鍋が恋しい季節になったね」
「俺、鍋はちょっとうるさいぞ?なんせ俺の苗字遠山だからな!」

関係ありそうでないなそれは。






12月12日 最終食器彼女
 
「温かい鍋が恋しい季節になったね」
「鍋を脳内で擬人化すれば心も満たされるしね」

ね、て。






12月11日 まず削るところ
 
「暖房の効いた部屋で冷たいもの食うのが贅沢だよね」
「暖房の時点で贅沢だろうが!」

ええー、ごめんなさい。






12月10日 ちょーさむいんですけど
 
「暖房の効いた部屋で冷たいもの食うのが贅沢だよね」
「あー、だから今日のお前なんとなく面白いのか」

殴る。






12月9日 必要に迫られてるだけ
 
「暖房の効いた部屋で冷たいもの食うのが贅沢だよね」
「わかる!冷やゴハンとかね!」

わかってない。






12月8日 帰れよ
 
「買い物行くけど何か欲しいものある?」
「じゃあ酒とおつまみと、あと新しい毛布とカップ味噌汁」

準備万端過ぎる。






12月7日 売ってるなら買いたい
 
「買い物行くけど何か欲しいものある?」
「夢と希望と職」

そういう欲しいものを聞いたんじゃない。






12月6日 臨界
 
「買い物行くけど何か欲しいものある?」
「じゃあ新しいタオルと、あとありったけのお湯」

何を産むつもりだ。






12月5日 モチベーション
 
「つらい職場の3K、きつい、汚いともう一つは?」
「可愛い子がいない!」

それは確かにつらい。






12月4日 一息
 
「つらい職場の3K、きつい、汚いともう一つは?」
「景色が良くない!」

余裕あるっぽいじゃないか。






12月3日 九時五時ビリビリ
 
「つらい職場の3K、きつい、汚いともう一つは?」
「高圧電流!」

どんな職場だそれは。






12月2日 重労働
 
「つらい職場の3K、きつい、汚いともう一つは?」
「小林幸子の舞台衣装を作らされる!」

つらかろうけども。






12月1日 板ばさみ
 
「つらい職場の3K、きつい、汚いともう一つは?」
「課長!」

全国の課長さんに謝れ。

12月15日   White Out

地面に埋まってるタイプの。


スプリンクラーのように水を撒き散らして歩道の雪を溶かすため
設置されている位置や雪の量によっては
雪そのものよりジャマなんだよコノヤロー、でおなじみの融雪装置ですが、
あれの上に除雪機が雪を積み上げたせいで
下のほうからちょっとずつ溶けていったのでしょう、
僕がその脇を通った途端いきなり雪の山がずざーって崩れました。
通り過ぎたばかりの地点に頭上から鉄骨が!主人公ならではの奇跡!
みたいな、ちょっとだけ嬉しい気分になることができました。

早めのクリスマスプレゼントですか。しょぼくないですか。ねえ。返事してよ。ねえ。


12月14日   Advantage of Every Situation

自分は慣れたものと慢心していた。


日本全国大寒波で大雪でございます。
生活に支障が出るレベルの雪なのに何をノンキな、と言われるかもしれませんが、
その冬初めての雪景色というのは、しかしやはりキレイなものですね。
ちょうど、春にその年最初の桜を見たときのような、そんな気分になります。

特に、夜、木の枝々に降り積もって花のような装いになった雪を
街灯に仄かに照らし出すところですね。
さらにそれを立ったままの目線ではなく、もっと下の角度から、
具体的に言えば寝そべったぐらいの角度から見上げてみると
これが何とも言えずキレイなのですよ。
まるでこの景色を作り出すために街灯が設置されたかと思うぐらいです。
雪が現代都市の邪魔者だなどと誰が言ったのでしょう。
むしろ、現代における数少ない癒し、
美麗な空間を創造してくれる、ありがたいものではありませんか。ねえ。

なんで木をそんなに下から見る姿勢になったかってったら
まあ要するに雪道でコケたからなんですけど。まじ雪ムカツクんですけど。


12月13日   Bloody Sam

覚めないで。


血液には催吐性があり、人間が経口摂取すると嘔吐を誘発します。
血液は「食物」ではなく、口から体内に入ってきた「異物」とみなされるのですね。

ですから、杯になみなみと注いだ血液を飲み干す、というのは
ホラー映画の中でしか為しえない芸当ですし、
また動物の血を食べたり飲んだりする食文化、
血の腸詰めとかスッポンの生き血とかいうものも存在しますが、
それはちゃんと処理をしてあったり、
あるいは人間の側が文化として慣れていたりするから可能なことなのです。

ともかくも、人間の身体は基本、血液を飲むようにはできておらず、
不必要に口にすれば嘔吐などのように
「異物」を摂取したときのような不自然な反応が起こる、というわけですね。

ゆうべ、口の中を噛んでしまってなかなか血が止まらず、
仕方なくそのまま寝付いたらすごく幸せな夢を見ました。
不自然か。僕にとって不自然なのかあの幸せさは。


12月12日   Tihs Month Never Die

マーチングバンドを呼んでください。


この時期の何がイヤかって、心が寒くなるのが困りますね。
外気が冷たくなって雪なんかも降っちゃって、
さらに時節柄独り身なことで心も寒い、ということになっては
身体の内も外もコールドでデッドオアアライブ、という感じです。

僕など、こうして意味も無く日記をつけておりますれば
「ああ、去年の今頃も僕はこうして嘆いていた」というのが
日記を読み返すことによって思い出されてしまいます。
普通の人なら記憶が薄れて忘れているような昔の負の感情、
そして今年の分の負の感情、と併せて抱いてしまい、
僕は普通の人の二倍、三倍の寒さを味わっているのです。
日記をつけている、という、ただそれだけの理由で
コールドでデッドオアアライブな可能性が倍増してしまっているわけなのです。

これはある意味殉職かもしれません。
僕の二階級特進を認めてください。


12月11日   Rune

エロいのもエロくないのも。


斧を持ったストーカーはせつなくて恋しい人を想うとすぐベッドの下に潜んじゃうの、
ということで、そういう人話はヘタな怪談よりよっぽど怖いと考える次第です。
部屋には一人しかいない、と思い込んでるのに
実はベッドの下から他人に見られてたなんて、考えるだけで寒気がいたしますよ。

そのため、僕の部屋のベッド下は
古い雑誌やらなんやらがたっぷり詰め込まれており、
人が入るスペースを確保するどころか
容易にそこの状況を窺い知ることさえできないようになっています。
そのためっていうか、置くとこないからですけど。結果的にですけど。

壁とベッドとの隙間に小銭を落としたので
ベッドをちょっとずらして上から覗き込んでみる、という初体験を試みたところ、
ずらり並んだ雑誌の表紙に載ってる人の顔が
一斉にこっちを睨んでくる感じだったので「ひょえー」と思いました。
毎日見られていた。ベッド板の下から大勢に見られていた。


12月10日   No Graffiti

成長してない。


そこに筆記具と何らかの図柄が描かれた紙があれば
人間というものは落書きをせずにはおれないわけで、
僕も小中学生の頃から高尚な趣味である落書きを嗜んでおりました。

国語の教科書に描かれていたルロイ修道士の挿絵に
刀と十字傷を描き足して「ルロイに剣心」を生み出し、
クラスで一時的な人気を博したこともあります。
決め台詞は「そんな真実より、拙者はオムレツのほうが好きでござるよ」です。

元がどんなに感動的な物語であろうとも、
ひとたびその挿絵に落書きをして馬鹿馬鹿しく変えてしまえば
以降はもうそちらのイメージが先行し、
物語の本質を読み解いて心震わせることはできなくなってしまいます。
しかし、落書き道を愛する人間はそれで満足なのです。
元の絵が落書きによって新たな作品に生まれ変わる、それこそが本望なのです。

今日なんですけど、電話しててメモを取らなくてはいけなかったので
紙切れを探したんですが適当なものが見当たらず、
仕方なく手近にあった雑誌の表紙に走り書きしたのです。
で、その後もしばらく電話は続き、
僕の右手は手持ち無沙汰な感じで表紙の絵にぐりぐり落書きを。

電話が終わる頃には、雑誌の表紙のポップな絵は
少女漫画とホラーを融合させたような見事なアートに生まれ変わり、
その代償としてメモっておいた電話番号が読み取れなくなりました。
あんまり本望ではないかもしれません。


12月9日   Red Devil

気分的に陰鬱、ではすまされない。


近所のスーパーの、買ったものを袋に詰める台のところにある
セロハンテープの出てくる小さい箱の出口が、
可愛らしくディスプレイされたサンタの人形によって塞がれていました。
哀れ、口を閉じることができない袋を雨の中持ち帰らなくてはならない僕は、
濡れてもよいものが一番上に来るよう中身を詰め替える作業に迫られたのです。

クリスマスは善良な独り身の、日常生活さえも圧迫してきています。
これが邪教の祭典でなくてなんだというのですか。


12月8日   Deus Ex Machina

そういうホラー。


9月にパソコン、11月にオーブントースターと
5年弱を共に過ごした戦友が相次いでお亡くなりになったのですが、
昨日また戦友の一人であるCDプレイヤーが息を引き取りました。

CDを入れても「きゅーん」って読み込むばっかりで
永遠にトラック数が表示されない、という不治の病、
「きゅーん病」に蝕まれ死に至ったのです。
ときめいているかのような可愛い名前の病気ですが侮ってはいけません。

とりあえず、ここに来て戦友がばたばた倒れていくことへのリアクションとして
「うわぁぁぁ!つ、次は僕の番だ!」とおののいてみました。
結構重要な役どころのサブキャラ気分です。こういうキャラは意外と生き残ります。


12月7日   Life Materia

面白いでしょうが。


別にうちのシャワーに限ったことではないと思うのですが、
お湯を出していたのに急激に水になってしまう、という
おちゃらけをやらかしやがることがたまにありまして、
そのたび肝とすべらかな肌を冷やしています。

これが夏なら「こやつめハハハ!」と笑ってすませられるんですが、
今のような冬場だとちょっとシャレになりません。
命にかかわるのですよ。

シャワーで冷え切った身体と心をぬくとめてやろう、と昂ぶっていたのに
それがフェイントのように水になってしまっては
せっかくの高揚が台無しなのです。
大わらわでシャワーの口を身体から背けるときの切なさといったら。
水が再びお湯に戻るまで待つ間の虚無感といったら。

まさに、冷水を浴びせられる心地です。

命だけでなく頭にもかかわっているかもしれません。


12月6日   Uncomfortable

魔に飲まれたか。


「雪が降らないぐらいの寒さが心地良い」と書いた次の日に
ミゾレだのヒョウだのがざんざか降ってくれやがって、
相も変わらず空気の読めない都市であるここ金沢市です。

と思ったら、今日は全国いろんなとこで降雪が観測されたのだそうで、
これでは日本全国まるごと空気が読めていない、
いや、むしろ僕のほうこそ空気が読めていないということになってしまいます。
空気読めてない金沢と空気読めてない僕、
それなんてベストカップル?って結論が出てしまいます。

しかし、だとすると金沢の気候やらなんやらは
同じ性質を持つ僕にカンファタボーじゃないとおかしいんですけど、
今までを鑑みるに決してそんなことないように思います。
これは、おかしい。

ブサイク同士のカップルは別に満足しているわけではない、というのと同じです。
これは、おかしくない。


12月5日   Flood Out

洪水とかそういうので。


いやいや、しかし本格的に冬ですね。
「空気を鼻から吸い込むと鼻の奥がツンとなるようであるなあ」、
そういう季語が似合う季節になりましたよ。
こんな季語長すぎて使い道がありませんよ。

雪が降るようになるまでの冬の寒さ、というのは
これは一種独特の趣があります。
単に寒いだけじゃなく、気持ちよくて清々しい、とでも言いましょうか。
なにか心が洗われるような思いになるものです。
今年一年の災厄、苦悩、悲しみ、この世の全てを洗い流しておくれ!

ていうかこの世から12月24日を洗い流しておくれ!


12月4日   Power to the People

寒くなってきましたね。


「ひくそん」と発音しているとしか思えないクシャミを
今日だけで二度聞きました。

もしかしたらここ金沢市は、
すでにグレイシー一族の植民地になりつつあるのかもしれません。
前触れなく更新が止まったら狩られたと思ってください。


12月3日   I.T.Revolution

使えない唯一の例。


通販番組に彦摩呂さんが出ていらっしゃって、
もしかすると宝石箱の商品を見たときに
「宝石箱の宝石箱やー」と言うかもしれない、と思い
ずっと見ていたのですが宝石箱は売られていませんでした。

よくよく考えたら通販番組では宝石を単品で売ることはあっても
宝石箱としてごっちゃにして売ることなんてありえないので、
せめてカラーボックスのおまけを宝石箱にすることを強く要求します我々は。


12月2日   Tokyo Walker

アンドロイド風味。


たとえばほら、デュアルナビってあるじゃないですか。
運転席側から見るとカーナビ、助手席側から見るとテレビ・DVD、って
一つの画面が見る角度によって二種類に変わるアレですよ。

ああいう技術を応用して、一方から見るとイルミネーション全開の街並み、
もう一方から見ると普通の街並み、って見えるような、
そういう都市整備ってできないんでしょうか。
サイバーサイバーああサイバーな都市にならないもんでしょうか。

そんで我々独り身はこっち、幸せ者はあっち、って通る道を決めちゃえば
もう独り身がイルミネーション見て心乱されることもなくなるわけです。
「全部漏電して街燃えたらええのに」とか暗黒な考えをしなくてよくなるんです。
独り身はポジティブオーラを妬まなくてすみますし、
幸せ者は幸せ者でネガティブオーラにジャマされなくてすむわけですから
みんなハッピーに過ごすことができるんです。
いい考えじゃないですか。なんかハイテクな解決法で近未来っぽい!

その結果、正の感情はおろか負の感情すら浮かばなくなってしまった独り身が
みんな無表情でざかざか歩くようになるあたりも近未来っぽい!


12月1日   Energy Star Program

キラキラさせてんじゃないわよ。


12月1日は年に二度の省エネ総点検の日です。
夏がクールビズなら冬はウォームビズ、という按配で、
エネルギー資源の大切さを考えて
ガスや石油、そして電気の節制を心がけなくてはなりません。
それが現代社会に生きる人間としての務めなのですから。

なので、まず街のイルミネーションを全部消しましょう。
まだ早い。まだ早いっつのお前ら。

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