2008年01月

1月31日   In the Green

どこの何やら一番わかってる食材が一番危険、っていう。


またぞろ中国産の食品が問題になっております。
食の安全に関するニュースや雑学を見聞きするたび、
安かろう悪かろうな食品しか口にできないお財布事情もあり、
多少の化学物質や添加物が何だってんでい、
現代人は神経質すぎるんでい、と強がってはばからない当方なのですが、
今回は人命に関わりかねない事態になっているようですし、
さすがにこれはちょっと笑い飛ばすわけにはいかぬ、
この機に僕も食について真剣に考えてみねばならぬ、
普段食べるものをしっかり選ばねばならぬ、
どこの何やらわからぬ食材には
多大なる危機感を抱いて臨まねばならぬ、と考えた次第なのです。

そうして難しいことを考えたらおなかがすいたので、
半月ほど前に実家から送られてきてたのを置いといたら
一部分が薄っすら緑色に見える感じになった気がする餅を食べるのです。
焼けば大丈夫。(大丈夫じゃないので真似をしないでください)
表面だけ取り除けば大丈夫。(大丈夫じゃないので真似をしないでください)
多少表面がコンディション・グリーンでも、
今はまだセーフな状態だから緊急発進で焼けば大丈夫。
(大丈夫じゃないしパトレイバーも関係ないので特に気にしないでください)


1月30日   That is All

見た目とか量とかのことでなく。


パン屋さんにて「まるごとバナナクレープ」という
ギリギリアウトなネーミングの商品を発見しました。
美味しそうだったため、買おうかな、
でもこれデカいし結構高いな、どうしようかな、と思っていたら、
隣に、半分に切ったサイズの
「まるごとバナナクレープ(1/2)」が置いてあるのを見つけたので、
ああこれでいいじゃん、と買ってきて、美味しく召したのです。

でも、美味しさのわりに充足感が無かったので、
なんでかな、やっぱ1/2じゃ足んなかったかな、と考えた結果、
1/2にカットしてしまった時点で
それはもはやまるごとではないからだ、という結論に達したのです。
まるごとと名前がついてるのにまるごとじゃなくて、
でも「まるごと」だったものを切ったんです、と言われたらぐうの音も出ないせいだ。
充足感が無いのは、嘘をつかれた、というか、
ルールの抜け穴をくぐられたような感があるせいだ。釈然としないんだ。


1月29日   The Slipslop

他になんぼでも滑る場所あるのによりによってそれ踏んで滑るか。


アイスバーン、路面の凍結などは
ドライバーやライダーにとって恐ろしいものですけれども、
僕のように徒歩が多い人間にとっては、そこまでの脅威にはなりえません。

滑りにくくする工夫が車に比べ簡単かつ効果的である、という理由もありますが、
なにせ徒歩ならば、実際に滑ってしまい転んだところで、
尻餅をついてズボンのお尻部分が濡れ、
「うわーお漏ら…お漏らし?どっから漏れてんのそれ?」
と言われてしまう程度の被害しか無いのが大きいです。
落としてはいけない荷物を持っていたり、もともと身体が弱かったり、
顔面から転ぶなど大怪我をするような酷い転び方をしたり、
あるいは交通量の多い道路で転んだり、といったことさえ無ければ、
冬の滑る路面に必要以上に気を使わなくても良いわけで、
最強の冬対策は徒歩である、滑る路面なんか屁でもない、と言えるでしょう。

今日も、遊歩道みたいなところを歩いてたとき少し滑って、
そこは道の端っこも端っこ、ちょっと草なんかが生えてたりする場所で、
たとえ凍ってようとそうそう滑ったりするわけがない場所だったため、
「え?今の何?」と思ってよく考えてみると、
つるん、というよりは、ぬるん、という滑り方だったような気がして、
悪寒を堪えつつそっと足を上げて靴の裏を見、心の底から絶望したのですが、
転ばなかったし怪我もしなかったので、屁でもないのです。
帰ってよく洗ったから。いや、よく洗ったからじゃなくて。


1月28日   At Their Own Sweet Will

真水にもなりません。


ちょっと話題が遅いかもしれないのですが、なんだか去年あたりから
「甘じょっぱい」食べ物が脚光を浴びているようで、
塩キャラメルやチョコレートをかけたポテトチップスなど、
目新しい商品も市場に登場し続けています。

一見ミスマッチブーム、ゲテモノブームに近いような気がして
「日本人の味覚が崩壊しつつある」と警鐘を鳴らしたくなってしまいますが、
よく考えると、ハッピーターンやぽたぽた焼きなど
「甘じょっぱい」にカテゴライズできるお菓子は以前からあったわけで、
といいますか、ふりかけ、佃煮、味噌田楽など
いかにもごはんに合いそうな、日本人が好きそうな食べ物は
そもそも甘くてしょっぱいものが多いとさえ言えるのですから、
これはまだ全然大丈夫な部類のブームだ、
むしろ日本人本来の味覚を愛する健全な状態なのだ、と考えて良いのでしょう。

ただ、たとえば激辛ブームのときに
ハバネロの何十倍の辛さの唐辛子をどうこう、という商品が出てきたように、
ブームというのはときに過熱しすぎることがあるので、
万一この先、海水に砂糖を混ぜたものが流行し始めたら、
そのときこそは警鐘を鳴らしていこうと思います。
それはもう甘じょっぱいとか美味しいとか言う次元じゃなくなる。
味覚が崩壊する以前に体調が崩壊する。
病気になる。ドンガバチョみたいになる。あまあま、からから、しか言えなくなる。


1月27日   Slothful Dead

本当は1日あたり10グラム弱の植物を食べるそうですがやっぱ少なすぎる。


ナマケモノという動物はもう、名前からして扱いが酷いです。
もしかして日本名だけなのかな、
動物愛護とか日本より盛んっぽい欧米ではもっと良い名前かな、
と思って調べてみたら、
英語名も「Sloth(=怠惰)」であり、
こっちのが七つの大罪をズバリそのまんま名前にされてる時点で
酷さが上な気すらします。
自然界でも、一応保護色になってはいますが、ひとたび見つかってしまえば
動かないせいで肉食獣や猛禽類の恰好の餌食ですし、
なぜナマケモノは、地球上のあらゆるところで
こんなにも虐げられてしまっているのだろうか、と
その不遇っぷりと怠けっぷりに他人の気がしない僕は考えてしまうのです。

と思って調べていったら、餌をほとんどとらずじっとしていることから、
ナマケモノが紹介されたばかりの中世ヨーロッパでは
「風から栄養を摂取する動物」だと考えられていた、という情報に行き当たり、
そんな、風さえあれば俺は生きていけるのさ、的な発想では、
そりゃ「何わけわからんカッコつけかたしてんだ」と
虐げられても仕方ないかもしれない、と思い直したのです。
いや、ナマケモノ自身のせいではないんだけど。
完全に被害者なんだけど。中二病とか邪気眼の匂いが。なんとなく。


1月26日   Forget About It

怪談話で言うとオチの部分。


26日の早朝、能登を中心に地震が発生いたしました。
最大で震度5弱、僕の巣食う金沢あたりも震度2とか3とかその程度であり、
特に大きな被害などは無かったようで、まずは胸を撫で下ろした次第です。

が、気象庁の説明によれば、この地震は
昨年3月に発生した能登半島地震の余震の可能性が高いのだそうで、
いくらなんでも引っ張りすぎだろしつこすぎるぞ、と思いました。
天災は忘れた頃にやってくるから怖いのだ、などと言いますが、
そろそろ忘れられるかな、と安心しかけたあたりで
「何気ぃ抜いてんの、まだいるよ」的にやってくる天災のほうが
ある意味はるかに怖い気がします。
ストーカーとか幽霊とかの怖さ。
怖い思いして、家に逃げ帰って、もう大丈夫だ、って一息ついて
何気なくカーテン開けたらまたそこにいる感じの怖さ。


1月25日   Boil Over

入れて忘れてた。


ポットでお湯を沸かそうとスイッチを入れたのですが、
ランプが保温と沸騰を行ったり来たりする、という、
異常を示すエラーが見られました。
これは主に、充分に水が入っていないのに
沸騰させようとしてしまったとき「危ないよ」的に現れる表示なので
ポットを持ち上げて確かめてみたのですけれども、
たっぷり水が入っている感じの重さだったため、
おかしいな、と何度もスイッチを入れ直したのですが、
やはりランプが行ったり来たりするばかりで異常は解消されず、
どうなってんだこれ、とポットのフタを開けてみたのです。

そしたら水の中にレトルトカレーのパウチが鎮座していたので、
なるほどこれは異常事態だ、と思いました。
そりゃランプもどうしていいかわかんなくて右往左往しますもの。
とんでもない非日常に直面してるのに、
第三者が完全無視で日常どおりに進行しようとしてるのですもの。
教室の真ん中にツチノコいるのに先生が授業始めようとしてる感じですもの。
「え、ええー、いやいやちょっと、先にこっち弄ってよ」ってなってるんですもの。


1月24日   A Little Handwork

掃除機かけても落ちてる。


通販番組において、裏返すことによって全く別の装いになる感じの、
リバーシブルのカーペットが紹介されておりまして、
季節を問わず使える、などその便利さを謳う売り文句の中で、
ちょっと汚れたぐらいでいちいち洗わなくてもいいのだ、
裏返せばキレイな面に座れるのだ、
というふうに語られていたのが僕の心の琴線に触れ、
それは独り暮らしの人間にもってこいだ、欲しい、と思ったのです。

が、よく考えると、売り手側が想定してる「汚れ」は
お茶こぼしたりとかいう染みや変色系の汚れのことであり、
僕が想定する「汚れ」であるところの
ベビースターラーメンが落ちてる感じの汚れ方とは違うだろうな、
そんなもんは裏返したところでどうにもならんものな、
変なとこ飛び散ったり、床とカーペットの間で粉々になったりするだけで
むしろ事態が悪化するだけだものな、ということに気付いたので、
これはやっぱり欲しくない、
一定時間以上表面に付着したベビースターラーメンが
自動的に消滅するカーペットとかなら欲しい、と思いました。
おやつカンパニーと共同開発で作れないものか。
物は試しでやってみてくれないものか。
一瞬でも方向性を見失うと、
逆に全部ベビースターラーメンで編まれたカーペットができるかもしれないけど、
それはそれで欲しいような気がするからやってみてくれないものか。


1月23日   Electric Industrial

エレキテル。


ちょっとした腰痛に苛まれておりまして、
風邪引いてて身体の節々痛かったのが
風邪治ってからもなぜか腰の痛みだけ残っちゃった、と
経産婦さんみたいなことを申し上げているのですけれども、
今日、テレビ画面のホコリを払おうとして
静電気がビリッときて思わずのけぞったとき、
本来なら間違いなく腰が痛むはずの体勢にもかかわらず
なんとなく痛くなかったような気がしたので、
もしかして静電気は医療に役立つのではないか、と
200年以上前に既に発見されていることを、素で改めて発見した次第です。
僕の発想は平賀源内に通ずるところがあるのかもれない。
僕もこの先、うなぎ屋さんのキャッチコピーで有名になり、
天才の名前を欲しいままにできるのかもしれない。夢が広がる。

そんで生涯妻帯せず、最終的に獄死とかするのかもしれない。
夢広がらない。でも叶う可能性があるとしたらまずこのへんな気がしてならない。


1月22日   Deoxyribonucleic Acid

車をバックさせる姿がかっこいい遺伝子、とかよりは残す理由がある気がする。


異性に対しての好みのタイプ、というものは、
生物学的というか動物行動学的というか、そのような観点から言うと、
自身の種や遺伝子を保存するうえで
より良い子孫を残すための判断基準、に相違ないわけです。
強い人が好き、なるタイプを持っている場合はつまり、
強い遺伝子を自分の系譜に組み込みたい、という欲求を持っているのに他ならず、
同じように、世に存在するタイプはことごとく、
美形の遺伝子が欲しい、家庭的な遺伝子が欲しい、
仕事できる遺伝子が欲しい、おっぱい大きい遺伝子が欲しい、
みたいな具合に言い換えられると考えてよいでしょう。

ということで僕のフェチズム、もとい、好みのタイプも、
「袖を余らせる遺伝子が欲しい」と言い換えることができるわけで、
どうりで神は僕になかなか配偶者を与えようとしないわけだ、と思います。
そんなもん残してもしょうがないからだ。
美形とか強さとかの遺伝子に比べて、
後の世に残すべき理由が見当たらないからだ。淘汰だ。


1月21日   The Large Corn

罠だ。


近所のスーパーにおきまして、特売の丸々1本の大根と、
通常価格の1/2カットの大根が並べて置いてあったのですけれども、
丸々1本のほうが1/2カットよりも値段が安い、という
質量保存か何かの法則に反していそうな事態に陥っていたので、
なんでこんなことなっちゃったんだ、どういう仕組みになってんだ、
品種とか生産地とかのせいなんだろうけど
いくらなんでももうちょっとどうにかならんかったのか、
これじゃ1/2のほうが欲しい人間はめちゃくちゃ躊躇しちゃうよ、
丸々のほう買えばお得だし2回分使えるのはわかってるんだけど
独り身の人間に大根丸々1本って、どうしたって持て余すんだよなあ、
丸々1本を半分に切って、安い値段で売るわけにはいかなかったのかなあ、
それがあれば良かったのになあ、どうするかなあ、と悩んだのです。

でも、ひとしきり考えた後に、
別に大根を買いに来たわけではなかったことに気付き、
こにゃちくしょうめ、と思ったのです。
1/2を買いに来た人間だけじゃなく僕まで悩ませるか。
記憶力と判断力に乏しい人間をムダに悩ませるか。
危うく、じゃあせっかくだしブリ大根でも、って鮮魚売り場行きかけたじゃないか。
卵と牛乳買いに来ただけなのに、
1000円とか使うとこだったじゃないか。月末なのに困るじゃないか。


1月20日   Eat at This Night

僕の作るおでん、具の3割こんにゃく。


こんにゃくを最初に作った人はすごいと思います。
なにせ、まずイモを育て、そのイモを砕いたりすりおろしたりして水でこね、
さらに石灰水を加えて混ぜ、それを茹でて固めてやっと完成、
おまけに食べる前にも湯掻いてアク抜きをしないといけない、という
誰が考えたんだ的な複雑極まりない工程を経ねば食用にならないのですもの。
そのうえ、それでたとえばフカヒレのように、
手間かけただけあるな、という美味しい食材とか高級食材になるならともかく、
出来上がるのは味もしゃしゃりもない、食感のみの物体なのですもの。
現在でこそこんにゃくは、お求めやすく煮物によく合う名バイプレイヤー、
あるいはダイエット食品としての位置を確立していますが、
開発当初、それをよくもまあ作り続けようと思ったものだな、と感じるのです。

価値が見出しがたいものを作り出し続ける、という意味では
僕が日記を書き続けているのに通ずるところがあるような気がして、
そういう意味で理想系だからか、どうりで僕はこんにゃくが好きですが、
単純極まりない人間が単純極まりない書きかたをしているため、
残念ながら今のところ僕の日記に価値は出そうにありません。
どうすりゃいいのかしらん。書き方を複雑にすればいいのかしらん。
キーボード打つとき腕をクロスさせたりすればいいのかしらん。


1月19日   A Closed Book

僕の無意識の祟りかもしれない。


近所にあって何年も足しげく通っていた、ちょっと大きめの本屋さんが
こないだ閉店してしまわれまして、途方に暮れている次第です。
あともうこのへんにある本屋さんは、
いかにも町の本屋さんといった趣の小さいお店と、
ブックオフ的な古本屋さんぐらいなので、
あのお店に無くなられるのはかなり痛いと言わざるをえません。
なんで閉めちゃったんだろうなあ。
閉店の要因が見当たんないんだよなあ。
立地も良かったし、学生いっぱい住んでて本売れるだろうし、
品揃えも良かったのになあ。

特に、品揃えの良さは、
拙著を一度も入荷しなかったことからも窺えるのになあ。
入荷担当の人のセンスと手腕が光ってたのだろうになあ。


1月18日   Be Mixed Up

それっぽい響きだとあの人すぐ出てくる。


ゴーヤチャンプルーのレシピをネットで調べていたところ、
「チャンプルー」という単語は
長崎の「ちゃんぽん」と語源が同じである、という雑学に行き当たりまして、
それは実に興味深い、と読み進めていくと
どちらの単語も「混ぜこぜにする」という意味で、
どうも中国語で「チャパ」のように発音する言葉があって
両方それが由来になっているという説が有力らしい、と知るに至ったのですが、
「チャパ」という響きから僕の脳内では即座にチャパ王が連想され、
チャパ王がたくさんの手で超素早く料理を作り上げていく様を想像して、
「なるほど、そりゃ混ぜこぜにもなるわな」と
なぜかものすごく納得してしまい、満足してブラウザを閉じてから
まだチャンプルーのレシピを会得してないことに気付いたので、
しまった、と思いました。


1月17日   Pure as the Driven Snow

山、動かず。


全国的に厳しい寒さになっておりますけれども、
やはり、ここ北陸金沢を含め雪の降る地域というのは、
降らない地域に比べると、相対的に損であるな、と思わざるをえません。
綺麗、とか、雪遊びができる、とかいうのは
それを体験したくなった時だけ雪の降る地域へ行けば済むことであり、
居住し生活するうえでの降雪のメリット、となると、
雪解け水のおかげで水不足になりにくい、とか、
生活圏にイエティがいて友人になれるかもしれない、とか、
せいぜいその程度しか無いように思われます。
翻ってデメリットを見れば、雪掻きなどで日常生活に負担が増えるわ、
交通に支障をきたすわ、単純に寒いわ、と枚挙に暇が無く、
これはもう雪の降る地域に希望など無いのではないか、と考えてしまうのです。

でも、車両事故で車のエンジンから発火したが、
通行人がそのへんに積もってた雪で即座に鎮火した、というニュースを見たので、
すげえー、と即座に考えを改めたのです。
雪の降る地域便利。便利だしかっこいい。
状況把握と対処能力に優れた冷静な住人を作る感がある。
かっこいいという強烈なメリットがある。住み続けたい。


1月16日   Bad Sleep

汚い話で申し訳ないのですが。


おしっこしたくなる夢を見る場合というのは、
たいてい実際におしっこしたくなってるものです。
で、普通は「このまましちゃえよ」と囁く脳内悪魔の誘惑をかわし、
「いかんぞこれは夢だぞ」と言う脳内天使に従って起床するわけですが、
年齢が幼い、酷く酔ったり衰弱したりしている、などの理由により
悪魔を振り切れないと、起きられずにオネショになるわけですね。

今宵の夢の中の僕は、大便器に座ってたので非常に危ういところでした。
いや、確かに体調悪くておなか下ってるけど。
起きたときトイレ行きたかったけど。大を漏らさせようとするのはちょっと。
宿主が病気になると、脳内悪魔の行動は大胆になるようです。心理学的発見。
よく、ウイルスやバイキンが
黒くて紐状のツノとシッポが生えてる悪魔の姿で描かれてるのは、
実はものすごく正しい描写なのかもしれません。
天使頑張れ。最悪、おなかの調子よくなるまでは頑張れ。超頑張れ。

2008年1月

明けましておめでとうございます。今年の冬は寒いですね。
こう寒いと頭がうまく働かず、良い文章もなかなか書けません。そうです言い訳です。いつもです。



1月31日 棲み分けできてる
 
「雑学。シロアリの最大の天敵は、普通の黒いアリ」
「我が家は平和主義なので、その二種が共存している」

平和っていうか甘いもん落ちてて朽ちかけてるだけだろう。






1月30日 赤点ギリギリ
 
「雑学。ハリセンボンの針は、平均350本程度で実は千本も無い」
「俺の彼女は、点数つけると350点だけど実は満点は千点」

最後の部分は心に秘めとこうよ。






1月29日 発癌性彼女
 
「雑学。シロクマは、毛皮が白く見えても、地肌は黒い」
「俺の彼女は、白い食材しか渡してなくても、作る料理は黒い」

頑張れ。






1月28日 カナリアほったらかし
 
「雑学。『カナリア』という言葉はもともと『犬』って意味」
「どうりで犬はかなりかわいい」

語感だけで「どうりで」じゃないけど実際かわいいからいいや。






1月27日 向いてない
 
「雑学。ナマケモノが地上に下りるのは週一回、用を足すときだけ」
「俺が近所の公園へ行くのは日に二十回、用を足すときだけ」

その節約やるには頻尿すぎるな。






1月26日 広いと思うけどな磯野家
 
「雑学。『サザエ』という言葉はもともと『小さな家』って意味」
「波平さん、我が娘にすごい自虐ネタな命名したな」

業が深すぎるな。






1月25日 季節感ゼロ
 
「雑学。ガラガラヘビは1万分の1℃の気温の変化も感知できる」
「俺も気温には人一倍敏感だけど、それはそれとして冬も半袖」

なんという持ち腐れ。






1月24日 ダッシュぬめぬめ
 
「雑学。電気ウナギと電気ナマズでは、+と-の向きが反対」
「ミニ四駆に入れるとき間違えると後ろ向きに走り出すんだな」

間違えるとか以前になんだその魔改造は。






1月23日 現実の壁
 
「雑学。カエルになると体長が小さくなるオタマジャクシがいる」
「大人になると御近所の評判が芳しくなくなる神童もよくいる」

切ないけど実際いっぱいいるなそれは。






1月22日 強いですよ
 
「雑学。カバの肉は、全ての動物の肉の中で一番不味いらしい」
「貧乏人はカバを食え、みたいなことか」

貧乏な人カバ狩る気力なんか無いよたぶん。






1月21日 女の意がカブってる
 
「雑学。『ゴリラ』はギリシャ語で『毛深い女部族』って意味」
「じゃ、俺の彼女の仇名『ゴリ子』は重複してて間違いなんだな」

それ以前にいろんなものが間違ってる気がするが。






1月20日 ギリギリでいつも生きていたいから
 
「雑学。ゾウの体の表面積を求める公式が存在する」
「我が家の家計を求める特定の公式は無いが、解はいつもゼロ」

わかりやすいな。






1月19日 そんな説無いですよ
 
「雑学。ラッコの体には、貝を割る石をしまっておくポケットがある」
「という事実は、万引きGメンにより発見されたという説がある」

どこにどうしまうか超見てるもんなあの人ら。






1月18日 服が買えるだろ的な
 
「雑学。イルカが超音波を発するのに使う器官を、メロンと呼ぶ」
「うちの実家ではフルーツのメロンのことを庶民の敵と呼ぶ」

可哀相に。






1月17日 失格
 
「雑学。ブタの体脂肪率は平均10%前後で、実はかなり筋肉質」
「ブタってデブのイメージなのに意外だな、ピッグりした」

帰れ。






1月16日 きのこ生えてる
 
「雑学。猫が顔を洗うと雨が降るのは、猫が湿気に敏感だから」
「我が家で飼ってる猫は、最近もう豪雨でも顔洗わない」

慣れきって動物が本能を諦めるぐらいジメッとした家か。






1月15日 まあマネキンとかのでも見るもんな
 
「雑学。牛が赤い布に反応するのは、赤いからではなく動くから」
「パンチラの魅力がパンじゃなくチラに因ってるのと一緒だな」

一緒か?






1月14日 寝ないと怒られるしね
 
「雑学。キリンの睡眠時間は1日あたり約20分」
「すごいな、ドラクエの発売日でも普通もうちょい寝るよな」

何と比べてんだ。






1月13日 寂しくなくなるベクトルに動こうよ
 
「雑学。ウサギは寂しくても死なず、むしろ個体で飼ったほうがいい」
「雑学。俺は寂しいと死にたくなる段階をもはや超越した」

超越するなそんなもの。






1月12日 もっと心の汗とか
 
「雑学。産卵のとき海亀が目から流すのは、涙ではなくただの粘液」
「雑学。フラれたとき俺が目から流すのは、涙ではなくただの粘液」

強がりのつもりかもしれんがそんな目気持ち悪いぞ。






1月11日 月の中旬でそんなん絶望するのに
 
「雑学。カタツムリは気温がマイナス100℃でも死なない」
「雑学。俺はこの時期に口座残高が100円でもへこたれない」

それはカタツムリよりすごい。






1月10日 美味しくなさそうだし
 
「お正月だから、モチつきをしよう」
「臼でついた餅に栗と蜂蜜を混ぜ、蟹に乗せて猿顔の俺が食う」

なぜ自虐してまでサルカニ合戦っぽく。






1月9日 もうごまかした
 
「お正月だから、書き初めをしよう」
「今年の目標で『誠実』って書いた。二度書きした」

有言即不実行にもほどがあるな。






1月8日 細く短い
 
「お正月だから、人生ゲームをしよう」
「金貯まらないし結婚もできないけど、コマが進むのは超速い」

最低の人生な気がするが。






1月7日 よいしょ、みたいな
 
「お正月だから、花札をしよう」
「『おいちょ』ってなんか舌っ足らずな感じで可愛いな」

そんな遊びするのだいたいおっさんだけどな。






1月6日 恋愛に失敗
 
「お正月だから、福笑いをしよう」
「失敗したけど俺の彼女に似てたからある意味成功」

成功なのかそれは。






1月5日 暗いし静かだし出やすそうだけど
 
「お正月だから、凧揚げをしよう」
「電柱も人けも無い広い野原で遊んでたらお化け超出た」

マナー守ってるのに。






1月4日 忘れた頃に足の裏に刺さる
 
「お正月だから、コマ回しをしよう」
「コマの代わりに画鋲回しまくってたんだけど5個ほど足りない」

なんという地雷。






1月3日 「ほ」とか「な」とか
 
「お正月だから、いろはがるたをしよう」
「俺の取った札が全部悲惨なことわざなのだが」

今年一年を暗示されてるんじゃないか。






1月2日 はたらくはぐるま
 
「お正月だから、スゴロクをしよう」
「何マス戻る系にはよく止まるのに1回休みに止まらず何かへこむ」

人生の縮図のようだ。






1月1日 持ってかれる
 
「お正月だから、羽根つきをしよう」
「よーし、負けたら罰ゲームな!墨で、耳以外にお経な!」

耳に書いてもらえないことが罰か。

1月15日   The King of Colds

感染源は別に貝だけじゃないだろうけど。


風邪を引いてしまったようで、
頭が痛かったり鼻水が出たり節々が痛かったり顔が醜かったりと
いろいろな症状に苦しめられております。
が、メインとしてはどうも食道系に来ているような感じであり、
所詮人間など一本の管にすぎないのだな、と再確認させられているため、
どうかただの風邪でありますように、
お腹に来ることが多いと噂の
インフルやノロではありませんように、と怯えている次第なのです。

万が一ノロだとしたら酷い仕打ちだ。
当方、貝の類は嫌いでいっさい食べないというのに、
そんな人間をわざわざ選んで感染してくるとはとんでもない奴だ。
殺人事件が起きて、僕を除く全員にアリバイが無いとき、
じゃあもう逆にこいつが犯人なんじゃないか、
と僕が疑われた感じだ。担当刑事はミステリの読みすぎだ。


1月14日   Old Boy

そんな頃なんてうんこのこととかしか考えてなかったけどな。


成人の日でございますけれども、
聞くところによりますと、最近の小学校においては、
10歳の児童を対象にした「1/2成人式」というイベントを
この時期に行う学校が増えているらしいですよ。
生まれて10年、かつ成人まで10年、という区切りで自分の半生を振り返らせ、
同時に将来について考えさせるための催し、なのだそうです。

おそらく、20歳の成人式で1回考えさせるだけでは足りないのかもしれない、
見るも無残な愚かしい大人になってしまうかもしれない、
という考えを持った先生方によって生み出された儀式なのであろう、と、
自身見るも無残な愚かしい大人である僕は予想する次第です。
それは正しい判断だ。未来を担う小学生が全員こんなんなったらえらいことだ。
慮る機会は増やすべき。こんなんなりそうなのを逐一修正していくべき。
いっそ毎日慮らせればいい。リスクマネジメントとはこのことだ。


1月13日   Heat Island

スルメとか干しイモも焼けそうだけどやっぱり単独で焼けばいい。


今日、オーブントースターでトースト焼いてたら、
食パンの袋を留める青いのが
トースターの奥へ飛んでってしまいまして、
それを取ろうとしたとき、トースターの屋根の上も、
庫内ほどではないにせよ結構な高温になっていることに
改めて気付かされました。
そこで、もしかしてここでも何か調理しようと思えばできるんじゃないのか、
ちょうど、教室のストーブの上で給食のみかん焼いてたのと同じように、
トースターの庫内でトーストを作るのと同時進行で
屋根でみかん焼くことぐらいはできるんじゃないのか、と閃いたのです。

でも、焼いたみかんは別にトーストと一緒に摂取したくなるものではないな、
単独で食べたいときにそこで焼けばいいじゃない、とも一瞬考えたけど
それは普通に庫内で焼けばいいだけだものな、
それ以前に焼いたみかんって別に要らないな、どうでもいいな、と思ったのです。


1月12日   Navy Blue

ひゅるりらら。


枕カバーを新調しようと思ってお店で選んでたのですが、
枕の大きさ、布団との色合いの感じ共に、
ここに置いてあるものの中ではこれがベストだろう、と思って手に取ったのが
よく見ると周囲にフリルというかなんかヒラヒラした部分がついているものであり、
これ要らんのになあ、何にもついてないプレーンなやつがいいのになあ、
でも色とかはこれが一番だしなあ、どうしようかなあ、と悩んでいたのです。

そしたら、思案している最中、
そういう女性的なフリフリしたものを指して
松尾伴内さんが用いる語であるところの「チュルリラ」を
小さく声に出して何度か呟いていたようで、
横で作業してらっしゃる店員のお姉さんにあからさまに変な顔をされたので、
なんとなく居辛くなって、何も買わずそそくさと帰ってきました。
変な風に思われたろう。
意味不明な独り言を言ってる危険な人かと思われたろう。
もしくは、越冬つばめをだいぶ間違えて覚えてる人かと思われたろう。


1月11日   Hole in One

腕を一本残してるぞ。


1月11日は鏡開きです。
供えてあった鏡餅を善哉やお雑煮などにして食べるわけですが、
このとき、お餅を食べやすい大きさに分ける際に
包丁など刃物で切り分けるのを避け、
木鎚で割ったり手で砕いたりするのには、
切る行為が切腹を連想させて正月早々縁起悪いから、
という理由があると言われています。

でも、よく考えると、お餅を切るのが切腹を思わせるということは
白くて丸いお餅をお腹に見立てているわけで、
だとしたら、刃物使おうがどうしようが、
お餅を攻撃してる時点で縁起は悪いと思います。
お腹木鎚でボカボカ殴られるのも充分怖いし、
お腹を手で砕かれるとかに至ってはもうどういうことなのか。
誰かに素手でお腹を破壊されちゃうのか。
悟空に倒されるときのピッコロ大魔王みたいなことか。つらぬかれちゃうのか。


1月10日   Never Fail to Choice

ニセ勇者。


ドラッグストアに行きましたところ、
レジのとこで店員さんと押し問答してるおじさまがいらっしゃいまして、
どうやら、キッチンペーパーを返品したがってらっしゃるらしいのです。

返品させてくれ、レシートはあるのか、
捨てた、じゃあ難しい、でも買ったの今さっきだぞ、と
結構大きい声でなんやかんやモメてらっしゃったので、
僕も、ははん、あの人は奥様のお使い的なことでいらっしゃって、
トイレットペーパーか何かと間違えて買ってしまわれのだな、
料理しない人はキッチンペーパーがロール状になってて
ぱっと見トイレットペーパーに似てることを知らないだろうしな、
などと考えつつ聞いてたところ、
結果お店側が折れ、返品OKという形に落ち着いたようでした。

で、その返ってきたお金で改めてトイレットペーパー買うのかな、と
注目するわけでもなくなんとなく見てたところ、
おじさまは食パンを1袋買って帰られたので、あれえ、と思ったのです。
どういうことだ。何をどう間違えたらキッチンペーパーになったんだ。
ペーパーとパンだから共通点パしか無いぞ。トンボとトビウオぐらい違うぞ。
お使いじゃなく自由意志で、気が変わっただけか。にしてもすごい変わりようだな。
あ、パンといえばパン粉、パン粉といえばフライで、
フライはキッチンペーパーで油切るけど、それか。それ繋がりか。(繋がってません)


1月9日   Red Dragon

食べたい。


鶏肉などに下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げた料理を指し
「竜田揚げ」と呼びますけれども、
これは、奈良県の竜田川から取られた名前であると言われています。
百人一首にもおさめられている在原業平の有名な歌、
「ちはやぶる 神代もきかず竜田川 唐紅に水くくるとは」にもあるように
竜田川は紅葉の名所として有名であり、
醤油の染み込んだ鶏肉を揚げると
紅葉のような色合いになるためこの料理名があるのだそうですが、
この雑学を知った僕は、
ずいぶんとまたセンチメンタルな名前をつけたものだ、
所詮は鶏の唐揚げじゃないか、何をそんな、と訝しんだのです。

でも、そのうちにマクドナルドのチキンタツタに考えが及び、
あれ好きだったなあ、でももうメニューから外されちゃって食べられないんだなあ、
こんなことになるなら昔もっと頻繁に食べておけばよかったなあ、と
センチメンタル極まりない気分になったので、まあいいや、と思ったのです。


1月8日   I am Loving It

ローラーみたいなやつ。


深夜の通販番組を見ておりましたところ、
顔のエクササイズに使う美容グッズが紹介されておりまして、
その便利さをアピールする中で
「小さくて軽いから携帯に便利でいつでもどこでも」
みたいなアオリがあり、
OLさんが職場で電話しながら使ってる映像が流れてたのですが、
それはちょっとどうだろうな、
便利か否かではなく勤務態度的にいただけないのではないかな、
サポートセンターとかに電話してるとき、
実は電話の向こうのオペレーターさんが
エクササイズの片手間に僕をあしらってるとしたらイヤだものな、
言い回しとしては、僕と会話することにより
その間に女性がどんどんキレイになってゆく、ということだけどやっぱイヤだものな、
フレーズからはなんとなく恋の匂いを感じさせるんだけど
実際は僕全く関係ないのだものな、ダブルで切ないものな、と思いました。


1月7日   Flower Arrangement

すごいパワー。


いい匂いがするらしい柔軟材の試供品をもらったので、
それ使って洗濯した服を
乾燥機から取り出して着て外出しよう、と思ったのですが、
どうにも予想以上のいい匂いっぷりだったため、
このようなオッサンがお花畑のような匂いを撒き散らしたところで
何がどうなるものだろうか、
そんなのは迷惑だし何より自分が落ち着かない、と思い直し、
取り込んだ洗濯物を部屋に放置したまま、
クローゼットの中の別の服を着て外出したのです。

そんで帰宅したら、洗濯物から出たいい匂いが
卓上の消臭剤に打ち勝って部屋中に充満していたので、
しまった、部屋ごと落ち着かない感じになった、と思ったのです。
自分の部屋なのに。部屋ごとお花畑みたいだ。困った。
この匂いの中で寝たら確実にメルヘンな夢を見る。世界名作劇場的な夢を見る。


1月6日   Sweet Inspiration

もしくは超広い場所と超大量の鍋が必要。


生ラーメンなど、打ち粉がたっぷりついてる麺を茹でた鍋を、
お湯捨てるだけで洗わず1時間ほど放っておくと、
鍋の底や内壁に少しだけ残っていた水分が蒸発し、
お湯に溶け込んでいた打ち粉が薄い膜状で出てきて、
炊飯器の釜の端っこのほうに小さくできるようなのが
鍋全体にびろーんとできることがあるので、
この原理を使えばクレープなどを極限まで薄く作ることができるのではないか、
革命的なデザートを作り出せる可能性を持った調理法ではないか、
行列のできる新感覚スイーツの誕生ではないか、と考えたのですが、
1枚作るのに1時間かかるのではダメだ、
鍋を熱してやれば手早くできるのかもしれないけど
薄すぎて一瞬タイミング間違えたら焦げるようなものを
コンスタントに作り続けるのはムリだ、
そんなのはドモホルンリンクルを見つめ続けるよりしんどい仕事だ、
やっぱりどの道ダメだ、と思いました。
行列はできる。ある種。単純にさばけなくて並ばせる以外無い感じでできる。


1月5日   Boy Meets Girl

亜麻色の。


ホンソメワケベラという魚がいます。
ホンソメワケベラは、他の魚のところに近寄っていって
その魚の食べかすや寄生虫を食べてあげる掃除屋であり、
そのような関係性が成り立っているため、
普段小魚を食べている大型の魚であっても、
ホンソメワケベラを捕食してしまうことはまずありません。

しかし、ニセクロスジギンポという魚は、
ホンソメワケベラによく似た、他の魚に襲われにくいその姿を利用して、
他の魚に近づいていき、
その魚の肉を食いちぎってしまうのだそうです。
身を守るだけのものから一歩踏み込んだ合理的な擬態ではありますが、
なんというか、えげつないことをするな、ホンソメワケベラはいい迷惑だろうな、と
僕はこの事実を知ったときにとても驚いたのです。

で、モノマネタレントさんが、モノマネを利用して犯罪を犯すようなものだな、
ニセヴィレッジシンガーズみたいなものだな、とオトそうとしたのですが、
そんなもん誰も覚えちゃいねえに違いないのでやめることにするのです。


1月4日   Robber Item

何の話だ。


ネズミ年なので盗賊ネズミ小僧次郎吉の話をいたしますが、
彼は、実在の人物であったことはほぼ間違い無いのですけれども、
金持ちから盗んだ金を貧乏人に分け与える義賊であった、
という有名なエピソードの真偽には、どうやら疑問符が付くようです。

あたかも反体制を貫くかの如く武家屋敷にばかり盗みに入っていたこと、
捕まったときアジトに金品がほとんど無かったこと、などから
そのような伝説が作られたらしいのですが、
実は、武家屋敷に盗みに入っていたのは、
民家では金目の物が無く、商家では警備が厳しすぎたため
ちょうどよい標的が武家屋敷だったというだけ、
アジトに金品が残っていなかったのは、
単純に飲む打つ買うで浪費してしまっただけ、
という説が現在は定着してしまっているのです。
まあ、実在の人物がモデルの英雄譚など
だいたいそんなもんではあるのでしょうが、
なんと申しますか、やっぱり残念な気がいたしますね。

盗賊だけに、まさに憧れの気持ちを「盗まれた」といった趣きであり、
このことからもネズミ小僧が義賊ではないことがわかります。
どんな物だろうと僕から盗むとは。貧乏人から盗むとは。
何かに憧れる感情、むしろ分け与えて欲しいぐらいなのに。
折り畳み傘が綺麗に畳めただけで喜ぶほど、感動に乏しい日々を過ごしてるのに。


1月3日   Black Drink

ね、じゃないよ。


正月に飲む「おとそ」は漢字で「御屠蘇」と書きますが、
これは「蘇」という名前の悪魔を「屠る」、という意味です。
現在はただの日本酒を御屠蘇と称して飲むことが多いですけれども、
本式の御屠蘇には「屠蘇散」という
複数の薬草を混ぜ合わせたものが浸け込んであり、
これが様々な病気によく効く、
つまり病気の元となる悪魔を祓う効果があるため、この名があるのだそうです。

ちなみに御屠蘇は、お酒ですから飲むと暑くなってしまい、
上着を脱いで袖余りが解消されてしまうので、御屠袖余りでもあります。
って何で屠られなきゃいけないんだ。悪魔と一緒にするな。
何が悪魔だ。悪じゃないだろ絶対善だろ。じゃなくても最悪人畜無害だろ。
ああでも魔ではあるかもしれない。魔性だから。魅入るから。いわば小悪魔だ。ね。


1月2日   Magic Fire

FFをはじめ。


おせち料理が、年末に作り置きしておける
保存の利くものになっている理由は、
新年に台所で騒がしくすると火の神様が怒るから、だと言われています。

そんなことぐらいで怒るとは火の神様も心が狭いな、とちょっと思いますが、
正月に台所を使わせないのには、
普段炊事を担当する者が正月ぐらい休めるように、という意味合いもあるようで、
だとすると、神様が怒るのも、
あるいは神様なりの優しさなのではないか、と考えることができます。
ほ、本気で怒ってるんだからねっ!
別にあんたのためなんかじゃないんだからねっ!といった趣きであり、
ちょっと可愛らしいじゃないの、
不器用な、ツンデレ的な優しさじゃないの、と思えてくるでしょう。

でも、火の神様となると、
その容貌はイフリートみたいなのしか思い浮かばないので、
そんなのにツンデレされてもな、と思いました。
炎の精霊的な存在としてのイフリートっていろんなゲームや漫画に出てくるけど、
たいてい炎に包まれたオッサンじゃないか。たいていムキムキじゃないか。


1月1日   Brand New Myself

1本ずつ試してみる。


明けましておめでとうございます。
旧年中は皆様より格別のお引立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
本年もなお一層の御指導御鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

1月1日の0時00分になる瞬間、
僕は、テレビのリモコンの電池を取り替えようとして、
ごっちゃになった古い電池と新しい電池を見分けるべく
てんやわんやになっていました。
最近の電池は1本1本パックされてて、
新品だよ、ということを表す目印がついているのですが、
それを外したうえで混ぜてしまったのでどうしようもありませんでした。
電源ボタンでリモコン効いてるかどうか確かめてたので、
カウントダウンの瞬間、テレビは消えていました。

初詣に行ったら、今年は電池のさらなる改良を祈ることにします。
僕のような人間にも使いこなせる電池の出現求む。
愚かな人間の行動パターンをすら読みきった電池の出現求む。
もうなんか、永久に使える電池、とかになる以外無い気がするけど求む。

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