2013年10月

10月31日   Ring of Death

拭こう。


僕の乗っている自転車「袖余り号」は、名前こそ神々しいですが
見た目はどこにでもある非常に没個性的なものなので、
大きな駐輪場に停めた場合など、はてどこに停めたんだったか、
僕の自転車はどれだろうか、となってしまうことがしばしばあります。
そこでそれを防ぐため、荷台の部分にでも
何か目印をつけておこう、と思い立ったのですが、
あまり目立ちすぎる装飾をつけても
何をママチャリに本気のカスタマイズ施してるのか、って思われてカッコ悪いし
かといって目立たなさすぎるのでは目印の意味がない、
紐でも結んでおくのが手っ取り早いし簡単なのだろうけど
素材やサイズによっては垂れ下がって後輪に巻き込んで
事故につながる可能性だってある、というふうに考えていくと
意外と何を目印にするか難しく、悩んでしまった次第なのです。

そんなことを考えながらふと自転車を見たら
荷台に鳥のフンがくっついて白くなっていたので、
おお、悩むまでもなく目印ができたではないか、と喜んだのです。
そうとでも思わないと、良かったことだと思わないとやってられないだろうが。
大きな駐輪場なのに僕のにだけ。こんなピンポイントで。こんな細い金具に。


10月30日   Eye of the Tiger

抜けたやつが段々角度変わって、とかそんな悠長なことじゃない。


地元の知人周りに不幸があった、という旨の知らせが届きました。
お葬式に参列したかったのですが都合上どうしても無理だったので
その知らせをくれた友人に連名で参列してくれるように頼み、
僕自身は自宅に居ながら黙祷を捧げることにした次第なのです。
10年以上会っていなかった人ではあるが
お世話になったのは間違いない。
お別れに行けなくて本当に申し訳ない。許してほしい。
その謝罪の意も含めたうえで祈ることにしたい。

そう思って目を閉じたらすさまじい勢いでまつ毛が目に刺さったが
許してくれてないということではないと信じたい。
今までどうやってまばたきしてたのか不思議になるぐらい突然の出来事であり
何か超常現象が絡んでるとしか解釈できないのは事実だが
そういう小さい嫌がらせをする人ではなかったと信じたい。


10月29日   Small Incident

子供専用の商品というわけでもあるまい。


アイスキャンディーを買ったところ、
「マイナス何度以下の冷凍庫で保存するように」などといった
注意書きが記されている欄の中に
「食べ終わった後の棒をくわえて遊ばないように」
という一文が書かれていました。
くわえたまま走り回って転んだりしたら大変なことになるから
それを未然に防ぐための、または万が一そうなってしまったとき
メーカーは責任を取れないことを明示しておくための措置なのであろうな、
というのは理解できるのですが、
しかしもうちょっと他に書き方は無かったのだろうか、と思う次第です。
書いておかないとほとんどの人がそうやるみたいじゃないか。
全員ががじがじと先端を噛んで刷毛を作るみたいじゃないか。
いったい消費者を何だと思ってるんだ。

消費者を僕だと思ってるならその想定は合ってるぞ。
刷毛をしばしば作るぞ。しかし消費者が全員僕レベルの人間だとしたら
遠からず日本は滅ぶぞ。それでもいいのか。


10月28日   Walk in the Park

恥をかくところだったものの。


コンビニへ行こうと家を出たところ、小雨がパラついていました。
徒歩数分もかからない距離だし本当に小雨だし
たぶん傘は要らないだろう、とそのまま歩き出したのですが、
すごい勢いで雨の強さが増していき、
コンビニに着く頃にはすっかりどしゃ降りになっていたのです。
全く相変わらずこの街の天気は気紛れだ。
さっきの小雨模様を見て、5分以内に豪雨になるなどと
断言調で予想できる人がいるだろうか。いやいないだろう。
この街が普段から誰に対しても気紛れだということを理解していなければ
まるで僕の外出を待ち構えていたかのように豪雨になったな、
自分は天候の神に嫌われているのかな、と思ってしまうところだ。

数分後コンビニを出たところ、さっきまでの豪雨が嘘のように上がっていたので
もしかしたら本当に僕だけが天候の神に嫌われてるのかもしれないのです。
何しろ傘を買おうか迷っていたのだ。
買っていたら無駄な出費でさらに悲惨な事態になるところだったのだ。
僕が貧乏だから良かったものの。事無きを得たものの。
ただでさえレジで思ってたよりも財布の中身が乏しくて
傘を買わずとも払いきれるか危ういところで
そういう意味で事無きを得られない可能性があったものの。


10月27日   Skill of Infinity

僕の脳の限界を露呈しているのが明らか。


ランダムな文字列を延々と作り続ければ、
任意のどんな文字列でもいつかはそこにできあがる、という定理があります。
非常に巨大ではあっても無限ではなく有限である、と
わかっているものについて取り扱う確率論の問題であり、
たとえば100個のキーがあるキーボードをランダムに6回叩いたとき
任意の6文字の単語が出来上がる確率は
1/100の6乗で1兆分の1ということになるわけですが、
これが7文字、8文字と増えていくと確率は限りなく0に近付いていくものの
しかし0になることはなく、となると何万文字もある既存の本1冊分の文章を
この方法を用いて丸ごと作り出すことも、
天文学的という範囲すら遥かに超えた確率ではありますが
ありえないわけではない、ということになるのです。
このような考え方は、猿が無限にタイプライターを叩き続ければ
いつかはシェイクスピアの作品を打ち出せる、という比喩に由来して
「無限の猿定理」と呼ばれています。

ちなみに弊サイトの文章は無限の猿が書いたものではないので
誤解なきようお願いします。
第一に、僕は猿ではない。
第二に、ランダムに文字を置いて日記を書いているわけでもない。
第三に、無作為に任せて文章を作っているなら
時に奇跡的に面白い文字列が生まれても不思議でないのに
それがまったくない。一度もない。悲しいけどない。


10月26日   Perfect Closer

言ってから後悔します。


源氏パイというお菓子がありますが、あれは何がどう源氏なのか、というと
かつて商品開発の段階で、パイだからって無理にコジャレた
横文字の名前をつけても消費者に認知してもらえないだろう、
むしろ思い切って何か和風の名前をつけたほうがいいのでは、と
ネーミングをあれこれ考えていたとき、担当者さんが
たまたま「来年のNHKの大河ドラマが源義経に決まった」というニュースを見て
じゃあもう源氏でいいんじゃね日本っぽいし、となったのが
その名前の由来なのだそうです。
便乗というのともちょっと違うし、こう言っちゃ何だけど
なんかすげえテキトーだな、と思わざるをえませんが、
とはいえそれがヒットして現在定番のお菓子になっているのには
名前の力というのも当然あるでしょうし、
名付けた方には、凡人の僕には考えも及ばない
先見の明があった、ということなのかもしれません。だとしたら完敗です。

あ、完パイです。(凡人なので思いついたことはすぐ言います)


10月25日   Trick of Sweety

最近は日本のカボチャにもカラフルなのありますけど。


ハロウィンということで、近所のパン屋さんで
カボチャ餡入りのアンパンが期間限定で販売されていたのですが、
それをPRするためのポップのイラストに
オレンジ色の、いわゆるジャックオーランタンのカボチャが
描かれていたことに「ぬぬう」と思った次第なのです。
おそらくだが、このカボチャ餡に使われているのは
普通の緑色の、日本人が一般的にイメージするほうのカボチャであろう。
そっちのほうが手に入りやすいから価格も抑えられるし
あんことして使うことへの適応力も当然高いからきっとそうだろう。
しかし、となるとハロウィンだからって
安易にオレンジのカボチャを描くのはどうなのか。
「オレンジのカボチャで作った餡を使ってる」「珍しい買おう」と
誤解する人がいるのではないのか。
これは極端に言うと偽装表示、消費者を騙していることにならないか。
これがまかり通るなら、たとえば「カニの日」という記念日があったとして
それを記念してカニ飯を限定販売するよ、と
どこからどう見ても高級タラバガニなポップを描いておきながら
実際にはサワガニしか入ってないカニ飯を売るようなことも
何の問題もないということにならないか。どうなのか。

サワガニしか入ってないのに一見タラバガニっぽく見えるカニ飯を作るのは
たぶんすごく難しいと思うのでそれは別にいい。
実際そんなんあったら話の種に喜んで買う。たとえを間違えた。何だ。


10月24日   Low as the Ground

時間を持て余した。


心配事が無くなり安心して眠ることを「枕を高くする」と言いますが、
これは昔の中国で、敵国と戦争中だったときには
いつ寝込みを襲われるかわからないので敵の足音などが聞こえるように、と
耳をぴったり床につけて毎晩寝ていた君主が、
戦争が終わってからはそんなことをしなくてよくなったので
高い枕で寝ても大丈夫になった、という故事から来ています。
しかし、よく考えてみれば
最も安眠できる枕の高さについては個人差があると思われ、
中には床にぴったり耳をつけて寝るのが一番快適、
枕なんか要らない、という人もいると思うので、
この君主がそういう人だったらややこしい話になるところだったな、
心配事が何もないからこそ「枕を無くして寝る」などということになったら
「なんで何も無いのにそんな不自然な体勢で」って
我々は困惑しちゃうに違いないものな、と思った次第です。

眠れなかったのでそんなどうでもいいことを考えていました。
寝付けない理由は不明だが、枕はたぶん関係ない。
強いて言えば多少おっさんの匂いがするがそれは仕方の無いことだ。
高かろうが低かろうがするはずだ。件の君主の枕からもしてたはずだ。


10月23日   Who is Cutting out

数いっぱいあるし逆算すると時間配分がそうなるのかもしれんが。


うちのすぐ前を走る大通り沿いで、
街路樹のお手入れが一斉に行われていました。
これからの雪のシーズンに備え
枝を切り落として積雪に耐えられるようにするための作業であると思われ、
実に大変なお仕事である、御苦労様である、と思ったのですが、
朝早くから家の中にいても大きく響いてきた
電動ノコギリの音には少々辟易した次第なのです。
大切なことではあるがこんな早朝からやらねばならないのだろうか。
極端に言えば雪が降り始めるまでに終わらせればいいのだから
まだ10月なのに近隣住民を叩き起こさなければならないほど
一分一秒でも早く始めなければいけない、ということではないのではないか。

魔都のことだからそんなこと言ってたら
明日にでも雪を降らせ始めるかもしれないのでもう言わないけど。
そんなん作業員の方もたまったもんじゃないし僕もたまったもんじゃないので。
そんな、死なば諸共、なんて勢いで不満を述べているわけでは全く無いので。


10月22日   Kingdom at War

親戚の家的な。


我が家の温感便座のスイッチを本日付けでオンにしました。
初夏にオフにしたときついでに便座カバーを買い換えようと思って外して以来、
ヒンヤリするしちょうどいいじゃねーか、とそのままにしてあった結果、
最近の冷え込みにより寝起きに座ると
お目覚め効果が過剰にバツグンになってしまっていたので
これはもう点けなくては、と思ったわけなのですが、
しかし、いまだに便座カバーを買いに行ってないため
「温かくてつるんとしたもの」に座るということになり、
これは何というか、外出先のトイレの感じがすごいな、
温かい便座といえばカバー有りが当たり前だったから
うまく説明できないが「自宅っぽくない」と感じるな、と思った次第なのです。

灰皿や文庫本を持ち込み、次はマッサージグッズか何か置こうとしているぐらい
我が家の中でも最も落ち着く場所であるはずのトイレが
自宅っぽくないというのは何だかおかしな話だ。
だったら部屋のその他の部分はどうなってしまうのだ。他人の家か。
そう言われてみれば思い当たる節が無いではない。
たとえばリモコンが見つからない。我が家でこんな見つからないなどということは
論理的に考えてありえないが、他人の家なんだとすれば納得できる。
きっと余人には想定外の決まった置き場所があるのだ。ペン立ての中とかだ。


10月21日   Oil Shock

恥をしのんで。


ごはん屋さんの待ち時間に何気なく手に取ったそのお店のチラシに
簡易的な周囲の地図が描かれていたのですが、
その中で、とっくの昔に潰れてしまったガソリンスタンドの名前が
目印として記されていたことが気になりました。
まあ仕方ないといえば仕方ないことではある。
潰れる前に作った地図をまだ作り直してないだけかもしれないし、
そうでないとしても、このへんには他にランドマーク的な
わかりやすい建物が存在しない。
営業してないとはいえ建物がそのまま残っており
目立つ場所にあるガソリンスタンド跡は立派な目印に違いないだろう。
だが、「ちょうどいい、このお店に行ったついでにここで給油しよう」
と考える人がもしいたらどうするのか。
ガソリンギリギリの状態で潰れているスタンドを目の当たりにし、
途方に暮れる人がいたらどう責任を取るのか。
無理にでも他の目印を記すか、でなければ最悪既に潰れていること、
スタンドの「跡地」であることを地図に示すべきなのではないのか。どうなのか。

このように、自分に無関係などうでもいいことを考えて暇を潰していた僕は
すなわち「油を売っていた」と言える。
潰れたガソリンスタンドという、もはや油を売ってない場所について考えることで
油を売っていたのだ。面白くないが思いついてしまった以上
発表する責任があるのではないのか。どうなのか。


10月20日   High Flying Hopper

立ちはだかる壁が多すぎる。


先日、ちょっと遠出した先のコンビニで
煙草を購入したところ、僕が番号を見間違えていたせいで
欲しかったのとは違うものを出されてしまいました。
ふむ、間違えましたと言って換えてもらうのは簡単だが、
普段吸ってるのと違う煙草を吸ってみて
新たなお気に入りを探す、ともすれば乗り換える、などということは
こんな機会でも無いとそうそうやらないことかもしれない、
売り切れだとかそもそも珍しい銘柄でなかなか置いてないとかで
不可抗力により違う煙草を買った結果
お気に入りを発見するというシチュエーションはありえるけど、
僕のように、どんな小さなコンビニや自販機だろうと
ほぼ間違いなく売ってるメジャーな銘柄を吸ってる場合は
そんなことはほとんど発生しないわけで、
新規開拓作業のステップが人より1個多いと言えよう、
そんな中にあってこれは違うものを買う
千載一遇のチャンスなのかもしれない、と思ったので
何も言わずそれを購入してみた次第なのです。

で、それを今日吸い終わったのですが、
普段どおりに箱を捨てた結果もうその銘柄が何だったか覚えていないので、
たとえ気に入っていたとしてもそれを買い求めるのは難しいのです。
気に入ってなくて良かった。というより、おそらくは
気に入っていなかったからこそ覚えていないのだろうとは思うが、
もし僕が気に入っていてなお忘れる人間であった場合
新規開拓はもはやできないのかもしれない。
それを確かめる必要がある。またステップが増えた。何てことだ。


10月19日   Finished Holding

確認するまでもない小銭の枚数だったりもするだろうし。


以前テレビ番組で見たのですが、
お店での会計時、「○○円のお返しです」とお釣りを渡されたとき
それを何も確認せず財布にしまう人と、
しまう前に本当にその金額が自分の手の中に入っているかどうか
ざっとでもいいので確認する、という人の割合を
それぞれ実際のお店のレジ前をモニタリングすることで調べ、
期せずして被験者となったお客さんたちに
後ほどその旨を告げインタビューしたところ、
後者の行動を取る人の血液型は圧倒的にA型が多かったのだそうです。
血液型診断の信憑性など疑問符だらけですし
そもそもA型で几帳面で細かいことが気になろうが何だろうが
急いでる時にはそんな確認はしない、など
性格だけではなく時と場合によって行動は変わるものですが、
とはいえ面白いデータであるな、いつの日か逆転ホームラン的に血液型診断が
科学的に裏付けされることすらあるかもしれないな、と思った次第です。

ちなみに僕もA型であり、またお釣りを確認しがちなタイプの人間でもありますが、
それは小市民ゆえ、元々千円札1枚しか財布に入っておらず
そのお釣りでこの後晩ごはんを買う予定なのに、万一100円でも足りなかったら
たまったものではない、という習性によるものであるため
科学者さんたちは僕を使って裏付けしないよう注意してください。
A型は几帳面だということは裏付けられない。
僕が貧乏であることしか裏付けられない。そんなもの裏付けてほしくない。


10月18日   When Love Kills You

たぶん温度が高いから素材によっては悪影響があるんだと思う。


僕がよく使っているコインランドリーの乾燥機は
「通常モード」と「除菌モード」が選べるようになっています。
乾燥完了までに掛かる価格と時間は同じ、
何度か使った結果フンワリ感だったり縮み具合だったりといった
仕上がりにも大差は無いように感じたため、
だったら除菌もしてもらったほうがいいよね、ということで
いつもそちらのモードに設定して使用しているのですが、
よく考えてみると、本当に何も差が無いなら
デフォルトで除菌するようになってればいいだけの話であり、
そうなってないということは何かわけがあるのだろうな、と気付いたので
今日、乾燥終了を待つ間に改めてその理由を考察してみたのです。

でも、「除菌モードにするとどういうデメリットがあるか」ではなく
「除菌されるとむしろ困るのはどういう人か」という方向性で考え始めたせいで
間もなく「我が家周辺の一帯には日本酒職人と納豆職人しか住んでない」
という妄想が膨らみ始めたので考察を終了したのです。
そんな街は嫌なので。学生街だからチャラい感じの若者がいっぱい住んでて
でもあれが大学生じゃなく実はみんな職人だった、とかリアクションに困るので。
古き良き職業を選ぶ若者がこんなにたくさん、
日本の未来は明るいな、という結論にするには業種が偏りすぎなので。


10月17日   Nice Boat

テセウスの船。


どこかのご当地グルメで、「豚肉を野菜と一緒に煮込んだもの」を
ごはんにかけた料理を指して「焼き鳥丼」と呼んでいるものがあると知りました。
元々豚肉を串に刺して焼いた料理を「焼き鳥」と呼んでいる地域において
その発展形として誕生したのがこの料理なのだそうですけれども、
いわゆる一般的な焼き鳥の重要な要素といえば
「鶏肉であること」と「串に刺して焼くこと」であり、
そのうちのどちらか一方が欠けているもの、つまり
上述のように鶏肉ではなく豚肉などを串に刺して焼いたものや
あるいは串には刺さず鉄板などを使って焼いたものを
「焼き鳥」と称するのはまだ理解できますし
実際そういう地域が全国にいくつかあることも知っているのですが、
両方の要素を欠く「豚肉を煮た」料理を指して
なお「焼き鳥」と呼ぶなんてことがありえるのだな、と驚いた次第です。
なにしろ元の存在からかけ離れすぎている。
その誕生の経緯を知らずにたまたまその地域でごはん屋さんに入った場合など
焼き鳥丼を頼んだはずなのに豚煮込み丼が出てきた、
どういう間違え方をしたらこんなオーダーが通るんだ、
聞き間違いのしようもないだろう、と
不思議に思ってしまうに相違ない。知っておいてよかった。

ただし、僕は普段から注文を間違われている不運な人間なので
その場合も本当にオーダーを間違われる可能性は残っている。
いわゆる一般的な焼き鳥丼が出てきたりする可能性すらある。
知らなければ期待通りのものが出てきたと思えるのに、知ってしまったばかりに
実は間違われている事実に気付いてしまう。知りたくなかった。


10月16日   Close to You

道理の合わない人がそう申しています。


道理や話の筋道がちぐはぐで不整合なことを
「辻褄が合わない」と言いますが、
この「辻褄」は服飾用語から来ていると言われています。
「辻」は縫い目が十字に交差する部分のこと、
「褄」は着物の裾の左右両端のことで、
どちらも通常ぴったりと合っているべき部分、
それが合っていないということで
ちぐはぐで違和感がある、という意味を表すようになったのだそうです。

同じ服飾用語でも「袖」はこの言葉に含まれていませんが
それは仕方の無いことだと思います。
合わないことがないから。多少ちぐはぐだろうとそれはそれで魅力だから。
いっそ片方余ってさえいえれば、もう片方がノースリーブだろうと
両方七分袖な状態よりはるかに良いのだから。そういうものだから。

2013年10月

月の初めの頃はまだ夏かと思うほど暑かったのに、終盤には急激に冷え込みました。
まったく、服のチョイスが追いつきませんね。そうです、センスが無いことへの言い訳です。



10月31日 生き甲斐なんてそんなもんかもしれない
 
「一番好きなスイーツはババロアだな」
「ジジイが食べてもババロア、と言うために長生きしようと思ってる」

頑張れ。






10月30日 知識や含蓄や甲斐性は比例してない
 
「一番好きなスイーツはバームクーヘンだな」
「年輪を重ねて作るお菓子を、年輪しか重ねてない人間が」

おうズシッとくる悪口やめろや。






10月29日 粉飛びまくりなのに気付かない
 
「一番好きなスイーツはティラミスだな」
「私を元気付けて、って意味の名前なんだそうだ。確かに美味しくて
 テンション上がるよな、白いシャツ着てることなんて忘れてしまう」

それは覚えておいたほうがいいんじゃないか注意のために。






10月28日 乾いて縮んだ
 
「一番好きなスイーツはラスクだな」
「前に自作しようとした時期があって、でもうまくできなくて飽きて
 残った材料のパンしばらく放置してたらいつの間にかできてた」

できてない。






10月27日 段々割合が増えてって乗っ取られた
 
「一番好きなスイーツは杏仁豆腐だな」
「豆腐ってついてるのに豆は使われてないことからして、
 たぶん杏仁でカサ増しをしたところから生まれた食べ物と見た」

100%おからのハンバーグみたいな。






10月26日 未熟な革命
 
「一番好きなスイーツはザッハトルテだな」
「チョコケーキの王様を、最下層の人間が食うというカタルシス」

かっこよく言ってるけど勝手に人を最下層にするな。






10月25日 まずその酒おいしくなさそう
 
「一番好きなスイーツはカステラだな」
「焼酎をワインとビールで割ったものによく合う。さすが長崎名物」

ちゃんぽんの一語で繋ぐには無理があるし絶対合わなさそうだし。






10月24日 ついでに
 
「一番好きなスイーツはパウンドケーキだな」
「材料を1ポンドずつ使うからこういう名前らしいけど、
 そもそも1ポンドって何グラム?あと犬の1歳って人間の何歳?」

思いついたことをとりあえず何でも聞くとか検索サイト扱いか。






10月23日 あとチョコ
 
「一番好きなスイーツはワッフルだな」
「本場の味って謳ってる、外国人店主がやってる店知ってるぞ。
 本当にベルギー人かはわからないけどとりあえず糖尿ではある」

別に毎日ワッフル主食にしてるわけじゃないと思うけどベルギー人。






10月22日 これからのシーズンが怖い
 
「一番好きなスイーツはマシュマロだな」
「暖炉で焼いて食うのに憧れる。うち暖房無いから」

メインは暖炉のほうか。






10月21日 Mの楽しみ方
 
「一番好きなスイーツはドラ焼きだな」
「栗入りが好きだな、いつ栗の部分を食うか嬉しい悩みがある。
 最初に食うか、最後までとっとくか、落としてゾクゾクするか」

毎日楽しそうで何よりだ。






10月20日 あんな太いのそのへんで売ってないし
 
「一番好きなスイーツはタピオカミルクティーだな」
「何かに使えるんじゃないかと思って持って帰りたい度
 堂々の第2位なあのストローを使うやつな」

1位が気になるようなどうでもいいような。






10月19日 ペーパーにならって
 
「一番好きなスイーツはロールケーキだな」
「俺も大好きだからいつもコンビニで大量に買うわ、
 まとめて12ロール買うことはトイレットケーキと呼んでる」

便所飯みたいな響きになってしまった。






10月18日 誰もがやることのように言われても
 
「一番好きなスイーツはアップルパイだな」
「ヘルメットにくっつけてジャギごっこすることでお馴染みの」

とんがりコーン指にはめて遊ぶみたいに。






10月17日 できない
 
「一番好きなスイーツはブラウニーだな」
「食うのに飽きてきたチョコケーキを
 手慰みに指でぎゅーってしたらできるやつな」

食べ物で遊んではいけません。






10月16日 嘘です
 
「一番好きなスイーツはミルフィーユだな」
「フランス語で千枚の葉って意味の名前だから、フォークじゃなく
 千枚通しで食べるのが本来の作法なんだぜ、拡散希望」

やめなさい。






10月15日 ネタで言ってる人しか見たことないんだが
 
「一番好きなスイーツはタイ焼きだな」
「前に流行った白いやつ、俺好きだったのに無くなっちゃったな。
 日本人は流行に流されすぎだよ、全く激おこプンプン丸」

お前もだよ、って言おうとしたけどそれホントに流行ってんのか。






10月14日 コーヒーとか緑茶とかさ
 
「一番好きなスイーツはスコーンだな」
「紅茶と一緒にってイメージだけど固定観念捨てて
 白米と一緒に食ってみたらやっぱ合わなかった」

どうして固定観念のすぐ近くから試してみようと思わない。






10月13日 光沢
 
「一番好きなスイーツはエクレアだな」
「『稲妻』って意味らしいけどその割には皆で分けて食い辛いよな」

お前の中で稲妻=ミナデインなのはわかった。






10月12日 ダジャレだしただのお供えだし
 
「一番好きなスイーツはみたらし団子だな」
「知り合いが夜中、真っ暗なお墓で団子を見たらしい…!」

なぜ怖がらせようとしてるのか知らんが二重の意味で怖くない。






10月11日 何ていい天気なんだろうの意
 
「一番好きなスイーツはフルーツタルトだな」
「何か有名な洋菓子店あったよな、やたら物騒な名前の」

キルフェボンのキルはそういうことじゃないと思うよ。






10月10日 わからんでもないが
 
「一番好きなスイーツはマカロンだな」
「『やたらカラフルなのにうまそう』度ではクーピーに次ぐな」

むしろ正味の食べ物なのに負けてるのか。






10月9日 一言で片付けたけど
 
「一番好きなスイーツは羊羹だな」
「もともとは漢字のとおり羊肉で作ってた料理がルーツらしいぞ、
 それが小豆のお菓子になるなんて、昔の人はドジだな」

材料を間違えた結果ではないと思うが。






10月8日 プレゼント
 
「一番好きなスイーツはドーナツだな」
「他人の悪口を言うと二個もらえるフェアがかつてあったと噂の」

人を呪わば穴二つ、はそういう意味ではない。






10月7日 使おうにもそんなシチュエーション無いし
 
「一番好きなスイーツはチーズケーキだな」
「風呂に浸かりながら普通のチーズケーキを食って、NYならぬ
 入浴チーズケーキ、というシャレを思いついたのでお前にやる」

いま世界一いらないものを貰った。






10月6日 シュゼット
 
「一番好きなスイーツはクレープだな」
「巻いて手に持って食うのもいいけどあれもいいよな、
 あのほら、お皿に盛って、皿の上が火の海になるやつ」

言いたいことはわかるけどもうちょっと美味しそうな言い方を。






10月5日 クリームパフって言わないと通じないという
 
「一番好きなスイーツはシュークリームだな」
「アメリカでは靴みたいな味のクリームが注入されてるらしいぞ、
 さすがアメリカの食文化は一風変わってるな」

雑学の伝言ゲームをどっかで間違えたな。






10月4日 まずくはなかろうけども
 
「一番好きなスイーツはパンケーキだな」
「トルコアイスと生キャラメルとケフィア乗せて食うとうまいぞ」

なぜ今の流行の上に少し前の流行を山盛りにするか。






10月3日 摩擦はないものとする
 
「一番好きなスイーツはモンブランだな」
「黄色いのと茶色いのがあるけどどっちが好き?
 ただし悪くなって変色してるわけではないものとする」

別にそんなこと思ってないのに重要条件みたいな言い方で。






10月2日 ケーキ界におけるスター
 
「一番好きなスイーツはショートケーキだな」
「そういえばなんでショートって名前?花形ポジションだから?」

そんなメジャーリーグみたいな考え方ではないと思うが。






10月1日 吸うのもウニ味仕様も自分的にはデフォルト
 
「一番好きなスイーツはプリンだな」
「ストローで吸ってたら醤油だけ吸い込んでムセてしまった」

僕はプリンの話をしてたはずだが。

10月15日   Star Gazer

著しく成長している展開を期待してるところに。


バスに乗ったところ、乗車券の発券機が故障しているため
降車時の料金支払いの際に
自分が乗り込んだバス停を口頭で運転手に告げてほしい、
と知らせる旨のアナウンスがありました。
それは大変だな、地元の人間ならともかく
たとえば観光客の方など、自分の乗り込んだバス停が
はたして1丁目だったか2丁目だったか、なんて
そんな記憶してるものかな、トラブルが起こらないといいな、
もっとも、僕自身に関しては始発停留所から乗ったから
まあ間違えようがないわけで何も心配するようなことは無いのだがな、
などと思いながら乗っていた次第なのです。

そしたら途中で乗ってきた男子学生の大群により身動きが取れなくなり
危うく目的地で降り損ねるところだったのです。
そういうトラブルを想定していたわけではない。
心配は何も無いなどと油断してはいかん、という
神からのツッコミなのかもしれないがトラブルの種類が明らかに違う。
主人公たちの弱小野球部をあなどる相手チームのベンチに
隕石を落とすようなものだ。そういうことではないのだ。


10月14日   The Boom at Then

踊らされている。


ローカルの電力会社のCMで、
濡れた手で電化製品のプラグやコンセントを触ると危ないぜ、
ということを表現するため、
プラグ役を演じる人が差し出す濡れた手を
コンセント役の人が思いっきりつねる、という描写があるのですが、
あれはおかしいと思うのです。
だって、濡れた手で触ろうが乾いた手で触ろうが
コンセントには普段から電流が流れていること自体に違いはないはずだ。
ならば濡れた手をつねるなら乾いた手でもつねられなきゃいけなくて、
乾いた手であればつねられても痛くない、という描写にする必要がある。
あるいは、電化製品は普段からつねられてるということになる。
つねられたことによってエネルギーを得て働くなんて
そんなドMなことがあるのか。電化製品にSとかMとかあるのか。

あるんだとしても、SかMかで言えばむしろSだろう。
急に何の前触れもなく「パキッ」と鳴って住人を「ひいっ」ってさせるHDDや
ようやく寝付けそうなタイミングでいきなり作動して
住人を起こす冷蔵庫のコンプレッサーがSでなくて何だ。愉快犯でなくて何だ。


10月13日   My Sweet Honey

不思議なこともあるものだ。


10月13日は「サツマイモの日」だそうです。
サツマイモといえばまさに今、秋が旬で
甘くて美味しいし安くてお腹にもたまるしというステキな食材ですが、
料理のレパートリーの幅ということを考えると
甘さが逆にアダとなって意外と思いつかないな、
お菓子にするならともかくごはん代わり、
あるいはごはんに合う料理ということになると
かなり調理の選択肢は狭いと言わざるをえないな、
何か意外なものがあるか、ネットでレシピを調べてみよう、と
検索してみた次第なのです。

でも気付いたら落雁の作り方を調べていたのです。
どうしてこうなったか。薩摩→島津家→砂糖の密貿易、と
ページを転々としたあたりが問題だったのだろうか。
しかし、甘いもの以外で何か、と調べてたはずなのに
その結果ザ・甘いものの作り方を調べるなどということになるだろうか。


10月12日   Green Monster

とりあえず肉や魚ではないだろうが。


お弁当を買ったところ、おかずの下、
普通ならレタスか何か葉物野菜が敷いてあるところに
野菜の柄がプリントされたビニールが敷かれていました。
ふむ、別にそのぶん値段が安くなってたりしてるわけではないようだから
一瞬損をした気分になってしまうが、
よく考えると発想自体はいわゆるバランと同じだし、
それにこういうのは本物の野菜だったとしても
レンジで温まってるわおかずの汁がいろいろついてるわ
いかにも美味しくなさそうで結局食べないことも実際多いもんな、
そう考えると美味しくなさそうなものをわざわざ見ずにすみ
食べ物を残す罪悪感も無いこのビニールのほうが
場合によっては良いと言えるのかもしれないな、と感じた次第です。

あとは、偏った食生活の中で「一応野菜も食べた」という
自分への免罪符がビニールだと得られない点が厄介です。
レタス1枚が栄養の足しになるとは思えないが気分の問題だ。
今日は野菜らしきものを何も食べてない、これでいいのか、
晩御飯はちょっとヘルシーにしたほうがいいんじゃないのか、という日に
まあ昼の弁当にレタス入ってたし、と思えるか否かという話だ。
あとはもうごはんの上のゴマぐらいしかないのだ。ゴマは野菜なのか。どうなのか。


10月11日   Do It Myself

是非言いたい。


「あの人は気さくな性格だ」などと言いますが、
この「気さく」の「さく」は「さくい」という形容詞から来ていると言われています。
「さくい」は「脆い」とか「あっさりしている」とかいったような意味で、
気が「さくい」というのを「気性がさっぱりしている」と解釈したところから
「親しみやすい」という現在の意味になっただそうです。
知ってみれば納得だが、「さくい」という形容詞が
もはや日常的に使われていないのが残念だ。
残っていれば「気さく」の「さく」って何だろう、などと
疑問を抱くことも無かっただろうに。
「脆い」という意味で「男女の愛はさくい」とか今も言ってればよかったのに。

「男女の愛は作為」に聞こえてしまって語弊があるかもしれないが
結果言わんとするところは何となく同じ感じなのに。
親父ギャグ風味でそんなふうに言ってニヤリとする独り身がいっぱいいて、
カップルに嫌われていただろうに。そこには僕も含まれているだろうに。


10月10日   Fever of the People

指令の前半しか記憶できないのだ。


近く、近所の広場で町内の祭りが行われる旨が書かれたポスターが
スーパーの掲示板に貼られていました。
ふむ、出し物やら何やらに関しては僕は関係ないが
どうやら屋台の出店もいくつか出るようだ、
タコ焼きやら焼きそばやらといった食べ物については
お祭りで買うと普段そのへんで買うようなものより
雰囲気も手伝って何となく美味しい気がするんだよな、
それは味わいたいな、久しくお祭りなんか行ってないし
時間があれば行ってみようかな、と思った次第なのです。

でも開催日時を正確に記憶してくるのを忘れたので、
残念ながらそのささやかな願望は叶いそうにないのです。
改めて確認しに行くということはスーパーへ行くということだからだ。
スーパーにはタコ焼きやら焼きそばやらが売られているからだ。
「タコ焼きを買うために日時を覚えに行く」などと考えながら店に行ったら
確実にタコ焼きの口になっているのだ。抗えないのだ。


10月9日   Back to the Time

今後活用できる情報かどうかはさておき。


風呂に入るべくTシャツを脱いだところ、
シャツの背中部分が溶け残りの洗剤で白く、
かなり広範囲にわたり汚れていました。
干すときにも着るときにも気付かなかったのは我ながら不覚であったが、
とはいえ、着ている間には上にもう1枚羽織っていたため
他の誰にも気付かれることがなかった、
自分も他人も発見できない汚れ、というものであるならば
それはある意味汚れてないも同じことだと言えるのかもしれない、
これでわかったろう、今後は背中部分だけ汚れているような場合
いちいち洗濯し直す必要は無いのだよ、ということを僕に知らしめる
神からのオトク情報の啓示だったのかもしれない、と思った次第です。

問題はそのシャツがデザイン上、後ろ前に着ても大丈夫なやつだった点です。
危ういところだったじゃないか。
そっちを前にしてモロバレ状態で着る可能性もあったじゃないか。
他の、確実にどっちが前で後ろでが分かれてるやつのときに
啓示をくれたら良かったじゃないか。
なぜ遊ぶのか。神はサイコロ遊びをしないはずではなかったのか。


10月8日   Black Diamonds

不必要に揺らして持ち帰った記憶が無いので僕のせいではない。


どんぶり物のごはんについて、何の説明も無ければ
それは無条件に白ご飯であるべきだ、と思うのです。
マーボー丼の下がチャーハンだったり
ステーキ丼の下がガーリックライスだったりすることは
往々にしてあることですが、
メニューにそのように書いてあるならともかく、
出てきて初めてそうなっていることを知るのは
「嬉しいサプライズ」ではなく、むしろ
「白ご飯との調和を楽しむ予定で注文したのに
それが狂ってしまう」という悲劇になりうる可能性のほうが高いのではないか、
それは良くないことではないか、と個人的に考えている次第です。

何が言いたいかというと、カップで小分けしてあるひじきの煮物が
持って帰ったときにはひっくり返っており、
汁が思うさまご飯に染み込みまくっていたカツ丼弁当については
絶対に許さないと思っている、ということです。
しっかり調味しそうなるよう作られたご飯料理に関してすら
個人的には上記のようにあまり快く思っていないということ。
白ごはんのはずがひじきの汁ごはん、なる状況など許せるはずがないということ。
まずひじきの汁ごはんって何だよということ。色の見た目が最悪だということ。


10月7日   Just Advertize System

ただのコスト。


閉店後も店内に薄く照明をつけたままにしておき、
夜、そばを通る人の興味を引かせる、という宣伝手法があるのだそうですよ。
明るい時よりも人目を引くことができ、
そのうえで無人の小奇麗な店内の様子を見せることで
なかなか感じのいい店じゃないか、
次は開いてるときに来てみたいな、と思わせる効果があるらしく、
もっとも、夜になるとぱったり人通りが絶えるような場所や
逆に夜でもガンガン営業中の店が軒を連ねるような場所では使えない、
かなり限られた立地条件の店にのみ許された手法ではあるようですが、
とはいえうまいこと考えるものだな、店内の明かり代だけで
通り沿いに看板立てたのと同じぐらいの宣伝効果があるなら
それはコストパフォーマンスにも優れていると言えよう、と感じた次第です。

僕の家に夜でも明かりがついてることが多いのは
別に何を宣伝しているわけでもないので、
そばを通る人は興味を持たないように御注意ください。
ただ単に夜更かしをしているだけなので。
ネットで何の役にも立たない情報を読み耽っていたりするだけなので。
縁もゆかりも無い店のコストパフォーマンスについて感心しているだけなので。


10月6日   Blood Plus

ありえない例として適切でなかった。


薬局、即ちいわゆるドラッグストアではない、
買い物するのではなく処方箋を持ち込むのが主な利用法であるところの
正味の薬局というのは、当然のことながらたいていの場合
病院に程近い場所に存在しているものだと思うのですが、
今日たまたま出かけた先で発見した薬局の周囲には
いくら見回してみても近くに病院らしきものが無かったので
不思議に思った次第なのです。
どういうことか。調べ方が足りないだけで
本当は近くに病院があったのかもしれないけど、
もし本当に無いのだとしたらどういうことか。
病院が無くて薬局だけあっても用を為さないのではないのか。
病院に行くからこそその後薬局へ行く用事が生まれるのであり、
これではスタートが無くてゴールだけあるというか、
たとえるなら、血も出てないしそもそもケガをした覚えもないのに
なぜかある日いきなり身体にかさぶたが現れるようなものではないのか。

病院の話なのにケガでたとえるのは何か違う気がした。
たとえを間違えた。謝罪する。
あとそれ以前に謎のかさぶたって実際たまにある気がする。


10月5日   Package of the Trinity

焼きたてに勝るとも劣らぬ魅力だという話だ。


近所のパン屋さんでは閉店間際の時間帯になると
割引きセールが行われているのですが、
最近そのセールの方式がちょっと変わりました。
前までは「全品何割引き」という形の
いわゆる普通の値引き方だったのですけれども、
今はお店の方が売れ残った商品を数種類ずつ袋に詰めたものが
お値打ち価格の詰め合わせとして売られる方式になっており、
同じ値段でも中身の違う詰め合わせが
大量に置かれている、という様相を呈しているのです。
いわば、中身の見えてる福袋。
食べたいやつが全部まとまってることはそうそう無いから
そういう意味では自由に選べていた前の方式のほうが良かったが、
しかし逆に、自分の意思では買わないが
食べてみたら実は美味しかった、というものに出会える可能性が高まるということ。
1つ2つ食べたいやつが入ってるのを確認して買えば
全部ハズレじゃねーか金返せ、という事態になることも無いし、
実に楽しいシステムだと言える。僕は変更を歓迎している。

だから、最近そのセールの時間にしか行ってないのは
安売りを意地汚く狙っているからではないということだ。
本当だ。福袋システムを楽しむという目的があるからだ。歓迎ゆえだ。
むしろ歓迎しておいて会いにも行かないなどということがあるか。
そんな人の道に外れたホスト対応があるか。ええおい。


10月4日   Power Slider

湧き出す「なんかもうどうでもいいや」感。


10月4日は「徒歩の日」だそうです。
多種多様な交通手段が存在し歩くことの減っている現代人だが
たまにはのんびり、あるいは健康的に
徒歩でテクテク歩いてみようじゃないか、
そうすることで日常に潜む新たな発見などもあるだろう、
そしてこの日をきっかけに頻繁に歩く習慣を得ようじゃないか、
という趣旨で制定された記念日なのだそうで、
それはとても良いことだな、僕も深夜徘徊を趣味とし
徒歩でふらふら移動するのが好きな部類の人間だから
この記念日で提唱されていることには大いに賛同する、
みんなどんどん歩こうではないか、と思う次第です。

ただ、徒歩の日がこの日付に決まった理由が
「とお」「フォー」という非常に力の抜けるダジャレである点については
疑問を差し挟む余地があるな、とも思います。
腰砕けになり力が抜ける。今から歩こうという人間から
力を抜くのは是非やめてほしい。裏の自販機へ行く気力すら失われる。


10月3日   The Best Selection

いろんな店のものを集めて見比べてるということにしておくのだ。


僕も男子ですので人並みに「コレクション欲」というのがあるのですが、
コンプリートできないものを集める、という行為には
コンプリートが可能なものに比べ
あまり食指が動かない傾向にあるな、と己を内省し感じている次第です。
実践上コンプリート可能であり、またそれを裏付けるかのように
「コンプ特典」などが設定されていることも多い
トレーディングカードやテレビゲーム内のアイテム及びトロフィーなどは
僕の「集めたい欲」をびしびしと刺激するのですが、
たとえば切手やコインのような、理論上コンプリートは可能だけど
実際にはとても無理だよねえ、といったものになると
時間でもお金でもかけまくって意地でも集めてやるんだ、という思いは無くなり、
時計や帽子、ワインなどのコレクションに関しては
もはやこの世に存在する全ての種類を所有する、などということが
理論上ですら不可能であるためほとんど興味をそそられません。
「可能な限りたくさん」「可能な限り珍しいのを」というのがモチベーションではなく
「フルコンプ」しかゴール地点としては認識できない性分であることが
このような習性を生んでいるのであろうな、と考える次第なのです。

でも、僕の家に空き箱やレジ袋が無駄にたくさんあることについて
人に指摘されたときには「コレクション欲によるものだ」ということにしています。
本当は貧乏性によるものだがそれよりは人聞きがマシだからだ。
この世にあまねく空き箱をコンプするなんて不可能だが
我が家にあまねく空き箱を全て捨てる決心をするよりは難しくないのだ。


10月2日   Brown Mountain

味噌とかかな。


関西、特に京都周辺においては、
豆腐の副産物であるところの「おから」のことを
「きらず」と呼ぶことがあります。
いわゆる都言葉の一種であり、
包丁で切らなくても調理できる、というところから
このように呼ばれるようになったとのこと、
実に雅やかで奥ゆかしい、ナイスな名前であるが、
切らなくても食べられる食材というのは別におからに限らないのではないか、
他にも「きらず」と呼ぶにあたう食材はあるのではないか、
それらの立場はどうなるのか、とちょっと気になった次第なのです。

具体例を挙げようとしたのですが、
昔からある食ベ物限定で、ということになると意外と難しく、
途中からパンナコッタとかチーズ蒸しパンが思い浮かんできたので
考えるのを断念したのです。そういう意味の昔ではない。
それも昔だが、今言ってる昔は現代人が「懐かしい」と思う類の昔ではない。


10月1日   Three Kingdom

根拠も三拍子揃った。


「三拍子揃った」という言い方は、本来は良いものが揃ってるとき、
または揃った結果良いものが出来上がるときにしか使わない言葉であり、
悪い意味で使う言葉ではないのだそうですよ。
語源は能楽において大鼓、小鼓、笛の3つの楽器のリズムが
ぴたりと揃い素晴らしい調和を生み出すことであり、
そこから「良い条件が全て整う」という慣用句となったものであるため、
悪い意味、たとえば「飲む打つ買うの三拍子揃ったドラ息子」のように言うのは
言葉のなりたちから言って誤りであるとされるのだそうです。

僕も「三拍子揃った変態」とは言われずに済みそうで安堵しています。
第一に、今述べたように悪い意味には使わない。
第二に、「袖余り好き」以外の変態要素について
2つも無い可能性、または2つではきかない可能性に言及できる。
第三に、変態要素がちょうど3つだったとしても
その中では袖余り好きが天文学的に図抜けているはずなので
そんな状態をとうてい「揃っている」とは言えない。揃わせない。

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