2014年11月

11月30日   Roll Playing Game

さっき一万円で買ったと言ってたものは実際には三千円ぐらいだろう的な。


酒に酔ってダラダラとどうでもいい話をすることを「管を巻く」と言いますが、
この「管」とは、機織りで糸を紡ぐときに
糸車の軸として使われていた管のことであると言われています。
糸車は回している間ブンブンと単調な音が鳴り続けるため、
これを酔っ払いが大きな声で何度も同じ話をする現象になぞらえ
そのような様子を「管を巻く」と呼ぶようになった、と言われているのですが、
個人的には、果たしてそうだろうか、
酔っ払いは何度も同じ話をするものと一概に言っていいのだろうか、
同じような論旨の話が繰り返されることはあるが、
実際には言葉の表現や細部の描写が
ちょっとずつ変わってしまっていることのほうが多いのではないだろうか、
それは機械的に鳴り続ける糸車の音ではありえず、
たとえるなら、ちょこちょこアドリブの挟まるお芝居のようなもの、
というふうにでも言うべき状況ではないだろうかと感じる次第です。

お芝居の場合は何度見ても毎回違う楽しみがある一方、
酔っ払いの話に生じるズレはそうではないだろう、と言われるかもしれないが
ズレを一つずつ丁寧に拾って検証していけば
そいつがその話のどこをどの程度盛って話しているか、が推察できるので
それはある意味楽しめるのではないかと思う。
楽しめるというか、そういう楽しみでも見つけないと
管巻き中の席ではまだ酔ってない人間はやってられないと思う。


11月29日   Touch Panel

一般的には宮中で抜刀することだとされてます。


アズキの品種に大納言というのがありますけれども、
この名前は朝廷の官位である大納言から来ていると言われています。
アズキというのは煮ると膨れて皮が破れてしまい
それが切腹に通じて縁起が悪い、とされることもあるのですが、
大納言アズキの皮は分厚くシワがあるため煮ても破れず、
皮がピンと張った美しい煮上がりになる、ということから、
普通なら間違いなく切腹モノの罪であっても
それを免れることができるぐらい高い官位である
大納言の名前が当てられた、というのが定説になっているのです。

普通なら切腹だけど大納言ならセーフの罪とは
具体的に何なのだろうか、というのが個人的に気になります。
道行く袖余りを触る罪だったら大納言羨ましい。
僕もその時代を生きていたら万難を排して大納言を目指していたに違いない。
現代には大納言になる術も免罪措置も無いのが残念だ。
代わりに切腹もしなくて済むけどそういう問題ではないから残念だ。


11月28日   Over the Trouble

どんな映画だ。


感動したときなどに「鳥肌が立つ」と言いますが、
実際に肌が粟立っているならともかく比喩的な意味で使うなら
この言葉は恐怖や不快感などといった
ネガティブな感情が高まったときにのみ当てはまるもので、
感動や喜びが極まったという意味で「鳥肌が立った」と言うのは
本来は誤りであるのだそうですよ。
ですから、たとえば見た人がカメラ目線で感想を言うような映画のCMなどで
「ラストシーンで鳥肌が立ちました!」と言っていた場合、
切ないラブストーリーってことで宣伝してるはずなのに
ラストシーンで恐怖を感じたのかな、本当はホラーなのかな、と
視聴者に思われてしまっても文句は言えないということになります。
恋愛モノは好きだし機会があれば見に行こうと思ってたけど
ホラーは苦手だからやっぱやめとこう、と客を逃がしてしまう可能性がある。
それが嫌ならCMで「鳥肌が立つ」とは言わせないほうがいい。

もとい、普通のラブストーリーと見せかけて実はホラー、という
ドンデン返しパターンのある映画が好きな層も一定数いるので
そういう人たちを呼びたいというならこのCMは有効かもしれない。
ただし「ドンデン返しがある」こと自体がネタバレしているので
求められるハードルは相当高い。その覚悟と自信があるならやればいい。
スタッフロールが終わった最後に怖い画像がいきなりボンと出てくる、とかいう
昔の精神的ブラクラみたいなのは通用しないと思っておいたほうがいい。


11月27日   Paint It All

怒られそうだし。


裏のアパートの外階段に塗装が施されていました。
今までは白い塗装で、だいぶ古くなって
汚れや損傷が遠目からでもわかるほどだったのですが
このほどその上から濃い茶色の塗料が塗られ、
キレイになっただけでなく、前と比べ重厚感が増して
リッチでオシャレなイメージに様変わりしていたのです。
ふむ、アパート本体は以前と変わらず
うちと同じぐらいのボロアパートなのに、
外から見える階段がキレイなだけで随分印象が違うものだ、
うちのアパートもベランダの手すりのとことかだいぶハゲてきてるし
管理会社さん塗装してくれないだろうかな、と思った次第です。

自分のとこだけ勝手に塗装してしまう、というのも選択肢の一つだが
それは最後の手段にしようと思う。
「あのアパートの中で一部屋だけリッチでオシャレな感じだ」などと
金目の物があると勘違いしたドロボウに狙われても困る。
それで実際には金目の物など何も無いのだから
腹いせに必要以上に部屋を荒らされる可能性がある。僕がドロボウならそうする。


11月26日   The Over Flow

そういうオチじゃなきゃいいというものでもないだろうが。


11月26日は「いい風呂の日」だそうです。
以前にも「いい夫婦の日」に関して似たような日記を書いた記憶がありますが、
こうなると気になるのは、おそらく2月6日に設置されているであろう
「風呂の日」の存在理由でありまして、
「いい風呂」を記念する日がこうして別立てで決まっている以上、
風呂の日に記念されるのは「いい風呂」以外の風呂、
即ち「どちらかというと良くない風呂」に限られてしまうのではないか、
そんなものをわざわざ記念する意味があるのか、と心配になります。
もっとも、何をもっていい風呂とするか、というのは個人の好みがあり、
熱い一番風呂こそ風呂でありぬるい湯なんか糞食らえだ、と考える人もいれば
ぬるい風呂に入浴剤を入れて長時間浸かるのこそ至高、
熱い風呂は身体に悪いだけ、と思っている人もいるでしょうから、
結果として「いい風呂の日」にも「風呂の日」にも
同じようにあらゆる風呂が記念される、ということになるのかもしれません。

そんなことを考えながら2月6日のカレンダーを確認したのですが、
意外なことに「風呂の日」という記載は無かったので、
僕の心配は杞憂であったのです。
「ブログの日」はあった。発音は似てるが、あまり関係ないだろう。
というか、逆に言うと11月26日が「いいブログの日」になりえるわけで、
そんな日にこれを関係あることにして
ダジャレオチなど付けた日記を書こうものなら
協会サイドから「良くないブログだ」とバッシングを受ける可能性すらあるだろう。


11月25日   Strike Out

天地無用。


宅配便の時間帯指定などをしていて、
まさにその時間、いつチャイムが鳴ってもおかしくない、というタイミングで
トイレに行きたくなる現象に名前を付けたいのです。
トイレに限らず、ちょっと喉が渇いたから裏の自販機に、とか
起きたばっかりだから顔洗って歯磨きして、とかいったことを目論むと
そこを狙い澄ましたかのように宅配便がやってくることが多すぎる。
ボーッとテレビを見ながら「早く来ないかな」と念じてる5分間も
トイレに入って「今だけは来ないでくれ」と念じてる5分間も
時間の長さは全く同じなはずなのに、
圧倒的に後者の最中にチャイムが鳴りがちという印象が強い。
特にこの1ヶ月ぐらい、週1~2ペースで
宅配便を受け取ったり送ったりする機会が重なって、
ほぼ毎回と言っていいほど悪いタイミングでチャイムが鳴ったから、
これはもういよいよ「悪いことだから殊更印象に残りやすいだけ」
「実際にはレアなケース」などということはないと思う。
普遍的に存在する現象として名前を付けていいと思う。

一番突かれたくないところを確実にピンポイントで突いてくる、という意味で、
コントロール抜群で打者が打ちづらい場所にピシャリと投げ込む投手になぞらえ
「技巧派宅配便」というのを思いついたが、
なんか段ボールでジャグリングしそうな字面なので却下しようと思う。
そんな荷物をぞんざいに扱う配達員さんはイヤだから
できれば来て欲しくない、という意味でニュアンスは一致してはいるが。


11月24日   Counter Punch

気になってしょうがないだろうなそんなの。


人間の顔の第一印象を決める一番重要なパーツは目だと言われていますが、
これと同じ理屈で、インテリア業界において
部屋のコーディネートの第一印象を決めるのは
「鏡の大きさと位置」だとされることがあるのだそうですよ。
具体的にどこにどう置けばどんな印象に、というのは
僕にはその手のセンスが無いこともあってよくわかりませんし、
そもそも主に若い女性の部屋に関する話であるらしいので、
僕のような人間の部屋のどこに鏡を置こうが
「テレビ、定位置であろう座椅子と机、玄関が一直線上に並ぶ
 完全に独り身ナイズされたむさ苦しい部屋」という印象が変わることは
おそらく無いであろうとは思うのですけれどもね。

もとい、その一直線上に鏡を配置すれば
「常に鏡に移った自分を視界に入れることにより
 必死で独り身であることを忘れようとしている悲しい部屋」
という印象に変えることは可能かもしれない。
変えたから何だという話だが。涙が怒涛の如く溢れるだけだが。


11月23日   No More Reason

どっちが悪いかって言ったらこっちが悪いんだけど。


値段が安いことを「リーズナブル」と言ったりしますが、
これは元々理由を意味する「reason」に「able」がくっついた
「合理的な」「納得できる(に足る理由がある)」という意味の言葉であり、
つまり本来は「リーズナブルな値段」といえば
「納得できる値段」を表すもので、
高いか安いかということそのものを言っているのではない、とされています。
テレビ番組などで、高級な不動産や宝石などが紹介され
その何億円という価格に対して出演者の方が
「それは大変リーズナブルですね」などと言って
一笑い起きることがありますけれども、本来の意味を考えると、
納得できる価格、これぐらい良い物ならあのぐらいの値段するだろうな、と
見た人が想像する範囲内におさまる価格でありさえすれば
それが何億円だろうが何兆円だろうが
「リーズナブル」と表現することは別に間違いではない、と言えるでしょう。
逆に、その価格で買うべき合理的な理由が無ければ
どんなに安かろうとそれはリーズナブルな商品ではない、とも言え、
たとえば日常のお買い物一つにしても、
セールで割引きされてる、というだけではリーズナブルではありません。
お惣菜なら、家庭で温め直せば出来たてのときより味は落ちるだろうし
単純に電子レンジの電気代だってかかるわけで、
それらをコストとして金額に換算し、出来たてのときの通常価格から差し引いて
なおオトクである場合のみ、ようやくリーズナブルと呼べることになるわけです。

何が言いたいかというと、近所のお惣菜屋さんは
お弁当のミニカップやフライドチキンの持つところに
意味も無くアルミホイルを使用しないでほしい、ということです。
アツアツを持ち帰ってすぐに食べる人ばかりではなく
面倒だから夜の分も昼に買っていくようなものぐさな奴もいることを知ってほしい。
温める前に取り外す手間のコストが加わるぞ。
自らリーズナブル度を下げるような真似をしていることがわからないのか。
別の素材にすべきだ。じゃなきゃもっと値引きすべきだ。個人的には後者がいい。


11月22日   Ice Climbing

後戻りできなかっただけだ。


「あなたは冬の山小屋にいて、室内にはランプとストーブと暖炉がありますが
 マッチは一本しかありません、まず最初に何に火をつけるべきでしょう?」
というような、有名な引っ掛けクイズがあります。
答えは「マッチ」であり、ランプやストーブは選択肢に見せかけて
実はそうではなかった、どれに火をつけるにせよ
当然まずマッチに火をつけなければいけない、という
ニヤリとする仕掛けになっているわけですが、
個人的には、果たしてそうだろうか、とも思う次第なのです。
選択肢らしきものから選ぶ、という前提を守らなくてよいなら
マッチよりもさらに先に火をつけられるものがあるのではないかと思う。
たとえば、闘志。こんなところで凍え死んでたまるものか、
生き延びられる可能性を最大にするためにはまず何に火をつけようか、
万が一にも火をつけられないまま消えてしまうようなことがあってはならない、
などというふうに寒さで鈍りゆく思考を必死で巡らせているとき、
そこには「生きたい」という強い意志が、闘志が燃えているのではないかと思う。
ならばマッチよりもさらに先に火をつけるべきものとして
闘志をこの問題の正解としない理由は何も無いと言えるはずだ。

凍死の話で闘志を出すとややこしい、という理由は無しだ。
それはわかってる。わかった上で言ってる。書いてる途中で気付いてる。


11月21日   Mad Baker

届け。


小さいお店で材料にこだわってちょっとしか作らないから
すげえ美味しくて一瞬で売り切れる、という高級な食パンが
テレビで紹介されていたのですが、
毎週木曜日にしか店頭に並ばない、という点についてちょっと引っ掛かりました。
いくら美味しいとはいえ家庭の晩御飯で食パンというのは
あまり一般的なことではないだろうから、
たいていの場合、このパンを運良く手に入れた人たちは
翌日の金曜の朝に食べることになるだろう。
しかし、週末とはいえ金曜日は平日、
どうせならあと1日ズラして金曜日に売るようにすれば
休日の朝にゆっくり高級食パンを味わうことができるというのに、
いったいなぜそうしないのだろうか、
このお店は何か木曜に思い入れでもあるのだろうか、
はたまた金曜には売りたくない理由があるのだろうか、と
不思議に思った次第なのです。

考えてみましたが、金曜日といえば「フライ」デーなので
せっかく丹精込めて作った食パンがご家庭で生パン粉にされてしまう、
それがイヤだから金曜には売らない、という理由しか思いつきませんでした。
もしこのサイトを当該のお店サイドが御覧になっていた場合、
なるべく早く木曜限定である理由を公式に説明することを推奨する。
他に説が無ければ僕の提唱した説が定説になってしまう。
それは望ましいことではないと思う。
いわれなきダジャレキャラかつ被害妄想キャラとか何も得しないと思う。


11月20日   World War

コウヘイならコウちゃんになる感覚。


インドから東南アジアにかけて生息し、
日本にも渡り鳥として稀にやってくる「クロトキ」という鳥がいます。
いわゆるニッポニアニッポンのあのトキの仲間であり、
それの「クロ」というからには、白鳥に対するところの黒鳥のように
全身が真っ黒なトキ、を想像すると思いますが、
実際に黒いのは頭とくちばし、脚、そして尻の一部ぐらいで、
残りの大部分はほぼ白一色、
写真を見せ「これは白い鳥ですか、黒い鳥ですか」と聞いたら
おそらく大半の人が「白い鳥」と答えるであろう姿をしているのだそうです。
日本のトキは白というより薄桃色をしていますから、
トキよりクロトキのほうが白い、というよくわからない事態になっているわけで、
名付けた人はいったい何を考えているのか、
クロトキの気持ちを考えたことがあるのか、
いやいや僕むしろ白いですよ、黒いの頭だけですよ、
なのに黒を名前に冠するなんて、と嘆いているに違いない、
頭だけ見て、全身の状態はガン無視して
名前をつけるなどということがあるのか、と感じる次第です。

あるかないかで言うとある。
坊主頭で頭皮にキズがあるから、という理由だけで
友人に「僧兵」というアダ名を付けたことがある。
身体はガリガリなのにだ。ケンカなどしそうにもないのにだ。
名前にも苗字にも「ソウ」の文字列は入ってないのに、仲間内では
しばらく「ソウちゃん」と呼ばれていたのだ。そういう話ではなかったか。何だったか。


11月19日   No Matter Riding

探したらありました。


アパートの駐輪場に放置されてたり勝手に停められてたりする自転車を
何日か後に一斉撤去するから、
その日までに住人は自分の自転車にこれを貼っておけ、
貼られてない自転車は問答無用で撤去する、ということで
管理会社さんから各戸にシールが配られていたのですが、
すぐに貼ればいいものを、まあまだ日にちあるし
思い出したときに貼ればいいや、と調子こいてたら
その大事なシールを家の中で紛失してしまいました。
大変なことだ。このままでは僕の自転車が撤去されてしまう。
期日はもうすぐだ。それまでに探し出すなり、
管理会社さんに連絡して再度発行してもらうなりしなければ。

最悪の場合、撤去日だけ別の場所に置いておいて
とりあえず難を逃れる、ということは難しくないかもしれないけど、
それはマナー違反だし、その後「この自転車いつもあるのにシール無いな」って
また抜き打ちで撤去などされてしまうことも考えられる。
あと、一番ダメなのは、その難を逃れるため置いた先でも
たまたま同じ日に同じような撤去が行われる可能性がゼロでない点だ。
それはいよいよ取り戻せない。言い訳が何も思いつかない。


11月18日   Raven Crow

前提が間違っているという可能性。


「ヘンペルのカラス」という言葉があります。
ある命題が正しいときはその対偶も必ず正しい、
対偶が正しいことを証明できれば
元の命題も正しいと言える、というような数学上の決まりがあるのですが、
これに従えば「全てのカラスは黒い」ということを証明するためには
「全ての黒くないものはカラスではない」ということを証明すればいいわけで、
この世に存在する全ての黒くないものを調べ、
その中にカラスが含まれていないことが判明すれば、
「全てのカラスは黒い」ということが事実として認定できてしまいます。
で、それっておかしくね?だってカラス一羽も見てないじゃん、
見てもいないものを他の物だけ使って勝手に証明なんかしていいの?と
疑問を唱えたのがヘンペルさんという人であり、
確かに、実際にはこの世にある黒くないものを全て調べるなどということは
とうてい不可能であるとはいえ、この方法を使えば
誰も見たことのないものであっても証明が可能になってしまう、というのは
正しいのかもしれないけど感覚的に理解しがたいことだな、
「全知全能ではないもの」を調べ尽くし神が含まれないことを確認すれば
「神は全知全能である」と証明したことになってしまうのは
なんか違和感があると言わざるをえないものな、と感じる次第なのです。

誤解しないでいただきたいのは、
別に、全知全能の神などいないのに何言ってんだ、と考えているわけではなく
この方法では証明できないだろう、と思っているだけだという点です。
なにしろ袖余りが全知全能ではないからだ。
袖余りはほぼほぼ全能だが「夏は暑い」という欠点があり、
かつ神でもあるため、それが全知全能ではないものに含まれてしまう以上
神が全知全能という証明はできない。
だから僕もヘンペルさんの意見に同意する。されたくないだろうけどする。


11月17日   Crimson Blood

美味しいから吸ってるわけではないのでしょうし。


「煩雑な仕事に臨む人」と「ヌーディストビーチにいる蚊」は似ている、
何をすべきかは誰の目にも明らかだが
どこから手をつけてよいかわからないのだ、というジョークがあります。
なるほどうまいことを言うものだ、と思う一方、
果たしてそうだろうか、よりどりみどりな状態だからといって
どこから手をつけてよいかわからないなどと蚊は思っているだろうか、
好みのタイプ、という言い方はおかしいかもしれないが、
あらゆる種類の血が吸い放題であるならば
蚊はその中で一番吸いたい血を見つけて
真っ先にそこへ行きそうな気もする、中途半端に選択肢が限られているほうが
むしろ迷いそうなものだ、とも感じる次第なのです。

わかりやすくたとえるべく、
あらゆるスイーツが存在するケーキバイキングなら
迷いながらもとりあえず一番食べたいのを取って食べるに違いない一方、
10種類ぐらいしかケーキが用意されてなかったら
「お酒の風味のチョコケーキが一番食べたいのにそれは無いんだな」
「普通のチョコケーキにするか、お酒風味だけどチョコじゃないケーキにするか」
などと、ベストの条件に当てはまるものが無く
最もベターな条件のものを探す作業をしなければいけないので
選ぶのが難しい、と言おうと思ったのですが、
蚊がケーキ感覚で血を吸ってるのかどうかは知らないので
このたとえは間違ってるかもしれないのです。
だとしたら腹立たしい。別腹なのか。
生きるため、子孫を残すためならある程度やむをえないとも思えるが
別腹を満たすために他人に危害を加えてるのだとしたらとんでもない話だ。
酔っ払いは蚊に刺されやすい、とかいうのは
体温や二酸化炭素がどうこうの話だと思ってたけど
血がお酒風味になって美味いというだけだったのか。ウイスキーボンボンなのか。


11月16日   Hitting March

メンチ(阪神)もいます。


近所のスーパーの挽き肉が最近高いな、と思っているのです。
安い日があったら多めに買って冷凍しておきたい、と
目を光らせて見ているのにぜんぜん安くならない。
前は週に1回ぐらいは特売の対象商品になってたのに
ここしばらくはそれもとんと行われていないし、
そもそも増税分を考えてもベースの値段がかなり高くなってしまっていると思う。
生鮮食品をそこ以外で買うことはあまりないので
他のスーパーでもそうなのかはわからないが、
挽き肉を買うためだけに遠くのスーパーへわざわざ行く、というのは面倒だし
行ったうえでそっちでも高かったりしたら目も当てられない。
あるいは、全国的に挽き肉の価格が
高騰している傾向にある、ということも考えられるので、
本当にそうなのか、仮にそうだとしたら理由は何なのか、を
ネットで調べてみることにした次第なのです。

でも気付いたら、いつの間にか日本プロ野球における
歴代の記録について興味深く調べていたのです。
脇道に逸れた原因ははっきりしている。
懐かしのプロ野球助っ人外国人、ミンチー(広島→ロッテ)だ。
畜生、「挽き肉」ではなく「ミンチ」をキーワードにしてしまったせいで。
ミンチーが助っ人史上初の両リーグ二桁勝利なんか達成してるせいで。

2014年11月

本の整理をしたら「こんなん買ってたっけ」というのが沢山ありました。子供の頃は一度読んだ本の内容は
忘れなかったものだが。僕も年を取った。少なくとも子供の頃に比べいかがわしい本を多く買うほどには。



11月30日 Mの自負
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで腕立て伏せをやれ」
「キツいうえに土下座させられてるようなポーズに見えて
 二重に罰を与えられてるようなもんだな、俺にふさわしい」

必要以上に謙虚なのか必要以上にアホなのか。






11月29日 回答は大声でどうぞ
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで尻文字をやれ」
「じゃあ何て書いたか当ててくれ、ヒントは非常に猥褻な言葉だ」

口に出して答える僕のほうが恥ずかしいじゃないか。






11月28日 僕をどんだけ極悪非道だと
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで僕が許すまで何も喋るな」
「わかった、でも最後に母親に電話していいか」

一生解かれない前提の行動やめろ。






11月27日 まだまだ甘い
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでこの青汁を飲め」
「普段から普通に野草を食ってる人間に
 青汁が罰ゲームになると思ってるお前が真の敗者だ」

偉そうに言うことか。






11月26日 大暴露
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで秘密にしてることを告白しろ」
「通帳と印鑑はタンスの二段目、暗証番号は誕生日」

そういう秘密を期待してフッたわけじゃないんだが。






11月25日 どんな善行を積んだのか
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで耳の横で発泡スチロールを擦れ」
「俺わりとあの音大丈夫なんだよな、
 たぶん前世がドライアイスだったんだと思う」

ドライアイスだった奴が来世で人間になれるものだろうか。






11月24日 爪切りミスるとしても片手だろう
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで僕をマッサージしろ」
「非情な奴め、俺が日常生活にすら支障の出るレベルで
 両手親指を深爪したばっかりであることを知ってのことか」

知らんしまずなんでそんなことになってんだ。






11月23日 疲れたらこっそり飲む
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで水入りバケツを持って立ってろ」
「懐かしい、小学生のときを思い出すよ。今の子供は
 そんな経験してないから知らないだろうな、あの水のうまさ」

僕も知らないが。






11月22日 惚れさせる自負
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで女装をしろ」
「そんなことして目覚めちゃったらどうするんだよ、お前が」

何だそのわけのわからない自信は。






11月21日 良くなくて悪かったな
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで足ツボを押させろ」
「俺こう見えて健康だからあんまり痛がらないと思うぞ、
 良い友人に恵まれるツボとかあればそこは痛むだろうけど」

おう絶対そのツボ探し出してやるよ。






11月20日 乱雑に押した音
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでこのカキ氷を一気に食べろ」
「頭キーンとするの嫌だなあ、歯もガーンって痛くなって、
 ジーンと寒くなってイラついた俺はお前をドーンとしそうだ」

何した音だ。






11月19日 ダシは出そう
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでこのアツアツおでんを食べろ」
「リアクション芸でよくやるやつな、じゃあまずザリガニから食おう」

違う芸と混ざっておでんの概念が崩壊したが。






11月18日 付き合わせるな
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでガムテープでスネ毛を抜け」
「痛いのも嫌だけど後で人に見られたとき不自然なのがなあ、
 仕方ない、どうせなら全身やってもらうか、長い夜になるぞ!」

勝手に気合を入れるな。






11月17日 予知しがいがない
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでこのお酢を一気飲みしろ」
「ムセて吐き出してお前の顔がお酢と俺の唾液まみれになって
 掴み合いのケンカになって流血するとこまで見えた、よし行くぞ」

なぜそこまで見えたのに行くのか。






11月16日 面白いのかもしれんけど
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでこの激辛カレーを食べろ」
「俺わりと辛いの平気だからあんまり面白くないと思うぞ、
 まあ明日の早朝うちに来て一緒に便所に入るなら別だが」

僕のほうが罰受けてる気がするな。






11月15日 どんなに嫌でもすぐ終わるほうが
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで肝試しに行ってこい」
「この寒いのにか?せめて夏にやらせてくれよ…。
 来年夏まで猶予にしてくれ、その間は何でも言うこと聞くから」

そっちのがよっぽど罰じゃないか。






11月14日 食べ物で遊んではいけない
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで今日の晩飯はお前のオゴリな」
「いいけどそれじゃただの罰でゲーム性がないよ、ラーメンの
 表面に浮く油を1個にまとめてから食べるならオゴってやる」

またよりによって美味しく無さそうに見えるゲームを選んだな。






11月13日 社会的抹殺
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでプロレス技を掛けさせろ」
「じゃあマスクを被るから、お前はそれを剥ぎ取って
 世間に俺の正体を晒して引退に追い込んでくれ」

そういう罰がやりたいわけではないんだが。






11月12日 アカペラ
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで歌を歌え」
「音痴だし恥ずかしいなあ、よし、じゃあ音程が狂ってるかどうか
 他人にはわからないよう俺の自作ラブソングを歌おう」

そっちのが数倍恥ずかしい気がするんだが。






11月11日 すごい空気にならないか
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで鼻にコヨリを入れろ」
「あー俺それ苦手なんだよな、クシャミ出ないんだよ、
 過去もだいたい代わりに鼻血を出すことで切り抜けてきた」

切り抜けられてるのかそれ。






11月10日 そしてなぜ承知するのか
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで裸踊りをしろ」
「法による罰か、思ってたより重いがまあい、やってやる」

なぜ屋外でやることを前提にしているのか。






11月9日 流されたくない
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで丸坊主にしろ」
「ええー絶対嫌だよー、癖毛と生え際に悩んでるから
 坊主にはしてみたいけど決断は自分の意思でしたい!」

思ってた嫌がり方と違った。






11月8日 デッドオアアライブ
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで一発ギャグをやれ」
「わかった、お前が凍え死ぬか俺が恥ずかしさで死ぬか勝負だ」

盛大にスベることは確定してるんだな。






11月7日 痛みに怯えて騒ぐほうがマシだ
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでデコピンさせろ」
「俺も男だ、受けてやるよ、でもチャクラの位置はやめてくれよ、
 いや、そこだとズレたらチャクラに当たる、あと俺のチャクラは」

チャクラチャクラうるせえ。






11月6日 元気で何より
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームであの女の子をナンパしてこい」
「そいつはむしろ女の子にとっての罰ゲームだな、と思ったけど
 よく考えたらゲームですらないただの罰だな、行ってくるぜ!」

行ってらっしゃい。






11月5日 それを浴びる僕の身体に悪いという心配か
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでビールを一気飲みしろ」
「いやそれはまずいだろ、相当身体に悪いぞ、
 飲み干した後に出るであろう俺の渾身のゲップは」

そっちか。






11月4日 10回ワンと言えじゃないしクイズもフッてない
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームで3回まわってワンと言え」
「ワンワンワンワンワン!ワンワンワンワンワン!ひじ!」

人の話を聞け。






11月3日 食えなかったら何をされるのか
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでパン買ってこい」
「仕方ない、買ってきてやる、その代わり残さず全部食えよ。
 あとちなみに俺は今金を惜しまない程度に悔しがっている」

やべえ大量に買ってくる気だ。






11月2日 どっちみち僕が滑ることに
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでモノマネやれ」
「わかった、じゃあいくぞ、俺が勝ってた場合の未来に
 モノマネやらされて滑っているお前のモノマネ」

何だそのもしもモノマネは。






11月1日 やめてほしい件
 
「よしお前の負けだ、罰ゲームでジュース買ってこい」
「くそー、じゃあ買ってきたらおしるこ早飲みでもう1回勝負だ」

何を買ってくるつもりなのかネタバレしてる件。

11月15日   Vital Power

そもそも白湯と名乗って売るのかどうか知らないんだけど。


ホット専用、即ちあのオレンジのフタ付きのペットボトルに入った
ミネラルウォーターが発売される、というニュースを見ました。
これはなかなかの盲点、温かいお茶やコーヒーよりも
白湯を好んで飲む、という人は意外といっぱいいるものな、
むしろなぜ今まで無かったのか不思議なぐらいだ、と思う一方、
しかしホットのペットボトル程度の温度のものを
白湯と呼ぶのはちょっと違和感がある気がしないでもない、
個人的にはもうちょっとアツアツな、
フーフー吹きながら飲むやつが白湯であるというイメージがあり、
「熱い」というよりは「温かい」と呼ぶべき温度の
ゴクゴク飲めるようなものは湯冷ましとか別の名前があたうように思う、
果たしてこの商品を「白湯」と呼んでよいものだろうか、と感じたのです。

考えてみましたが結論が出なかったので、
同じ「白湯」という字を書く中華スープの「パイタン」が
将来的にホットのペットボトルで発売されるようなことが万が一あれば
より「白湯」の名がふさわしいのはどちらか、という論点で
そのときこそ改めて考え直せばいい、と思った次第です。
パイタンは正真正銘白湯だがお湯のほうは温度が低いから
別の名前を名乗るべき、という決定が出てしまうかもしれないが仕方ない。
そんでせっかく勝利したのにペットボトルのパイタンは需要が無くて
すぐ消えたりするだろうから、改めて名乗り直すために
泥沼の裁判劇を繰り広げることになるかもしれないが仕方ない。


11月14日   A Rental Shop

そんなことはなかったと思うのだが。


有料の駐輪場といえば、僕が高校時代、通学するときに
駅まで乗って行った自転車を預けていた駐輪場のマダムは、
預け主の顔を見るだけで、受付番号も何も聞かず
正しい自転車を格納場所から引っ張り出していました。
改めて考えるとすごい能力だと思う。自分で言うのもアレだが
別に際立って特徴のある顔をしてはいなかったと思うし、
これといって印象的な会話をしたわけでもなければ
服装だって普通の学ランを着ているのだから区別も何もないわけで、
僕は毎日何十人何百人と見る男子高校生の一人にすぎなかったはずだ。
にもかかわらず顔を見ただけで
僕の預けた自転車がどれなのか一発でわかるというのは、
プロとはいえ相当な技能、相当な記憶力と言えると思う。
特に僕は人の顔を覚えたり特徴を見つけたりするのがあまり得意ではないので、
可能なら今からでもコツを聞きに行きたいぐらいだ。

顔も服装も普通だったが当時からお前は覇気が無く
死人のようなオーラを発していた、私はそれを感じ取ることができた、
みたいなコツだった場合、いろんな意味で救いがないので
実際に聞くのは相当怖いと言わざるをえないけれども。
当時はまだ今よりはハツラツとしていた、という自分の認識が
誤っていた事実を10数年越しに突きつけられるうえ
そんな超自然的なコツ僕には身につけられないので何もメリットが無いけれども。


11月13日   I Want to Go by Bycicle

十中八九たまたま。


近くに月極駐車場があり、
その敷地内にちょっとした駐輪スペースが設置されています。
おそらくは、車を使う人が自宅からそこまで乗ってきた自転車を
帰宅時まで置いておく用の駐輪場であろう、
痒いところに手が届く感じのなかなか心憎い設備だ、と
そばを通るたびに勝手に思っていたのですが、
先日見たときは、ほとんどの駐車スペースが車で埋まっているにもかかわらず
駐輪場のほうもいっぱい、という状況になっており、
ふむ、僕の仮説どおりなら自転車があればそのぶん車が減るはずで、
まあたまたま関係ない人が勝手に停めてるだけなのかもしれないが
あるいは全く違う理由で駐輪場が設置されている可能性も浮上するな、
いったいなぜここには駐輪場があるのだろう、と悩んだのです。

一つありえるのは、あの駐輪場は駐車場のおまけなどではなく
有料のちゃんとした駐輪場だということだ。
駅前にあるようなやつだ。普通の住宅街でそれは考えにくいが
他に理由が考えられないのだから仕方ない。
きっと駅前の繁華街クラスに人が集まるような何かがこの周囲にあるのだ。
身近すぎて気付かないだけで、目下話題沸騰中の
パワースポットか何かあるのかもしれない。近隣に長く住んでる僕の運気が
全く上がってない時点でそれはありえない気もするがわからない。


11月12日   Orange Sunshine

逃げ道が無い。


段ボール箱が必要だったので、
近所のスーパーで無料で配られていたミカンの箱を貰ってきました。
これに詰めて荷物を送ったら、受取人に
僕自身がミカンを箱で買ったと思われるのではないか、
実家ならわかるが独り暮らしでそれは珍しいな、
というかまだコタツも出てないような時期にそれは気が早いだろう、
慢性的にビタミンCを欲している風邪っ引き野郎なのかもしれぬ、
まったく自己管理のなってないマヌケな奴だ、などと
いわれの無いレッテルを貼られるのでは、と
強烈な被害妄想をしながら梱包を済ませたのです。

そしたらガムテープの本体を箱の中に閉じ込めかけたので、
危うくマヌケであることにいわれが無いどころか
確固たる裏付けを与える結果になるところだったのです。
自己管理がなってないからマヌケ、という論理を裏付けるわけではないのだが
それは救いではない。むしろあらゆる方向からマヌケであることが見抜かれる。


11月11日   Close Your Eyes

コンビニでも何でもそうなんですけど。


出先でドラッグストアを見つけたので寄りました。
我が家の最寄りにあり頻繁に行っているところと同じチェーンのお店で、
雰囲気や店内BGMは非常に慣れ親しんだ感じである一方、
当然ですが商品の配置やレジの位置は全然違う、という
何とも言えない違和感に、ちょっとした非日常を味わったのです。
部屋の模様替えをした翌日の朝、みたいな感じとでも言いましょうか。
知ってるはずなのになんか知らない感じになってる、
いやまあよく考えたら当たり前なんだけどね、的な。

あと、しれっと大事なものが無くなってる、
もとい、実際はあるんだけど違う場所に置いてあって
「あれが無いわけないじゃない」と一瞬焦る、というのも模様替えに似ています。
ドラッグストアにシャンプーが無いわけがないのだ。
部屋にテレビのリモコンが無いわけがないのだ。


11月10日   Dunk to the Pond

よくわからないがすごい自信だ。


しっかり味がついていますので
まずは何も付けずにそのままお召し上がりください、みたいなことを
お店サイドが言うのはいかがなものだろうか、と思うのです。
客サイドが自主的に課すマナーとしてはあってもいいと思う。
一口も食べずにいきなり卓上調味料を大量にぶっかけて
「お前の味付けなんか信用してねえ」と表明するのは
たとえお金を払っているとしてもお店サイドのプライドを傷つける可能性がある。
しかしそれはそれとして、変なことをするな、という根拠に
しっかり味が付いているから、を用いるのはどうだろう。
最初の一口目というのは最も強く美味しさを感じられるわけで、
そこに「お馴染みの調味料を付けたあの味」を入れたいからこそ
お店にやってきた人にとっては、たとえ調理段階で
どんな美味しい味がどれほど濃く付いてようと
それは想定していた味とは違うのだからベストの感動は得られないはずだ。
それだったら、元の味に調味料の味が加わって
やや濃すぎる味になるとしてもなおタレを付けて食べたほうが、
想定していた味には近く、満足感も得られるに違いないのではないか。

ただし、たとえばギョーザの場合、もし何も付けずに食べたとしても
「自分で酢醤油とラー油を付けて食べたとしか思えない味」がするなら
それは「味が付いてるから何も付けるな」と言ってもいいと思う。
それに何のメリットがあるかは知らない。
むしろお酢だけで食べたいお客などを逃がす結果になる。
とはいえそのリスクを負ってまでこだわるなら粛々と従う価値もありそうだ。


11月9日   Car of the Year

何が行われているのか。


夜中の交差点で信号待ちをしていました。
ううむ、青になってる側の道に何も通る気配が無い、
こんな時間にここはそうそう車通りも無いし
点滅信号にでもしてくれればいいのにな、
実際一つ手前の交差点は点滅信号だったし
道幅の広さや昼間の車通りで言えば
むしろそっちが夜中でも稼動してるほうが自然な気もする、
ここを点滅にしない理由が見当たらないのだが、
いったいどういう規準でするかしないかを選んでいるのだろう、と気になったので
青になるまでの時間でその理由を想像してみたのです。

結果、夜中に搬入などが行われる大きめのお店などが近くにあれば
車通りがあると見なされ点滅にならないのでは、と思い
周囲を見渡してみたのですが、
墓地の併設されたお寺ぐらいしか見当たらなかったので
よくわからなかったのです。
逆に夜中にここで何かしら搬入なり搬出なりが
頻繁に行われてるのだとしたら、それはもう車通りがどうとかの話ではない。
一刻も早く通過させてほしいから尚更点滅にしてほしい。怖い。


11月8日   Blue Wind

需要が多いと思う。


東京のスイーツ屋さんがグリコさんとコラボし、
プッチンプリンを使ったメニューを期間限定で提供する、というニュースを見ました。
その中に、プリンに醤油をかけてパスタに和えた
ウニ風クリームパスタ、というものがあるらしく、
ふむ、プリンに醤油でウニの味、というのは
そういう子供が工夫してやるようなジャンルのグルメにおいては
かなりメジャーな部類のものではあるが、
お金を取って実際のお店で販売するのは
なかなか珍しい試みではないかと思う、
プロが本気で作る、しかもコラボだから2つの企業の看板を背負って作るわけで、
ならばウニの味になるかどうかはともかく
美味しいものには仕上がるに違いないだろう、
成功したら同じような企画をどんどんやってほしいものだ、と感じた次第です。

同じぐらいメジャーな組み合わせといえば
キュウリにハチミツでメロン味、というものだが、
これはコラボ企画で作るのは難しいかもしれない。
まずキュウリ屋がない。キュウリ農家ならともかく
東京の真ん中で生のキュウリだけで勝負してるような店がもしあるなら
それはもうコラボとかしてる場合じゃなくて
早急に経営のノウハウ本を書くべきだ。そのほうがよほど儲かると思う。


11月7日   Saint Cloth

脳に刻まれた。


夜から朝方にかけてぐっと冷え込む、という予報を見たので、
その日の朝のうちに収納から毛布を引っ張り出し、
除菌消臭剤を大量に振りかけて部屋の隅に掛けておきました。
できれば一度外に干したかったが
天気も良くないということだったためやむをえない、
せめて昨日の時点で予報に気付き収納から出してれば
数時間でも外に干すことが可能だったかもしれないが、
まあ今さら言っても仕方ないだろう、
天日干しは次の機会ということにして、
とりあえず今日は暖かくして眠れる、ということに
最大限喜びを見出そう、と自分に言い聞かせた次第なのです。
そう、そんなふうにもしもの話で言うなら、
逆に今出さず夜になってからようやく「なんか寒いな」となってた可能性だって
普通にあるわけで、それでは手遅れだったのだからむしろ及第点だと言える。
上を見ればキリが無いのだから下を見て満足すべきだ。

下を見すぎた結果、毛布を出してなかったので寒くて寝られない、
じゃあ寝る前に風呂に入ろう、と入浴した結果
石鹸で滑って頭を打ちこの世を去るところまで具体的に想像が進んだ。
そこまでする必要は無かったのではないかと思う。
暖かくして寝られたとしても変な夢を見るのではないかと思う。


11月6日   Three Kingdom

何だこのオチは。


植物のパンジー、およびその原種である三色スミレは
様々な色があること、そしてフランス語で「物思い」を意味する
「パンセ」が「パンジー」の名に通じることから、
「恋」、特に「浮気」や「移り気」、そして「失恋」の象徴として
シェイクスピア作品をはじめとする文学・芸術の世界に
たびたび登場する花ですが、なんと現実の世界においても
「失恋」の特効薬として用いられていたことがあるのだそうですよ。
残念ながら科学的にはそのような効果は今のところ認められていませんが、
生薬として風邪やぜんそくの治療に使われたり、
リウマチなどにも効くのではないか、と研究されていたりするのは
事実であるようなので、もしかしたらそのうち
「心の傷を癒す」という効果が発見されることもあるのかもしれません。

あるいは、人類の性質のほうが変化して、
失恋すると風邪と同じような症状が出るようになる可能性もある。
失恋したあとどうなるか、というのは文化や人種によって様々だし
病は気からというから将来的にそういうふうになる可能性はゼロではないし、
それだったらパンジーで失恋を治せるというのは間違いでなくなる。
そうして、失恋直後の女性はオトしやすい、と考え
クシャミをしている女性に声を掛けたら
本当にただの風邪だったのであえなくフラれた、みたいな
悲劇というか喜劇というか、なエピソードが増えるかもしれない。
結局シェイクスピアの時代から悲劇や喜劇に
パンジーは付き物だというのは変わらないのかもしれない。


11月5日   When the Night Has Come

一緒にマクロビオティックやらされそう。


生き物が求愛のためにどんな行動を取るかはその種によって様々ですが、
毒のある虫を食べる、という驚きの方法で求愛する鳥がいるらしいですよ。
毒虫は鳥自体にとっても毒ですが
鳥の体内に巣食う寄生虫にとっても毒であり、
メスは寄生虫や病気の心配がない
健康的なオスをパートナーに選ぶ習性があるため、
繁殖期のオスは致死量にならない程度、
しかし寄生虫は駆除できるレベル、という
ギリギリの量の毒を自らの意志で摂取するのだそうです。
なんというか、すごいな、まさに文字通り命懸けの求愛だな、
人間の求愛がそんなんだったら大変だったろうな、と思う次第です。

もとい、ジャンクフードやB級グルメ、食品添加物などを
まとめて「毒」と断罪するような健康意識の高い女性であれば
僕が普通に食生活をしているだけでオトせるに違いないので、
あまり大変ではないかもしれないのです。
それはそれで今度は結婚したあとが大変だろうけど。
僕の好きなもの何も食わせてくれなくなるだろうけど。また別の話だ。


11月4日   The Cool Mist

傾奇者。


人間の体臭というのは食べ物や体調によって左右される部分はわずかであり
根本の部分はそれぞれが生まれ持ったもの、
その気になれば個人を特定する手段として
遺伝子や指紋と同じぐらいの精度で
体臭を使うこともできるだろう、とする説があるのだそうです。
警察犬などが犯人の持ち物を嗅いで追跡する、ということを考えると
なるほど匂いというのは指紋と同じで十人十色だな、と納得はできるのですが、
たとえばもし仮に、指紋を検出する技術よりも
匂いを検出照合し警察の捜査に役立てる技術が先に確立されていたら、
刑事ドラマなどはちょっと締まらない感じになっていたかもしれないな、
現場に残されていた遺留品の匂いを
特殊なマスクをつけた敏腕刑事が嗅いで覚え、
犯人が出没しそうな場所をくんくんしながら探し回る、という
珍妙な刑事ドラマがありえたかもしれないのだな、と思う次第です。

鼻の刑事。(これが言いたかっただけ)


11月3日   Open Sand

思い出は思い出のままにしておこう。


11月3日は「サンドイッチの日」です。
僕が選ぶ美味しいサンドイッチランキング1位の座に
20年以上君臨し続けているのが、
子供の頃、夏休みに親と一緒にプールへ遊びに行ったとき、
いつも帰りに寄る喫茶店で食べていたサンドイッチでありまして、
その後現在に至るまで、コンビニで売っているものはもちろん
ちょいとオシャレなカフェや美味しいパン屋さんなどにあるものも含め
様々なサンドイッチを食べましたが、
それを上回る美味しさのサンドイッチには出会えていません。
別にとりたてて変わったものが入ってたとか
調理法が違ってたとかいうのではないと思うので、
プールで遊んでお腹がペコペコに減ったときに食べていたからなのか、
あるいは、一年のうち夏だけしか行けなかった、
しかもひと夏にせいぜい2、3回ぐらいしか行けなかったために
「滅多に食べられないご馳走」に脳内でカテゴライズされていたからなのか、
まあそのへんの理由による補正なのだろうと思うのですが、
とにかく非常に美味しいものだった、と強く記憶に刻まれているのです。
今もあの喫茶店が残っているのかどうか知りませんけれども、
おそらく今行って、仮に当時と同じものが出てきたとしても
同じぐらいの美味しさを感じることはできないのだろうな、と感じる次第です。

あるいは、もし同じぐらいの美味しさを今なお感じられた場合であっても
「やはりここのサンドイッチは世界一うまい」とは確定せず
「僕の味覚と精神年齢が小学生時代から成長してない」
というだけの可能性もあるので油断はできないのです。
何にしても今行くとガッカリするに違いない。
潰れててガッカリするかあまり美味しくなくて幻滅するか自分が嫌いになるかだ。


11月2日   Double Fire

期待感があるので。


鍋で茹でてもいいしレンジで温めてもいいぜ、という冷凍食品のパッケージに
「選べる調理法!」と書いてありました。
確かに便利ではあるが、「選べる」と謳うのはなんか違う気がする。
味が選べる、とか、量が選べる、とかならアピールになるが、
たぶん調理法はどっちを選ぼうが
最終的な出来上がりにそこまで大差があるものではないだろうから、
「えーどっちにしようかな迷うなー」というものではない気がする。
当店のギョーザは焼きと茹でと揚げの調理法が選べます、とかいうのとは
これは根本的に意味が違うのではないかと思う。

いや、まあ僕はこれをレンジでしか作ったことがないから、
もしかしたら鍋で茹でれば、レンジのときとは
焼きギョーザと揚げギョーザぐらい違うものに仕上がるのかもしれない。
批判する前に一度やってみる価値はあるのかもしれない。
ただしそうなったらなったでそれは不本意だ。
焼きギョーザ食べようと思って買ってきたものが
揚げギョーザになってしまうのは避けたい。気分の問題がある。


11月1日   The First Contact

知らないが。


寝具メーカーのCMで、
今羽毛布団を買えば、たとえ一冬使った後であっても
「大して暖かくなかったな、要らなかったな」と思ったら
自由に返品してくれていい、というキャンペーンが宣伝されていました。
それは大胆な戦略だな、言葉どおりなら、この冬の間
誰でもタダで羽毛布団が使えるということだもんな、
一度使ってみてもらえさえすれば
「絶対返品したくないわ、一生使うわ」と思わせられるに違いない、という
絶対の自信が自社の商品にあるのかもしれないな、と感じたのです。

あるいは、一冬使う間に返品不能になるぐらいの破損が
必ず起こるようになってるのかもしれない。
とはいえ全部の布団にそんなことしたらクレーム必至だから
「まあ破れても不思議でない」「こちらに責任がある」と思うであろう消費者にだけ
そういう布団を売るのかもしれない。
たとえば掛け布団に名前を付けて
毎夜毎夜強く抱きしめながら寝るような独り身だ。
「毎日抱きしめて寝てたら破れたぞ」なんて恥ずかしくて言えないから
文字通り泣き寝入りして買い取るしかないのだ。
なんて悪どい商売だ。なぜかは知らないが被害者の感情が
手に取るようにわかる。なぜかは全く知らないが我が事のようだ。

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